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2012年3月 2日 (金)

沢田研二 「勝手にしやがれ」

from『思いきり気障な人生』、1977

Omoikirikiza

1. 思いきり気障な人生
2. あなたに今夜はワインをふりかけ
3. 再会
4. さよならをいう気もない
5. ラム酒入りのオレンジ
6. 勝手にしやがれ
7. サムライ
8. ナイフをとれよ
9. 憎みきれないろくでなし
10. ママ……

------------------------

澤会さんからのインフォメーションが到着し、いよいよ3月が開けました。
辛い記憶、忘れられない3月・・・しかし今年は、ジュリーファンにとって楽しみの多い3月です。
まずはジュリーのツアー・スケジュール確認、参加会場選びから、3月の楽しみを始めましょうね。

6月23日・渋谷から始まるツアー・タイトルは『3月8日の雲~カガヤケイノチ』。
これは、何人かの先輩が書いていらっしゃる通り、新譜の収録曲4曲すべてがそのままツアー・タイトルという考え方で良いのでしょう。
やはり、新譜の4曲いずれもが、昨年の3月に関係あるメッセージを含んだ作品である可能性が高くなったと思いますが・・・どうでしょうか。

さてさて。
「伝授!」
・・・などとはとても言えない、今回の記事。お題は何と、「勝手にしやがれ」です。

有名な曲ですから下手な解説はできません。しかし後追いの僕がどう書いても、結局は自分の見識の低さを露呈することになります。

ただ、『ジュリー祭り』セットリスト網羅を拙ブログの現実的な大目標とし、毎年10曲前後の執筆ペースでジュリーの70越えに間に合わせる、と公言している以上、少しずつでもそんな有名曲について記事に採り上げていかなければ、『ジュリー祭り』制覇は成りません。

そんな折、3月2日放送(今夜ですな)の『僕らの音楽』にて山下○久さんが、「勝手にしやがれ」のカバーを披露するという情報が・・・。
僕としてはこれまでも、この曲をジュリー以外の人が歌う、ということに違和感バリバリだったりもするのですが、山下さんは幅広い年代の女性に支持されているトップ・アイドルの一人で、ジュリーファンのみなさまも今夜の放送は結構楽しみにしていらっしゃるご様子。
カミさんも彼のことは「カッコイイ」と言っていましたし。

ただ、「勝手にしやがれ」は・・・ジュリーの大ヒット・ナンバーをカバーする身にとってすれば、特に手ごわい1曲になると僕は思いますよ~。

容姿が美しい、振りがカッコイイ、歌が上手い、というそれだけでは全然ダメでしょう。
”男がカッコをつける=強がる”という阿久さんの美学を何処まで咀嚼できるか。しかもこの曲では、愛する人に去られた主人公が、そんな美学と裏腹にやぶれかぶれになっている・・・その「やぶれかぶれ感」が表現できるかどうか。
いわゆる音程やロングトーンなどの技術的な”歌唱力”ではなく、カッコ悪いくらい捨て身になって、なおかつそれが逆にカッコイイ、という”到達力”が大いに問われる楽曲なのではないでしょうか・・・。
その点が本家・ジュリーに迫っていれば、現代でも伝わるものは相当に大きいはず。それだけの威力を持つ曲です。
この歴史的大名曲が再び大きな話題になるように、頑張って欲しいですね・・・。

このように、「誰もが知る」超大ヒット・ジュリー・ナンバーは、若いプロ歌手がカバーすることすら難しいのでしょうが、後追いファンの素人がブログ記事を書くというのが本当に難しいです。
ですから、今回僕はいつもとはちょっとアプローチを変えて執筆しますね。
この「勝手にしやがれ」という曲が僕の世代(アラ45ということでお考え頂ければ・・・)の男性にとって、どれほどインパクトがあったのか・・・自分の幼年時代の実体験を踏まえて、そんな話をしてみたいと思います。
よろしくお願い申しあげます!

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↑ 今回の参考資料 ドレミ楽譜出版社・刊『沢田研二イン・コンサート』

まず、今回「勝手にしやがれ」の記事を書こうと思い立ったのは、老虎ツアーを体験して、「やっぱりザ・タイガースの”この1曲”と言えば『君だけに愛を』だよなぁ」と実感した、という経緯があって。
じゃあ、ジュリーのソロ・キャリアで”この1曲”と言えばどれだろう、と考えたわけです。
で、偶然に山下さんの話題がありましたので、それにもあやかって、この機に一気に書いてしまおうか、と。

ドームの本格ジュリー堕ち以降は、僕もとても多くのジュリーファンの先輩方とお話させて頂いたり、ブログのコメントで色々と教えて頂いたりして、僕の知らないタイムリーな空気というものがおぼろげに見えてきました。
そうしたことを踏まえて考えると、どうやらジュリーの”この1曲”は「時の過ぎゆくままに」が頭ひとつ抜け出ているみたいですね。

でもね・・・僕の世代は、『悪魔のようなあいつ』(今日は、久世光彦さんの命日なのですね・・・)にギリギリ間に合っていないんですよねぇ。
よっぽどの環境じゃないと、「時の過ぎゆくままに」のタイムリーな記憶はハッキリとは持ち得ないのです。女性であれば、また違うのかもしれませんが・・・。
従って、「自分がたとえジュリーファンでなくても」という観点に立った時、「ジュリーと言えばこの曲」と尋ねられたら・・・僕の場合は圧倒的に「勝手にしやがれ」ということになります。

この曲が爆発的に大ヒットし、皆が口ずさみ、あらゆる人が注目した暮れのレコード大賞を見事受賞した年・・・僕は小学校の5年生でした。
この「5年生」の辺りというのはなかなかジャストな年齢ですよ。日々の生活の中に、ちょっと自我の覚醒みたいな感じが出てきて、それと共に、友人の中には芸能人を本気で好きになるような人も現れます。
思春期が始まる頃なんでしょうか。
これは正しく、多くの先輩方がタイガースのジュリーに恋した年齢、ということがそのまま証明してくれていますよね。

まぁ「恋する」まで行かないまでも、芸能人の分別、と言うか好き嫌いの線引きの感情というものは、この頃の男子にはハッキリ出てきます。
例えば、小学校5年生の僕のクラスで圧倒的に人気が高かったのは、まずは山口○恵さんですね。
10歳過ぎかそこらのガキ共が、毎週TVで『赤い』シリーズを夢中で観ていたわけです。キスシーンがあった回の翌日などは、クラスの男子の雰囲気はまるでお通夜のようだったっけ・・・。

そんな感情に反比例するように、男子達はその一方で、クラスの女子が熱を上げているような男性アイドルに対しては、異常なまでに厳しく当たります。

「ファンレターの返事が来たって?本人が書いてるわけないだろ、そんなんで喜んでバッカじゃねぇの?」

みたいな、とても酷いことを平気で言うのです・・・いや、すみません、他人事のように誤魔化すのはやめましょう・・・言いました、僕は。郷○ろみさんのファンだったM峯さんに。その節は心無い物言いをしまして申し訳ありませんでした~!

まぁとにかく、チャラい男のアイドルなんて眼中に無し、と考え始める年頃だということなんでしょうねぇ。
ところが、ですよ。
「勝手にしやがれ」という豪快な曲を歌いながら、帽子をカッコつけて放り投げるお兄さん(=ジュリー)を悪く言う男子は、全然いなかったのです。
当時の小学生高学年の男子に、ジュリーの「勝手にしやがれ」は大ウケでした。
本当に「流行る」というのは、ああいう雰囲気を言うんだろうなぁ。

雰囲気の一例を挙げますと。
当時、男子の間で凄く流行ったのが、言うまでもないかもしれませんが”帽子投げ”でしたね。
例えば、たまたまクラス全員、体操服の格好で休み時間を過ごしていたとします。短パン穿いて、赤白帽かぶってね。で、その教室は3階(小学校って、だいたい年長のクラスが高い階にいますよね)だったとご想像ください。
一人の男子が窓際で何やら考え事をしながらボ~ッと呆けていますというと・・・背後から音もなく忍び寄った悪友が隙を突いて「むんず!」とその男子の帽子を掴み取るやいなや

♪ 行ったきりなら幸せになるがい~いい~♪
  G                                    C           Esus4  E7

と、必ず歌付きで、窓の外へ帽子を投げてしまうのです!
被害に逢った男子は、階段を駆け下りて、校庭まで帽子をとりに走らなければなりません・・・。
このように、当時の小学校高学年男子が体操服でいる時は、常に帽子を飛ばされないように気をつけていなければならなかったんですよ~。

あまりにそんなことが頻繁に起こるので
「窓から帽子を投げないように」
と、全校生徒朝礼か何かで校長先生の注意を受けたこともあったっけなぁ。あんまり効果は無かったけどね!

そうして、明らかに流行している、支持されている、という実感とともに迎えたその時の暮れのレコード大賞で、ジュリーの「勝手にしやがれ」が見事受賞を果たした時は、男子達も皆「やった!」となりました。

今でこそ、受賞前には多くのジュリーファンの先輩方が随分ヤキモキして「大丈夫かなぁ」みたいな感じで心配していらしたのだ、と後追い認識していますが、当時の僕ら小学生の感想は、「圧勝」です。ごくごく当たり前の受賞だったのです。
難しいことまで考えていない年頃でしたからね。今年はこの曲が一番に決まってるじゃん、という感覚だったのだと思います。
ただ・・・事情はよく理解はできないけど、ジュリーがひどく感激しているのは伝わってきて、TVを観ながら子供心にウルウルしていましたけどね。

この感覚については、時が経ってから知った逸話があります。
若くして亡くなってしまった、僕らと同世代のトップ・プロレスラー、橋本真也さんの逸話です。
橋本さんの全盛期に発売された特集ビデオがありまして、その作品には試合以外に色々な企画映像が収録されており、その中で、少年時代の橋本選手の思い出について尋ねられた家族の方が
「テレビで、ジュリーがレコード大賞をとったのを見て感動して泣いていた」
というエピソードを披露したのです。
橋本さんも照れ笑いを浮かべながら
「うん、泣いた泣いた!」
と認めていました。それだけ少年期の心に強く残っていたシーン、楽曲だったということなのでしょう。

橋本さんは僕の1つ年上でしたから、当時6年生ですか・・・学校で、同じような”帽子投げ”の体験をきっとしていたと思いますよ。
そして、「勝手にしやがれ」のレコード大賞受賞は、特別熱心なジュリーファンでなくとも、僕らの世代に共通して残っている、鮮やかな記憶なのです。
何と言っても当時のレコード大賞は、子供心にもとても大きな権威があるように感じられていましたしね・・・。

そんな記憶によるところなのでしょうか・・・僕にとって「勝手にしやがれ」は、偉大な”歌謡曲”というスタンスです。僕は”歌謡曲”という言葉に悪いイメージは持っていません。作詞・作曲・編曲・演奏・・・それぞれのプロフェッショナルが細部にまで心血を注いで練り上げた楽曲を、歌い手が完璧に表現した時の歌謡曲のエネルギーは、本当に素晴らしいですから。
「勝手にしやがれ」は間違いなくその最高峰の存在でしょう。

しかし、改めてこの曲の音源を聴き込むと、「ロック」魂をも感じさせるアレンジであることも分かります。
僕が特にロックを感じるのは、パーカッションとエレキギターです。
パーカッションの楽曲世界に入り込んでの躍動は強烈ですし、右サイドに振られたエレキギターも、ミックス音量こそ絞られていますが、ガンガンにディストーションがかかっています。
『PLEASURE PLEASURE』ツアーの大阪、この曲ではジュリーに目を奪われつつも、至近距離の柴山さんのグイグイと激しいカッティングが耳に飛び込んできていたことを思い出します。その時は、「随分ハードな音だなぁ」とも思ったのですが、実はオリジナル音源に忠実な演奏であり、躍動感であったわけですね・・・。

それにしても・・・いざ熱烈なジュリーファンになって勉強してみると、この曲には本当に多くのエピソードがあり、歴史がありますねぇ。
『夜のヒットスタジオ』を鑑賞するだけでも、色々なことに気がつきます。ジュリーだけでなく、井上バンドのテンションも相当高いですし。
『夜ヒット』でのこの曲、初めの頃は、ジュリーが帽子を投げるシーンも普通にそのまま流れの一部として普通に映っていますよね。それがだんだんと、カメラで帽子を追うようになってきます。
「今撮ってるのはココだよ!」とカメラ側から合図するようになって、ジュリーがそのカメラに向かって投げるようになったのかなぁ、と想像できますが・・・実際はどうだったのでしょうか。

あと、様々な先輩ブロガーさんが「勝手にしやがれ」について書かれた記事を拝見するのも、とても楽しいです。僕にとっては知らない話ばかり・・・「ええっ?!」とか「ほおぉ・・・」とか、ただただアングリしながら勉強させて頂いています。

少し前には、ちゃちゃ様がこの曲について書いていらっしゃいました。
それによりますと・・・作曲の大野さんの中では、この曲の主人公は、昼間は肉体派の労働に従事する男、ということで。
最初は「えっ?」と驚きましたが、よく考えると「なるほどなぁ」と思えてきます。
例えば、バクチやってるようなイメージ、という”キャラクター”把握という要素もそこにはあると思いますが、やはりこれは
「男が、普段は見せない本性を現す」
という、阿久さんの詞から得た大野さんの解釈が楽曲コンセプトに反映したものなのではないでしょうか。
ジュリーの本性の中にこの曲の主人公のキャラクターは無いように思いますが、ジュリーは忘我の境地で歌うことで、見事にそのコンセプトを表現しきっていますよね。

現代の若き男性トップ・アイドルが、果たしてその境地に近づくことができるか・・・お手並み拝見、といったところで。
判断は目利きのお姉さま方にお任せいたします~!


~追記~
YOU TUBEに、こんな「勝手にしやがれ」もありました。
あまりに面白かったので貼っておきます。制作した方、素晴らしい!
猫好き必見!
http://www.youtube.com/watch?v=faOzFDL3VhE

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瀬戸口雅資のジュリー一撃伝授!」カテゴリの記事

コメント

DYさん、お邪魔します。
DYさんの年代が、小5だったときの百○さんやひろみさんに対する盛り上がり方は、私の年代から見ると別の時代のようです。私自身は、小5でジュリーに興味を持ち始めましたが、世代的には、昭和49年生まれが、小学校高学年のときに、特定の歌手について、クラス全体で盛り上がることはなかったはずです。それぞれ、心に留めていた歌手はいたと思うのですが、親しい友人の間でのみ、分かち合っていました。たぶん、子どもながらに、頭のどこかで、芸能界が虚飾の世界だということを理解していたのでしょう。そのときに持ち越された情熱が、後に、光○ンジやバンドブームに注ぎ込まれた、そういう世代です。
橋本真也さんのエピソードは、とても興味深いです。実は、私、橋本さんが「勝手に~」を入場テーマに使った最後の試合についての記事を持ってます。入手のいきさつ等については、帰宅してから追コメします。

投稿: 74年生まれ | 2012年3月 2日 (金) 12時24分

DY様

昼休み中です。

帽子投げ流行りましたね〜。あとウチの小学校では歌唱つきの壁塗りも大流行してました。

当時の空気を今にもっとも伝えてるのは、あのサザンのデビュー曲のタイトル、「勝手にシンドバット」でしょうね。このタイトルだけでキャッチーかつコミックソングと広く世間に認識されてましたんで。

時折、顔を出す桑田さんの「ゲリラ的遊び心」のアンテナに引っ掛かったのがこの2曲で、当時の世相を表してますね〜(笑)

私自身のジュリー体験もこの曲から始まり、初めて新曲を待ち遠しく思ったのがカサブランカ、とどめをさされたのがTOKIO&バッドチューニングでアルバムにも手を出しました(爆)
時過ぎは完全に後追いです。

追伸
故橋本さんはインタビューでもジュリーファンを公言してましたよ。世代的には同世代の多くがそうであるように、猪木さんとともに2大カリスマなんでしょう。

投稿: Mr.K1968 | 2012年3月 2日 (金) 12時55分

こんにちは!
私は4年生でした。
二人組女の子アイドルの振り付けを覚えたいが為に歌番組を見るようになり、
「勝手にしやがれ」のジュリーと出会いました。
他の人が特に話題にしたという記憶はありませんが、この後の「憎み切れない~」の時に
男子たちが皆帽子を斜めにかぶるようになっていましたね・・この頃学校にも必ず皆野球帽だったんですよ。
実は3ヶ月くらい無関心だったんですね私。恋に落ちたのは12月31日のNHKでのあのお姿です。
以来今日まで、明日からもずっとジュリー~~です。
ジュリーの話が出るとまず聞かれます。「一番好きな歌は?」そんな質問に1曲で答えるのは無理です、というのが本当の答えなんですが、「どれも好きだけど「勝手にしやがれ」がとても好き」と言う事に決めていて、そうすると「あれ、いいですよね・・かっこいいですよね」と言ってもらえます。
ジュリーを嫌いだった人も興味のない人も誰でも知ってる流行った歌なんですね。
阿久さんが作り上げた作品世界も素晴らしいですが私はこの曲では前奏が大好きです。ライブでもはじめのチャッ!でみ~んなわかりますよね、あの瞬間たまらないです!
息子が人をデザインする、という美術の課題にこの頃のジュリーを選んで、描いてくれました。帽子に隠れて目がひとつでラッキーだった、との感想ですが、額に入れて飾っちゃおうかな・・と(^^ゞ

投稿: 空桜 | 2012年3月 2日 (金) 17時19分

DYさま、こんばんは。
超有名曲、いつどんな形で記事になるかな?と楽しみにしていました。

この曲で、私はジュリーの存在を認識しました。
小学一年生の頭には、「沢田研二」の名前よりもまず「ジュリー」として刷り込まれ、未だに「沢田研二」と発声するのは照れくさくて、躊躇ってしまいます。

当時好きだった箇所は、♪夜というのに派手なレコードかけて♪の振り。
一番では最後の♪アア〜♪のリフレインで挙げる手を、少し早いタイミングで下から煽るように出して揺らし、下ろすところ。
メロディも、♪せめて少しはカッコつけさせてくれ♪と同じはずなのに違って聞こえて、見る度に何ともいえない気持ちになっていました。

小1の語彙にはなかった「切なさ」と、それだけで終わらない複雑な感情。
今も、この部分を聴くと同じ気持ちになります。
当時の音源でも現在のジュリーの声でも。
思い出が蘇るというより、7歳の子供に引き戻されます。

投稿: だんぼ | 2012年3月 2日 (金) 19時51分

追コメです。
私が持っている故・橋本真也さんの最後の試合「ハッスル4」についての記事は、日刊スポーツの記事です。たまたま購入したものです。橋本さんについての記述は、ちょうど携帯ぐらいのスペース。見出しは「橋本ジュリー ガマ絞る」。内容の抜粋も、ここに記しておきます。

破壊王が完全にハッスルキングに進化した。あこがれの歌手沢田研二の「勝手にしやがれ」にのって登場した橋本は、真っ白のド派手な衣装で登場。ベルトは仮面ライダーのようにピカピカ点滅。相手は油を体に塗りたくったカエルの化け物ガマ大王。「まじめに戦うよりは、いっそ吹っ切れた方がいい」とぶっ飛んだ姿になった。

当時の私は『ジュリーは、プロレスラーにもリスペクトされているのかぁ』と思って、しばらく、記事を手元に置いておきました。そうしたら、橋本さんが体を壊して、早世されてしまい、ハッスル4が最後の試合になってしまいました…。この記事とDYさんが紹介してくださったエピソードを併せて読むと、橋本さんのハッスルにかけていた覚悟が、ヒシヒシと伝わってきます。私は、これからも、この記事を、他のジュリー関連の資料と共に保管しておくつもりです。

追伸:プロレスを全く知らない方にとって、訳がわからないコメになってしまい、すいません。

投稿: 74年生まれ | 2012年3月 2日 (金) 20時29分

74年生まれ様

コメント&橋本さんの記事紹介、どうもありがとうございます!

新日本プロレス→ゼロワン時代の橋本さんのファンであった僕としては、ハッスル出場時の彼を見ているのは辛かったような記憶があります。
そのせいでしょうか…「勝手にしやがれ」で入場した、という情報は、プロレス雑誌(結婚前までは毎週読んでいました)で得ていたはずなのに、まったく忘れていました。

僕にとって橋本さんの入場曲は「爆勝宣言」以外あり得ませんが、色々なものを自らの意志で背負って、ハッスルに進出しハジけようとした橋本さんにとって、新たな力として憧れのジュリーの曲が必要だったのかもしれませんね。

「勝手にしやがれ」について僕ははからずも「カッコ悪いほど捨身になる、それがカッコイイ」と考察記事を書いたわけですが、そんな決意が橋本さんにもあったのかなぁ…。

日刊スポーツの記事、本当にありがとうございました!

すみません一度切ります~。

投稿: DYNAMITE | 2012年3月 2日 (金) 21時39分

Mr.K1968様

ありがとうございます!

やはり帽子投げてましたか!
小学生ならやっぱり、やりますよねぇあれは。
壁塗りは…僕らの小学校ではどうだったでしょうか…流行ったような気もしますが、ハッキリした記憶が残っていません。
帽子投げは強烈に記憶に残っています。
「カサブランカ・ダンディ」の霧吹きも…どうだったかなぁ。

「TOKIO」以降はマネしたくても現実問題不可能なほど、パフォーマンスの仕掛けスケールが大きくなっていきましたね…。

空桜様

ありがとうございます!

そうそう、皆で帽子を斜めにかぶりましたよ~。そうか、あれは「ろくでない」の時だったのかな…。
小学生が「帽子をカッコ良くかぶる」なんていうそれまで考えもしなかったことを考え出したのは、ハッキリとジュリーの影響でしたね。

「勝手にしやがれ」は認知度が高いですし、どんな男性もこの曲は好きだと思いますよ。
歌詞をじっくり読まずとも、どんな内容か分かる曲なんですよね。真のスーパーヒットとはそういうものですし、さすが阿久さん、さすが大野さん、そしてさすがジュリーですね。

息子さんのお話…イイですね~。

あ、お名前修正して、頂いたコメントをひとつに纏めておきますね!

すみません、また一度切ります~。


投稿: DYNAMITE | 2012年3月 2日 (金) 22時06分

だんぼ様

ありがとうございます~。

小学1年生でジュリーとは素晴らしい!
目利き神童でいらっしゃる…。
しかしそれもやはりその時の曲が「勝手にしやがれ」だったことも大きいのでしょうね。
食いつきの良い曲…真の流行歌ということでしょうか。

1番と2番で、歌詞の載り方によってまるで違うメロディーのように聴こえる、という技が阿久さんにはしばしば見られますね。
この曲の場合は「レコードをかけて」と「つけさせてくれ」…だんぼ様の仰る通り、本当に別のメロディーのような印象ですよね。大野さんの作曲も、深いです!

投稿: DYNAMITE | 2012年3月 2日 (金) 22時37分

DY様 こんばんは
イントロクイズなら最初の一音で全員ピコーンでしたね。
百恵・明菜・ピンクレディ・キャンディーズ・ヒデキ・ヒロミ・・・キョーレツな時代でした。
オリコンベスト100全部歌えたし。
最近の歌は聴いても体をすり抜けてしまいます。いえ、年のせいです、多分。
でもバーボン片手に夜中にハデにかけるのはレコードだからサマになるんでCDじゃなんだかなぁ・・・ですね。
今夜、山下○久君がカバーするみたいですが、今の若い人、「レコード」ってわかるのかしらん。いえ、いっそ「CD」に変えて歌ったらどんなイメージになるのかと、ちょっと興味が。
私もこのキャラはちょいワルガテン系のイメージです。あの帽子投げた後とった人はもらえるんだとしばらく本気で信じてました。

投稿: nekomodoki | 2012年3月 2日 (金) 23時15分

当時、世間はそんな雰囲気だったんですね!
面白く拝読させていただきました。
小学生が帽子なげかあ~ 本当に「流行った」曲だったのですね。
私が小学5年だった頃で言うと…
うーん。ヒカルゲンジのローラースケートは下火だったし。
思いつくのは、セーラームーンの髪型を女子が真似ていたことかな。たまごっちとか。

当時の流行りものだったということが、よくわかりました!ありがとうございます。

投稿: BIS | 2012年3月 3日 (土) 12時38分

DY様

「爆勝宣言」は荘厳なイントロ付きのビックマッチVERSIONに限りますね。

お題に直接関係なくてスイマセンsweat01
ちょっと言いたかっもので(笑)

ROCKと昭和プロレス(入場テーマ曲込み)…いやぁ、青春ですconfident

ちなみにツェッペリンで初めて聴いた曲は「移民の歌」でした。脱線しまくりで恐縮ですsweat01sweat01

投稿: Mr.K1968 | 2012年3月 3日 (土) 13時27分

ジュリ風呂界では、昨晩の山下くんのカバーの評判は芳しくないようですが…カバーと言えば、2003年に、イナバさんがカバーしたことは、私にとっては大事件でした。また、これが文句のつけようのない完成度で…妹には「本家より、こっちのほうが好き」って言われちゃったし…ジュリー本人にとっても、1つの事件だったかもしれません。イナバさんが、音楽番組やライブで披露せず、企画ものとして封印しているのが救いです。あの時に較べれば、山下くんのカバーは、微笑ましいです。

投稿: 74年生まれ | 2012年3月 3日 (土) 21時04分

nekomodoki様

ありがとうございます!

イントロ当てクイズ…nekomodoki様なら僕がどんな曲を書いてもすぐにイントロが脳内再生されるかと思いますが…。
今回の「勝手にしやがれ」はやはりねぇ、正真正銘「誰もが知る」ナンバーですから。
実は土曜日あたりは久しぶりにアクセスが跳ね上がりまして…山下さんの検索が多かったんです。
ジュリーの「勝手にしやがれ」を知らない世代のかたも読んでくださったかなぁ、と思ったりしてます。

あの歌詞は今カバーするにしても、「レコード」でないとダメですね~。

BIS様

ありがとうございます!

僕の世代は「勝手にしやがれ」はもろタイムリーでして…年齢の近いみなさまが書き込みしてくださっているのを拝見しますと、どうやら帽子投げは日本中で流行っていたようです。
ただ、その頃マネされた男性歌手はそう多くはありません。
ジュリーの影響力は特別だったかな~と思います。

他の男性歌手ですと…小学6年生の時に「ワ~イ、エム、シ~エ~」と踊りまくっていたことくらいしか記憶にありません~。

すみません一度切ります~。

投稿: DYNAMITE | 2012年3月 5日 (月) 00時10分

はじめまして。いつもDYさまの音楽知識に恐れ入りつつ楽しく伝授されておりましたが、気になることがあるので出しゃばってしまいました。

「鞄につめこむ 気配がしてる」のところ、ジュリーの♪けはいーがしてーるー の歌声がわたしは無性に好きなのですが、他の人がカバーしているのを聞くとどれもこの部分にかなり違和感を感じます(違和感があるのはそこだけじゃないですけど特にこの部分)。
たぶんカバーしている歌手の人たちも音程は間違ってないとは思うんですけど、なんか違う!と思うのはなぜなんでしょう・・・歌い方の問題なのか、それともたった1行で情景や主人公の心を浮かび上がらせてしまうジュリーの表現力なのでしょうか・・・?

投稿: らくだ | 2012年3月 5日 (月) 02時56分

Mr.K1968様

ありがとうございます!

いやぁ…Mr.K様とはジュリー以外にも色々と昭和の良きシーンを語り合うことができそうですね~。
猪木さんについては、いずれ「ロックンロール・マーチ」の記事で「だ~!」の歴史を語る予定です(笑)。

ちなみに僕が初めて聴いたピンクフロイドの曲は…言うまでもありませんね!

74年生まれ様

ありがとうございます。

山下さん、かなりナーバスでしたね。
おそらく自分なりにこの曲について吟味したり、先輩から話を聞いたりして、偉大さを知っていたため、リスペクトが大き過ぎて踏み込めなかったのかな…。

ただ、テレビで初めて歌ったということですから…。
曲に慣れてきて、捨て身な部分が出てくれば、ジュリーファンが受ける印象もかなり変わるかもしれません。

歌唱はどうあれ、美しい容姿をクシャクシャにするくらいに入魂して欲しかった、というのが僕の個人的感想でした。

すみませんまた一度切りますね~。

投稿: DYNAMITE | 2012年3月 5日 (月) 09時32分

初めまして。
いつも楽しく学ばせていただいています。
ありがとうございます。
私はジュリーと同年代のリアル世代ですが、当時は全く関心ありませんでした。それがちょうど一年前、たまたま高橋真梨子さんの「勝手にしやがれ」を聞いて、あれ?これってこんな歌じゃなかったような・・・と、沢田研二で検索し、それからCD、DVDを次々と購入し、以来24時間ジュリー漬けの日々です。
こんな素晴らしい歌い手だったなんて。何で気づかなかったんだろう。すっごく後悔しました。でも、今からでも遅くない、とDYさんや、ずーっとファンをしておられる方々のブログで後追い中です。
そういうわけで、「勝手にしやがれ」は私にとって最も大切な一曲です。
ジュリーの歌はどれも皆、一幕の芝居を見るようにその人の人生が語られていると思えます。だから他の人が歌うと違和感を覚えるのかもしれませんね。

投稿: kanae | 2012年3月 5日 (月) 10時02分

らくだ様

はじめまして!
ようこそいらしてくださいました~。

なるほど、「鞄につめこむ気配がしてる♪」に着目なさいましたか!
先日の山下さんの場合…1回観たきりですので確信はありませんが、メロディー自体を変えて歌っていたように思います。

この理由として考えられるのは…。
ジュリーは「勝手にしやがれ」を楽々と歌っているように聴こえますが、サビ部は男声としてはかなりキツイ高音が続いています。
山下さんのカバーはその点を考慮したのか、キーをト短調まで下げて歌われました。
その代わり、低音部(ご指摘の箇所です)の方が苦しくなってしまい、やむなくそこはメロを変えたのでしょう。

はからずも山下さんのカバーで、ジュリーが歌手として卓越した才能…広い声域を持っていたことが証明されたのです。

かく言う僕もこの曲をカラオケで歌うとサビが…苦しい!
あらためて…ジュリーは凄い歌手ですね~。

今後ともどうぞよろしくお願い申しあげます。

細切れすみません~sweat01

投稿: DYNAMITE | 2012年3月 5日 (月) 12時37分

お久しぶりでございます。拙ブログ引用光栄に存じます~。
よろしければ皆様もおこしやす
めっさひとりよがりな見解でございますが・・↓(恥)
http://blog.goo.ne.jp/chacha-sirius/e/a08ec5540cf28a564dfef2cbafa7bbb0

あとレコ大取った時のネタを・・・前にもどっかでご紹介しましたがジュリー談・・・
「発表の合間にCMタイムがはいると僕らもちょっとほっとする時間なんですが、あとは大賞の発表だけという時にね、女の人がスタンドマイク持ってきたんですよ。『スタンドマイク・・・”勝手にしやがれ”はスタンドマイクやぞ・・・。イヤイヤイヤ、そんなはずはない、あそこに誰か来てそれでは発表します、てなるんや・・・イヤイヤイヤ、リハーサルではそんなことせんかったぞ、(司会の)高島(忠夫)さんがあっちで紹介してそれで審査員長があっこで・・・・(中空を指差して絶叫)スタンドマイク~~~~!!!!(爆)」
「発表があった時は『ついにやった!』と力が入るのと『ほ~~~っ』と力が抜けるのと同時に来たような感じになってね~、思わずシートに沈み込んだんですよ。そしたら隣の席の加瀬さんが大喜びして立ち上がっててね、でも、ふと見ると僕はイスに沈み込んでるし大野さんと井上さんは座ったまま握手してるし、自分ひとりだけ立ってはしゃいでるわけよ、それであわてて僕を抱えてほっと立たせて(笑)」

当時私は○○(内緒)1年生でした。翌日クラスでほとんど話したことない級友に
「昨日ジュリー大賞とったね。よかったね、嬉しかったでしょ?」と言われたのを覚えてます。

この歌、確かFNSだけが大賞(グランプリ)とれなかったんですよ。(翌年取りましたけど。)長いことジュリーは恨みがましく言ってましたね。歌謡大賞とのダブル受賞はジュリーが初だったのも話題でした。

余談ですが、翌年2年連続レコ大目指して、しかしそれが果たせず最優秀歌唱賞だったのにはかけらも嬉しい顔をせず、黒柳徹子さんが「大賞は歌が取るけど最優秀歌唱賞は歌手自身がもらうものだから、ある意味大賞より価値がある」と慰め気味におっしゃったのに対して、あとで「ほんなら大賞の後で発表しろゆうねん!」とめっちゃ悔しそうに言ってました。ジュリーならではのプライド、大賞をとれなかったことが自分でも許せなかったんでしょうね。

長々失礼致しました。

投稿: ちゃちゃ | 2012年3月 5日 (月) 21時14分

kanae様

はじめまして!
ようこそいらして下さいました~。

高橋さんがこの曲をカバーしていたとは知りませんでしたsweat01
有名なお話なのでしょうか…高橋さんにはバラードのイメージがあり、アレンジに興味が沸きます。

しかし…ある先輩が仰っていましたが、「勝手にしやがれ」を語る時、ジュリーの前にジュリーなし、ジュリーの後にジュリーなし、と。
まったくその通りで、やはりジュリーは唯一無二の「勝手にしやがれ」を歌っていると思います。

kanae様は今、中抜け時代のジュリー作品を集められている時でしょうか。
拙ブログが少しでも購入の参考になれば良いのですが…。

今後ともどうぞよろしくお願い申しあげます!

ちゃちゃ様

ありがとうございます。

ちゃちゃ様のブログには、いつもいつもホッと和ませて頂いております。
ウンチクシリーズも、ジュリー、エキゾと楽しみに拝見してます~。

最優秀歌唱賞受賞シーンもタイムリーに記憶があります。
「V2ならず」といった雰囲気でしたね…。

「勝手にしやがれ」にもまだまだ色々な逸話があるんですね。
勉強になりました~。

投稿: DYNAMITE | 2012年3月 6日 (火) 13時27分

ちゃちゃ様の記事、拝見させて頂きました。スタンドマイクの話しや風邪声でのレコーディングの話し、ありましたねぇ。当時は「ザ・芸能界」の裏話がLIVEのMCで披露され、それが後々の週刊誌ネタになったり…。当時の4四畳半ソングのアンチテーゼもあって、部屋から「出ていってくれ」という歌詞も生まれたんでしたっけ?皆様の逸話楽しみです。

投稿: クリングル | 2012年3月 6日 (火) 13時54分

ジュリーファンの皆様、大賞映像をツベの海から釣ってまいりました~!中華圏からの逆輸入映像です。サリーさんとのあのシーンも、胴上げも入っております!おそらく、いずれ削除されてしまうと思われるので、お早めに確保してください。
http://youtube.com/watch?v=lwbAHklgP8Y

投稿: 74年生まれ | 2012年3月 6日 (火) 23時01分

クリングル様

ありがとうございます。

4畳半ソングへのアンチテーゼ…そうなんですか!
いやぁ貴重なお話です。阿久さんは既成概念を壊すことにかけては天才的というより本能のようですし、なるほどなぁ、という感じです。
よくぞ歌謡界に阿久さんのような人がいて、ジュリーと出逢ってくれたものです…。

風邪声でのレコーディングの話は、「若き日の手紙」の記事で先輩から教わりました。
いずれにしても、ジュリーのヴォーカルが素晴らしかったからこその逸話なのでしょうね。

74年生まれ様

ありがとうございます!

帰宅したら拝見させて頂きます~。

投稿: DYNAMITE | 2012年3月 7日 (水) 21時53分

横レスで失礼します。

>ちゃちゃ様

レコ大でのスタンドマイクのお話に、

高島忠雄さんが登場されてますが~(~_~;)

高島さんが司会されてたのは 日本歌謡大賞の方ですね。


投稿: あの~ | 2012年3月 8日 (木) 13時34分

あのー様

ありがとうございます。

僕自身、知識が浅く時折至らない記述をしてしまいます。
今後ともどうぞよろしくお願い申しあげます。

投稿: DYNAMITE | 2012年3月 9日 (金) 13時18分

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