沢田研二 「憂鬱なパルス」
from『REALLY LOVE YA !!』、1993
1. Come On !! Come On !!
2. 憂鬱なパルス
3. そのキスが欲しい
4. DON'T SAY IT
5. 幻の恋
6. あなたを想う以外には
7. Child
8. F.S.M.
9. 勝利者
10. 夜明けに溶けても
11. AFTERMATH
--------------------
先日執筆を終えた『Pray』収録全曲の考察記事では、昨年に引き続いて大長文連発となってしまいました。おつき合いくださったみなさまに感謝・・・温かいコメントもたくさん頂きまして恐縮です。
今後の更新予定ですが・・・夏からの『Pray』全国ツアー開幕まで、ジュリー・ナンバーのお題づくしで、なるべく長文になり過ぎないようにしながらできるだけ多くのお題を採り上げ記事を書いていきます。
5月いっぱいまでは完全に自由お題。6月に入りましたら恒例の”全然当たらないセットリスト予想”シリーズに取り組みます。全国ツアーを前にした数ヵ月というのは、毎年拙ブログの更新頻度が上がる時期なのでございます。
ツアーが始まりますとしばらく拙ブログではセットリストのネタバレ禁止期間とさせて頂きますので、その時にピー先生の「楽しい時は歌おうよ」や、ザ・タイガースのナンバー・・・あと、ジュリーファンも応援している若いアーティストの旬な作曲作品など書く・・・ことになるといいなぁ、と考えています。
ということで、今回は久々の自由お題となりますが・・・。
先日の「Deep Love」の記事にて、「次は思いっきりセクシーなジュリーの曲を」とmomo様にコメントを頂きまして。
さぁ困りました。僕はどうもその辺りのセンス(主に美的センス)が著しく欠けているようで、はてどの曲を採り上げたらよいやら・・・。
少年時代にテレビでタイムリーにジュリーを観ていて「色っぽいなぁ」と感じたことのある曲は、「麗人」。中性的なヴィジュアルが逆に「男」を際立たせているように思えて、エキゾティクスのスリリングな演奏(まぁ、当時は専門的なことはまるで分かっていませんでしたが)も合わせ、じっと画面に魅入っていたものです。
ただ、「セクシー」だと感じていたかというと・・・その頃そこまで熱心に観ていたわけではなかったかなぁ。
でも、今の僕は確かにジュリーに「セクシー」な魅力も感じています。一体どのくらいの時期から、どんな曲でそう感じ始めたんだろう・・・?
遡って記憶を辿ってみると、たぶんそれは、初めて「ライヴの」ジュリーを映像で観た時だったように思います。
やっぱりね、僕のようなセンスに劣る者でも、ジュリーがそのセクシーな魅力を爆発させるのはまずLIVEステージである、ということはどうにか嗅ぎ取れていたようです(当然、本格的にジュリー堕ちしたドーム参加以降、あらゆる時代のジュリーのステージ映像を観て「セクシーなジュリー」を数々認識させられることになります)。
その具体的な時期は、『ジュリー祭り』参加よりも数年ほど前の、いわゆる”第1次ジュリー堕ち期”の終盤。2006年くらいでしょうか。
ジュリーファンの盟友・YOKO君と競うようにしてポリドール時代のアルバムをすべて聴き終え、「今度は映像作品に手を出してみるか」ということで僕が最初に購入したDVD作品が『REALLY LOVE YA !!』でした。
僕にとってこれは、アルバムよりも映像を先に観た、という初めての作品でしたね。
楽曲の素晴らしさに感動し、すぐにCDも買った(当時はまだ普通に定価で売ってました)ほどですが・・・やっぱり1曲1曲についても、映像のインパクトの方が強かったのです。
ミック・ジャガーばりのブチ切れた無我のアクションで突き抜けるように歌う「F.S.M.」。
優しさ溢れるヴォーカルに加え、柴山さんのスライド・ギターも素晴らしい「夜明けに溶けても」。
額に汗を浮かべ髪を濡らして、美しい表情で何かを求めるように熱唱する「幻の恋」。
『REALLY LOVE YA !!』から僕はまずこの3曲にガツン!とヤラれてしまいましたが、もちろん他アルバム収録曲も名曲ばかりです。
その中から僕の感性で「セクシーなジュリー」をテーマにするとしたら、この曲でしょうか・・・。
これはいつもコメントをくださる何人かの方々が「大好きな曲」と挙げていらっしゃるのを拝見していた曲ですので・・・今回「リクエスト」にお応えする、という形で書かせて頂きます。
「憂鬱なパルス」、伝授です!
まずこの曲は、いかにも吉田建さんプロデュース期らしい、良い意味での”虚像としてのスーパースター・ジュリー”という狙いが他を圧倒して特に強く前面に押し出されたナンバーなのですね。
歌詞も曲もアレンジも、ロック・アートの雰囲気に満ちています。ジュリー自身がそれをどう受け止めていたかはともかく、やはりこういったアプローチは建さんがジュリーに求めてやまないところだったのでしょう。
前作『Beautiful World』では一歩後退したかに見えたそのコンセプトが、『REALLY LOVE YA !!』では「これが最後!」と言わんばかりの建さん気合のアレンジと共に復活。
「プロデューサーが絵を描き、ジュリーがそれを演じきった」アルバム・・・『RALLY LOVE YA !!』は現時点でその最後の作品となっていると思います。
元々『REALLY LOVE YA !!』がファンの間で特に人気の高いアルバムと言えそうですが、収録曲中でガッチガチにロックなアプローチが目立つナンバー2曲・・・”動”の「憂鬱なパルス」と”静”の「AFTERMATH」は、多くのジュリーファンの先輩方に特に高い評価を得ているようですね。
このアルバムから「セクシーなジュリー」を求めるならばこの2曲のいずれか、ということになるのではないでしょうか。今日は「憂鬱なパルス」を採り上げましたが、「AFTERMATH」も近いうちに書いてみたい曲です。
この2曲の比較対照には、面白いポイントがたくさんあります。「AFTERMATH」のお題記事ではきっと、今書いている「憂鬱なパルス」の記事から参照しての考察が度々展開されることでしょう・・・。
さて、「憂鬱なパルス」。
森雪之丞さんの詞は抽象的ながらも官能的で、フレーズの組み合わせから浮かび上がるイメージは、宇宙規模の孤独。つまり、ギラギラにグラム・ロックしてます!
僕は森さんの作詞について、自らの不勉強故、ジュリー・ナンバーのおかげでようやく正当な評価に至った、という情けない経緯があります。
今では大いにリスペクトする作詞家さんの一人。
森さん作詞のジュリー・ナンバーで一番好きなのは『単純な永遠』収録の「気にしてない」。次に『PANORAMA』収録の「君の憂鬱さえも愛してる」。続いてこの「憂鬱なパルス」でしょうか。本当に素晴らしい!
「君の憂鬱さえも愛してる」については少し色が違いますが、「気にしてない」「憂鬱なパルス」に見られるように、森さんの「言葉使い師」たる最大の魅力は、その「アブナさ」ではないでしょうか。あと、良い意味で「突き放した」ような感触があるのも森さんの詞の特性かと思います。
極彩色で尖った無数のカード(フレーズ)が、歌世界で幾重にも舞っているような感覚。メロディーの抑揚を最大限に生かす語感。
深い意味があるのか、まったくの無意味なのか。そのスレスレのところで聴き手に眩暈を呼び起こす・・・これは真の天才にしか許されない手法でしょう。
僕がタイムリーで流行歌として知っていた森さんの作詞作品には、実はそんな魅力を感じたことがありませんでした。語呂遊び的な要素の印象の方が強く、どちらかと言うと「好みではないな」と考えてしまっていて・・・今にして自分の不明をひたすら恥じるのみです。
森さん、ジュリー・ナンバーでこんな凄い刀を抜いていたんですねぇ・・・。
ジュリーはよくデヴィッド・ボウイと比較されることがありますよね?
ただ、そこでよく対象に挙げられるオールウェイズ期、エキゾティクス期のジュリーとデヴィッド・ボウイは、少なくとも楽曲コンセプトについては僕の中で全く重なりません。もちろんそう考察している方々は、たぶん僕の知らないヴィジュアル的な何かを見ているんだろうとは思うのですが・・・。
で、僕の中でジュリーとボウイがハッキリとシンクロするのは、圧倒的に吉田建さんプロデュースのJAZZ MASTER期です。特に『単純な永遠』は徹底されている、とすら思えます。
そういった狙いが、『REALLY LOVE YA !!』にはアイデアとして残されていて、「憂鬱なパルス」など収録曲のいくつかに引き継がれているような気がします。
これについては銀次さんの『G.S. I LOVE YOU』制作秘話を読んで、やっぱり僕の感覚は間違ってない、と思ったんですよね・・・。
銀次さんは建さんプロデュース期のジュリー・アルバムにおけるデヴィッド・ボウイ的アプローチを「自分自身がやり残したこと」と、ある意味羨望の気持ちで捉えていて、それが2000年『耒タルベキ素敵』の「アルシオネ」(銀次さんの作曲作品)で、ボウイのオマージュとして爆発したんじゃないかな・・・。
で、これが何の話に繋がるかと言うと・・・森雪之丞さんが1984年、『YOUNG SONG』のインタビューで、「影響を受けた人」として早川義夫さんと共にデヴィッド・ボウイの名前を挙げているのです。
それによりますと、森さんはボウイの初来日公演を観に行かれているんですね(羨ましい!)。
曰く
(本文まま抜粋)
初来日のステージを見たときは感激したなぁ。歌舞伎風の衣装で出てきて黒子がそれをどんどん取っていくんだよね。このとき僕のペンネームはぜったい歌舞伎の名前にしようと思って、次の日雪之丞と付けたんですよ。
『YOUNG SONG』1984年7月号掲載の森さんのインタビュー。
デヴィッド・ボウイの話題以外でも、ロックに目覚めたのはビートルズがきっかけだったこと、クレイジー・キャッツの思い出、キング・クリムゾンを詩の面から高く評価するなど、森さんが個性的なロック・パーソンであることが分かる興味深いお話が満載。2013年の今、改めてジュリーをロックに語って欲しいプロフェッショナルのお一人です。
森さんは当然、プロの流行作詞家となってもデヴィッド・ボウイのアルバムはずっと聴いていたはずです。例えば、あの「スペース・オディティ」の主人公、トム大佐が実は・・・とボウイが過去の自分の輝かしい名曲を衝撃的に叩き斬った「アッシュズ・トゥ・アッシュズ」の歌詞。それと同質のアブナさが、「憂鬱なパルス」の歌詞には感じられます。
「ロック・スターを演じる」歌い手が心を壊されていく・・・というシチェーションをさらに歌で「演じる」ジュリー。それこそが「憂鬱なパルス」の真髄。
アブナいジュリー=セクシーなジュリー、ってことにもなるのかな。森さんはやはり、ジュリーに自らの憧れのスターの姿を重ねていたのかもしれませんね・・・。
「憂鬱なパルス」のアブナい魅力は、森さんの歌詞だけに留まりません。佐橋佳幸さんの曲がまた、変態チックというのか・・・危険なムード満載です。
むしろ、佐橋さんのこの強力な曲がまずあって、森さんの歌詞が引き出された、という感じだったのでは・・・(この時期のジュリー・ナンバーがほぼ曲先であったことは確実と考えられます)。
大体この曲、何調で採譜すればいいんですかね・・・。
まず、サビを歌うジュリーのアカペラ導入部はニ短調。引き続いてパンキッシュなギター・リフが噛んできますが、ここは「D7→G7→C7」でニ長調ですか。
このギター・リフが冒頭、1番と2番の間、2番と間奏の間、と曲中のキメ部として三度登場していますから、スコアは基本これにあわせてニ長調の表記とするのが適当なのでしょう。まぁ、「ド#」「ファ#」に臨時のナチュラルが付きまくることにはなりますが・・・。
さらに
♪ ホテルのペルシャ絨毯
G7
転がる影が ワインで
C C(onB) Am Am(onG)
血を流して る 退屈さ ♪
Dadd9 G7 A7+9
歌メロ最初の「G7」・・・これがギターリフを受けてのニ長調のサブ・ドミナントかと思って油断していると、次節でとんでもないところに跳んで退廃的に美しいハ長調のクリシェへ。
従ってこの「G7」はハ長調のドミナントとして使われているもので、ギターリフの残像で聴き手をハメようという、佐橋さんが仕掛けた第一の罠のようです。
そうかと思えば2回し目では
♪ 裸になった天使が
G7
マッチで燃やす翼は 俺の孤独と
C C(onB) Am Am(onG) Dadd9 G7
ナ・ニ・シ・テ・ア・ソ・ブ・ノ ♪
E7 A7
この、「ナニシテアソブノ」の進行が歌詞に負けず劣らずアブナい。
1回し目で「A7+9」のジミヘン・コードに着地しているのはまだ可愛いくて、「あぁ、同ルートのハードな着地点を狙ったんだな」と思えますが・・・ここに登場する「A7」はサビのニ短調のドミナント。その直前に「E7」にカッ跳んでいくあたりから第二の罠が仕掛けられています。
サビでは、和音はそのままに「レ→ド→シ→シ♭」とルートだけがガクンガクンと下降していくという、元々サイケデリック・ロックで頻繁に使われ出し、その後定跡化した進行です。
この手の進行は先日執筆した「Uncle Donald」のサビでも採り入れられています。2曲から受けるイメージはずいぶん違いますけどね。
佐橋さんって、ネットでお顔を拝見すると、どちらかと言えば”カワイイ系”のイケメンなんですが・・・実はその温和な表情の奥に凄まじい攻撃性を忍ばせていらっしゃるようです。その辺りに、美しい奥様(松た○子さん)をゲットなさった秘密が隠されているのかも・・・(←単なる一般人のヤッカミ)。
もちろん吉田建さんのアレンジも危険でエグい!
不協スレスレ・・・とまでいかないまでも、一歩間違えばアンサンブルとして成立しない音階のピアノ・ソロと、建さん自身のベース演奏が特に尖りまくってます。
あとは、先に触れた「気にしてない」などもそうなのですが・・・尖ったコード進行のロック・ナンバーに、一見不釣り合いなストリングス(シンセですけどね)を絡ませる、という建さんの手法が僕の大好物で。
「憂鬱なパルス」では、無機的とも言うべき単調な旋律のストリングスが、表拍をひとつひとつ分断するようにサビ部を刻み続けるのです。また、Aメロでは同じ手法がたった2小節、突飛な箇所に顔を出します。「レ」の音の刻みが合う進行部だけを選んで挿入されているわけです。
こうしたアレンジは、元を辿ればビートルズの「アイ・アム・ザ・ウォルラス」に繋がる、最高にアブナいロック・ナンバーの象徴的手管だと思います。
そして”アブナい曲”を歌わせたら天下一品のジュリー。これはキャリアによる表現力の向上と言うよりも、完全に天性・・・ザ・タイガース時代の「美しき愛の掟」や洋楽カバー、ソロデビュー間もない『JULIEⅡ』の「純白の夜明け」「許されない愛」の頃から既に発揮されていた、ジュリーの持つ天賦の才でしょう。
僕にとって「セクシーなジュリー」とは、ステージ上の汗とワンセットかもしれません。少し息切れしているくらいの状態ですね。
CDだけでは分からない声の出し方・・・例えば「ゆ・う・つ・な・パ・ル・ス♪」と細かくブレスするように区切って歌うジュリー。もちろん佐橋さんの作曲段階からその歌い方は確定しているところなのでしょうが、CDとDVDではその部分の印象が全然違います。一語一語叩き斬るようなヴォーカルは、ジュリーの激しい動きと汗でさらに説得力を増しているようです。
いわゆる”歌唱”というものではなく、ロックではこういうヴォーカルを「上手い」とするわけで・・・やっぱりジュリーはロックの人であり、「憂鬱なパルス」は最高にロックなナンバーなのです。
CD音源の演奏についても大いに語るべきところは残されているのですが、またまた長くなってきましたので・・・最後にひとつだけ。
2番の「何十万の孤独が闇に濡れてる、退屈さ♪」の直後に噛みこんでくるリード・ギターは、先日「Pray~神の与え賜いし」で少し解説したワウ・ギター演奏の典型的な音色です。”ムックリ・サウンド”まで踏み込んではいませんが、演奏の最後に指を離す瞬間の”ぎゅわん”という歪みがワウ・ギターならではのニュアンス。
これは柴山さんのレコーディング・トラックなのかなぁ・・・。でも、今の鉄人バンドで「憂鬱なパルス」が演奏されるとしたら、このパートは下山さんが弾くような気がしています。
ちなみにこのワウ・ギター、まったく同じ設定でエンディングのサビ繰り返し部のヴォーカルの後でもギャンギャン鳴ってます。
注意しないとほとんど聴き取れないのが勿体無いようにも思いますが、ヴォーカル・アルバムのミックスとはかくあるべし、かもしれませんね・・・。
さて、次回更新のお題はもう決めています。
普段の楽曲考察とはスタイルを違えた記事になりそうなのですが・・・今回の「セクシーなジュリー」に続いて今度は「純真なジュリー」とでも言いましょうか。若きシンガーソング・ライター作品としてのジュリー・ナンバーを採り上げる予定です。
『ジュリー祭り』でも歌われたこの曲・・・と言ったら、さすがにバレバレかな~?
それでは。
暑くなったり寒くなったりで、僕は遂に風邪をひいてしまいました。まぁなんとか寝込まずに来ていますが。
みなさまもどうかお気をつけて!
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コメント
DY様こんばんは。
『REALLY LOVE YA !!』、の中で一番ライヴで聴きたい曲です。
ホント、考えて見ればよく寄ってたかってこんなアブナイ曲を作って歌って聴いてるな~。(笑)
「ナ・ニ・シ・テ・ア・ソ・ブ・ノ」って
イ・ケ・ナ・イことしかないでしょ~?
『単純な永遠』の
「気にしてない」を聴きながら
「気にしてない~」・・・ふ~ん。
「気にしてない~」・・・ホント?
「気にしてない~」・・・ハイハイ。
「気にしてない~」・・・どーでもいいけどいきなりバクハツせんといてね。
などとツッコミ入れてたっけ。
こういう詞を書ける人ってどういう発想してるんでしょう。
セトリ予想は・・・私もいくつか想像してますが(ほとんど勝手な願望)当たりそうもないのでやめておきます。
久々のポップなお題やっぱり、ほっとしますね。
投稿: nekomodoki | 2013年4月11日 (木) 00時21分
DYさん、お邪魔します。
この曲、大好きです!どれをとっても素晴らしいけど、中でも、ロック・スターとしてのジュリーとシンクロさせた耽美的な詞が絶品です。歌唱に関しては、個人的な感想ではありますが、S感覚とM感覚が表裏一体となっているライブDVDバージョンのほうが好きです。もし、これを今のジュリーが歌うとDVD以上にパワフルなシャウトになるのかな?でも、耽美的な美しさは、あまり感じさせないだろうな…近年のジュリーのステージは、生身の男の色気を感じさせるところが良いところだと思っています。
追伸:DYさんの森雪之丞さんへの評価が変わったきっかけは、ジュリーだったんですか。私の場合は、小学校高学年の頃、渋柿隊さんの楽曲を楽しんでいたので、自然に名前を覚えました。平成になってジュリーのアルバムで御名前を見つけたときも『さすがだな~、上手いな~』と思って、歌詞カードを読んでいました。
投稿: 74年生まれ | 2013年4月11日 (木) 03時58分
おお、自分の個人的ベスト10に入る
「憂鬱なパルス」ではありませんかーー~~♪ ヤッタネ
頭から終わりまで、
バンドのサウンドも声も楽曲も、
すべてが無問題でかっこいい(*ノv/)
いつかライブでやってほしい!
というむりに近い願望を自分はまだ捨てていません
投稿: ぬこ | 2013年4月11日 (木) 10時25分
nekomodoki様
ありがとうございます!
「気にしてない」の記事にも少し書いたんですけど、メロディーを最大に生かす森さんの語感は凄いです。「時計」と「I don't mind」を同じメロディーに配置するセンス…天才です。
危ない歌を歌うジュリーも天才!
これは、建さんプロデュース期のジュリーナンバーの特性でもありますね。
☆
74年生まれ様
ありがとうございます!
なるほど、DVDでのジュリーは正にそんな感じですね。
ちょっと甘えている…というか、からかっている、みたいな感じもしますし…いずれにしろ凄いヴォーカル・パフォーマンスですよね。
渋柿さんにつきましてはですね…高校1年の時に、運動会の応援団に選出され(てか、ハメられた)、全校生徒の前で「100%...Soかもね」に合わせて踊る、という痛恨の体験が長年のトラウマとなり、歌詞について深く考えたことがありませんでした…。
☆
毎度すみません、一度切ります~。
投稿: DYNAMITE | 2013年4月11日 (木) 17時48分
DY様
ただ一言…大好物です。ご伝授ありがとうございます
それにしても、このDVDを観たとき、「どうして私はタイムリーにアルバムを聴いていたのにLIVEに足を運ばなかったのか」と悔やんだものです。
また、このDVDでのLIVE終盤の畳み掛けるような選曲は何回観ても素晴らしい
LIVE用のアレンジの効果もあるのでしょうが、「こんなカッコいい曲だったのか」と改めて好きになった楽曲の宝庫です。
投稿: Mr.K1968 | 2013年4月11日 (木) 21時01分
DYさま、こんばんは。
>CDだけでは分からない声の出し方・・・例えば「ゆ・う・つ・な・パ・ル・ス♪」
完全に同意でございます。
CDでは一音一音のニュアンスがすべて違って、どこで発声しているのか何度聴いてもすごく不思議。
喉ではなく胸から直接発してるんじゃないかと疑ってしまうほどです(そんな訳ないんですけど)。
胸にまっすぐ突き刺さる、この曲のヴォーカルで私が一番好きな箇所です。
投稿: だんぼ | 2013年4月11日 (木) 22時44分
瀬戸口様
こんばんは。
セクシー曲ありがとうございます。
90年代から選んだのがDYさまらしいです~
「憂鬱なパルス」は、DVDの方がいいな。
詞もステキ、曲も不穏(笑)お見事なんだけどあまりにアートなんだもん(笑)クリエイティブな世界観が見え見え?ジュリー、どうなのこれ?と(笑)
建さんがこれをジュリーに歌わせたかったのはわかります~
こころを壊されていくロッカーですか?建さんたらイージーですわ。
で、ナマで歌う(観客の前でね、ここが大切)ジュリーはこれをぐっと自分の肉体に近づけていて、アートにスキを入れているみたい。素が見え隠れして、そこがわたしにはセクシー♪そこがジュリー♪
踊りながら歌うジュリーは大好きです!
Come On!!Come On!!は、もっと自由だから、もっと好きです。
若いわ~♪この年と次の年はジュリーが痩せたんです~
キレがあります、やっぱり(笑)
デヴィッドボウィの初来日、行きました~
厚生年金会館でした。時代を感じる(笑)
今までのロックと違う、ヒェ~~カッコイイ!
この時Tレックスも来ると言うので、迷ってボウィへ。
どうせなら両方行けば良かったw昔からミーハーでした(笑)
どっちもそれ程ポピュラーな存在ではなかった記憶があります。
ジギースターダストは今でもいちばん好き!
音楽的なことはわからないけど、ヴィジュアルな共通点での評価は大事ですわ。
二人ともあれを初めてやっちゃうって、凄いことですもの。
ロックのエポックのひとつですね。
投稿: momo | 2013年4月12日 (金) 00時47分
DY様
このアルバムは良く聴いていました。次々と新しい作家作品が聴けて新鮮でした。私のお気に入りは、しょこたんパパ作曲の「勝利者」でした。ライブバージョンは意外とセクシーだと思いました。
さてお題曲ですが、当時、作曲者の佐橋佳幸さんを知らずにいたら後に、佐野元春さんのバンド「ザ・ホーボー・キング・バンド」のギターリストとして参加されました。既に売れっ子ギターリストだったようですね。
作詞の森雪之丞さんは、作品タイトルがユニークで、よ〜く知っていましたよ。郁恵ちゃんの「アル・パシーノ+アラン・ドロン<あなた」は傑作でした。それより何より、雪之丞という名前からして怪しい雰囲気がありますよね。
ですから私も皆さん同様、この曲のライブバージョンには殺られてしまった一人です。
ついでに、アルバム「ストリッパー」の建さん作品「シャワー」ですが、「吉田建が、ボウイ風の曲を書いてくれました」と、ジュリーがラジオで語っていました。残念ながら私は、ボウイの歌を一度も聴いたことがありません。何故か興味が無くて。
そうそう、ショーケンのツアーも始まりましたね。地元に来るので楽しみです。
投稿: BAT OUT OF HELL LOVE | 2013年4月12日 (金) 04時46分
ぬこ様
ありがとうございます!
この曲、ベストテン入りするほどお好きでしたか~。ぬこ様のフェイバリットとして「光線」「ミュータント」「Muda」は覚えていましたが…なるほど「憂鬱なパルス」がその中に加わっても違和感が無いですね。
今後のライブで聴く機会はありそうな曲だと思っているのですが…でもさすがに「ミュータント」は無理のような気が
☆
Mr.K1968様
ありがとうございます!
以前この曲をお好きだと仰っていたこと…覚えていましたよ!
今回は勝手ながら、Mr.K様のリクエストにお応えする、という気持ちもありました。無事お読み頂けて良かったです。
『REALLY』のライブ、セットリストは完璧ですよね。アルバム曲とそれ以外の曲の組み合わせも最高だと思います!
☆
細切れすみません
また一度切ります~。
投稿: DYNAMITE | 2013年4月12日 (金) 14時21分
母親の13回忌で帰省し、しばらく留守にしておりました。
頂いていたコメントへのお返事が遅れ申し訳ありませんでした…。
☆
だんぼ様
ありがとうございます!
ご指摘の箇所はこの曲で僕も一番好きです。
仰る通りで、単に一語一語を切るように連呼しているのではなく、ひとつひとつのニュアンスが違うのが凄いです。
胸から直接発している声…素晴らしいお言葉です。正にそんな感じですね。
☆
momo様
ありがとうございます!
さすがは、建さんプロデュース期に厳しいmomo様…アートにスキを入れている、そこに見える素のジュリーがセクシー、というのはmomo様ならではの着眼です。
ボウイの初来日ですとかツェッペリンですとか…いつもお話を詳しくお伺いしたいと思っておりますが、いざお会いするとお互いにジュリーの話しかしませんね~
☆
一度切ります。
すぐ続きます!
投稿: DYNAMITE | 2013年4月15日 (月) 12時32分
BAT OUT OF HELL LOVE様
ありがとうございます!
「シャワー」についてジュリーがそんな話をしていましたか!
僕はあの曲にはザ・キュアーのようなニューサイケデリックの狙いを感じたのですが…なるほどそう言われますとボウイのエッセンスもあります。
その辺りも含め、銀次さんのブログでジュリーアルバム制作秘話再開を期待しているのですが…。
BAT OUT OF HELL LOVE様の、ラジオなど昔のジュリーの洋楽を絡めたちょっとした話題の思い出のコメント、いつも楽しみにしております!
投稿: DYNAMITE | 2013年4月15日 (月) 12時44分
こんにちは。
わー、この曲、私も大好きです。
アルバムの曲、どれも好きです。
憂鬱なパルスとF.S.Mで踊り狂えます(笑)
私、このライブ、本編で踊りまくり、
怒涛のアンコールで、更に、本当に狂ったように
踊り、燃え尽きました(爆)
今年の正月ライブも最高でしたが、また、あんな
激しいライブを演っていただきたいわ~。
投稿: kobokkorin | 2013年4月15日 (月) 16時49分
kobokkorin様
ありがとうございます!
「F.S.M」の記事にコメントを頂いた時にも思いましたが、このライヴを生で観ていらっしゃるというのは本当にうらやましい…。
「踊り狂う」…それが正解、当然かと思います。DVDで観るだけでもあれだけ圧倒的ですから、生で観たら理屈など吹き飛ぶでしょう。僕はファン歴が浅いので、そんな体験がまだまだ少ないのが残念です。
その分これから先のステージは集中して記憶と文章に留めていくつもりです。
いわゆる「派手で激しいステージ」は、ジュリー70越えの時にもう一度やってくれるのでは…と密かに期待しています。
投稿: DYNAMITE | 2013年4月16日 (火) 12時04分
DYNAMITE さん
随分遅れたコメントでごめんなさい。
『REALLY LOVE YA !!』
リアルタイムで聴いてなくて8年ほど後に聴き、DVDを見て、ライブに参加したかったと
後悔したのは言うまでもありません。
赤坂さんのBS番組バージョンもいいですよね。
ところで、ちょっと気になりましたのでコメントしました。
BAT OUT OF HELL LOVE さんが
>しょこたんパパ作曲の「勝利者」
とコメントされていますが
しょこたんパパは中川勝彦さんです。
♪あなたを想う以外には
共々作曲は中川進さん です。
昨年のライブの動画もたくさんありました。
ttp://www.youtube.com/watch?v=YzLyIRhZgSo
投稿: くれーぷ | 2013年4月23日 (火) 10時37分
くれーぷ様
ご指摘ありがとうございます。
映像は見ていたのですが、長い間、間違えて思い込んでいました。
重ねて感謝申し上げます。
投稿: BAT OUT OF HELL LOVE | 2013年4月23日 (火) 17時14分
くれーぷ様
ありがとうございます!
くれーぷ様がこの年のライブに参加していらっしゃらなかったとは!
さぞご無念かと…。
中川さんのお話、いずれにせよ僕は何も知りませんでした
教えて頂きありがとうございます!
☆
BAT OUT OF HELL LOVE様
ご丁寧にありがとうございます!
僕なんて後追いファンですから、思い込み、勘違いはしょっちゅうです。
『太陽にほえろ』でドック刑事登場を機に井上バンドの後を受けた大野さんのバンド「フリーウェイズ」を昔から知っていて…そのイメージのせいでしょうね、ジュリーファンになりたての頃、井上バンドの次、ということでしばらくの間オールウェイズとフリーウェイズを混同しておりました…
投稿: DYNAMITE | 2013年4月23日 (火) 18時57分