沢田研二 「青い恋人たち」
『JULIE SINGLE COLLECTION BOX~Polydor Yeas』収録
original released on 1973 シングル『危険なふたり』B面
disc-1
1. 君をのせて
2. 恋から愛へ
disc-2
1. 許されない愛
2. 美しい予感
disc-3
1. あなただけでいい
2. 別れのテーマ
disc-4
1. 死んでもいい
2. 愛はもう偽り
disc-5
1. あなたへの愛
2. 淋しい想い出
disc-6
1. 危険なふたり
2. 青い恋人たち
disc-7
1. 胸いっぱいの悲しみ
2. 気になるお前
disc-8
1. 魅せられた夜
2. 15の時
disc-9
1. 恋は邪魔もの
2. 遠い旅
disc-10
1. 追憶
2. 甘いたわむれ
disc-11
1. THE FUGITIVE~愛の逃亡者
2. I WAS BORN TO LOVE YOU
disc-12
1. 白い部屋
2. 風吹く頃
disc-13
1. 巴里にひとり
2. 明日では遅すぎる
disc-14
1. 時の過ぎゆくままに
2. 旅立つ朝
disc-15
1. 立ちどまるな ふりむくな
2. 流転
disc-16
1. ウィンクでさよなら
2. 薔薇の真心
disc-17
1. コバルトの季節の中で
2. 夕なぎ
disc-18
1. さよならをいう気もない
2. つめたい抱擁
disc-19
1. 勝手にしやがれ
2. 若き日の手紙
disc-20
1. MEMORIES
2. LONG AGO AND FAR AWAY
disc-21
1. 憎みきれないろくでなし
2. 俺とお前
disc-22
1. サムライ
2. あなたに今夜はワインをふりかけ
disc-23
1. ダーリング
2. お嬢さんお手上げだ
disc-24
1. ヤマトより愛をこめて
2. 酔いどれ関係
disc-25
1. LOVE(抱きしめたい)
2. 真夜中の喝采
disc-26
1. カサブランカ・ダンディ
2. バタフライ革命
disc-27
1. OH!ギャル
2. おまえのハートは札つきだ
disc-28
1. ロンリー・ウルフ
2. アムネジア
disc-29
1. TOKIO
2. I am I(俺は俺)
disc-30
1. 恋のバッド・チューニング
2. 世紀末ブルース
disc-31
1. 酒場でDABADA
2. 嘘はつけない
disc-32
1. おまえがパラダイス
2. クライマックス
disc-33
1. 渚のラブレター
2. バイバイジェラシー
disc-34
1. ス・ト・リ・ッ・パ・-
2. ジャンジャンロック
disc-35
1. 麗人
2. 月曜日までお元気で
disc-36
1. ”おまえにチェック・イン”
2. ZOKKON
disc-37
1. 6番目のユ・ウ・ウ・ツ
2. ロマンティックはご一緒に
disc-38
1. 背中まで45分
2. How Many "Good Bye"
disc-39
1. 晴れのちBLUE BOY
2. 出来心でセンチメンタル
disc-40
1. きめてやる今夜
2. 枯葉のように囁いて
disc-41
1. どん底
2. 愛情物語
disc-42
1. 渡り鳥 はぐれ鳥
2. New York Chic Connection
disc-43
1. AMAPOLA(アマポーラ)
2. CHI SEI(君は誰)
bonus disc
1. 晴れのちBLUE BOY(Disco Version)
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なるべく多くの楽曲を採り上げるべく、サクサクとした記事を心がけております、”今度のツアーでは絶対聴けそうもない曲”シリーズ。
その3曲目、おつきあいを願います。
先日「気になるお前」の記事中でチラッとご紹介しましたが・・・今回は、いつもお世話になっている先輩からお預かりしている貴重なスコアからお題を選んでの考察です。
シンコー・ミュージック・刊 『沢田研二/ビッグヒット コレクション』
とにかくシングルB面曲が惜しげもなく掲載されている点が何より目を惹き、僕などはそれだけで盛り上がってしまいます。
その中から採り上げますのは、信じられないほどの素直さでもって伸びあがるジュリーの高音が素晴らしいナンバー。
「青い恋人たち」、伝授です~。
この曲は先輩方の人気も高いようで・・・本当に、シングルB面がもったいないほどの名曲ですよね。まぁジュリーのB面曲はそんなのばかりですけど。
ただ、オリコン1位となったA面曲「危険なふたり」とのカップリング・・・このバランスは最高です。大ヒット・ナンバーのB面だからこそ光る、ということも言えるのかもしれません。
「青い恋人たち」はバラードとまでは言えない曲想ですが、まず「危険なふたり」を聴いてシングル盤をひっくり返して聴くと、しっとりとした情感溢れるバラード・タイプの名曲として聴こえます。
と、ここで
「新規ファンのDYNAMITEが持ってるのはシングルコレのCD盤でしょ!盤をひっくり返したことなんか無いだろうに~」
という声が聞こえてきそうですが・・・。
実は僕、大学時代にこのシングル・レコード盤を何度も聴いています。以前もチラッと書いたことがありますが、何故か弟が古レコード屋で購入していたのです。
二人で「危険なふたり」を日本のパブ・ロックだ!なんて言ってたんですよね。懐かしい話です。
無論、B面「青い恋人たち」の方もも素晴らしい曲、と記憶が残っていましたよ。残念ながら当時はそれ以上のめり込むことは無く、”第一次ジュリー堕ち期”の30代中盤頃には、どんな曲だったのかすっかり忘れてしまっていました(恥)。
さて、この曲での加瀬さんの作曲アプローチは、「あなたへの愛」に近いと僕は思います。
ミディアム・テンポの珠玉のポップ・チューン。その上でキチンとバンド・サウンドに仕上がっているのは、やはり加瀬さんの曲の力でしょう。
さぁ、そこでスコアです。
絶対音感の無い僕は、ジュリーの歌を聴いて「あぁ、相当高そうな音だなぁ」と感じてはいても、実際に自分で楽器で合わせてみるまでは、音階やキーを特定することはできません。
しかしメロディーの載ったスコアがあると、まずその音の連なりを目で確認することができ、一層「うわっ、凄い!」と感動することができます。
僕はごく一般的な男声よりも少し高めの声域で、20代には高い「ソ」の音までは割と普通に出せていました。
しかしそれは1音1音出す場合のお話。高い「レ」以上の音がある程度続けて歌われるメロディーになると、だんだん歌うのが苦しくなってきます。1番では頑張って歌えても、2番になるとゼ~ハ~状態になったりするのです。
ましてその中で最高音が「ソ#」とか「ラ」になると、声がひっくり返ったり、仕方なく無理に裏声で出したり。
大体、男声で高い「ラ」の音を普通に出せる人は、そうはいまぜん。
ジュリーだって、若い頃はともかく、今は高音を出すのも苦しいはずです。その証拠に、近年のレコーディング作品に高い「ラ」の音はずっと登場していませんでした。
ところが・・・2012年の新譜『3月8日の雲』収録の「F.A.P.P」「カガヤケイノチ」の2曲に、突然高い「ラ」の音が採用されました。
60歳を超えた男声で・・・何という果敢な挑戦!
何度も書きますが、僕はこれこそ新譜に込められたジュリーの気持ちだと思っています。
大部分のリスナーはそんなことには気がつかないでしょう。それがいかにも「頑張っている」「渾身の気持ちを込めている」ということを声高には言わないジュリーらしい、密やかなる志ではないでしょうか。
・・・話が逸れてしまいました。
それでは若きジュリーが歌った「青い恋人たち」のメロディーでは、その辺りどうだったのかと言えば・・・。
上画像は、サビの一番最後の箇所ですね。
すべて高い方の音で「レ~、ファソラ~、ソファ~♪」です。ためしに同じ音階で歌ってみましたが・・・いやいやキツいのなんの。
『ZU ZU SONGS』でのジュリー自身のMCにあった通り、若き日のジュリーは「Aも余裕で出ていた」そうで。
その「A」というのが高い「ラ」の音のことで、「青い恋人たち」で言うと、「あなたはゆく♪」の「は」の部分です。
素晴らしい高音ヴォーカル!
でもそれは、声が高い、というだけではない・・・「余裕で出る」というそれだけでもない。
ある先輩はこの時期のジュリーのヴォーカルを”天上の声”と表現していらっしゃいましたが、とにかく美しい高音なんですよね~。
それに、良い意味で過剰な感情移入が無いのがこの頃のジュリーの歌の魅力だと個人的には思うんです。
押し付けるような感覚が微塵も無く、純粋に優れた歌詞・優れたメロディーをそのまま歌ったら、それがジュリーの個性になってしまう・・・そんな魔法を感じます。
僕はそんなヴォーカルを(『JULIEⅡ』収録曲では毎回のように言っている気がしますが)、「無垢なまでに伸び上がる高音」と表現したくなるのです。今なら「邪気が無い」という言葉も近いように思うけれど・・・。
「青い恋人たち」はサビに向かって徐々にせり上がるようにメロディーが高くなっていきますから、サビの一番最後に一番オイシイ声が待っている・・・それが多くの先輩方の琴線にキュッと触れ、この曲の高い人気に反映されているのではないでしょうか。
さて・・・このスコア・ブック、曲によっては相当に無茶なコード採譜もあるんですけど、この「青い恋人たち」については比較的穏やか、と言うか自然です。
♪ あなたは何故かいつも 倖せ 間違えそう ♪
F Gm F
このAメロの採譜でハッキリとした「Gm」のコードを当てているのは、ギター1本での弾き語りで感じが出るように、さらにはベース・プレイヤーへの明確な表記までをを志したアレンジメントで好感が持てます。まぁ、バンドサウンドの場合、ギターは「Gm」の部分を「Fsus4」で演奏した方がイイ感じなんですけどね。一人で弾き語るならば確かに「Gm」です。
でもその他の箇所で「これはちょっと違うんじゃ・・・」という採譜部もありますから、お手持ちの先輩方、この機にちょろっと修正しておきましょう~。
まずは
♪ 側で見ていると ♪
Am D7
「と」の部分を、「Dm」表記から上記のように「D7」に直します。
そして
♪ 知らずにまた ♪
B♭ C7 F
・・・ここは全編、上記のように直しましょう。
で、続く「あなたはゆく♪」のトコも、これと同じ進行で弾いた方が良いですよ!
そうそう、スコアでは割愛されていますが、イントロなどに登場するキメのギター・フレーズ演奏の部分には、「D♭」(レ♭・ファ・ラ♭)や「B♭m」(レ♭・ファ・シ♭)という、歌メロ本編には登場しないコードが効果的に使われています。これがまた渋い!
加瀬さん作曲の時点で既に用意されていた進行なのか、東海林修さんの編曲段階で味付けされたものかは分かりませんけど、これだけで曲の雰囲気が壮大になっているように感じます。
最後に、蛇足です。
ソロ初期のジュリー・ナンバーには、『太陽にほえろ!』挿入曲を想起させるものが多くあります。
まぁそれは井上バンドの音によるところが大きいわけですが、それを抜きにしても、昔から刑事ドラマのサントラを聴きまくっていた僕にとって、若いジュリーの作品群は自然に肌の合う、受け入れやすいものでした。
で、この「青い恋人たち」ですが・・・シングルコレBOXを買ってじっくり聴いた時にパッと思い出した、よく似た雰囲気の曲があります。
それは『太陽にほえろ!』ではなく『西部警察』の挿入曲。
『西部警察』のサウンドトラックの中では「マシンXのテーマ」と並んで特に好きな「気分は最高」という曲です。
作られた時代もアレンジも全然違いますからもちろん偶然なんですけど、「やっぱり僕にはジュリーの曲を受け入れるリスニングの下地があったんだなぁ」などと、当時は嬉しく思ったものでした・・・。
それでは・・・次回のお題も、初期のソロ・ナンバーが続きます!
東西のジュリー・トークショーが無事に終わり、何やら世間がタイガース復活の話題で盛り上がっている折・・・。
「この曲がリリースされた時、歌詞からトッポのことを連想した先輩はいらっしゃらなかったのかなぁ」
という内容の記事になる予定です~。
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コメント
DY様
ありがとうございます。大好きです!
「危険なふたり」よりよく聴いてたかも。甘く切ない声に胸キュンでした。「恋から愛へ」となるとキュンキュンし過ぎて悶絶死しそうでしたが。
しかし改めてスコアを見ながら聴くとほんとに声、高いですよね。このコレクションの中でもこれほど高い声出してるのは「書きかけのメロディ」くらい。でも当時はフツーに聴いてた気が・・・。
コード、早速直しておきました。(弾けないけど)
それにしてもこのコレクション、この脈絡のない順番、何なんでしょう?ここが一番のナゾだったりして・・・。
投稿: nekomodoki | 2012年5月10日 (木) 00時00分
DY様
青い恋人たち う~んどんな曲だったろう?
すぐには思い出せなくて早速つべに飛んでみました。
ありました 凄いな~ジュリーファンて何でもあるんですね
一瞬で蘇りました 曲もですが ちょっとした事ですぐへこむ情けない自分を思い出しました。笑
何度ジュリーのB面シリーズに慰められ癒され励まされた事か
そんな中の一曲でした。
詞も曲もジュリーの歌声も美しいオアシスみたいです
つべで見つけたんですけど 『沢田研二 心の友』ってタイトルでアップされてます。
当時 へたくそって言われてた事に対するジュリーの精一杯の反撃!!
かわいい~萌え~です。ジュリーの心の強さを実感出来ます。
投稿: キミちゃん | 2012年5月10日 (木) 08時10分
nekomodoki様
ありがとうございます!
そう、「書きかけのメロディー」にも高い「ラ」の音が登場しますね。しかも、やっぱりス~ッと自然に声が出て、美しく歌っています。
「青い恋人たち」は加瀬さんの作戦勝ちと言いますか、サビに向けてどんどんメロディーが上がっていくのが当時のジュリー・ヴォーカル最大の魅力を引き出しているように感じます。
作詞のZUZUもそうでしょうけど、ジュリーの周囲の制作スタッフの愛の力も、大きくこの頃のジュリーのヴォーカルを後押ししていますね~。
僕もこのスコア、一番謎なのが収録順です。ホント、いったいどういう並びなんでしょうかね~。
☆
キミちゃん様
ありがとうございます!
ジュリーはこの頃になってもまだ自分の歌をヘタだと思っていたのでしょうかねぇ…。
ただ、若き日のジュリーのヴォーカルを「上手い」という表現も、何となく違うようにも思うんですよ。「上手い」というとどうしても技術レベルの高さとかそういうイメージになってしまいますが、ジュリーの歌はそこが魅力ではないと思うんです。
楽曲に入り込む能力がありながら、何処か自分を客観視している…その奇跡のようなバランスと申しましょうか…うまく言葉にできず悔しいのですが。
ジュリーのB面は本当に癒される…心洗われるような曲が多いです。
「青い恋人たち」ももちろん大好きですが、僕の場合は「遠い旅」と「淋しい想い出」の2曲が、かなり抜きんでての2トップですね~。
投稿: DYNAMITE | 2012年5月10日 (木) 21時54分
青い恋人たち 初めて聴いた感じです。
40年以上のジュリーファンだといいながら水をへだてても知らなかったのです 奥が深いというか、歌がへたと誰がいったのか、ジュリーは、心ごと 体ごとの稀有な表現者ですね。遠い旅もいいですね、 私は今、朝焼けの道 聴いています。タイムリーないい曲です。
投稿: kei | 2012年5月10日 (木) 22時25分
DY様のB面トップ2の「遠い旅」、好きです。「若き日の手紙」「お前のハートは札つきだ」が個人的にはトップ3です。「6番目のユウウツ」発売時にも「彰に負けた!」 の発言にあったように当時はシングル次選曲がB面になっていた流れだったのかもしれません。特典だけで作られたB面コレクション、販売して欲しいと思っていたので、このシングルBOXは発売当時大変嬉しく思いました。ディスコだけに配布された「晴れのちBLUE BOY」の12インチの特典も貴重ですよね。
投稿: クリングル | 2012年5月10日 (木) 22時37分
詞に焦点をあてますと、
〈もどかしさ〉と〈願望〉を胸に抱いている主人公の気持ちは〔母性愛+父性〕でしょうかね。
そして、ZUZUソングの特質〈繊細な優しさ〉が若い主人公の性格に含まれていることを再認識しました。
オンナノコ側の気持ちだという解釈も在りましょうが、オトコノコ側の思いを歌にしているのであろうと感じます。
やはり、安井かずみ女史は〈優しい男〉を愛して作品に表現してきたのですからね。
『危険なふたり』
『青い恋人たち』
A面曲とB面曲の文字数が同じだ。ふと気付く。
投稿: 鉛筆 | 2012年5月12日 (土) 01時24分
DY様
つべで確認しました〜。確かに高音が素晴らしい

修正技術も進化してないこの時代に、このレベルで「歌唱力に難あり」と言われてたんですねぇ…
ついでに「世紀末ブルース」のシングルバージョンもチェックしてきましたが、「80年代やな〜」って印象ですね。私の中では「気になるお前」「夜の河を…」と合わせて、3大LIVEバージョン大好物音源となりました(笑)
しかしLIVEバージョンの方がカッコいいと感じさせるシンガーが「歌唱力に難あり」と言われてたとは…(←シツコイ)
「ジャンジャンロック」もチェックしましたが、これは素晴らしい



シングルA面レベルなのに、ど〜してアルバムにすら入ってないんですかね〜
B面コレクション再発を激しく希望です
追伸
締め切り最終日の昨日、祝日なんで衝動的にフォーラムを申し込んでしまいました〜(笑)
全部当選したら、大阪、名古屋、神戸、河内長野、フォーラムの5回参戦です
あぁ、どんどん懐が寒く…(苦笑)
投稿: Mr.K1968 | 2012年5月12日 (土) 08時54分
kei様
ありがとうございます!
ジュリーの歌は正に、心ごと身体ごとですよね。しかも押しつけがましい声ではなく、ス~ッと歌っています。
当時、ジュリーの歌を評論する側も、ある程度は容姿に惑わされていたのではないでしょうかねぇ…。そんな中で、早くからジュリーの本質を意識せずとも見抜いていた若い女性ファンは凄いですよ。
ビートルズだってクイーンだって、日本では女の子主導で認知され、文化人の多くはゲテモノ扱いしていました。
ジュリーだって、のちのちの歴史が本質を証明しています。当時あれこれ言った人は小さくなっていますよ、きっと。
☆
クリングル様
ありがとうございます!
おぉ「若き日の手紙」「お前のハートは札つきだ」…無論大好きです!
ヤンチャなジュリー・ナンバーとしてはトップ2ですね。突き抜けているロックです。僕がこのシングルコレを大枚はたいて購入する決心をしたのは、「おまえのハート~」という曲の存在をLIVEヴァージョンで初めて知って、どうしてもレコーディングヴァージョンが聴きたくなったからです。
ジュリーのB面群は、期待通りの名曲揃いでした。
「晴れのちBlue Boy」のディスコ・ヴァージョン、貴重ですよね~。
83年くらいからでしたか、12インチシングルの全盛は…。『VISITORS』の頃に佐野元春さんも出していましたね!
☆
すみません、一度切ります~。
投稿: DYNAMITE | 2012年5月12日 (土) 09時41分
鉛筆様
ありがとうございます。
意外です…実は僕は「青い恋人たち」については完全に女性視点だと感じていたものですから…。
「愛に背を向けてあなたはゆく」というフレーズは、男性視点としてはなかなか出てこないと思っているのです。
逆に、加瀬さんの曲は男性的だと感じます。
曲について言うと、「危険なふたり」は女性シンガーでも成立しそうですが、「青い恋人たち」や「あなたへの愛」は男性シンガー限定のような…。
いずれにせよ、ZUZUも加瀬さんも結局はジュリーが歌う、ということを踏まえた上で力を尽くしているのかな、と考えています。
☆
Mr.K1968様
ありがとうございます。
ジュリーのB面曲は、チェックし始めたら最後、ハマりますよ~。
当時はやはり、楽譜通りに歌う、ということが歌の巧拙の基準だったんですかね…。とすればジュリーのライヴを理解は出来ないですし。
結局、ロックとして論じられるべきものだったのに現実が追いついていなかった、ということではないでしょうか。
フォーラム、お互いに当選を祈りましょう。
東京へようこそ!という日を楽しみにしています~。
投稿: DYNAMITE | 2012年5月12日 (土) 14時53分
DYさん、遅コメ失礼します。
ツベで、この楽曲を聴き込みました。その結果、この時期のジュリーのボーカルが、メロディーを表現することに特化している、ということに気づきました。タイガース時代には、詞に重点を置いた歌唱もあるので、個人的な考えではありますが、この傾向は、加瀬さんの意向かもしれないと推測しています。今の時代は、このような歌唱を論じることが可能ですが、リリース当時は、歌詞を表現することが重要視されていた時代だと思われるので、ジュリーの歌唱力が評価されなかったのも、仕方のないことだったのかもしれません。もちろん、当時のジュリーが、こういう歌い方をすることが出来たのは、ZUZUさんの詞に対する絶大な信頼があったからだろうし、後のフランスでの成功に、大いに貢献した表現法だと思われます。でも、平成に入ってからのジュリーが、70年代前半のアルバム曲をほとんど歌わなくなったのも、わかるような気がします。もし、今のジュリーが、この曲を歌うとしたら、オリジナルとは少し違う詞を深く掘り下げた歌唱になるかもしれません。
投稿: 74年生まれ | 2012年5月13日 (日) 01時21分
74年生まれ様
ありがとうございます!
確かに、近年のジュリーがなかなか70年代の隠れた名曲を歌わなくなった要因のひとつは歌詞にあるのかもしれませんね。
ジュリー自身の好みと言うよりも、表現のアプローチの問題なのかも…。
しかしそんな中で時折「おおっ!」という曲もLIVEで採り上げていますね。
「遠い旅」や「ひとりぼっちのバラード」…そう考えると、安井かずみさんの作詞作品は常にセットリスト予想でマークしておいた方がいいのかな…。
投稿: DYNAMITE | 2012年5月13日 (日) 17時39分
はじめましてm(__)m

単純なコメでごめんなさい
♪青い恋人たち♪
当時 A面より聴きましたね それこそ擦り切れるくらい
ジュリー歴46年目に入りますが
やはり…
♪音楽(本物)は最後に残る 時をこえて ずっと〜♪
ジュリーは証明してくださいましたね
この真実に涙が出ます
投稿: JULIE-MANIA.K | 2013年1月 6日 (日) 17時01分
JULIE-MANIA.K様
はじめまして!
ようこそいらしてくださいました。コメントありがとうございます~。
僕のような新規ファンとしては、ジュリーのB面曲の素晴らしさには本当に驚かされました。
詞曲のレベルの高さ、アレンジの先進性、そして比類無きヴォーカル。ため息が出てしまうほどです。
仰る通り、本物なのですね。
今お正月コンサートの初日から帰ってきて、あらためてジュリーと出逢えた歓びを噛みしめています。
また遊びにいらしてくださいね。
これからもよろしくお願い申し上げます!
投稿: DYNAMITE | 2013年1月 6日 (日) 23時08分
はじめまして
大好きな「青い恋人たち」を、何度もAmazonでさがしまくっていて 何度かこのページにたどり着いていました。
このB面の曲は、3万円以上もするコレクションにしか入っていないのがわかりました。とても買えない値段です。
そこで もし、
出来ましたら、CDに入れて売って下さる事はできませんでしょうか・・・?見知らぬ他人が図々しいですよね・・。
投稿: ジュリー熱 | 2013年10月15日 (火) 08時57分
DY様
前のメールを取り消します。
大変失礼いたしました。
「売って下さい」、なんて!
本当に失礼なことを書いてしまいました。
あまりにもあの曲が欲しいばかりに・・・。
先ほど読み返して あわててこうして訂正を
書いています。
困惑なさった事でしょう
どうかお許しくださいませ。
先のメールの後半は
なかったことにして頂けたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
投稿: ジュリー熱 | 2013年10月15日 (火) 16時12分
ジュリー熱様
はじめまして。
コメントありがとうございます!
お返事が遅れている間に丁寧な追伸まで頂きまして、かえって申し訳なかったです…。
「青い恋人たち」、本当に名曲ですね。
僕がこの『シングルコレクション』を買ったのは、まだまだジュリー堕ち間もない頃…ロックンツアーの「おまえのハートは札つきだ」を聴いて、どうしてもスタジオ音源が欲しくなったためでした。非常に高い買い物で、アマゾンさんでポチした直後は後悔しまくっていましたが、商品が届き、ジュリーB面曲があまりに名曲揃いで、「買って良かった」と思い直しましたよ~。
でも、あの時3万円もしたかなぁ…中古のレアものとして値段が上がってしまったのでしょうか。
暑苦しい長文ばかり書いているブログですが、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます!
投稿: DYNAMITE | 2013年10月15日 (火) 21時29分
DY様
おはようございます。
お忙しいところお返事を大変ありがとうございます。
おかげでほっといたしましたー^^
頑張って購入なさったんですね、すごい〜!
その価値はありましたね。
いまだに高額という事は
いまだに強い人気なんでしょうねえ・・。さすが。
あの頃、安井さん作詞が続きますが
その間、彼女もジュリーを好きだったのではと
思わせる歌詞でもありますね。(ジュリーも)
勝手な想像ですが。
ではまた お邪魔いたします。
投稿: ジュリー熱 | 2013年10月16日 (水) 08時03分
ジュリー熱様
ありがとうございます!
僕はジュリー・シングルB面曲のほとんどを、このシングルコレクションで初めて知りました。
ご指摘の安井さんの作詞作品、「遠い旅」「淋しい想い出」の2曲は本当に衝撃で…詞も曲もそしてジュリーのヴォーカルも、こんな大傑作がB面なのか、なんて贅沢なんだろうと思ったものです。
ジュリーの次のお正月ライヴは「ひとりぼっちのバラード」というツアータイトルに決まったようですね。安井さん作詞のファーストアルバム収録曲と同タイトル…どんなセットリストに今から楽しみです!
投稿: DYNAMITE | 2013年10月17日 (木) 12時40分
こんばんは
いまあらためて
DY様の「青い恋人たち」のギターの解説部分
私もこの曲を口ずさみながら読ませていただきました。
ほんとにジュリーの声にくわしいですね、
しかもよく研究なさっていてうれしくなりました。
まだお若いのですね
タイガース初期の頃は生まれていなかったかも?
今年はオリジナルメンバーでのタイガース再結成、
楽しみですね。
私は武道館はとれませんでしたが
東京ドームをオークションでゲットしました!
DY様もいらっしゃるのですか?
投稿: ジュリー熱 | 2013年10月17日 (木) 19時30分
ジュリー熱様
ありがとうございます!
お返事遅れまして申し訳ありません。
過分なお言葉、恐縮です。
研究と言うより勉強ですね…。とにかく知らないことが多くて、次から次へと「そうだったのか!」という発見の連続です。もちろん、このブログへ頂いた先輩方のコメントで初めて知ったことも数えきれないほどあります。
年末は、武道館と東京ドームへ参ります。
ドームの日は仕事おさめですからとても慌ただしい1日になりそうです。開演時間に間に合うかどうかとても心配です~。
投稿: DYNAMITE | 2013年10月19日 (土) 10時41分
こんにちは。
愚問でしたね、もちろん観にいらっしゃいますね。
武道館と両方ですか、うらやましー。
私は ジュリーの還暦祭り以来なので
ドキドキ楽しみです。
とにかく
タイガースでのジュリーを観たかったのです。
そこからがジュリーはスタートでしたから。
東京ドームでは皆さんと合流できるといいですね!
投稿: J熱 | 2013年10月19日 (土) 14時21分
ジュリー熱様
ありがとうございます!
『ジュリー祭り』以来ですか~。
僕は初ジュリーLIVEがあの東京ドームだったのですが、それ以来数えきれないほどLIVEに参加してきました。
今回はタイガース。ジュリー絡みについては、色々と「なんとか間に合った」幸せを噛みしめています。
投稿: DYNAMITE | 2013年10月20日 (日) 21時54分
DY様
>それ以来、数えきれないほどLIVEに
参加してきました・・・
その様な、タイガース以後の方もいらして
本当にうれしいです。
先月の横浜の映画館での特別上映
「世界はぼくらを待っている」でも
どうみても20代と思える男女の姿がチラホラ
あったので目を疑いました。
ほとんどは40才以上でしたからね。
親子で来たのかしら、と思っても 違った、
カップルでしたね。
ジュリーって
男性にもそうとう支持が多いですね。
ますますがんばれー、ジュリー!
投稿: ジュリー熱 | 2013年10月21日 (月) 11時11分
ジュリー熱様
ありがとうございます!
僕は『ジュリー祭り』以降の変化でしか語れないのですが、ジュリーのLIVE会場の男性率は年々上がってきているように感じます。
そして、2012年武道館では、ジュリー関連のLIVEで初めて男性トイレの行列に並びました。今年の年末も、きっと同じことが起こるでしょう!
投稿: DYNAMITE | 2013年10月22日 (火) 20時14分
9月末に発売になった
「タイガースのホワイトクリスマス」が
なんと オリコン48位になったんですってね!
記事を読みました。
すごい快挙ですよね
普段TVで活躍している歌手でさえ
今じゃ100位に入るのも難しいというのに。
おそるべし、ジュリーのちから。
うれしいですね!
投稿: ジュリー熱 | 2013年10月25日 (金) 20時54分
男性トイレに並んだんですって?!
それ珍しいですねー!
男性ファンも多いのはわかる気がします。
ちょっと上の私の兄などは
ジュリーはたしかにかっこいいよ
へんに整形したりして 若さに固執する
歌手は多いのに 自然体のまま彼は歌で勝負してる。
こんな事を云っています。
よくわかってるなあ・・・。
投稿: ジュリー熱 | 2013年10月25日 (金) 20時59分
ジュリー熱様
ありがとうございます!
「ホワイトクリスマス」は、過去のライブ音源がいつでも使用できる形でジュリーの手元にあることが分かったのが嬉しかったです。いつかそれらの音源をCDで聴ける日が来ると良いのですが…。
年末のタイガースも男性率が高いでしょうね。「この機会に観ておこう」という一般ピープルの男性も周囲に何人かいますよ!
投稿: DYNAMITE | 2013年10月28日 (月) 09時09分