ザ・タイガース 「君だけに愛を」
from『THE TIGERS SINGLE COLLECTION』
original released on 1968、single
disc-1
1. 僕のマリー
2. こっちを向いて
3. シーサイド・バウンド
4. 星のプリンス
5. モナリザの微笑
6. 真赤なジャケット
7. 君だけに愛を
8. 落葉の物語
9. 銀河のロマンス
10. 花の首飾り
11. シー・シー・シー
12. 白夜の騎士
13. 廃虚の鳩
14. 光ある世界
15. 青い鳥
16. ジンジン・バンバン
disc-2
1. 美しき愛の掟
2. 風は知らない
3. 嘆き
4. はだしで
5. スマイル・フォー・ミー
6. 淋しい雨
7. ラヴ・ラヴ・ラヴ
8. 君を許す
9. 都会
10. 怒りの鐘を鳴らせ
11. 素晴らしい旅行
12. 散りゆく青春
13. 誓いの明日
14. 出発のほかに何がある
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さぁ、今回の記事で、あの楽しかった老虎ツアーの想い出をひと区切り。
寂しさを胸にしまい、”近い将来”が確定した時にはまたすぐにタイガースに染まれる自信を持って、虎モードはしばしの雄伏期間に入ります。
(ひとまずの)最後に、お届けする曲は・・・これしかありません。
昨年7月の「シーサイド・バウンド」の執筆から始まった拙ブログの完全タイガース・モード。老虎ツアー・セットリスト予想シリーズのトリは「ラヴ・ラヴ・ラヴ」、そしてファイナル武道館後の”セットリストを振り返る”シリーズでの大トリはこの曲!・・・と、ずっと以前から決めていました。
まさにタイガース、これぞタイガース。
王者の”この1曲”・「君だけに愛を」、畏れながら伝授~!
前回記事の「散りゆく青春」同様、もちろんこの「君だけに愛を」にしたって、いや、すべてのタイガース・ナンバーについて、後追いの僕が楽曲の真髄を完全に掴むことなどできません。
しかし「君だけに愛を」は、その一部分を少し紐解くだけで、圧倒的な世紀の大名曲と知れる完全無欠のナンバーです。永遠の賞賛に値する、まったく隙のない楽曲であることを、なんとか筋道だてて今回は語ってみたいと思っています。
楽曲考察の参考資料スコアには事欠きません。
GS関連だけでなく、60年代ヒットのオムニバス本での収載率は、タイガース・ナンバーとしては「花の首飾り」と双璧ですね。
今回は、それぞれのコード表記に解釈の違いが見られる3冊を参考に・・・まずは軽く弾いてみます。
↑ シンコー・ミュージック刊 『GSパニック』より
↑ 深夜放送ファン・別冊 『沢田研二のすばらしい世界』より
↑ ドレミ楽譜出版社・刊 『グループ・サウンズ・コレクション』より
いやぁ、イントロからエンディングまで、一分の隙も無い完璧な構成!
そうして、改めてオリジナル音源を聴いてみます。
ここぞという時にリフレインでたたみかける、情熱的な詞。
大ヒットしないはずがない、という域にまで綿密に練り上げられたメロディー。
各楽器の見せ場を計算し尽くした、絶妙のアレンジ。
品格と野性を併せ持つ、グルーヴを極めたタイガースの演奏。
ジュリーでしかあり得ない、唯一無二のヴォーカル。
タイガース・メンバーの奇跡的な声のバランスを証明するコーラス・ワーク。
そして脳内に付け足されるのは・・・もはや楽曲とワンセットとなるまでに昇華した、ファンの悲鳴。
何処にも余計なものはなく、奇をてらわず、ストレートに最高のものを集結させ纏め上げた王者の貫禄が、この曲にこそあります。
先日白状しました通り、元々僕はタイガースの『シングル・コレクション』(『ジュリー祭り』から数ヶ月後に購入しました)を聴いてからもしばらくはこの「君だけに愛を」の完全無欠な素晴らしさを見過ごしていて、ようやく「これは大名曲だ!」と認識を改めましたのが、まぁ昨年ですね。
しかしそれでもまだその時点では、”「君だけに愛を」=ジュリー”という印象が強かったんです。
違いましたね・・・老虎ツアーでハッキリ理解しました。
この曲は、髄までザ・タイガースなのだ、と。
僕のような後追いファンだけでなく、多くの先輩方も同じことをなさったのではないかと想像していますが・・・僕はツアー中、『ジュリー祭り』で歌われたタイガース・ナンバーをDVDでおさらいしてみたのです。
特に「銀河のロマンス」から「君だけに愛を」の、disc-1のあの流れのトコですね。
愕然でした。こうまで音が違うものか・・・。
一番それを感じさせた曲が「君だけに愛を」でした。
順を追って、老虎ツアー最中に『ジュリー祭り』おさらいの時の僕の印象をお話してみましょう。
まず、「銀河のロマンス」。
ここではまだ、さほどの音の違和感(と言うと語弊があるようですが、今回は敢えてそう書きます)は無いのではないでしょうか。
確かに微妙に違うんだけど、お客さんの「わぁ~っ!タイガースだ、銀河のロマンスだ!」という感嘆の雰囲気から、その辺りに魔法がかかっているような感じ。
続いて「モナリザの微笑」。
ち、違~~~~う!
イントロから、歴然と違います。
僕のような後追いファンは、おそらく老虎ツアーを体感するまでまったく気がついていなかったことかと思いますが、これは違う、全然違う!
いや、素晴らしい演奏なんですよ。
しかし、今回のツアーでタローがギターを鉄人バンドに任せ、自身はハーモニカとコーラスに専念したその意義を、僕は『ジュリー祭り』を復習することで初めて知りました。
ハーモニカの無い「モナリザの微笑」はそれだけで、少なくともタイガースの音とは言えない・・・そう思ったのです。
思考が飛躍し過ぎでしょうかねぇ・・・。タローのオルガンヴァージョンなどもタイムリーな時代にはあるのですからね。それでも僕は、ハーモニカが無ければ!と強く感じました。
「青い鳥」。
驚いたのなんの・・・。
何ということでしょう、柴山さんのギターが大好きな僕の耳にも、この曲のリード・ギターはタローが弾いた方が今はしっくりくるのです。
ツアーで何度も聴いた、あの、決してなだらかとは言えないタッチが(タローごめんなさい)「青い鳥」という曲には合ってるような気がします。
一応言い添えておきますが、これもまた、ドームでの柴山さんの演奏はとても素晴らしいんですよ。流麗なタッチです。でもそれは、タイガースとしての「青い鳥」とは違うように思います。
よほど今ツアーでのタローの音が僕の耳に馴染んできたのかなぁ・・・。
「シーサイド・バウンド」。
この曲はまず、雰囲気が違う、と思いました。もちろん音も違いますけどね。僕が強く感じるのは、ムードと言うか天然の部分と言うか、その辺りの違いでした。
『ジュリー祭り』の「シーサイド・バウンド」の楽しさと、老虎×鉄人バンドのそれとでは、ベクトルが違う気がする・・・それが何か、というのはうまく説明できませんが・・・。
そして「君だけに愛を」です。
いやぁ、全然違いますね・・・。
やはりイントロから。ギター・アルペジオに噛むベースが、当たり前ながらヘフナーの音とシンセの音では「揺れる」感じが全く異なります。
さらに、キメのドラムス。音も違うし間合いも違うんですね。
GRACE姉さんのスネアは「しゃたたん!」と言いますが、ピーは「たかどっ!」です(レコード音源では「たどっ!」みたいな感じでしょうか)。
しかもGRACE姉さんは3つの打音の間合いが狭く、ピーは広い。
これは、どちらが優れているということではありません。ハッキリ言えば、上手いのはGRACE姉さんの方です。でも、どちらがタイガースの「君だけに愛を」の音かと言われれば、それは・・・ハッキリしています。
一度でもピーのドラムスでこの曲を聴いてしまったら、やはりそれがオンリーワンのタイガース・サウンドだ!ということになってしまうんですねぇ・・・。
トドメは、間奏のリード・ギター。これが一番の違いかもしれません。
『ジュリー祭り』も老虎ツアーも、どちらも柴山さんが弾いています。しかし、音は全然違うのです。これは凄い!
刀を抜いた、タイガース・モードの柴山さん。老虎ツアーの柴山さんの間奏は、見事にタイガースの音になっていました。まぁ、さすがにオリジナル音源のようにつっかかえて表拍で帳尻を合わせたりはしませんが・・・(トッポごめんなさい)。
このように、老虎ツアーと『ジュリー祭り』の各楽器の鳴りの違いを、僕は「君だけに愛を」に最も強く感じたのですが・・・それは、この曲が完璧な楽器のバランス、噛み合わせで練り込まれたアレンジを擁しているからこそ、違いが際立つのだと思います。それぞれのパートが無駄なく鳴っていて、ひとつひとつを拾いやすいのです。
どの楽器が鳴ってるのかよく分からないようなアレンジの曲が最近は流行ったりもしますが・・・残っていくのは「君だけに愛を」のような曲だ、と僕は思いたいです。
それではその、すぎやま先生渾身のアレンジについて考察していきましょう。これが本記事のメインの考察です。
各楽器に見せ場があり、見せ場となる楽器以外のサポート・チェンジが本当に理詰めかつエモーショナルでもあり、完璧なのです!
まずイントロは、曲中で独立した枕になっていますね。
焦らすようにスローなシャッフル(3連符の4拍子)で入るのは、Aメロ頭のジュリーの指差しを際立たせる効果を狙ってのことでしょうか。
リード・ギターも目立つ箇所ながら、ここでの楽器の主役は、サイド・ギターです。
サイドギターのみが3連符を演奏、ベース、ドラムスは表拍の4つ打ちでサポートに回ります。
このサイド・ギター、オリジナル音源では左サイドに振られています。ミックス音量が小さいのが少し残念だなぁ。タイガース当時はタローのパートですね?老虎ツアーでは下山さんが担当してくれました。
また、ここではもちろんジュリーのヴォーカルも主を張りますが、ヴォーカルが消えるとピーのドラムスがそれにとって代わるのがまた、緻密な構成だと思います。
ベースの見せ場は、ハッキリしています。
サリーがコーラス参加しない箇所になると、その分バシンバシンとカッコ良いフレーズが炸裂するのがこの曲の特徴。
個人的に一番痺れるのは
♪ ぼくの胸のつぶやきを~ ♪
F E♭ D7
の部分。
それまでコーラスをとりながらのシンプルな「でん、でん、でででで♪」と移行していたフレーズが、ここで突如暴れ出します。
ここではピーのドラムスもそれまでのスネア頭打ちからエイト・ビートに切り替え、ベースのフレーズを盛り立てていますね。
理屈としては「愛を信じ合う~♪」の箇所も同じことをしているわけですが、どうもベースのグルーヴが違うのは、やはりコーラスの有無が関係しているのかな・・・。
『songs』ではこの部分でカメラがサリーから外れている(最後の最後にちょっとだけ映る)のが残念。ここでサリーが情熱的に身体を揺らすシーンを、3月23日のNHK、武道館の映像放送では観られると良いのですが・・・。
あと、これはすぎやま先生が考案したフレーズだと確信していますが、「あたたかいハートに♪」の部分のベースの音階移動が本当に素晴らしい。
続く小節「タッチしたい♪」の頭のコード「Gm」のトニックである「ソ」の音へ向かって「ファ」→「ファ#」と半音移動で上昇していく・・・何とも美しくゾクゾクするベース・ラインなのです。
実はこの部分、上記紹介した3冊のスコアで、いずれもコード表記が異なります。
どの採譜が最も優れているか、検証してみましょう。
まず『沢田研二のすばらしい世界』では
♪ 君の 君の あたたかいハートに ♪
F Cm7 F Cm7 Dm Cm D7
「君の~♪」のトコはこれでオッケ~。
しかし、次の「Dm」はいくら何でも奇をてらい過ぎですね。辛うじて不協こそしませんが、演奏音とは合っていません。
次に『グループ・サウンズ・コレクション』では
♪ 君の 君の あたたかいハートに ♪
F Cm7 F Cm7 D7
ハハ・・・大幅に省きましたか。
音は合いますからギター弾き語りの表記としては問題ありませんが・・・解釈がシンプル過ぎてちょっと寂しい感じがしますねぇ。
そこで真打ち登場、『GSパニック』。
♪ 君の 君の あたたかいハートに ♪
F Cm F Cm F D7(onF#)
素晴らしい!
「D7(onF#)」でサリーのベース・ラインまで見事に網羅。
ちなみに「D7(onF#)」は、ローコードの「D7」のフォームに加え、親指で6弦2フレットを押さえます(5弦はミュート、4弦は開放)。
ベース音階の見せ場はここだ!と心得ている人の採譜でしょう。楽曲に対する愛が感じられますね~。
続いて、ピーの見せ場について。
ドラムスは先述のイントロ、ジュリーのヴォーカルに引き続いての官能的なソロ以外に、間奏直前の完全な一人舞台のフィル・インがあります。
他楽器が完全に止まるので、印象が強い箇所ですよね。
『songs』ではこのシーンでピーがバッチリ、アップになっていました。
そして間奏の主役、リード・ギター。
先程少し書いたように、トッポの演奏はつっかかえ気味で、これは何かと言うと”「だだだだだだ♪」×8”の呼吸で弾いているようなのです。
対して柴山さんの場合は、48個の音符すべてを均等の間合いで弾いています。これはなかなか難しい演奏です。
エイト・ビートの曲に3連符のフレーズを載せる、という手法ですぐ思い出すのはビートルズの「ア・ハード・デイズ・ナイト」。
「君だけに愛を」より移動テンポが速く難しそうですが、実はこれはピッキングの省略が効くフレーズです。「君だけに愛を」では、3連符部の48音すべてをダウン→アップでピッキングしなければなりません。
ただ、逆につっかかえるようにして弾いた方がガレージ感が出て味がある、と考える人もいらっしゃるかもしれません。
僕はこの曲のトッポの演奏を生で聴いたことがありませんから、その辺りはまだ判断できませんが、「青い鳥」のような印象をこの曲でも感じる瞬間が、いつかやってくる可能性はありますねぇ・・・。
そうそう、この間奏はフレーズ・ピッキングの難易度はそこそこ高いですが、フレット移動はかなり易しいです。
『songs』でアップになった柴山さんがフレットをまったく見ずに弾いているのは、この曲についてはさほど驚くことではありません。どちらかと言うとお顔に注目!でございます。
また、これだけのアレンジに対して、老虎ツアー用にオリジナル音源には無いオルガン・パートをつけ加えて演奏した泰輝さんも凄いです。
まったく違和感がありませんからね・・・。音を噛み込ませる箇所が的確だということでしょう。
このように「君だけに愛を」は詞曲の完成度のみならず、当時のGS・・・バンド・スタイルにおいて圧倒的なまでに最高峰を作り上げよう、とするすぎやま先生のアレンジが素晴らしいと思います。
何度も言いますが、すべての音が聴こえていて、その中でどの音に耳が行くか、と計算された”隙間”の魅力がここにあります。ですから、極端に言えばこのアレンジ手法に超絶な演奏技術はかえって邪魔になるかもしれないのです。
何故なら、本質は「歌」にあるのですから。
これだけ計算され尽くされ緻密に練られた音の噛み合わせが、ジュリーのあのヴォーカルをさらに力強く引き立たせていることこそが、すぎやま先生のアレンジの真髄と言えるのではないでしょうか。
40数年後。
まず『songs』で放映された「君だけに愛を」は、単純に「楽曲の良さ」「バンド・サウンドの心地よさ」で多くの世代の心を撃ったでしょう。
”枯れないで青々といる”のは気持ちのことだけではなく、歌と演奏にもしっかりとある・・・それがタイガース。「君だけに愛を」は軽快なバンド・サウンドだけに、その点が一番伝わりやすいですね。
そして、来月23日の武道館公演の放映でも、この曲が再びオンエアされるでしょう。
今度は、1万3千人を巻き込んでの”悲鳴”付で真に完成した「君だけに愛を」で、時代を撃ち抜いて欲しいですね。
その力が、ハッキリある曲だと思います。
さて。
今回の「君だけに愛を」の考察記事をもって、拙ブログは、長い間続けてきたタイガース・モードから一旦離れます。
タイガース・ファンの先輩方に忘れられないように、時々はまたタイガースの楽曲について書いていきますので、たまに覗いてみてくださいね。
ひとまず次回からは、ジュリーのソロ・ナンバーのお題に戻ります。
3月後半には、待ちに待ったジュリーの新譜『3月8日の雲』全曲の考察記事執筆の予定・・・気合を入れ直して頑張ります!
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コメント
DYさん、お邪魔します。
本当に完成度が高い名曲ですよね!大好きな作品です。この曲でのジュリーのボーカルについて、特筆すべき点は♪タッチし~た~い~♪のくだりの“タッチ”の歌い方だと思います。まさに唯一無二!リアルタイムで知らない私にも、身体ではなく、心と心の触れ合いが伝わってきます。この1箇所が、ジュリーの表現力と言語感覚の鋭さを証明しています。
それにしても…今回のツアーのいくつかの会場で見られた“逆指差し”は、何だったんでしょうね。幸い、私が行った会場ではありませんでしたが、残念なことです。
来月リリースされる新譜の考察、楽しみにしております。
投稿: 74年生まれ | 2012年2月26日 (日) 00時32分
DYさま
やっぱり、ザ・タイガースの代表曲は「君だけに愛を」ですよねー。
特にタイガースのファンでなかった同時代の人にとっては、「花の首飾り」だったりするみたいですが、絶対「君だけに愛を」だってば!と、私でさえ、そう言いたいくらい、これこそ、ザ・タイガースの歌です。
トッポのギターもカッコよかったし、高音の強烈なコーラスを初めて聴かせたしね。
長い間、タイガースの伝授をしていただいて、楽しかったです。
近いうちに、ハイテンションでまた、お話聞きたいですよ。
先日、かつみさんのライブに出向きました。京都から来たってんで、親切にしてもらっちゃいました~。
投稿: アン | 2012年2月26日 (日) 12時29分
DY様 こんばんは。
この曲こそ好き嫌いすらねじ伏せる、ジュリーの言うところの王道タイガースのDNAそのもののナンバーだと思います。
ソロになってからもしばしば歌われた曲ですが、、たとえそれがどんな洗練された完璧な演奏でも「タイガース」のイメージは超えられない、そんな曲です。
投稿: nekomodoki | 2012年2月26日 (日) 20時56分
74年生まれ様
ありがとうございます!
「逆指差し」…そんなことがあったんでしたっけ…。
少なくとも近くで観た横浜と鹿児島ではそれは無かったですが…なんでしょうかねぇ。
やはりジュリーのお遊びでしょうか。ジュリーはお客さんにフリを真似されるとふざけることがあるようですが…。
「勝手にしやがれ」の壁塗りの高速ヴァージョンみたいなものだったのでしょうかねぇ…。
新譜の記事…本当は相当回数聴きこんでから執筆した方がより良く書けるはずですが、やはりジュリーが頑張って3・11にリリースした意気を考え、僕もせめて3月に記事にしよう、と思いました。
頑張ります!
☆
アン様
ありがとうございます!
やはりザ・タイガースはこの曲なのですね…。
こうなったらやっぱり近い将来、トッポのギターでこの曲を聴いてみたいですよ~。
「青い鳥」のタローのギターのように、「こうでなければ!」という思いが出てくるかもしれません。
この先拙ブログできっとまた、タイガース・モード全開になる時が来ると信じています。
僕は、少し静かになってからトッポのライヴに行ってみようと思います。
「ひとり」を聴いてみたいですが、なかなか難しそうですね…。
☆
すみません、一度切ります~。
投稿: DYNAMITE | 2012年2月26日 (日) 21時14分
いやいや、“逆指差し”は、ジュリーのお遊びではなくて、ジュリーが、フツーに客席を指差したら、歓喜の悲鳴の代わりに1部のお客さんが、ジュリーの真似をして、ジュリーを指差すという現象です。ジュリーは、他の会場と同じように歌っただけです。遊んでいません。私が知っている関西在住の風呂主さんの記事によると、1月の京都でも“逆指差し”をする人がいたそうです。なぜ、そのような現象が起きたのかは、謎です…。
投稿: 74年生まれ | 2012年2月27日 (月) 00時18分
nekomodoki様
ありがとうございます!
僕は当初この曲について、圧倒的にジュリー、というイメージだったのですが、ようやく「圧倒的にタイガース」だと分かってきました。
あと、悲鳴がついて完成、ということも思って、だからやっぱりライヴなんですね…。
できれば完全なタイガースでもう一度、と期待します。
☆
74年生まれ様
すみません、完全に勘違いしてました~
なるほどお客さんがやるから「逆指差し」ですか…それなら横浜でもありましたよ。
僕はそれほど違和感はなかったので、ジュリーが何かそれに反応したのかと勘違いしました
ジュリーのアクションがカッコイイのでつられて起こったことだと思いますよ。
僕としては、そういうお客さんがチラホラいらしても良いと思うけどなぁ。
もちろん、本道は指差されてキャ~!だとは思いますが…。
投稿: DYNAMITE | 2012年2月27日 (月) 09時01分
DYさん、初めまして。
某さんのところで、まだ発売前の、指差しのない「君だけに愛を」を見ることができましたが、まったく別の曲のようでした。
ジュリーの指差しがあって、あれほどドラマチックな曲になっているのですね。
それと、当時のテレビの演出もすばらしくて、暗転した中で、ピーのドラムにスポットがあたり、一転して「君だけに~」でした。
とにかくかっこよくて、小学4年生だった私もいっぺんでファンになりました。
まさに「黄金の指」でした。
テレビでしか見られなかったザ・タイガースを(ほぼではありますが)生の舞台で見ることができて、本当に人生のご褒美をもらうことができた気がします。
投稿: ジジ | 2012年2月27日 (月) 22時06分
DY様
この半年間、老舗ブログを覗くたびに
手を取り合って泣きたい(笑)衝動に駆られましたが、
DY様をはじめとするジュリブロ・ニューウェーブの方々の目に映った
”初めてのタイガース”を読むのも 本当に楽しかったです。
彼らの独特な魅力と輝きを "凄い!"と感じて頂けて 嬉しかったし
かつて 低くみられていた音楽性を 改めて分析、
評価して頂けたのは 新鮮な喜びでした。
出ましたねー。黄金の指差しに(茶色じゃない)黄色いキャ~が。
私もあの時、「出るじゃん!?」と思いましたよ。
今ツアーで、”誓いの明日”は正真正銘 希望の歌となり、
コロシアムで歌った”散りゆく青春”は 武道館を経て
哀しみから甘美な思い出へと ゆっくり変わりつつあります。
でも "君だけに愛を"は 変わらぬ煌めき、
不滅のザ・タイガースをまざまざと実感させられた曲でした。
投稿: 真樹 | 2012年2月28日 (火) 01時11分
ジジ様
はじめまして!
ようこそいらしてくださいました~。
なるほど…作曲と同時にあの指差しがあったわけではないのですね。
ジュリーの指差しが考案された瞬間は、すべてのスタッフが「これは凄いことになる!」とその時点で予想できたのではないでしょうか。
ジジ様のように、タイガースの大ファンだったけれどテレビでしか知らなくて…と仰る先輩方も多いですね。実際にステージを観た、というかたよりも多いくらいです。
老虎ツアーはそんな「タイムリーな」先輩方にとって本当に素晴らしい想い出となりましたね。
NHKの放映でも、ピーの「ダダッ!」からバ~ン!とジュリーにカメラが行くんじゃないかな…と予想していますよ!
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます~。
☆
真樹様
ありがとうございます!
おぉ、「散りゆく青春」がゆっくりと甘やかな想い出に変わりつつある、と伺ってなんだか安心するような気持ちです~。
本当に、「初めてのタイガース」でした。
でももうこれからは「観たことある!」と言い切りますよ~。それがまた嬉しいのです。
ガラリと変わった「誓いの明日」の直前に「青い鳥」「シーサイド・バウンド」「君だけに愛を」と、永劫不変不滅のザ・タイガースが3曲続く構成。やはり「君だけに愛を」はそのトリにふさわしい、最高の1曲でしたね。
黄色い悲鳴、武道館で確かに聴きました。
あの悲鳴があってこその「君だけに愛を」なのですね…。
投稿: DYNAMITE | 2012年2月28日 (火) 22時22分