« 沢田研二 「影絵」 | トップページ | 2012.11.3 東京国際フォーラムA 沢田研二『3月8日の雲~カガヤケイノチ』ファイナル セットリスト&完全レポ »

2012年10月30日 (火)

瞳みのる 「一枚の写真」

from『一枚の写真/楽しいときは歌おうよ』、2012

Apictureofmymother_2

1. 一枚の写真
2. 楽しいときは歌おうよ

--------------------

え~と。
隠していたわけではありませんが・・・不肖DYNAMITE、今年の夏の始めにピーのファンクラブに入会しておりました。

Office22


↑ 証拠写真。中央の青いカードが、巷で噂の会員証です!

これまで生きてきて、オフィシャルのファンクラブへの参加は、「ビートルズ」「沢田研二」に続き3度目。
いやぁ我ながら、自分が「瞳みのる」のファンクラブ会員になる日が来ようとは、このブログがじゅり風呂と化して以降ですら、予想だにできないことでした。
だって、ピーが帰ってくること自体夢のまた夢、という状況だったわけですからね。

奇跡のようにピーが復活して、もう1年以上ですか・・・。
熱いピーファンの先輩方に混じって、僕のような新参者が会員として連なることにためらいもあったのですが・・・僕がファンクラブ入りを決意したのは、ピーがこれから先、ジュリーのやり方に倣った形で積極的に自分の公演、作品リリースを次々に行っていくだろう、と思えたからです。
何よりも、僕が好きなアーティストにまず一番に求めたい志・・・新譜を矢継ぎ早にリリースするというピーの姿勢に、応援したいという気持ちが大いに沸いてきました。
ピーのオフィスの場合、ジュリー以上に手作りな感じで運営していますから・・・ファンクラブに入っておかないと、万一にでも音源入手にはぐれてしまう可能性もあるかな、と思い、末席を汚す決意をした次第です。僕は、特に好きなアーティストの音源作品については、どうしてもキチンとした形(歌詞カードやライナーなど含めて)で手元に持っておきたい、というのが基本姿勢なので・・・。

さて、そんなワケで僕はピーの新譜『一枚の写真/楽しいときは歌おうよ』も、オフィシャルサイトでの予約解禁と同時に注文を済ませていました。
『道/老虎再来』の時と同じく、エクセルファイル形式での代引き希望を選択し、ファイルを添付しひと言添えてメール注文。前回はメールの送信クリックの際に「ひと言添えた文章をピーが読んでくれるのかもしれない」と妄想して身体が震えるような感覚がありましたが、2回目ともなると今回はさすがに慣れたモンでしたね(笑)。

ところが、公式発売日の10月23日に先立ち、21日の日曜日の時点でピーのファンサイトのみなさまの多くがいち早くCDを受け取っていらっしゃるのに、我が家には発売日23日になっても届かないままでした。
これはやはり、愛情の差なのだろうか・・・と凹んでおりましたら、翌24日に無事到着。
よく見ると発送消印が2つありまして、最初に印刷された僕の住所が一部間違っていたのですね。それをボールペンで修正してありました。どうやら住所不明で1度オフィスに戻ったものを、迅速に再発送してくださったようで・・・かえって申し訳なかったですピー先生・・・。

ということで僕が新譜をじっくり聴いたのは24日。
どうやらジュリー・ツアーのファイナルまでに考察記事を纏める時間はありそうだ、と胸を撫でおろした次第・・・。
以前の宣言通り、本日は満を持してピーの新譜から「一枚の写真」をお題に採り上げようと思います。
畏れながら、伝授!

後追いファンとして、ピーという人とその生き方、そして生み出された作品について僕がどんな風に捉え考えているか・・・それは以前執筆した「
」の記事内容と重複しますのでここでは割愛しますが、今回の新譜もやはり「ピーに選ばれし人達」でなければ辿り着けない本質を持つ、ピー独自独特の作品であることは間違いないと思います。

僕はそんなみなさまとは世代が違い、「ピーに選ばれし人」たりえません。
ですから本当はピーの曲について書くなどおこがましいことなのですが、それでも躍起になって僕が書こうと思うのは・・・とにかく、昨年の老虎ツアーがあれだけメディアの好評を博したにもかかわらず、そこへ至る重要な線となったピーのソロ・デビューCDに関する公の記述をほとんど目にしない状況はおかしい!という気持ちがあるのです。

ピー復帰のきっかけとして、サリー、ジュリー作詞・タロー作曲の「Long Good-by」という曲があったことは書いてくれるメデイアも多いです。しかし、ピーがそれを受けて「道」という返歌を自ら作詞・作曲し、盟友・タローの協力を得てリリース、65歳にしてソロ・シンガー・デビューを果たした、というところまではなかなか世に紹介されていないんですよね・・・。
また、タイガースを語る上で欠かせない人物、中井國二さんの提案から生まれた、「老虎再来」という新たなタイガースのキャッチ・ナンバーの存在もなかなか表に出てきません。

来たる「再結成」に向けた機運の中、ピーの今回の新譜についてはそうならないことを願っています。
タイガースの遺伝子を持つ評論家、記者さん・・・世に数多くいらっしゃるはず。しがない新規ファンの気づかぬピーの魅力、逸話、人間性を、この新譜から汲み取って、僕に教えて欲しい・・・そんな思いでいます。
とりあえず今回も、この若輩が先陣を切らせては頂きますが・・・。

それでは若輩ついでに、まず情けない無教養の告白からこの考察記事を書き進めていきましょう。
僕が初めて「一枚の写真」をヘッドフォンでじっくり聴き、併せて歌詞カードを目で追った時、一番最初にしたこととは・・・。

♪ 川面わくらば 流れる ♪
  F                   G


この、Bメロ盛り上がり部に登場する
「わくらば」
の意味を辞書で引いたことでした(汗)。
恥ずかしながら・・・まったく知らない言葉だったんです~。「わくる」なんていう動詞があるのかな?などと考えたり(汗汗)。
調べてみると


わくらば(病葉)・・・病気の葉。赤や黄色に色づいた葉。

わくらばや 大地になんの病ある
(句・高浜虚子)

な、なるほど・・・全然知らなかった(滝汗)。
自分がことさら無学なのかと心配になり、一応カミさんにも尋ねてみると、「そんな言葉知らんで」とのことでしたのでひとまずホッとしましたが・・・。先の日曜日に、いつもお世話になっているJ先輩と食事をご一緒させて頂いた際に尋ねてみますと
「えっ、”わくらば”を知らなかったの?!」
と驚かれてしまいました・・・(恥)。
で、詳しくお話を伺うと、先輩方の世代に「川は流れる」という沖縄出身の歌手、仲宗根美樹さんの大ヒット曲があり、出だしの歌詞に”わくらば”というフレーズが登場するんですってね・・・。

Img394

翌日出勤し早速スコアを検索してみて、相当有名な曲らしいことを今さらながら確認。
自分達の世代はこの曲のおかげで「わくらば」という言葉に馴染んでいる、と先輩は仰っていました。それにしてもこんな曲を知らずにいたとは、不勉強と言うほかありません・・・。

ということで、その「わくらば」は僕の無学故の至らなさとし除外しますと、ピーの詞というのはいつも、シンプルなフレーズ、表現を心がけて作られているように思えます。『道/老虎再来』の時にもそう感じました。
今回の新譜も曲のテーマごとの収録順配置は前作を踏襲していて、1曲目の「一枚の写真」は、「道」同様に「今、”あの時”を振り返っての心情」を切々と歌っています。プライヴェートな内容の詞なんですよね。

ピーが自分の「思い」「考え方」を伝えようとする時、誰にでも分かり易い言葉で、噛み砕いて表現する人だということは、詞作品のみならず、ちょっとした発言などにも表れていると思います。
例えば僕は、LIVEやCDリリースに臨む直前「持てる力を尽くして」と決意を語ったピーの言葉がとても好きで、シンプルな言葉なのに何故こうも説得力があるのか、といつも感心してしまいます。それはピーが何のてらいも気負いもなく自然に発した言葉だからなのでしょうし、そうやって「分かり易く、的を得て簡潔に」ピーが意志を伝えることができるのは、長年先生をしていた経験によるところでもあるのでしょう。

「一枚の写真」は重いテーマです。
物心つかない頃に旅立ってしまったお母さんへの想いを、時を経ても色あせずに残された一枚の写真を通して表現しています。
ところが、歌詞カードに添えたピーの解説によると、当初ピーはそれを一度、ピー個人の想いというのではなく、普遍的な表現で作詞していたらしいのです。
やっぱりとてつもなく「悲しい」「切ない」思いなのですからね・・・。真っ向から自分の気持ちに対峙する、という手法は、最初は選択肢にもなかったかもしれません。

実は僕も母親を早くに亡くし、それがちょうど桜満開の季節だったものですから、今でもジュリーの「桜舞う」を聴くと、大好きな曲だけに心を乱されることもあります。
とは言っても僕の場合は自分が30ちょっと過ぎの歳での別れでしたし、思い出も、写真もたくさんあります。2歳の時、30半ばのお母さんに旅立たれたピーの思い(後追いファンの僕は、ピーがそんな境遇であったことも昨年初めて知ったのです・・・)を我が身に置き換えるには、状況が全然違いますけど・・・それでも、母親との別れについて誰かに言葉で伝えようとした時、自分の心情をそのまま吐露するまでにはなかなか思い切れない、というのは何となく分かるような気がするのです。

さてピーは、普遍的な表現でひとまず書き上げた最初の「一枚の写真」の詞を「うまく書けた」という手応えをもって自信満々に友人(どなただったのでしょうか・・・)に見せたところ、「おまえらしさが無い」と一蹴されてしまったそうです。
ピーの感性をもってすれば素直な表現でこの重いテーマにも踏み込めるはず・・・友人からそんなヒントを得たのでしょうか、改めて書き直されファンに届けられた今回の「一枚の写真」の歌詞は、本当にピーらしい、素晴らしい一編に仕上がっています。

天然ではあるのだけれど、とにかく二枚目。
素朴ではあるのだけれど、どことなく哲人。

それでは、そんなピーの歌詞を、友情・愛情たっぷりのタローの曲(「いかにも母思いの太郎らしい優しいメロディー」とピーは歌詞カードに付記しています)と共に、同時考察していきましょう。

ピーは、まず最初に自身で曲をつけたそうですが「思いが強過ぎて良くない」と判断(おそらく短調のメロディーだったのだと想像しています)、複数の人に作曲を依頼する運びとなり、最終的にタローの作ったメロディーが選ばれることになったようですね。
これはまぁ当然の結果ではないでしょうか・・・聴けば分かる通りタローの作曲した「一枚の写真」はメロディー、コード進行共王道中の王道。作曲家のエゴや、奇をてらった難しいひねりは一切無く、「シンプルな表現で伝えよう」とするピーの制作スタイルとバッチリ噛み合っているのですから・・・。
そう、今回の新譜は、前作で魅せてくれたタローの”友情注入アレンジ”ばかりでなく、”友情注入メロディー”も味わえるというのが、とてつもなく大きな聴きどころです!

本当に昔から数多くの名曲を生んだ直球王道進行。故に、多くのみなさまが「何処かで聴いたような」という感覚を抱いたかもしれません。偶然に似ているメロディーは、巷にたくさん例があるのです。
日曜日にお会いした先輩は、「一枚の写真」と同様の朴訥な雰囲気を持つ名曲、さとう宗幸さんの「青葉城恋歌」を挙げていらっしゃいました。おそらくそれはサビの最後の着地メロディー部から連想なさったのでしょう。

他、様々な有名曲との共通点が挙げられる中で、僕が「ひょっとしたら、アレンジの段階でタローの意識の中にあったかもしれないなぁ」と考えているのは、タイガース・ナンバーでこそありませんが、GSの名曲中の名曲。ザ・ヴィレッジ・シンガーズの「亜麻色の髪の乙女」です。
コード進行の共通に加え、イントロのキラキラ系の音色で奏でられるキーボードのフレーズで、この曲を思い起こしたかたもいらっしゃるのでは・・・?

一方、タローならではのメロディーということで・・・過去のタローの作曲作品との比較についてはどうでしょうか。

僕は先日執筆したジュリーの大宮公演のレポの休憩の項で、その時点では発売前のピーの新譜に触れ、特にタロー作曲の「一枚の写真」に期待している、と書きました。
それは、過去にタイガースがらみで知ったタローの名曲群に新たにピーのナンバーが1曲加わるだろう、という予感でもありました。僕は今回、タローが作曲家として渾身の得意球をピーのためにズバッ!と投げ込んだのでは、と確信していて・・・タローの得意球として

・抒情的な長調バラード
(「Long Good-by」「朝焼けのカンタータ」)
・朴訥な味わいの短調ポップス
(「青い鳥」「あなたが見える」)

という、2パターン4曲を挙げ、「一枚の写真」の曲想をこの4曲のいずれかに近いものだと予想を立てたのです。

予想は当たりましたよ~!
Aメロ部・・・「一枚の写真」と上記曲のひとつを並べ、コード進行を検証してみましょう。

♪ 初めて見た母の写真 想像してた母  と違う
♪ ラジオから    古い歌  流れてくすぐるよ
  C                 G          Am                Em

  街で会ったなら お茶でもどうと
  君が         淹れたての
     F                         C

     声かけたくなった ♪
  紅茶を     さし出す ♪
    Dm                G

そう、「一枚の写真」は長調のバラードで、タローの投げ込んだ直球とは・・・1982年、ピー不在により「再結成」ではなく「同窓会」としてリリースとなったアルバム『THE TIGERS1982』収録の「朝焼けのカンタータ」の進行。Aメロはまったく同一になっているのです。
(「朝焼けのカンタータ」のオリジナル・キーはヘ長調ですが、ここでは分かり易いように「一枚の写真」と同じハ長調へと移調表記しています)
鍵盤を嗜まれるかたで、コード表記が苦手なかたは

「C=・ミ・ソ」「G=シ・レ・」「Am=ド・ミ・
「Em=シ・・ソ」「F=ド・ファ・ラ」「Dm=・ファ・ラ」

(註:太字は左手を同時に弾く場合の音」

として弾きながら歌ってみてください。メロディーは全然違うのに、まったく同じ和音伴奏で進行しているのがお分かり頂けるでしょう。

このコード進行は邦洋問わずバラード・ナンバーでよく採り入れらるパターン。名曲は数多くありますが、当然それぞれが違うメロディーを擁します。
自らも得意とする「朝焼けのカンタータ」との同進行の直球パターンで、新たなメロディーを作り出したタロー(実際、コードに馴染みのない方々が、メロディーだけでこのAメロでの2曲の類似を発見することはほぼ不可能だと思います)。「ピーの曲は俺が作るんだ!」という漲る気合が、それだけでも察せられます。

そして、「自分らしく」と書き直したピーの作詞で光るのがこの部分・・・写真で見たお母さんの美しさを素直に綴った表現です。

早い話が
「街で見かけたらナンパしちゃいそう」
なほどだった、とピーは言っているわけですね。
この表現は正に、タイガースとしてトップ・アイドルを経験した超・二枚目、しかしながらその後40年間も音楽業界を離れ、まったくスレないまま戻ってきた天然の魅力に溢れるピーの、飾りのない言葉です。
普通、ダンディーでカッコイイおじさん(失礼汗)がこういう表現をすると、嫌味なイメージもついてきそうですが、ピーにはそれがまったくありません。タイガースの人気者・ピー、その後先生としてひとつの人生をやり遂げたピー、奇蹟のような2つの道を自分らしく当たり前に歩んできたピーだからこそ、サラリと伝わってくる表現ではないでしょうか。

さらにもう1箇所。
穏やかな進行ながら、切ない慟哭すら感じさせるBメロ部に注目してみますと・・・。

♪ その気安さ その笑顔
  F                  C

  それは救い それは喜び
  G7               C          C7

  川面わくらば流れる 川面思い出流れる ♪
  F                   G         F                 G      G7

コード進行は一部異なりますが、ここでタロー作曲のジュリー・ナンバー「ブルーバード ブルーバード」を連想したかたも多いでしょう。メイ様もそう書いていらっしゃいましたし。
これは、メロディーの起伏が似ているんですよね。
「ブルーバード ブルーバード」で僕が一番好きな

♪ 道を逸れるか 真っ直ぐ行くか
  F                        C

  クリアした今だから ♪
     F           G 
(註:オリジナル・キーのホ長調を、ハ長調に移調して表記)   

この部分のメロディーを、僕もすぐに思い浮かべました。

またここでは、ピーの詞で「気安さ」というフレーズが素晴らしいと思います。一見、歌詞としてはどうか、と思われる野暮ったい言葉のはずなのに、自然に歌世界の流れに溶け込み、すぐ後に続く「笑顔」というフレーズにも優しい力を投げ与えていますよね。
昨年の『songs』で、「タイガースありきで始まって、タイガースありきで終わるのかな」と語ったピー。
「気安さ」「笑顔」・・・それがピーの「救い」「喜び」となるならば、長い時間を経て戻ってきた「タイガース」という場所が、ピーにとって正にそうであるといいなぁ、と考えてしまいます・・・。

タローのアレンジとスーパースターの演奏も、前作の「道」同様、ピーを包み込むような素晴らしさ・・・プロの仕事と愛情です。

タローが音色を決めたであろうキーボードは、2トラック。ひとつは全体のアレンジの土台となるピアノで、もう1トラックは、イントロとエンディングに登場するキラキラした音と、間奏に登場する木管系の音です。
どちらかのトラックがタローの演奏なのでしょうか・・・。

ギターは左サイドがアコギで、右サイドにエレキ。
「道」と同じく、まるでミック・テイラーのような抒情味溢れるエレキ・ギターが速水さんでしょう。つい先日の「影絵」のお題執筆の際にも思ったのですが、メロディーの合間合間を繋げていくような速水さんのギターは正に職人技です。
アコースティック・ギターの方は、スリー・フィンガーのアルペジオを優しく奏でています。これはタローかなぁ。

清水さんのベースも朴訥で素晴らしい・・・例えばイントロ25秒くらいの箇所で、派手なフィルの代わりにサラリと弦をすべらせる音を立てるなど、こちらもセンスに満ちた職人技ですね。

では、ピーのドラムスはどうでしょうか。
もちろんこの曲のドラムスはピーの演奏なのでしょうが、実は僕のつたない耳では、ハッキリ「ピーの音だ!」と認識できません。
(反してカップリングの「楽しいときは歌おうよ」については「おお~っ、ピーだ!」と、すぐに判別できました。元気よくヤンチャに突っ込むスネア連打が「ドゥー・ユー・ラヴ・ミー」のオカズの雰囲気そのままです!)

「一枚の写真」のドラムスで印象に残るのは、どっしりとした、大地に根付いたような刻みと穏やかなフィル・イン。老虎ツアーで何度も観たピーのドラミングの、どの曲とも違うように感じます。
でも、1’44”のサビ直前のフィルで、すべての打音にシンバルを響かせる独特の構成や、パシンパシ~ン!とクラッシュ・シンバルを左右連打するフレージング(何度か登場しますが、2’12”が一番聴き取り易いです。ただ、この曲はバラードですから、僕が散々老虎ツアーで解説してきた”クラッシュ・シンバル左右鬼連打”のような派手さはありませんが・・・)は、目を閉じて聴くと老虎ツアーでのピーの姿が浮かんでくるようにも思えます。

ピーがどんなふうにこの曲のドラムを叩くのか、是非11月の中野サンプラザで見てみたいけど・・・お母さんへの思い溢れるこのバラードを、ドラム叩きながら歌うスタイルはさすがに避けるだろうなぁ・・・。

考察のシメは、お待ちかね(?)・・・「一枚の写真」でのピーのヴォーカルについて。
「タイガースと言えば奇跡のハーモニー。でも残念ながら私は・・・」と以前に自身でも語っていたように、ピーの歌は決して上手くはありません。
前作「道」と同じく、ピーが実際に感じたプライヴェートな内容の詞が、ピーが歌うことによってしか意味を為さない・・・ピーが歌う理由はまずはそこにあります。その理由が分からない人にとっては、「一枚の写真」のヴォーカルは魅力の無いものかもしれません。
ただ、この「一枚の写真」のヴォーカル・テイクをして「下手だ」と一笑に付しその後顧みない人は、何年か先に大いに恥じることになるでしょう。

ピーはおそらく、この先も年に一度程度のリリース・ペースで歌うことを続けるのでは、と僕は考えています。
ドラマーだったピーが、まっさらなゼロの状態から、ヴォーカル・レコーディングに挑み始めた・・・充分な経験値と実力を持ちながらも、歌うことの継続、発信を続けないヴォーカリストと比べたとして、さぁこの先どうでしょう。
たとえゆっくりした進歩であろうと、続けていさえすればゼロはすぐに「1」となり「2」となり「10」となり、「20」「30」・・・となっていきます。
ピーが将来「100」のヴォーカリストになるとは僕も思いません。しかし、「持てる力を尽くして」前向きに進むピーの驚くべき変貌は予感しています。何より、ピー自身が「歌う」ことが大好きになってきている・・・そんなふうに感じるのは僕だけではないでしょう。
来年以降の新譜リリースも楽しみ!

技術的なことでひとつだけ解説しますと、まだまだ語尾に不安定さのあるピーのヴォーカルを助けるべく、タローはこの曲で「ダブルトラック」というレコーディング法を採用しています。
「一枚の写真」でのピーの声が二重になっていることは、みなさま聴き取れるはずで、これがダブル・トラック・レコーディングです。
ダブル・トラック処理には、おおまかに2つの手法があります。

・ヴォーカル・テイクを機械の力でコンマ数秒ずらしたテイクを複製し、同時に流す
・単純に、同じヴォーカリストが2度に分けて全編歌ったテイクを同時に流す

「一枚の写真」の場合は後者。ピーが2度歌っています!
(後者のダブル・トラック処理の魅力については、以前「人待ち顔」の記事で詳しく書きましたので、よろしければご参照くださいませ)
こういうことに慣れていないピーの初々しい姿がヴォーカルから想像でき、僕などは聴いていて思わずニコニコしてしまいます。1番の「声かけたくなった♪」のあたりとか・・・。
しかしそういったことも、ピーはこの先どんどん克服していくのでしょうね。

あとね・・・一応ピーの擁護、というワケでもないのですが、書いておきたいのは「一枚の写真」という曲の音域の広さですよ。
その点についてはタロー、気合入れ過ぎちゃったかな?・・・仕方ないですよね。それも名曲の宿命なのですから。

2度目に聴いた時、Aメロでピーが何だか苦しそうに歌っているような気がしたものですから、ギターで音をとってみたら・・・いきなり低い方の「ソ」の音(ジュリーをもってしてもここまで低い音は明瞭に発声できません)なんてのが登場したので、思わず
「タロー、キー設定間違ってるよ・・・!」
などと浅はかにも考えてしまった僕でしたが、いざサビで高い「ミ」の音までメロディーが跳ね上がったのでビックリ仰天。
おそらく最高音の「ミ」を限界設定としてキーを決定したのでしょうね。低いトコはなんとかダブルトラックで頑張ろう、と。
それにしても音域広い!もしもジュリーなら、ニ長調か変ホ長調あたりで、高低いっぱいいっぱいに歌う感じになるかなぁ・・・。

そうそう、昨年の『道/老虎再来』同様、今回ももちろんDVD映像を見ながら聴いた方が、曲の魅力も倍増ですよ~。
(今回は、前作ではCD収録されていたカラオケ・ヴァージョンが割愛されているのがスタイルの変更と言えば変更。その分お安くなっています)
「一枚の写真」は、映像の雰囲気も「道」を踏襲したような感じ。物憂い表情で風景を眺めるピーが渋い!
ところが、「道」と違い最後の最後に笑顔が炸裂します。

♪ 今母の年を遥かに超えて
     F               C

  僕は生きている ♪
  Dm              G


おそらく歌詞中のこの気持ちを具現化したのでしょう・・・ピー自らが「一枚の写真」へと納まる静止映像へと移行していくいくつかのシーンの、そのラスト・ショット。
ドラムセットで最高の笑顔を見せるピーです。この映像は是非購入して実際に観て頂きたいです。

僕としてはそのショットで、ドラムセット横の譜面台に置かれた状態で微妙に映り込んでいるスコアが気になったりもするんですけどね。
字がぼやけていて確認し辛いけど、どうやら2段譜のスコアで下段がへ音記号のように見えますから、タローか遠山さんが使っていたピアノ用の譜面をセッティングして撮影したのかなぁ・・・。
タイトルは、「一枚の写真」と書いてあるように見えますね~!


・・・さてさて、10月末から11月上旬は何かとバタバタいたします~。
次回更新は、ジュリーの『3月8日の雲~カガヤケイノチ』ツアー・ファイナル、東京国際フォーラム公演のレポートまで間を空ける予定です。

ピーの新譜のもう1曲「楽しいときは歌おうよ」についてもここ数日でじっくり聴き込み、書きたいことも大体まとまってきていますので、そのうち必ず記事に採り上げますが、ジュリーのツアー・ファイナル以降はお題の予定が詰まっている状態で・・・ハッキリした執筆時期はまだ未定です。
どうか気長にお待ち頂きますよう・・・。

ついこの間まで暑い暑いと言っていたのに、朝晩めっきり寒くなりました。
ちょっと風邪気味なので、週末に向けてしっかり睡眠時間をとるよう心がけたいと思います。みなさまもどうかお気をつけて!

|

« 沢田研二 「影絵」 | トップページ | 2012.11.3 東京国際フォーラムA 沢田研二『3月8日の雲~カガヤケイノチ』ファイナル セットリスト&完全レポ »

ジュリーをとりまくプロフェッショナル」カテゴリの記事

コメント

ピーさんに、メールすると、本人が
送るのか、不明ですが、返信が帰ってくるよ。

投稿: hiromi | 2012年10月30日 (火) 16時39分

DYさん、こんばんは~
一枚の写真のご伝授をありがとうございます。わぁ~、音域もわかるDYさん、いつもながら、すごいです。
お母さまのことを知ったのは、私も去年でした。当時、書かれてなかったと思います。(私が知らなかっただけかな?)
ご先輩の方と同世代と思う私ですが、わくらば、知りませんでした、勉強になります。
タローの曲は、TGを感じさせてくれるから、どの曲も好きです。ピーの思いの入った、一枚の写真、まだ、頼んでなくて、これから
買います。
今週フォーラムも楽しみ、レポも楽しみにしています。DYさん、ご挨拶が、なかなかできませんが、よろしくお願いいたします♪。

投稿: マルコ | 2012年10月30日 (火) 19時19分

hiromi様

ありがとうございます!

僕も、「ピー先生はお返事をくれる」というお話は聞いたことがあります。
信じられないほどですよね…あのタイガースのピーからメールの返信が来るなんて。

僕は勇気もなくあまりに畏れ多いのでメールはできませんが…。
でも、新譜をメールで注文する際には、簡単ながら「楽しみです」とか「応援しています」とか、短い文章をつけて送信しています~。

マルコ様

ありがとうございます!

「一枚の写真」…ピーの素直な詞で、ピーのお母さんがとても綺麗な人だったことが伝わってきます。
「綺麗」というフレーズは何処にも出てこなくて、初めてお母さんの写真を見たピーが、その時の気持ちを「街で会ったなら お茶でもどう、と声かけたくなった」と綴るのです。カッコいいやら感動するやらうなずくやら…僕はやっぱりこの詞のその部分が、ピーらしさに溢れていて好きです。
是非速めに購入し聴いてみてください。DVDの映像も良いですよ!

フォーラムは、2階の限りなく前方におります。見つけたらお声をおかけくださいね~。

投稿: DYNAMITE | 2012年10月30日 (火) 21時17分

こんばんは。
DY様の記事を読み、
どうしようかなと
机の上に置いておいた注文申し込み書
FAXしました~!
こんなふうに、先へ先へと
楽しみが続いていくのが嬉しいですね。

フォーラムには
皆様の邪魔になりそうな
背の高い友人と行きます。
(武道館コンサートに感激して、
ジュリーのコンサートにも行きたいというので)
でも、今回は一番端の席だから
大丈夫かな・・・
たまには周りを気にせず
はじけ(?)させてあげたいです。

投稿: m・h | 2012年10月30日 (火) 22時34分

PEEのファンクラブ入会ありがとうございます。私が言うのも可笑しいですが。11/19
お会いできるの楽しみにしております。

投稿: へんちょっぱ | 2012年10月31日 (水) 11時01分

m・h様

ありがとうございます!

おぉ、早速のお買い上げ…僕の記事が背中を押してしまいましたか…。毎度いつも暑苦しい押し方ですみません~

本当に、楽しみが先へ先へと続いていきますね。積極的に発信するピーの存在はジュリーファンにとってもとても大きいです。

フォーラム、もうすぐですね!
素晴らしいツアーの、いよいよこれが締めくくり…大いに盛り上がりましょう。

へんちょっぱ様

ありがとうございます!

中野のライヴまでひと月を切り、年末以降のピーの活動のお知らせもファンクラブからドーンとやってきて、テンション上がりますね~。

ピーと過ごす年末のひととき…僕は都合が合わず参加できませんが、老虎ツアー旅本は必ず買いますよ!

中野には、なんとか仕事を早めに切り上げ駆けつけます。
久しぶりにピーファンのみなさまにお会いするのを楽しみにしております!

投稿: DYNAMITE | 2012年10月31日 (水) 15時47分

DY様 こんにちは

CDが届き、今聴いています。

直球な歌詞とすーっと寄り添うメロディ、素直な歌い方がやけに身にしみます。

フォーラムの日の朝、飼っていた老猫の一匹が静かに亡くなりました。ほぼ17歳、老衰とのことでした。
この子を可愛がっていた娘(すでに家を出ています)知らせると、彼氏と一緒に最後のお別れに来ました。そして年内に結婚すると言い残して帰って行きました。

ペットの葬儀屋さんに「写真とかあったら霊堂に来た時飾ってあげてください。」
と言われ探したら、スマホのギャラリーで娘に抱かれていました。
これが今の私の「一枚の写真」です。

戻らない時が足早に過ぎていきます。

投稿: nekomodoki | 2012年11月 9日 (金) 16時37分

詳しくも奥深い考察をありがとうございます

「病葉~わくらば」についてですが、最近はこういう日本的な表現をした言葉って確かに聴かなくなったというか減ってますよね

なるほど~ひらがなで記されてると確かに理解しにくいかも…漢字だと何となく想像できますけどね
なんてエラそうな事言ってますが、仲宗根美樹さんのあの歌にもあるとは知りませんでした

私がこの言葉と意味を知ったのは30数年前の20歳の乙女だった頃。
愛読してた少女漫画に不治の病で恋人を亡くした主人公が、やがては看護婦を目指すというお話の中に出てくるんですネ。

さて、お母様の事を想って綴られたこの歌。
私も去年2月に出版された本を読むまで実はホントのお母様が2歳の時に他界してた事を知りビックリしたものです

全く公表してなかったと思いますので、雑誌等に一緒に写ってた継母の方がお母さんだと思ってましたから
そういえば他のメンバーが家族の話してもピーはあまりしないなァと当時、不思議でした。

きっとピーと一緒で明るく朗らかで笑顔の素敵な方だったんでしょうね(^^♪

投稿: hiko | 2012年11月 9日 (金) 17時29分

nekomodoki様

ツアー・ファイナルのその日に、そんな悲しいことがあったのですね…。
ご冥福をお祈り申し上げます。

僕もペットを飼っていたことがありますが、その別れのあまりの辛さにもう10年以上も飼えないままです。
ジュリーのLIVEの日に…どんな気持ちになるんだろうな、と思い余計にいたたまれませんね。
でも、娘さんのお話は良かったですね。

僕はまだ、僕の中の「一枚の写真」に出逢っていないのかな…。

hiko様

ありがとうございます!

僕はよくよく思えば、「病葉」という文字はこれまでにも見たことはあるかもしれないのです。きっと読み方が分からずそのまま通り過ぎてしまっていたのでしょうね。

ピーの境遇については、ピーファンの先輩の多くが「知らなかった」と仰っていますね。
そうですか…ピーは当時、家族の話をあまりしなかったのですか…何か胸が詰まります。

ピーのお母さんに対する「きれいな人だなぁ」という思いは、そんな境遇、そして時間の経過があってこそ、素直にこの曲に反映されたのかもしれませんね…。

投稿: DYNAMITE | 2012年11月10日 (土) 19時18分

DY様

いよいよ後、数日ドキドキです。どんな選曲で来るのでしょうネ
1/24以来、生のピーのドラムが何より嬉しい!

そしてもう一つ私にとっては多分およそ20年ぶり位ではないかと思うのですが、ショーケンのライブ以来であろう元井上バンドの速水君のギターも久しぶりなので、こちらも楽しみかなと思っています(^^♪

投稿: hiko | 2012年11月16日 (金) 00時25分

hiko様

本当にいよいよですね
ピーのドラムスはもちろん楽しみですが、僕も速水さんのギターをとても楽しみにしています。生で聴くのは初めてなんですよ~。

タイガースナンバーで期待しているのは、老虎ツアーで聴けなかった「白夜の騎士」「はだしで」といった曲達。あと「ルキー・ルキー」が聴いてみたいです。

タローの「Long Good-by」からピーの「道」は繋げてやるのか、それとも最初と最後か…など、色々と想像を膨らませています。

当日はピーファンのみなさまとお会いするのも、楽しみにしております

投稿: DYNAMITE | 2012年11月16日 (金) 10時06分

DY様 こんばんは。
昨日はお疲れ様でした。
久しぶりにお会いできて大変嬉しかったです。
夜も遅くなってしまったので、短い感想ですが、
ピーがドラムを叩きながら始めて歌ったというエピソード、そしてあの『ヘンリー8世君』、更にアンコールで同窓会時の名曲『色つきの女でいてくれよ』のカッチャンたのツインドラマは圧巻でしたし、この曲をやるということはトッポの体調回復次第ではありますが、正真正銘の「老虎再来」は近いと僕は見ました。
また、お会いしたときは是非とも飲みに行きましょう。

投稿: 27年ロマンス | 2012年11月21日 (水) 00時45分

27年ロマンス様

ありがとうございます!

ちょうどピーファンのかたとお話している時にメール受信…思いがけない嬉しいお名前にテンションが上がり、グッズ売り場のあたりまでウロウロと探しに行ってしまいました
無事にお会いできて良かった…お元気そうで何よりです!

「色つき」をピーが笑顔で演奏している光景はジーンとしましたね…。本来あそこでトッポ登場、の予定だったと思われますが、今のトッポの体調を考えますと…今回はピーがこの曲のドラムスを叩いてくれた、という感激だけで充分。最高のお楽しみは、「正真正銘」の時までとっておきましょう。
ピーとタローが「大丈夫」と宣言してくれた夢の再結成…その暁には是非一杯やりましょう

投稿: DYNAMITE | 2012年11月21日 (水) 09時15分

DYさま

なかなかお会いできないままでおりますが
当日はハリー君やグレース嬢(鉄人バンドは柴山君以外はあまり把握してないので呼び捨てには出来ません)も見えてたそうですね
(私はサリーしか目に入りませんでした。しかも後姿や歩き方だけでわかるという事が判明し自分でもビックリでした)

>タローの「Long Good-by」からピーの「道」は繋げてやるのか

してくれましたね~。私、前列の可動席分入れても7~8列のほぼド真ン中という席だったので、もぅ~ずーっと夢心地の眼は❤でした
でも楽しみにしてたライブも終ってしまい、また当分ピーの生のドラムを叩く姿も見れず音も聴けない毎日が続くのね。
あんなドラミング見せられて迫力いっぱいの音、聴かせられちゃ~ね。諦めも悪くなりますって。とてもTGまで待てないわ~
ホント今度はいつお目にかかれるのかしら~。寂しいなァってのが正直な気持ち

さて詳しい感想等は喋りまくりなので、ここはDYさんにお任せ。いずれ「楽しいときは歌おうよ」か11/19のライブをUPされた時に
改めてお邪魔させていただきますネ

でもいつも隣にいて盛り上げてくれるジュリーが横にいない初めての1人ジャスティンにはだいぶ戸惑ってたようで
掛け合いの時もかなり照れくさそうでした。タローを踊りに誘ったものの、やたら長かったし時々(ピーから見て)
右に目線を送ってしまうあのタイミングはそうね。今日はジュリーいないもんね~

でもやっぱりピーのドラムは最高!欲を言えば昔、TGの時でもレパートリーだったので、ひと休み中の2人のシーズン~の3曲も
ピーのドラムで聴きたかった(さぞかしパワー全開で叩きまくったでしょうね)

一番ビックリだったのは何と言ってもアンコールでの「色つきの女でいてくれよ」でしたよ。
全くこれっぽっちも予想してなかっただけに思わずキャ~でした。しかも超カッコ良すぎ~!(^^)!
ピーだとこんな風になるんだ~。これにジュリー、かつみ、シロー、サリー達の声が入ったらと想像するだけで鳥肌が…(>_<)

だけどこの歌、ピーは丸っきり初めてのハズなのに、しっかり馴染んでるのは何故?
もしかして全員TGの時は同窓会のLPじゃない!アルバムの曲もピーがドラム叩いてくれるの?

何だか色々期待しちゃいます~(^^♪

投稿: hiko | 2012年11月22日 (木) 15時38分

hiko様

ありがとうございます!

当日はお会いできず残念でした。僕は後方席だったものですから…。
でも、まだまだこれからお会いするチャンスはありそうですよ~。ピーとタローも再結成に向け着々…という感じでしたしね!

僕もあのステージを観て、再結成での同窓会ナンバーへの期待が高まってきました。
「朝焼けのカンタータ」「生きてることは素敵さ」をピーのドラムスで聴けたら…。
また、ジュリーが今年のトークショーで「かつみの高音があれば十年ロマンスもできる」と意欲を語ってくれたそうです。

次の記事は19日のレポの予定で、下書きを始めていますが…実はまたまた大長文になりそうなんです
どうも僕は要点を押さえて簡潔に、という作業が苦手のようで、upまでお待たせしてしまうと思いますが、また是非遊びにいらしてくださいませ~。

投稿: DYNAMITE | 2012年11月22日 (木) 17時00分

一枚の写真は、胸にズンと来て何も言えないです。私の母は、東北震災の月、ほころび始めた沢山の蕾を付けた桜並木の下を逝ってしまいました。時々お邪魔しています。拝読させて頂き、有難うございます。

投稿: 三毛猫 | 2016年1月 7日 (木) 01時24分

三毛猫様

ありがとうございます!

そうでしたか…。
僕も早くに母を亡くしましたが、桜の散る季節でした。
病院のすぐ近くに壮観の桜並木がありましたが、咲き始めた頃にはモルヒネの副作用が既にあり、母が桜を認識できていたかどうかは分かりません。

ピー先生の記事は、ジュリーのレポを書き終えたら、昨年の新曲をここで採り上げたいと思っています。
今月下旬になるでしょうか…またいらしてくださいね。

投稿: DYNAMITE | 2016年1月 7日 (木) 20時48分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 沢田研二 「影絵」 | トップページ | 2012.11.3 東京国際フォーラムA 沢田研二『3月8日の雲~カガヤケイノチ』ファイナル セットリスト&完全レポ »