ザ・タイガース 「スマイル・フォー・ミー」
from『THE TIGERS SINGLE COLLECTION』
original released on 1969、single
セットリスト的中自信度 ★★★★☆
disc-1
1. 僕のマリー
2. こっちを向いて
3. シーサイド・バウンド
4. 星のプリンス
5. モナリザの微笑
6. 真赤なジャケット
7. 君だけに愛を
8. 落葉の物語
9. 銀河のロマンス
10. 花の首飾り
11. シー・シー・シー
12. 白夜の騎士
13. 廃虚の鳩
14. 光ある世界
15. 青い鳥
16. ジンジン・バンバン
disc-2
1. 美しき愛の掟
2. 風は知らない
3. 嘆き
4. はだしで
5. スマイル・フォー・ミー
6. 淋しい雨
7. ラヴ・ラヴ・ラヴ
8. 君を許す
9. 都会
10. 怒りの鐘を鳴らせ
11. 素晴しい旅行
12. 散りゆく青春
13. 誓いの明日
14. 出発のほかに何がある
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セットリスト的中自信度
5段階内訳
★★★★★・・・絶対やります!
★★★★☆・・・おそらくやると思います。これからタイガースの勉強を始めようという方々は、ここまでは予習必須です。
★★★☆☆・・・かなりの有力候補ではありますが、全体の曲数や演奏形態の特殊性などの事情により、オミットされる可能性もあるナンバー達です。
★★☆☆☆・・・個人的にやって欲しいと考えている、渋い選曲群です。セットリストのサプライズとして、密かに期待しています。
★☆☆☆☆・・・おそらくやりません。この機に僕が個人的に記事に書いておきたい、というナンバー達です。
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8月9日です。
まずは、お題とまったく関係ないお話で恐縮なんですけど・・・。
前回記事に書き損ねましたお話。
僕は薩摩隼人(と言うか、男おいどん)ではございますが、実は1年弱の期間だけ、父親の転勤の関係で広島市に住んでいたことがあります。
ちょうど小学校に上がる頃のことで、僕は小学校入学を広島で体験しているんです。牛田小学校というところでした。
まぁ、半年で転校することになってしまったんですけどね・・・(岡山市に移り、2年後には鹿児島の父親の実家に舞い戻りました)。
一方、長崎はと言うと、中学生の修学旅行で一度行ったっきりの土地。鹿児島と長崎って、同じ九州とは言えかなり遠いんですよ。
長崎には仲良くさせて頂いているジュリーファンの先輩方もいらっしゃるし、いつかジュリーのLIVE遠征を兼ねてもう一度訪れてみたいなぁ、と考えています。
鹿児島と言えば、先々日の7日に故郷の高校の同窓会が開催されたのですが、さすがに帰省できませんでした。
タイガースのメンバーのように、還暦を越えてからの再会が叶うと良いのですが・・・。
さて、27年ロマンス様のブログでは、新たに
「あなたが好きなタイガースの洋楽カバー曲は?」
というアンケートが始まっています。
DYNAMITE、またまた失礼ながらこの場を借りましてお答えさせて頂きますと・・・。
今回のツアーで是非聴きたい、と考えているのは「スキニー・ミニー」ですが、最も思い入れがあり、好きなのは
「ニューヨーク炭鉱の悲劇」
でございます。
後追いの僕は、「タイガースに洋楽を教わった」という経験をほとんど持たずにいたんですけど、このナンバーはそれを体感させてくれた初めての曲となりました。
もちろん、タイガースのテイクが素晴らしかったからこそのことです。そしてそれは、今日採り上げるお題を語る上でも、欠かすことのできない経験でした・・・。
といったところで、本題に突入いたしますよ~。
採り上げますのはタイガース後期のシングル。ビージーズのギブ兄弟がタイガースのために書き下ろした珠玉のバラードです。
『沢田研二 LIVE2011~2012』セットリスト予想、的中自信度は星4つ。限りなく星5つに近い星4つでしょうか・・・。
「スマイル・フォー・ミー」、僭越ながら伝授!
僕の世代はどうしても、「スマイル・フォー・ミー」と聞くと
あなったが、あなったが、まぶしいわ~♪
と、条件反射のように脳内再生してしまうわけですが、2年に渡るタイガース猛勉強を経て、僕もようやくその点、上書きするに至りました。
まず、何故この8月9日という日のお題に「スマイル・フォー・ミー」を選んだのか、ということからお話を始めたいと思います。
ここで僕は恥を晒さなければなりません。
普段から、「タイガースのカバー曲である洋楽ナンバーに自信あり」と標榜しながら、実はDYNAMITE、ビージーズについては後追いも後追い・・・彼等の名曲群を真剣に聴いたのは何と、タイガースの勉強を始めて以降のことだったのです。
高校1年の時、友人がビージーズのベスト・アルバムのレコードを貸してくれたことがありました。
ローリング・ストーンズの『ベガーズ・バンケット』や『メインストリートのならず者』を毎日のように何度も繰り返し聴いていたDYNAMITE少年にとって、彼等の音楽は非常に甘ったるいもののように感じました。
歌詞カードを開くこともなく、有名な「メロディー・フェア」だけカセットテープにダビングして、すぐに返してしまったのです。
他の曲はまったく真面目に聴かないまま・・・。
先入観とは恐ろしいものです。
以後僕は、ビージーズを「キレイなメロディーの甘いラブソングを歌っていたバンド」とだけ勝手に認識したまま、40歳を超えてしまいました。
ジュリーに堕ち、タイガースのシングルコレクションを買って「スマイル・フォー・ミー」を初めて知った際にも
「へぇ・・・ビージーズが曲を作ったのか。大物だなぁ」
という感想に留まってしまって、しばらくはB面曲の「淋しい雨」の方が全然気に入って聴いていましたね・・・。
もしこれが”ポール・マッカートニーの作った曲だ”ということだったとしたらしつこいくらい熱心に聴いていたはずですから、やはり僕はビージーズについてあまりにも無知であり、熱意が欠けていたということになります。
「いつかビージーズも聴いてみなきゃな・・・」とは思いつつもなかなか踏み出せずにいた僕を目覚めさせてくれた最初のきっかけは、いわみ先輩の御記事でした。
「ニューヨーク炭鉱の悲劇」・・・このタイトルを知っただけで、ビージーズを単なる甘いラブ・ソング・バンドと決めてかかっていた僕の認識は、どうやら大変なマチガイであるらしいと分かります。
タイガースのコーラス・ワークや、トッポにまつわるエピソード、そしてビージーズの楽曲の音域の広さ、高さをいわみ先輩の御記事で堪能した後、当然のように僕はビージーズを本気で聴いてみようという気持ちになっていました。
で。
灯台もと暗し・・・。
ビージーズ2枚組のベスト盤を、カミさんのコレクションの中から見つけたのです。
「ニューヨーク炭鉱の悲劇」「ホリデイ」「ワーズ」・・・タイガースのカバーで有名なナンバーのオリジナル・ヴァージョンを、ここへ来てようやくキチンと聴くことができたわけですが・・・。
”ただ甘いだけのバンド”などとはとんでもない!
もちろん彼等の魅力が美しいハーモニーやメロディーであることは揺るぎませんが、何と言っても詞の素晴らしさ。僕はそれを、このベスト盤を聴いて初めて知りました。
時に、すさまじく社会派の歌詞があるんですねぇ・・・。
そうして、「スマイル・フォー・ミー」を改めて歌詞の観点から聴いてみますと・・・。
これは、「朝に別れのほほえみを」とまったく同じシチュエーションの歌ではないですか~!
気がつくまでに、すいぶん長い時間がかかってしまった・・・。
(大人買い、新規ファンの一気大量音源摂取の弊害がここにあります。今後も気をつけなければ・・・)
恋人を残し戦場へと旅立つ兵士。
「必ず帰るから笑顔で送っておくれ」・・・これはまさに「朝に別れのほほえみを」と同じシチュエーションですし、『ヒューマン・ルネッサンス』で確立したタイガースのイメージでもあります。
そしてその物語が悲劇的な結末を迎えるであろうことは、たとえそこまで書かれていなくとも、聴き手には分かります。それがビージーズの歌詞世界の特性でもあるし、『ヒューマン・ルネッサンス』を体験したタイガース・ファンの自然な想像でもあるわけです。
バリー・ギブに作曲を依頼するにあたって、タイガースのスタッフ・サイドから、歌詞について何らかのリクエストがあったのかもしれませんね。
さて、ここで資料をご紹介いたします。
『近代映画』・・・これは別冊号ですか。
”ジュリーとタイガース”特集号。こちらはシングル『スマイル・フォー・ミー』と映画『ハーイ!ロンドン』の話題を中心に企画・構成されている号なんです。
細かいけどみなさま読めるかなぁ・・・。とても興味深い記事なんですけど・・・。
ジュリーが、「スマイル・フォー・ミー」をバリー・ギブ単独の作曲作品なのではないかと想像していたこととか、バリー・ギブが「嘆き」のアレンジを気に入っていたこととか。
いくつか重要な箇所を抜粋しますと、まずはジュリーの言葉で
「譜面をうけとったのが、ロンドンへ出発する2週間ほど前だったかな。ぼくは今まであんまりスローなものを歌ったことがないでしょう。こういう歌は、以前ならかつみ、今ならシローのレパートリーになっているから・・・はじめて楽譜を手にした時は、やっぱりちょっと心配だったなぁ」
あと・・・ね。
「Smile for me」は、気負ったところのない、いい曲だ。今の若者には、メッセージのある歌以外のものを、ともすれば低く見るという傾向がありはしないだろうか。恋の歌を軽蔑する傾向がありはしないだろうか。
それは間違っていると思う。たとえそれが、いつもきかれているような愛の歌であったとしても、その曲の個性がどこかに光っているなら、それは素晴らしい歌なのだと思う。
って書かれているんですよね・・・。
もちろん文章それ自体はその通り!なんですけど、「スマイル・フォー・ミー」の場合には当てはまらないですよ。
だって、「スマイル・フォー・ミー」はいわゆる”恋の歌”と言うよりは、バリバリに”メッセージのある歌”なのですから。
ただ僕は、ビージーズについて不勉強だったことが原因で、その点に気づくのが遅れました。
もしカミさんがビージーズのCDを持っていなかったら、僕も似たような主旨のことを、今回の記事で書いていた可能性はあります。
こんなにキャッチーで親しみやすいメロディーなんですから、歌詞を真剣に追わずとも、”いい曲”であることは確かですしね。
ビージーズおそるべし。そして、タイガースおそるべし。
”僕は帰ってくる”という歌を、ジュリーはきっと今回のツアーでセットリストに採り上げると思います。
さぁそれでは、詞に込められたメッセージももちろん素晴らしい「スマイル・フォー・ミー」ですが、何と言っても完璧なまでに美しいメロディーと、高度な作曲技術には言葉を尽くして語っていかねばなりません。
楽曲構成について色々と考察してみましょう。
深夜放送ファン別冊、『沢田研二のすばらしい世界』より
まず、とにかく音域が広いということ。
最低音は
♪ Don't let me see you crying ♪
G7 Am
「Crying♪」のトコに登場する、「ド」の音(最低音は次節頭へと続く)。
一方最高音はと言うと、ハ長調から変ニ長調へと転調した後、エンディング最後の最後の
♪ So smile・・・・・・for me・・・for me ♪
B D♭
「for me♪」というのが「ラ♭」の音になっています。これは相当に高い!
カラオケで友人の声を聴いたり、自分で楽器と一緒に声を出したりしておおまかに判断すると、男声の平均音域は、低い「シ」から高い「ファ#」までと考えられます。
そうは言っても、何小節も継続して高音を出す場合、自由にコントロールできる音域は「ド」から高い「レ」までの間ではないでしょうか。
(この”「ド」から高い「レ」”というのが、はからずもピーの新曲「道」のメロディー全音域と一致しています)
ちなみに、2010年のお正月コンサート『歌門来福』でジュリーはこの「スマイル・フォー・ミー」を半音下げて歌いました。
僕は絶対音感があるわけではないのですが、幸運にも下山さんの真ん前松席を頂いた日があって、下山さんの弾くアコースティック・ギターのフォームから、キーを下げて演奏していることが分かったのです。
その場合の最高音は、「ソ」。それでもまだまだ高いんですが・・・今回のツアーではその辺りがどうなりますか。
ジュリーなら、「このメンバーで演奏するならオリジナル・キーで」と考えるような気もしています。
それにしても当時のジュリーの高音ヴォーカルは凄まじい・・・。単に「高音が出せる」という技術的な域だけでは語れないのです。
与えられたメロディーに真摯に取り組む姿勢、まだまだ歌に感情を込める部分が少ないが故に光る、その素質。
「スマイル・フォー・ミー」のすぐ後には、さらなる高音域を擁した「ラヴ・ラヴ・ラヴ」が登場するわけですが、そちらについてはまた、近いうちに。
では、何故に「スマイル・フォー・ミー」のキーがそれほどまでに高いのか。
僕も後追いで勉強して分かりました。
その高音こそが、ビージーズなんですね。
彼等の楽曲は、男声としてはとんでもなく高音域のメロディーが目白押しです。
ビージーズのカバー曲でトッポやシローがリード・ヴォーカルを担当したのは、その特性もあってのことなのですね。
ですから、いくら出来レースとは言え、シローがタイガース新メンバーのオーディションで「ワーズ」を歌った、というのは説得力充分なワケですよ。
トッポがいなくなっても、これまでと変わらずビージースのカバーができるよ、というね。
例えば、ビージーズのナンバーの中でおそらく最も有名な「メロディー・フェア」の譜面を見てみますと・・・。
ドレミ楽譜出版社・刊
『70's~80's ニュー・オールディーズ・ベスト・ヒット100』より
最低音は、「レ」。この時点で男声にとっては高い音域設定だな、という予感がするわけです。
そして問題の最高音がどこまで跳ね上がっているかというと・・・。
「ド」ですか~!!
高い「ド」ではありません。高い高い「ド」です。
到底無理です僕には・・・。
さて最後に、「スマイル・フォー・ミー」が秋からのツアーに採り上げられた際の演奏の見所について書いておきましょう。
この曲は「落葉の物語」「ジンジン・バンバン」と共に、ジュリーのソロLIVE『歌門来福』にて、鉄人バンドの演奏は試し斬りが済んでいますね。2010年のお正月LIVEですから、当然ながらジュリーの頭には、タイガース復活への思いもあっての選曲だったはずです。
「スマイル・フォー・ミー」については今回のツアーでも、ほぼ『歌門来福』の演奏配置が敷かれそうです。
柴山さんのリード・ギター、下山さんのアコースティック・ギター、泰輝さんのシンセ・ストリングスはそのまま変わらないでしょう。
ただ、鉄人バンドの演奏だけでは聴くことのできなかった、オリジナル音源のアレンジで重要な役割を果たしている”鬼のタンバリン”・・・これをGRACE姉さんが担当してくれるのではないでしょうか。
「スマイル・フォー・ミー」のタンバリンは、おそらくステージでのシローのパートとして意識されたのでしょうか、完璧に練られた手数の多いテイクが堪能できるのです。
特にサビ部の「たん、たん、たたたん♪」というリズムは、ローリング・ストーンズの「サティスファクション」のタンバリンと同じリズム。少し前に伊藤銀次さんがブログで「NOISE」について書いてくださった時に触れていらっしゃった、あの有名なリズム・パターンなのです。
それを「スマイル・フォー・ミー」のようなバラード・ナンバーで取り入れたというのが何とも痛快なアイデアですね。
GRACE姉さんならばきっと、オリジナル音源のテイクを完コピしてきますよ~。
細かい点ながら、とても楽しみにしています!
そこに、ピーのドラムス、サリーのベース、タローのリズムギターが加われば、「スマイル・フォー・ミー」オリジナル音源の演奏が完璧に再現できます。
可能な限りオリジナルの音に忠実に、その上でLIVEは別物、というのがジュリーが長年目指してやってきたことですから(後追いの僕なりに強く感じていることです。その究極形が昨年リリースの「涙色の空」だと考えています)、「スマイル・フォー・ミー」が今回のセットリストに採り上げられれば、非常に意義深い1曲になることでしょう・・・。
それでは、オマケです~。
先に「スマイル・フォー・ミー」の記事をご紹介した『別冊・近代映画』から、まずはこちら。
(本文抜粋)
タイガースがロンドンでレコーディングした新曲「スマイル・フォー・ミー」は、「マサチューセツ」や「ホリデイ」でおなじみのビージーズからのプレゼント曲。数多いタイガース・ナンバーに、またひとつ大きな財産が増えた。
続いて、ビージーズのバリー・ギブに拳銃を教わるジュリーのショット。こんなに腰引けた顔のジュリーは珍しい・・・?
見守るタローの表情もイイですね~。
(本文抜粋)
ロンドン・ロケの最中、六月一日に、タイガースは郊外にあるビージーズのプロダクションの社長の家に招待されました。そこへあらわれたのがビージーズのリーダー、バリー・ギブ。メンバーにとっては夢にまでみた感激の対面です。緑に囲まれた庭園でゴーカートに乗ったり、本物のピストルの射ち方を教えてもらったり、日英のGSの人気者同士が固い友情で結ばれた一日でした。
さらに続いて、『近代映画』同号の巻頭カラー企画、「ジュリー・イン・ロンドン」掲載のショットを2枚です~。
♪ 夏が終わるまで・・・あと7曲!
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コメント
DY様こんばんは。
絶対やって欲しいナンバーです。キーの高さをしっかりと論じられてますが、最後にリフレインされる『フォー・ミー』ってところはジュリーが歌えず(キーが出ず)、別の仕事で渡英していた同じナベプロの先輩・中尾ミエさんがシローとともに歌っています。これは僕も後追いで知りましたが、そういう事情でライブでは半音下げ且つラストの転調なしということだそうです。
投稿: 27年ロマンス | 2011年8月 9日 (火) 18時49分
タイガースの時のジュリーを知らない
私としては、タイガースの勉強もしてなくては、コンサートたのしめないかなあ…とかおもったりして。
投稿: hiromi | 2011年8月 9日 (火) 19時15分
27年ロマンス様
早速のコメント、ありがとうございます~。
そうでした!
ミエさんのお話、僕も後追いで教わっていたことをすっかり忘れていました~。
この名曲、必ずやってくれると思っていますが、星五つとしなかったのは、やはりキーのことを考えたからです。
「絶対やる」とまでは言い切れないなぁ、と…。
ジュリーならば1音だけ跳ね上がる分には、高い「ラ」までは軽く出せるのでしょうが、「スマイル・フォー・ミー」の場合は最高音連呼ですからね…。
でも、何となく今回聴けそうな予感がするんですよ。
僕も楽しみにしている曲のひとつです!
☆
hiromi様
是非とも、2枚組の『タイガース・シングル・コレクション』をお聴きしてから参加されることをお勧めいたします!
名曲ばかりです。
きっと数倍もライヴが楽しめると思いますよ~。
投稿: DYNAMITE | 2011年8月 9日 (火) 19時58分
DY様
この曲はやるでしょう。
私、ビージーズは、ザ・タイガースと同時進行で聴いていました。中学生の兄がいたせいでおませで、「マサチューセッツ」がお気に入り、歌詞を書いてもらって歌っていました。
で、この曲の印象は、ビージーズの曲なのにハモってないじゃん?もったいない、という意地悪なものでごめんなさい。
もちろん、後期タイガースの当時の記憶が無い私なので、これは、ひねくれた大学生の頃です。(再結成の時ですね)
タイガースにビージーズ取り入れたのはトッポなのに、いなくなってからこんなことするなんて、プロダクションひどいなあ、トッポ悲しかっただろうなあ、みたいな不機嫌全開でした。
今はそんなこと思ってません。メンバーは何も悪くないんだし、きっと、トッポがいたらもっと楽しかっただろうな、くらいは思ってくれてたでしょう。
で、ぜひ、71年のソロライブでトッポが歌う「ホリディ」を聴いてほしいなあ。タイガース時代の「ホリディ」とはまったく違う、興味深い一曲ですよ。YouTubeで「加橋かつみホリディ」で、見つかります。はっぴいえんどなんかと一緒のフォークコンサートで、バックには柳田ヒロ、高中正義らが演奏してます。
投稿: アン | 2011年8月 9日 (火) 20時23分
DYさま
この曲はイントロが好きです。
ゴージャスですよね
中尾ミエさんが参加してらしたとは知りませんでした。早速聞いて確かめなくっちゃ
ビージーズはトッポがいっぱい歌ってたので知ってました。
小さな恋のメロディの挿入歌が好きでした。
若葉の頃とかメロディフェア
やさしい歌声いいですよね
投稿: キミちゃん | 2011年8月 9日 (火) 21時36分
ビージーズ、好きでした。
マサチューセッツ、ホリデー、良く聴いていました。
バラード派の私としてはタイガースってイメージ的にはビージーズに一番近かったように思えました。
トッポファンの友達とタイガースのライブは行っていたので、トッポが抜けてからは足が遠のいていましたが、
スマイルフォーミーが発売されたとき、すぐにレコードを買い、歌詞カードを見ながら覚えました。
意味は分からずとも、暗記したのは何年立っても忘れずに今でも歌えますよ〜(笑)
割と単純な英語だったのと繰り返しが多かったからか、覚えやすかったですね。
タイガース後期は、
解散の噂が飛び交い、ライブでは何故かファンが一緒に歌うことが多くて一体感はあったのですが、メンバーはいつもピリピリして不機嫌だったりお揃いだった衣装も私服が多くなり、タイガースはどうなっちゃうんだろう、なんて不安だったのを思い出しました。
結局不安は的中して解散する事になったんですけどね〜。
投稿: のりぴー | 2011年8月 9日 (火) 23時35分
瀬戸口さま、こんばんは。
次々の更新、凄いです。
マニアックな道を進んでいらっしゃるなぁ(笑)なんとコメントしたらいいのかなぁ~と思っていましたが今回はできそうです(笑)
歌うと思います。
うしろにみんながいると思えば、高い高い声で歌いますよ。
ビージーズはとても身近に感じていました。
タイガースがやってたからだと思いますが。
トッポは緊張感のある歌声で、シローはなめらかにそれぞれ美しく歌ってました。
メッセージ性のある歌より恋の歌を低く見る傾向を間違っているというジュリーの歌の捉え方は素晴らしい。
歌の王道ですもの。
21,2歳でしかもこの当時(フォーク台頭)の音楽状況の中での発言だと思うとよく言った!と今更ながら惚れ惚れします~
投稿: momo | 2011年8月10日 (水) 00時05分
DY様、☆4つ、ですか?
もし本当にやってくれたら、めっちゃ嬉しいです!
確か、「歌門来福」レポで、「この曲をするのはこれで最後なのでは」とあったのを覚えておりまして、無意識のうちに諦めておりました
でも、歌詞の解説のくだり、うん、するかも、するよね、の期待が持てました!
そういう歌詞なんですね。
(確かめようにも貝塚同行の友人に貸し出し中でワカラナイ、ヒヤリングもっとワカラナーイです)
「鬼のタンバリン」、サビが終わったところと「すまーいる♪」にかかるところの「しゃららら~ん♪」とか、転調してからのひっきりなしなところ、私の脳内の姐さんは完コピでたたいております。
ぜひ、リアルで見たい!
エア・タンバリンで参加できるよう、ただいま練習中…。
投稿: wine | 2011年8月10日 (水) 00時17分
DY様 お待ちしておりました。
大好きです。絶対やりますよね。当時は「淋しい雨」の方をよく聴きましたが。
ビージーズも好きでした。「ホリディ」はトッポの声とよく合ってましたよね。
投稿: nekomodoki | 2011年8月10日 (水) 01時23分
DYたま
おお、朝のおめざめソング!
DYたまのまねして、
「護られているあいらぶゆ」とツインで
自分もおめざめソング。
いまも継続してますよーーーー♪
でも去年の大阪では、
さすがーにいちばん高い音、
きびしかったなぁ。
今日、たまたまiTunesで流れたのが
「色つきの女でいてくれよ」
めっさ名曲
でも、きっと「かつみの曲や」とかいっても
やらないかも
プライドが超~高いのが
ジュリーのいいところなのですが
もう還暦すぎたんだし、自分は
「花の首飾り」「色つきの女でいてくれよ」
も聞きたいよーーー~です。
TGのアルバムを聴きながら
「この曲はかつみがメインだからやらないな」
と思うのはやだ! です。
投稿: ぬこ | 2011年8月10日 (水) 01時24分
アン様
トッポ71年の「ホリデイ」は、「ひとり」に出逢った日に観ましたよ~!
もちろん「良いな~」とは思ったのですが、何故でしょうか、僕はどうも77年のかつみさんのヴォーカルに惹かれるみたいなんです。
きっとかつみさんのファンの方からしますと「?」な聴き方なんでしょうけどね…。
理由はまだ自分でも分かりません。
『青春の残像』を聴けば答が出るかもしれないのですが…。
☆
キミちゃん様
いやぁ、僕も実はまだ、「スマイル・フォー・ミー」のあの最後の高音を普通にジュリーのヴォーカルと思いこんで聴いてしまっているんですよね~。
違和感が無いと言いますか…。
『歌門来福』の感動をもう一度味わえるかも…と、期待でいっぱいです。
是非今回も歌って欲しいですね!
☆
すみません一度切りますよ~
投稿: DYNAMITE | 2011年8月10日 (水) 17時10分
のりぴー様
仰る通りだと、後追いの僕も感じます。
タイガースはその人気の凄まじさから、よく「日本のビートルズ」と言われることもありますが、本当に今となっては、なのですが、僕もタイガースのイメージは「日本のビージーズ」が一番近いように思います。
もちろん、ストーンズっぽい面もあれば、キンクスみたいな面もあるんですけどね。
要は、スーパーグループということ!
間違いありませんね。
☆
momo様
すみません、ラヴ・ソングのくだりはライターさんの文章なのです。分かり辛くて申し訳ありません…。
でも、基本的にジュリーの視点で文章が書かれていますし、何よりもジュリーのソロ・デビュー・シングルの渾身のB面、自作曲の「恋から愛へ」は、momo様のお言葉を証明しているのではないでしょうか。
真夏の陣はマニアックな方向へ進むと見せかけつつ、最後の最後、ラストスパート5曲は怒涛の直球ナンバー乱舞の予定でございますよ~。
☆
wine様
はい…確かに書きました!
あの時は「あぁ、ジュリーも高いソの音を続けて出すのは年齢的にこれが最後かも…」なんて考えてしまいました。
でも、恥ずかしながら当時は「スマイル・フォー・ミー」の歌詞をよく読んでいなかったのです。
今のジュリーの気持ちに合う詞ですよね…。
ところで、転調後のひっきりなしタンバリンにご着目とは素晴らしい~!
あれはタンバリン独特の16ビートで、今年のお正月には「ミネラル・ランチ」で泰輝さんが同じリズムを叩いていました。
エア・タンバリン…それは楽しそう!
是非とも、便乗させて頂きます~。
☆
すみません、また一度切ります~。
投稿: DYNAMITE | 2011年8月10日 (水) 21時37分
nekomodoki様
僕もシングルコレクションを聴いた直後は、「淋しい雨」の方が気に入ってよく聴いていました。ブログで初めてとりあげたタイガース・ナンバーも「淋しい雨」でしたし…。
でも今は「スマイル・フォー・ミー」も同じくらい好きになっています。
トッポの歌うビージーズ、一度生で聴いてみたい…。
☆
ぬこ様
はい、今でも我が家では朝7時に「スマ~イル、フォ~、ミ~♪」と流れますよ~。
ジュリーがトッポのヴォーカル曲を歌わないのは、プライドと言うよりもジュリーらしい礼節だと僕は思っています。
ただ、「色つき~」はタローのヴォーカルで今回のツアーでとりあげられるのではないか、と考え直しました。
その辺りについては、明日更新の記事に書く予定です~。
投稿: DYNAMITE | 2011年8月11日 (木) 09時28分