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2013年2月13日 (水)

沢田研二 「静かなまぼろし」

from『彼は眠れない』、1989

Karehanemurenai

1. ポラロイドGIRL
2. 彼は眠れない
3. 噂のモニター
4. KI・MA・GU・RE
5. 僕は泣く
6. 堕天使の羽音
7. 静かなまぼろし
8. むくわれない水曜日
9. 君がいる窓
10. Tell Me... blue
11. DOWN
12. DAYS
13. ルナ

--------------------

『燃えろ東京スワローズ』”セットリストを振り返る”シリーズ。今日はその第2弾更新でございます。

先日「ヤマトより愛をこめて」の記事で書いた通り、今回のこのシリーズは、それぞれ3つのテーマに即した形でお題を採り上げています。

①「こんなに素晴らしい曲だったのか!」と、今さらながら改めてジュリーに打ちのめされたナンバー
②「LIVEで初めて聴けた!」という新鮮な感動に打ち震えた、新規ファンにとって垂涎のナンバー
③ドーム堕ちヒヨッコ組の特権、”『ジュリー祭り』ポカン曲”リベンジで盛り上がりまくったナンバー

今日のテーマは②です。

『燃えろ東京スワローズ』セットリストで、僕が初めて生のLIVE体感となったナンバーは、計5曲でした。
演奏順に

everyday Joe
「静かなまぼろし」
桜舞う
無事でありますよう
「Rock 黄 Wind」

ということで、記事未執筆だったのは「静かなまぼろし」と「Rock 黄 Wind」の2曲。
当然今日は、この2曲のいずれかを採り上げることになるわけですが・・・これまで何度か書いてきましたように、「Rock 黄 Wind」については僕の中で

次に阪神が優勝した時に書く!

という無謀な
(←コラコラ)決意があるのです。

今年それが実現すれば、ザ・タイガース再結成と併せて
絵に描いたようなキレイな流れになるのですが、正直そこまでうまくいく予感はありませんねぇ・・・。
むしろ昨年末に「キャンディー」の記事で口走ってしまった、ジュリー作曲・「恋はうたかた」(歌・若き日の原辰徳監督)の楽曲考察記事執筆(ジャイアンツ優勝ヤケクソお祝い記念)に追い込まれる可能性が高いように感じます・・・。
まぁいずれにしましても、現段階で「Rock 黄 Wind」はまだ書けません。

となれば、今日のお題は必然この曲。
大名盤『彼は眠れない』から・・・松任谷由実さん作詞・作曲のナンバー「静かなまぼろし」、伝授です~!


しかし・・・正直この曲の魅力を僕はずいぶん長い間見逃していたことになります。
今ツアー初日、唯一会場で曲のタイトルを思い出せなかった曲。曲そのものは覚えていて・・・絶対に知っている曲なのに題名が出てこない、収録アルバムを選定できない、という状態に陥りました。
LIVEのその場でタイトルを思い出せなかった、なんていう経験は『歌門来福』での「ロータスの子守歌」以来無かったですし、それが事もあろうにあの大名盤『彼は眠れない』収録曲だったわけですから、我ながらショックでした。

初日の「静かなまぼろし」を聴いてまず気づかされたこと・・・僕は『彼は眠れない』を大好きなアルバムだと思っていたけど、すべての曲を1枚通してじっくり聴く回数が全然足りていなかったなぁ、と。
これまでは、アルバムから好きな曲だけピックアップして重点的に聴くことが多かったみたいで・・・。
考えてみたら、例えば「堕天使の羽音」なんかも、DVD『ワイルドボアの平和』を観て再評価するまでは、CDでは飛ばして聴いたりしてたんだっけ。

「静かなまぼろし」については、決して敬遠していたわけではなかったけれど、聴き込みが足りずどこか軽視していた面があったんだと思います。
今ツアー初日参加後に改めてじっくりCDで聴いてみると、いやはや素晴らしい珠玉のバラードではないですか!聴こえ方がこれまでとはまったく違う・・・。
いくら「自分の中ですべてのジュリー・ナンバーの評価は一通りまとまっている」と思い込んでいても、こういうことがあるんですから・・・それがまた、ジュリーLIVE・ツアー初日の醍醐味である、とも思うんですよね~。

だいたい、松任谷由実さんの詞曲をジュリーが歌って、素晴らしくないはずがないんです。
ユーミンは・・・この人はもう間違いなく天才ですよね。
CDでアルバムを購入するまでには至りませんでしたが、大学時代にラジオでユーミンの曲がかかるとマメにチェックしていました(渋谷陽一さんがよくかけてくれていたので、あぁ、渋谷さんが推すということは、ユーミンはロックなんだなぁ、と思ったりしたものでした)し、その後も仕事絡みで聴く機会も多くあり、僕はかなりのユーミン・ナンバーを知っています。
有名な曲で一番好きなのは「ベルベット・イースター」。詞曲共に非常にレベルの高い作品です。アルバムだと『紅雀』かなぁ。良い意味で”負”の魅力に満ちた1枚ではないか、と考えています。いかんせん、浅い知識での感想ではありますが・・・。

彼女の最大の魅力は、女性らしくもあり、一方で女性らしからぬクールな視点もあり、という歌詞・・・詩人としてのユーミンでしょう。
「静かなまぼろし」に象徴される、”一瞬”を捉える感覚と物語性・・・桁外れの才能です。これは「ひこうき雲」や「最後の春休み」などもそうで、テーマがまったく違う曲に、それぞれ”一瞬”の鋭いセンスが織り込まれています。

ただ僕は「静かなまぼろし」のユーミン・ヴァージョンもおそらく聴いたことはあるはずなのですが、思い出せません。
でも、ジュリーのヴァージョンを先入観無しに一から考察するには、却ってその方が良かったのかもしれませんね。

ピアニストの作曲作品は、耳あたりだけで軽くギターで採譜すると、後で「あれっ?」となってしまう、一筋縄でいかないものが多いです。
ただでさえ才の無い僕にとっては大変な作業ではありますが、やっぱり時間はかかっても、鍵盤で音を確かめながら和音構成を確認していきませんとね・・・。

これまで、明らかにピアノで作曲されたと思われる場合のポール・マッカートニーの曲や、ピアニストとして超一流の腕を持つビリー・ジョエルの曲の勉強過程で多く経験したのは・・・どんなにポップに、素直に聴こえていても、ピアノの左手の音が和音のルート音とは限らない、ということです。いわゆる”分数コード”の存在に敏感にならなくてはいけません。
無論ユーミンも作曲は基本ピアノでしょうから、「静かなまぼろし」もその点、注意が必要になります。

♪ 通りの     ドアが  開き
     B7(onD#) A(onC#) E

  雑踏が  迷い込む ♪
     D#m7  G#7  C#m

う~ん、こうかなぁ・・・?
ギターで弾くなら「A(onC#)」の箇所は「Amaj7」で代用が効きそうですが、鍵盤の場合は左手の「ド#」の音は必須となるでしょう。

「雑踏が迷い込む♪」の箇所で美しく進行する和音の流れは、以前「
TWO」の記事で紹介させて頂いた”イエスタディ進行”のヴァリエーションになっています。「TWO」の記事を書いた際に、ありったけの”イエスタディ進行”採用ジュリー・ナンバーを検証したつもりでしたが、この「静かなまぼろし」にはその時まったく思い至りませんで・・・今回採譜してみて初めて気づかされた次第でした。

♪ もしも   微笑み 
  E   E(onF#)    E(onG#)

  この席で   向き合えば ♪
  G#7    C#m   F#m7     F#m7(onB)  B7

このあたりも独特です。
「もしも微笑み♪」の箇所などは、例えばこれがギタリストの作曲作品なら
「E→F#m7→G#m7」
という王道進行で採譜すればまず間違いないところですが(ギター1本で弾き語る場合は、その方が曲の雰囲気を出せるかもしれません)、ユーミンは右手の和音を「E」(ミ・ソ#・シ)で据え置いたまま、左手のルート音だけを1音ずつ上昇させて作曲しています。これがピアニストならではのコード進行なのです。

さて、僕は先日のツアー・ファイナル渋谷のレポで
「初日のタイトル忘れのリベンジもあり、この曲についてはじっくり聴き込んで臨んだ」
と書きました。
実際そのつもりだったのですが、実はとても大きなポイントを見逃したままツアーを終えてしまった、と後悔する点が今になって出てきてしまいました。
それは、楽器構成とアレンジについてのことなんです。

説明のために、ここでCD音源「静かなまぼろし」の楽器構成・・・そのすべての演奏トラックを書き出してみましょう。

・ドラムス
・ベース
・シンセサイザー(硬質なストリングスの音色)
・シンセサイザー(柔らかな音色のアルペジオ)
・ピアノ(やや右サイド寄りのミックス)
・マラカス(右サイドのミックス。歌詞カードのクレジットにパーカッションの明記が無いため、ドラムスのポンタさんの追加トラックなのか、シンセサイザーの音色設定による演奏なのか・・・その点は不明です)
・アルトサックス(左サイドのミックス)

以上です。

何か気がつきませんか・・・?
そう、「静かなまぼろし」のオリジナル音源には、ギターのトラックがまったく無いのです!
僕はずっと、アコギかエレキによるよるコード伴奏くらいは入っているものと決めつけ、深く分析せずに聴いてしまっていて・・・。

「じゃあ、鉄人バンドのギタリスト二人は、今ツアーのこの曲でどんな役割を担っていたのか?!」


今さらながら「キチンと観ておけば・・・」と大後悔です。
本来僕のブログのスタイルであればそういうことにこそ言及すべきなのに、何という力不足、勉強不足・・・時は戻りません。本当に悔しい思いです。

こうなると推測でしかないんですけど・・・下山さんはおそらくコード・バッキングをしながらベースラインをもカバーしていたのだと思います。
ちなみにベースラインと言えば・・・CD音源での吉田建さんのベース、地味ですがカッコ良くて渋いです。ちょっとアルバム『ミスキャスト』の頃のエキゾティクス期の雰囲気を感じるんですよ。「振り向く勇気がなかった♪」の直後、徐々に音階を上げていくフレーズとか・・・。

で・・・話を戻して、問題は柴山さんです。
しょあ様やぴょんた様のブログで復習させて頂いたところによりますと、今ツアー、この曲の柴山さんは

ヴォーカルの合間で「キュイ~ン♪」と言ってた

とのことですから、少なくともいくつかの箇所で単音を弾いていたことは確かなのです。
果たしてそれがどういう音色、フレーズだったのか・・・。

この曲での柴山さんのギターは、白のフェルナンデス。これは通称”いい風ギター”と言うくらいですから、サスティンの効いた音だったのでしょう。
「静かなまぼろし」アレンジ構成音の中、エレキギターで代用可能で、サスティンを効かせてヴォーカルの合間に演奏されるべき音とは・・・。

サックスか・・・!
確か泰輝さんはピアノとシンセサイザーの2パターンの音色だったはず。サックスの音をキーボードで聴いた記憶が無い・・・ということは。
柴山さんが、オリジナル音源のサックスのフレーズをギターで表現していたのでは・・・?!

今となっては確かめようもありませんが、その可能性が強いのです。まぁ、泰輝さんが上段のキーボードで”神の両手”を炸裂させていたのに僕が気づけなかっただけかもしれませんが・・・。
時を戻してもう一度、鉄人バンドの演奏に注意しつつ生の「静かなまぼろし」を聴いてみたい~!

最後はやはりジュリーのヴォーカルについて。
今回のツアー・セットリストの中でも、この「静かなまぼろし」は特に素晴らしい歌声でしたね。多くのジュリーファンの方々が、「一番良かった曲」と仰っているほどです。

実はこの曲、ジュリーの声域にバッチリ合っていて、しかも最高音の設定が意外や楽な「高いファの音」なんですね(まぁ、普通の男声からすると楽な高さではありません。あくまでジュリーならば、という基準です)。
曲の始まりはホ長調で、ずっと「ミ」が最高音のメロディーが展開しますが、最後に全体半音上がりの転調(ヘ長調)があって、そこから「ファ」の音が何度か登場します。
例えば

♪ し  あ わ      せ  だからこ  そ ♪
  B♭  C   B♭(onD)  B♭  B♭(onC)  F

このうち5音が「ファ」。特に最後の「こそ~♪」と伸びる音は、あまりにジュリーの声が美しいのでかなり高い音のように聴こえてしまう(僕だけかな?)のですが、ジュリーとしては楽々と出せる音域なのですね。
LIVEで歌うのは、ジュリー自身とても気持ちが良いんじゃないかな~。


ということで。
みなさま既にご存知の通り、今回は記事の最後の仕上げ段階でビッグ・ニュースが飛び込んできました。

http://www.hmv.co.jp/artist_%E6%B2%A2%E7%94%B0%E7%A0%94%E4%BA%8C_000000000016732/item_Prey_5347275

3月11日発売、アルバムタイトルが『PRAY』と来れば、これはもう・・・今年もまたジュリー渾身の真っ直ぐなメッセージ、思いを、ファンは足を踏ん張って吹き飛ばされないようにしながら全身で受け止める・・・そんな新譜になったのでしょうね。

僕も昨年同様に、ブログでも精魂尽き果てるような記事を書くことになるかもしれません。
それはとても大変なことだけれど・・・これぞファン冥利、というふうにも考えられます。僕らはただのファンじゃない・・・他でもない、ジュリーのファンなんだ!という思いが沸き上がってきますよ!

どうやらこれで、3月中旬以降は新譜の楽曲考察に集中することになりそうです。
それまでの間・・・”セットリストを振り返る”シリーズは残すところ1曲。あと、最近の個人的体験から急に書きたくなった曲もありますし、ピーの「楽しいときは歌おうよ」も残っています。
コツコツと進めていかなくては・・・。

次回更新では、ドーム堕ち組の特権・・・『ジュリー祭り』ポカン曲・リベンジをテーマに、『燃えろ東京スワローズ』”セットリストを振り返る”シリーズを締めくくる予定です。
頑張ります!

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コメント

新譜は、HMVさんの間違いでなければ、pray(祈り)ではなくて、preyのようです・・。

投稿: | 2013年2月14日 (木) 12時39分

DYさん、横レス失礼します。
名無し様、密林さんでは“Pary”と表記されているので、新譜のタイトルは“Pray”の可能性が高いと思われます。

投稿: 74年生まれ | 2013年2月14日 (木) 16時01分

?様

ありがとうございます!

なるほどこれは…誤植でしょうか。
74年生まれ様の仰るように、アマゾンさんは『PRAY』となっていますし、3.11発売ということを考えても『PRAY』かなぁと思っています。

いずれにしても、オフィシャルサイトでの情報解禁が待たれますね!

74年生まれ様

ありがとうございます!

昨年はアマゾンさんの予約でうまくいかなかったので何処で購入しようか悩んでいます。

「FRYDAYS VOICE」はやはり2年前のあの日の金曜日のことでしょうし…今回も震災がテーマの組曲構成でしょうかね…。

投稿: DYNAMITE | 2013年2月14日 (木) 17時10分

たびたび失礼します。HMVの誤植、直りました!やはり“Pray”です。そして、ジャケ写もアップされてます。見たら驚きますよ。いろんな意味で。
追伸:私、前のコメントで誤植を指摘したつもりが、自分も打ち間違いをしてしまいました(恥)。DYさんが、折り目正しいレスでフォローしてくださって、ホッとしました。ありがとうございました。

投稿: 74年生まれ | 2013年2月14日 (木) 19時23分

74年生まれ様

いえいえとんでもないです。

ジャケ、見ました。
なるほど…熱いものが込み上げてきますね。
去年の作品から1年が経ち、ジュリーだけではない、様々な人達の思い、祈りがその間加わって、今年の作品のジャケットとなった…我々ジュリーファン一人一人の思い、祈りも、今回の新譜の歌の中にきっと加わっているのですね…。

投稿: DYNAMITE | 2013年2月14日 (木) 19時36分

正月ライブの「静かなまぼろし」良かったですよね~

長い中抜けから戻ってきた時、
最初に聴きこんだアルバムが『彼は眠れない』だったこともあって、
ジュリーのアルバムの中でも5本の指に入るくらい大好きなアルバムです。
初日にイントロを聴いた時には、おもわず うわぁ~って声が出てしまったような…。

で、カズさんのギターですが、
CD音源のサックスの音を担当していたと思います。
ネックの根元の方で弦を押さえ、♪キュイィーン♪と伸びるギターの音は泣いていたし、
その音を奏でるカズさんのお顔も泣きそうにぬおってました~。

投稿: ぴょんた | 2013年2月14日 (木) 21時41分

>②新規ファンにとって垂涎のナンバー

まさにそうでした。
DVD「21世紀初三大都市公演」で初めて聴き、涙して以来、群を抜いて好きな曲でしたから。
お正月LIVEのネタバレ我慢中、うっかりヒントを得てしまい、感激が数割減でしたが…sweat02
(「ユーミンのあの曲」と、わざわざ“あの”がつく時点で絞られますよね)

それでも歌の素晴らしさに変わりはなく、目を閉じて聴くという贅沢をしてみました。
♪別のテーブルーーー♪と伸ばした後、そっと差し出すように繊細な♪だれかと♪が絶品でした。

ユーミンと共演した番組当時とは、歌詞が違いますよね?
新米としては、歌詞が変わった過程、時を置いてアルバムに収められた経緯が知りたいです。

投稿: だんぼ | 2013年2月14日 (木) 22時20分

DY様 こんばんは。

大好きな曲なのに鉄人バンドであまり聴いた覚えがない、と思ったらギターレス、でしたね。
ユーミンの曲ならこれがシングルで良かったのに、と思ったんですが、このアレンジでは選択しようがなかったのかも。

ユーミンの詞の世界は情景の描き方に「古き良き日本」の感性があるものも多く、大好きです。
題名忘れちゃったけど夕暮れの空の変化を「藍色は群青に 薄暮は紫に 茜は紅に」と微妙な色の名だけで表わしたり
「ハルジョオン ヒメジョオン」では誰も気づかない小さな雑草の名前を教えてくれました。
この感性はジュリーの、たとえば「遠い夏」の情景にも通じるものを感じます。
「切り取られた一瞬」は「心のどこかに棲みついた永遠」でもあるんですよね。

3月11日発売の新譜は・・・2曲目の意味がわからないのですが、又覚悟を決めて聴くことになりそうですね。

投稿: nekomodoki | 2013年2月14日 (木) 22時39分

DYさま、おじゃまいたします。
「静かなまぼろし」、泣きました。
昨年12月、大好きな役者さんが逝ってしまったその後、
ひたすらジュリーの歌う、
いくつかのバラードを聞き続けてました。
その声にすがっていたと言えるかも・・・。
「静かなまぼろし」も激しくリピートでございました。
で、お正月ライブではもうどうしようもなく涙。
それにしてもユーミンソング、
特別に好きなワケでも無いのですが、
振り返れば何やかんやと思い出に絡んできます。
天才の成せるワザですね。

投稿: りい | 2013年2月14日 (木) 23時02分

DYさん、あらためてお邪魔します。
「燃えろ東京スワローズ」初日に、イントロで曲名が分かった私ですが、ジュリーの声域にぴったりの曲であることは、DYさんの伝授で知りました。私も、最後の♪こそ~♪は限界に近い高音だと思い込んでいました。今まで、アルバム「彼は眠れない」そして、ライブで、この作品を歌うジュリーは、あえて詞の世界と距離を置いて、曲を生かすことに徹していたように聞こえました。しかし、今年の「燃えろ東京スワローズ」でのジュリーは、詞を掘り下げて、ひとつひとつの言葉に気持ちをこめて歌っていました。もしかしたら、ユーミンが構築したイメージより深い表現になったかもしれません。私には、過ぎ去った時の流れさえもいとおしみ、日常の幸せを慈しむ歌唱に聞こえました。
追伸:どうでもいいことですが、ディスコグラフイーに、ユーミンと、まりやさんの名前があるのは、ジュリーだけだと思います。まりやさんは作詞のみですが、ユーミンに書いてもらい、なおかつ、まりやさんにも書いてもらった歌い手そのものが少ないし、作り手としてのユーミンは、呉田軽穂名義で書くことが多いので、とてもレアで自慢できることだと思います。

投稿: 74年生まれ | 2013年2月14日 (木) 23時42分

ぴょんた様

ありがとうございます!

思い出します…初日。
僕が「はて???」と情けない状態に陥っていた時、ぴょんた様は隣で「うわあ~っ」だったのですね。
その感動の大きさの違いはいかばかりか…返す返すも無念でございます。

やはり柴山さん、サックスパートを意識してのフレージングだったのかな~。
僕は柴山さんが単音を弾いていたことすら、ハッキリ記憶に残っていなくて…「静かなまぼろし」は、できれば近い将来もう一度セットリスト入りして欲しい1曲となりました。

だんぼ様

ありがとうございます!

「ユーミンのあの曲」…う~んそれはもう、完全にネタバレしちゃってますね。

仰る通り、歌詞は変化しています。
この記事執筆後日、ユーミンのヴァージョンも聴けました。キーがト長調でジュリーと違うのは男声と女声ですから当たり前ですが、和音進行の展開も微妙に違ったりします。
ジュリーのアルバム収録まで時間がかかった理由も、確か以前に先輩から教えて頂いたはずなのですが記憶が…。

今ツアーのこの曲のヴォーカル、僕も目を閉じて聴きたくなりました。
ピアノ1本の伴奏部には、特にそんな力があったように思います。

nekomodoki様

ありがとうございます!

ユーミンの感性、仰る通りですね。
ジュリーの「遠い夏」を挙げたくなるお気持ち、分かりますよ。つまり、ユーミンの描く「一瞬」には「懐かしさ」とダブる感覚があるんですよね。
例えば「ダンデライオン」などは、思い人を見送る瞬間の歌ですけど、間違いなく中学或いは高校生の記憶の中のシーンなんですよね。
「切り取られた一瞬」は「心のどこかに棲みついた永遠」…正に仰る通りです!
素晴らしい解説を頂きました…ありがとうございます!

すみません、一度切ります~。

投稿: DYNAMITE | 2013年2月16日 (土) 19時28分

りい様

ありがとうございます!

> 昨年12月、大好きな役者さんが逝ってしまった

りい様がショックを受けていらっしゃるというお話は、風の便りで聞いておりました。
ジュリーのバラードで救われていらしたのですね。
そんな中でセットリスト入りした「静かなまぼろし」…それは泣きますね…。

僕もユーミンの曲で想い出に結びついている曲があります。
高校時代、周囲に熱心なファンがいた影響かもしれませんが…。

74年生まれ様

ありがとうございます!

リリース当時と今の歌の違いですね。
それは他の曲についても言えそうですが、今回のセットリストで言うと…。なるほど、大ヒット曲6曲以外はすべて比較的近年のナンバー…そんな中唯一JAZZ MASTER期の「静かなまぼろし」にその点を見いだせそうですね。

やはり最後の「こそ~♪」は限界ギリギリの高音に聴こえますよね~。あんなに美しい声ですからなおさらです。
でも実際は…例えば「危険なふたり」の「美し過ぎる♪」の箇所よりも低い音域なんですよね…。

投稿: DYNAMITE | 2013年2月16日 (土) 21時50分

この曲はジュリーに往くべき歌だったと思います。ストーリー・テラーなジュリーに合わせて作られた楽曲だと思います。盛り上がりの最後のサビは完全に彼の声・歌唱法(希望歌唱法)に合わせた、完全"彼"の歌ですね。

投稿: taktm70 | 2013年3月29日 (金) 21時49分

taktm70様

ありがとうございます!

なるほどストーリー・テラーとしてのジュリー、と考えた時にこの「静かなまぼろし」の本質がジュリーに往くべきものだった、完全にジュリーの歌、というお話…説得力があります。

後追いでジュリーファンとなった僕は、アルバム『彼は眠れない』の作家陣の豪華さを知って驚いたものですが、今では合点がいく、というのか…要はジュリーの凄さを遅まきながらようやく知った、ということなのでしょうね…。

投稿: DYNAMITE | 2013年3月30日 (土) 20時51分

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