沢田研二 「ダメ」
from『サーモスタットな夏』、1997
1. サーモスタットな夏
2. オリーヴ・オイル
3. 言葉にできない僕の気持ち
4. 僕がせめぎあう
5. PEARL HARBOR LOVE STORY
6. 愛は痛い
7. ミネラル・ランチ
8. ダメ
9. 恋なんて呼ばない
10. マンジャーレ!カンターレ!アモーレ!
--------------------
”今度のツアーではとても聴けそうもない曲”シリーズということで、矢継ぎ早に短めの記事で書きまくっております。
今回は1997年に飛びまして、アルバム『サーモスタットな夏』からお題を採り上げますよ~。
『サーモスタットな夏』に限らず、ジュリーが勇躍セルフ・プロデュースを開始した1995年リリースのアルバム『sur←』以降のナンバーというのは、いつどの曲がツアーで採り上げられても不思議はない(ですよね?)と思われる中、数少ないナンバーについては、「これはもう生で聴くことは叶わないのではないか」と個人的に考えている曲もあるにはあります。
先日執筆した「エンジェル」は、「今年はナイだろう」という予想で書いたわけですが、本日のお題は「もう永遠にナイのでは・・・」と僕が考えてしまっているナンバー。
ズバリ・・・「ダメ」、伝授です!
ちょっとイライラしている時、物事がうまくいかない時、身体がへこたれている時・・・そんな苦境を笑い飛ばすエネルギーを貰える曲。
僕にとっては、「KNOCK TURN」と同じような感じで身体が反応する、痛快なナンバーです。
「KNOCK TURN」の「の、の、の、の、の・・・」と、「ダメ」の「いやだ!いやだ!」に、駄々をこねるように盛り上がるゴキゲンな共通点を感じるのは、僕だけでしょうか。
そんな曲を、この先のツアーで「もう聴けないだろうなぁ」と考える理由は・・・。
歌詞・曲調ともに、いわゆる「ギンギン」な時代のジュリー、つまり僕が『ジュリー祭り』以前まで勝手に抱いていた、良い意味で”虚飾”のジュリー像を感じてしまう・・・これは今のジュリーからは遠く離れたイメージの曲なんですよ(僕だけの考えかもしれませんが)~。
無論、作詞が朝永彼方さんということで、さほどブッ飛んだ虚像的恋愛テーマとはなっていません。
しかし・・・愛に溺れる主人公の葛藤が、こういったアップテンポの短調のナンバーで歌われる手法は、この「ダメ」以降ほとんど姿を消してしまうのです。
曲想で似たパターンはあっても、歌詞のアプローチは天と地ほどに違うのです。
ジュリーの制作スタンスを反映してのことでしょう。
(例えば「月からの秋波」や「C」は、往年の短調アップテンポ・ヒットチューンを彷彿させる曲調ではあっても虚飾とはならず、人間・ジュリーとそのままリンクしているように思えます)
男の愛の在り処をアップテンポの短調で歌う・・・確かに阿久=大野時代は特に、このパターンが主流中の主流でした。
大ヒット・シングルだけで考えても、「勝手にしやがれ」「ダーリング」「カサブランカ・ダンディ」・・・スラスラと該当する作品が浮かびます。
その手法は、作曲家として見事覚醒したジュリー自身のペンによるナンバー達にも引き継がれます。「麗人」「十年ロマンス」「灰とダイヤモンド」などが当てはまるでしょうか。
さらに「Muda」を挟み、JAZZ MASTER時代・・・吉田建さんプロデュースによる”スーパースター・ジュリーの逆襲”のひとつの手管としてこの手法は大々的に復活。
「DOWN」「涙が満月を曇らせる」「そのキスが欲しい」。
やっぱり、これらすべての曲が文句なくカッコイイんですよ。短調アップテンポで、色男な歌詞のナンバーを聴くと、「あぁ、ジュリーだなぁ~」と、反射的に思ってしまう僕がいます。
ただね~、何と言いましてもこのお題曲の場合は、タイトルが「ダメ」ですからね!
名曲、名演と言えると思うのですが・・・何処かコミカルな要素もある、不思議なスタンスのジュリー・ナンバーではないでしょうか。「Muda」にも近いものを感じますけどね。
あと、「Muda」で連想しましたが、表記の問題として「Dame」より「ダメ」の方がロックだと思う・・・。「Dame」だと、斜陽アイドル・ソング的な匂いがプンプンしてしまいます。その点、さすが朝永さんですね。
さて、作曲は芹澤廣明さんです。
ビッグネームですよね。特に僕のようなベストテン世代には馴染みの深いお名前・・・しかも、(今だから言いますが)何も分からぬ10代の若造DYNAMITEは、のちにジュリーを通じてひれ伏すことになる後藤次利さんなどの”ヒット曲”に意味も無く反発していたのに、芹澤さんに対しては、それがありませんでした。
以前「ミネラル・ランチ」の記事で少し書きましたが、僕はチェッカーズの曲が好きだったんですよ・・・。
僕は『平凡』『明星』の付録についていた歌本を、ジュリー・ナンバーに限らず古き良き時代の歌謡界の名曲補完を目指し地道に古書店で収集しているのですが、80年代になると芹澤さんの作曲作品がズラリ、という感じです。
大ヒット・メーカーの芹澤さんですから、当然覚えている曲が多いです。チェッカーズのナンバー以外で誰もが知っている作品を挙げるなら、「少女A」や「タッチ」といったところでしょうか。
そんなヒット・ナンバーの数々を、歌本掲載のコードを追いかけて歌ってみると・・・本当に馴染みやすいメロディーであることを再確認します。正にプロフェッショナルなんですよね~。
メロディーの狙いがハッキリしていますし、明快なサビへ向かってグイグイ押しまくるような構成になっています。Aメロの役割、Bメロの役割、サビの役割というものがそれぞれ際立つように作られているのです。”ストレートに良い曲”を目指しているのでしょう。
90年代後半になってジュリーに提供した今回のお題、「ダメ」ももちろん、そう。
『第六感』収録の「いとしいひとがいる」も僕は大好きだし、芹澤さんの曲とは波長が合うみたいです。
ちなみに、『YOUNG SONG』の1984年11月号に芹澤さんのインタビューが掲載されていますので、少しご紹介しましょう。
プロフィール
昭和23年、横浜生まれ。幼稚園の時に買ったハーモニカがきっかけで音楽に興味を持つ。中学から約3年間、クラシック・ギターを本格的にレッスン。18才でヤマハのコンテストに優勝した後、プロの道へ。尾藤イサオのバンド、NHKの「ステージ101」などを経験して、CM作曲家に転進。昭和57年「少女A」の大ヒットで一躍、脚光を浴びる。現在、チェッカーズの一連のヒット作をはじめ、個性の強いメロディが受けている人気作曲家。
(本文抜粋)
「(・・・中略) 「ステージ101」をやめてから、本格的にCMの仕事をやりはじめたんです。とにかくやたらたくさんのメーカーのCMを作りましたよね。今までに書いたCMソングは2千曲くらいあると思いますよ。
この頃から音楽を作ることが、特別なことではなくて、完全に日常生活の一部になったんです。つまり新聞を読んだり、食事をするのと同じ気持ちで作曲するんだな。だから”僕の作る音楽は芸術だ!”なんて思ったことは一度もないですよ」
プロですよねぇ。ガツンとした発言です。
しかもイケメンですからね・・・。成功者のオーラが写真からも窺えます。
ところで、話が逸れてしまいますが、参考までに。この号の『YOUNG SONG』に掲載されているジュリーの曲は、と言いますと。
まず巻頭カラーページに、最新シングル(!)の「AMAPOLA」。
加えてこの号では『タイムマシンは9年前へ!』という懐かしのヒット・コーナーがあり、1975年のヒット曲を特集しています。
ジュリーは当然、この曲での掲載。
話を戻しまして、「ダメ」はいかにも芹澤さんらしい楽曲で、気合充分の提供曲と見ました。
考えてみれば、芹澤さんの「少女A」「哀しくてジェラシー」「タッチ」・・・これらは短調のアップテンポ・ナンバー・ビッグヒットのお手本のような作品。同様の曲想を持つ「ダメ」も、ヒット性の高いメロディーと言えるはずなんですよね・・・。ただ、セルフ・プロデュースを始めてまだ数年経ったばかりのジュリーとすれば、こういった王道ヒット・タイプのメロディーとすれ違うような志向が、この時点でひょっとしたら既にあり得たかもしれません。
最後に、「ダメ」の演奏の素晴らしさについては是非とも語っておかなければ・・・。
ここぞ!というタイミングで噛んでくる鬼のパーカスも凄いですが、この曲は何と言ってもベースです!
分かり易いのは、1番Aメロ。
♪ 会いたくて 電話して 呼び出して
Gm
あまりにも 冷たくて 傷ついた
Gm
お願い 慰めておくれよ ♪
E♭maj7 Gm
硬派に「ジャッ、ジャッ!」のハードな刻み。でもよく聴くと
「う~~ジャッ、ジャッ!」
と、小節の頭に向かってグルーヴする音がお分かりになるはず。
そして、「おくれよ~♪」とジュリーのヴォーカル部が終わったとたん、グシャグシャ~!っと聞かん坊のように暴れ回る過激なフレージングが凄い!
この奏法は、最初のサビ後の間奏部ではさらにブッ飛んだ形で炸裂していて、ギターリフがメインなんだかベースソロなんだか・・・という状況にまで楽曲を追い込んでいます。
とは言うものの、白井さんのギターワークもこれまた見事。印象に残る演奏です。
で、実は僕、よほどこの曲のギターが頭にこびりついていたのか(おそらくそれは、ドーム直後の『サーモスタットな夏』CD購入時の鬼のようなリピート率のせいでしょう)、その後に知った2曲ものジュリー関連ナンバーのギター・トラックについて、初聴で「ダメ」を連想するという事態を迎えました。
まずは、「ダメ」渾身の間奏のギター・フレーズに注目。3’21”あたりです。
これが、次作『第六感』収録「ホームページLOVE」のエンディング・ギターソロ、3’47”からの導入部にかなり似ています。
初めて「ホームページLOVE」を聴いた際には
「白井さん、ダメじゃん!」
と思いました。いや、演奏が「駄目」ということではなくて、”「ダメ」みたいでいいじゃん!”ってことですよ・・・念のため。
もう1曲は、何とタイガース。
「素晴しい旅行」のイントロを聴いた瞬間、脳内で「ダメ」のイントロとゴッチャになりました・・・。
意外ですか?この2曲のイントロのギター、キーは違えど最初の4音目までは音階移動も同じ。7音目まではリズムも同じなんですよ。
単なる偶然のアレンジですけどね。よくあるリフ・フレーズのパターンですから。
ただ、「素晴しい旅行」が長調で「ダメ」が短調、というのが面白いところです。調に関係なくハードなフレーズが載ってしまうのがロックたる所以でしょうか。
そう言えば、伊藤銀次さんも「HEY MR. MONKEY!」のアレンジ・オマージュ元をビートルズの「タックスマン」とした上で、「でも長調と短調という違いがある」とブログで解説されていましたっけ・・・。
にしても、「ダメ」を聴いて「おっ、”素晴しい旅行”!」と感じたというならともかく、「素晴らしい旅行」を聴いて「おっ、”ダメ”!」と反応したというのは・・・いくら後追いファンとは言えど、いかがなものか。
物事の順序として、とても間違っているような気がします・・・。
さて、来週から月末にかけては、かなり多忙な日々に突入します。5月いっぱいの開催期間とした”今度のツアーではとても聴けそうもない曲”シリーズの執筆は、おそらくあと2曲。
(6月に入ったら、完全にソロコン・モードのスイッチを入れ、セットリスト予想シリーズを開催です!)
次回は、このところの更新よりペースが落ちて間が開くかと思いますが・・・今度こそタイガース・ナンバーを予定しています。
僕は、”近い将来”実現の時までジュリーはソロLIVEでタイガースの曲をすべて封印するのでは、と考えてはいるんですけど、”とても聴けそうもない曲”シリーズのコンセプトを重視し、念には念を入れ、ファン以外にはまったく知られていないナンバーを採り上げたいと思っています~。
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コメント
DYさん、お邪魔します。
すいません!私、リリース当時のライブで、この曲を生で堪能しました。もう…サイコーでしたね。歌声の色気に加えて、ライブでは、ピンクの衣装で歌って、しかも、サビではステージの下で風を起こして、ピンクの衣装の裾がヒラヒラ舞って、ジュリーの表情がセクシーで…あまりに素晴らしすぎて、思い出すと壊れそうです。もちろん、楽曲そのものも、DYさんがおっしゃるとおり“ジュリー”のラブソングの王道で、Mっ気のある歌詞に反応している歌唱がセクシー!今、この曲を歌ったとしても、当時とは違うアプローチになると思います。ジュリーの最大の魅力は、常に変わり進化していく表現力ですが、それは、ほんの少し寂しさを感じさせます。人生と似ているかもしれません。
投稿: 74年生まれ | 2012年5月18日 (金) 22時32分
DY様 こんばんは。
エーッ、「ダメ」は駄目ですかー?(いや、シャレじゃなくて)
私、ジュリーはこういう曲好きだと思うんだけどなぁ。
確かに今年のセトリには入りそうにないけど、「KNOCK TURN」とか「アムネジア」とか又ナマで聴きたいんですよね、コミカルで甘ったれた自虐ソング。カワイイんだもん。ま、ジュリだから許せるんですけど。
70歳くらいになったらふっ切れて歌ってくれそうな気がします。
投稿: nekomodoki | 2012年5月18日 (金) 23時57分
♪『タッチ』
*渡辺有三「芹澤廣明さんが《タッチ》の音楽監督だったんで、曲は芹澤さんに決まっていて、アニメをみせてもらって作詞家の康珍化さんが合うと思ったんで、康さんをこちらから提案したんです。芹澤さんもチェッカーズ全盛の時ですよね。だからこれは、良美さんにとって、いいカンフル剤になったんじゃないですか?」Q:ファンの中には『タッチ』が代表曲になってしまうのは納得できないという声もあるようですが。―「商業ベースが前に出過ぎてるってことかな?、それもわかるけど、作る側からすればコレもやる必要のある作品だったと思ってますよ。あれだけヒットしたら代表作になるのも当然のことだと思いますし」
岩崎良美「正直あんなに売れるとは思わなかった。曲をもらった時は、アレンジとかもそれまでの曲と違うし、自分のイメージが変わっちゃうかなという不安は確かにありましたね。でも、アニメの主題歌ということで特に抵抗があったということはないですよ。私、漫画の〈タッチ〉もアニメの《タッチ》も好きだったし。結果的に私の代表曲になったということはありがたいことですよね」「いくら私が[最近はこういう音楽をやってます]って言ってても、[タッチを歌ってください]っていう依頼のほうが多いわけですから、不思議なものですよね。きっと、今までの長く経過した時間を含めて大ヒットっていうことなんじゃないかなぁ」
(80-87ぼくらのベスト岩崎良美CD-BOXブックレットより抜粋・編集)
*ぼくは岩崎良美の支持者です。自分と同い年の女性歌手でもありますのでね。その立場から申しますと、♪『タッチ』が岩崎良美の代表曲であるという事実は、認めるが納得はしていない。彼女の本領はフレンチポップスにあり!
以上。沢田研二に関係ない?…こりゃ失礼いたしました(笑)。
投稿: 鉛筆 | 2012年5月19日 (土) 13時50分
74年生まれ様
ありがとうございます!
「ダメ」のLIVEは評価が高いですね!
何人かの他の先輩も素晴らしかったと仰っています。
僕は『サーモスタットな夏』DVDを初めて観た時には、大熱唱に反して客席はどうだったんだろう、というようなことを考えてしまいました。
あの年のツアーでは、超・有名曲がオープニングから3曲続いて、アルバムからの1発目が「ダメ」という構成ですよね。それがどう受け取られたのだろう、と考えたわけです。
ヒヨッコな考えでしたね…。
ジュリーファンならあそこは相当盛り上がったはずだ、と今なら思います。熱唱でしたね。生で観ていればなおさらだと想像いたします。
☆
nekomodoki様
ありがとうございます!
「ダメ」をやるなら「Muda」をやるんじゃ…という発想から今回のテーマにこの曲を採り上げました。
ジュリー、どうなんでしょう、この曲好きなんでしょうかねぇ…。確かにLIVEで「ワ~ッ!」と自らも盛り上がれる曲かと思いますが…。
「KNOCK TURN」は是非とも一度は生で!と考えていますがこれもどうも無理そうな気がするんですよねぇ。悲観的過ぎるかなぁ。
「アムネジア」は可能性あるような気がします。と言っても勝手な個人的予想ですから根拠はゼロ…。
どのような形であれ、ジュリーはこちらの予想など翻してくれますから…案外今回の「聴けそうもない曲シリーズ」から1曲くらいはセットリストに入ったりして…。
☆
毎度すみません、一度切ります~。
投稿: DYNAMITE | 2012年5月19日 (土) 22時27分
DY様
パーカス、確認しました。確かに「鬼」です(笑)
でも、この楽曲はベースがカッコいいことに尽きますね〜。
あらためて考えてみると、私の好きな楽曲は、「憂鬱なパルス」他、当然ながらベースが効いてるのがやっぱり多いですわ。
にもかかわらず、ここからキーボードレス(これはまだ理解しますが)を経由して、ベースレスまで決意できたのは、やっぱり鉄人バンドの実力に対する全幅の信頼のなせるわざなんですかねぇ?
あと、レコーディング音源にだけベースを乗せることは可能なはずですが、LIVEの観客は「鳴ってない音も聴いている」(名言だと思います)というジュリーのポリシーもあるんでしょうね。
「ホームページ…」のエンディングのギターソロとの関係、これは分かりやすい。
ただエンディング間際すぎて、聴き直すまで、このフレーズがあるのを認識してませんでした(恥)
一方、「素晴らしい…」のイントロについては、私は「デイトリッパー」のオマージュだという理解までで終わってましたが、聴き比べてみると…確かに
いやぁ、もっと聴き込みたくなる「ご伝授」大歓迎です
追伸
先日の佐野さんのビルボードLIVE最終日、雪村いずみさんがゲストで登場しました。
ひとこと…雪村いずみさんは凄い歌手でした。75歳で生バンドをバックに、アップテンポな50年代の名曲「恋人になって」を完璧に歌い切りました。
この「恋人になって」は完全にラップそのもので、佐野さんのリクエストだったそうです。是非機会があれば聴いてみて下さい。
10歳以上年下ですから、ジュリーもまだまだ若いですよ〜(笑)
投稿: Mr.K1968 | 2012年5月19日 (土) 22時28分
お返事遅れてすみません
バタバタしております~。
☆
鉛筆様
ありがとうございます。
岩崎良美さん、フレンチポップスを歌っていらっしゃいましたか!
まったく知りませんでした…。
芹沢さんのビッグヒットはズバ抜けた大衆性があり、「タッチ」はその中でも芹沢さん自身の到達感、手応えはトップクラスだと思いますから…代表曲とはされますよね。
8分音符の語感が印象に残る名曲です。
☆
Mr.K1968様
ありがとうございます。
「ダメ」はギターのトラックが他収録曲に比べて敢えてシンプルになっていますから、ベースとパーカスに耳が行くように狙っていますね~。
仰るようにキーボードレスは巷に例は溢れていますが、ロックバンドでベースレスに踏み切るジュリーの決断は凄いです。
ただ、老虎ツアーを体験して、僕もちょっとベースが恋しくなってしまいました…。
ただ、いざ今度のツアーが始まれば、いつものように鉄人バンドの力量にひれ伏すことになるでしょう。
ジュリーは80歳でも歌っているような気がします。
まだまだ楽しみは続きますよ!
投稿: DYNAMITE | 2012年5月22日 (火) 08時56分
芹澤さんはジュリーの熱烈?なラブコールで実現した覚えがあります。個人的には尚之さんの作るメロディーも好きだったので、二人が参加したこのアルバムは大変印象的でした。尚之さんのファーストアルバムが後藤次利 さんプロデュースだったつながりで芹澤+尚之+後藤プロデュースでのアルバム制作なんかも持ち上がったのかな?などと当時想像しました。
投稿: クリングル | 2012年5月22日 (火) 22時08分
DYNAMITEさん こんばんは。
今日は車で♪ダメ 激リピでした。
このツアー地元で見たのですが遅刻して
オープニングの♪サーモ~ジュリーが帽子取ったあと
センター8列に行ったので皆さんに迷惑かけてしまった苦い想い出があります。
作曲は芹澤廣明さん
NHKステージ101の「ワカとヒロ」の河内広明さんじゃありませんか。
すっかり忘れてしまってました。
「ステージ101」ジュリーは1972年(S47)4月1ヶ月間出演してます。
あまり記憶がないのですが、芹澤廣明さんとここで共演してますね。
http://www4.airnet.ne.jp/stage101/history/721.html
近年の音楽劇の山崎イサオさんもステージ101出身
同じ事務所で'77 沢田研二NHKホール・ライヴ盤 ロックオペラ・ハムレットでナレーション担当
2005年人情酸漿蛍でやまさきイサオさんの生の声聴いて「おぁ~っ」と感激しました。
ステージ101 オンデマンドでは最終回しかみられません。
Vは残ってないそうです。
ジュリーの回見たいですね。
♪ダメ から40年前のこと思い出しました
投稿: くれーぷ | 2012年5月22日 (火) 22時26分
DYさん、再びお邪魔します。
芹澤さんの代表作に、この作品も含まれていることを思い出しました。
http://youtube.com/watch?v=ygNof4KfNvY
「ダメ」を書く2年近く前の95年に、ジャ○○ズのTOKI○に提供した曲です。個人的な感想ですが、この曲と「ダメ」は、どことなく似ている気がします。私は、音楽の専門知識がないので、どこがどう似ているのかは、さっぱりわかりませんが…。芹澤さんは、ジュリーの過去のヒット曲とは関係なく、最も自信のあるスタイルの曲として「ダメ」を手がけたのかもしれません。
投稿: 74年生まれ | 2012年5月23日 (水) 20時42分
クリングル様
ありがとうございます!
芹澤さんはジュリーからアプローチがあったのですか~。
なるほど、後藤さんや尚之さんとの繋がりが考えられますね。
僕も尚之さんの作曲作品は好きです。このアルバムのジュリーに提供した2曲もそうですが、それ以前のキャリアで、いいなぁと思う曲、ありましたね…。
あと、僕は鶴久さんの曲も好きです。
プロフェッショナルな作曲家・芹澤さんが育てたチェッカーズ…実はその中から、優れたメロディメーカーが4人も誕生しているんですよね…。
☆
細切れすみません~
投稿: DYNAMITE | 2012年5月24日 (木) 09時02分
続きます!
☆
くれーぷ様
ありがとうございます!
くれーぷ様が引き出しを空けてくださっただけで、芹澤さんのインタビュー記事を掲載させて頂いた甲斐がありました!
いやぁ…そうでしたか。
僕などは『ステージ101』…何だっけそれ?という状態ですので
くれーぷ様ご紹介のデータを拝見して納得。ジュリーと芹澤さん共演時、僕はまだ6歳ですか…。
「ダメ」「いとしいひとがいる」…円熟のプロフェッショナル同士の組み合わせは、やはりビシッ!と背筋が伸びる迫力を生み出しますね~。
☆
すみません、またまた一度切りますね
投稿: DYNAMITE | 2012年5月24日 (木) 09時14分
>DYNAMITE さん
そうですよね。ステージ101当時6歳では???ですね。
ヤング101というオーディジョンで選ばれたメンバーが毎週厳しいレッスンを受け歌うと言う番組で、毎週とても楽しみでしした。
メンバーには石川せりさんや上条恒彦さんなどたくさん
音楽担当に宮川泰さん 東海林修さんなどいらして、後にレッツゴーヤングになるのですが、レッツヤンはアイドル性が重視されたような気がします。
http://www.nhk.or.jp/archives/nhk-archives/past/2005/h060327.html
NHKオンデマンドで最終回少し視聴できます。
田中星児さん太田裕美さんもいますよ。
http://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2011030079SA000/
ワカとヒロ「あなたのメロディー」(視聴者が作ったうたを歌う)が静止画像でしたがありました。
芹澤さんの声が聴けます。
http://www.youtube.com/watch?v=7uXANVfH2OI
ステージ101 ♪人生すばらしきドラマ 2分22秒♪もしも の左白い服が芹澤さんです。
http://www.youtube.com/watch?v=UxSUZhwbI-8
今聴いても言葉を伝えることが凄く大事にされてた気がします。
投稿: くれーぷ | 2012年5月24日 (木) 22時09分
多忙につきお返事遅れ気味ですみません~
次回のタイガースの記事も、お題もネタも決まっているのにまだ下書きにすらとりかかれていません…。
何とか今月中には。
☆
74年生まれ様
ご紹介頂いた曲、拝聴いたしました。
初めて聴く曲でした
確かに「ダメ」の雰囲気ありますよ!
あと、Bメロは「哀しくてジェラシー」を思わせる部分もあります。
つまり、芹澤さん得意の短調ポップス王道の作りなんですね~。
曲は素晴らしい…歌詞も、僕はこういうタイプ全然OKです!
ただ…こういう歌詞と曲調の場合は、もっと突き抜けて、裸になってツバ飛ばすくらいの感じで歌って欲しい、と個人的には思ってしまいます…。
☆
細切れすみません~
投稿: DYNAMITE | 2012年5月25日 (金) 09時00分
くれーぷ様
ありがとうございます!
こんな映像が残っているんですね~。
「白いセーター」は視聴者の曲、ということですよね?これは、相当練り込んだ素晴らしい曲ですねぇ。詞の展開も、時代の雰囲気を反映しているようでとても良いです。
こういう詞を長調で歌うポップス、当時はたくさんありましたね…。
ハーモニーもキレイですが、芹澤さんは高いパートを歌っているのかな…。
最後の映像、芹澤さんは2’12”ですかね…。チラッとしか見えないのが残念です。
投稿: DYNAMITE | 2012年5月26日 (土) 14時25分
>DYNAMITEさん 何度もすみません
芹澤さんは2分12秒でした。
最後も中央ですから、当時人気ありましたよ。
音楽劇でおなじみの山崎イサオさんもちらっと見えた気がしましたが・・・
最終回 ワカとヒロの若子内悦郎さんが最初出てます。
芹澤さんの根底には「ステージ101」があるんだと今日たまたま♪涙のリクエスト聴き思いました。
>「白いセーター」は視聴者の曲、ということですよね?
そうです。改めて今聴いても凄いですね。
あなたのメロディーで有名になった曲と言えば 北島三郎さんの♪与作です。
投稿: くれーぷ | 2012年5月26日 (土) 17時05分
くれーぷ様
ありがとうございます!
北島さんの「与作」が一般の方の曲、というのは何処かで聞いていたように思いますが、この番組でしたか!
「涙のリクエスト」は明快・痛快なポップチューンでしたね。僕も当時から好きな曲でした。
ちなみに芹澤さんのインタビューによりますと、「ギザギザハートの子守唄」「涙のリクエスト」「哀しくてジェラシー」の3曲はチェッカーズのデビュー前からすでに曲が完成していたそうです。
芹澤さんが「ギザギザ…」をデビュー曲に推したのだそうですよ~。
投稿: DYNAMITE | 2012年5月27日 (日) 21時58分
DYNAMITE様
ワカとヒロの「白いセーター」を作詞作曲した落合と言います。過大なるお褒めの言葉ありがとうございます。はずかしいやら照れくさいやらです。青春時代の貴重な思い出です。
投稿: 落合孝通 | 2013年5月21日 (火) 17時40分
落合孝通様
ありがとうございます!
まさか「白いセーター」の作者のかたに、こんな若輩のブログにコメントを頂けるとは考えもしなかったことで…とても光栄に思います。
僕は、この記事にコメントをくださったジュリーファンの先輩にYou tube映像を教えて頂いて「白いセーター」という曲を初めて知ったわけですが…今改めて聴かせて頂きました。本当に素晴らしい曲だと思います。
この映像は落合様ご自身がupしていらしたのですね。NHKのディレクターさんとのやりとりで音楽人生が決まった、とのコメントに感動しました。
落合様のブログも拝見いたしました。今も歌っていらっしゃるのですね。
僕は鹿児島出身ですから、宮崎県をとても近しく感じます。
このような音楽活動をされている先輩がいらっしゃることを知り、「及ばぬまでも、自分も自分なりに音楽への貢献を…」という気持ちが沸いてきました。
ありがとうございました!
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
投稿: DYNAMITE | 2013年5月21日 (火) 20時33分
DYNAMITE様
こちらこそ宜しくお願いします。
投稿: 落合孝通 | 2013年5月23日 (木) 11時04分
落合孝通様
ご丁寧にありがとうございます!
僕がこの記事を書いたのはちょうど1年前ですが、今回落合様がコメントをくださったのを機に改めてYOU TUBEの映像をご覧になった拙ブログの読者の先輩方の間で、今年に入ってから寄せられていたワカさんのコメントが話題になっております~。
投稿: DYNAMITE | 2013年5月23日 (木) 12時52分
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/miyazakitaka3238/view/200710
2007年33年振りに若子内さんとネットで繋がり再開して、「白いセーター」を「ワカとタカ」で一緒に歌わさせてもらいました。凄い話でしょう(^_^)v上記のアドレスで紹介してます。
投稿: 落合孝通 | 2013年5月23日 (木) 23時17分
落合孝通様
ありがとうございます!
拝見しました。
特別な青春の思い出を作曲作品として形で持たれている落合様であればこそ、の奇跡ですね。
こういうお話に触れますと、ネット社会も良いものだ、と思えます。
ワカさんとの33年ぶりの出逢いももちろん凄いですが、落合様はこんなに以前から音楽ブログを発信なさっていたのですね…。
投稿: DYNAMITE | 2013年5月25日 (土) 20時07分
DYNAMITE 様
ネットがあって本当に良かったと思いました。奇跡だぁ~って思いました。でももっとビックリしたのは、私の作った素人の歌を「ワカとヒロ」のファンの方たちが覚えててくれたくれたことでした、ビデオも無い時代に歌詞の内容やメロディーもですよ、それからファンの方から音源が欲しいと言われ送ってあげました。写真もテレビから映してましたので、YOU TUBEでUPしました。「ワカとヒロ」のファンの方たちに本当に感謝しています。おっと、こちらのブログはジュリーファンのブログでしたね、私も実は高校生からタイガースファンでした。明星「タイガースの歌う歌大募集」と言うのが当時あって「星の首飾り」と言うタイトルで応募したのですが落選しました、でも入選した作品が「花の首飾り」タイトルだけがカスリました。2年前に宮崎での「沢田研二コンサート」も見に行きましたよ、相変わらずパワフルで感服しました。
投稿: 落合孝通 | 2013年5月25日 (土) 22時35分
落合孝通様
ありがとうございます!
僕もブログをやっていておかげで、長期インド滞在で連絡がとれなくなっていた友人と再会することができたり、探していたアマチュアの音源に巡り合ったり…そして今はジュリーを通して多くのみなさまと交流させて頂いています。ネット社会も良いものですよね!
2年前の宮崎のLIVEに行かれたのですか。タイガース・ファンの先輩でいらしたのですね。
今年末、福岡と長崎にオリジナル・メンバー5人のタイガースが行きますよ!
投稿: DYNAMITE | 2013年5月26日 (日) 15時37分
DYNAMITE 様
そうですか、時間とチケットが取れれば是非行きたいですね、福岡になりますけど。前回テレビで見たときはトッポが居なかったので、ちょっと物足りなかったです。情報ありがとうございます。
投稿: 落合 | 2013年5月26日 (日) 16時47分
落合様
おぉ、ご存知なかったのですか。お話して良かったです!
ザ・タイガースは、前期オリジナル・メンバー5人のみのバンドスタイルでの再結成が遂に決定し、今年12月に、3日武道館から27日東京ドームまで8公演を行います。
福岡サンパレス公演は12月10日です。
落合様が無事参加できますよう祈っております!
投稿: DYNAMITE | 2013年5月26日 (日) 18時09分
DYNAMITE 様
情報ありがとうございます、平日なんですね。休みが取れると良いんですが・・・頑張って調整してみます。
投稿: 落合 | 2013年5月26日 (日) 21時29分
落合様
いえいえ、お知らせできて良かったです。
平日なんですよね…メンバーのファンクラブによる先行予約は先日締め切られましたが、秋に一般販売があるはずです。
僕も、年度仕事収めの12月27日の東京ドーム公演には、文字通り万難排しての参加となるでしょう…。
ザ・タイガース再結成はこれが最後のことでしょうから、何とか観ておきたいものです。
投稿: DYNAMITE | 2013年5月27日 (月) 09時26分