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2011年12月14日 (水)

沢田研二 「お嬢さんお手上げだ」

from『今度は、華麗な宴にどうぞ』、1978

Konndohakareina


1. ダーリング
2. 酔いどれ関係
3. ハッピー・レディー
4. 女はワルだ
5. 探偵(哀しきチェイサー)
6. ヤマトより愛をこめて
7. お嬢さんお手上げだ
8. グッバイ・マリア
9. スピリット

-------------------------

待ち遠しい横浜公演までの拙ブログの更新は、20日、21日と連続で記事をupする予定があります。

20日は僕の誕生日で、この日は毎年「ジュリーが自分と同い年の時にどんな楽曲をリリースしていたか」というテーマで書くことにしています。
僕は今年の誕生日で45歳になりますから、アルバム『REALLY LOVE YA!!』からお題を採り上げることになります。

翌21日には、TG夢子様からリクエストを頂いております「あわて者のサンタ」を採り上げます。
ピー作詞・タロー作曲のタイガース・ナンバー。老虎ツアーでのご縁があって、ピーファンの先輩から初めて頂いたリクエストですから、気合を入れて書こうと張り切っています。
何故21日のupかと言うと、横浜公演直前に書きたいということと、クリスマス関連ということでもうひとつささやかながらの意味があります。
ピーファン、タローファンのみなさまの中に
は、「あぁ、この日に合わせたのね」とお気づきのかたもいらっしゃるかもしれませんね。

そんな感じで2日連続更新の予定でおりますので、今からコツコツと下書きをしていかなければなりません。何てったって、長文だけが売りのブログですからねぇ・・・執筆には時間をかけるのです。
しかし、前回記事「世紀末ブルース」のupが9日ですから、20日まで1週間以上も間が開いてしまうのは自分としてもちょっと淋しい。
そこで今日は、「余計なことを何も考えずに盛り上がれる」という、スラスラと筆が進みそうな、大好きなナンバーをお題に気ままな感じで1曲書こうと思います。

アルバム『今度は、華麗な宴にどうぞ』から。
「お嬢さんお手上げだ」、伝授~。

「スラスラと筆が進む」お題条件のひとつに、執筆に当たって自分に課している「新たな発見を求めて一度は曲全体を自分でも弾き語ってみる」という作業が既に済んでいる曲、というのもあります。
そう、この曲は手元にしっかりとした譜面があるのです。
ずっと以前に、「お宝ですか②」の記事で紹介させて頂いた、これです。

Julieguitarscore

僕の勤務先で、大昔に発行されていたスコア。当然現在は在庫など無く、資料本としてたった1冊が保管されているだけ。保管場所が会社ではなく一社員の個人宅という状況はいかがなものか、とは思いますが
(いや、頭を下げまくって、ちゃんと了承は得ていますよ!)、今となっては本当に貴重な1冊です。

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で、このスコアはちょうど「LOVE~抱きしめたい」のシングル・リリースに合わせて選曲されたらしく、「LOVE~抱きしめたい」以前のジュリーでは最新のアルバムであった『今度は、華麗な宴にどうぞ』から6曲が選ばれているというのが素晴らしい!

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「ダーリング」「ヤマトより愛をこめて」は当然として、あとは「探偵~哀しきチェイサー」「グッバイ・マリア」「スピリット」そして「お嬢さんお手上げだ」というラインナップ。担当者が誰だったのか(たぶんもう辞めちゃった人でしょうが)不明なのですが、なかなか良い選曲ですな~。

ジュリーに堕ちてから、このスコアには随分お世話になり、よくギターで弾き語りました。やっぱり、思い立った時にサッと気楽に弾き語れるのは短めのアップテンポ・ナンバーですから、「お嬢さんお手上げだ」はこれまで何度もスコアを観ながら歌いましたね・・・。
だから、コード進行も全部頭に入ってます。それだけで、執筆のスピードはかなり違うんですよ~。

さて、みなさまご承知の通りこの曲は、来年3月から始まる、新たな音楽劇のタイトル・ソングですね。マキノノゾミさんは、よほどこのアルバムがお好きなのでしょうか。
しかも、コミカルな内容のようで・・・いやいやどんな舞台が繰り広げられるのでしょう。文字通り、ジュリーがお嬢さんにお手上げする話?

と言いながらも不肖DYNAMITE、何人かの先輩に「早く音楽劇デビューしなさい!」と叱咤され続けること早2年・・・未だに参加を果たしておりません。
今回も、申し込みはしていません。だって・・・同じ頃に武道館を申し込むことがあったじゃないの~。財布の紐をそうそう緩められないわけで。
ただ、LIVEと違ってB席なら当日販売でも大丈夫そうですから、あとはスケジュールと相談して・・・とは考えておりますが。

それにしても「お嬢さんお手上げだ」は素晴らしい楽曲です。
詞・曲・アレンジ・演奏そしてヴォーカル、すべてが完璧に練られ、しかもジュリーにピッタリ、ジュリー以外では考えられないというナンバー。
曲の完成度から考えると、当時大ヒットを連発していたジュリーのシングル群と比較してもまったく遜色のない、スーパーヒット・シングル級の出来映えだと思います。そんな曲がアルバムの1収録曲とは・・・贅沢この上ありません。

無条件に盛り上がる、気持ちが高揚する、思わず口ずさんでしまう・・・僕にとっての「歌謡曲」とはそんな歌かもしれません。
ジュリー=ロックをいつも語っている僕にとって、敢えて「歌謡曲」の素晴らしさを語るとしたら、真っ先に思い浮かべるのはこの曲です。
すべてのパーツについて、その道のプロが作りこんだ曲、ということですね。

その作り込みがあざとくなく、あまりにもキャッチーな曲ですから、ただただジュリーの歌と伴奏に溶け込むようにス~ッと聴けてしまいます。もちろんその聴き方でまったく正解なのですが、ちょっと紐解いてみますと、実は「お嬢さんお手上げだ」はアルバム『今度は、華麗な宴にどうぞ』収録曲の中にあって、意外と演奏者の音数が多い曲なんですよ。

すべてのトラックを書き出しますと

左サイド
・キーボード(エレクトリック・ピアノ)
・ホーンセクション
・パーカッション(ウッドブロック?)
中央
・ヴォーカル
・ドラムス
・ベース
・ピアノ(ソロ)
・ストリングス
右サイド
・リード・ギター
・サイド・ギター
・パーカッション(マラカス)

以上、ジュリーのヴォーカルを含めて計11種類の音が鳴っているのです。
それぞれに明確な「出番」というものが割り振られていて、これぞ職人、といった正確無比の演奏・・・これはいわゆる「歌謡曲」の手法であり、それ故の素晴らしさでもあります。
ただし、このような歌謡曲的手法による楽器編成やアレンジについては、僕の中で絶対条件というのがあって、最終的にすべての音の中でヴォーカルが一番イカしていないと台無し・・・トホホに感じてしまうのです。
上記の各トラックの左右・中央の振り分けを見れば分かるように、どうしたらヴォーカルが一番目立つか、ということも考え込まれているミックスですし。この頃の歌謡曲には、こういうミックスが本当に多いです。

その点、ジュリーの完璧なことよ。

アルバム『今度は、華麗な宴にどうぞ』を僕がジュリー初心者に薦めまくる理由はまさにそこですし、特に「お嬢さんお手上げだ」のヴォーカルは収録曲中1、2を争う素晴らしいヴォーカル・テイクだと思います。

僕が最も好きな箇所は・・・これは多くのみなさまにも賛同して頂けるのでは、と思いますが

♪ どうやら夏のピエロに なりそうだ ♪
         E♭                        C7  Fm

の「だぁ~~♪」です。
一番最後のトコね。
同じフレーズは3回あるんですけど、「なりそうだ~♪」の「だ」が最後だけ、初めの2回よりも1オクターブ上の、高い「ファ」の音まで跳ねあがるんですよね。
曲中で一番高い音を一番最後に持ってくる、というのは歌謡曲の王道で、ややもするとあざとくなりがち。しかしそこは大野さん、ジュリーの声を想定して作曲していますから、とてつもない必然の破壊力となるのです!

他の部分も、楽曲全体を通してすべて素晴らしいヴォーカルを堪能できます。特にこの曲の場合は、語尾ですねぇ。
例えば

♪ 窓ぎわがいいのなら それでもいいが ♪
     D♭                A♭      E♭      Fm

の「が」などは、セクシーな艶が何とも・・・。こういった「艶っぽい低音」はジュリーが阿久=大野時代に完全に開花させた歌唱法のひとつではないでしょうか。

しかし・・・阿久さんの詞、どんなシチュエーションなのでしょうか。情景は浮かびますけど、書かれていない部分、つまり物語の前後の状況というのが、色々と考えられるわけです。
純情をぶつけられて立場逆転・・・というのもね。何か裏がありそうに思うんですよね。
「お嬢さんお手上げだ」は、夏のピエロになった男の完全な独白として曲が素早く駆け抜け収束していますが、一歩俯瞰して長い目で見ると、結局男の様子はそのまま「女はワルだ」に反映されているような・・・。
どうみてもネンネに見えるのに・・・という、あのくだりですよ。

阿久さんには、一人のいっぱしの男の「魂」を完全に奪うことがどれだけ得難いことであるか、という女性視点からはちょっと分かりにくい哲学もあるように僕は思います

そう簡単に男の「魂」までは奪えない。しかし中には、したたかにそれを奪ってしまう女もいるんだよなぁ、という作詞が多いように感じているのですが・・・・。
”お嬢さん”のまごころは、本物なのかなぁ。

そんな詞にイケイケの曲をつける大野さんがまた凄いですねぇ。
「お嬢さんお手上げだ」は、詞に鼓舞されたかのような縦横無尽のメロディーです。とにかく「ここはバ~ン!と炸裂する感じ」といったように、メロディー各箇所の「盛り上がり」が徹底されているのです。

♪ きわどいジョークなら あしらいも出来るが ♪
    F7      B♭m7       E♭         Cm7        Fm

メロディーとして最も官能的なのはもちろんこの部分で、作曲しながら大野さんの頭の中ではジュリーの声がハッキリ聞こえていたと思います。
前作『思いきり気障な人生』を経て大野さんは、完全にジュリーのヴォーカルと同化する術を見出したのでしょうね。

当時大野さんは『太陽にほえろ!』の音楽もやっていて、「曲のカッコ良さ」という点では時折ジュリー・ナンバーとのシンクロも見られます。
短調アップテンポの「お嬢さんお手上げだ」は、ジュリーの歌う主旋律をそのままサックスで演奏すれば、刑事ドラマのテーマソングとしても相当な名曲になりそうです。

ところで、音楽劇のテーマ・ソングになったということで僕が期待するのはやはり、来年のソロ・ツアーのセットリストにこの曲が採り上げられるのではないか、ということ・・・。
2009年『PLEASURE PLEASURE』ツアーで「探偵~哀しきチェイサー」を体感でき感動していますから、「そのパターンでもう一丁!」という気持ちなんです。

「お嬢さんお手上げだ」は比較的最近、それも「探偵~哀しきチェイサー」と共に、突然『生きてたらシアワセ』ツアー(2007年)で採り上げられているんですよね。
後追いの僕はDVDで観るしかありませんが、いやいや素晴らしいです。泰輝さんのピアノが、メチャクチャにカッコイイ。
このツアーのセットリストは泰輝さんが大活躍するシーンが多くあります。

ジュリーは久しぶりにこの曲を歌ったのでしょうが、若い頃に歌っていた時とは、ずいぶん曲に込める感情も違ってきていたのでしょうね・・・。
歌いながらのジュリーのアクションに、それが表れていると思います。

Ikisia1

↑ 「若い娘がやって来る時間じゃない!」

Ikisia2

↑ 「お嬢さんお手上げだ~」

Ikisia3

↑ 間奏。「確かにどうにもならんよ」みたいな感じ?

こうしてみると、この曲に向かっていく気持ちに若干の照れがあるような雰囲気も感じますが、僕は実際に生で体感していませんのでハッキリとは言い切れません。
でも、年齢を重ね、気も練れた今のジュリーが「お嬢さんお手上げだ」というタイトルでお芝居をやるなら、コミカルなストーリーというのはピッタリ合うような気がします。歌のド迫力とのギャップも楽しそうですし・・・。
やはり音楽劇、観ておくべきかなぁ・・・。

それでは、次回は20日です。
これから僕は、20日更新のアルバム『REALLY LOVE YA!!』からのお題記事と、翌21日更新予定の「あわて者のサンタ」の記事・・・執筆に向けて、2曲同時鬼聴き考察週間へと突入いたします~。

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瀬戸口雅資のジュリー一撃伝授!」カテゴリの記事

コメント

バックでギターを弾いているのは、
堯之さんですね。

勿論このアルバムも、僕はアナログアルバムしか持って居ません。
実家に置きっぱなしです。もしかしたら…、20数年間聴いていないかもしれません。

近頃…、オークションと地元のBOOK・OFFで、ロイヤルストレートフレッシュ2組を手に入れました。ファイルに落として…、スマホで聞いています。実家に置きっぱなしのアルバムをCD に焼くのも面倒なので、ボチボチCD を集めようかと思っています。

ヤフーオークションなどで、お邪魔するかもしれません。

皆様のじゃまにならない程度で、入手したいと思います。

このアルバムは、両面のつながりのナンバーが好きです。針を上げてまた下ろす…、CD にはその余韻がないですね。

投稿: 船越誠 | 2011年12月14日 (水) 23時17分

「お嬢さんお手上げだ」のDY様の伝授、アルバムの1曲として受け取っている様子と違和感があるのは、リアルタイムでシングル盤を買った自分との違いでしょうか…。何回A面を聞いてからB面にひっくり返すか、という楽しみやワクワク感を覚えた頃で、この曲は「お前のハートは札つきだ」以来の大ヒットB面曲です。A面の「ダーリング」同様、息遣いが聞こえてくる様なヴォーカルが魅力の曲です。当時「ヤンヤン歌うスタジオ」であのねのねさんが「ダーリング」の振り付けリハーサルに潜入という場面があり、走って走って指をなめてツバをつける、というジュリーの解説がありました。「お嬢さんお手上げだ」がA面に当選していたら、「行きシア」LIVEの振り付けが披露されてたかもしれませんね。

投稿: クリングル | 2011年12月15日 (木) 00時02分

DY様 こんばんは

来年の音楽劇のお題、どーいうストーリーになるんでしょう。歌詞を見ながら想像しています。

写真の「イン・コンサート」、このブログへの最初のコメントのきっかけになったんですよね。2年ちょっと前でしたか、懐かしいです。

今パラパラとめくったら「気になるお前」のページの間からハガキがピラッ・・。
裏には「ドレミ楽譜愛読者カード」
表書きには「ドレミ楽譜出版社編集部行き」
「お手数ですが20円切手をおはり下さい」・・・ハガキ20円だったんだ。郵便番号は3+2枠だし。
そういや、郵便番号っていつから始まったんだっけ、とか妙なところでノスタルジーにひたってしまいました。

「お嬢さんお手上げだ」
是非お正月には・・・って、来年はソロのお正月公演ないんですよね。がくっ

投稿: nekomodoki | 2011年12月15日 (木) 00時11分

DYさん、お邪魔します。
私も、この作品のジュリーのボーカルと大野さんの曲が大好きです。文字通り、聴いていてシアワセな気分になれます。ちなみに、この作品は、JAZZ MASTER時代にも、ライブで歌われたことがあります。今、通勤途中で確認できないのですが、たぶん新年ライブだったと思います。もちろん、生きシアVer.も好きですが、このときのジュリーは、とてもかわいかったですで、音楽劇のことですが、B席でも行くべきだと思います。特に今年は、ひさびさの新作。多忙なマキノさんが、来年も新作を書き下ろしてくださる保証はありません。サザンシアターは、B席でも、作品を堪能できる良い劇場です。アコースティックに近いジュリーの歌声は、一聴の価値があります!

投稿: 74年生まれ | 2011年12月15日 (木) 08時11分

船越様

ありがとうございます。

LPのお話、よく分かります…。
僕もビートルズのアルバムをCDで聴いた時には「何か違うなぁ」と感じたものです。

『今度は、華麗な宴にどうぞ』を聴いた際にも、このアルバムは「探偵」で一度A面として完結しているんだろうな、と想像できました。
A面ラスト、B面1曲目というのは特に重要ですよね…。

クリングル様

ありがとうございます。

そうか…この曲はシングル・カップリングなんですっけ…。
曲の完成度は文句なくシングル級、クリングル様ご想像の道筋も大いにあり得たわけですね。

しかし…「ダーリング」の振付現場にあのねのねさんが潜入する番組とは…貴重ですねぇ。
ここにいらっしゃる先輩方の多くも覚えておられるのでしょうが…僕はただ、新鮮な気持ちでうらやむばかりです~

すみません、仕事に突入いたします~。

投稿: DYNAMITE | 2011年12月15日 (木) 09時30分

瀬戸口さま、こんばんは。

阿久さんのお遊び感満載のアルバムですね。
「お嬢さんお手上げだ」も昔のハリウッドのロマンチックコメディ一の場面の様。
本気もあるけどお遊びだし、お手上げになってる自分を楽しんでるプレイボーイ?
くすぐられるようなヴォーカル~
イントロのピアノが華やかで、うきうきするようなことが始まるよって感じ(笑)

アルバム全体にみなぎっているジュリーの声の力は圧倒的です~
多分、直前のレコード大賞受賞による無意識の抑えきれない歓びと自信のせいだなと。
阿久さんの各曲悪ノリとも言える詞をねじ伏せてるもの。
「スピリット」を最後までドラマとしての緊張感と美しさをぎりぎりのテンションで歌いきってるのはスゴイわ。

あの頃の時代の気分と共に阿久、大野両氏の才能の大きさとそれを上回るジュリーの歌声は、徹底した娯楽として提供された歌謡曲の凄さと質の高さをあらためて感じさせられるアルバムです。

投稿: momo | 2011年12月15日 (木) 20時55分

nekomodoki様

ありがとうございます!

そうでしたね…このスコアについて書いた記事で、初めてnekomodoki様からコメントを頂き、その流れで、貴重な『ストリッパー楽譜集』を…いやいやその節は本当にお世話になってしまいました。
『ストリッパー楽譜集』は大切に使っていますよ!

来年はお正月ソロコンが無いんですねぇ…寂しいですねぇ…(と言いながら老虎ツアー参加が3会場残っているのでニヤニヤ状態
武道館が終わったら切なくなると思いますが。

74年生まれ様

ありがとうございます!

JAZZ MASTERで「お嬢さんお手上げだ」…生で聴いたらどんな感じなのでしょうか。
キーボード2台体制の時ですっけ?
とすれば実は阿久さん=大野さん時代の楽曲はズバリだと思うんですよ…参加なさったみなさま、うらやましい!

音楽劇はまだ観に行くかどうか思いあぐねていますが、面白そうですね…。
じっくり考えてみます~。

すみません、また一度切りますよ~。

投稿: DYNAMITE | 2011年12月16日 (金) 16時38分

momo様

ありがとうございます!

いやぁさすがです!このアルバムについて、漠然と、答えが出ないまま考えていたことを教えて頂きました!

確かに、阿久さん、大野さんの才×勢い、思いきり「やり過ぎた」飛んでしまっている作品を、ジュリーはさらに上からねじ伏せています。そこまでは後追いの僕も感じとれるわけですが、じゃあ、何故そこまでジュリーが自信に満ち溢れているのか…そこまでは思い至りませんでした。

そうか…レコード大賞をとって直後のアルバム制作だったんですねぇ…。
タイムリーな先輩方にとっては自然に繋がっているその流れが、後追いだと気づけないんですよね~。大変勉強になりました!

> ウキウキすることが始まるよ、というイントロ

まさに仰る通りです。
短調の曲でこういうことができる大野さんは、やはり凄過ぎると思います~。

投稿: DYNAMITE | 2011年12月17日 (土) 12時07分

突然ですけど、こんなのあるんですね…。
何とも言葉に困ります。

http://www.youtube.com/watch?v=0R69Re2vBaI

基本完コピを目指したプロフェッショナルな演奏には、拍手を送りたいですが。

投稿: DYNAMITE | 2011年12月18日 (日) 20時55分

DY様

YOU TUBEは…って感じですねぇ(苦笑)

「お嬢さんお手上げだ」は最近の初期ジュリ勉で初めて聴きましたが、その時のメモに「歌謡曲」と大きく書いてました。

(大人買いの功罪か、初めて聴く曲数があまりに多いので、まず各アルバムの好みの曲から聴き込むため、最初にアルバムを通して聴いた際の印象をメモしてます。)

私の「TOKIO以前は全て歌謡曲」という10代からの間違ったイメージを代表する曲と言えそうです。

ただ最近、歌謡曲が日本の音楽シーンの中心にあった時代に10代を過ごせて良かったと思いますねぇ。

歌が次々に消費されないというか、細分化されずに共通言語だった時代というか。

ボーカルのド迫力も含めて、この曲も今の時代に聴くと逆に新鮮に感じます。

このアルバムの他の曲では「酔いどれ関係」「探偵」が大好物です。

話は変わりますが、先週、遂にアルバム「LOVE」を入手できました。

1回通しで聴きましたが、初期ジュリーの勉強不足の私には、これはなかなか歯応えのあるアルバムですねぇ。

投稿: Mr.K1968 | 2011年12月18日 (日) 21時47分

DYさん、再度お邪魔します。
レスリー・チャンこと張國榮さんの名前を見て、思わず出てきてしまいました。映画「さらば、我が愛/覇王別姫」で、レスリーの色香にやられて以来、私は、レスリーのファンでもあります。男性には魅力が伝わらないキャラではありますが、ジュリーファンの女子で、レスリーが好きな人は、たぶん、私だけではないと思います。たぶん。レスリーは香港を代表する映画俳優であると同時に、香港を代表するヴィジュアル系歌手でもあるんですよ。私は、資金不足のため、来日公演には行かれませんでしたが(泣)。レスリーが、ジュリーの楽曲をカバーしているのは、むしろ名誉なことだと思います。
ちなみに、JAZZ MASTER期のジュリーのライブでは、阿久さん=大野さん時代の楽曲は、あまり演奏されておらず、当然のことながら、EXOTICS時代の楽曲が、圧倒的に多かったです。だから「お嬢さん~」のイントロが流れてきたときは、とてもうれしかったです。阿久さん=大野さん時代の楽曲で、よく演奏されていたのは「カサブランカ・ダンディ」で、本当にカッコよかったです!

投稿: 74年生まれ | 2011年12月19日 (月) 08時58分

Mr.K1968様

ありがとうございます。

いやぁMr.K様、名言ですよ!
確かにあの頃の歌謡曲って、細分化されていないんです。「大衆性」より言い当てているお言葉ですね~。
皆で共有できる音楽=歌謡曲があり、頂点にジュリーが君臨していて、僕らの年代はギリギリその空気を味わえていますよね。

『LOVE~』はこれからの季節にピッタリのアルバムですよ!
是非ハマってください~。

74年生まれ様

ありがとうございます。

いやいや失礼しました。
僕も俳優・レスリーの素晴らしさについては、ひと通りのことは知っています…と言うか無理矢理叩き込まれたと言いますか
今回も、すぐにカバーの存在を教えてもらいました。
そのあたりの経緯については、今度お会いした時にでも!

来年以降の記事のネタとしてとって置いてあるのですが、レスリーは他に「私生活のない女」をカバーしているというのが驚きです。
渋い選曲ですよね~。

投稿: DYNAMITE | 2011年12月19日 (月) 09時26分

DY様

年末のお忙しい時に リクエストに
答えて、こんなに早く伝授して
いただけるなんてサンタにプレゼントを
もらったような気分です。
横浜の会場でみんなで読ませていただくことになりそうです。
曲に入る前のおしゃべりのたのしい様子が
今回のコンサートのMCタイムと重なるように思えるんですよね。
ツアーもあと1カ月となってきましたが、
DY様も風邪などに気をつけてTGの音楽を楽しんでください。

投稿: TG夢子 | 2011年12月20日 (火) 00時21分

お譲さんお手上げだ はジュリーが後ろを振り向いてくれたような気持ちになれた曲です。
そりゃ年上ですから追いつけないのは仕方ないですけど特に阿久さんの詞を歌ってた頃のジュリーは大人すぎて 全くお手上げでした 
詞をイメージしても実体験乏しい私には映画を見てるような感じで・・・でもこの曲はなんとなくですがわかる気がしました。もちろん御嬢さんは私で相手はジュリー勝手に妄想してました。ふふふ

イブイブの横浜 夜景綺麗だろうな
ドキドキして来ました。

投稿: キミちゃん | 2011年12月20日 (火) 11時17分

TG夢子様

こちらこそ、ありがとうございます!

少し前までは、ピーファンのかたから記事のリクエストを頂くなど思いもよらないことでした。
僕は後追いなので色々と勘違いも多いでしょうし、みなさまに満足頂ける記事になるか不安ですが、ピーの言葉に倣い、「持てる力を尽くして」執筆します。

下書きは順調で、21日には必ずupできると思います!

キミちゃん様

ありがとうございます~。

何となく分かる気がします。
阿久さん時代、ジュリーは急に大人っぽくなって、年下のファンにとっては置いていかれたような感覚もあった、ということなんですね。

そんな中、ファンの分身のような「お嬢さん」にお手上げのジュリーに出会えたというわけですか…なるほど深い!

横浜、もうすぐですね~。
本当に楽しみです!

投稿: DYNAMITE | 2011年12月20日 (火) 12時42分

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