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2012年9月 6日 (木)

沢田研二 「AMAPOLA」

from『A面コレクション』
original released on single、1984

Acollection


disc-1
1. 君をのせて
2. 許されない愛
3. あなただけでいい
4. 死んでもいい
5. あなたへの愛
6. 危険なふたり
7. 胸いっぱいの悲しみ
8. 魅せられた夜
9. 恋は邪魔もの
10. 追憶
11. 愛の逃亡者
12. 白い部屋
13. 巴里にひとり
14. 時の過ぎゆくままに
15. 立ちどまるな ふりむくな
16. ウィンクでさよなら
disc-2
1. コバルトの季節の中で
2. さよならをいう気もない
3. 勝手にしやがれ
4. MEMORIES(メモリーズ)
5. 憎みきれないろくでなし
6. サムライ
7. ダーリング
8. ヤマトより愛をこめて
9. LOVE(抱きしめたい)
10. カサブランカ・ダンディ
11. OH!ギャル
12. ロンリー・ウルフ
13. TOKIO
14. 恋のバッド・チューニング
disc-3
1. 酒場でDABADA
2. おまえがパラダイス
3. 渚のラブレター
4. ス・ト・リ・ッ・パ・-
5. 麗人
6. ”おまえにチェック・イン”
7. 6番目のユ・ウ・ウ・ツ
8. 背中まで45分
9. 晴れのちBLUE BOY
10. きめてやる今夜
11. どん底
12. 渡り鳥 はぐれ鳥
13. AMAPOLA
14. 灰とダイヤモンド

--------------------

更新間隔が開いてしまいました。
ツアー後半初日・八王子までに、みなさまから頂いていたリクエストのうち3曲を執筆の予定でしたが、また先延ばしとなってしまいました・・・すみません。

せめて1曲だけでも、ということで。
今日のお題は、もう3年も前にある先輩からリクエストを頂いていた「AMAPOLA」です。
当時の僕はまだ、洪水のようなジュリー情報ウン十年分を一気にかきこむことに必死で、正直この、シングルとしては目立たない(と思っていました)スタンダート・カヴァーの楽曲を掘り下げて考察する余裕はありませんでした。
第一、原曲についてもほとんど何も知らないのです。

が、最近ようやくジュリーの歴史をひと通り網羅し、それぞれの時期をピックアップし、ジュリーのベクトル、制作スタンスなどについて落ち着いて考えるだけのゆとりが出てきました。
リクエストをくださった先輩がまだ僕のブログにお越し頂けているかどうかも分からないのですが、この機に記事を書いておこうと思います。伝授~!

まず「そうだ、AMAPOLAの記事を書こう!」と決めた、そのヒヨッコの新規ファンならではの経緯から・・・。

いつも楽しみに拝見している、星のかけら様のブログで連載中の”ジュリー・シングルの旅”。こちらでシングル盤『AMAPOLA』のジャケットを拝見し、「あっ!」と思ったことが考察記事ネタの最初のきっかけでした。
何と、僕はその時初めてこのシングルの正しいジャケット写真を知ったのです。

それまで僕は

Amapola1

ポリドールのシンブル・コレクション・ボックスの、この黒字に白文字の素っ気ないデザイン・・・これが正規ジャケットだとばかり考えていました。
さすがにこれはナイよねぇ・・・。

ただ、正規ジャケットにもジュリーの写真は無し。
沸々と、この不思議なシングル盤への疑念が膨らんできます。後追いファンにとって、『AMAPOLA』のシングルって本当に謎が多いんですよ・・・。
つまり

・何故、ジャケットがジュリーの写真ではないのか
・何故、この唐突なタイミングでスタンダート・ナンバーのカバーを採り上げたのか

ということですね。
タイムリーなジュリーファンの先輩方は、きちんとその辺りの事情を把握していらっしゃるのかもしれませんが、ここでは僕なりに勝手に推測したことを、少し書いてみようと思います。
(無論、正しい情報をお持ちの先輩方からのコメントも、心待ちにしております!)

まず、この時期のジュリーについて考えた時・・・。
前シングル『渡り鳥 はぐれ鳥』、前々シングル『どん底』といった楽曲が、果たしてジュリーの”歌いたい曲”であったかどうか、ということを僕などは思ってしまいます。
もちろん2曲共名曲です。いずれもそのうちお題に採り上げ記事を書くつもりですが、僕は2曲のヴォーカルやアレンジ、ミックス・・・色々な角度から絶賛することになるでしょう。ただ、この時期のジュリーの音楽的渇望と合致していたかと考えると、どうもそのようには感じられません。

ジュリーファンではなかった少年時代の僕も、この頃のジュリーのテレビ出演映像は覚えています。
「どん底」では奇抜な衣装が、「渡り鳥 はぐれ鳥」ではコミカルな振付が特に強く記憶に残っていますが、ファンではないなりに「何か苦しそうだな・・・無理してるみたいだな・・・」という印象を抱いたものでした。当時、ファンのみなさまにはどのように映っていたのでしょうか。
後追いなりに勉強すると、この頃のジュリーには「歌で勝負したい」という気持ちがあったはずです。それは、自分が歌いたい曲を歌う、ということに直結しますが、そのための準備が整っていない中で次のシングルをリリースしなければならない状況下、誰もが知るスタンダード・ナンバーに白羽の矢が立ったのでは?
そして、「歌を聴いてくれ」という気持ちがジュリー自身の写真の無いジャケットにも反映されたのでは・・・?
考え過ぎですかねぇ・・・。

カバー曲を採り上げる理由、としてもうひとつ僕が考えてしまったのは、最近は鋤田さん絡みでジュリーファンの間で話題に上ることの多い、あのデヴィッド・ボウイの例です。
ボウイは1973年に『ピンナップス』というカバー・アルバムを唐突な感じでリリースしています。『ジギー・スターダスト』『アラジン・セイン』と、完全に唯一無比の路線を確立させたボウイが、何故このタイミングでカバー・アルバム?と言われたそうです。その中で、レコード契約の事情説を挙げる人も多いんですよね・・・。日本盤のライナーノーツにもそんな記述があったくらいですから。
ただ、事情がどうあれ、僕はピンク・フロイド(と言うかシド・バレット)の「シー・エミリー・プレイ」や、キンクス、プリティ・シングスの隠れた名曲のボウイ・ヴァージョンが聴けるだけで価値のある作品だとは思っています。

そして、ジュリーの場合も次作シングル『灰とダイヤモンド』から、独立してのレーベル・チェンジ。
唐突な『AMAPOLA』のシングルリリースの背景に、レコード契約の事情が噛んでいなかったか、と後追いファンは勘ぐってしまいます。

しかしジュリーファンとして今は素直に、「AMAPOLA」というスタンダードな名曲がジュリー・ヴァージョンで聴ける、という歓びを噛みしめたいところ。むしろこのジュリー・ヴァージョンは、世界レベルのヴォーカル作品に仕上がっていると思います。
僕は「AMAPOLA」を深く聴き込んだのはジュリー・ヴァージョンが最初でしたから、メロディーとジュリーの声が直結してしまって、幾多の別の人のヴォーカル・ヴァージョンに違和感を覚えるほどです。
偶然なのか必然なのか、何しろこの「AMAPOLA」という曲、ジュリーが最も得意とする声域で作られているナンバーなのですから・・・。

今回、「AMAPOLA」という楽曲自体についても(さすがに”ほとんど知らないのです”だけでは考察記事としても失格ですから・・・)少し勉強しました。
すると・・・1984年という年は、映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』で採り上げられたこの曲が、世界中で脚光を浴びた年だったことが分かりました。全然知らなかった・・・。
音楽を担当していたのは、かの映画音楽の巨匠、エンニオ・モリコーネ氏だったのですね。さすがです。この映画を以て、「AMAPOLA」はラテン・スタンダードとしてだけではなく、ポピュラー・ミュージックとしての地位をも不動のものとしたようです。

Amapola4


↑ ラテン・スタンダートの原曲のメロディー譜。オリジナル・キーは変ロ長調。
『ラテン&フォルクローレ名曲全集』より。

Amapola5

↑ ポピュラー・ミュージックとしてのピアノ・スコア解釈。ここでのキーはハ長調。
『ポピュラー・ピアノ名曲全集 第2巻』より。


ジュリーのヴァージョンは、原曲と同じ変ロ長調です。

Amapola2


↑ 『YOUNG SONG』 1984年11月号より。

最低音が「レ」。最高音が高い「ミ♭」。ジュリーにとっては一番歌い易い音域。特にメロディーの目玉である

♪ charm    from you・・・・・・AMA-POLA ♪
  Dm7-5   G7   Cm7                 E♭6

とせり上がる最高音部は、通常の男声だと高めで発声が苦しくなる箇所ですが、ジュリーにかかると自然に、軽やかに声が伸びるのです。

ひなげしの花に例えられた女性を讃える歌。ところがこの曲でのジュリーのヴォーカルは男男しておらず、中性的な魅力もあります。
より普遍的なスタンダードへの、楽曲自体の進化と言えるのではないでしょうか。それを軽々とやってのけたジュリーに驚嘆します。

でも・・・タイムリーでジュリーを追っていたみなさまとしては、「ヴォーカルが素晴らしい」というただそれだけでは、不安な気持ちも当時はあったのでしょうね。
先程スコアを紹介した号の『YOUNG SONG』に、そんな多くのファンのとまどいを象徴、代弁するような近田春夫さんの言葉が残されています。

Amapola3

これは当時連載されていた『近田春夫的ワンマン新曲激評』という、若干辛口なコーナーに掲載されていたもの。
ジュリーの新曲「AMAPOLA」について、近田さんはこう書いています。


今の沢田さんはちょうど、あの”PYG”をやめたころの、つまりソロになりたてのころの沢田さんに近い。本人も、どうしたらいいかわからず、まわりも、ついついナベプロ体質で勝負してしまう。ハッキリいって、この曲は単なる”ツナギ”でしょう。そうじゃなきゃ、おこるよ。この曲、実は私、好きなんだけど。でもなんとなく、こんなことでいいのかな、という気になってしまうんですよ。

いかがでしょうか・・・?
還暦を越えいよいよ老いてさかん
(←超失礼)なジュリーを見ている今、「AMAPOLA」のジュリー・ヴォーカルをゆったりと味わうことに何の不安もないけれど、実は当時のファンの先輩方にとって、近田さんのこの評価はとても身近な言葉だったのかも・・・と僕などは想像してしまいます。

それだけに、次のシングル「灰とダイヤモンド」への先輩方の高い人気が、「AMAPOLA」を振り返ればこそ、うなずけるような気がするんですよね・・・。

さぁそれではいよいよ週末、八王子公演です。
柴山さんは初の還暦越えのステージ・・・楽しみですね!

拙ブログの次回更新は八王子のレポート記事となります。その後、また何曲かのリクエストお題で楽曲考察記事を執筆できれば、と思っています~。


☆    ☆    ☆

お知らせ

ご存知の方も多いと思いますが、ジュリーwithザ・ワイルドワンズで「涙がこぼれちゃう」「いつかの”熱視線ギャル”」という名曲2曲を提供した若きシンガーソングライター、吉田Qさんが、来たる9月28日、10月15日に大阪で2年ぶりのLIVEを行います。
平日ということで僕は参加できませんが、お近くのジュリーファンのみなさま、応援に駆けつけてみてはいかがでしょうか。
詳しくは、Qさんのブログをチェックのシャツ!

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みなさまからのリクエスト伝授!」カテゴリの記事

コメント

今日は少し久しぶりの記事で、しかも「AMAPOLA」ということで、ワクワクしながら読みました。

すると、きゃあ~、私の名前が・・・
これは挨拶しなければと思い、恥ずかしながら出てきました。

私のいい加減なシングルの旅を楽しみだと言っていただいて、恐縮です。
DYさんは優しい方ですね。

あの頃は不安を感じたけれど、今聴けば、なんと美しい歌でしょう。
これを残してくれてありがとうという気持ちです。

いよいよPart2が始まりますね。
また楽しみにレポート記事を読ませていただきます。

投稿: 星のかけら | 2012年9月 6日 (木) 22時18分

DY様 こんばんは。

ジュリーに合った素敵な曲だし、大好きです。
が、ジュリがこれを本当にシングルにしたかったかは疑問だと思います。ジャケットが本人の写真じゃなかったことも含めて。(このモデルの人誰なんだろう)

紅白の演出が有名ですが、あーいうやりすぎ気味のパフォーマンスをする時はジュリ流の反抗(?)だったりするんですよね。(OH!ギャルとか)
「勝手にしやがれ」や「サムライ」みたいに勢いで自分もオーディエンスも納得させてしまえる時はいいんですが。

DY様のおっしゃる通り事務所やレコード会社の持ってくる企画とジュリーの歌いたい歌に齟齬ができていた気がします。

それに、ジュリーは自分で曲作り(セルフプロデュース)がしたくなっていたんだと思います。
この曲のB面は「CHI SEI」
ラジオ番組から生まれた全曲自作曲の「SONG CALENDAR」の中の曲です。
こっちがA面でも良かったのになぁ。「SONG CALENDAR」は当時テープのみの発売でしたし。編曲も建さんとか彰くんとかで好きです。

では八王子でお会いしましょう!
お墓参りのあとチャコ姉とともにダンナに車で送ってもらうことになっているので変な時間に着いちゃうかも。かといって遅れたらシャレにならないし。

投稿: nekomodoki | 2012年9月 6日 (木) 23時03分

DYさん、お邪魔します。
私の見解は、nekomodokiさんとは少し違っていて、生きシアライブで、この曲を歌うジュリーの映像を見る限りでは、この曲は嫌いではなかったんじゃないかなぁ、と思っています。ジュリーの場合、本当に気乗りしなかった曲なら「どん底」のように封印してしまうでしょう。
私自身も、ごく最近気づいたことですが、ジュリーの軌跡には“ナベプロ体質”的とも言えるクラシカルなタイプの曲に、オリジナリティを与え、自分の表現にしようとする志向が見え隠れしています。ジュリーの音楽表現は、ロックンロールと王道ポピュラー系音楽の両輪で成り立っているのかもしれません。個人的には「AMAPOLA」は、その萌芽だったのかもしれないと思っています。平成になってからのジュリーは、それが、より強く現れ、91年に「A SAINT IN THE NIGHT」をリリース、92年1月に、オーケストラとのコラボレーションライブもやりました。それらの活動は、ニーノ・ロータやピアフの曲を歌ったACTシリーズに挟まれています。それらの蓄積が、98年「第六感」収録曲の「永遠に(アルバムバージョン)」で結実したように思えます。
「AMAPOLA」は大好きな曲です。84年に放送されたジュリーが出演したCMとのタイアップ曲でした。英語詞の発音に萌えるし、日本語詞も、ロマンティックな内容をさらに美しい情景に変える歌唱も最高です!私自身は、欧米のポピュラー音楽が大好きなので、特に違和感を感じずに、ロックンロールと同じように味わうことが出来ました。

投稿: 74年生まれ | 2012年9月 7日 (金) 02時18分

DYさま
2度目のコメです。
今回はお題とは関係ないのですが、大好きな星のかけら様の名前が出てきて、コメにも登場されたのでDY様には申し訳ないのですがご挨拶がしたくて。。。ごめんなさい。星のかけら様、はじめまして。別の方のブログにお名前があって何気なくポチっとしました。それから毎日拝見してます。過去記事も読ませていただいてます。読んでておもわずニンマリしたり、心が温かくなったり私のオアシスみたいな存在です。
ジュリーに再会してこうしてDY様や他の大好きな方のブログを読むのが毎日の真夜中の大切な日課です。これからも楽しみにしてます。
DYさま、失礼しました。ごめんなさい。
もうすぐジュリーに何十年ぶりに会います。
どんな気持ちを味わうのか嬉しい反面、少し不安です。というかとても不安です。
でも思い切り楽しめるよう、素直な気持ちで会おうと思います。ライブに行こうと気持ちにさせてくれたDY様に感謝です。

投稿: れいこ | 2012年9月 7日 (金) 02時23分

星のかけら様

ありがとうございます!

『シングルの旅』、本当に楽しく拝見していますよ~。
僕の場合、2008年以前のジュリーの歴史はすべて後追いですから、その道の先輩が順を追って作品を振り返る、というのが追体験のように感じられてとても楽しいのです。
今さらで恥ずかしながら、星のかけら様の記事を拝見するまで、「十年ロマンス」と「麗人」のリリース順を前後逆だと思いこんでいたくらいで…

いよいよ明日は八王子…関東組はスケジュールが恵まれていて申し訳ないような気がしますが、ジュリーや鉄人バンドの様子をまたしっかりレポートしたいと思います!

すみません、一度切ります~。

投稿: DYNAMITE | 2012年9月 7日 (金) 09時37分

nekomodoki様

ありがとうございます!

そうそう、僕は大切なことを書き忘れていますね。この曲がシングルA面となり当時の先輩方が心配なさった原因には、エキゾティクス不在の音源、という要素も大きかったのでしょう。バンドサウンドと決別し、このままナツメロ歌手になっていくのでは、と考えてしまった方がいらしても不思議ではありません。
すぐに新しいバンドが結成され、それでひとまず安心なさった方も多いのでは…。

でも今こうして改めて聴くと、ジュリーの「AMAPOLA」って、とても穏やかで癒やされる曲なんですよね…。

さて、いよいよ明日ですね~。
会場でお会いしましょう!

細切れのお返事ですみません~

投稿: DYNAMITE | 2012年9月 7日 (金) 12時33分

当時映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」を見に行きましたよ。
デボラの少女時代役のジェニファー・コネリーがバレエのレッスンをしているシーンがあり、これがレコードのジャケット写真でした。

なんで映画の主題歌でもない「アマポーラ」をシングルにしたのか不思議でしたが、
CM曲だったんですね。

http://shinumade-cinema.blog.eonet.jp/harry/2009/01/post-4ed5.html

投稿: Rスズキ | 2012年9月 7日 (金) 21時45分

はいはいはい!
アマポーラ(紅白)でジュリーに落ちた私が来ましたよ〜

ええ、よく、変わってるね、と言われます。
ほかに素敵なジュリーはいっぱいあるのに
くちびる蒼いし、紙喰ってるし、血まみれだし、
パンツかぶったみたいな衣装だし、
しかも、カズさんいない時なのに

嘘でもネタでもなく、アマポーラを歌うジュリーがいたから
今の私はあります。(幸か不幸か・・・)

あの「求めても面影遥か〜」のお声、
そう、DYさまのおっしゃる


♪ charm from you・・・・・・AMA-POLA ♪
  Dm7-5 G7 Cm7 E♭6

ここですよね、紅白のジュリーのここ(日本語歌詞)の声で
本当に恋におちました。

私、きっと、ジュリーの声に恋しつづけてるんです。
正直容姿はそれほどでも・・・子リスちゃんのほうが・・・

そしてあの、どこぞのプリンス(前の記事とは関係ありません)
(今話題の某電子書籍とも関係ありません)が
狙撃されちゃうような演出も、私は大好きです。

だって、ジュリーしかやらないもの。
ジュリーにしか、出来ないもの。
ジュリーじゃなきゃ、かっこよくないもの。

そういう領域を持ってるアーティストは強い、と私は思います。

投稿: しょあ | 2012年9月 8日 (土) 11時05分

74年生まれ様

ありがとうございます!

僕もジュリーはこの曲を気に入っていると思います。
ジュリーは常に、「この曲は自分に合ってる、合ってない」ということを、歌詞の面、メロディー面などから冷静に、客観的に考える人だと僕は思っていて、「AMAPOLA」の場合は記事中にも書いた通り、メロディーがジュリーの得意な声域にピッタリ合っているのです。

この先、生で聴ける機会もきっとある、と期待しています!

れいこ様

ありがとうございます!

仰る通り、星のかけら様のブログは正にジュリーファンのオアシスです。
僕は男性であるだけに、拝見するたびに「ジュリーファンとしての女性」にうらやましさを感じてしまいます。

そういえば、今回はたまたまコメント欄が開いていてラッキーでしたね!

一度切ります~。すぐに続きます!

投稿: DYNAMITE | 2012年9月 8日 (土) 11時13分

Rスズキ様

ありがとうございます!

いやぁ…おかげさまで、正しいジャケットを知って僅か数日で、写真の少女の謎が解けました!
なるほど…そんな繋がりがあったのですね。

しかし、84年の映画なら年齢的に(高校生です)僕も記憶にあってしかるべきなのに、まったく覚えていないのは…やはり田舎に住んでいたからでしょうか。

ちなみに僕はデニーロだと「ミッドナイト・ラン」が大好きで、DVDも持っています~。

しょあ様

ありがとうございます!

そうでした…しょあ様はこの曲の映像でジュリー堕ちなさったのでしたね。
いや、確かに珍しいパターンですけど、不思議ではありませんよ。文句なくカッコイイですからね!
それで、前夜祭に出かけて柴山さんに堕ちる、と…。二度オイシイ人生、うらやましゅうございます~。

そして、いよいよ今日は60歳・柴山さんの最初のステージですね。
それでは後ほど会場で!

投稿: DYNAMITE | 2012年9月 8日 (土) 11時21分

DY様

ツアーpart2の報告が楽しみです。私は今月下旬、地元清水会場へ参加します。

さて、ブログに時々名前の出る『神田古書街』、今日ラフォーレ原宿へ『尾崎豊特別展』を見た帰りに寄ってみました。実は、初めて訪れました。明星や平凡の歌本かジュリーの楽譜本が無いか、歩き回りました。ありましたありました、付録の歌本だけ山積みになっていたお店で数冊ゲット。その横には、何と三万円もするジュリーだけを特集した写真インタビュー本(A3版位)が飾られていました。初めて全国縦断コンサートをした頃のもので、興味はありましたが…無理ですよ。

古書タワービルの八階に中古レコード店を発見。ジュリーのシングルとアルバムレコードが意外と多かったです。お薦めしたいアルバムが一枚ありました。フランス語曲『ベーラダム ドュースダム』や『ジュリーラブ』等が収められている外国版です。

そのフロアーを奥に進むとラテン曲がかかっていて、聞き覚えがあるなあと思っていたら女性と男性コーラスの「ア・マ・ポ・ラ」と楽しげな歌が聞こえました。恐らく歌詞の内容が違うんでしょうね。ジュリーが歌う英語詞には、アヘンの暗喩言葉ポピー(ケシ)が出てきます。映画の時代背景は、アメリカ禁酒時代でギャングの話です。朗々と歌い上げている最中にピストルで撃たれてしまう。それも、舞踏会の会場らしき宮殿の大噴水の前で。血が吹き出しても微動だにもせず、まるでエンターテイメントの世界に陶酔したかのようなあの時の紅白は、歌も演出も本当に感動しました。

『アマポーラ』の日本語詞は湯川れい子さんですね。『ボンボヤージュ』を共作したばかりでした。更に編曲は『君をのせて』の青木 望さんでしたね。ジュリーの心境としたら、「一丁頑張ったろうかい!!」だったのかも知れませんよ。

次いでに、文庫本「歌謡曲の構造 小泉文夫・著」をご存じでしょうか?美空ひばりのイラストが表紙の本です。東京藝術大学教授によるヒットソングを分析したもので、ジュリーの曲だけ23ページに渡って解説が載っています。因みに分析は、ソロデビューからLOVE(抱きしめたい)までです。

以上、長々と失礼しました。

投稿: BAT OUT OF HELL LOVE | 2012年9月 9日 (日) 02時40分

BAT OUT OF HELL LOVE様

ありがとうございます!
八王子、盛り上がってまいりましたよ~。いつものようにレポを書きますので、詳しい内容はしばらくお待ちくださいませ。

神田古書街、土曜日に行って正解ですよ!
日曜祝日だと、ほとんどのお店が閉まっていますから。僕も久々に歌本漁りに行きたくなってきました…。

『歌謡曲の構造』については、しばらく前に先輩ジュリーブロガーのさんご様が記事で紹介してくださっていて、とても興味を惹かれ拝見させて頂きました。
それほど遠くないうちに、「あなただけでいい」のお題で記事を書く際、そちらの内容にも触れる予定でおります!

投稿: DYNAMITE | 2012年9月 9日 (日) 12時56分

> DYNAMITE さん 
久しぶりにPCの前へ、ちょっと出遅れました。
映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』観に行きましたよ。

確かテーマ曲 ♪AMAPOLA
日本版がジュリーで映画の最後で流れたような記憶があるのですが・・・?
最近TVで観たのは違ってたので自信が無いのですが、劇場だけだったのかしら?

NHK趣味百科「ポピュラーピアノを楽しむ」のテキストに♪君をのせて と共に
宮川泰さんのアレンジで載ってます。
TVでは西村由紀江さんのピアノで聴きました。

当時ピアノを習ってたのでこの2曲を練習したのを想い出します。

1922年の曲ですから映画の雰囲気に合ってましたね。

投稿: くれーぷ | 2012年9月13日 (木) 22時13分

訂正です。

NHK趣味百科「ポピュラーピアノを楽しむ」の♪AMAPOLAのアレンジは
宮川泰さんではなくご子息の宮川彬良さんでした。

投稿: くれーぷ | 2012年9月13日 (木) 22時25分

くれーぷ様

ありがとうございます!

貴重な情報ですね~。
くれーぷ様はとうにご承知でしたでしょうが…僕がこの記事を執筆後、先輩方に色々と教わり、次々にジュリーの「AMAPOLA」が映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』と想像以上の密接な関係があったらしいことが分かってきたのです。

八王子で開演前にお会いした先輩からは、当時朝日新聞紙上でジュリーが映画の話にも言及しつつ、この「AMAPOLA」という曲についてかなり前向きに語っていたことを教わりました。

ジュリーにとって新たなスタートにふさわしい曲だったことが僕にも少しずつ分かってきました。
また機会がありましたら、この記事にはもう少し突っ込んだ追記を書き加えたいと考えています!

投稿: DYNAMITE | 2012年9月13日 (木) 23時03分

DY様

ご無沙汰しております〜。バタバタしており、なかなかコメできませんでしたが、いつも拝見していますよ〜

実はこの曲は私が初めて買ったジュリーのシングルなんです〜。

当時は突然ジュリーが歌番組などのTV他のメディアに全く露出しなくなり、彼の新たなヴォーカルを聴けるのは、本人が全く出演しない洋画のTVCMでした。

レンタル(当然ながら当時高校生でしたので、音源の入手はレンタルとエアチェックが主で、大人買いなど夢のまた夢だった時代です)にも置いてなかったので、近所のレコード屋に買いに行きました。

家に帰ってフルコーラス聴いた時の印象はあまりにも唐突過ぎて自分の中で消化し切れずに「???...」でしたね〜(苦笑)

『45分』以降のシングルは、『BLUEBOY』(これはまだトップテンに1週だけランクインしましたが)『決め今』『どん底』『渡り鳥』と今聴けば佳曲・良曲揃いだったものの、目に見えてセールスが落ち込んでおり、TV画面を通して歌う姿からは「いつも最先端で新たな表現を世間に提示してきたジュリーが、不本意ながら、自ら過去の自分をなぞっている」印象が伝わって来るような気がしたものです。

そんな中、紅白でこの曲を歌うジュリーを初めて見ました(紅白までジュリーが歌う姿を見たことがなかった楽曲というのもこれが初めてでした)。

曲中、不自然なほどに動かないジュリーを観ていて、
「これは2番で何か仕掛けがあるのでは…?」
と思っていたその瞬間、ジュリーの胸から大量の血飛沫が吹き出したのです

あの時代、あの時間帯の紅白でです

私も含めた全国の視聴者が度肝を抜かれたのは言うまでもありません。

「さすがジュリー…」と思わず呟いてました。

紅白では前年の『BLUEBOY』のカッコ良さも忘れられません。(PAの調子が悪かったのが、かえすがえすも残念です。)

今日は河内長野に参戦です。神戸の分も含めて、またあらためてコメしま〜す(・∀・)ノ

投稿: Mr.K1968 | 2012年9月17日 (月) 12時06分

Mr.K1968様

ありがとうございます!
連休の関西シリーズはいかがでしたか?

「AMAPOLA」…なるほど、紅白までテレビでジュリーが歌う姿を見なかった…そういう時期だったんですね。
それでも同世代のMr.K様があの紅白をタイムリーで観ていらっしゃるのは羨ましいことです。僕があの映像を観たのは、『ジュリー祭り』よりも随分後になってからでしたからね…。

関西シリーズのご感想、楽しみにお待ちしていますよ!

投稿: DYNAMITE | 2012年9月18日 (火) 12時44分

こんにちは。
紅白でこの歌をうたう、と知った時、何でこれ?と思ったけど、当日観てあまりの素敵さに失神しそうになりましたわ。
家庭用ビデオを持っていなかった時代はその一瞬相手がテレビでも必死だったものです。その後ある出会いにより「ジュリーIN紅白」を手に入れた時は本当に嬉しかったです。紅白の「晴れのちブルーボーイ」「灰とダイヤモンド」とこの3曲は私にとって、ジュリー映像トップ3です。
どんなタイプの曲であれ、自分の世界を作り上げるジュリー、なかなか聴けない歌も聴きたい・・新しい歌ももちろん聴きたい・・私たちもきっとずっと欲張りなまま。

さて、次回は町田、そしてフォーラムです。インフォが手元にある、今も幸せな時ですね。

投稿: 空桜 | 2012年10月 3日 (水) 18時04分

空桜様

ありがとうございます!

「AMAPOLA」については、先日八王子でお会いした先輩から、当日のジュリーのこの曲に対する意気込みが強かったことをお聞きし、改めて歌声を聴くと…なんという自然で美しい表現力かと思った次第で…。
ジュリーのお気に入り曲なら、いつか生で聴ける日があるかな、と楽しみです。

インフォ来ましたね!
本当に次から次へと楽しみを待つ、という幸せをくれるジュリーに感謝♪
僕は次回、週末の大宮です!

投稿: DYNAMITE | 2012年10月 4日 (木) 12時36分

テレビで歌ったのは紅白一回だけだったとか、当時のジュリーにしては異質な歌だったと感じました。

衣装といい 演出といい 特定の方に対する特定なメッセージだったのかな・・・・。

でも、このジュリーはいいです、好きです。
歌も姿もうっとりです。

投稿: ぷりん | 2016年2月 2日 (火) 19時00分

ぷりん様

ありがとうございます!

僕はこの曲での紅白出演、演出を長い間知らずにいて、『A面コレクション』などでもあまり熱心に曲を聴きこんでいませんでしたが、初めて映像を観た時感動し、今ではとても好きなジュリー・シングルの1曲となっています。

演出のメッセージについては分かりませんが、独立の時期にこの歌を歌ったジュリーの孤高のヴォーカルには本当に惹かれます。
B面も併せ、名シングルですね。是非1度LIVEで体感したいものです。

投稿: DYNAMITE | 2016年2月 3日 (水) 12時21分

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