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2011年8月18日 (木)

ザ・タイガース 「モナリザの微笑」

from『THE TIGERS SINGLE COLLECTION』
original released on 1967、single
セットリスト的中自信度=★★★★★

Tigerssingle


disc-1
1. 僕のマリー
2. こっちを向いて
3. シーサイド・バウンド
4. 星のプリンス
5. モナリザの微笑
6. 真赤なジャケット
7. 君だけに愛を
8. 落葉の物語
9. 銀河のロマンス
10. 花の首飾り
11. シー・シー・シー
12. 白夜の騎士
13. 廃虚の鳩
14. 光ある世界
15. 青い鳥
16. ジンジン・バンバン
disc-2
1. 美しき愛の掟
2. 風は知らない
3. 嘆き
4. はだしで
5. スマイル・フォー・ミー
6. 淋しい雨
7. ラヴ・ラヴ・ラヴ
8. 君を許す
9. 都会
10. 怒りの鐘を鳴らせ
11. 素晴しい旅行
12. 散りゆく青春
13. 誓いの明日
14. 出発のほかに何がある

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セットリスト的中自信度
5段階内訳

★★★★★・・・絶対やります!
★★★★☆・・・おそらくやると思います。これからタイガースの勉強を始めようという方々は、ここまでは予習必須です。
★★★☆☆・・・かなりの有力候補ではありますが、全体の曲数や演奏形態の特殊性などの事情により、オミットされる可能性もあるナンバー達です。
★★☆☆☆・・・個人的にやって欲しいと考えている、渋い選曲群です。セットリストのサプライズとして、密かに期待しています。
★☆☆☆☆・・・おそらくやりません。この機に僕が個人的に記事に書いておきたい、というナンバー達です。

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さぁ、9月8日に国際フォーラムにて初日を迎える『沢田研二 LIVE2011~2012』、セットリスト予想シリーズ、別名”大変な夏を元気に乗り切るタイガース20曲伝授”と題して7月から続けてまいりましたが、いよいよ残すところあと5曲となりました。

僕があと5曲の記事を書いたら、8月も終わるのです。
そうしたら、あとは指折り数えて初日を待つだけ・・・。ツアーが始まってしまえば、一気にタイガースファンの空気も変わることでしょう。
僕としては、もうひとふんばり。

ここまでの記事では、おもに僕が執筆衝動に駆られた曲をランダムに採り上げてまいりまして、セットリスト予想としてはいかがなものか、といった曲についてもたくさん書いてきたわけですが、ここからのラスト5曲はね、バシッと当てに行きますよ!
この曲は外せない、と誰しもが考える超・有名なタイガース・ナンバーを連発いたします。

まず今回は。
美的センス・ゼロの僕には全然分からないことながら、多くの先輩方がその衣装・ひいてはメンバーの王子全開のたたずまいにノックアウトされ、タイガースの名を一躍不動のものとした伝説的なナンバーを採り上げます。
大ヒットしたサード・シングル。この曲でタイガースに、ジュリーに堕ちた、と仰る先輩方の何と多いことか・・・。
「モナリザの微笑」、僭越ながら伝授です!

まずは、いきなりで恐縮ながら、この新規ファンにご教授いただきたい件がございます・・・。
この曲、「モナリザの微笑」と、平仮名の「み」を末尾につけて表記なさっている先輩方が多いんですよね。しかも、タイガースについて並々ならぬ思いをお持ちの先輩方が、そう表記していらっしゃることが多いように感じます。

僕は以前に「素晴しい旅行」を「素晴しい旅行」、「廃虚の鳩」を廃の鳩」と誤って覚えてしまっていた前科がありますから、「モナリザの微笑」についても色々と調べてみたんです。
『シングル・コレクション』の表記は「モナリザの微笑」だとしても、シングル盤のジャケットには「み」がついているんじゃないか、とか・・・。
でも、どうにもハッキリ分かりません。
みなさまが「微笑み」とお書きになる重要な根拠を、僕はいまだに知らずにいるのではないか・・・そう思うといささか不安です。
どうかこの機に、不肖後追いファンにその辺りのいきさつを教えてくださいませ~。

そうそう、相当にGSに詳しい先輩が選曲したのでは、と思われる手元のスコア『60年代グループ・サウンズ・ファイル』でも


File0689


しっかりと、「み」がついてるんですよね・・・。
手持ちの他のスコアは、各社「微笑」で統一されているのですが。

Monalisa


ドレミ楽譜出版社・刊 『日本のフォーク&ポップス大全集①』より


Monalisa2


深夜放送ファン・別冊 『沢田研二のすばらしい世界』より

ちなみに『60年代グループ・サウンズ・ファイル』というスコアでは、「廃虚の鳩」も正しく「虚」で表記されています。
巷の正規CD、書物などですら「墟」があふれかえっている中で、このスコアは厳然とそう表記してあるくらいですから、やっぱり「微笑み」の表記にもそれなりの理由があるんじゃないかなぁ、と思ってしまうわけですよ・・・。

さて、後追いの僕がタイガースの勉強をしていく中で、すぐに「王子」というキーワードを知りました。
まったく違和感なく僕も「王子」を受け入れましたが、僕の場合はすべて楽曲からイメージ判断をしてしまう傾向があってですね・・・「王子」=「星のプリンス」だと考えたわけです。

しかしどうやら世間では「王子」=「モナリザの微笑」のようで・・・。

「どのへんが?」とカミさんに尋ねますと言うと、「まずは衣装が」と。
「どんな衣装だっけ?」とさらに尋ねますと・・・「話にならん!」と怒られました。
ハイハイ、どうせそうですよ・・・。

ただ、よくよく考察してみますと、当然ながら「モナリザの微笑」の曲調にも”王子”的な要素は多く含まれています。
そして、ジュリーにもそんな意識はあったようですね。

ファースト・アルバム『THE TIGERS ON STAGE』のジュリーのMCにそれが垣間見られます。
このライヴ盤では、タイガースの演奏するオリジナル曲はまだ3曲しかありません。「モナリザの微笑」演奏直前に、その3曲についてジュリーがこう語っています。

「僕のマリー」は、甘く悲しい感じで。
「シーサイド・バウンド」は、楽しい感じで。
・・・そして今度(「モナリザの微笑」)は、ぐっと気取った感じで歌います!

と。
ジュリーやタイガースにとって、「モナリザの微笑」って”気取った曲”だったんですねぇ・・・。
サリーは最近のインタビューで、好きなタイガース・ナンバーとして「モナリザの微笑」を挙げていましたが、そういうところが好きだったのかな・・・?

ところでこの「モナリザの微笑」ですが・・・どうもレコードの演奏はタイガースではないような気が。
すさまじくカッチリしてるんですよ。
そう考えるきっかけとなった楽器は・・・あの有名な電気ハーモニカです。
『THE TIGERS ON STAGE』では間違いなくタローが吹いているんですけど・・・実はこのテイク、レコード音源とはキーが違うんですよ!

レコード(オリジナル音源)は

♪ シド#、レ~、ド#シ、ラ#~ド#~シ~♪
  Bm                        F#7            Bm

で、ロ短調。
一方これが『ON STAGE』になると

♪ ドレ、ミ♭~、レド、シ~レ~ド~ ♪
  Cm                     G7        Cm

で、ハ短調です。

『ON STAGE』の時点では確か、「モナリザの微笑」はバリバリの新曲ですよね?
にもかかわらず、LIVEではオリジナル・キーより半音上げて演奏されているのです。
ピ~ンときましたよ。ロ短調とハ短調では、ハーモニカの演奏難易度が全然違いますから(電気ハーモニカのあの巨大さ加減を見ると、形状はおそらくブルース・ハープではなく複音ハーモニカの構造ですよね・・・?)。
ロ短調だと、とにかく吸って、吸って・・・しかも上段下段行ったり来たりの演奏になります。これはキツい!
対してハ短調の場合は、最初と最後が「ド」で”吹く音”というのがまず楽ですし、上段への移動は、1度だけ登場する「ミ♭」だけです。

電気ハーモニカではなくオルガンをフィーチャーした『フィナーレ』での「モナリザの微笑」テイクは、オリジナルと同じロ短調で演奏されていることから、『ON STAGE』でのキー移調が、タローのハーモニカに留意したものであることは間違いないように僕には思われます。

当時は、LP収録時間をかせぐためにピッチを上げてレコードをプレスするというとんでもないことも行われていたそうですが、『ON STAGE』はそうではありません。「シーサイド・バウンド」で確かめたところ、レコードと同じホ長調になっていましたから。
ですから、「モナリザの微笑」については敢えてキー変更して演奏されていることが分かるのです。

その分、『ON STAGE』の「モナリザの微笑」は、レコードとは違うタイガースならではの演奏の楽しみも多いんですよ~。

僕がイチオシしたいのは、トッポのギターですね。
すごく丁寧に練られたフレーズを弾いています。オリジナル音源のストリングスの音階をきちんと網羅しているんですよ。
初期のタイガースについては、まずレコードのアレンジをきっちりと練り、その上で「バンドではこんなふうに演奏して」というすぎやま先生の指導があったのではないでしょうか。

ギターのスキルについてあれこれ言われることの多いタイガースですが、「モナリザの微笑」のLIVE音源を聴くと、まず楽曲として適切な演奏を志していることがよく分かります。上手さをひけらかしてアレンジを台無しにするようなことが皆無なのです。このLIVEテイクのトッポのギターには、ストイックなまでの折り目正しさがありますよ!
それこそ、タイガースの最大の魅力である「気品」へと繋がりますし、他でもない、”王子”をイメージづけた「モナリザの微笑」の初期の演奏でそれが証明されているのですね。

それは、ジュリーのヴォーカルに対しても同じようなことがあったのでしょう。「モナリザの微笑」で最も印象深いヴォーカルは

♪ ぼくはあの娘の 心が欲しい ♪
     G      F#7         Bm       F#7

の「欲しい~♪」を少し大げさに、慟哭系で歌う箇所ですよね。そういうふうに歌って、とすぎやま先生から言われていたんじゃないかな・・・。
だから、冒頭Aメロの

♪ 雨がしとしと日曜日 ぼくは一人で ♪
        Bm   A       G  F#7   Bm     Gmaj7 

を、抑え気味にしてサビとの変化をつけようという作戦なのでしょうか。
そうして鍛えられていったジュリーのヴォーカルが、『JULIEⅡ』収録のすぎやま先生の作曲作品「嘆きの人生」で、逆に先生を唸らせるほどに成長するんですよね~。

ところで、「モナリザの微笑」はまず今回のセットリストに選ばれることは間違いないと思いますが、僕はピーのドラムスにも大いに注目しています。
エンディングで、タメにタメて歌われる

♪ あの娘の笑顔待っ          ている~ ♪
     Bm       Em   Bm(onF#)  F#7 Bm  A  G 

のトコで、それまではどちらかと言うと黒子に徹してきたドラムスが、ビートルズの「テル・ミー・ホワット・ユー・シー」ばりの豪快なフィル・インを炸裂させるのです。
『ON STAGE』での素晴らしい演奏が再現されるんじゃないかなぁ。

実は、ピーのドラミングは『ON STAGE』と『フィナーレ』ではずいぶん違うのです。
『フィナーレ』の方が圧倒的に手数が多く、そのぶん暴走もしています。J友・YOKO君の言葉を借りますと、それが凄まじくロックを感じさせるところでもあるんですけどね。
「自分の音楽人生はこれで最後」という悲壮な決意がそうさせたのでしょうか・・・泣き叫んでいるようなドラムスなんですよ。
例えば「モナリザの微笑」は、リムショットやスネアにボサノバ風のタイミングで打つ箇所があるとは言え、どう考えても基本的にはエイト・ビートの曲なのですが、『フィナーレ』でのピーのドラムスは、エイトビートを大きく逸脱して、キックとスネアが飛び跳ね、16ビートの激しいニュアンスになっています。
このような『フィナーレ』でのピーの激しいドラミングについては、次回、次々回と続けて、別の曲のお題で詳しく語る予定でいます。

ただ「モナリザの微笑」に関しては、『ON STAGE』のような希望に満ち溢れた、悲しいメロディーであってもどこか陽気なドラムス、というのがピタリと合っていると思いますので、きっと今回のツアーではそんな演奏が聴ける、と楽しみにしているところです。
ピーは、気持ちが正直に音に出るドラマーだと僕は考えていますから・・・。
その辺りのお話も、次回の記事で、ね。

それにしても・・・改めてオリジナル音源を聴きかえしてみますと、電気ハーモニカって凄い楽器ですよねぇ。僕は実際に見たことも聴いたこともなかったのですが、音域の広さにまず驚かされます。
「モナリザの微笑」のラストのフレーズ・・・初めて聴いた時に「低っ!」とひっくり返ったっけなぁ。いかにも、音出すのが大変そう・・・。

『ON STAGE』でのタローの演奏は、その部分を中音域のリフレインにしていますね。
ジュリーもラジオでチラッと言ってましたが、やっぱりこの曲、レコードは別の演奏者なのかな。

それでは、オマケです~!
今日は、前期タイガースのショットを3枚お届けいたします。



File0676

(本文抜粋)
「華やかなる招待」の撮影がやっとクランク・アップして、スタジオでお餅つき。(昨年12月、東京映画スタジオで)

File0690


File0626

一番下の写真・・・左端は、吉永小百合さんです。
みんな、美女を目の前にして照れてるの?何処を見ているのでしょうか・・・?


あと、タイガースに関係のない、オマケのオマケ。
手元の『近代映画』の巻末に、たまたまアダムスの記事を見つけましたので貼っておきます。


File0702

誰が誰やら僕にはサッパリなのですが・・・写真から推測しますと、中央で梯子に足をかけているのが、”ジュリーの影武者”さんなのかなぁ。



☆    ☆    ☆

場所なき場所、時間なき時間・・・。
遥か人智を凌駕するその地の厳かな空気が今、ひときわゆらめいた。洋風の帽子を被り、、脚が長く、渋みばしった美しい顔の痩身の男が姿を現す。

「ここは・・・」
男は不安げに辺りを見回す。

・・・と、雛菊の咲き乱れる左手のあでやかな空間に、一人の小柄な老人がひざまずき、こちらを見つめているのに気がついた。
明るい表情をした老人はおもむろに立ち上がり、口を開いた。

「中井殿。お待ち申しておりました。沢田殿に深いご縁のあるお方・・・丁重にお出迎えするように、若から申しつかっております」

「私の名前をご存知・・・こ、ここは一体・・・。そしてあなたは?」

「私のことは気兼ねなく”爺”とお呼びください。何も心配はありませぬぞ。この大霊界に不自由なことなどありません」

男はハッと顔を上げ

「霊界・・・死後の世界・・・そうなのですな?この花の咲き誇る場所は・・・。あぁ、私は死んでしまったのか。もう彼らに会えないのか」

と、嘆くように言った。
すると”爺”はいきなり大声で

「どんなに、遠く、離れて、いても♪」

と、耳慣れた歌の一節を歌い、男を正面から見つめた。

「確かにもう、彼ら・・・タイガースのことですな?中井殿と彼らが肌を触れ合うことはしばらくの間ございますまい。しかし、この爺にお任せあれ。これから始まる彼らのステージ、ツアーの先々まで飛んでゆき天から見下ろすことは、こちらの世界では、造作もないこと・・・。すべてのステージを、必ずやこの爺がご案内さしあげますぞ」

「観れるのか・・・観れるのですな、私が待ちに待ったステージを、この目で・・・?」

「そう、すべてを・・・必ず」
爺は力強くうなずいた。
「ささ、中井殿。まずはごゆるりと。そうそう、実は若から・・・あぁいや、”若”というのは今度のツアーでタイガースをバックアップするギタリストのことですが・・・その若の隙をついて、この爺、密かにツアー・セットリストのメモを入手しております。ゆっくりとご覧になってくだされ」

爺から1枚のB5用紙を受け取った男は、目を通すなり
「おぉ・・・素晴らしい。えっ、この曲もか?やるなぁ、みんな・・・」
と涙を流しながら、そのままいつまでも”伝説の27曲”の実現に思いを馳せるのであった・・・。

☆    ☆    ☆

突然、大変失礼いたしました。
思わず、『DYNAMITE-CANDLE』の2本目を灯してしまいました。
(最近になって拙ブログへお越しの読者のみなさま、ワケわからなくてすみません・・・)

タイガース初代マネージャー、中井國二さんのご冥福を心よりお祈り申しあげます。

思えば、2009年のツアー『PLEASURE PLEASURE』初日開演前に、僕が初めてご挨拶させて頂いたジュリーファンの先輩が、食事をしながら、何も知らないこの僕に丁寧に中井さんのことをお話してくださいました。
「あの中井さんが水面下で動いている」という情報が、タイガースファン、ジュリーファンにとってどれほど胸躍ることだったのか・・・今、僕はそんなことを噛みしめています。

中井さんが見たかったのは、ちょうど「モナリザの微笑」の頃のタイガースの演奏じゃないのかなぁ・・・。



♪ 夏が終わるまで・・・あと4曲!   

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タイガース復活祈願草の根伝授!」カテゴリの記事

コメント

DYさま、ありがとうございます。
きっと、中井さんはライブを見守って下さって
いるでしょう。
爺がいれば大丈夫。
そして、タイガースを愛する全てのファンの心に
中井さんは今度のライブの思い出と共に
永遠に生き続けるでしょう。

心よりご冥福をお祈りいたします。

投稿: しょあ | 2011年8月18日 (木) 18時19分

何やら中井さんはこの日を選んで旅立たれたようにも思えてきます。

今日チケットの発送がされたとの風の便り。
明日以降みんなの元に届きます。

ツアー途中で旅立たれたら…
きっと老虎たちは…

お盆が終わり…
心ゆくまで中井さんとお別れし

9月からは追悼コンサート
ファンもメンバーも

そして中井さんは全国くまなく会場に来てくださいますよね。

中井さんの訃報を聞いて涙があふれてきたのには自分ながら驚きました。

投稿: まめっち | 2011年8月18日 (木) 18時36分

9月からのコンサートを楽しみにしています。

投稿: hiromi | 2011年8月18日 (木) 19時23分

DY様
この曲を聴いて美術の本の「モナリザ」を初めてまじまじ見ましたが、皆が「スゴイ絵」と言うのを「スゴく大きい絵」と勘違いし、(この表情でデカかったらちょっとコワイ)と思ってしまいました。そう思うのは自分の芸術的センスの無さだと無理やり納得・・・したんだっけ?
もちろん曲は大好きです。

中井さんの訃報、驚きました。時間がないのがわかっていてメンバーの絆を取り戻したいと最後の力を振り絞っていらしたのでしょうか。
爺と一緒に天国から楽しんで頂きたいです。

投稿: nekomodoki | 2011年8月18日 (木) 21時25分

大変残念です。コンサート見て頂きたかったですね。
中井さん ご冥福をお祈りいたします。

今年のコンサートは中井さんの置き土産
感謝して心して聴かなければいけないですね

モナリザの微笑み みがあった方がかわいい
なんちゃって 理由わかりません。どうしてでしょう???

私がタイガースファンになった決定的な曲です。スパイダースが好きだったんですよ
ファンクラブに入る程ではないけどレコード買ったり映画見に行ってました。

僕のマリーで出てきた時は正直ヘタッピーで
ガリガリのイケてない5人組という印象で
なんだこいつ等今に消えちゃうよって思ってた位です。

それがですよ。モナリザの微笑み位かな?
ジュリーが劇的に変化したんです。
垢抜けない痩せっぽちが王子様になったんです。
まるで魔法にかかったみたいに 

投稿: キミちゃん | 2011年8月19日 (金) 00時06分

DY様
ハーモニカがフィーチャーされ「ぐっと気取った感じ」のこの曲。僕は初めてオリジナル盤を聴いた時ジュリーの絞り出すようなボーカルとタローのユーティリティプレイヤー振りに感心した記憶があります。同窓会の時は絞り出さずとも高いキーを余裕で歌っていた印象があります。今年はどう表現されるのか?ピーの復活ドラムとともに楽しみが絶えません。
中井さんは本当に残念でした。自分のブログにも書きましたが、ご自身の病状を理解された上で必死でメンバーを引き合わせようとご尽力されたのだろうと改めて感じました。ありがとう中井さん。きっと天国からみんなの雄姿を見守っていて下さると思います。

投稿: 27年ロマンス | 2011年8月19日 (金) 07時26分

タイガースというか、グループサウンズのレコードを買い集め、親しみ始めた時期に、この曲はタイガースならではだな、ほかのグループには残念ながら向かないな、と、思ったですね~。「銀河のロマンス」なんかもそうですけど。「これぞタイガースの楽曲なり」を痛感するなあ~。やはり、ジュリーの♪心がほしいーーーの歌唱はすごいインパクトを感じました。リアルタイムで聴けたらもっと戦慄を感じたでしょう。

投稿: 秀和 | 2011年8月19日 (金) 11時18分

DYさん、お邪魔します。
私も「THE TIGERS ON STAGE」の電気ハーモニカを聴いたとき『なんかオリジナル音源と違うな~。』とは思っていましたが、キーの違いまでは、わかりませんでした。DYさん、すごいですね。素直に感心しました。今回のライブでは、やはり泰輝さんがシンセで音を出すのかな?もし、特注の電気ハーモニカが出てきたら、私は喝采を送ります。
今日のタローさんは、定例ライブに臨みます。プロだから、通常と変わらない演奏を披露してくださると思いますが、心の中で泣きながら弾くんだろうな…。

投稿: 74年生まれ | 2011年8月19日 (金) 12時49分

追悼

ただただ再結集に力を尽くされた
中井氏に敬意を表します。

残念です

投稿: ぬこ | 2011年8月19日 (金) 13時34分

追記です。私自身は、今日のタローさんのライブには、行けません。

投稿: 74年生まれ | 2011年8月19日 (金) 16時08分

しょあ様

こちらこそ、ありがとうございます。
新規ファンながら、ショックで悲しいことでしたが、しょあ様の記事を拝見し、「そうだ、中井さんはこれでステージを観にいけるんだと考えよう」と思うことができ、記事に書きました。
ありがとうございました。

まめっち様

そうですね…。
とてもやりきれない、悲しいことだけれど、これがもしツアー中だったら…。
中井さんは最後までタイガースのメンバーに気遣い、ツアーの成功を祈って、旅立たれたのかもしれません…。
中井さんがステージを観てくれている…きっとメンバーはそんな思いでツアーに挑むでしょう。

hiromi様

中井さんの魂と共に、素晴らしいステージが各地で観られると信じています。

すみません、一度切ります。

投稿: DYNAMITE | 2011年8月19日 (金) 17時34分

「タイガース伝授」が始まって、読んではにやけて、「?」に出くわしては自前のハードディスクに問いかけ、CDを聞き、LPを引っ張り出しては、又にやけ、ツアーは近づくわ…で、又又、にやけて幸せにして頂いているのに読み逃げしている不届きモンです。DYさん、温かな温かなコメントをありがとうございました。全ての会場で、中井さんはメンバーの傍らにおられることでしょうね。WE ARE THE TIGERS!又、遊びに来させてくださ〜い。

投稿: ジンジャー | 2011年8月20日 (土) 00時35分

DYNAMITE様、再びお邪魔いたします。
「廃虚の鳩」と「廃墟の鳩」の表記違いについては、拙ブログでも取り上げました(アドレス欄に該当記事のURLを貼らせていただきますね)が、「モナリザの微笑」に「み」が付いたものがあることには気づきませんでした。
出版物に関しては、活版印刷の時代に文字数が少ない方が好まれたという事情もあるのかなと。(『60年代~』はデジタル化後の出版では?)
ファンの方の思い入れの部分は判りませんが、「びしょう」と読まれることを避ける目的か、通常PCなどでは「ほほえみ」と打ち込めば「微笑み」と変換される為、そのままにしている方が多いのではないかと・・・。
(勝手で稚拙な憶測かもしれないと危惧しつつも、コメントさせていただきました。失礼の段ご容赦下さいませ)

投稿: 出水鏡子 | 2011年8月20日 (土) 19時25分

nekomodoki様

「すごい絵」=「常軌を逸した巨大な絵」…そういう考え方、実は僕もよくします。
僕の場合は「すごい」という言葉が「究極」みたいなイメージで、対象について正しい知識が無い場合、とんでもない勘違いを自らインプットしたりしますね~。

中井さんのこれまでの病状が明らかになってきましたが…やはり覚悟を持って、残された時間をタイガースに捧げられたようですね…言葉がありません。
中井さんがいなければ実現できなかったLIVEツアーの初日まで、あと20日を切りました…。

キミちゃん様

中井さんのタイガースにかける思いが色々なところから明らかになってきて…本当に胸が痛みます。
ただ祈るしかありませんが…とにかく5人で見舞いに行けたというのは何よりのことだったのだ、と改めて思います。

「み」があった方が可愛い…いやいやそれはかなり核心を突かれました。
なるほど、確かに…特に初期のタイガースは堅苦しいイメージは似合わなかったでしょうから、乙女にとって「み」の表記は必要だったかもしれませんね。

27年ロマンス様

御記事、拝見いたしました。
そして、27年ロマンス様の書いていらっしゃる、中井さんの「最後の尽力」がそのまま真実であったこともハッキリしました。
助からない、手のうちようがない、メンバーはそれを知りながら、何とか中井さんに観てもらおう、と練習をしていたはず…そこへもたらされた悲しい知らせ。言葉がないとは、このことですね。

中井さんにとって、「モナリザの微笑」の頃が一番楽しい時期ではなかったのかなぁ、と僕は考えます。
タイガースは仲が良くて、未来への希望に満ち溢れ、演奏もどんどん上手くなって、LIVEでは熱狂的にファンに迎えられて…。

でもこうなったら、どの会場でも中井さんは見守ってくれていますよね、きっと。
メンバーもそういう気持ちで演奏することでしょう!

すみませんまた一度切ります~。

投稿: DYNAMITE | 2011年8月20日 (土) 19時55分

秀和様

そう、まさに仰る通りなのです!
「モナリザの微笑」「銀河のロマンス」の2曲ですよね。
僕も「タイガースでしかありえない曲」とは何なのか、考えました。
結果、やはりそれは彼等の持つ気品ではないのか、と…。
そう考えると、「僕のマリー」でデビューできたことは本当にタイガースにとって最高だったし、後の「白夜の騎士」のような楽曲も生まれてきた、ということなんですよね…。

74年生まれ様

僕も、電気ハーモニカには期待したいですが…さすがにもう楽器自体を準備するのが無理かな?
60年代中盤から、洋楽のバンドのギタリストが、ギター以外の楽器…ハーモニカ、リコーダー、サックス、オルガン、シタール…などを併用して弾き、楽曲の聴かせどころとするのが流行しました。僕は「モナリザの微笑」という曲はそんな流れも受けているように感じています。

今回のツアーで、電気ハーモニカは無理としても、マルチプレイヤー・タローの雄姿は観てみたいのですが…。

細切れすみません~。

投稿: DYNAMITE | 2011年8月20日 (土) 20時12分

DYさま、こんばんは。

もう爺はセットリストを入手しているのですね。
若を登場させてくださって、ありがとうございます。
今回のツアーは一回限りの参戦になるかもしれませんが、
命があることに感謝して、杜の都に行こうと思います。

投稿: azur | 2011年8月20日 (土) 21時04分

ぬこ様

今回のツアーは、中井さんからファン、そしてタイガースのメンバーへの贈り物…。
そう思って、とにかく応援します。
タイガースについて勉強するのが遅れた僕ですが、先輩方に中井さんのことも教わってきて、本当に良かったと思っています…。

74年生まれ様

タローのステージについては、ピーのファンサイトで詳しく知ることができました。

タローは悲しみを隠さず、それでいてなおプロフェッショナルな素晴らしいステージを見せてくれたようです…。

ジンジャー様

ありがとうございます!
そうですか…完全タイガースモードのジンジャー様が僕のブログで楽しんでくださってくださると聞いて、本当に嬉しいですよ…。
新米の僕は、自分の力だけではタイガースの記事を仕上げられないのです。
先輩方のコメントがあってこそ、記事が完成するのですし、やり遂げることもできると思っています。

ツアー初日までまだまだ先だなぁ、と思いながら始めたタイガース20曲記事執筆、どうにか先が見えてきました。
もう少し頑張って、20曲書き終えたら、あとはジュリー達の生のステージにすべておまかせ~、なんて考えています。
頑張ります!

また一度切ります~。

投稿: DYNAMITE | 2011年8月20日 (土) 21時31分

DY様

すねていたわけではなく、用事で広島に行ってました。予定になかったけど、原爆ドームに無理やり行って、しばらく眺めました。

かつみさんは、この業界で大切な人をたくさん亡くしました。理解してくれる人を失っちゃう不運が付きまとってるんでしょうか。
かなり昔だと思うけど、インタビューかなんかで、中井さんに、「会社と僕たちの板挟みになって、ごめんね」みたいなこと言ってたと思います。
最近も、中井さんはHAIRのライブを見に来て、「かつみは良い声だね」と、言ってくれたそうです。

「モナリザの微笑み」、その衣装ていうか、輪っか、当時売ってたんですよ。オフィシャルなものかパッチものかわかりませんが、デパートで売ってた。うちの親は、姉にだけ買ってあげました。「お姉ちゃんはタイガースのファンだけど、あんたは真似してるだけ」という理由でした。理不尽ですよね。輪っかは今も姉が持っています。一度も首にかけさせてもらったことありません。
姉はピーさんのファンでしたね。女の子が2人いて、ジュリーをスルーとは、なんて変な姉妹?

投稿: アン | 2011年8月21日 (日) 00時31分

出水鏡子様

ありがとうございます。

「廃虚の鳩」。
以前コメントを頂いた際に御ブログにお邪魔いたしまして、それで「あっ!」と思ったのですよ~。
で、シングルレコードのジャケットを見てみたら確かに…以来、すこ~しずつですが拙ブログの過去記事を修正しております。
全部直すのはいつの日になることやら…。

「微笑」は言われてみますと「びしょう」と読まれたくない、という感じがしますね。「ほほえみ」と読ませるには、「み」をつけるのが一番ですものね。

azur様

爺は、祐筆の僕にはセットリストを見せてくれません…。

今ツアー、東京ではお会いできないのですね…。azur様は初日にいらっしゃるのは無理かな…とは思っておりましたが…。

やっぱり、ジュリーが仙台公演を決めた11月上旬…本当に、この時期くらいにやっと東北のみなさまが音楽に耳を傾ける気持ちになれるのかもしれないですね。
仙台公演、azur様が行かれると聞きましてホッとしました。
その日にazur様の御ブログの劇的な変化を…ちょっと期待していますよ。
azur様が音楽についてまた語りはじめた時に、おかけしたいと思っている言葉が、あるのです…。

アン様

本当に、かつみさんの心中いかばかりでしょうか…。
中井さんは「HAIR」のLIVEにも行かれていたのですね。
中井さんの言うように、変わらず素敵な声ですよね。年をとってしわがれていない…たまたま昨日映像をYou tubeで観たカミさんが「トッポいい声やなぁ」と言っていました。

で…「モナリザ~」のヒラヒラ、グッズとして売っていたんですか!
ひゃ~、初めて知りました。首からかけるんですか?
(後註:今、カミさんからツッコミが。ネックレスのことだそうですね・・・)

お姉さまがピーファンで、アン様がトッポファン…素敵じゃないですか!全然変なんてことはないですよ。
ただ、妹さんがいらしたら、おそらくジュリーファンだったでしょうね~。

投稿: DYNAMITE | 2011年8月21日 (日) 10時56分

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