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2012年11月17日 (土)

2012.11.3 東京国際フォーラムA 沢田研二『3月8日の雲~カガヤケイノチ』ファイナル セットリスト&完全レポ

(註:早いものでLIVE当日から2週間が経ちました。
拙ブログでは、ゆるゆると毎日少しずつ加筆してきたレポがようやく11月17日に執筆を終えました。例によりまして、更新日付を移動させて頂いております。記事完成まで長々とおつき合いくださり、本当にありがとうございました!)

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終わってしまいました・・・。
11・3東京国際フォーラムA『3月8日の雲~カガヤケイノチ』に参加し、無事にツアーが終わるのを見届けてまいりました。

ジュリーのツアーがひとつ終わるのはいつでも寂しいんですけど・・・今回はことさら寂しく感じられます。
自分が今年の新譜にトコトン入れ込んでいるのを、参加を重ねるたびに自分で実感していった・・・そんなツアーでした。

あともう2ケ月待てば、お正月コンサートです。
普段であれば、終わったばかりのツアー・セットリストと重複しないナンバーに想いを馳せて待つのですが・・・今は、お正月にもう一度『3月8日の雲』の4曲を歌って欲しいと思っている自分がいます。
ただ、それはちょっと虫の良い考えなのかも・・・。技術的にも精神的にも、ジュリーにとって本当に喉と身体と心を酷使する4曲なのでしょうからね。無理して欲しくない、という気持ちもあります。

生で聴く新曲のジュリー・ヴォーカルの凄さはもう何度もこれまでのレポで語り倒してきましたが、ファイナルで再確認したこと・・・それは、この4曲での鉄人バンドの演奏が凄過ぎる!ということです。新譜4曲、加えて「涙色の空」に関しては、もうこの4人でしかあり得ない、そう簡単には他の誰も入ってこれない、という域に達していると思います。
ジュリーの志をすぐ近くで汲み取った上での、この演奏。プロだから上手いのは当たり前ですが、ジュリーにとってその上でもう1段階大切な何か・・・その境地に鉄人バンドの4人は辿り着いていると感じましたね・・・。
そんな演奏の凄味については、この後、曲ごとのレポートで詳しく書こうと思っています。

余談ですが・・・当日ご挨拶させて頂いたみなさまお気づきの通り、僕は髪が伸び放題になっていました。夏の終わり頃から切ろう切ろうと思いながらもバタバタしていて機会が無く、とうとう「どうせなら今ツアーの無事の成功を願掛けしよう」と勝手に決めて、ファイナルを迎えてしまいました。
もうそれは成就したわけですから、中野サンプラザまでにはスッキリしておかないといけませんね・・・。

僕はこのファイナル、2階最前列ほぼセンターというお席を頂きました。
チケットを受け取った時、たぶんスタンディングはできないだろう、と思いました。そのぶん、自分の中で絶対に忘れられないセットリストになるであろう今回のツアーのステージ全体を、じっくりと目と耳に焼き付けるにはうってつけの席に恵まれた、と大いに喜びました。
その意気込みは、良い意味で裏切られることになるのですが・・・。

それでは、いつものようにセットリストを順に追って、素晴らしく盛り上がったファイナルのステージを振り返っていきましょう。
開演!

1曲目「SPLEEN~六月の風にゆれて」


Panorama

いつもと変わりなくスタート・・・ジュリーと鉄人バンドはそうでも、お客さんはそうはいきません。
入場時の拍手は、そりゃあ凄かった・・・。
ツアー初日とファイナルの醍醐味のひとつは、お客さんの雰囲気も含めた独特の盛り上がりです。初日は「どの曲をやってくれるのか?」「おおっ、この曲で来たか!」という新鮮な空気。一方ファイナルは逆に、セットリストの盛り上がり所をステージ、客席双方が熟知した一体感が楽しめます。

この1曲目では固唾を飲んでジュリーの歌に聴き入るお客さん。ツアーはこれで最後、ジュリーのどんな声も、どんな表情も見逃すまいとする集中した雰囲気を感じます。
ジュリーの艶やかな歌声に、聴き手はまず自分の心をステージへ真っ直ぐに向けることができますね。初っ端からギンギンのロックで飛ばすのも良いけれど、こういう静かな曲でスタート、という構成も良いものだなぁ、と改めて感じました。

柴山さんの「Ask me why♪」がいきなりの爆音コーラスでしたね~。
後で休憩の項で書きますが、僕はLIVE前に日本橋三越デパート新館で開催の『ザ・ビートルズ展』を楽しんできました。それもあってこの1曲目「SPLEEN~六月の風にゆれて」にいきなりどっぷりと入っていけたような気がします。
この曲とビートルズとの関連性は、「エリナー・リグビー」風のアレンジだけに留まらず、今ツアーで柴山さんとGRACE姉さんが聴かせてくれたコーラス・パートの歌詞などにも、色々とオマージュ元があるんですよ~。

2曲目「そのキスが欲しい」


Reallyloveya

「最前列はスタンディング禁止だろうから、今日は座ってじっくりとステージと客席の盛り上がりを目に焼きつけよう」
事前にそう決意して臨んだファイナルでした。プレプレ神奈川県民ホールの時は立てませんでしたからね。

そしてこの2曲目。
「そのキスが欲しい~♪」のS.E.が鳴るやいなや、同じ最前列のお客さんが一斉にドドド~ッ!と立ち上がったのでビックリ。
「ヤバイんじゃないの?係員さんが注意しに来るんじゃ・・・」
と思ってしばらく座っていましたが、どうやらそんな雰囲気は微塵もありません。
最前列のスタンディングオッケ~なのか、国際フォーラム!
立ち上がると、広い広い1階席を真下に一望できます。もちろんみなさん立ちあがって大盛り上がり・・・圧巻の光景です!

実は少し心配していたのです。昨年の老虎ツアーと違って、ジュリーのソロだとフォーラム満員とまではいかないんじゃないか、満員になったとしても、みんなが盛り上がるという光景にはならないんじゃないか、なんて・・・。
とんでもない杞憂でした!一杯に埋まったお客さんが立ち上がって躍動しているのが、見下ろしていてハッキリと分かります。
また、終演後にお話した1階席の先輩は、この時逆に2階席を見上げたそうで
「フォーラム2階席総立ちの光景に感動した」
と仰っていました。この2曲目「そのキスが欲しい」のイントロの瞬間に、『3月8日の雲~カガヤケイノチ』ツアー・ファイナルの大成功を、参加したすべてのお客さんが確信したでしょう。

この日のジュリーは前半思いっきり飛ばし、後半のバラード4曲で喉を調整しつつ歌い上げ、あとはもう燃え尽きるんだ!という印象でした。
「そのキスが欲しい」で早くもスイッチが全開で入った感じでしたね。

3曲目「コバルトの季節の中で

Tyakoruglay

さえぎるものなくステージ全体を見下ろせる今回のお席・・・2階最前列はプレプレツアーの横浜公演で一度体感しているけど、やっぱりとても気持ちが良い。有り難いことです。
Bメロに入ると同時に、ゆっくり下手側へと歩を進めるジュリー。そんなしなやかな動きのひとつひとつが僕の席からはよく分かります。

演奏もじっくり観たけど・・・この曲の柴山さんは本当に忙しいですね。なんたって、CD音源のリード・ギターとアコギ・アルペジオのパートを一手に引き受けているのですから。どうしても下山さんがフィル以降、ストロークでベース音を補わなければならないので、そういう配置になるんですけど。
「よく似合いますね♪」から「何か悲しいこと♪」へのフォームチェンジに苦労することを承知の上で、敢えて曲想重視でハイコード・アルペジオを弾く柴山さんの志にも、改めて拍手を送りたいです。

~MC~

「寒い中、ようこそ『3月8日の雲~カガヤケイノチ』へお越しくださいました!」
無事にこの大千秋楽を迎えることができました、と感慨深げなジュリーです。

本当に例年以上に大変なツアーだったと思います。高音で喉を酷使する今回のセットリスト。ずっと近年のレコーディングでは避けてきた「ソ#」以上の高音が新曲のうち3曲もあって。
その新譜を引っさげてのツアー・・・正に「本気」のジュリーを実感できました。

「今日が今年の仕事納め・・・」
とおどけたように言うと、お客さんがつられて笑います。ジュリーは続けて
「ま、実際はまだいろいろとやることもあるんですけどね」
と。

2階を見上げてくれて
「東京国際フォーラム、いっぱいのお客さんです!」
という言葉にまた感動!
「それでは、張り切って・・・鉄人バンドともども、大いに歌います!」

4曲目「1989」

Boukyaku

本当に「真上から急角度でステージ全体を見下ろしている」という感覚のフォーラム2階最前列。この日は照明の効果もたっぷり楽しみました。
イントロではまず、アルペジオを弾く下山さんに丸いスポットが当たります。続いてGRACE姉さんに別の丸いスポットが当たり、力強いドラムスを受けて、次にリード・ギターの柴山さんには前の二人よりも一層白色を強調した光が当てられるのですね~。

そうそう、10月4日付の下山さんのブログに、ギターを弾きながらニヤリと横を見据えるカッコイイ下山さんの写真がアップされていましたけど、僕はそれを見て何の気なしにギターを手にとり写真の下山さんと同じフォームで「じゃん、じゃん、じゃん♪」と上から4、3、2弦を指で鳴らしてみたら・・・何とこれが「1989」のイントロではありませんか!びっくりしましたよ・・・。
写真での演奏曲はひょっとしたら別の曲なのかもしれませんが、「1989」のイントロのアルペジオは間違いなくこのフォームで弾いていますね。まったく同じ音が鳴ります。

「はがれ落ちてくプ・ラ・イ・ド♪」のアクションに象徴されるように、ジュリーのヴォーカルとアクションは相当気合が入っていました。柴山さんの間奏へと入っても、ジュリーの雄叫びがしばらく続いていたほどでしたね。
その柴山さんのソロもカッコ良かった・・・この日の間奏は大きく分けて、サスティン・フレーズ→セーハ移動による複音フレーズ→鬼の速弾き(←「くあ~っ」付)、と3つのパターンに分けられていたようでした。

5曲目「届かない花々

Croquemadame

これまた渾身のヴォーカル。
例によって上手側、下手側それぞれで立ち止まっての熱唱もあります。胸トントン、のキメポーズ、この日は上手から中央に戻ろうとするタイミングでした。

同じ2階最前列で僕よりもセンターブロックにいらしたお姉さまが、ジュリーと「手をつないで」いる様子が視界の片隅で分かりました。ああやって手を思いっきり前方にさし出せるのも、高い位置の最前席の特権なんですねぇ・・・。

下山さんの激しいストローク、この曲ではアップとダウンの振り分けは特に決めていないのかなぁ。
1番と2番の間のアコギの見せ場で、思いっきり溜めてから振り上げるダウン・ストロークが強く印象に残りました。

6曲目「涙色の空

Namidairo


何度聴いても素晴らしい、ジュリーのヴォーカルと鉄人バンドの演奏。
リリースされた時、初めはこの曲をプライヴェートなラブ・ソングだと思い、しばらくしてジュリーの気高い志と、”完全1人1トラック体制”のレコーディングを敢行した鉄人バンドとの絆が軸になっていることに気がつき、普遍的なテーマを感じるまでになりました。

そして今ツアー。
多くのみなさまと同じく、僕も「約束の地」「明日は晴れる」、そしてこの曲にも『Pray for East Japan』を感じずにはいられません。

君の傷跡消えないけれど
抱きしめて行くしかないのだね

悲しげな短調から導入した「涙色の空」が、”救い””希望”の長調へと転調する・・・その最初の歌詞部です。泰輝さんのピアノのうねり。曲が躍動を始める瞬間。
この詞に「カガヤケイノチ」での「笑顔で前を向くしかないのですね」と共通する、ジュリーの”自分の言葉”を感じ、胸が熱くなりました。

ドラムスとアコースティック・ギターが加わった2番で、照明がステージ全体を明るく照らすのも、暗がりからひとすじの光を見出したかのような演出で、曲想にピッタリ合っています。
そして、万感こめて噛み込む柴山さんのエレキ・ギターから
「君を取り戻し 愛を真っ直ぐに」
と続く歌詞。

必要最低限の渾身の演奏と、ジュリーただひとりの声。
たったそれだけの音、しかもバラード・ナンバーがこんなにも重厚に、圧倒的な迫力でに身体にぶつかってくるのは、一体どうしたことでしょう。

繋がって行くこと
かさねることの重さ想う

誰も踏み入っていない地をこれから進んでいくんだなぁ・・・と、改めてジュリーと鉄人バンドの志を感じた、ファイナルの「涙色の空」でした。

7曲目「3月8日の雲

38


ファイナルでも、この曲の前にジュリーの短い新曲紹介がありました。

「(今回の新曲は)『Pray fir East Japan』というテーマで鉄人バンドのメンバーひとりひとりに曲を作ってもらい、それに私が詞をつけました・・・すべての被災地に、祈りを込めて歌います」

今日は絶対に忘れられない、と出かける前にチェックした自分の左腕。ジュリーから贈られた黄色いリストバンドを、この時僕はもう一度確認したのでした。

僕は新譜4曲について先に、ヴォーカルと演奏が凄まじい、と書きましたが・・・まず前提として、それぞれが楽曲としてレベルが高く、かつ作曲者の真剣な思いが込められた素晴らしい作品であることを忘れてはいけませんよね。

ジュリーの言葉にもあったように、今回の新曲はすべて曲先です。まずメロディーがあり、その上でジュリーが歌詞を作った・・・つまり鉄人バンドのメンバーの作曲の時点では、曲にどんな歌詞が載るのかまったく分からなかったということですね。
ただ、ジュリーからの『Pray for East Japan』という命題があったわけですから、メンバーそれぞれが昨年の3・11以降について考え、それぞれの思いをメロディーやコード進行、アレンジ・アイデアに託した、ということは確かです。
結果、奇跡のようにまったく違うタイプの4曲が完成しました。

まずは1曲目「3月8日の雲」。
作曲者である泰輝さんが思いを込めた曲想は、「怒り」「やるせなさ」といった、激しい感情でした。
温和で、鉄人バンドの中ではヤンチャな末っ子っぽいイメージの泰輝さん。作曲家としてもこれまでジュリーには「無事でありますよう」「護られているI Love You」「涙色の空」など、優しいバラードを多く提供してきました。
しかし泰輝さんが今回、3・11以降を思った時に込み上げてきた感情は、激しい憤りだったのですね・・・。
その表れが、鋭角的でハードなコード進行。縦に切り刻むような16ビートのリズムです。

この日は2階最前列ということで、キーボードの鍵盤と、その上をすべる泰輝さんの”神の両手”をハッキリ見降ろすことができました。これがもう少し後ろの席ですと、距離が離れて角度がやわらかくなるせいか、下段のキーボードが隠れてしまうんです(老虎ツアーで「散りゆく青春」などのアルペジオ音の出所が当初分からなかったりしました。しばらく後になって、泰輝さんが下段のキーボードを左手で弾いていたことを確認しました)。

1番「誰かの、想像も・・・」の部分と、2番「泣いてもしかたない・・・」の部分はオルガンで同じフレージングがあるんですけど、泰輝さんの弾き方は1番と2番とではまったく違っていました。

1番では、左手で低音から高音に向かって”切り刻む”ように弾きます。
着地点には右手が待っていて、そこに左手をぶつけて音を止めるのです。「超えてた罰か」直後の細かいフレージングは、左手にぶつけられた瞬間に繰り出される右手の役目です。

一方2番では、左手はずっと低音をカバーし、オルガンのフレーズはすべて右手での演奏。ここでは高音から低音に向かって”振り払う”ように弾きます。
音を止める位置は固定されていません。ですから1番に比べると、1音1音の鳴っている時間は僅かながら長いです。
増幅する激しい感情を象徴するかのように、大きなアクションで泰輝さんの右手が鍵盤を振り払う・・・そんな感じですね。

実は初日の渋谷公会堂で観た時にはこの「3月8日の雲」について、ジュリーのヴォーカルは凄いけれど、鉄人バンドはまだ”生演奏”としての完成には至っていないように僕には感じられました。
今思うとそれは僕の至らなさからくる思い違いだったのか、それとも鉄人バンドがその後めざましい進化を遂げたのか・・・それは分からないのですが、とにかくファイナルのこの曲の演奏には本当に痺れました。

CD音源より速めのテンポにも関わらず、ジュリーのヴォーカルの隙間を縫って、CD音源ではストロークの箇所にもオブリガードを入れてくる下山さんのアコースティック・ギター。
Bメロ直前のみをストロークにすることで、「ここから曲の感じが激しくなるよ」と聴き手に合図してくれているのです。

GRACE姉さんのドラムスも凄い。見せ場の”鬼姫ロール”ももちろん凄いですが、Bメロのキック連打がズンズンと伝わってきます。
実はこの曲の演奏中、足元が揺れているような感覚がありました。曲が曲だけに「えっ、地震か?」と思わず身体を硬くしてしまいました。そうではなさそうなので「もしかして、ドラムスの低音がここまで?」なんて考えてしまったほどでしたが、実際はお客さんの動きに呼応して、出っ張ったステージが微妙に揺れていたようですね。
こういうことも、最先端である2階最前列の醍醐味だったと言えましょう。

柴山さんのエレキギター・カッティングは1番が終わってからの出番。
びわ湖で気づいた、出番を待つ間ずっと身体を小刻みに縦に動かし、16分音符のタイミングを計る柴山さんの様子はこの日も確認できました。
2番Aメロのジュリー・ヴォーカルに呼応する、ギリギリと切り刻むカッティングももちろん素晴らしかったです。

そしてジュリーのヴォーカルはまさに渾身、絶唱。どう表現したら良いものか悩みますが・・・とにかくジュリーの「本気」は、間違いなくすべてのお客さんに伝わっていたと思います。

8曲目「恨まないよ

38_2


新譜からの2曲目・・・ジュリーからの命題を得て作曲者のGRACE姉さんが『Pray for East Japan』に込めたのは、「悲しみ」の感情でした。
短調のバラードです。
女性だからこそストレートに表現できた、大きな悲しみ。今年このテーマで作曲を担った鉄人バンドのメンバーに女性がいたことを、その感性を、ジュリーファンとしては大切に、誇りに思いたい・・・そんな思いに駆られる曲です。

もちろん、ジュリーも曲想にストレートに合わせた歌詞を載せました。新譜の中で詞と曲のシンクロ度は抜きん出ています。GRACE姉さんが曲に込めたものは、ジュリーの歌詞そのままなのだと思えます。

サビ部、ハーフ・オープン・ハイハットで狂おしく演奏されるドラムス。
その力強さと切実な訴えが胸に迫ってくると、「恨まないよ」のGRACE姉さんのアトノリのハード・ロック・ドラムスは唯一無二だ!と叫びたくなります。まさに歌心を持つドラマー・・・Aメロでの繊細な演奏があってこそ、のハードなドラムスなのです。

ディレイの効いた細かい刻みでステージ全体を緊張感に包み込む、下山さんのギター。
静かなるオルガンと、炸裂するシンセベースの対比でアレンジ変化を一手に担う泰輝さんのキーボード。
震えるように体を左右上下に揺らし熱演される、柴山さんのリード・ギター。

GRACE姉さんの悲しい曲に寄り添い最高の演奏を見せる、鉄人バンド三人の男性メンバーです。

そして、ジュリーのヴォーカル。
これまで何度も何度も書いたように、この曲のジュリーの生の歌声は本当に凄い・・・圧倒的です。
ただ、この日は1番の「そばにいたのに・・・」あたりでジュリーは嗚咽してしまいました。


楽曲考察記事の際にも書いたのですが、僕にはこの曲から想起する具体的な光景があります。1年以上経った今でも、それが消えることはありません。
ジュリーにも、作詞の際に心を寄せた、ハッキリした「地獄それ以上」の光景があるのでしょうか。ファイナルのこの日、歌いながらその光景が頭をよぎったのでしょうか・・・それは分かりませんが、サビの絶唱部では嗚咽は止み、あらん限りの力で声を伸ばしていたジュリーでした・・・。

9曲目「F.A.P.P

38


新譜からの3曲目。
作曲者・柴山さんが『Pray for East Japan』に込めたのは、「明るさ」「元気」だと思います。
いわゆるハード・ロック的な元気ではなく、胸がキュンとなるメロディアスなパワー・ポップ。斬新なコード進行に載せた、ポップなメロディー。本当に素晴らしい曲です。
世間ではジュリーの歌詞が波紋を呼び、僕自身も色々と考えさせられましたが、今ではこの曲について、詞とメロディーの乖離などまったく無かったのだ、と思えますし、ジュリーも、柴山さんと同じ気持ちをこの詞に込めていると感じます。
明るい「声」が沸きあがる曲です。

さて、横浜公演から「no 長崎 more 広島」をオクターブ下で歌い始めたジュリー。
直前の札幌で原曲通りに戻ったという噂を聞き、特にこの部分に注目していたところ、この日は音を下げることなく原曲のメロディーのままでしたね。

横浜以降のいくつかの会場でジュリーがオクターブを下げて歌っていたのは、やはり喉の調整だったのではないでしょうか。「ス・ト・リ・ッ・パ・-」の高音に苦労し始めた時期とも合致しますし・・・。
改めて考えてみますと。
ここは「no」「more」のコーラス部をジュリー自らが歌う、というのが、ツアーが明けて初めてお客さんに示された大きなポイント。
ところが一人で歌う場合のメロディーは
、低音から高音への飛躍、その音程の振り幅が通常ではあり得ないほど激しい。当然、喉を酷使します。それは、同じ男声の僕が一緒に歌ってみてよく分かることです。
このため、長いツアー期間の中で、ジュリー自ら調整の時期を必要としていたのではないでしょうか。
ファイナルでは、高音部で身体を伸び上げるようにして完璧に歌い上げていました。

この曲も、初日の時点では演奏に少し違和感のあった僕でしたが、ファイナルでは鉄人バンドに見事に撃ち抜かれました。
柴山さんのギターは単音とバッキングの切り替えがかなり忙しいのですが、先述の「no 長崎」直前の一瞬のソロなど、メロディアスなフレーズを鋭さをもって弾いていました。

「恨まないよ」とはガラリと雰囲気を変え、タム2発のフィル・インから元気なリズムを奏でるGRACE姉さんのドラムス。
最初から最後まで、複雑なコード進行のバッキングに徹する下山さん。
そして、パワーポップには欠かせない和音アクセントを、ピアノの明るいアレンジで纏め上げた泰輝さんの職人技。
自分の席からよく見えたせいでしょうか、僕は泰輝さんの演奏に特に見入ってしまいましたね・・・。

演奏が終わるか終わらないかのうちに連呼されたジュリーの「鉄人バンド!」のシャウトも、とても明るく聴こえました。

10曲目「カガヤケイノチ

38


新譜4曲の大トリ。
作曲者・下山さんが『Pray for East Japan』に込めたのは「優しさ」です。鉄人バンドの中では最もハードなイメージのある下山さんが、ジュリーの命題を得てこんなに優しい曲を書いたのです。
東北出身の下山さん・・・思うところがあったのでしょう。

リズム解釈としては、「揺れるワルツ」。
世の「揺れるワルツ」というのは、「カガヤケイノチ」に限らずそのほとんどが優しい曲なのです。ジュリー・ナンバーで言うと「夜明け前のセレナーデ」などがそうですね。

スネアのタッチも優しい、GRACE姉さんの女性らしいアプローチ。
泰輝さんのキーボードは、音色をチェンジしつつ曲の進行を完璧にバックアップします。
自らの「F.A.P.P」にもヒケをとらない斬新なコード進行を丁寧に追う柴山さんのギター。大宮で確認した「Em→Emmaj7→Em7→C#m7-5」の箇所が特に心に残りました。

そして、下山さんのアコギからエレキへの切り替えは、今ツアーで大きな見所のひとつとなっていましたね。
GRACE姉さんがロールへと移行すると、ゆったりとした動きでギターを替える下山さんの、なんと自然体で奥ゆかしいことよ・・・。
鉄人バンドの演奏だけとっても、CDの構成としてもそうですが、このツアー・セットリストの前半を締めくくるにふさわしい大名曲。そこへきて生のジュリーのヴォーカルで聴いていると、何か言いようのない感動が押し寄せてくる曲です。

”希望”のハ長調へと転じての、下山さんのリード・ギター・・・ファイナルでも、CDとは違ったいつものフレーズを弾いていました。
勇気沸き上がる素晴らしい間奏部で、ジュリーは両腕を横に上げ、何段階かに分けて(そのひとつひとつに、羽ばたくようなしなやかさがあります)徐々に腕を上へ上へと持ち上げ、ピタリと静止します。
下山さんが最後のフレーズを弾きながら定位置に戻っていった、その時。

「さぁ、みんな一緒に!」

ジュリーがそう言ったのです。
これまでは、指揮をとって暗に「みんなも歌ってね」と示してくれていたエンディングのサビ繰り返し部を、この日は遂にハッキリと口に出して・・・。

その瞬間、新譜の考察記事を書いていた春からの色々なことが頭に甦り、こみ上げてくるものがありました。
4曲どれも大好きな曲なのに、ブログのお題として書くことの辛さが宿命づけられていた新譜でした。その辛さを最後に救い、洗い流してくれたのが「カガヤケイノチ」のこのエンディングのサビ部でした。
あの時も、何度も何度も歌っていたっけ・・・。

こみあげてきた感情のせいで声が詰まり、僕はうまく大合唱に参加することができませんでした。
でも、周りのお客さんの歌声が聞こえてきたのが、とても嬉しかった・・・。
「トワニトワニト」の余韻の後、大きな拍手が会場を包み、前半のステージが終わりました。

繰り返しになりますが、生で聴く新譜の4曲は本当に素晴らしい!ジュリーのヴォーカルも、鉄人バンドの演奏も。
今ツアー、僕がそれを体感できたのは計7回。やっぱりこの日のファイナルで生で聴いた新譜4曲は、その中でも一段と感動的で、心に残ったなぁ・・・。

~休憩~

さて、ここではレポもひとときの休憩コーナー。
つかの間、LIVEとは無関係のゆるいお話におつきあい下さいませ。

この日、フォーラムに向かうまでに立ち寄ったのは、神保町と日本橋。珍しく、僕の用事にカミさんをつき合わせるというパターンでした。
まず神保町では、文化の日の週に合わせて古書祭りが行われていました。
それ自体はあまり掘り出し物も無く、結局はいきつけの店で『YOUNG SONG』『HEIBON SONG』といった歌本を漁ることに。
今回入手したのは、いずれもこれまで五線譜を持っていなかった「きめてやる今夜」「渡り鳥はぐれ鳥」が掲載されている、2冊のバックナンバー。

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Img464

2曲ともカラーページでの掲載ではなかったのが残念ですが、いつかは考察記事を書く身としては貴重な資料を得て、まずまずの成果でしたね。
しかし・・・「渡り鳥はぐれ鳥」って、当時こういうクレジット明記が普通だったのでしょうか?

続いて、日本橋は三越デパート新館へ。。
ここでは、『ザ・ビートルズ展』が開催されていました。

デビュー50周年ということで色々と盛り上がっているビートルズ。僕も相当なビートルマニアだと自負していますが、僕がこの貴重な展示開催を知ったのは、何とじゅり風呂さんの記事だったですよ~(majulineko様ありがとうございます!)。
知らずに開催期間が終わってしまっていたらどれほど後悔したことか。しかも有楽町とは目と鼻の先・・・これはもう、ファイナルの日に行くしかない!と決めていました。


Img405_3

展示内容は素晴らしいものでした。ありきたりの人寄せ開催ではなく、主催者のビートルズへの愛情がヒシヒシと感じられ、マニアとしても大変に満足のいく構成になっていましたね・・・。
展示品の写真撮影はNGでしたので、パンプに載っているものの中からひとつご紹介。


Img406

ポール・マッカートニー自筆のセットリスト。
「Straight in」と、楽曲の繋がりをどうするのか、といったことについても書かれています。こういうことはキッチリ決めておきたい、というポールの主体性は、ジュリーにも共通するところがありそうです。

その他の展示で特に心惹かれたのは、ジョージ直筆のコード進行表や、スチュアート・サトクリフの手紙など(いかにも孤高の芸術家、といった感じの筆跡でした・・・)。
スチュやピート・ベストの資料に力が注がれていたのは想定外のことで、とても楽しめました。

といったところで、この日の僕のビフォーは大満足、大充実。ジュリーのツアー・ファイナルにふさわしい、本当に良い一日だったのでした。

それでは休憩はこの辺りで終わり!ステージ後半のレポへと進んでいきましょう。

11曲目「約束の地」

Beautifulworld

ここからの後半初っ端の曲並びがまた素晴らしい・・・。
新譜の重さ、迫力と真剣に対峙したお客さんの心を癒やすバラード4曲は、びわ湖のレポートで僕が、京極夏彦さんの小説にインスパイアされて”憑き物落とし”のようだ、と表現してしまったコーナーです。

ジュリーは前半の熱唱、絶唱で喉を少し痛めたのか、このバラード・コーナーでは発声を変えてきたようでした。
「喉を痛めても、喉の別の所を使ったりしてやっている」と語っていたこともあったジュリー。ファイナルで、そのテクニックの駆使に気づいたお客さんはそう多くはなかったかもしれません。発声を変えたと言っても、いつものように素晴らしいヴォーカルでしたからね。

幻想的な照明もよく見えた2階最前列。
エンディングの鉄人バンドのコーラスと演奏に身を預け、優雅に舞うジュリーの両腕・・・これまた何度観ても素晴らしい。
息を飲みジュリーに見入る1階席のお客さんの様子が、上から見ているとステージのジュリーと同じ立ち位置、1つの風景の中に一体となっているように感じられました。

12曲目「君をのせて

Acollection

この曲は、41年前の11月1日のリリースだったんですね。
1971年というリリース年は把握していましたが、日付の認識はしていませんでした。ファイナルを目前にして、僕の周囲でも何人かの先輩がこのジュリーのソロ・デビュー・シングルのリリースに想いを馳せていらっしゃいましたね・・・。

ジュリーは今回のセットリストについて「みなさまお馴染みの曲がほとんど無い」なんて言ったりしましたけど・・・確かに「時の過ぎゆくままに」と、アンコールで歌われる2曲以外は、世間的な認知度は低い曲ばかりかもしれません。
しかしそんな中、さほど有名なヒット曲とは言えずとも、激動の70年代をジュリーと共に過ごしてきたファンにとって、”特別な曲”・・・ジュリーをよく知る人がよく知る曲、と言うべきナンバーが3曲。それが「コバルトの季節の中で」「気になるお前」、そして「君をのせて」ではないでしょうか。

エンディングの優雅なお辞儀は、ジュリーのデビュー当時からのお客さんへの信頼の証なのかもしれませんね。

13曲目「我が窮状」

Rocknrollmarch

さて、セットリスト後半スタートのバラード・コーナーでジュリーが発声を変えてきた、と先に書いたんですけど、一番それが分かり易かったのがこの「我が窮状」ではなかったかなぁ。

例えば「英霊の涙にかえて♪」の箇所。
「英霊」の「えい♪」は低い「ド」から高い「ド」へのオクターブ移動で、跳ね上がりに喉の気合が要るメロディーです。これまではジャストに高い「ド」の音の「い♪」にスパ~ンと移動していましたが、ファイナルでは
「えいぃ~~~~いれ~いの♪」
といった感じで、最初の「い」の発声を「え」と同じ低い「ド」の音で歌い、スッと力を一度抜くようにして「~~~~」と伸ばしながら高い「ド」まで徐々に昇っていく、という歌い方をしていました。

「あぁ、ツアーも最後に来て喉に相当負担がかかっているんだな」と思いました。
バラードではテクニック。ロック・ナンバーではシャウト。
それが、LIVEでの発声の術を知り尽くしたジュリーだからこその乗り切り方。こういうことも、ファンが最高に素晴らしいものを見せて貰えている、ということだと改めて感じた次第です。

14曲目「時の過ぎゆくままに」

Ikutuka

ツアーを通して感じてきたことですが・・・やっぱり大ヒット曲の威力というのは凄い、とまたしても実感。イントロ一瞬で会場の空気が変わる、と言いますか・・・。フォーラムでも「うわぁ~」というお客さんの歓びのため息が充満していくのが分かりました。

それにしても、大きな会場が本当に似合う曲です。
僕は後追いファンなもので・・・そう感じた時に思い出すのは『ジュリー祭り』のこの曲なのです。
ヒヨッコなりに「あの曲もやった、この曲もやった、あと残っている曲と言えば・・・」と指折り数えつつ、まだ「時の過ぎゆくままに」をやってない!という意識がハッキリあった中で始まったあのイントロ。僕もYOKO君もその瞬間、「うわぁ~」という空気を、ドーム2階席から自然に送っていたんだと思います。
そういうことが、この東京国際フォーラムという広い会場で今年も起こったんですね・・・。
やっぱり大名曲、素晴らしい力を持った曲なのですね。この先何度でもずっと聴き続けたい曲だと思いました。

15曲目「ラジカル・ヒストリー」

Dairokkan

バラード・コーナーが終わり、いよいよ佳境、怒涛のロック・ショータイム!

今ツアーではここで
「さぁ・・・盛り上がる!かな~?」
なんて感じでジュリーがお茶目に景気をつけてからイントロ、というパターンがいつしか定着してきていましたが・・・何ですか、後で多くの先輩方が仰っていたところによると、この日ジュリーは

「さぁ・・・盛り上がよ!」

と言ったんですって・・・?

低い声でしたし、僕は普通に「盛り上がるよ」と聞こえたんですけど、どうやら「いくぞオマエら!」みたいなニュアンスの、王様・ジュリーの命令形だったらしく。みなさま萌え萌えのご様子でした。
ちゃんと注意して聞いときゃ良かった~。


そして・・・思えば昨年夏、タイガース・ナンバーのセットリストを頑張っている最中に突如襲ってきた四十肩。苦節1年半、ここへきてようやく左腕が上に向かって上がるようになりました。
老虎ツアーでは”おいっちに体操”ナンバーが無かったから良かったようなものの(「シーシーシー」のイントロがキツかったけど)、今ツアー前半ではまだ思うように腕が伸びずにいたのです。それがいつの間にやら・・・。ひょっとして、このツアーの定期的な参加がそのまま適度なリハビリ運動になっていたのかな?
そんなことも、改めてジュリーに感謝!です。

16曲目「気になるお前

Julie6


註:すみません・・・この項は、一度書いた僕の文章に大きな記憶違があり(途中から「マンジャーレ!」の話になっていた)、再度書き直したものです。ご指摘くださった方々、ありがとうございました。

さぁ、今回のツアー・ファイナルは何と言ってもこれです!
博多公演のこの曲でジュリーが客席にマイクを向けてくれてお客さん大合唱(どうやらステージ上でのちょっとしたアクシデントに際しジュリーが機転を効かせた、という経緯があったそうです)の噂を聞き、「いいなぁ・・・」とうらやましく思っていたのですが、実はファイナル当日の僕はそんなことはすっかり忘れていて。
とにかくジュリーの動きとヴォーカル、鉄人バンドの演奏を、気合を入れてあらん限りチェックして帰るぞ!と集中して観ていました。

鉄人バンドの間奏は、下山さん→泰輝さん→柴山さんのリレー(書き直す前の文章では、この辺りが「マンジャーレ!カンターレ!アモーレ!」の記憶とゴッチャになっていました。大変失礼いたしました)。
ツアー後半から話題になっていたのは、泰輝さんのオルガン・ソロで柴山さんがキーボードに覆いかぶさるような体勢で何やらカックンカックンと激しく動いていて、それを受けてジュリーが次の柴山さんのソロ直前に「クレイジー・カズ!」とシャウトしたというお話。
どうやらファイナルでもジュリーの「クレイジー・カズ!」が炸裂したようですね。どうやら、というのは、僕は”おいっちに体操”に気をとられてその瞬間をよく覚えていなかったのです。ただ・・・大宮公演後に僕が定義した「ネクスト・カズ!」はありえないですね、やはり(恥)。

ジュリーはその前の下山さんのソロ部で”おいっちに体操”をしていましたが、泰輝さんのソロが始まって数秒後、「ハッ!」と気づいたようにキーボードの近くまでスッ飛んでいきました。柴山さんの動きに混ざりに行ったわけですね。それがこの日も「クレイジー・カズ!」に繋がったわけです。

柴山さんがソロになだれ込んでくるシーンは、今ツアー初めて観るパターンで、強く印象に残りました。
「きゅい~ん、きゅい~ん、きゅい~ん♪」と1拍づつのチョーキング・フレーズでソロ導入・・・その「きゅい~ん♪」1回につきワンステップを合わせ、ぴょんぴょん跳びながら進み出てきたんですよね~。
カワイイ系の柴山さんのソロは、久しぶりに観た気がするなぁ・・・。

で、ドラムスとヴォーカルだけが残る、先述の福岡公演でお客さんが大合唱したと聞いていた、まさにその部分。
ジュリーはそこで突然

カモン!

と叫んで身体を倒し、マイクを客席に向けたではありませんか!
不肖DYNAMITE、この時まったく何の躊躇もなく自然に反応できた自分を褒めてあげたい・・・。スラスラと歌詞が口をつき、結構な大声で歌うことができたのです。
ただ、隣のカミさんは「えっ?」という感じで機を逸したらしく、周囲に僕の大声だけが響き渡っている状況は、少し恥ずかしかったですけどね・・・。

色々と他の先輩方にもお話を伺うと、「不意を突かれた」という感じだったんでしょうかねぇ。すぐに歌えなかった、という人も多かったみたい。
あ、と言うよりも
「カモン!」=「来いよ!」
という王様・ジュリーの色気に撃ち抜かれて腰くだけになり、一瞬歌うことにまで頭がいかなかった・・・のかな?

本当に記念すべき「気になるお前」を体感できた、と今だにその瞬間を振り返って感動します。最高でした!

17曲目「時計/夏がいく

Sur


前曲「気になるお前」の執筆修正前に、僕は「マンジャーレ!カンターレ!アモーレ!」の記憶とごっちゃになって、柴山さんと下山さんの至近距離差し向かいの演奏について書いてしまっていました。

そのお話はまた後で「マンジャーレ~」の項で改めて書くとしまして・・・僕がジュリーLIVEの映像で初めてギタリスト二人のそんなシーンを観たのは、DVD『サーモスタットな夏』で演奏された「時計/夏がいく」だったっけなぁ、とふと思い出した次第です(当時は下山さんはまだジュリーのバンドにはいなかったけど・・・)。

今ツアーでは、接近こそしませんが、この曲で柴山さんと下山さんがステージの端と端で身体を向け合って演奏するシーンが3度も観られます。
向き合いたくなる気持ち、分かります。その箇所のギター2人は、完全な単音ハーモニーのツイン・リードなのですから。

楽曲全体で渋く出番のある泰輝さんの手元もよく見えました。下段左サイド、左手で演奏している音色は、以前レポートで僕が書いていたブラスセッションの音ではなく、バリトン・サックス単体の音色に設定されているようですね。

それにしても、大宮でYOKO君に「これだけは絶対違うような気がする」と言われてから、この曲の”おいっちに体操”参加を躊躇するようになってしまった~。
でもジュリーの動きは腕の上げ下げで通すのではなく色々なことをやっていますから、聴く側も自由にノる方が良いんですかね・・・。

18曲目「サーモスタットな夏

Samosutatto


イントロ、ワンテンポ置いてからの泰輝さんの頭上手拍子も恒例となり、ファイナルでもこの曲は大いに盛り上がりました。

何としても「L&V」ポーズだけはジュリーと一緒に決めたい、と気合充分に待ち構えているお客さんも多いようで(無論僕もその一人です)、見下ろした1階席のお客さんの右手が揃って突き上げられる光景がこれまた圧巻でした。
また、少数ながらもジュリーと一緒に3連発ジャンプをキメている前方席のお客さんも。僕もびわ湖公演では思いっきり跳んだものでした。そこまで、というのは普段は少し恥ずかしくてやれないのですが、神席の魔力というのは凄いんですかね~。
この日は遥か上から神席のお客さんのハジけっぷりを観られたことで、頭上手拍子のエネルギーを頂いていた、という感じでした。

下山さんのソロ部では、上手側前方で横揺れ状態の柴山さんに思わず注目してしまったり、サビになったら2・1の手拍子を頑張ったり・・・見せ場や切り替えポイントの多い曲で、観る側もなかなか大変、気合が必要です。

「ヤメテ!」は、やはりジュリー自身のシャウトなのでしょうかね。その瞬間ジュリーはクルリと後ろを向いてしまうので、僕はこのツアー、1度もしっかり確認はできていないんですけど。

19曲目「マンジャーレ!カンターレ!アモーレ!

Samosutatto

普段から”おいっちに体操”にご参加のみなさま。
腕の上げ下げって、左右どうしていらっしゃいますか?ジュリーの鏡?それとも反対?
僕は何の考えもなく反応してしまうので、その時々によって違います。
この日の「マンジャーレ!」、イントロで「あぁ、今はジュリーと鏡になってるなぁ」とか漠然と考えておりました。
しかしこの曲・・・鏡で上げ下げしていると、ヴォーカル部前の「じゃ~ん♪」の突き上げから掌パタパタが非常にやりにくい!ということに、ここへきて初めて気がつきました。掌パタパタは基本、右手でやる方がいい、ということのようですね・・・。

さて、下山さんがドラムセットの後ろを回って泰輝さんの背後霊になるのは、この曲です。柴山さんのリード・ギター部でそこまで移動してくるのですね。
この日は、「なんだキミは」といった感じの泰輝さんの振り向きに、「このままオマエの後で弾くぞ!」みたいなゼスチャー・フェイクを一発入れた後、中央を進み出てきた下山さんでした。
で、その後ステージ上手側でギタリスト二人が至近距離差し向かいのシーンを見せてくれるのも、この曲。下山さんのリードも無論大きな見せ場ですが、ここで柴山さんはダウン・ストローク鬼連打(びわ湖で確認しました)でバッキングしています。

ジュリーが最後の力を振り絞るように、ヴォーカル部以外の箇所で時折「うわちゃあ~っ!!」とシャウトし始めたのは、この曲からじゃなかったかな・・・?
喉に負担のかかる曲が多いセットリスト・・・長かったツアーもいよいよ終わりが見えてきて、ジュリーが全力疾走のラスト・スパートをかけたようです。

20曲目「君をいま抱かせてくれ」

Hello


この曲はイントロとエンディングで、”おいっちに体操”に加えて両腕を思い切り前に突き出すジュリーのアクションがありますね。
参加するお客さんも多いようで、もちろん僕もやるんですが、2階最前列はその際の開放感が格別でした。ジュリーを見たり、階下でキレイに動きが揃っているエリアのお客さんを見たり、となかなか忙しかったです。

ジュリーはヴォーカルの合間合間に鋭い渾身のシャウトを何度も挟んでの熱唱。
例の「カズだけで・・・」の歌詞も、この日のジュリーは1番2番とも完璧に歌っていて、そういえば今日はここまで歌詞間違いは無かったんじゃないかなぁ、と思いながら観ていました。

以前のレポでも書いたように、オリジナル音源の「君をいま抱かせてくれ」では、最後のサビ繰り返し部冒頭でジュリーのヴォーカルがクロス・ミックスになっています。
LIVEではその部分を鉄人バンドのコーラスに任せるのではなく、すべてジュリーが歌う構成としているため、CDのヴァージョンには登場しない2小節のタメがあるのですが、その時のGRACE姉さんのビシッ!としたフィル・インがカッコイイのです。
フィルの後・・・この曲ではそれまでもドラムスは結構ハードに演奏しているのに、「もう一丁!」という感じでさらなる盛り上げを見せます。姉さんのパワーに感動しますね~。

21曲目「明日は晴れる」

Asuhahareru


『Pray for East Japan』が全体のテーマとなっている、と今回のセットリストを受け止めているファンはとても多いようです。
共に大宮に参加したYOKO君も、「明日は晴れる」で終わる本割のセットリストは、そんな気持ちで歌詞を聴いていた、と打ち上げで言っていました。本割ラストに、お客さんの手拍子参加の無い、ただひたすらにジュリーの魂の咆哮をファンが立ちつくして聴き入る「明日は晴れる」という曲が配されたことは、とても重要だったと思います。

明日への思いを胸に、今こうして生きていること。
ジュリーの祈り、叫び・・・ファイナルでもしっかり受け止めてきました。

拙ブログでは11月末から12月初めにかけて、”セットリストを振り返る”コーナーとして楽曲考察記事に取り組むつもりでいます。
『Childhood Friend』のレポや、お正月コンサートのセットリスト予想など、お題の予定がたて込んでいますので、”振り返る”コーナーは3曲に絞ろうと考えております。既に「ラジカル・ヒストリー」と「約束の地」は執筆を決めているんですけど、残り1曲を「SPLEEN~六月の風にゆれて」にするか「6番目のユ・ウ・ウ・ツ」にするか、それともこの「明日は晴れる」にするか、激しく悩み中です・・・。

~MC~

大きな拍手に迎えられて再び登場したジュリーは、ことさらヘロヘロ状態をアピール。
「疲れました・・・。みなさんの疲れが出るのは明日以降ですが、ワタシは今、疲れました~」
と言いながらよろめく仕草です。
その時は僕も他のお客さんと一緒になって、そんなジュリーの訴えを笑って聞いていたわけですが・・・本当にジュリーの言葉通り、次の日になって身体中に筋肉痛が(汗)。
ジュリー、何もかもお見通しなのですね。

さて、MCでこの日一番のインパクトがあったのは、やはり吉田拓郎さんからTV出演の誘いが・・・という話でしょう。

「(お話を頂いて)ラジオかと思ったらテレビだった・・・テレビは横に広がって映っちゃうからなぁ~」
と、まずは笑わせてくれます。

吉田拓郎さんと言えば、坂崎幸之助さんとのオールナイト・ニッポンでのジュリー談義が、ファンの間で話題になっていますね。
僕はまだ聞けていないのですが、お二人のジュリーへの愛情、リスペクトが感じられ、ファンにとって大変嬉しい内容だったそうで・・・伺ったところによりますと、「勝手にしやがれ」について
「誰もジュリーになれるはずはない、アレンジを変えたりして別の切り口でカバーしないと・・・」
といった話題の最中、坂崎さんが
「(特に「勝手にしやがれ」について
は)沢田さんが一番良い頃ですものね~」
といった感じのことを言うと、拓郎さん即座に
「いや、(ジュリーは)今でもイイ声で歌ってるんだよ~」
と言ってくれたらしく・・・。
ジュリーファンとして、これは嬉しい!
こんなことを言ってくれる拓郎さんの誘いだからこそ

「(テレビは)あっちこっち色んな角度から撮られる・・・後で(編集時に)縦に伸ばしてくれたらいいんだけど・・・」

なんて言いながらも、ジュリーは大いにノリ気。それをファイナルのお客さんはしっかり感じていたと思います。

ところで拓郎さんのオールナイト・ニッポンと言えば、僕は中学時代に夜更かししてよく聞いていましたね・・・懐かしい。
聞くようになったきっかけは、友人から「ビートルズをかけてくれる」と教えてもらったから。でも、結局は拓郎さんのおしゃべりや企画の内容が面白くて、リピートするようになったわけです。
強烈に記憶に残っているのは、
『学校の部活の男子先輩や、同級生の男の子に恋してしまった男ども、手紙送って来い!』
みたいな内容のコーナー。
今の時代ならともかく、30年以上前の当時の中学生にとってはあまりに刺激的な企画と言えますが、送られてくる手紙が真剣であればあるほど、失礼ながら笑えたものでした。
夜中に堪えきれずに爆笑して、起きてきた母親に「あんた、なんごっね?」(鹿児島弁で「あなた、何やってるの?」の意)と言われたりしたものです。

それで僕も拓郎さん自身の音楽に興味を持って、ベスト・アルバムのレコードを買ったり・・・。
アルバムも数枚聴きましたが、一番好きな曲はダントツで拓郎さんヴァージョンの「襟裳岬」。変に力が入っていなくて、すごく暖かい。
「落陽」や「春だったね」もとても好きですけどね・・・。

おっと閑休話題。

ジュリーと拓郎さんは昔から気が合っていたようで・・・例えば『沢田研二のすばらしい世界』というスコア(発行年月日の記載が見当たりません。収載曲から判断すると、1973年か74年の出版でしょうか)をみなさまご存知とは思いますが、その中に多くの著名人がジュリーにひと言ずつ寄せているページがあり、拓郎さんの言葉も掲載されています。

Img463


自身のテレビ映りについて面白おかしく、ではありますがひとくさりしながらも、最後にジュリーは
「(拓郎さんから)声をかけてもらって・・・嬉しかった」
と、噛みしめるようにそう言いました。

「こんなこと言ってしまっていいのでしょうか?」とも(冗談めかせて)言っていたので、この日の時点ではまだ正式に告知できるような段階ではないのでしょうが・・・ファンの前でこの話をしてくれたということは、前向きに考えているということだと思います。
「言ってしまっていいのかな」と言いつつ、「ここだけの話」ではありませんでしたしね。

番組について何人かの先輩方はNHK『songs』ではないか、と推測していらっしゃるようです。なんでも、拓郎さんのコンサートに『songs』から花が届けられていたとか・・・。
さて実際どうでしょうか。楽しみですね~。
気になる出演内容については、「歌ではないんですが・・・」とジュリーが言っていましたから、拓郎さんの曲の合間にゲスト・トークのコーナーが設けられる、といった感じになるんでしょうかね~。

MCでもうひとつ強く心に残ったのは、ジュリーのスタッフさんへの感謝の言葉です。
ツアーを無事終えるにあたり
「これもひとえに・・・ワタシの努力!」
と、まずおどけた後で
「・・・ではなく、私を支えてくれたスタッフさん達のおかげです」
と真剣に言ったのです。直後に

「あり・が・と」

と、首を左・右・正面とカックンカックン振りながら言ったので、場内は思わず笑いに包まれたんですけど・・・。

何故か「あぁ、ジュリーはそろそろ、マイクを置く日のことまで考え始めているんだろうか?」と、複雑な気持ちになったり。
そう言えば名古屋公演では「上々の歌人生」という発言があったんですよね。その言葉から受けるイメージと共通するものを感じた「ありがと」でした。

ジュリーが歌をやめる日が来るなんて絶対イヤだけど・・・いつもファンの想像も及ばない先々のことまで考えているジュリーですしね・・・。

次がある、またジュリーの歌が聴ける、と楽しみに待つ今の状況を、もっともっと感謝しなければ、と改めて思います。
今回のツアーはこの日で終わってしまいましたが、もう1ケ月半待てば、お正月コンサートがあるのです。なんと幸せなことでしょう。
「12月に入ったら、お正月の稽古を始める」
と、ジュリーは言っていました。
どんな曲が頭にあるのでしょうね・・・本当に楽しみです!

ジュリーが目指す歌人生、とりあえずの目標は70越えのLIVE。
「見届けてください!」
ということで、MCのシメとなりました。
70歳を越えた先のジュリーも楽しみにしているけど、まずはファンもジュリー70越えの年に照準を合わせ、日々を頑張りたいものですね。

それでは、「オマケです~!」

22曲目「6番目のユ・ウ・ウ・ツ」

Royal3

長かったツアーもとうとう最後のアンコール。
この日僕は「オマケのオマケ」を期待(「
TOKIO」か「お嬢さんお手上げだ」を予想していました)して入場しましたが、ここへきてそんなこだわり、願望は無くなってきましたね・・・。
ジュリーのヴォーカルが振り絞るようで、凄いのです。

元々この曲はジュリーにとっては良い意味で「休める曲」かもしれない・・・Aメロは力を入れないで歌える感じですし、音域もアクションも、ジュリーをもってすればことさらキツイ方ではない、そんな曲。
しかし、だからこそジュリーはここへきて渾身・全力を捧げたのかもしれません。Aメロでの語尾の伸ばし方などは明らかにこれまでの各会場とは違いました。
近くで観ていらしたお客さんは、おそらく眼光の違いなどが分かったかもしれませんね。

23曲目「
ス・ト・リ・ッ・パ・-

Stripper

一転、こちらはヴォーカルが相当キツイ曲。
ツアー後半になって、この曲で声をひっくり返すシーンが目立ってきたジュリー。この日もあの新曲のヴォーカルや、「ラジカル・ヒストリー」以降のシャウトなどを聴いてきましたから、そうなってもいた仕方ない、と思って観ていましたが・・・。
ジュリー、高音すべて完璧に発声しました!

これがね・・・もう完全に喉自体は痛めつけられ、やられているんですよ。そこを、喉の動きをシャウトでカバーして音に変えています。
これはもう「しばらく声が出なくなってもいい」という歌い方。ツアーのファイナルの、アンコールの、大トリ限定の最後の手段です。スパ~ン!と到達する高い「ソ」の音・・・その心地よさ、カッコ良さが、何度も繰り返されます。
この「ス・ト・リ・ッ・パ・-」を聴かせられたら、「オマケのオマケ」なんて考えは吹き飛びましたよね・・・。

あと、柴山さんの横揺れもこれまでより大きめ・・・だったと思う。ひょっとしたらこれまでもあのくらいだったのかもしれないけど、とにかくアーム・プレイしながらあの横揺れアクションは普通無理!
ギタリストにとってあの動きは「1・2拍目がネック突出し、3・4拍目がネック引っ込め」ということになるんですが、柴山さんのパートはまさにその移動の途中にアーム・プレイがあるわけです。
確かにびわ湖での柴山さんは、下山さんのような大きな動きではありませんでした。とすれば長いツアーの間にアクションの感覚を掴んだのか、あるいは「思い出して」いったのか・・・ファイナルでは、見事な弦楽器2人の横揺れ揃い踏みを楽しむことができました。

☆    ☆    ☆

ジュリーと鉄人バンドが一度にこやかに退場した後のアンコールの拍手、凄かったですね。「アンコール」と声に出しているお客さんもいらっしゃいました。
僕としては、先述の「ス・ト・リ・ッ・パ・-」で感じた思いもあって、「もう1曲!」という期待はもう持っていませんでした。でも、「もう1度ジュリーが出てきてくれる」という確信は持って、みなさまに負けじと大きな拍手を送らせて頂きました。
隣のカミさんが「出てくるかな?」と聞いてきたので、「来るよ。(ステージ前の)スタッフさんが動いてないでしょ」と返しました。

大きな拍手を受けて、ジュリー、遅れて鉄人バンドのメンバーが再登場。
いつもの並び順で横一列となった五人は、丁寧に3回、お客さんにお辞儀をしてくれました。

その後、「シ~ッ!」と指を口にあてて、オフマイクで何か喋ってくれたジュリーでしたが、残念ながら2階最前列の席でその言葉を聞き取ることはできませんでした。
きっと、このツアーが無事に終わったことへの感謝をもう一度伝えてくれているのだろう、と思いました。
でも、感謝したいのはファンの方ですよね。どれほどの感動を、どれほどの勇気を、そしてどれほどのゴキゲンなロック・ショーを体験できたことか。やっぱり今年の『3月8日の雲~カガヤケイノチ』は特別なツアーだったと思います。

新規ファンの僕は、”新譜を引っさげて”のツアーというのは、『PLEASURE PLEASURE』『秋の大運動会~涙色の空』に次いで3度目の年、ということになりました。
過去の2回と今年でまず大きく違っていたのは、新譜のリリース時期です。過去2回では、新譜リリースとツアー初日が連動しているような感じで、ツアーに参加しながら新曲の細かい魅力に気づいていく、というパターンでした。

しかし今年の新譜は、3月11日のリリース。ツアーまではまだ間がある時期・・・しかし、当然ながらリリースはこの日でなくてはならなかったわけで。
「問題作」「思想作品」・・・これほどの大名盤にもかかわらず、音楽の内容についてよりもまず先について回るそんなイメージ。僕も敢えてそこにどっぷりと自らを落とし込んだ時もありました。
真剣に考え、自問し、対峙することで最後に見えてきた、純粋なるジュリーの「音楽」の素晴らしさ。自分はこんなに素晴らしい音楽を作っている人のファンなのだ、という思い。

新譜の4曲すべてを突き詰めて突き詰めて、知り尽くし考え尽くして・・・その後にやってきたツアー初日でした。
ここまでCDで聴き込んでしまったら、いざLIVEで聴いた時の新鮮味はどうなんだろうな・・・」なんて少し考えたりしましたが・・・とんでもなかった!どの会場に参加した時も、新曲のジュリーのヴォーカルにはトコトン打ちのめされました。
新曲4曲があってこその、セットリスト全体の魅力にもすぐに気がつきました。

そして、各会場でのジュリーのサービス、感謝の言葉。
仙台や博多の大成功、参加していない身としてもジ~ンとしました。正にジュリーにしかできない、ジュリーファン冥利につきるツアーだったのではないでしょうか。
きっと何年か後にも、自分で自分の書いたレポを読み返すことがある・・・今年のツアーについては、そんな気がします。

ジュリー、最高のロック・ツアーをありがとう!!

20121103

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コメント

DY様 こんばんは。

終わっちゃいましたねー。
放心状態。。。

1階ほぼ一番後ろのほぼ一番端っこ。
初めて行く友達に一番でかい会場で見せたいというスケベ心を澤会様に見透かされ「御仕置き席」に飛ばされました。(違)

彼女はリアルのアイドルは「たのきん」の世代。TVはともかくライブは見ごたえ無さそうに感じて日本人のライブには行ったことがなかったそうです。(外タレは結構行ってたとか)
今回同行するきっかけになったのは、ケータイに付いていたしゃん様が作ってくださった「カサブランカストラップ」
それに気付いた彼女が「ジュリーのファン?ライブとか行ってるの?」と聞き、興味を示したので誘ったのです。

知らない曲ばかりとならないように「ジュリー祭り」のDVDで予習してもらったのでわかる曲も結構あったと言ってました。
「ライブは見ごたえあった!」
「でも、ステージ遠すぎ。顔も衣装もわかんなかった。小さい会場のほうがいいなぁ。」と言われちゃいました。
はい、今度お誘いする時はなるべくこぢんまりした所をご案内します。

いつも一緒に行く友達は「なんだかんだ言っても渋谷公会堂が一番しっくりくるなぁ」とのこと。ジュリーも一番気に入ってるみたいだし、やっぱり「聖地」なんですねぇ。

「最終日」の申し込みはチケットの代わりに「小為替」が来ちゃいそうですが、初日は多分大丈夫そうなので「聖地」でお会いしたいですね。
レポ、今回も楽しく読ませて頂きます。

投稿: nekomodoki | 2012年11月 6日 (火) 21時57分

DYさん、レポ執筆、ありがとうございます。予想はしていましたが、やはり、お会いできませんでしたね…。私も、初日は大丈夫そうなので、渋公でお会いしたいと思っております。で、あの日、私は“淳”神席だったはずなのですが…下山さん、顔の陰影が強すぎます。よほど強い照明のときじゃないと、お顔の表情は確認できませんでした。衣装が黒だから、照明があたっていないときは完全に暗闇に紛れるし(本当です)。さすが、霊界のプリンス(違)。胴周りは、Part1ファイナルでお見かけしたときのDYさんより、一回り細かった…マジで下山さんには、もっと太ってほしいです。幸運なことに、私のお席は、意外にも、右斜めを向くとカズさんがよく見えるお席だったので、カズさんウォッチングもできました。そのため、ギター兄弟のコーラスも、よくわかりました。下山さんがコーラスに参加するのは「届かない花々」と「我が窮状」だけです。ちなみに「届かない花々」のコーラスだけは、意外にもカズさんは参加しておらず、泰輝さんと下山さんが務めておりました。

追伸:3日の夜、Gファンである私は、スポーツニュースをハシゴしておりました。で、番組と番組の間の放送時間が空いたので見たのが「SONGS」。雪村さんが出演していました。そこで、元春さんが、雪村さんとのデュエット曲を書き下ろしていたことを初めて知りました。初めて聴きました。そして、YouTubeに、曲のPVのさわりだけアップされていたので、貼っておきます。
http://youtube.com/watch?v=JxoSjedSpSs

投稿: 74年生まれ | 2012年11月 7日 (水) 00時31分

おっしゃる通り、新曲、演奏も素晴らしかったですね。
ただ、私はものすごく正直に申せば、
「涙色の空」の最後の最後にすべてを断ち切るようなあのドラムの一打だけは、
非常にショッキングで、悲しく残念でした(とりわけ千秋楽)。
もちろん私の個人的な趣味嗜好の問題で、感じ方は人それぞれだと思いますけれども、
そんなことを思っているのは私だけなのかな…
DYNAMITEさんはこの点、どう思っていらっしゃるか、ぜひお聞かせいただければ幸いです。

投稿: ちこ | 2012年11月 7日 (水) 19時19分

nekomodoki様

ありがとうございます!

終わってしまいました…寂しいけれど、本当に大成功のツアー、そして大成功のファイナルでしたね。

確かにフォーラム1階後方端っこで肉眼ですと遠いでしょうね~。でも音は良かったんでsないですか?老虎ツアーの初日が1階後方だったのですが、そう感じましたよ。

それにしてもnekomodoki様もお正月のファイナル落選ですか…僕の周りにも楽を外して落ち込んでいらっしゃる方々が大勢…。すごい倍率だったのでしょうね。

かく言う僕は、とにかく初日。初日さえ行ければ!という考え方で。
どうやら無事に行けそうで、ホッとしています。

74年生まれ様

ありがとうございます!

広い広いフォーラムでしたからね~。てか、そんな松席にいらっしゃったんですか!
で…至近距離から見た下山さんが…僕より細かった…と?
う~ん…どうなんでしょう。下山さんの場合は、身長がありますからね。

下山さん、コーラス2曲だけ…でしたっけ?「マンジャーレ」は…?
確かに「届かない花々」の下山さんのコーラスはカッコイイです。「feeeel」のサイケな感じとか。

次はお正月ですね。
初日…渋公ならばおそらくお会いできるでしょう!

すみません、一度切ります~。

投稿: DYNAMITE | 2012年11月 7日 (水) 21時25分

ちこ様

ありがとうございます!

さすがです…今ツアーでの「涙色の空」のエンディングの違いにお気づきとは。
仰る通り、ドラムで〆るエンディングは今ツアーから導入された構成で、CD音源とも異なります。
これまでは、泰輝さんのピアノが鳴って全体が自然にフェイド、という構成でした。

おそらくジュリーのサジェスチョンかと思いますが、アレンジの変貌は、実はGRACE姉さんよりも柴山さんのギターなのです。
最後の「ミ」のサスティンの音を、泰輝さんのピアノよりも長く伸ばしています。しわがれたようになりながらも音はずっと永久になっている、というエフェクト設定ですから、音を止めるには指で弦に触れる必要がありますが、音を出しているのが柴山さん単独だと、サスティン・ディレイが止まる時のこすれる音やノイズが目立ってしまう可能性があるので、ドラムスが助けている意味もあるのでしょう。無論、音を切るタイミングを出している、ということが一番ですが…。

ちこ様が、エンディングの余韻まで楽曲の一部、として聴いていらっしゃることは、『秋の大運動会』でお隣だった時に分かりました。今回のことは、その感覚とズレが生じてしまったのでしょう。

僕の場合は…実はまったく気にならなかったんですよね…。
ただ、エレキギターがあの設定、アレンジでなければ、最後のドラムスの一打は無かった、ということだけは言えると思います~

投稿: DYNAMITE | 2012年11月 7日 (水) 21時51分

「マンジャーレ」のコーラスについては、私も、下山さんの声が入るものだと思っていたのですが、フォーラムでの千秋楽に限って言えば、下山さんは演奏のみでした。私の席からは、ギター兄弟のお2人が、マイクに口を近づけているか、いないか、が、まるわかりでした。泰輝さんも、見えました。GRACEさんだけは、シンバルでお顔が隠れてしまっていました。

投稿: 74年生まれ | 2012年11月 7日 (水) 22時26分

いい仕事をたくさんしてほしいですね。
いい歳をして、職業訓練にかよっているのですが、テストでひどい点をとってしまって、退学処分の問題になっています。
どうなるんだろうか。

投稿: hiromi | 2012年11月 8日 (木) 16時00分

詳しいご解説ありがとうございます。
エンディング部分で、カズさんのギターがぐぁ~んと鳴っているのは素人ながら私もわかっておりましたが(それは特に気にならなかった)、そのギターに対応しての最後のドラムスの一打、ということなのですね。
理解はした上で、やはりもうちょっと情緒ある〆であってほしかったな、とは思いますけれども、それは私個人の好みの問題と思いますし…
本当に素晴らしかった今回のツアーに水を差すようなコメント、書くべきではないかも…と実はかなり迷ったのですが、DYNAMITEさんに専門的かつ真摯なご回答をいただいて、とても嬉しかったです。どうもありがとうございました。

投稿: ちこ | 2012年11月 9日 (金) 00時27分

11/3フォーラム2008年東京ドーム以来ソロコンへ実に4年ぶりにいってきました

諸事情によりギリギリまでホントに行けるかどうか判らなかったのですが何とか間に合いました

1年や2年は行けなかった時もあったのですが
こんなに空いたのは始めてでした
いや~知らない歌だらけだったらどうしよう
と不安でしたが

新曲はともかく(何しろ当日、会場で今回と前回のアルバムを買ったので)
DYさんの他会場レポで思ったより馴染みの歌がありホッとしました

曲名わからなくても聞けば、あ~!と思うのもあったし長年の何とかで知らない歌でも雰囲気や流れがわかるのですね

ジュリーのステージはやっぱり私にとっては安心でき落ち着きます。
今回は久しぶりだったのに時間がなくてジュリ友さん達とも会えなかったのですが

今度はいつ行けるかなァ。1月無理でも夏ツアーに?1度は行きたいと思ってます(^^♪

投稿: hiko | 2012年11月 9日 (金) 18時06分

74年生まれ様

そうだったんですか…。
びわ湖では下山さんが「マンジャーレ!」でコーラスしてたのを見たように思うのですが…。
まさか会場ごとにコーラス・パートが違うということもないでしょうしね~。僕の記憶違いでしょうか。

hiromi様

ありきたりですが、後悔のないようベストを尽くすしかないのではないでしょうか…。

ジュリーファンには毎年大きな楽しみがありますから、それが日常の努力の支えになると思います。

ちこ様

いえいえ、ちこ様が感じたままを書いてくださるのが一番ですからね!

おそらくちこ様は『秋の大運動会』や『Ballad and Rock'n Roll』での「涙色の空」が相当強く印象に残っていらっしゃるのでは。
僕も『秋の大運動会』初日の「涙色の空」のCDとまったく同じ鉄人バンドの音に感動したものでした。
しかし僕としては今ツアーの音作りも大いに評価したと思っています。ちなみに個人的な好みでいいますと、僕はGRACE姉さんのドラムはかなり好みなんですよ~。

すみません、一度切ります~。

投稿: DYNAMITE | 2012年11月 9日 (金) 22時21分

執筆途中であるにもかかわず、何度もコメを書き込んでしまい、お手数をおかけいたします。
フォーラムでの“ギター兄弟のコーラスがよく見える”お席での最大の収穫は、柴山さんが「F.A.P.P」で、CD音源の伊豆田さんの代わりにコーラスを務めている場面を見たことです!柴山さんが作られた曲ですから、当たり前といえば、当たり前なのかもしれないし、とっくにご存知だった方も多数おられたかもしれません。でも、あの日まで、私は勝手に、泰輝さんがやっていると思い込んでいました(恥)。最後の最後で、事実を知って…なんか胸が熱くなりました。カズさんも、ジュリーに負けず劣らず、カッコいい60歳です。

投稿: 74年生まれ | 2012年11月 9日 (金) 23時52分

DY様、
いつも拝見するばかりで、ご無沙汰しておりました。
仙台の感想を、と思いながら、個人的な忙しさに紛れて、今日になってしまいました。
時間が経って、細かい所は遠ざかって行き、新曲4曲の事だけが印象に深く残っています。
Part1では、ジュリーの生の声に圧倒されるような感動でしたが、Part2仙台公演では、感動はもちろんですが、新曲でジュリーとメンバーがとても緊張しているように感じられました。特に"3月8日の雲"から"恨まないよ"にかけて、客席の反応をとても気にかけているようで、メンバーは何かに耐えながら演奏しているようにさえ見えました。ジュリーの魂の叫びのようなヴォーカルに、客席には目頭を押さえている方も多くおられました。ステージからの緊迫感が大き過ぎて、私はハラハラするような気持ちでいましたが、"F.A.P.P"で曲調がちょっと変わると、客席の気持ちが伝わったのかステージの緊張もフワッと緩んだように感じられ、"カガヤケイノチ"では、やっぱり"貰った命"の所で涙が止まりませんでした。
その後、ステージ狭しと本当に端から端まで走り回ってくれたジュリーに、沢山の感動とエネルギーを分けてもらいました。
ファイナルのレポを読みながら、遅ればせなが

投稿: yurachan | 2012年11月10日 (土) 17時04分

(なぜか途中になってしまい、すいません。 続きです。)

遅ればせながら、書かせて頂きました。これからも期待しています。ありがとうございましたm(_ _)m

投稿: yurachan | 2012年11月10日 (土) 17時12分

hiko様

ありがとうございます!
3日のフォーラムにいらっしゃっていたのですね…。

hiko様の感想を拝見して、なるほどと改めて思ったのは、セットリスト3曲目をツアー後半から「コバルト~」に変更した効果です。きっと「馴染みの」曲だったのではないですか?

ヒット曲やります宣言のあった来年のツアーで是非お会いしましょう!

74年生まれ様

ありがとうございます!

「FAPP」、柴山さんは綺麗な声でコーラスをとっていますね。
ギターの切り替えがあれほど忙しい中でコーラスまで担当するのは、無論柴山さんの自作曲だからということでしょう。
サビ直前部のコーラスなどは、ひょっとしたら作曲段階でアイデアがあったのかもしれませんしね…。

yurachan様

ありがとうございます!

仙台公演、ツアー日程が発表された時からずっと気になっていました。

その大成功の様子を僕は大宮のレポを書いている途中であちこちで拝見して、本当に嬉しく思ったものでしたが、地元のyurachan様のお言葉でさらにグッとリアルに感じるものがありました。
素晴らしいながらも、2曲目「恨まないよ」までの緊迫した様子、そして曲調が変わり「FAPP」「カガヤケイノチ」での爽快な雰囲気も伝わってきましたよ~。

LIVEのことではありませんが、ピーのファンサイトでのお言葉も嬉しく拝見しました。
本当にありがとうございました!

投稿: DYNAMITE | 2012年11月11日 (日) 18時10分

DYさま
 はじめまして。いつも素敵なレポをありがとうございます。
 Peeサイトからお邪魔させていただきました。
 ジュリーのカモーン!にやられたフォーラム・素晴らしかったですね。
 
 3日☆フォーラムの前にビートルズ展・・というくだりにキャッ・・私も・・(笑) 
 10年位前でしょうか・・ポールが還暦ツアーで来日したときアリーナで超弾けたこともありビートルズははずせない!!と・・
 今年はドナサマーやビージーズ・ロビン・ギブの訃報にGSのあとはまったモータウン♪が遠くなっていく一抹の寂しさを感じてました。
 湯川れい子さんや星加ルミ子さんに憧れた時代が懐かしく時々ミュージックライフを求めに古本屋さんに立ち寄ったり・・

 時代屋の女房のようなセピアおばさんですがこれからも時々お邪魔させてくださいね。


投稿: ナミ | 2012年11月12日 (月) 18時58分

今晩は。執筆中にまたまたお邪魔します

前回、私はかなり伝えたい事を抑え端折ってコメいたしました
今回のジュリコンは正直言って、あまりにも久しぶりでしたので
私なりに行きまくってた頃には見えず分からなかった部分が多々あった事に気がつき、奇しくも選曲から改めて感じさせられたり見つめ直してしまったという
忘れられない貴重なライブとなりました。

去年の春辺りから澤會の通知も来なくなってたので、ほぼTGが無かったら多分きっと離れたままだったかもしれません。久々のジュリーの生の歌声にもう一度ステージに行ってみようと思い鉄は熱い内に打て!気分でとにかく行かなくてはとずっと思ってました

ホントに知らない歌は意外と新曲含め8曲程度でオープニングは私が曲名を覚えてなかっただけで好きな歌でした。
でもそのキスが欲しいが2曲めとは!イエまだ歌ってくれててヒジョ~に嬉しかったのですが私の感覚ではエ~もうここで出てきちゃうのォ~?

コバルト~はPart1ではお嬢さん~だったんですね。歌の雰囲気が随分違いますけど季節に合わせたのかしら

久々だというのに今回、どうしても早く帰宅せねばならず生まれて初めて途中抜けというか
最後の2曲をゴメンナサイしました
MCがいつものように長かったらどうしよう。最悪、休憩中かな。ホントは気になるお前が済んだらのつもりでしたが席も通路側でなくタイミングが難しくて、でソデに引っ込んだ時に…

新曲4曲スゴイ迫力で私はもちろん初めて耳にしたのですが歌詞を追いながらじっくり聴いてると情景が眼に浮かび泣けました
魂に響くというか心揺さぶられるというか、
ああいう所は昔と変わらずジュリーの凄さというか魅力でありステージに引き込まれてしまうんですね。生でなければ味わえないそんな思いが蘇ってしまいました。ホントに麻薬みたいですよ。そして1曲1曲に想い出があり、その時々の自分がいるんですね。

かなり長くなってしまって申し訳ありません。
お喋りはまだしたいのですが、出しゃばってしまいそうなのでここらへんで…
とにかく、どんなに離れてても私にとってジュリーのライブはいつでも自然に戻れる場所だったんだなァ。と痛感しました

ピーが帰ってきてTGの素晴らしさを感じたからこそ改めて、やっとジュリーをキチンと真正面から向きあえる気がします

ずっと元気で歌い続けてくれてジュリーが場所を守っていてくれてたからこそ今もこれからも続くんですよね。ジュリーに数々のありがとうを言いたいです(^^♪

投稿: hiko | 2012年11月12日 (月) 19時37分

ナミ様

はじめまして!
いつも暖かい気持ちで拝見させて頂いているピーのファンサイトからお越しくださったとのこと…とても嬉しいです。ありがとうございます!

そうでしたか…フォーラムの前にビートルズ展に!
時間を考えると、確実に会場ですれ違っていますね~。本当に素晴らしい企画、展示内容でした。

僕はポールの「フラワーズ・イン・ザ・ダート」のツアーが東京ドームデビューでした。懐かしい…
次の来日が待たれますね~。

これからもどうぞよろしくお願い申し上げます!

hiko様

ありがとうございます!

そうでした…hiko様は近年までジュリーのコンサートにもずっと参加なさっていらっしゃったのでしたね。
ならばやはり今ツアーはまず2曲目の「そのキスが欲しい」…「もうここで?」という思いも、多くの先輩方と同じです。新規ファンとしては、「なるほどなぁ」と思いを巡らすばかりです。

新曲の緊迫感…今ツアーずっとそうでしたが、フォーラムでは正にすべてを出し切るような歌い方で…でもジュリーって、昔からいつもそうだったんでしょうね。力の限り歌う、という当たり前ながらとても難しいことを続けてきた人…。

LIVEに参加すればいつもそんなジュリーに会えるのだ、ということがこの頃だんだん分かってきました。

ピーが帰ってきて、改めてジュリーと向き合える…重いお言葉です。
それもまた、ジュリーが続けてきた年月の重みなのでしょうね…。


投稿: DYNAMITE | 2012年11月12日 (月) 21時30分

あれ?プリンスがドラムセットのうしろをまわって
泰輝さんと軽くじゃれてから、中央に出て来て
カズさん取っ向かいあって「鉄人バロムワン」をやるのは
マンジャーレじゃなかったかな?

そして、気になるお前で、もうひとつ気になってた
「○○カズ!」は、残念ながらネクストじゃなくて、
クレイジーでしたね。

投稿: しょあ | 2012年11月14日 (水) 01時06分

しょあ様

ありがとうございます!

大変お恥ずかしい次第で…速めにご指摘頂いて、助かりました…。
途中から完全に「マンジャーレ!」とシンクロしたレポになっていましたね(大汗)

このままですと、2日後くらいに「マンジャーレ!」の項を書きながら「ああっ!」と頭を抱え、「恥ずかしい」では済まなくなるところでございました。

しかし…「マンジャーレ」の項で今回の誤記をコピペしてたらさすがにバレますよね…。むむむ、どうしよう…。

「○○カズ!」はですね…気をつけていたはずなのに聴き取れなかったのです。
でも「ネクスト」でないことだけは分かりました(再恥)。

今回は本当にありがとうございました。気合入れて書き直します!

投稿: DYNAMITE | 2012年11月14日 (水) 07時48分

DY様

レポもあと一息ですね。

最初にいただいたレスにヒット曲やります宣言、云々とありましたが、私としてはわざわざ宣言するとは何どうしたの?が正直な気持ち。

確かに一時、前半は新アルバム中心に後半は、それまでのお気に入り歌にアンコール含めてのヒット曲&皆が知ってるだろう歌のオンパレードの頃がありました。

71年12月のリサイタルから足を運んでいた私ですがジュリーのステージに心から魅せられる様になったのは74年頃~だったと思います。
当時のLPで言えば「ジュエル・ジュリー」になりますが…

更にステージや歌にドラマを感じ、情景を描くようになったのが「絆」
初めて聴いた時は涙が出たものです
「いくつかの場面」のLPも好きで何度、聴いたか…

例えば日劇の様な1週間もの長期間なら初日、中日、千秋楽と行き中日は必ず少しでも離れた席でみる…それが私の鉄則でした。

当時、日劇は自由席の通し券があったので、それで照明やら何やら全体の雰囲気を感じることが出来たんですね

今では考えられませんよね。
だからこそジュリーのステージに魅せられたんです

でも、そこらへんの話は過去記事の各々の歌について生意気にも語らせていただこうかな…?
もしも出しゃばり過ぎたら遠慮なく言って下さいね

多少のヒット曲はあってもいいけど、無理しなくてもいいよ。自分の好きな曲、唄って
と私は言いたい気分。

元々、世間一般に知れ渡った歌より隠れた名曲の方が好きな天邪鬼ッ子なので(もちろん中にはヒツトした歌もあるけど…)

その時は、お付き合い下さいますよう、よろしくお願い致します(^^♪

投稿: hiko | 2012年11月16日 (金) 00時01分

hiko様

ありがとうございます!

70年代のジュリーLIVEについては色々な先輩からお話を伺っていますが…本当にうらやましいです。
貴重な洋楽カバーや、アルバムの収録曲。そして昼夜の公演。ジュリーや井上バンドにとっても、現代のイベント体制では考えられないほどの、凄いハードスケジュールだったようですね…。

ヒット曲やります発言については…こんなことは考えたくないのですが、ジュリーはいよいよ自らの歌手人生の終着点を考え初めて、そこに向かって色々なことを考えているのかなぁ、と…。
もちろん、ジュリーはいつもファンでは想像もつかないような先の先まで考える人ですから、『サーモスタット』ツアーで言っていたように、「『危険なふたり』のキメポーズの足が上がらない…それでもいいじゃない!」という80歳越えのシーンも、楽しみに待ちたいなぁと思っています!

投稿: DYNAMITE | 2012年11月16日 (金) 08時34分

たびたび、お邪魔します。もう少しで完成ですね!
千秋楽で、私が聞いた「サーモスタット」での「ヤメテ!」は、GRACEさんでした。これも間違いないです。
レポの完成を楽しみにお待ちしております。

投稿: 74年生まれ | 2012年11月17日 (土) 10時56分

74年生まれ様

ありがとうございます!

そうでしたか!
あの声がGRACE姉さんだとすると、僕の参加した他会場でも、「あれはGRACE姉さんが担当していたのかな?」と思い出される会場もあります。

しかし、そんなトコまでバッチリ見えるお席でファイナルのあのステージを楽しまれたのですね…ひたすらにうらやましいです~。

投稿: DYNAMITE | 2012年11月17日 (土) 20時31分

連投、失礼します。DYさん、レポ執筆、お疲れ様でした。
せっかく完成したレポに、このようなコメを書き込むのは、大変、心苦しいのですが、ここでしか書けない感想です。個人的には、松席で聴いた「6番目のユ・ウ・ウ・ツ」は、鋭さが無く、少しやわらかくなっていたように聞こえました。思い入れがある楽曲なので、気のせいではないと思っています。もちろん「ハッ・ハッ・ハッ!」の部分と最後の「ヘイ!!」では、思いっきり拳を上げましたが、違和感があったのも事実です。具体的な違いを挙げると♪毎日 僕 眠れない 愛せない♪のメロディーに「フォ~~ン」という感じの音で、泰輝さんのシンセが入っていました。私は、Part2への参戦は千秋楽が最初で最後なので、比べようがないのですが、少なくとも、Part1は、いつも通りの「6番目」だったような気がします。でも、その分「ス・ト・リ・ッ・パ・-」が辛くなっていたのも事実です。だから、千秋楽での「ス・ト・リ・ッ・パ・-」での高音域の発声が完璧だったのは「6番目」でボーカルをセーブした賜物だと納得しました。もちろん、ジュリーの選択に異論はありません。本割りでの熱唱を聴いて、文句を言ったら、バチが当たります。ダブルアンコールで、客席に語りかけるジュリーの声は潰れていました(聞こえない1階後方席・2階席に配慮したのか、わざと口パクでしゃべった部分もありました)。松席でも、かろうじて声が聞こえた程度です。
私は、アンコールの後と、一本締めが終わった後に、退場するジュリーと鉄人バンドに「ありがとー!!」と叫びました。心から出た言葉でした。

投稿: 74年生まれ | 2012年11月17日 (土) 23時09分

DY様

ご無沙汰しております。またフォーラムではご挨拶もできずご無礼致しました

バタバタしておりコメはできませんでしたが、ずっと拝見してますよ〜

フォーラムの1階席はステージから客席に向かって前・真ん中・後ろの3ブロックに別れてますが、私は真ん中のブロックの最後尾におりました。

ちょうど2階席の下に位置してましたので、LIVE中の2階席の状況は全くわからず、その点では残念でしたが、センターゾーンの席でしたのでステージに集中するには、絶妙な位置でしたし、後ろが通路ですので、何の気兼ねもせず、思いっきりスタンディングすることができました。

しかし、フォーラムは広い

事前の情報では集客に苦戦しているような噂もあったんで心配してましたが、休憩終了間際にステージ近くまで行って振り返って2階席を見た感じではフルハウスのようでしたね〜

今回のツアーは、幸運にも大阪、岡山、名古屋、神戸、河内長野、そしてフォーラムの計6回参加できましたが、どの会場もフルハウスで盛況でした。

もっと大会場で動員できるアーティストは他に何人もいるでしょうが、40年超に亘ってツアーを毎年演り続け、64歳になっても動員力が上がっているアーティストなんて、日本どころか、世界中探しても他にいるんでしょうか

いかにジュリーが希有なアーティストであるかを示す証左のひとつではないかと思います。

さて肝心のLIVEの感想ですが、開演前、私が最も気になっていたのは、ジュリーの声の状態でした。

喉への負担を承知のうえで、メッセージ色の強い新曲4曲を歌い続けた今ツアー。

新曲4曲を奇をてらった話題作りだと薄っぺらく捉える向きもあるなか、声高に主張することは全くないですが、自らの肉体を代償に、歌声だけで全国に新曲を届けたジュリー。

その姿勢こそが、本物のロッカーの証(あかし)であり、新曲4曲に込めたジュリーの深い思いが鬼気迫るぐらいに全国の観客の心に届いた理由だと私は思っています。

しかし、やはりその代償は大きく、MCの声はガラガラになっていても、ツアー前半、特に岡山ではリアルタイムで聴いてた頃と全く変わらない完璧な歌唱と指差しで私を圧倒した『ストリッパー』の「お前の全てを〜♪」の高音部が、私がフォーラム前最後の参加となった河内長野では、遂に出なくなっており、言葉にできない、えもいわれぬ衝撃を受けたものです。

「やっぱり声は限界なのかな…

初のソロコン、初の東京千秋楽参加のワクワク感とともに、そんな不安も胸に足を運んだフォーラムでしたが、私の予想はいい意味で完全に裏切られました。

今ツアー後半で苦しんでいた各曲の高音部はほぼ完璧で、私の参加した会場ではフォーラムのヴォーカルが一番良かったと思います。これが千秋楽の凄さなのかも…。

特に、この日唯一、高音部が苦しそうだった『サーモ…』の後、『マンジャーレ…』のAメロでは、声こそ出ていましたが、喉への引っ掛かり具合が明らかに増していましたので、

「いかなジュリーでも、さすがに最後の曲まで、完璧に歌うのは無理かな…

と思いながら聴いていると、やがてサビに突入。

喉への引っ掛かりはそのまま変わらずに続いていたはずなのに、

「君のこと〜♪」

で突然スパーンとヴォーカルが綺麗に抜けると、急に声が復活したのには、心底驚きました

今思えば、あれがジュリーの言う「声帯の違う部分で歌う」プロの技を駆使した瞬間だったのでしょうか

追伸1
shoutが多かったのは、ジュリーがフルハウスの会場の盛り上がりを受けて、それだけテンションが上がっていたと単純に思っていましたが、高音の発声方法にも関係していたんですね〜。

追伸2
『カガヤケ…』『気になる…』では、もちろん私も大音量で歌いました。
特に『気になる…』では咄嗟に反応できて思いっ切り歌うと、私の周辺では完全に合唱になってましたよ〜(嬉)

追伸3
千秋楽の映像収録はなかったようですね。残念です。
LIVEバージョンの新曲4曲は今ツアーで完全に封印されてしまうのか…

追伸4
渾身のレポ、お疲れさまでした。セトリのご伝授も楽しみにしてま〜す。

投稿: Mr.K1968 | 2012年11月18日 (日) 00時14分

長すぎて途中で切れてしまいました(汗)
失礼しました。

追伸3
千秋楽の映像収録はなかったようですね。残念です。
LIVEバージョンの新曲4曲は今ツアーで完全に封印されてしまうのか…

追伸4
渾身のレポ、お疲れさまでした。セトリのご伝授も楽しみにしています。

投稿: Mr.K1968 | 2012年11月18日 (日) 00時24分

DY様へ

 有り難うございました。

 私は“太平楽な読み手”のままで、お手伝い出来るほどの資料も持ち合わせていないことに、心苦しさを感じている今日この頃ですが…
 何故か、レポの完成を…今回ほど首を長くして(笑)、待っていたことは有りませんでした。
 私なら、きっと途中で投げ出している? …仕事をされながら、毎回、衰えない筆力と、記憶力…敬服しています!

 レポの感想ですが、毎回、感じているところから・・・

 度々“お席の位置関係”から、話題が展開するのは致し方ない部分が有るのでしょうが…。

 私自身は、今まで本当に拘りなく来てしまっていることなので、実は理解に苦しむ時も…。
 ※ 例えば、半年前に先行申し込みをしても、愛知芸文・大ホールの4階・5階席ということが、他のコンサートで割りと有り…(*一般発売・同一料金で、良席チケットを手にする人が多い場合が!)腑に落ちない想いを、何度も経験しているから?
 FC未入会の身には、2階席なら有り難いと思えて(笑)。

 ただ、DY様が、びわ湖公演にて、あの様な良席を得られたことを記事にて知った時は…自分のこと以上に、嬉しかったのも事実でした(*母心の様な…?)。
 ※ 来年7月のジュリーの大阪フェス(*いちばん好きな会場です!)公演だけは、良い席で観たい! …聴きたい! …と思っているので、そろそろ澤會に入るべきかな?

 “超”の付くほど酷い近視と乱視に加え、部分的に老眼も? …で、ステージから遠い席でも、私はオペラグラスを使用できませんが…“脳内拡大鏡”という幸せな武器(!?)を携え、コンサートに臨むので(笑)…
 ジュリーの生歌が聴けるだけで、基本的にどんな席でも満足でき…自分だけの空間で(*殆どの場合、隣には夫がいますが)、
 ジュリーは、ほぼ実物に近いサイズで見えてきます(爆)。
 1階でも…後方の席では、ガッカリされている方が結構多いことを知って…ちょっと残念に思う次第です。
 十人十色…百人百様? ファンとして、私が変なのかな?

 臨場感溢れるレポ記事を読ませて頂くことで、より想像力も高まり、私の脳内拡大鏡も、一層、いろいろな角度を映し出せる様になった気がしています。

 ジュリーと鉄人バンドとの関係が、今、本当に“良い頃合いを保っている”ことが、より伝わる今回のレポ記事に触れて…
 DY様御自身が、いろいろな面で“言葉選び”に、御苦心なされたことを感じました。
 私の様な者にも、理解し易い文章でした。

 DY様も、近視に乱視と伺いましたが、パソコン操作で、目にお疲れは残っていませんか?

 今ツアーほど、ラスト公演を観たい(*もう1度、新曲を生で聴いて置きたい!)と思ったことは有りませんでしたが、レポ記事で、いっぱい臨場感を味合わせて頂きました。

 感謝しています。

投稿: えいこはん | 2012年11月18日 (日) 13時14分

DY様、レポの完成ホントにお疲れ様でした

久々のジュリーのソロコン私は結局、大千秋楽のフォーラムのみ滑り込みセーフの参加でしたが私にとってはホントに色んな意味で意義の多いライブでしたので思い切って行って良かった。とつくづく噛みしめております

ただ、皆さまも仰るように私も最初から声や喉に歌い方等は全体を通して気になっておりました

最初は歌詞忘れでなのか、単純に歌い方を変えたのか、でもどうもそうではなさそう…風邪でもひいてて熱でもあるのかと思ったり色々でした。時折、辛そうな感じや「ウソ!もしかして声がひっくり返った?」や出にくそうだったり「あれェ~どうしたのかなァ」
結構、ハラハラドキドキしたんですよ

でも私が今回1番、戸惑ったのは休憩。
2年ぶりに参加したドームは長時間でしたし、ほぼTGも他のメンバーの事を思えば休憩があっても納得でした。

いつのまに休憩が入るようになったのでしょう。ソロになって最初の1・2年はあったと思うけど、途中で休憩入れると気がそがれるとか何とか言ってなくしたのはジュリーが最初で、秀樹や五郎等POPS歌手やなんかもみんなジュリーにならえ!で休憩なしが当たり前になったんですよ。

とは言え無理はしてほしくないから、これから休憩は必要ですね。
いつまでも元気で素敵な歌を聴かせてほしいですもの。

P.S 終了後はまた即効で帰宅ですが、開演前でしたら明日のサンプラザで、お逢いできるかもしれませんね(^^♪

投稿: hiko | 2012年11月18日 (日) 16時11分

74年生まれ様

ありがとうございます!

「6番目のユ・ウ・ウ・ツ」については、おそらくジュリーがこれまでと歌い方を変えていたことが、74年生まれ様の違和感に繋がったのではないでしょうか…。例えば「きっとましさ」の「さ」の発声などは、仰る通り次曲「ストリッパー」への準備、万全を期して、という気持ちがあったかもしれません。

最後のジュリーの肉声が聴けた、というのは本当にうらやましいです。
僕らの席は、辛うじて「何か言ってくれている」ということが伝わっただけでした。
でも最後の「関東1本締め!」のシャウトはハッキリ聴こえました。ジュリーが最後に全力を振り絞って、声を上げてくれたんですね…。

Mr.K1968様

ありがとうございます!

ブロックの最後尾席というのは、男性ファンにとってはラッキーですよね!気兼ねなくスタンディングできますから…。

いざ言葉にすると軽くなってしまうんですけど、正に「身体を張った」ツアーでしたよね。その重さ、ジュリーの本気は、LIVEに参加した我々が確かに生で感じたこと。
ファンにとっても大切なツアーになりましたし、ジュリーにも今回のツアーを楽しんでくれたお客さんへの信頼感のようなものがあったと思えるのですが…どうでしょうか。

それにしてもさすが1階席…「気になるお前」が完全に周囲のお客さんの合唱になっていたとはうらやましい!
今後のツアーでまたジュリーのこういうアクションが観られる日はあるのでしょうか。思えば「カガヤケイノチ」「気になるお前」が並立していた今セットリスト、本当に奇跡のようでしたね!

すみません、一度切ります~。

投稿: DYNAMITE | 2012年11月18日 (日) 17時13分

えいこはん様

ありがとうございます!

いやぁ…目の衰えというのは突然一気に来るものなんですねぇ。僕は昨年「あれ?」と気づいたと思ったらみるみるうちに
アルバムによって歌詞カードが読み辛くなったのが一番悔しいですが…仕方ないですね。お言葉肝に銘じ、できるだけいたわっていかなければ…。

席については、僕も基本は「参加できるだけでありがたい」という気持ちでいます。今回のツアーは色々と恵まれましたが、いつもそうだとバチが当たりますね…。
後方席の楽しみを増やすためにも、そろそろオペラグラスを使ってみてもいいかな、と思案中です~。

hiko様

ありがとうございます!

休憩の導入は、昨年のお正月ソロコンからでした。
僕もビックリはしましたが…老虎ツアーからではなく自分のソロでまず導入し、お客さんに提示したあたり、ジュリーのタイガースメンバーへの気遣いがあったと思います。
そのお正月コンサートには、タイガースの3人が来ていましたしね。休憩中にピーが会場のファンに頭を下げてくれたんですよ!

今日はなるべく早く仕事を片付け、中野に駆けつけます。よろしくお願いいたします~。

投稿: DYNAMITE | 2012年11月19日 (月) 09時33分

初めまして。

ピーのファンサイトから時々、やって参ります。いつもはそーっとお邪魔して、そーっと去っていくのですが…

拓郎についてのMCを読んで、ちょっと失礼しました。

中三の時によしだたくろうがデビューし、ずーっとファンです。勿論、つまごいにも行きました。

初期の曲「青春の詩」の歌詞の中に「ジュリー~、ショーケン~、キンチャン~、あーこれが青春~♫」とありますよね。

拓郎はたしかにジュリーを尊敬してましたね。女の子にもててるジュリーを!!

お邪魔しました。(^^♪

投稿: Mrs.Sugar | 2012年11月23日 (金) 00時46分

こんにちは。ジュリー関係の話題ではないのですが、最近ブレイクした某バンドのボーカルさんの喉が大変なことになったようです。オフィシャルブログの11月22日付けの記事に詳細が書いてあります。
http://ameblo.jp/kiryu-in/
彼は、その後、あらためて良い医者にかかって、リハビリに励んでいるようですが…ブログ記事を読むと、イヤでも今回のツアーでのジュリーを思い出します。ファンが聴くと心配になる歌い方でも、喉のためには、あれだけ全力で歌ったほうが、かえっていいんですね。そして、あらためて、ジュリーの強靭な精神力に脱帽しました。

投稿: 74年生まれ | 2012年11月23日 (金) 15時47分

Mrs.Sugar様

ありがとうございます!
ピーのファンサイトからお越しとのことで…ようこそいらしてくださいました!

そうでしたか…拓郎さんの長いファンでもいらっしゃるのですね。

拓郎さんは生まれが僕の故郷・鹿児島で、地元ではスーパースターです。ファンの熱は広島にも負けていないと思います。
鹿児島出身のアーティストで言いますと、あの長○剛さんも元々拓郎さんに憧れてシンガーソングライターを目指した、という話が有名です。僕の同級生にも何人か、拓郎さんの信奉者がいましたよ~。

拓郎さんとジュリーのTV出演、期待しています。

これからもどうぞよろしくお願い申し上げます!

74年生まれ様

ありがとうございます!

ご紹介頂いたバンドは…まぁ正直僕の好みからしますと対極、遠く離れたところではありますが…。
突き刺さる言葉は

高音がひっくり返る「恐怖」

そう…歌い手にとってそれは「恐怖」なんだなぁ、と改めて知りました。

ジュリーはそれを怖れずにツアーを乗り切ったのでしょうね。やはり強靭な精神なのですね…。

投稿: DYNAMITE | 2012年11月23日 (金) 22時46分

はじめまして!
いつも楽しく拝読させていただいております。
当記事に関係がないお話しで恐縮なのですが、“SPLEEN ~六月の風にゆれて~”のコーラス(バックの男性2人のパート)の歌詞ってご存知じゃないでしょうか?
今、この曲をレコーディングしようと準備をしてまして、採譜もほぼ終わってるんですが、コーラスの英語がイマイチよく解からなくて困ってます。。。
昨年11/17の記事を読ませていただき、もしかしたらご存知かなと思い書き込みさせていただきました。
メルアド欄に記載したアドレスにご連絡頂ければ幸いです。
コメント欄を利用した、突然のあつかましい書き込みをお許し下さい。
今後も楽しい記事をお待ちしております!

投稿: abex_trax | 2013年4月10日 (水) 23時09分

abex_trax様

はじめまして!
コメントありがとうございます。

「SPLEEN~」を採譜、レコーディングなさるとは本当に凄いですね…。
僕レベルでは弦楽器の構成判別すらできません。

コーラスについては、一応聴き取っているつもりなのですが確証は無く自信はありません。
確証の無いものをメールだけでお伝えしても、間違いがありましたら大変です。
拙ブログをお読みの先輩方に添削修正して頂けるかもしれませんので、この場を借りまして列記させて頂くことにいたします。
お読みのみなさまもどうか検証の程、よろしくお願いいたします…。

1番サビ
「As time goes by」
「You say Good-bye」
(ビートルズの「ハロー・グッドバイ」の歌詞からの引用と見ました)

2番サビ前
「ooo…ask me why」
(ビートルズ・ナンバー同タイトルからの引用と見ました)

2番サビ
「As time goes by」
「Can't say good-bye」

3番サビリフレイン
「As time goes by」
「You pass me by」
(ビートルズの「ドント・パス・ミー・バイ」からの引用かな…?)

以上、自信が無いなりに、フレーズ元の推測と合わせて書き出してみました。
合っていると良いのですが…。

これからもどうぞよろしくお願い申し上げます!

投稿: DYNAMITE | 2013年4月11日 (木) 17時29分

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