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2012年4月28日 (土)

沢田研二 「モナ・ムール・ジュ・ヴィアン・ドゥ・ブ・ドゥ・モンド(巴里にひとり)」

from『KENJI SAWADA』、1976

Kenjisawadafrance


1. モナ・ムール・ジュ・ヴィアン・ドゥ・ブ・ドゥ・モンド(巴里にひとり)
2. ジュリアーナ
3. スール・アヴェク・マ・ミュージック
4. ゴー・スージー・ゴー
5. 追憶
6. 時の過ぎゆくままに
7. フ・ドゥ・トワ
8. マ・ゲイシャ・ドゥ・フランス
9. いづみ
10. ラン・ウィズ・ザ・デビル
11. アテン・モワ
12. 白い部屋



日本語版「巴里にひとり」
from『沢田研二/A面コレクション』

Acollection


disc-1
1. 君をのせて
2. 許されない愛
3. あなただけでいい
4. 死んでもいい
5. あなたへの愛
6. 危険なふたり
7. 胸いっぱいの悲しみ
8. 魅せられた夜
9. 恋は邪魔もの
10. 追憶
11. 愛の逃亡者
12. 白い部屋
13. 巴里にひとり
14. 時の過ぎゆくままに
15. 立ちどまるな ふりむくな
16. ウィンクでさよなら
disc-2
1. コバルトの季節の中で
2. さよならをいう気もない
3. 勝手にしやがれ
4. MEMORIES(メモリーズ)
5. 憎みきれないろくでなし
6. サムライ
7. ダーリング
8. ヤマトより愛をこめて
9. LOVE(抱きしめたい)
10. カサブランカ・ダンディ
11. OH!ギャル
12. ロンリー・ウルフ
13. TOKIO
14. 恋のバッド・チューニング
disc-3
1. 酒場でDABADA
2. おまえがパラダイス
3. 渚のラブレター
4. ス・ト・リ・ッ・パ・-
5. 麗人
6. ”おまえにチェック・イン”
7. 6番目のユ・ウ・ウ・ツ
8. 背中まで45分
9. 晴れのちBLUE BOY
10. きめてやる今夜
11. どん底
12. 渡り鳥はぐれ鳥
13. AMAPOLA
14. 灰とダイヤモンド

----------------------

少し更新の間隔が開いてしまいました。
今週はまず、火曜のあの夏日に仕事で超大物商品の発送を社員総動員でやりまして・・・全員Tシャツをグショグショにして頑張りました。と、思ったらその後は雨が続いたり・・・忙しさと相俟って、さすがに体調を崩してしまったのでした。
それでもなんとか踏ん張って、仕事を欠勤することなくゴールデン・ウィークへと突入できて、ホッとしたところです。

そんな最中、『3月8日の雲~カガヤケイノチ』ツアー後半のインフォメーションが届けられたのは、何よりの薬。
ファイナルは渋谷ではなくフォーラムにしたんですねぇ・・・。還暦以来のジュリー人気もまだまだ右肩上がり、という証明でしょう。

それでは・・・「Snow Blind」「気になるお前」と続けてまいりました、『ジュリー祭り』セットリストからのお題シリーズ、ひとまずのシメとして今回は有名シングル曲を採り上げたいと思います。
『ジュリー祭り』序盤のヤマ場となった、タイガース→PYG→ソロのヒット・シングル攻勢の中から。
「巴里にひとり」、伝授です~。

まぁこの曲にはフランス語ヴァージョンと日本語ヴァージョンがあり(その他にもあったんでしたっけ?)、『ジュリー祭り』ではフランス語ヴァージョンが選曲されたわけですが、当記事では2つのヴァージョンの比較考察なども語っていきます。曲のタイトルは大ざっぱに「巴里にひとり」で統一することになりそうですが、その点御了承くださいませ。

さて、シングル版「巴里にひとり」がリリースされたのは、仏日ともに1975年のこと。
アルバム『KENJI SAWADA』は翌年のリリースなんですね。
先日の「気になるお前」の記事でご紹介したスコア『沢田研二/ビッグヒットコレクション
』のオマケひとことコーナーでのジュリーの言葉に

仕事の面でも最高の状態にあるとき、ボクは結婚したい

というものがあり、まさにそれを実践、さらなる不動の飛躍を誰もが予感していたのが1975年という年だったのでしょうか。
渡辺プロダクションさんも、結婚をさらなるステップにジュリーを本物のアーティストにすべく、大プッシュ状態だったと聞きます。

ここで、まさにそんな折に発行されたお宝情報紙をご紹介しましょう。お持ちの先輩方も多いのかな?
僕はこれが何という情報紙であるかすら分からない状態で先輩からお預かりしているのですが、とにかく1975年のジュリーの動きが一目で把握できるような充実の内容になっていますね・・・。

Pari1

表紙はもちろん、当時ヒットの最中にあったシングル、「巴里にひとり」をドド~ンと前面に押し出しております。しかも、コード付のメロ譜がフツ~に掲載されているではないですか!何と大らかで素晴らしい時代でしょうか・・・。
ただしこの譜面、日本語版「巴里にひとり」とは採譜のキーが違います。何故そんなことになったか、については僕なりに思い当たっている理由があるのですが、そのお話はまた後で。

この表紙を開くと・・・

Pari2

伝説の『JULIE ROCK'N TOUR '75』の公演広告が。

まぁ、70年代のROCK'N TOURはすべて伝説なんですけどね。この時は特に盛り上がった雰囲気があります。
写真の下には、ジュリーのツアーに臨んでの言葉が添えられています。


(本文抜粋)
全国縦断コンサートは、僕の今年一番のメインの仕事になるだろうし、昨年のコンサートが成功したから。今年もその勢いにのってという安易な気持ちは決してない。このところ芝居とかドラマが続いていたけれど、幸い新曲の「巴里にひとり」がヒットしたことからも、ここでもう一度”歌手・沢田研二”というものを見てもらいたい。結婚したからといって、そのために僕の音楽に対する姿勢がこれまでのものと変わるものではないし、仕事に対して冒険心とか情熱は決して失ってはならないものだと思っています。
沢田研二

また、このページは見開き折り込み式になっていて、さらに頁を拡げますと

Pari3

Pari4

Pari5

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それぞれの土地で、たくさんの先輩方がこのツアーに参加なさったのでしょうね~。
さらに裏表紙は、これこそ伝説中の伝説・・・。

Pari6

これまで何人の先輩から、この時の興奮を聞かせて頂いたことでしょう。1975年とは、そんな年だったんですね。

さぁ、それではこの素晴らしいメロディーライン・・・その楽曲構成の真髄に迫ってみましょうか。

まず・・・実はこの曲、日本語ヴァージョンとフランス語ヴァージョンでは、キーが異なります。
日本語ヴァージョンは、ご覧の通り♭2つの変ロ長調。

Sn390306


ドレミ楽譜出版社・刊 『ピアノ弾き語り 沢田研二/ベスト・アルバム』より

対してフランス語ヴァージョンは何と・・・。
変イ長調とイ長調の間!この世の誰にもキーを特定することはできません。
80年代前半までは、こういう設定になってしまっているレコードプレスって、結構あるんです。レコーディング後に「もう少しテンポが速い方が(或いは、遅い方が)いいんじゃあない?」ということになれば、レコーディングテープのピッチを少し上げたり下げたり。その結果、鍵盤には存在しない音階が登場してしまうのですね。
ちなみに、『ジュリー祭り』で歌われたフランス語ヴァージョンのキーはイ長調でした。この場合ですと、日本語ヴァージョンよりも半音だけ低いということになります。
演奏のしやすさで採譜するなら、このイ長調が最適でしょうね。

以下、この記事ではその日本語ヴァージョンの変ロ長調表記にて、考察を進めて参ります。
この曲の美しさは、サビ部の三段転調にトドメを刺します。

Aメロ・・・変ロ長調でしっとりと流れてきた穏やかなメロディーが、サビ部でまずは変ニ長調へと転調。

♪ パリ  ラ・セーヌ 今で    は
     E♭m7  A♭7     D♭maj7   D6

  遠く   の   人 ♪
   E♭m7  A♭7    D♭maj7

そして間髪入れずに、今度はハ長調へ。

♪ 帰ら ぬあの日が ♪
  Am7  D7   G6

「えっ?」と思う間もなく(ハ長調であるにもかかわらず、「C」=ド・ミ・ソのトニック和音が登場する暇すら無い!)、変ロ長調へと帰還し

♪ 心に痛い ♪
   Cm7  F7

で、華麗に着地。
有無を言わせず、オシャレ。これはロック的とは言えない作曲手法で、僕は作曲者や作曲のいきさつ、経緯などをまったく知らないのですが、明らかに「フランスで売るぞ!」という狙いを感じます。

では、「巴里にひとり」のこの優雅な転調によるフランス戦略を踏まえつつ、一歩下がってアルバム『KENJI SAWADA』の特徴について考えてみますと・・・。
このアルバムって、フランス語のナンバーを軸にしながらも、日本語、英語の既発表曲が差し込まれる収録曲構成は、一見とっ散らかったようなイメージも受けますが、全曲通して聴き込んでみると不思議な統一感があります。
これは一体どういう理由によるものなのでしょうか。

ここで、ジュリーとも縁の深い、佐野元春さんのアルバム制作秘話をご紹介したいと思います。
佐野さんは”アルバムの収録曲構成の統一感”ということに並々ならぬこだわりがあるようです。僕が高校生の頃に読んだインタビュー記事(『ミュージックマガジン』だったように記憶していますが、自信がありません)で
「リスナーは(細かい理屈は解らずとも)、例えばキーが「E」の曲から「A」の曲を連想したり、キーが「C」の曲なら「F」の曲を連想したりということがあると思う。『バック・トゥ・ザ・ストリート』(佐野さんのファーストアルバム)は「E」、『サムディ』(同サード・アルバム)は「C」が基調になってる」
と、斬新な手の内について語ってくれていました。

随分深いところまで突き詰めて作っているんだなぁ、と感心したものですが、佐野さんは続けて
「(アルバムの統一感については)まだまだ他にも秘密がある(笑)」
と語っていました。

ならば、と僕はその後リリースされた佐野さんのアルバムについて、隠された「秘密」を解き明かそうと色々研究した結果、『カフェ・ボヘミア』(オリジナル・アルバムとしては5枚目)という作品では、いくつかの収録曲について、まったく同じ理論に基づく転調が取り入れられていることをつきとめました。
うち、「ヤングブラッズ」と「シーズン・イン・ザ・サン~夏草の誘い」の2曲はシングル曲でもあるので、ご存知のかたも多いでしょうか。
近い時期にリリースされたこのシングル2曲を、「何か雰囲気が似ているな・・・」とお感じではありませんでしたか?

「ヤングブラッズ」の「偽りに沈むこの世界で♪」の部分。
「シーズン・イン・ザ・サン」では、「長い夜が明けてゆく♪」の部分。

この2つの転調部がその感覚の正体で、これはまったく同じ理屈の転調になっているのです。
同アルバム収録のナンバーでもう1曲「虹を追いかけて」にも同様の理論に基づく転調があり、それぞれ全然違う曲の隠れた共通点の提示により、リスナーは知らず知らずにアルバム全体に統一感を覚えるわけです。
佐野さん、これは明らかに狙っていますね。

そして、そんな佐野さんの『カフェ・ボヘミア』リリース(1986年)から遡ること10年以上も前、ジュリーのアルバム『KENJI SAWADA』に同じ手法を見出すことができるのです。
例えば「巴里にひとり」と「フ・ドゥ・トワ」が何か似てるなぁ、と漠然と感じていらしたジュリーファンの先輩方は、きっと大勢いらっしゃると思うのですがいかがでしょうか。
まぁこの2曲の場合はイントロのアレンジや、3連符バラードの曲想なども共通しており類似点も多いのですが、他のフランス語ナンバーについても、何となく似た雰囲気を感じる曲がありませんか?

そこで、フランス語収録曲を具体的に検証してみますと

「巴里にひとり」の「Paris la Seine♪」の箇所。
「スール・アヴェク・マ・ミュージック」の「Dans Chaque ville♪」の箇所。
「フ・ドゥ・トワ」の「Je n'ai pas le droit♪」の箇所。

これら3つの転調箇所はすべて同じ理屈によるものです。例えば全曲ハ長調へと移調して揃えてみますと、採譜表記はどの曲も変ホ長調への転調となるのです。
また、「マ・ゲイシャ・ドゥ・フランス」の「Parfois elle♪」の箇所も、厳密には違いますがこれら3曲とよく似ています(例えば転調連結部が「ド・ミ・ソ」→「ラ♭・ド・ミ♭」の和音になっているのは、「フ・ドゥ・トワ」とまったく同じ)。

当時のスタッフは、これらフランス語ナンバーにさりげなく共通の雰囲気を作って、ジュリーという歌い手のイメージを固めようとしていたのではないでしょうか。
そしてアルバム制作の際には、収録の英語ナンバーを敢えてロック色の強い曲にすることにより、優雅なフランス語ナンバーを引き立てようとした・・・そんな策略も見えてくるのですが・・・。
いずれにせよ、『KENJI SAWADA』は単なる企画盤としてではなくひとつのコンセプト作品として、僕の中で評価は高いです。通して聴くと不思議と日本語ナンバーの配置にも違和感はありませんし、何と言ってもフランス語の7曲の完成度が非常に高いですからね。

それでは、ジュリーのヴォーカルについて。
ジュリーのフランス語発音の魅力については、以前の「フ・ドゥ・トワ」の記事で語りまくりましたから、ここではそれ以外のお話・・・そう、むしろ発音がネイティヴでないことによる魅力を掘り下げたいと思います。

もちろん日本語版「巴里にひとり」のヴォーカルも素晴らしいのですが、僕は圧倒的にフランス語ヴァージョンのヴォーカルの方が好きです。言い様のない色気を感じるのです。
ただ、盟友のYOKO君などは逆に日本語ヴァージョンの方が好きだということで・・・突き詰めていけば、単にそれぞれの好みの問題なのでしょう。
あと、絶対音感をお持ちの方はひょっとしたら、先述したキーの曖昧さのせいで、フランス語ヴァージョンを居心地悪く感じたりするのかもしれません。才の無い僕には想像できないことですけれど・・・。

みなさまは、どちらのヴァージョンがお好きですか?

フランス語ヴァージョンのこの曲のヴォーカルの魅力について考えた時、僕は「他国の人が自分の国の言葉で歌った曲」の方が、例え発音にたどたどしさがあったとしても、曲によってはかえってグッとくる、というパターンが彼の地フランスで起こり、それがヒットチャート第4位というセールスに繋がったのではないかと想像しています。

僕の場合、「外人さんが歌った日本語の曲」ということで、同様に思い起こすある名曲があるので、ジュリーがフランスで受け入れられたのはその逆パターンなんじゃないか、と以前から考えていました。
その名曲とは・・・イタリア人歌手、ファウスト・チリアーノが歌った「私だけの十字架」。
ご存知の方も多いでしょう。社会派の刑事ドラマ『特捜最前線』のエンディング・テーマとして有名だった曲です。

その国の言葉のニュアンスについての完全な理解が足りておらず、それがかえってベタベタした感情移入を取り払い、真っ直ぐに歌詞とメロディーの良さに直結して聴こえる・・・そんなパターンの曲。
きっとフランスのリスナーにとって、ジュリーの「巴里にひとり」はそんなふうに聴こえたんだと思います。
このパターンの絶対条件は、シンプルなフレーズの言い回し(外国人でも発音には困らない)ながらも深い味わいのある歌詞であること。
「巴里にひとり」にはそれがありました。僕は大学で2年間だけ親しんだだけで、フランス語の心得は無いに等しいのですが、それでもこのフランス語の原詩は素晴らしいと思います。
まぁ、ジュリーに言わせると
「ナンパかましてる歌」
になっちゃうわけですが・・・(2003年『明日は晴れる』ツアーでの発言)。

ジュリーは感情たっぷりのヴォーカルも素晴らしいけれど、この曲のように「いわば、歌わされている」「手探りで歌を模索している」といったようなヴォーカルで信じられないほど無垢で崇高な声を出します。
その透明感、気高さは、やっぱり若きジュリー最大の魅力だと思います。

最後に・・・別の話になってしまいますが、先程半ば強引に『特捜最前線』の話を出しました。
実は、この素晴らしい社会派刑事ドラマの初期メンバーだった荒木しげるさんが、先日亡くなられました。
荒木さんはフォー・セインツのドラマーだったんですよね。でも僕はミュージシャン時代の荒木さんを知りません。僕にとって荒木さんは、細菌風船爆弾から街を護って殉職した「津上明刑事」なのです。

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↑ 第146話『殉職Ⅰ・津上刑事よ永遠に!』より

この場を借りまして、ご冥福をお祈りいたします・・・。

さて、早いものでもう5月がやって来ようとしています。
次回更新からは”絶対に今年のツアーでは聴けそうもない曲”シリーズを開催予定。
それを5月いっぱいまで続けて、6月に入ったら”恒例・全然当たらないセットリスト予想”シリーズへとなだれ込んで行こうと考えております。

よろしくお願い申し上げます~。

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瀬戸口雅資のジュリー一撃伝授!」カテゴリの記事

コメント

ジュリーのことだから、あちこち身体は健康診断うけているだろうけど、内臓の病気とかないんだろうか。ちょっと、心配。
私も、秋から春にむけて、おそろしく太ったので、ダイエットと、運動をはじめました。秋にある、コンサートには、やせた
姿を沢田さんにみせられるといいなあ。
このごろ、沢田さんグッズがすごくほしい
私です。いろいろ作ってほしいなあ。

投稿: ごん | 2012年4月28日 (土) 14時10分

DY様

体調回復されて何よりです。

かく言う私も13日の金曜日に右足首の靭帯を痛めて、まる2週間、松葉杖で痛勤(通勤)生活を送ってましたが、本日、無事に足のギブスがはずれました〜\(^O^)/

閑話休題

「巴里にひとり」には思い出があります。

「ロンリーウルフ」が最新シングルだった小学5年生当時、TVで聴くだけでは飽きたらなくなった私は、FMの「ひるの歌謡曲」という45分番組で「ジュリー特集」を2日連続でオンエアすることを知り、オーディオが趣味だった亡き父にタイマーでエアチェックの方法を教えてもらい、録音したテープを擦り切れるほど聴いたもんです

(この番組はジュリーのNewアルバムも発売直前・直後に収録曲の9割方をオンエアしてくれたり、定期的にシングル特集をやってくれたので、その後もよくエアチェックしましたよ。
この番組で初めて聴いたアルバムは「G.S.アイ・ラヴ・ユー」で、父は「ストリッパー」を「ROCKでいいアルバム」だと誉めてましたね〜。
このシングル特集と「ストリッパー」のカセットは父が収録曲名をカセットケースに書いててくれたので、今でもちゃんと保管してます。)

その特集はシングルA面を時系列に流していくスタイルで、初日は「胸いっぱいの悲しみ」から始まり、全て初めて聴くシングルはかりでしたが、3曲目がお題の曲の日本語VERSIONでした。
この曲を気に入った私は、耳で覚えた歌詞を当時よく口ずさんでました。まわりの友人は全く誰も知らないのに(苦笑)

その後、仏語VERSIONの存在を知り、今ではそちらも好きですが、思い出込みという点では、日本語VERSIONに軍配が上がりますかね〜。

ちなみに特集2日目は「勝手にしやがれ」からでしたが、番組開始時間が前日より早かったか何かで、当時一番聴きたかった「勝手にしやがれ」から「LOVE」までが録音できておらず、大ショックを受けたのも、今ではいい思い出です(苦笑)

追伸
「カフェボヘミア」とは懐かしい瞬時に「冒険者たち」のイントロが頭の中で聞こえてきました(笑)
レゲェ・チックなラストの「クリスマスタイム・イン・ブルー」が好きでしたねぇ
セトリは3月と基本同じでしたが、「虹を追いかけて」は先日のビルボードLIVEで演ってくれましたよ〜

長々と失礼しました〜

投稿: Mr.K1968 | 2012年4月28日 (土) 15時31分

DYさん、お仕事、お疲れ様でした。今日から、また暑くなりそうなので、連休中は、お身体を休めたほうがいいかもしれません。
リアルタイムで体験していませんが、大好きな曲です。日本語ヴァージョンが好きなYOKOさんに、大いに共感しますが、フランス語ヴァージョンが好きなDYさんの気持ちもわかります。それぞれのジュリーの歌唱に、微妙に違った魅力があって、1曲で2度おいしい作品です。個人的には、特に♪帰らぬあの日が 心に痛い♪の部分で、フランス語詞と日本語詞の歌い方の違いが際立っていると思います。日本語ヴァージョンでは美しい声で朗々と歌っていて、フランス語ヴァージョンでは、フランス語ならではの色気を感じます。どちらでもいいから、高音域が出るうちに、もう一度ライブで歌ってほしいなぁ…。
追伸:現在のジュリーの人気が右肩上がりかどうかは、微妙なところですね…。最近、PartⅠ~PartⅡの日程を地域別に分けて、あらためてチェックしてみたのですが、地方公演が激減していることに気づいて、愕然としました。東京での動員数と地方での動員数は、かなり違うようです…。

投稿: 74年生まれ | 2012年4月28日 (土) 18時32分

追加の追伸です。
この楽曲は、昨年7月30日に、AS○Aさんがカバーして、iTunes限定で配信しました。私自身は、iTunesからダウンロードできる機材を持っていないので、AS○Aバージョンは聞いたことがありません。「君をのせて」に続き、2回目ともなると『そんなに歌いたいの?』としか言いようがないですね…。

投稿: 74年生まれ | 2012年4月28日 (土) 18時43分

ダイナムさん

*『Fou・De・Toi』『巴里にひとり仏語版』が僕は大好きです。(現在のメルアドもそれらからの発想です)
*このアルバムの選曲も、なかなか良いと思います。

*先日、杉真理さんが『ナイアガラトライアングルvoL.2』の曲順について語っていまして、
「大滝さんは《彼女はデリケート》をアルバム1曲目にしたいと考えていたんだけど、佐野くんの呟きから始まるから結局《A面で恋をして》を冒頭に置いた。でも、佐野くんは〈あれは消してくれて構わない〉と言ってたょ(笑)」


*ところで、DVD『沢田研二in夜ヒット』の中で、三波伸介とのやりとりでジュリーが映画〔パリの哀愁〕撮影予定に関して不満げな態度を見せていますよね。
やはり当時は、ナベプロのスタッフに従いながらの活動への歯痒さ、それが少なからずジュリーには有ったんだろうなぁと推察します。

投稿: 鉛筆 | 2012年4月28日 (土) 18時51分

DY様 こんばんは。

この曲はもともとフランスで売り出すためのものですから、フランス語バージョンのほうがしっくり感じるんですよね。

向こうでは「こちらで本気で売るならこちらに住んで活動するように」と言われてさすがにそれは・・・となったみたいなことを言ってたと思います。
「モナ~」このアルバムも行方不明なんです。(泣)
「ジュリジュリジュリ~ア~ナ~」
ジュリがジュリ歌ってどーする、な歌、また聴きたいよ~。

投稿: nekomodoki | 2012年4月29日 (日) 00時05分

ごん様

ありがとうございます!

ジュリー、健康そうに見えますから大丈夫だと思いますよ~。

僕も実は最近太ってきまして…と言っても元が痩せ過ぎだったので数字的には全然大したことはないのですが、急激に増えた分負担はかかっているようです。
気をつけたいと思います…。

Mr.K1968様

ありがとうございます!

いやぁ、それはよく分かります。
幼い頃に苦心してエアチェックでカセット録音し、そうして覚えて好きになった曲というのは特別ですからね。
Mr.K様がそうして覚えた日本語ヴァージョンを贔屓になさるのは当然のことですよ!いいお話です。
そして、それに比べて現代はどんな曲でも簡単に手に入り過ぎじゃないのかなぁ、とも思います。昔をなつかしむ僕等にとっては便利でいい時代であるとも言えるのですが…。

『カフェ・ボヘミア』は佐野さんのファンとしては待たされた名盤、という感じでしたね。
このアルバム、佐野さんにしては珍しく、発売前にシングル盤戦略がありましたから、僕は先行の「ヤングブラッズ」のシングル盤も持っていますよ。でも、やっぱりアルバムが早く聴きたい、と考えていたものです…。

すみません、一度切ります~。

投稿: DYNAMITE | 2012年4月29日 (日) 10時15分

74年生まれ様

ありがとうございます!

昨日は記事を更新した後、結局1日寝ておりました…。

確かに日本語ヴァージョンには迫力があり、フランス語ヴァージョンには色気があり…それぞれ素晴らしいですね。
僕はたぶん、フランス語ヴァージョンの方に『JULIEⅡ』に似たヴォーカル・ニュアンスを見ているのだと思います。

ジュリーのツアー、仰る通り地方公演は減っていますね。しかし大トリは堂々とフォーラムですし、人気はまだまだ上向きではないでしょうか?
大宮、横浜あたりはチケット予約も激戦になりそうですね…。

鉛筆様

ありがとうございます!

『ナイアガラVol.2』の曲順の話は初めて聞きました~。
あの企画盤についてはこれまでも3人それぞれの話を時折入手する機会がありましたが…その中で、佐野さんと杉さんで「大瀧さん対策会議」というものがあった、という杉さんの話がありました。大滝さんの曲とのバランスがうまくとれるような楽曲を作らなきゃ、という内容の会議だったようです。
確か、それを踏まえて杉さんが用意したという曲が「ガールフレンド」だったはずです。

『夜ヒット』DVDは実はまだ購入できていません。老虎ツアーで夫婦して遠征もあり、それぞれ参加会場も多めで贅沢をしてしまい…今年に入ってからは節約モードです。
先輩のお家で鑑賞はさせて頂いたのですが、細かいところまでは観きれていないのです…。

またまた一度切ります~。

投稿: DYNAMITE | 2012年4月29日 (日) 10時41分

nekomodoki様

ありがとうございます!

nekomodoki様のお家では、色んなものが発掘され、色んなものが行方不明なんですね…。

「ジュリジュリジュリア~ナ」確かにイイですよ!僕も大好きです。
ジュリーのフランス語ナンバーの中では唯一のアップテンポ・ナンバーとして貴重ですし、転調もイカしています。

ファンにとっては、ジュリーが日本に帰ってきてくれて良かったのでしょうけれど、フランスにしばらくの間留まっていても、日本での人気が衰えることはなかったでしょうね…。

投稿: DYNAMITE | 2012年4月29日 (日) 19時10分

DYさま、こんばんは。
お身体の具合はいかがですか?

「モナ・ムール・ジュ・ヴィアン・ドゥ・ブ・ドゥ・モンド」チンプンカンプンのフランス語なのに、耳で聴いた音をカタカナで書き取りながら必死で歌詞を覚えましたね~。
懐かしい^^
今でも覚えていて、一緒に歌うことができます(もちろんデタラメなフランス語ですが^^;)

伝説の比叡山フリーコンサート、私も行きました。
まだ学生だったので、一人だったら絶対に無理だったと思いますが、当時、ファンクラブの福岡支部があって、50人位の団体で行くというので参加させてもらいました。
夜行列車で大阪まで行き、京都まで新幹線。
コンサート終了後、また夜行列車で帰るという強行軍で、ゆっくり食事する時間も無かったような気がします。
若くないと出来ないですね^^;
良い思い出です。


投稿: hayami | 2012年4月29日 (日) 22時07分

DY様

気になるお前も一緒にコメントしま~す

気になるお前はジュリーが地球上で唯一の男子だった頃の曲 あのしなやかな体の動き 舞う時の腕と腰 クラクラしました。

巴里にひとり 日本語のシングルレコードのジャケットの微笑みです
穴が空く程みつめて セロファンに挟んで壁に貼って毎日 おはよう おやすみ の挨拶してました。

フランス語の歌詞 どうやって覚えたかは忘れましたが私も歌えます 笑 

ところでですよ
町田市民ホールご近所なんですよね
澤会だったらおそらくチケット手に入るはず
なのに なぜに 今回も 電話????

投稿: キミちゃん | 2012年4月30日 (月) 08時02分

DY様
はじめまして。
去年の夏、ジュリー様に落ちて以来、こちらにもちょくちょくお邪魔させていただきました。今日の曲、先日アマゾンで注文してゲットしてから、ずっと聞きっぱなしの曲です。大好きです。ありがとうございます。
私、ジュリアーナも大好きです。この曲もぜひ伝授してください。

投稿: nekorin | 2012年4月30日 (月) 08時13分

hayami様

ありがとうございます!
おかげさまで、連休をゴロゴロと過ごしております…。

あの比叡山に行かれたのですね!
そして、夜行列車の旅でしたか。独特の雰囲気がありますよね。僕も上京後しばらくは、わざわざ『はやぶさ』などを利用し丸1日かけて帰省したものです。

若き日に覚えた歌詞というのは、たとえそれがデタラメな聴き取りであってもずっと覚えていますね。僕にも覚えがあります。
でも、それがフランス語の曲となるとなかなか無いと思いますよ。ジュリーファンならでは、なのでしょうね~。

キミちゃん様

ありがとうございます!

あ、そうか!日本語版『巴里にひとり』の魅力には、あのジャケがありますね!
僕もCDの形ですがシングルコレで持っています。いい写真ですよね。B面とのバランスがまた素晴らしいですし…。

町田の一般発売へのこだわりは、毎回謎ですねぇ…。
多くの先輩方が今からチケット獲得に燃えていらっしゃいます。凄まじい集中力と根気を要すると思いますが、僕には応援することしかできませぬ…。
頑張ってください!

nekorin様

はじめまして~。
コメントありがとうございます!ようこそお越しくださいました~。

昨年の夏にジュリー堕ち…きっかけはやはり老虎ツアーだったのでしょうか?
それともまったく別のきっかけで…?
いずれにしましても、まだまだ新たなジュリーファンが増え続けていることが分かり嬉しいです。
僕も厳密にはドーム堕ちですのでファン歴は浅いのですが、ご一緒にジュリーライフを楽しんでまいりましょう!

「ジュリアーナ」、イイですね!
リクエスト、しかとデータにて控えました。いつか必ず執筆いたします。気長にお待ちくださいませ…。
これからも、どうぞよろしくお願い申し上げます~。

投稿: DYNAMITE | 2012年4月30日 (月) 15時50分

こんにちは、初めまして (^^)
実は弾き語りなどをユーチューブにアップする事が趣味なのですが、以前から沢田さんの”巴里にひとり”のコードを探しているのですが、楽譜の本はどこも絶版で買う事もできません(> <) ここでコードの一部を見つけて大変喜んでいますが、やはり全部ないと、僕の耳ではコピー出来ません。もしご面倒でなかったら、巴里にひとりのコードだけでも教えて頂けませんか?危険な二人はもうアップしてあります (^^;)
お差し支えなかったら、どうかお願いしますm(_ _)m

PS : 沢田さんは90%、パーフェクトなフランス語で歌っています。フランス人に”これ日本人が歌ってるんだよ”と言っても信じてくれませんでした (^^) いくつかの単語は曖昧ですが、結構流暢なフランス語に聞こえます。沢田さんは耳がとてもいいのでしょうね。

投稿: M. SASAO | 2013年1月22日 (火) 22時24分

M.SASAO様

はじめまして!
ようこそいらしてくださいました~。

M.SASAO様と同じようなご依頼…これまで数度頂いたことがありますが、完全にお応えすることができずにいます…。
全て掲載すると、完全に著作権違反になるからです。(厳密には作詞者著作権違反。コード譜というのは特殊な形式で、作詞者のみ権利が派生します。これが五線譜になると作曲者にも著作権がかかります)

実は僕も以前、このブログでジュリーについて書き始めてから半年ほどは、ジュリーのレアな曲のコードをコツコツ起こし、エクセルファイルで記事のオマケに添付したりしていました。先に説明した通り、コード譜の掲載というのは権利的には歌詞の明記と同じで、先輩方のブログなどにも、歌詞をすべて書き写していらっしゃる方も多かったものですから、「あぁ、みなさんやってるんだな」と考えてしまったのと、その頃は「僕のブログなんてそうそう多くの人に読まれてるわけじゃないし」と思ったのです。

しかし(有難いことに)このブログも次第に数多くのジュリーファンの方々に読んで頂けるようになり、さすがにと考え、upしていたコード譜はすべて削除してしまいました。

今は、楽曲解説という記事中に、可能な限り抜粋してコードの解説をつけるのが精一杯のラインです。全体の文量に対してのパーセンテージ規定に気を遣っています。長文記事のひとつの理由でもあります。

この曲は最初にB♭をバ~ン!と弾いて「モナム~ル♪」と歌いだせば次からの音がとりやすいです。Aメロは巷に例の多い進行ですから、根気よく採譜なされば何とかなると思います。
記事中明記以外の難しい箇所は
「Cm7かんじ」「F7る、ばか」
「Dmり」「C#dimあ、ああ」「F7あ」
のC#dimくらいでしょうか。

お役に立てず、本当に申し訳ありません。こういった声にお応えする方法がたったひとつある…とは分かっているのですが、僕には時間も力もまだまだ足りません。

you tube是非拝見したいです。
探してみます!

投稿: DYNAMITE | 2013年1月22日 (火) 23時25分

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