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2011年8月24日 (水)

ザ・タイガース 「誓いの明日」

from『自由と憧れと友情』、1970
セットリスト的中自信度 ★★★★★

Jiyuutoakogaretoyuujou


1. 出発のほかに何がある
2. 友情
3. 処女航海
4. もっと人生を
5. つみ木の城
6. 青春
7. 世界はまわる
8. 誰れかがいるはず
9. 脱走列車
10. 人は・・・
11. 海の広さを知った時
12. 誓いの明日

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セットリスト的中自信度
5段階内訳

★★★★★・・・絶対やります!
★★★★☆・・・おそらくやると思います。これからタイガースの勉強を始めようという方々は、ここまでは予習必須です。
★★★☆☆・・・かなりの有力候補ではありますが、全体の曲数や演奏形態の特殊性などの事情により、オミットされる可能性もあるナンバー達です。
★★☆☆☆・・・個人的にやって欲しいと考えている、渋い選曲群です。セットリストのサプライズとして、密かに期待しています。
★☆☆☆☆・・・おそらくやりません。この機に僕が個人的に記事に書いておきたい、というナンバー達です。

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本日のお題は、「誓いの明日」。
同窓会時の音源を例外としますが、この曲は言うまでもなく、タイガースのラスト・シングル。
リリースされた頃には、すでに解散が決定していたそうです。

ファンは、どんな気持ちでこのシングルを聴いていたのか・・・タイガースのメンバーは、当時どんな気持ちでこの曲を歌い、演奏していたのか・・・ひと足早くタイガースを離れてしまっていたトッポはどんな気持ちで、成り行きを見守っていたのか・・・。
そんなことを考えると、いくら希望を歌った前向きなナンバーとは言え、「誓いの明日」は、タイガースに関わった万人にとって”哀しみの歌”なのでしょう。
後追いの僕にはそんなふうに思えます。

つまり、これまで「誓いの明日」という曲は、哀しい思いを纏いながら演奏され、歌われ、ファンに聴かれていたという歴史しか持っていなかったのでは・・・。

でも。
9月8日に初日を迎える『沢田研二 2011~2012』ツアーにおいて、ゲストのピー、サリー。タローと共に、「誓いの明日」は間違いなくセットリストに採り上げられるだろうと僕は考えています。当然、星5つの予想です。
初めてなのかもしれない・・・この曲が文字通り、楽曲のコンセプト通りに、”明日”に向かって明るく演奏されるステージというのは。

今日8月24日は、中井國二さんの告別式と聞きました。
40年の時を経て、今まさにタイガースのメンバーが新たな「誓いの明日」へと向かう、そんなステージを実現させてくれた中井さん。

若輩の僕は、今日という日に「誓いの明日」をお題に採り上げることで、中井さんへの哀悼の意を表させて頂きます。僭越ながら伝授!

♪ みな 人は旅人なのさ
  G                 D

  みな 明日の日めざし 旅を続ける
  Bm                    G                 D

  今日が 悲しい時でも 明日をめざす ♪
  D             F#m   Bm                   D

「誓いの明日」はタイガース・ナンバーにあって重要な、代表的なシングルかと思いますが、僕の探した限り、この曲のスコアを見つけることはできませんでしたので、「雨のレクイエム」の記事執筆以来久々に、自分で一から採譜作業を行いました。
(でも自力のみでは心もとない気もするので、9月にシンコー・ミュージックさんから発売される予定の『GSパニック!』に収載されることを期待しています!)

すると、単に音源を聴いていただけでは気づかなかった事実が浮かびあがりました。

「誓いの明日」は、ニ長調。つまりキーは「D」ということになります。
通常、「D」の曲にはドミナント・コードである「A」(或いは「A7」)が登場し、トニックである「レ・ファ#・ラ」の和音への着地の役割を果たすものなのです。
しかし、「誓いの明日」にはそのドミナント・コード「A」「A7」がまったく使用されていません。

これがどのような効果を生むかというと。
着地体勢に入らない・・・つまり、「明日」=「永遠」。歩みと止めず、明日をめざす若者の意思に終わりのないことを表しているのです。
それはまるで、”解散”一歩手前の時間が永遠に続き、誰もがその時間の中に留まっていたい、という願いを象徴しているかのように・・・。

クニ河内さんのこの作曲アプローチが偶然とはとても思えませんし、そうしてみると、「誓いの明日」のオリジナル音源がフェイド・インのイントロで始まり、フェイド・アウトで終わる、というのも、楽曲コンセプトにのっとった必然のアレンジだと考えられます。

ところで、今回の「誓いの明日」は非常に採譜が楽にできたのです。
何故かというと、レコード音源とは別に『フィナーレ』のLIVE音源があったから。
このLIVE盤は何と言っても、右サイドにピーのドラムス、左サイドにタローのギターの演奏テイクがバッチリ振られてミックスされているのが大きなポイント。
左サイドのタローの音に耳をすませば、細かいギターコードも容易に聴き取りが可能だったのですね。

例えば・・・。

♪ 明日に向かって いつでも行くのさ ♪
  D       G            D         G           D    D7

この太字表記した「D7」などは、オリジナル音源だと聴こえ辛くて、
割愛してコードをとってしまいそう。
『フィナーレ』では、タローがバシッ!と「D」からフォーム移動して弾いているのが、よく聴こえます。

そして、『フィナーレ』のミックス・・・タローのギター以上に耳ダンボになってしまうのが、右サイドのピーのドラムスなんですよね。

ハッキリ言います。
ピーのドラムス、すごく乱れているんです。
これが特別なコンサートでなかったとしたら、「ピー、どうしちゃったんだ!」って、それこそ中井さんがカンカンに怒りそう・・・。

スネアドラムは、アタック定位置よりずいぶん速く突っ込んだかと思うと、一瞬遅れてからバシ~ン!と打ちつけたり。
キックは、これでもか、これでもか、というくらいに激しく跳ねまくります。
まるで・・・「手でも足でも少しでもドラムへのアタックを数多く増やしたい、叩き疲れるまで叩いて、燃え尽きたい」・・・そんな演奏なんです。

『フィナーレ』でのピーは、全体的にそんな感じのドラムスですね・・・。でも、「誓いの明日」はその中にあっても桁外れ。
だって、1番Aメロをよく聴いてみてください。一瞬演奏を止めちゃってる箇所すらあるのです。
バンド全体のテンポに対してあまりにも走り過ぎ、いったん合わせ直しているんですね。
(「シーサイド・バウンド」にも、「誓いの明日」ほどハッキリしていませんが、それに近い形での仕切り直し箇所があります)

これは技術云々の問題では当然なく、明らかに精神状態に影響されているのではないでしょうか。
ピーはもしかしたらこの日、泣きながら演奏していたんじゃないかなぁ・・・。

「何処へ行くんだ、ピー!」
そんなとまどいを隠せないながらも、火に油を注ぐように自らもうなる、サリーのベース。
「青い鳥」で流した涙も乾かぬまま、必死で、とにかく遅れまいとついていくタローのギター。

そして・・・何ということでしょう。この状況下の「誓いの明日」で、バンドのテンポキープを冷静に図って身体をはってリードしているのは、どうやらヴォーカルのジュリーのようなのです!
もちろんジュリーだって、色々な思いが溢れて我を忘れて歌っているのでしょう。涙を流していたかもしれません。
しかし、そんな中に天性のバンドマスターとしてのジュリーのセンス、統括力が、無意識に現れています。

何と言う激しいロック・バンドでしょうか・・・。
究極に追い詰められ、何か言いようのない気持ちが頂点に達した時、ロック・バンドはこんな演奏をするのかもしれない・・・。
それが、『フィナーレ』の「誓いの明日」なのです。

実はこのピーの疾走は、最後の「ラヴ・ラヴ・ラヴ」でも引き続いているのですが、さすがに「ラヴ・ラヴ・ラヴ」はバラードですからね。ある程度はキッチリとした演奏、それに「本当に最後」という思いからか、必要以上に跳ねてはいるものの、纏まりの良いドラミングにはなっています。
でも、「誓いの明日」は違うんですよ。
暴君・ピーと、天才・ジュリーの壮絶なバトルなのです。
二人の、それまで隠れていた資質が本性を現してぶつかり合い、タイガースというバンドが一線を越えた瞬間を聴くことができます。

超絶テクニックだけが、ロックではありません。
『フィナーレ』で演奏された「誓いの明日」は、その厳然たる答だと思います。

ただね・・・メンバーが後から振り返って、楽しい演奏ではなかったでしょうね・・・。

僕は、この「誓いの明日」がタイムリーで聴けた先輩方がうらやましいですよ。
単純に、それはそれは凄いステージだったでしょうし、ロックを愛する者としてはね、現実に体感したかったです。
でも先輩方・・・「誓いの明日」に楽しい思い出が残っていらっしゃいますか?
僕の勝手な想像かもしれませんけど、切ない、やりきれない思い出が同居していらっしゃいませんか?
『フィナーレ』の「誓いの明日」を聴くたび、僕はそんなふうに考えてしまいます。

この曲はもっと、希望に満ちているべきだ・・・そう思ってしまうのです。
それが、タイガースにずっと残されていた宿題だとしたら?

今年ですよね。
秋からのツアーで、「誓いの明日」は絶対に演奏されるべきなんです。

楽しい演奏になる要素は、たくさんありますよ。
まず、鉄人バンドがいます。
オリジナル音源で重要な役割を果たしているアコースティック・ギターとコーラス。下山さんとGRACE姉さんが頑張ってくれるでしょう。
柴山さんは単音を担当、そして泰輝さんは、豪華なハープまで再現してくれるのではないでしょうか。
あとは、4人がそのまま『フィナーレ』での担当パートを、今の気持ちで演奏すれば・・・完璧。
おっと、4人だけじゃないですよね・・・この曲は、シローの高音コーラスも不可欠ですから!

「Hey、ピー!」
ジュリーは40年前
「最後の暴れっぷりを見せてみろよ!」
みたいな感じで叫んだ・・・のかな?

今年は違いますよ、きっと。
「ゴキゲンだぜ!さぁピー、行こう!」
みたいな感じの、ウキウキとしたジュリーの「Hey、ピー!」というシャウトが聴けるはずです。間違いなし!

最後に。
中井さんは、タイガース以外のアーティストにも多く関わり、音楽界に大きな功績を残されていたのですね。後追いの僕などは、今回色々と調べていて驚いてしまったほどです。
好きなことを、奔放にこなす人でもあったようです。
それは、長く一線でご活躍なさった、ということでもあります。

 

例えば・・・僕が”偉大なマネージャー”としてイの一番に思い出す人物は、ビートルズを見出したブライアン・エプスタイン。
歴史的名盤『サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』の完成を見届けるようにして、あまりにも早く逝ってしまった人です。
ビートルズのメンバーはまだまだ若かったから、それまで嫌な役目、面倒くさい手続きなどを一手に引き受けてきたエプスタインの死をきっかけとするように、急速にメンバー間の関係が悪化しました。無論それはエプスタインの死のみが原因ではありませんが、彼が健在であれば、少なくとも”アップル”のマネージメント・トラブルは避けられ、解散はずっと延びたのではないかと言われていますし、僕もそう思います。

 

一方の中井さんは、タイガース解散後も、それぞれのメンバーをずっと見守っていらっしゃいました。
最後の力を振り絞って、ピーをメンバーと引き合わせ、友情を確認し合いました。

これはビジネス抜きの話でしょう。
そして、オリジナル・メンバー5人が揃って中井さんのお見舞いに訪れたという話ほど、タイガースファンの先輩方を感動させるものはないのでしょう。

 

タイガースのメンバーは、もう若くはありません。
ですから逆に、中井さんを失い嘆き悲しむことはあっても、エプスタインを失ったビートルズのように、それを機にバラバラになってしまう、などということはありません。
むしろ中井さんの魂を感じながら、今回のステージで一丸となるでしょう。

 

『フィナーレ』での「誓いの明日」で、ピーは慟哭のドラムを叩きました。きっとその時、自らの覚悟、決意をそのまま演奏に込めたら、そうなったのです。
しかし今回のツアーでは、『フィナーレ』のような「哀しみ」「慟哭」といった”泣き叫ぶようなドラムス”にはならないと思います。

中井さんを失った悲しみを胸にしながらも、還暦を越えて帰ってきたピーが、ステージで見せるドラムスとは・・・。

「中井さん、ありがとう」

そんな感謝の気持ちを込めた演奏ではないでしょうか。
そして、イカした”陽気なドラマー”ピーを復活させてくれることでしょう。
歌詞に語られる通りの、希望に満ちた「誓いの明日」・・・タイムリーなファンの先輩方ですら初めて体験する、明るく元気なナンバーとしての、「誓いの明日」。

不肖・新規ファンであるDYNAMITEの予想演奏順は、アンコール前の、本割大トリでございます!

それでは、オマケです~。
今回は、40年前の1月24日に、哀しみと希望の入り混じった中、「明日」に向かって旅立った後期タイガース・メンバーそれぞれのショットを。
2011年9月8日、中井さんの魂と共に、41年後の2012年1月24日・日本武道館という新たな「明日」に向けて、今度は希望だけを胸に、いよいよ始動するメンバー達。

シロー、一緒にスタートを切ろうと、みんなが待っていますよ!
トッポ、今は離れていても、同じ「明日」に向かっていると信じていますよ!



File0693_2   

(本文抜粋)
GS界のプリンスとして、不動の人気を誇るジュリー。だが、きみの花園にもそろそろきびしい風が吹きつけようとしている。そうだジュリー、いまこそ出発のときなのだ。さぁ出かけよう。新しい未来へ!

GSブームにも翳りが見えていた頃だったのですね・・・。


File0652


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File0682_2


それぞれの胸に、中井さんの魂を宿して・・・。
新たな旅立ちの日は、9月8日。

さて・・・次回のお題は「怒りの鐘を鳴らせ」です。
今度は、僕がタイガース・ナンバーの中で一番好きなドラムス・テイク!ということで、またまたピーの話をたくさんします。
ゴールが見えてきたことですし、次回のオマケは、スキャンしまくった『近代映画』画像の中で、ピーが単独で写っているショットをこの際全部貼ってしまおう、と考えております。
どうぞお楽しみに~。



♪ 夏が終わるまで・・・あと2曲!

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タイガース復活祈願草の根伝授!」カテゴリの記事

コメント

瀬戸口様、
今でも僕は、タイガースの解散コンサートに立ち会えなかったのが残念です。

前にも書き込みましたが、70年の12月に松山ライブがありました。
自由と憧れと友情アルバムをひっさげての、ライブツアーの一環でした。
勿論、解散もわかっていました。

ラストシングル…、それなりの思い入れがありますが、別に今回はナンバーに含めなくても良いのではないか…と勝手に思っています。

僕には、他にもっと、演奏して欲しい楽曲があります。

投稿: 船越誠 | 2011年8月24日 (水) 23時24分

DY様
解散ライブには行けず、(チケットの取り方もわからなかった頃でした。)TVで放送されたのを見ました。これを最後に音楽から離れる決心のピーは思いのたけをドラムに叩きつけているみたいでした。
ほかのメンバーは「タイガース」をちゃんと終わらせなければ、という覚悟の中に、本当にこれで終わりでいいのか?という迷いがどこかで交錯しているようなやるせないファイナル。
全員そろって笑顔でもう一度ステージに立てたらその時こそ本当のフィナーレを迎えられるんじゃないかな。トッポもシローも一緒に。
1月24日に祈りをこめて。

投稿: nekomodoki | 2011年8月25日 (木) 00時14分

DY様

この曲は82年のライブでの印象が強くて、アップテンポで明るい曲だなと思っていたら、シングル盤ではえらいゆっくりなんですね。
後期タイガースから完全に離れていた私は、聴いても何の感慨もありません。
かつみさん的には、川添パパが亡くなってHAIRの事件が起こり、活動停止している間にタイガースは解散、と、かなりしんどい時期の曲ってことですね。
で、解散直後の3月の、かつみさんソロライブ音源の入ったCDを買いました。なんと、あのURC主催のライブなので、ちょっとびっくりしました。アコースティックギターにチェロやフルートを配した「それっぽい」演奏で、試行錯誤しながら、明日に向かってたんだなあ、と感じました。そんなことを考えると、やっぱりかつみさんにとってタイガースに戻るっていうのは、他のメンバーとは違う意味を持っていて、難しいのかもと改めて思います。
話がそれましたが、「誓いの明日」、シングル盤の高音コーラスはシロ―ちゃんですか?女性コーラスが入ってるんですか?気になるんです。

投稿: アン | 2011年8月25日 (木) 00時39分

最近、この曲を「名曲」みたいに当たり前に書く人が出てきて、私的にはビックリというよりも「目から鱗」状態(笑)。…言われてみれば…といった心境。かつては「解散を向かえて¨明日があるさ¨式に、皆で勢いよく歌う、前向きで明るい曲」な感じで、いつもベスト盤も「ここで終了」みたいな、¨流して聴く曲¨だったのに。改めて聴くと非常に音楽的な一曲?俺の中では最も¨感触¨が変化した曲なんですヨ。

投稿: 秀和 | 2011年8月25日 (木) 03時36分

DYさま

この曲はあの日ほとんどパニック状態だったのでほとんど記憶に残っていません。
ピーのドラムジュリーの潔さを教えて下さってありがとうございます。

私はあの頃見てた学園ドラマみたいに最後の最後に大どんでん返しがあるのを一ミリ位ですが期待してたんです。晋社長が出て来て解散はなしだ!!
タイガースは終わらない!!なんて
ピーが京都に戻って勉強するなんて知りませんでしたから
ホントに現実が見えない子供だったです。
でも解散は正解だったんですよね
今はそう思えます。

最後のアイアンダースタンドを聞いて冷静になりありがとうと叫んでました。
なので最後の蛍の光のメロディーだけしか覚えてないんです。

誓いの明日は 次のステップを踏むジュリーを待ってた期間に聞いた曲です。希望の曲です


投稿: キミちゃん | 2011年8月25日 (木) 08時53分

船越様

実は僕も「誓いの明日」が今回演奏される可能性について、考えが二転三転しました。
絶対やる、と思ったり、いや今回は敢えてとりあげなくても…と思ったり。

しかし、中井さんの訃報があったり、やっぱりこの曲本来のコンセプト通りの明るい演奏を是非聴いてみたい、との思いで、予定通り星五つ予想とした次第です。

船越様、どうか今回は松山公演、無事にご参加できますよう祈っています。
武道館遠征も、厳しいスケジュールの中で、なんとか叶うと良いですね…。

nekomodoki様

当然後追いですが、僕も映像は観たことがあります。
大団円、という感じではないんですよね…。
コンサートの素晴らしさ以上に、大きな悲しみがステージと会場を包んでいるような…。

中井さんを亡くし、メンバーは今悲しみにくれているでしょう。
しかしその悲しみをエネルギーに変えるだけの人生の糧を、還暦を過ぎたメンバーは持っているはず…。
何処かで観ている中井さんに、楽しいステージを見せてくれるのではないか…それが、僕が今回の記事で一番書きたかったことなのです。

すみません一度切ります~。

投稿: DYNAMITE | 2011年8月25日 (木) 14時40分

しんすけさんの引退に驚いています。
ジュリーは、まだまだがんばってほしい!

投稿: hiromi | 2011年8月25日 (木) 19時52分

すみません。途中で送信してしまいました。
お手数ですが、削除して頂けますか。
また改めて投稿させて頂きます。

投稿: ななこ | 2011年8月26日 (金) 00時01分

DY様

追記です。
今日(26日)、五反田でかつみさんライブありますが、HAIRトライブが応援に来るとか?という話みたいです。
傷心のかつみさんにはHAIRの仲間。まあ、タイガースのファンとしては寂しいけど、私などは、ホッとするというか嬉しいというか、やっぱりそうだよねと思います。40年は長くて重いわ。
私は物理的に無理ですが、cako様は聴きに行かれるのかな?

投稿: アン | 2011年8月26日 (金) 07時45分

取り急ぎ、ななこ様

2件削除させて頂きました~。
あらためてのコメント、首を長くしてお待ちしております!

投稿: DYNAMITE | 2011年8月26日 (金) 07時51分

アン様

お尋ねの件、僕もハッキリ断言はできませんが、普通にゲストの女声コーラスとして聴いていました。

シローのコーラステイクは音源左、女声コーラステイクは右、中央とミックスされていますから…シローが3テイク録音するというの考えにくいのでは、と思っています。

トッポのことは、仰る通りなのでしょうね…。
音源、興味が沸きますね~。フルートが導入された楽曲って、アシッドな感じがします~。

秀和様

「誓いの明日」…僕も、シングルコレクションで聴いた際にはさほど印象に残らなかったんですよ~。
劇的に聞き方が変化したのは、アルバム『自由と憧れと友情』を初めて聴いた時です。

そう考えると、シングル向きではなかったのかもしれませんが…。
今では大好きな曲です。生で聴けたらもっと好きになるでしょうね…。

すみません、また一度切ります~。

投稿: DYNAMITE | 2011年8月26日 (金) 09時23分

DY様

これは高校時代、ジュリーファンの級友がカセットに落としてくれたシングル集のラストかラストから2曲目だったかな、それを聴いた当時から、メジャーコードなのに淋しい曲だな、と感じていた記憶があります。たぶん解散を示唆した曲なのだろうなと。
D→D7は、むしろすごく印象に残っていました。
以前にyoutubeでビューティフルコンサートのダイジェスト版みたいなのを見た時、なんでここでジュリーがこんなリズムの取り方をするのか不思議だったのですが、今フルコーラス版を見直してみて、やっと理由が分かった次第です。残念ながらリズムの乱れは聴き抜けませんでしたが…。

アン様
今日は五反田、行ってまいります。
私も某ブログでの告知に胸躍り、そして、さすがトライブだな~とちょっと胸がキュンとなっていました。
「HAIR」のキーワードの一つは「無償の愛」ですものね。
誰が来るんだろう?マークかな、ボーカルかな?いや、「?」印がついてたから、油断は禁物ですが…(w
かつみさんは…きっと大丈夫だと思います。
プロだから。
ステージに立つ以上は、目の前の観客を喜ばせる事に力を尽くされるでしょうから、素直にその瞬間を「楽しんで」来ようと思います。
もし泣く場面が来たら、その時は一緒に泣こう。
アンさんも、9月14日、もうすぐですね~

投稿: cako | 2011年8月26日 (金) 16時31分

キミちゃん様

40年前の武道館に参加なさった先輩方は、みなさんそう仰います。
「記憶がない…」と。

「アイ・アンダスタンド」は、いよいよ終わり、という曲ですよね。
そこで冷静になり「ありがとう」をステージのメンバーに伝えようとしたキミちゃん様は素晴らしいですよ。
きっと涙を流しながらのことだったのでしょうけど…。

hiromi様

大丈夫ですよ。ジュリーの頭の中に「引退」は無いでしょう。
余力を残して歌から離れる、ということは、ジュリーは絶対にしないと思います。

毎度細切れ申し訳ありません

投稿: DYNAMITE | 2011年8月26日 (金) 17時14分

DY様
これを聞くと、余りに悲しくて会場に行けず、
こたつで泣いていたフィナーレ当日の自分を思い出します。

ヤッパリ行けばよかったとラジオを聞きながら後悔しつつ、
どんなに手元に引き寄せておきたくてもかなわないことがある、
全て移りゆくのだ…と、一つ大人になった夜でした。

詞は、「出発のほかに何がある」と並んで、随分わかりやすく
きれいにまとめたメッセージだなぁと生意気な感想を持ちましたが

テレビで見た彼らの表情には、不安や淋しさだけでなく、
自負と決意がみてとれ、ステージをやり切ろうとする真面目な姿勢に、
そうだ、私も共に明日をめざそうとアッサリ説得された
単純な高校生でもありました。

歳月は誰の上にも流れ、様々な別れと出会いがあり、
この頃改めて噛みしめるのは、Long Good-byeのジュリーの詞。

"隙間は重いけど今なら笑いあいたい"
二度と会えない別れを心に留めつつ、40年ぶりに会えるこの奇跡を喜びたいです。

"感謝"を、メンバー、多くのファンと共有できる幸せを思います。

PS"暴君・ピーと天才・ジュリーが本性を現しての壮絶なバトル…"
この表現、痺れました。

投稿: 真樹 | 2011年8月26日 (金) 18時37分

DYさま

今日が悲しい時でも明日を目指す♪
目指せる状況ではなかったです

解散の噂はありましたが、認めたくなかったし
中学生の私にはとても突然のことで
明るい明日が解散することなんだそれがTGの幸せなんだと思おうとしました
でも大好きなTGがなくなっちゃう
これからどうやって生きていけばいいの?
もうジュリーに会えないの?
誓いの明日にはその時の自分の気持ちでは余裕がなく素直に向き合えなかったような気がします

でも今はラストソングが明るい希望に満ちた歌でよかったなぁって思います

ファイナルの誓いの明日のじゅりはいつもそうだったのか分かりませんが右手でリズムをすっごくとってるように見えます
赤ちゃんのようなきれいなお目目です

ピーは蛍の光の時涙で頬が濡れて見えてラヴラヴラヴでは頬を伝う涙が見えます

あの時ビューティフルコンサートの続きがあるって知っていたら
あんなに泣かなかったかな?
それでもやっぱり泣いたかな


投稿: 由菜 | 2011年8月27日 (土) 00時49分

DY様こんにちは。
いよいよタイガース伝授も佳境に入りましたね。ご苦労様です。
この曲のオリジナル音源はアコースティックギター中心で最初に聴いた時は物足りなささえ感じました。ところが『フィナーレ』の演奏は明らかにロックであり力強く心に響き、印象が変わりました。当時のピーの悲壮感溢れるドラミングが明るく楽しいものになることを大いに期待したいと思います。(これにシローのコーラスとサイドギターが入ると710124の再現なんですけど…)

投稿: 27年ロマンス | 2011年8月27日 (土) 06時56分

アン様

こんな僕にも経験がありますが、苦しい時に仲間がいるというのは有難いことです。

実は僕は30代前半、仕事が忙しく趣味のバンド活動から離れていたのですが、そんな折に母を亡くしました。
その時に、バンド仲間の支えがありました。以来また、趣味で演奏などを続けています。

cako様

あぁ、そのカセットはおそらくシングルコレクションですね。ラスト2曲目が「誓いの明日」です。

D→D7にいち早くお気づきになっていたとは凄いですね。オリジナル音源はアコースティックギターのみD7を演奏していますから、聴き取りは相当難しいですよ~。

さて、昨夜はどうでしたでしょうか?
御ブログの更新を楽しみに待っていますよ!

真樹様

ありがとうございます~。
「暴君」と言うとマイナスのイメージのある言葉かもしれませんが、僕にとっては最大級の褒め言葉なんです。自分のキャラにそういう資質がありませんから…。

僕の尊敬する若い将棋棋士(プロではないのですが)は、自らを「盤上の暴君」として、型にはまらない、信念の勝負を続けています。
『フィナーレ』でのピーのドラムスはまさにそういう感じなのです。

あれから40年。
真樹様仰るように、歓びに満ちた奇跡が起きましたね。
ツアーが決定し、ファンもその歓びを分かち合えることは本当に良かったと思っています。

一度切りますよ~。

今のトッポに支えがある、助っ人が来るというのは素敵なことですね…。

投稿: DYNAMITE | 2011年8月27日 (土) 10時00分

由菜様

> もうジュリーに会えないの?

くぅ~、泣ける…。
当時、そんなふうに考えてしまったファンは多かったのかもしれませんね…。

ジュリーは、タイガースが解散したら消える、な~んて言われたこともあったそうですね。
消えるどころか…。発言した人は恥入っていることでしょう。

今回のピーの復活、ツアーの実現。
40年前の彼等には想像もできないことでしょう。

「誓いの明日」は続いていたんですよ!
シローも、タンバリンがあれば立てる!
僕が知らなかった40年前のコンサート。その続きを体感できる喜びをかみしめています。

27年ロマンス様

こちらはご覧になりましたか?
http://www.youtube.com/watch?v=oyR7ORC7iRM

最初は「なんだこれ?」とお思いになるかと思いますが、とりあえずそのまま、映像のストーリー展開に注意しながら観続けてください。
3分過ぎで「あっ!」となりますよ。
最後の「彼」の表情には、何らかの決意を感じます。

『フィナーレ』での「誓いの明日」の演奏は感動的ですね~。
仰る通りこの曲は、オリジナル音源はアコギ2本の作りになっていて、アップテンポの長調でも、どこか風に飛ばされそうな印象も持ちますが…今回のツアーで、この楽曲が見事に羽ばたくことを期待しています!

投稿: DYNAMITE | 2011年8月27日 (土) 11時34分

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