沢田研二 「白い部屋」
from『A面コレクション』
original released on 1975、single
disc-1
1. 君をのせて
2. 許されない愛
3. あなただけでいい
4. 死んでもいい
5. あなたへの愛
6. 危険なふたり
7. 胸いっぱいの悲しみ
8. 魅せられた夜
9. 恋は邪魔もの
10. 追憶
11. 愛の逃亡者
12. 白い部屋
13. 巴里にひとり
14. 時の過ぎゆくままに
15. 立ちどまるな ふりむくな
16. ウィンクでさよなら
disc-2
1. コバルトの季節の中で
2. さよならをいう気もない
3. 勝手にしやがれ
4. MEMORIES(メモリーズ)
5. 憎みきれないろくでなし
6. サムライ
7. ダーリング
8. ヤマトより愛をこめて
9. LOVE(抱きしめたい)
10. カサブランカ・ダンディ
11. OH!ギャル
12. ロンリー・ウルフ
13. TOKIO
14. 恋のバッド・チューニング
disc-3
1. 酒場でDABADA
2. おまえがパラダイス
3. 渚のラブレター
4. ス・ト・リ・ッ・パ・-
5. 麗人
6. ”おまえにチェック・イン”
7. 6番目のユ・ウ・ウ・ツ
8. 背中まで45分
9. 晴れのちBLUE BOY
10. きめてやる今夜
11. どん底
12. 渡り鳥 はぐれ鳥
13. AMAPOLA
14. 灰とダイヤモンド
--------------------
前回更新の「遥かなるラグタイム」と同じ、1975年リリースのお題が続きます!
最近ブログで「ヤマトより愛をこめて」や「確信」の記事を書いて、僕は改めて『ジュリー祭り』のセットリストに思いを馳せる機会がありました。
僕のジュリーLIVE出発点であるセットリスト。
当然、僕が「生のLIVEで聴いたことがある」というジュリー・ナンバーは、すべて『ジュリー祭り』含め、それ以降に歌われた曲達です。
ツアーのインフォが来る度に
「今度のツアーでは、70年代アルバム収録曲とかシングルB面曲とか、レアなナンバーを聴きたい!」
という欲望に駆られることもあるけれど、でもそれは贅沢なことだ、とも理解していて。
それに、近年の作品中心のセットリストにいつも蓋を開けてから感銘を受け、「やっぱりジュリーは凄い」と毎回のように大満足します。
ただ、ちょっと気になっていることもあって・・・。
それは、レアなナンバーはともかくとして、最近歌われていない70年代や80年代のシングル・ヒット曲のことなんです。
ひょっとしたら、ジュリーが「歌いたい」ヒット曲のほとんどは『ジュリー祭り』に詰め込まれていて、ジュリーはそれ以外の曲についてはもう歌ってくれないのでは・・・というヒヨッコならではの心配事。
この感覚は、長くジュリーLIVEに参加なさってこられた先輩方には、ピンと来ないかもしれませんね・・・。先輩方は『ジュリー祭り』以前に何回も、それらの曲を体感なさっているはずですから。少なくとも、『A面コレクション』収録のシングルは全部LIVEで聴いたことあるよ、と仰る先輩がほとんどでしょう。
『ジュリー祭り』が大成功に終わって4年以上が経ちました。
あの夢のような時間のその後、僕が「初めて聴く」シングル・ヒット・ナンバーがジュリーのツアー・セットリストに採り上げられたのは、何と2010年お正月の『歌門来福』で歌われた「LOVE(抱きしめたい)」ただ1曲、という状況です。
これは確率としても極端に低いのでは・・・。
『ジュリー祭り』で歌われたヒット曲の多くについては、その後改めて聴く機会がありました。でも、『ジュリー祭り』堕ちの僕にとって、未知のセットリストであるシングル・ヒット曲のほとんどが、4年間ずっと残されたままです。
「近いうちに生で聴けるだろう」と期待を込めながら拙ブログの考察お題に採り上げ記事執筆済みの曲だけをとってみても、「死んでもいい」「立ちどまるな ふりむくな」「ロンリー・ウルフ」「恋のバッド・チューニング」「麗人」「AMAPOLA」「灰とダイヤモンド」・・・僕はそれらの曲達をまだ体感できていないのです。
「レアな曲や、個人的に思い入れの強い曲を」というのはファンの我儘だとは思っているけれど
「最近ご無沙汰のシングル曲を歌って欲しい」
という思いはそれほど贅沢な願望ではない、これから充分あり得るはず・・・と勝手に今一度熱い期待を持ちつつ今日は、一般的にもジュリー最強アイテムと考えられる『A面コレクション』の中から1曲、渋いところをお題に採り上げたいと思います。
「白い部屋」、僭越ながら伝授!
この曲、僕の手元にはそれぞれ違うスタイルで4種類のスコアがありますが・・・今日の参考スコアとしてご紹介したいのは、これです。
『明星』1975年4月号付録の『YOUNG SONG』。
いやぁイイ感じの写真ですね~。撮影されたのはちょうど今頃の季節だったのかな?
これは、僕が小学4年生に上がる直前の春休みを過ごしていた頃の歌本ということになります。
『YOUNG SONG』の場合、膨大な収載曲の中で、巻頭カラーページに選ばれた曲が「本誌イチオシ!」のトップスターの新曲という位置づけ。当然、ジュリーの新曲(!)「白い部屋」もカラーページに抜擢、収載されています。
当時人気絶頂の大スター達・・・1975年3月頃に歌謡界で話題となった新曲って、どんなのがあったんだろう?と、「白い部屋」以外の巻頭カラーページをパラパラとめくってみますと。
西城○樹「この愛のときめき」
桜○淳子「ひとり歩き」
ジャ○ーズ・ジュニア・スペシャル「ベルサイユのばら」
郷○ろみ「わるい誘惑」
アグ○ス・チャン「愛の迷い子」
フィン○ー5「華麗なうわさ」
南○織「女性」
野口○郎「私鉄沿線」
荒川務「僕を許して」
山口○恵「湖の決心」
さすがは、DYNAMITEクソガキ時代にまで遥か遡る1975年のヒット曲・・・僕、「私鉄沿線」以外まったく知りません!
てか、おひとりだけ名前を見ることすら初めてなもので、敢えて伏字にしなかった荒川務さん・・・どんな人かなぁ、と検索してみたら、ミュージカル『ヘアー』のクロード役を演じたことがある、と出てビックリしました。
後追いタイガース・ファンの僕が、一昨年にトッポ繋がりで遅まきながら知った『ヘアー』にも、多種様々な公演があったんですねぇ・・・。
とまぁこんな調子なのですから、僕が「白い部屋」を幼少時代に観た、聴いたという記憶が無いのも無理からぬ話です。
初めてこの曲を聴いたのは、『ROYAL STRAIGHT FLUSH』を3枚とも聴き終え、アルバム大人買いの”第1次ジュリー堕ち期”を軌道に乗せた頃。
YOKO君に『A面コレクション』を借りた時でした。
なんせ、「君をのせて」も「あなただけでいい」も「死んでもいい」も「魅せられた夜」も「恋は邪魔もの」も「愛の逃亡者」も「巴里にひとり」も初めて聴く、という超ヒヨッコ。
繰り出されるきらびやかな楽曲群の中にあって、どちらかというと地味な曲想の「白い部屋」は、当初あまり心に残りませんでした。
再評価に至ったのは、CD『KENJI SAWADA』購入時。
フランス語、英語の世界的戦略ナンバーが居並ぶ企画盤の中、「時の過ぎゆくままに」「追憶」と共に、リリース時期の近い日本発シングル曲として収録された「白い部屋」がラストを飾る構成・・・これには新たなインパクトを感じたものです。
『KENJI SAWADA』のオシャレな世界観、その最後の最後にスッと投げ込まれた、いかにも邦楽ならではのシンプルな短調のメロディーが光っていました。
『A面コレクション』を聴いた時、僕がまず「白い部屋」について持った感想は
「あれっ?いかにもサビで転調しそうな流れなのに、そのままの短調で最後まで押すのか・・・」
というものでした。
特に70年代のジュリー・ナンバーには、ルート音はそのままに、サビでバ~ン!と短調から長調へと転調する「同主調同士による近親移調」と呼ばれる手法を採り入れた作曲作品が、本当に数多くあります。
ちょっと切なげな導入から、躍動的な明るいサビへ。
同主調移調のナンバーは、天才的な表現力を持つジュリーのヴォーカルにはピタリと合っていて、とりわけゴージャスな歌となるのです。これはジュリーの必殺技のひとつです。
例をいくつか挙げてみますと・・・。
まずは、個人的イチオシのアルバム『JULIEⅡ』の中に、2曲も見つけることができます。
・「二人の生活」・・・ニ短調に始まり、サビ「誰も知らない♪」からニ長調へ。
・「愛に死す」・・・この曲はテープ・レコーディング時代の名残でピッチがハッキリしませんが、過去に執筆済の自分の記事を踏襲しますと、イ短調に始まりサビの「この世に♪」からイ長調という理屈。キーがどうであれ、同主張移調であることには間違いありません。
これら『JULIEⅡ』の2曲は、まぁアルバムの1収録曲という立ち位置ですが、もちろん『A面コレクション』収録のシングルにも例はありまして。
・「魅せられた夜」・・・ロ短調から始まり、サビ「あぁ、あなたはその♪」からロ長調へ。
・「追憶」・・・ホ短調に始まり、サビの「オー!ニーナ!忘れられない♪」からホ長調へ。
そしてもちろん、ずっと時を経て最近のジュリー・ナンバーにも例はあります。
・「涙色の空」・・・ト短調に始まり、「君の傷跡♪」からのサビ部がト長調。
といったように・・・どの曲も、ちょっと寂しげな曲調で切々と歌っていたのが、サビでスパ~ン!と視野が開け、漲る決意や明るい希望を感じさせるジュリーの躍動的なヴォーカルが炸裂します。
これをして、同主張移調のナンバーは基本的に(ジュリーであればこそ、の)シングル向きで豪華な楽曲構成と言えるのです。
では、何故「白い部屋」作曲者の加瀬さんは、この曲で長調への転調を避けたのでしょうか。
旋律だけとってみれば、「白い部屋」のサビを長調に移調させるにあたって、技術的に無理な要素はまったくありません。
この曲はホ短調で、サビのメロディーは
♪ (ミミミファ#ソファ#ミ ミミミレドシド)
あなたが消えて こんなに部屋は
Em Am
(シシレ#レ#ファ#ファ#ミファ# ミフ#ァソ)
うつろに冷たい ばかり
B7 Em
となっています。
これがもし、サビでホ長調に転調したとすると
♪ (ミミミファ#ソ#ファ#ミ ミミミレ#ド#シド#)
あなたが消えて こんなに部屋は
E A
(シシレ#レ#ファ#ファ#ミファ# ミフ#ァソ#)
うつろに冷たい ばかり
B7 E
というふうにメロディーとコードが変わるでしょう。
このように、ド素人の僕ですら簡単に「白い部屋」のサビを長調に書き換えることは可能です。
以前、”ピアノの料理人”泰輝さんのLIVEについてのしょあ様のレポートで
「この音を半音上げたり下げたりするだけで、明るい感じ、暗い感じと曲が変化する」
という実演コーナーがあったと拝見しましたが、それこそが同主調同士による移調の基本理論。
ホ短調の「白い部屋」のサビをホ長調に移行するには、その理論を応用し、和音に載せた時に「半音だけ上げなければならない音」をいくつかピックアップしていけば良いのです。残りの音階はまったくそのまま。
間違いなく、サビで転調した方がよりゴージャスになり得る曲調・・・しかし、ヒット曲の手管を知り尽くした加瀬さんは敢えて「白い部屋」ではそれをしませんでした。
理由としてまず考えられるのは、近い時期にジュリーは同様の手法によるナンバーで「魅せられた夜」「追憶」の2曲をシングル・リリースしているので、イメージが固定してしまうのを避けたのでは、という推測。
特に「追憶」は同じ加瀬さん作曲のナンバーだったわけですからね。
考えられるもうひとつの理由・・・これが個人的推測の本命なのですが・・・山上路夫さんの歌詞にシンクロさせての”完全短調進行”が加瀬さんの狙いだったのではないかと。
70年代はまだまだ詞先の曲作りが基本だったでしょうから、加瀬さんも詞の内容からインスピレーションを得て曲調を練っていたはず。
前述したように、サビ部の歌詞はAメロ部を引き継いでのやるせない孤独、後悔、悲しさに満ち、「白い部屋」というタイトルの決め手となっています。そんな箇所がが明るい長調のメロディーになるのはおかしい、という加瀬さんの思いがあったのではないでしょうか。
そう考えると、「魅せられた夜」「追憶」など先に挙げた同主調移調のナンバー達を「白い部屋」と比較した時、サビ部の歌詞が前向きな内容となっていることに改めて気づかされます。一方「白い部屋」は、サビでむしろ慟哭が深まるわけですね。
ということで、今日はここまで多少専門的な考察になってしまいましたけど・・・これは、3月11日発売のジュリーの新譜『Pray』に、同主調同士の移調ナンバーが1曲入っているんじゃないか、という思いつきからの執筆でもありました。
意外と柴山さん作曲の「Fridays Voice」あたりがそうなんじゃないか、なんて予想しながら・・・やっぱり最近の僕はジュリーの新譜のことを毎日考えずにはいられないというわけです。
最後に。
今の僕が、「白い部屋」を初めて聴いた数年前よりも、この曲のことを何倍も好きになっている・・・そのごく最近のきっかけについて少しつけ加えたいことがあります。
もうピンときていらっしゃる方も多いでしょうが、やっぱり『夜のヒットスタジオ』DVDを鑑賞できたことがものすごく大きいんです。
僕はとにかくジュリーLIVEへの参加を第一に考えて小遣いをやりくりしていますから、値の張る『夜ヒット』DVDは未だ購入できていません。
しかし昨年、そんな事情を汲んでくださった先輩方が、僕ら夫婦をDVD鑑賞会に誘ってくださって・・・disc1、5、6の鑑賞(先輩のマニアックなチョイス!)をご一緒させて頂いたのです。番組出演当時のジュリーの様々なエピソードなど、タイムリーなジュリーファンの先輩方ならではの解説付であの映像を楽しめるのですから、こんな有難い幸せなことはありません。
で、「白い部屋」ってdisc-1の初っ端じゃないですか。僕のまったく知らない頃の若きジュリーの美貌も新鮮で、当然ながらインパクトも強いわけです。
熱唱するジュリーの映像を観ながら
「まるで女優さんを撮ってるみたいでしょ?」
と仰った先輩の解説が強く心に残っています。本当にそんな感じですからねぇ・・・。
何より、あのヴォーカルです。
当たり前のことなんでしょうけど、ジュリーは楽しい歌は楽しく歌い、力強い歌は力強く歌い、悲しい歌は悲しく歌います。歌の本質に、心ごと身体ごと瞬時に入りこむことができるのです。
『夜ヒット』の「白い部屋」は、CDで聴くよりも一層の深い悲しみに満ちていました。そして、孤独や後悔の表現が伝われば伝わるほど、この曲は素晴らしい。悲しいのに、癒されるんですよね。
もちろん、2003年のLIVE『Love & Peace』でのこの曲(この貴重なアコースティック・ヴァージョンが、一番最近歌われた「白い部屋」ということになるのでしょうか。柴山さんが原曲アレンジのトランペット、ピアノ、アコギの3つのパートを一人で弾きまくるという、凄まじい神技を見せてくれますね)もとても良いですし・・・。
後追いでDVD映像を観ただけでここまで素晴らしいのですから、ジュリーの生歌で直に体感することができたら、一体どれほどの感動なのでしょう。
「白い部屋」をはじめ、未だ生で聴いたことのない『A面コレクション』収録のシングル・ナンバーの数々・・・是非、その半分くらいでもこの先のLIVEで体感したいなぁ・・・。
と、ヒヨッコファンはこんな辺境の場所からひっそりと、ジュリーに届かぬお願いをしてみるのでした。
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コメント
DY様 こんばんは。
「年貢」は無事に納入し終えたでしょうか?
4枚の納入書、みごとにばらけて全部使うはめに。近くのゆうちょ銀行の一か所しかないATMでの振り込みがヒンシュク買いでした。
「白い部屋」
「死んでもいい」に並ぶ「いじいじソング」の名曲ですね。当時はちょっと苦手な感じもあったんですが。
泰輝さんのライブ私も行きました。
「チューチップちゃんの世界旅行」・・・ん?「時間旅行」の方だったかな。短調にすると急に物悲しくなるんですね。
投稿: nekomodoki | 2013年3月 2日 (土) 22時12分
DY様、こんばんは。
メロティーの音名を書いてくださっていたので、ホ長調で歌ってみました。
確かに明るくて歌詞と全然合わないですね〜(笑)。
「白い部屋」は、男性視点ですよね。
出てくる女性が、男性にとっての理想の女性というか、当時の男性が求めるtypicalな女性像すぎて、女性としては感情移入しづらい(かった)んじゃないかな・・・と思いますが、どうでしょうか。
私も76年以前のジュリーは、ほとんど思い出せません。
でも、今になって当時の写真を見ると、知っている、見たことがあると思うものがたくさんあります。
姿と名前が結びついていなかったというのもありますが、驚くのは「漫画で見た」ものが多いことです。
きっと当時の少女漫画家さんが、ジュリーの写真を美しいと感じて、自分の作品の片隅に模写したのでしょうね・・・。
投稿: A.F | 2013年3月 3日 (日) 01時40分
DY様
DVD「夜ヒット」を是非購入して下さいね。在庫切れになる前に。
この記事もまた音楽をされている方の鋭いご意見ですね。加瀬さんの曲作りの傾向から、サビ部で短調から長調へ変わる曲にしてもおかしくなった。でも詞先で詞の内容に合わせて、転調をしなかったと。それは自然なことですよね。でも曲調としては転調すると、歌い手も聞き手も気持ちが良いのでヒットの要因にはなりますよね。『追憶』では、プラス「ニーナ」という名前が良かったんですよ。子供に「にいな」とつけた人が多かったようですよ。秀樹の場合は「ローラ」でしたけど。(ちなみに転調という用語を習ったのは、中学の授業『雪の降る街を』でした)
ジュリーとしては、オリコンチャートで1位となった『追憶』に続けて大ヒットを狙っていたと思いますが、布施明さんの『積木の部屋』が大ヒットした後ですからねえ、似たようなタイトルで尚且つ、歌い出し部分が『追憶』と同じ、シングル曲としては相当無理があったのではと素人ながらにも思ってしまいます。アルバムの最後の曲として聴くと、エンディングのベースギターのリズムやトランペットの吹きまくりなど高揚感たっぷりで気持ちよく聴けるんですが。
今の私の希望では、あの時『四月の雪』か『残された時間』のロック色のある物を『恋は邪魔もの』に続くシリーズとしてシングルになっていれば、私ももっと早くロック人間になっていたかも知れません。それにしても、『白い部屋』をテレビで聴いた記憶が本当にありません。
投稿: BAT OUT OF HELL LOVE | 2013年3月 3日 (日) 20時35分
nekomodoki様
ありがとうございます!
僕も振込用紙4枚すべて使いました。
とは言っても、今年は年末のタイガースもありますし、ジュリー関連以外で出費がかさむ予定もあるし、で何とかライブ禁断症状期間の短い間隔のスケジュールで4会場参加を厳選したら、ちょうど4枚にバラけたんですけどね…。
泰輝さんのライブも一度行ってみたいのですが…なかなか予定が合わなくて
今年は楽しみが多いぶん、我慢の日々も多そうです…。
☆
A.F様
ありがとうございます!
仮の転調ヴァージョン、歌ってくださいましたか
音階明記の甲斐がありました~。
曲としては「追憶」っぽい盛り上がりが得られるのですが、仰る通りで歌詞と全然合っていないという…やはりこの曲は全編短調で押すことに意味がありそうです。
男目線での物語のシチュエーションだけなら「どうして朝」と同じなんですけどね
少女漫画でのジュリーの登場のお話は、本当に色々あるみたいですね!
☆
毎度すみません、一旦切ります~。
投稿: DYNAMITE | 2013年3月 4日 (月) 09時16分
DY様 『白い部屋』をお気に召されたとは、意外でした〜
“腕がない”ので(爆)、曲は、概ね短調系になってしまいますし…
“モノ”にします
DY様の耳や、今までの見地を通されると、やはり楽曲として優れているのかな!?
ここ数年来の「私のジュリー楽曲への“思い入れ頻度”」で考えると、そういう意味では?
マニアックな楽曲になっていたもので…
本日、ちょっと時間ができたので、久しぶりに『白い部屋』の歌詞と、当時のジュリーのことを思い出しながら…バイエル程度しか弾けませんが、☆御伝授のスコアを頼りに、ピアノに向かってみました。
ここ20年くらい、時々、遊びで(笑)、愛犬や愛猫の歌を作ってますが…詞は明るい内容なのに?
ジャズピアノも習っていますが、発表会では、先生に、ハ長調かト長調に変えて頂いた楽譜を、未だに使用しているという…
そんな私にも、とっつきやすい採譜ですネ!
ストーブがない部屋なので、ちょと寒いけど…観葉植物と、三寒四温を気にも留めず?(笑)、機嫌良く咲き誇っている“早咲きの春の花々”に囲まれながら…『君をのせて』以来、久々の“ジュリー曲”を弾いてみるという“シアワセな? やる気”を呼び覚ましてくださって、有難う御座居ます。
ヘタなりに(笑)、頑張って
…にしても? DY様はジュリーの楽曲の“隅々”まで、本当によく御存知で、驚愕してます。
投稿: えいこはん | 2013年3月 4日 (月) 20時04分
BAT OUT OF HELL LOVE様
ありがとうございます!
なるほど…この曲は布施さんの「積木の部屋」と同時期でしたか。確かにシングルとしてはハンデがあったのでしょうか。
「残された時間」がシングルだったら、エキサイティングだったでしょうね~。
あと、当時のジュリーのキャラならば「ママとドキドキ」でも大ヒットしたかも…。
「雪の降る町を」は、誰もが知る同主調移調の代表例ですね。長調への戻り方が子供心に斬新でした。
これは良い例題曲を授かりました。是非「追憶」の記事執筆の際に比較考察させてくださいませ~。
☆
えいこはん様
ありがとうございます!
サビの仮の長調音階…実は昨日まで1箇所だけ「レ」の#が抜けておりました。すみません~。
確かに「白い部屋」はマニアックなシングル曲、というイメージはありますねぇ。
この曲はホ短調で、調号はト長調と同じですから、ピアノでも弾きやすいはずですよ!
落ち着いたテンポ、素直なリズム…ジュリーのシングルの中で、楽器演奏の導入としては最適です。
そして、シンプルだからこそジュリーのヴォーカルが際立つ…案外それが加瀬さんの狙いだったのかもしれませんね…。
投稿: DYNAMITE | 2013年3月 6日 (水) 09時36分
DY様
御伝授、有難う御座居ました。
相変わらず初級レベルなのと、プラス? 乱視が酷いので…
簡単な? …『白い部屋』さえ、私の場合、ちゃんと弾きこなす
そんな状態になれるから、続けていられます。
には、もう少し時間を費やさなければなりません。
※ 発表会など人前で弾く時は、♪五線譜を可能な限り大きくし、万全を期しますが…
兎に角、譜面を“しっかりと頭の中”に張り付けて臨みます。
ジャズミュージシャンの渡辺貞夫さんが、ライヴでノリノリの時に 「ごっ、機嫌だね〜!」と、
よく仰ってましたが…(笑)
私でも? ピアノと触れ合っていると、時々、
記事中の【JULIE Ⅱ】は、私も大好きなアルバムです。
青春? 真っ只中の高校時代に購入してから、特に曲調が好きだったのが☆『二人の生活』で…40年以上経っても、最後まで歌詞カードなしで歌えるほど、思い入れの深い楽曲です。
お陰様で、この胸の奥深くに眠らせていた…“麗しき70年代のジュリー”の楽曲の数々が、色鮮やかに甦ってきました。
ところで、DY様は、どの様な楽譜も読みこなせて…本当に、羨ましいです
読解力を(笑)、どこで身に付けられたのでしょう?
その
勿論、一朝一夕で、身に付くモノではありませが…。
投稿: えいこはん | 2013年3月 7日 (木) 16時35分
えいこはん様
ありがとうございます!
いえいえ、僕もピアノの五線譜をスラスラ読めるわけではないんですよ~。コードがついていれば伴奏にはすぐ対応できますが…五線譜についてはえいこはん様と同じく「覚える」という感じで取り組むのです。
僕は才能も素養もなく、譜面についてはひたすら独学の勉強です。幸い、好きなことなら継続して頑張れる、という性格は持ち合わせていたようで、どうにかこうにか努力を続けてこれています。僕はまったくの努力型なんですよ…。
「二人の生活」が時にお好きと仰る先輩は初めてで、とても嬉しいです。
ジャガーズの曲などで活躍なされた直後くらいの筒美先生の名曲ですね…いつか必ず記事を書きます!
投稿: DYNAMITE | 2013年3月 7日 (木) 21時33分