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2011年7月22日 (金)

ザ・タイガース 「嘆き」

from『THE TIGERS SINGLE COLLECTION』
original released on 1969、single
セットリスト的中自信度 ★★★★☆

Tigerssingle


disc-1
1. 僕のマリー
2. こっちを向いて
3. シーサイド・バウンド
4. 星のプリンス
5. モナリザの微笑
6. 真赤なジャケット
7. 君だけに愛を
8. 落葉の物語
9. 銀河のロマンス
10. 花の首飾り
11. シー・シー・シー
12. 白夜の騎士
13. 廃虚の鳩
14. 光ある世界
15. 青い鳥
16. ジンジン・バンバン
disc-2
1. 美しき愛の掟
2. 風は知らない
3. 嘆き
4. はだしで
5. スマイル・フォー・ミー
6. 淋しい雨
7. ラヴ・ラヴ・ラヴ
8. 君を許す
9. 都会
10. 怒りの鐘を鳴らせ
11. 素晴しい旅行
12. 散りゆく青春
13. 誓いの明日
14. 出発のほかに何がある

↓ ちなみにこちらが問題の(笑)ジャケ裏です~。

Singlecollec2

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セットリスト的中自信度
5段階内訳

★★★★★・・・絶対やります!
★★★★☆・・・おそらくやると思います。これからタイガースの勉強を始めようという方々は、ここまでは予習必須です。
★★★☆☆・・・かなりの有力候補ではありますが、全体の曲数や演奏形態の特殊性などの事情により、オミットされる可能性もあるナンバー達です。
★★☆☆☆・・・個人的にやって欲しいと考えている、渋い選曲群です。セットリストのサプライズとして、密かに期待しています。
★☆☆☆☆・・・おそらくやりません。この機に僕が個人的に記事に書いておきたい、というナンバー達です。

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今回はちょっと、興奮していますよ!
暑苦しいですよ!大長文ですよ!

先日、7月20日・・・瞳みのる(=ピー)のファースト・ソロCD&DVDが遂に発売されましたね。
講演会に参加なさったみなさまは、ひと足早くゲットしていらしたのでしょうが・・・僕は予約組でした。
ピーのオフィスにメールでの予約でしたから、「応援しています。秋からのツアーを楽しみにしています」なんてメッセージを添えて、送信する際に緊張しまくりました(笑)。

で、何と我が家にはジャスト発売日の到着。
さすがピー先生です。仕事早っ!!

通常のCDよりも重量感のある作品が、ピーの会社・オフィス二十ニ世紀さんのオリジナル封筒に入っていました。

Pee1

取り出してみますと、豪華なソフトケースに収まった気合に満ちたデザインの作品と、サイン入りの栞が・・・。

Pee2

あ、これからご購入のみなさま。
栞はケース内に挟まっていますから、うっかり外で開いて風に飛ばされたりしないように、気をつけましょう!

え~、他にも歌詞カードやプラケースの中敷き部など、いたるところに素敵な写真が満載なのですが、これ以上は敢えてご紹介いたしません。
素晴らし過ぎるDVD映像の内容にも、今回は触れません。
とにかく、少しでもタイガースの歴史を知っている方・・・秋からのツアーは楽しみにしているけど、ピーの新譜までは買おうか、どうしようか、と悩んでいらっしゃるタイガースファンやジュリーファンの方々。

これは、買ってください!

人間というのは不思議なもので、楽しいことでアドレナリンが出ると、身体の「痛み」が薄らぐんですね。
ピーの新譜のおかげで、僕の四十肩も急速に快方に向っている・・・かな?
そのくらい素晴らしい作品だったのです。

当然、ピーはヴォーカリストではありませんから、2曲ともいわゆる「上手い」歌というものではありません。
でも、これは沁みる!泣ける!

「道」の1番を映像とともに聴き終わる頃には、新規ファンの僕ですら涙ぐんでしまったほどですから、タイムリーなファンのみなさま・・・文字通り「ロング・グッバイ」を体感なさってきたみなさまは、号泣してしまったのではないでしょうか。

ちなみに歌詞カードには

「道」を、タイガースの仲間に捧げる
「老虎再来」を、中井さんに捧げる

というピーの解説もついていましたね。

曲順、納得。
「長い別れ(=ロング・グッバイ)は終わった」と泣かせる1曲目の「道」から、「さぁ、昔のメンバーでまた盛り上がろうぜ!」という2曲目の「老虎再来」へ。
「老虎再来」の方は
「サイライサイライサイライ・・・♪」
という耳馴染みのない語感に一瞬たじろぎましたけど、なぁに、昨年秋から今年の正月にかけて「若者よ」で拳振り上げてきたジュリーファンにとってすれば、そのくらいは楽々と乗り越えることができるのです。
それにこの曲のDVDのイントロ映像がね・・・ピー、あまりにカッコ良過ぎますよ!


「道」は、ヘ長調の70年代初頭のフォークっぽいバラード、「老虎再来」は、ニ短調のGS流ビートポップス。
まさに、”タイガースのピー”が原体験した音楽のエッセンスが凝縮されています。
ヘ長調とニ短調は、平行調という緊密な関係にありますから、まったく異なる曲調の2曲に相互作用、統一感があります。

さらに、タローの編曲がまた素晴らしいのです。
「道」での、前奏部と後奏部に採り入れられているカノン風の和音進行や、「老虎再来」のピアノ連打の音階、フレージングなどは、いかにもタローらしい、優しくもあり、とにかく的を得た愛情のこもったアレンジだと思います。

でね。
この2曲、ツアーで歌われる可能性大いにアリ、と見ましたよ。

特に「老虎再来」は、中井さんが提示した
「タイガース復活のキャッチっぽいものを」
というアイデアに基づいて作られたそうですし、何と言ってもタイガースで演奏している絵が浮かんでくるような曲なのです。
(もちろん、正規音源の「他」さん・・・じゃなかった、タローとスーパースターさんの演奏も素晴らしいです。ヴォーカルに絡みつきながらもまったく歌の邪魔をしない速水さんのリード・ギターは、特にこの曲の記事執筆の際には熱く語りたいところです。まぁその点は「道」についても同じことが言えますが


あと、「道」はね。正直に言って、一般人合わせても、ピーより上手く歌える人の方が多いかもしれません。
でも、これはピーが歌わないとダメなんです。そういう曲です。
「こんなにイイ曲なんだから」ということで、ジュリーに歌ってもらったら、という話もひょっとしたらあったのかもしれません。
でもジュリーなら曲を聴いて
「これはピーが歌わないと意味がない」
と考えるような気がします。歌心のある人は特に、そう考えるのではないかと僕は思います。

ただいま進行中の”大変な夏を元気に乗り切るタイガース20曲伝授”シリーズ中では、ピーの新譜については執筆しませんが、ツアーが始まったらまずこの2曲の記事を書こうと思います。
その場合、一応ツアーのセットリスト・ネタバレ禁止期間の記事更新ということになるのですが・・・この2曲がセットリストに入っていたのかどうか、直接は文中で触れていなくても、僕の暑苦しい文章から何となくみなさまに伝わってしまうかもしれません。
気の早い話かもしれませんが・・・その点のみ、どうかご了承くださいますよう・・・。

とにかくもう一度念を押します。
『道/老虎再来』、これは買っておきましょう!

さて。
もうひとつ、今日のお題にも少し関係してくる話なのですが、ちょっと説明というか補足というか、書いておいた方がいいかな、というお話を。

いくつかのブログさんを拝見させて頂き、先日大盛況の中開催されたピーの講演会で、ピー、サリーの同級生であり、今回の講演会にも多大な尽力をなさった事務局の坂田委員長さんが、こんなことを仰っていたことを知りました。

「ピーは昔よりドラムが上手くなっている。タイガース時代はできなかった3連符ができるようになった」

のだそうですね。
これ、楽器に詳しい人独特の表現であって、単純に「3連符が叩けなかった」ってことではね、ないんですよ。

例えば「ラヴ・ラヴ・ラヴ」は、バリバリの3連符で構成されている曲で、しかもワルツ。
この曲の解散コンサートでのドラムス演奏について、僕のバンド仲間でありJ友でもあるYOKO君が、昨年のジュリーwithザ・ワイルドワンス川口公演参加後の打ち上げで

「ラヴ・ラヴ・ラヴ」でこれほどロックで攻撃的なドラム・アレンジをピーが叩いていたとは、正直驚いた

と話していました。
玄人をうならせる名演なんです、あのテイクは。
ですから、「3連符ができなかった」というのは、楽器を嗜まないみなさまにとっては少し分かり辛い表現なのかも、と思って・・・。

ピーは、3連符のリズムを擁する楽曲それ自体がダメなのではなくて、「タカタ、タカタ、タカタ♪」という3連符ナンバー特有のフィルインやオカズのフレーズを、ちょっぴり苦手にしていた、というお話だと考えられます。

それでね。
僕はこの坂田さんのお話を知った時に
「あぁ、ピーの新譜に3連符のシャッフル・ナンバーが1曲あるんだろうな」
と考えたのです。

今はもう新譜を聴いているわけですが・・・結論を言いますと、「道」「老虎再来」ともに3連符ナンバーではなく、曲中に3連符ニュアンスのあるドラムスのフレーズすら、微塵も登場しませんでした。
・・・ということは坂田さんはきっと、秋からのツアーに向けてのピーのタイガース・ナンバーの個人練習での演奏を直接見て、先述の感想を持たれたということに違いありません。

では、タイガースのオリジナル・ナンバーに3連符シャッフルの曲はどのくらいあるのか(ピー不参加の同窓会音源は対象外とします)。
これが、意外と言うか、やはりと言うのか・・・とても少ない。

「南の国のカーニバル」
「生命のカンタータ」
「緑の丘」
「帆のない小舟」
「嘆き」(今日のお題です)
「ラヴ・ラヴ・ラヴ」
「君を許す」
「もっと人生を」
「世界はまわる」
「脱走列車」

これだけ・・・かな?
このうち、3連符のリズムを含むとは言え「ワルツ」という特殊なパターンは基本的に3連符シャッフル・ナンバーとして演奏手段を語られることはないので、「緑の丘」「ラヴ・ラヴ・ラヴ」の2曲は、坂田さんの言うニュアンスの曲ではないでしょう。
あと、「君を許す」はオリジナル音源が明らかにピーの演奏ではなさそうなので、これも除外。

残る7曲・・・これ、「生命のカンタータ」と「嘆き」以外は、ツアーのセットリストに入るには微妙過ぎないですか・・・?
「生命のカンタータ」
「嘆き」にしたって、セットリスト予想としてはかなり有力だとは思いますけど、ツアーに向けての個人練習の初っ端から、張り切って腕だめしするパターンの曲とは思えないですよね。

それにやはり、普通ドラム演奏を語る上で「3連符」と言うと「タカタ、タカタ、タカタ・・・♪」というオカズのフレーズを指して言うことが多いのです。
ジュリーのソロ・ナンバーで言うなら「悪夢の銀行強盗」や「ス・ト・リ・ッ・パ・-」といったあたりですね。
以前執筆した「ス・ト・リ・ッ・パ・-」の記事では、たまたまその点についても詳しく書いています。どれほど難易度が高い演奏か、ということも含めて・・・。

先に挙げた7曲、「もっと人生を」以外は、そんな観点に該当するには少し曲のタイプが違うかなぁという気がするわけです。
しかし、「もっと人生を」とは・・・またずいぶん渋いところが検討の机上に残っちゃったなぁ。どんなふうに結論づけても説得力に乏しくなってしまいそう・・・。
(ジュリーの作曲におけるブルース・センスのルーツを探るという意味においては、とても貴重な名曲ですけどね)

ならば目先を変えて。
この手の「タカタ、タカタ♪」ナンバー、タイガースの代表的なカバー曲の中に何か目ぼしいものがあったりしたでしょうか。

これが・・・いきなり、あった!

「タイガースのテーマ」です!
勇んでライヴ音源『THE TIGERS ON STAGE』を聴いてみると・・・なるほど、ピーの演奏は若干ですがところどころに危なっかしい感じがあるんですね。
「タカタ、タカタ、タカタ・・・♪」
で早めに突っ込んでしまい、最後の2打くらいで「おっとっと!」と帳尻を合わせている箇所があります。

おそらく坂田さんは、最近スタジオでピーが「タイガースのテーマ」を叩いているのを見て「ほう!昔のような乱れが無い!」と思われた・・・。
この結論に不肖DYNAMITE、1票を投じたいと思います!
(当たってるかどうかは分かりませんが・・・)

実は僕は今回のツアー、紆余曲折の末にセットリスト1曲目は「僕のマリー」という予想で決めてしまっているのですが、どうも旗色が悪くなってきたかな(笑)。
だって・・・本当に大勢のタイムリーなタイガース・ファンのお姉さま方が
「1曲目はタイガースのテーマで決まり!」
と、仰ってますからねぇ。
やはり新規ファンは、セットリスト予想においてもハナっから先輩方には敵わないのかな~。
それに僕、「タイガースのテーマ」の足上げの決まり事とか全然分からないから、初日は遅れをとっちゃうよ~
(←ソコかい)

さぁ、そんなことに慄きつつも、セットリスト予想シリーズは続きます。
今回は先程
列挙しました3連符ナンバーの中から、後期タイガースのシングル曲をお題に採り上げます。
「嘆き」、僭越ながら伝授~!

シングルA面ということで、当然ながらセットリストの有力候補。自信度は星4つとさせて頂きましたが・・・。
僕の勝手なイメージながら、どうも今回「嘆き」の話題性は今ひとつ、といった雰囲気も感じます。
CD『THE TIGERS SINGLE COLLECTION』を通して聴いていても、僕だけでしょうか、「嘆き」って、なんだか地味な印象があるんですよ。
個人的に凄まじく大好きなナンバー「風は知らない」と「はだしで」の間にはさまっているのがその原因かもしれません。

しかし、今のジュリーが歌うLIVEとなれば・・・話は別!

というのが、今回記事の大きな主旨となります。
先輩方におかれましても、「この曲は星3つくらいじゃないの?」とのお考えかもしれないと思いつつも、僕としては、特殊な期待感を持っての星4つなのです。

なんたってこのリズム・パターンを歌う、自身のバンドを率いた最近のジュリーのヴォーカルはね・・・という本題の前に、まずはレコーディング音源について紐解いてまいりましょうか。

初めて「嘆き」を聴いた時の印象・・・それは今でもさほど変わっていないのですが、「演歌っぽいなぁ」と。
『THE TIGERS SINGLE COLLECTION』のライナーでの解説では


これまでのタイガースのイメージとはガラリと変わり、沢田研二のソロ・シングル的ニュアンスの強い歌謡曲に仕上がっている

と書かれています。
これは、その通りだったのでしょうね・・・。

僕が後追いでタイガースの勉強をしていく中で、どうやらトッポが離れてしまった直後から、常にタイガース周辺に”解散”の噂がついてまわっていたらしいことが分かってきました。
「美しき愛の掟」「嘆き」と続くシングルのジャケットを見ても、ジュリー一人が大きくクローズアップされていますし、特に今回お題の「嘆き」では、タイガース最大の魅力であったコーラスパート・アレンジのアイデアすら割愛されている・・・この状況では、そんな噂が一気に加速したのではないか、と容易に想像することができます。

「まるでジュリーのソロのようだ」
という文章を読むと、どうしても「じゃあ、演奏は?タイガースが演奏してるの?」と勘ぐってしまうのも仕方のないこと。
今回、その辺りを判別すべく、あらためて気合を入れて音源を聴いてみました。

まずドラムス。
これは、ピーだと思います!
例えば、歌メロに入る直前のオカズで、スネアドラムがロールしますよね。僕にとってピーの最も特徴的な演奏だと考えているのが、こういったオカズのロールするフレーズで、「嘆き」では前述の箇所以外でも同様のスタイルの演奏が連発します。

これがピーの演奏でないとすれば、タイガースの半分以上の曲がピーのドラムスではないということになってしまいます。それは考えられません。
逆に言えば、まったくロールのオカズが登場しない「淋しい雨」などは、別のミュージシャンによる演奏ではないか、という可能性も今の僕は考えているわけで・・・。

次に、ベース。
実は、これが一番悩ましかった。
何故って、僕は初めてこの「嘆き」という曲を聴いた時、初見一発で

「あれっ、このベースは「恋から愛へ」(ジュリーのファースト・シングル『君をのせて』のB面曲)を弾いてる人と同じじゃないの?」

と思ってしまったのでした。
今でも、Aメロはそう聴こえてしまうんです。

しかしBメロやサビ部で、経過音をほとんど使わずに、小節内を連続同音でブンブンとタテノリで奏でられるベースを聴くと、これはもう、「太陽にほえろ!」メインテーマとあまりに酷似した演奏手法ではないですか!
とすれば、サリーに違いない。
まさかAメロとそれ以外を別の人が弾いている、なんてことはありえませんから、Aメロのベースが「恋から愛へ」の演奏に似ていると感じるのは、単純に音色設定とミキシングによるものと考えることができます。
よって、「嘆き」のベースはサリー!

このように確認しながら音源を聴き返していき、ハタと気がつきました。
「嘆き」は東海林修さんアレンジのオーケストラの印象が強く、なおかつ短調3連符という演歌っぽいリズム(僕の世代だと、「氷雨」とかを想起しますね)、そしてジュリーの歌うメロディーが前面に出ているために見逃していましたが・・・純粋なバンド・サウンドの構成はキチンと

(左から)
・タンバリン
・ベース
・エレキギター
・ドラムス

以上の4トラックで演奏され完成しているのです。
この楽器編成は、正に当時のタイガース。

確かに「嘆き」にはジュリーのソロっぽい要素は多々あって、曲調などからアルバム『JULIE』収録のタイガース・ナンバー(?)である
「君を許す」とイメージが似ていたりするのですが、実は「嘆き」と「君を許す」では、ずいぶん演奏に向かうアプローチが違うんですよ。
ですから「嘆き」は本来、新生タイガースの新たな演奏スタイルとして受け入れられるべきだったのかもしれません。

そうさせなかったのは、やはり曲調でしょうかねぇ。

♪ 愛を残したまま 僕をひとりにした ♪
  Am           Dm      G7             C    E7

これは・・・いわゆる昭和歌謡王道のコード進行だものね。
現代では、演歌やアニソン以外ではほとんど見られなくなった、いわゆる「古っぽい」感じの和音進行なのです。
まぁ、ジュリーが歌う以上、歌の意味合いが色々と味つけされるんですけど。

当時は、トッポが抜けたことによってタイガースの方向性、販売戦略にも試行錯誤があったのかな・・・。
例えば「嘆き」と同時期にレコーディングされてお蔵入りになった「Lovin' Life」(『THE LEGEND OF THE TIGERS』収録)という曲は、「嘆き」とはあまりにも対照的な洋楽志向(歌詞も英語)があって、この路線が次シングル「スマイル・フォー・ミー」に突き進んだと考えられます。
シングル1枚ごとに変化するコンセプト・・・タイムリーなファンのみなさまも、嬉しいながら戸惑いがあったりもしたのでしょうか。

話が逸れますが、「Lovin' Life」と言えば、タイガースのいわゆる”未発表音源”の完成度の高さには驚かされるばかりです。
これが例えばビートルズの未発表曲などを後からレア音源リリースで聴くと、良い曲だとは思いながらも「なるほどお蔵入りのテイクっぽいなぁ」と感じてしまうわけですが、タイガースの場合はそうではありません。
先日執筆した「坊や祈っておくれ」など、何故リリースされずにいたのか不思議に思います。
トッポ在籍時にしても、「涙のシャポー」や「白いブーツの女の子」「南の国のカーニバル」などは、シングルとして発売すれば普通に大ヒットしたでしょうに・・・。

それではいよいよ「嘆き」について、今回の記事で僕が一番書きたかったことを語ってまいります。
それは、今回のツアーで「嘆き」が採り上げられるならば、この曲こそ、あらためて全国のタイガースファンのド肝を抜くパフォーマンスが観られるのではないか、ということです!

今回のツアー、全曲タイガースナンバーということですが・・・例えば「銀河のロマンス」「君だけに愛を」「落葉の物語」といった文句無く”乙女の思い出”度が強いであろう有名な曲については、オリジナル音源や当時の演奏の雰囲気を大切に再現されるでしょう。
しかしその一方で、鉄人バンドを率いたタイガースが、新たに大胆なアレンジの練り直しをもって披露してくれるナンバーもあるに違いありません。
それは、(おそらく)人気の高いナンバーの影に隠れてエアポケットに入ってしまっているような曲こそが選ばれるように思います。
ただ、アレンジを練り直しただけの意義、効果が無ければ意味がない。

そこで「嘆き」です。

近年のジュリー・ソロLIVEを良く知っているみなさまにとっては今さらな話なのですが・・・とにかく今のジュリーのヴォーカルは、3連符ロッカ・バラードの迫力が尋常ではないのですよ!
「嘆き」など、当時のオリジナル音源では歌謡曲や演歌の雰囲気をどうしても強く感じてしまうところですが、そういったタイプの幾多の曲が、見事にド迫力のロッカ・バラードへと昇華する瞬間を、ジュリーファンは何度も体感しています。

そこで、リズムや曲調において「嘆き」と共通する、格好の曲例があります。
「あなただけでいい」というナンバーです。
ジュリーがソロになって間もない頃にリリースされたシングル曲ですから、タイガース解散を期に音楽を離れた方々も、何となく覚えていらっしゃるのではないでしょうか。

「あなただけでいい」も、リリース当時の音源にはどことなく「嘆き」に似通った、歌謡曲・演歌っぽい雰囲気が感じられます。
それが・・・(一番激しい例で言いますと)2003年のジュリーの正月コンサート『爛漫甲申演唱会』になりますと、もう・・・バリバリのロッカ・バラード。
アレンジも重厚に練り直され、何よりジュリーのヴォーカルが凄まじく、バンドメンバーにジュリーの気迫が乗り移っていくのがヒシヒシと伝わります。

元々、ジュリーの入魂ヴォーカルがバンドメンバーに及ぼす作用というのは3連符ロッカ・バラードに限らずいくつも例があって、例えば「憎みきれないろくでなし」では、あのダンディーな井上堯之さんが、また「おまえにチェック・イン」ではいかにもクールなイメージのある吉田建さんが、それぞれ我を忘れたかのような激しいアクションを繰り出します。
(どちらの楽曲も、その辺りの話を含めて過去に記事執筆しています)
これは明らかにジュリーのヴォーカルに引っ張られて楽曲の後半に向けて急速に”イッってしまう”バンドメンバーの姿です。
そして、近年のジュリー・ヴォーカルは、特に3連符のロッカ・バラードにおいてそのマジックを炸裂させる傾向があるのです!

「嘆き」が今回のツアー・セットリストで採り上げられたとすれば・・・僕にはこんな光景が想像できます。

まずはジュリーが全開で突っ走ります。
ド迫力のヴォーカル。2番あたりになるとそんなジュリーに作用されて、会場はもちろん、ステージの雰囲気も一変することでしょう。
ピーが、タローが、腕に覚えの鉄人バンドに負けじと
「ジュリー、凄ぇな!よ~し俺も!」
と言わんばかりに、会場の誰も想像しなかったような激しいアクションを繰り出し、演奏にのめりこんでいきます。
この場合、コーラス・パートが無いというのが逆に演奏への没頭度を高めることも、大いに考えられます。

そして・・・。
みなさま、今一度オリジナル音源でご確認ください。
「嘆き」エンディングには、演奏のみのコーダ部がありますよね?そこで主役をはっている楽器にご注目ください。
2回り目から、まさに「嘆き」といった感じで高音部をむせび泣くように奏でられるベースが耳に入ってきますよね。
この、オリジナル音源だと何となく聴いてしまいそうなコーダ部が、LIVEではとてつもない見せ場になること、間違いなし!

ジュリーのヴォーカルに感化されたサリーが
「最後の仕上げは俺だ!」
とステージ前方にせり出し、汗をほとばしらせながら、大きなアクションでベースを弾きまくる・・・。
あの、冷静沈着な岸部一徳さんが”イッてしまう”姿を観られるとすれば、それはこの「嘆き」コーダ部をおいて他には考えられません。

ここは是非とも、今ツアーで「嘆き」が採り上げられることを期待しようではありませんか~!

それでは、オマケですぅ~。
今回は全部で4枚。
ますは、映画『ハーイ!ロンドン』主題歌(で、いいんだよなぁ)「嘆き」にちなんだロンドン・ロケーションのショットを2枚。

File0663


(本文抜粋)
「ハーイ!ロンドン」のロケで、サウンドの本場ロンドンを訪れたタイガース。ロンドンは不思議な都会だ。バッキンガム宮殿やトラファルガー広場のように古い歴史と伝統をそのまま遺した場所があるかと思うと、ピカデリー広場に屯ろする若者たちのビートニックな風俗は世界の流行の最先端を思わせる。静かなたたずまいの公園で、サイケな原色の氾濫する街角で、タイガースのメンバーは、まるで水を得た魚のように自由だった。この感激を日本のファンにも分けてあげたいと彼等はいう。

File0664

続きまして、『道/老虎再来』発売記念!
ピーのショット2枚をどうぞ~。

File0669


File0658

特に「道」を聴いた今になってみると、下の写真のような険しい感じのピーの表情にも無性に惹かれます・・・。

♪ こだわったのは何か
  分ってる 友よ ♪

♪ 目指したのは何か
  分ってる 友よ ♪


(瞳みのる「道」~1番、2番より~)

僕が「道」で一番好きな箇所です。
秋からのツアーを体感し、僕も「何か」
が分かる男に一歩でも近づきたい~!


♪ 夏が終わるまで・・・あと13曲!

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タイガース復活祈願草の根伝授!」カテゴリの記事

コメント

長~~~い
「タイガースのテ-マ」でスタートする 今回の再結成ライヴまで読み、ちょっと休憩しますね

この案、大賛成です
「老虎再来」もいいけれど やはり、この曲で出てきてほしい

「道」「老虎再来」も「3連符」の解説もとても分かりやすかった。ありがとう~!

ご自分の声の事『高音部の加橋、低音部の岸部、真ん中の沢田。。残念ながら僕は…』と分かってらした^^

でも、このCD 瞳みのるでスタートしないといけなかったよね!
いつか、いろんな人にも歌ってもらいたい。
タローのアレンジは 相変わらず素晴らしいですね

投稿: みーた | 2011年7月22日 (金) 15時06分

写真いただけませんか?

投稿: みーた | 2011年7月22日 (金) 15時08分

みーた様

早速お越しくださりありがとうございます!

はい…僕のブログ記事はいつも長いのです~。
今回は特別長いですけどね

みーた様の仰る通り…まず「瞳みのる」として世に出た今回の新曲が、いずれタローやジュリーに歌い継がれる時がくるかもしれませんね。

写真は、オマケのピーのショットのことでしょうか?
どうぞご自由に保存、みーた様のブログ転用などなさってくださいませ~。

写真の出典元は『近代映画』のタイガース特集号です。
いつもお世話になっているジュリーファンの先輩からお預かりしているものをスキャンして、タイガースの記事で少しずつ紹介させて頂いているところです~♪

投稿: DYNAMITE | 2011年7月22日 (金) 17時24分

DYさん、お邪魔します。
実は、まだ「老虎再来」を買っていません。私の親(昭和20年生まれ、GSよりムード歌謡が好き)は、ピーさんに関する予備知識が全く無い人なので、通販で買うとなると、タイミングを見計らう必要があるんです。せめて銀座山野で置いてくれたら、こっそり買って、こっそり聴くのですが…。もちろん、9月になる前に購入するつもりです!でも「道」はツベで聴くことができました。ピーさんの歌唱は、本当に素晴らしいですね!歌詞にこめた想いが伝わってくる歌声です。
で、もし「嘆き」が歌われるとしたら♪いつか 姿をかえて 涙のあと 追いかけても 追いかけても♪のところが『今のジュリーの声質では、ちょっと辛いかな?』と心配しないでもないのですが、もし、見事に歌いこなしたら、最高ですね!
あと、若輩者の意見ですが、今回のツアーをタイガース再結成としなかったジュリーの気持ちを推し量ると「タイガースのテーマ」を加橋さん抜きで歌うことは無いと思います。もし、歌われるとしたら、来年の1.24に加橋さんが参加したときではないでしょうか。

投稿: 74年生まれ | 2011年7月22日 (金) 20時16分

74年生まれ様

確かに・・・仰る通り、ジュリーはトッポのいない状態で「タイガースのテーマ」を歌おうとは考えないかもしれませんね・・・。
ただ、今回はセットリストをゲストの3人と話し合って決めるような気もしますし・・・。

「嘆き」のジュリーのヴォーカルは、間違いなく炸裂すると思いますよ!
タイガース時代には無かった、ドスの効いた激しい「嘆き」になると予想しています。

『道/老虎再来』はDVDと共にじっくり曲を味わうと、後追いの僕でも、ピーとの距離が縮まったような不思議な錯覚を覚えるほどです。
74年生まれ様が無事に購入なされること、願っていますよ!

投稿: DYNAMITE | 2011年7月22日 (金) 21時04分

DY様 こんばんわ

この曲はジュリーのヴォーカルの印象が強くて最初に聴いた時「え、ジュリー、ソロになっちゃうの?」とドキッとしました。

「タイガースのテーマ」は元歌の「モンキーズのテーマ」の印象が強くて・・・。
「ザ・モンキーズショー」毎週見てたもので、聴くたびにベタなギャグが頭に浮かんでしまうんです。(泣)

ピーのDVD、申し込もうとしたんですが、来週3日ほど留守にするんで帰ってきてからの方がいいかな、と。

昨日渋谷で「愛の逃亡者」のCD買ってきました。一回聴いて全部思い出しました。

投稿: nekomodoki | 2011年7月22日 (金) 21時27分

DY様

DY様も、そして74年生まれ様も、私の不機嫌を慰めていただいてありがとうございます。

でも、ピー先生の新譜の話題など聞くほどに、心がざわざわして不安定です。
ロンググッバイへのアンサーソングなら、かつみは関係ないんだ、とか、だったら呼ばなくてもいいのに、とか、(すんません、ほんま、すんません)
タイガースのテーマとかいうと、さよなら日劇の時の、楽しくなさそうに足あげてる様子とか思い出して。(すんません、水さして、ほんますんません)

私も、武道館に期待してるけど、追いつめないでほしいなとか、嫌ならいいんだよとか、かつみのファンはいつも悩ましいですわ。

タイガースのテーマって、普通にパクってたけどよかったのかなあ?
モンキーズではピーター・トークが好きでした~。

投稿: アン | 2011年7月22日 (金) 22時26分

君を許す…、大好きです!!
ドーム公演で、聴きたかった。
開演前には、流れていましたね。

僕は最近、ここずっと聞いていなかった沢田さんの2000年以降のアルバムを、通勤途中に聞いています。
どうも、最初の1曲目で食わず嫌いのナンバーも、中には聞き通せた楽曲もありました…。

沢田さんの今年のライブは、楽しみにしてます。

投稿: 船越誠 | 2011年7月22日 (金) 22時57分

タイガースのコンサート、楽しみですね。

投稿: hiromi | 2011年7月23日 (土) 12時49分

DY様、こんばんは~
ありがとう~。
ピーの(道)は、大好きです。
何度聞いても、涙がでてしまいます。
ピーが、歌うから、思いだしてしまいます。
しーば~ら~く~一人いて、って、38年、私にとっては、40年。その続きのDY様の好きなとこ
も、もちろん大好き、奥の深い歌詞です。
タローのアレンジは、温かい、素晴らしいです。

(嘆き)、う~ん、あの時代好きでなかった曲でした。ソロ見たいな曲、で、複雑でした。
え、サリーのベースが、そんなになんですか?
よ~く聞いてみなくちゃ。
今なら、聴いて見たい気もしますが、タイガースとしては、どうかしら~?

(あなただけでいい)は、ソロになってからだから、好きです~。

鉄人さんは、あくまで、サポートでいてほしいです。

投稿: マルコ | 2011年7月24日 (日) 02時45分

nekomodoki様

やはり「嘆き」リリース当時は、ジュリーのソロっぽいイメージが強かったのでしょうね。
ヴォーカルが前面に出まくってますからね~。それが新生タイガースということなのかもしれませんが…。

モンキーズは、僕は実体験していませんから、まったく違和感ありません~。

アン様

トッポが関係ない、なんてことはないですよ!
関係無かったらとっくにタイガース復活、再結成を名乗っているはずです。

「Long Good-by」は元来、個人的なメッセージソングですからね。バンドや音楽度外視に、まず友人として再会しようという歌。
もし解散後にずっと連絡も途絶え会えずにいたのがピーではなくトッポだったら、「Long Good-by」はトッポの歌になっていたはずです…。

すみません一度切ります~。

投稿: DYNAMITE | 2011年7月24日 (日) 10時14分

「嘆き」はありかもしれない!3連譜バラードはひとつ違うと演歌やムード歌謡になっちゃいます。そこを今のタイガース・ジュリーがどう表現するのか。サリーのエンディングのベースラインは?楽しみですね。

投稿: 27年ロマンス | 2011年7月24日 (日) 10時33分

DYNAMITE様 この場をお借りします。

アン様

今から42年前 私は当時の大親友と「みーた」「よーた」と呼び合う仲でした。

私はピーの大ファン。よーたはトッポの大ファン。
彼女は市民病院の院長の一人娘で 頭脳明晰、容姿端麗 それなのに、こんな私をひどく慕ってくれた。

トッポがターガースから去り 二人の中でタイガースの話題がタブーな感じになり、ピーが居なくなった頃 私たちの友情にも距離が出来てきた。

結婚してから1度だけ会ったけど。。。
同窓会にも来ない彼女。

何だかトッポが彼女と重なって見えてしまう。
私は 絶対にトッポに帰ってきてほしい!そう思ってるから。
アンさん 必ずトッポに伝え続けて下さいね!みんながあなたを待ってることを

投稿: みーた | 2011年7月24日 (日) 13時59分

DY様 そして、みーた様

なんだかごめんなさい。みなさんに悲しい思いをさせている私を許して下さい。

この頃、私の頭の中をぐるぐるしてる歌、
Paris1969の最後の歌、かつみの作詞による、

遠い昔 水に石を投げて
時の過ぎる日を 僕は待つ
  (中略)
長すぎた悪いこと
短かすぎた幸せが

人知れず 僕は消えてゆく
笑わないでほしい ただ 今は

私も、かつみに戻ってほしい。今、これを書きながらも涙が出てしまいます。
でも、揺れています。

ほんま、みなさん、すんません。

投稿: アン | 2011年7月24日 (日) 17時58分

DYさま、ヨコですみません

>アンさん

こんにちは。はじめまして。
鉄人バンドの柴山さんファンのしょあといいます。

アンさんの辛いお気持ちには、全然及びませんが
少しはトッポファンの方の心境が、
わかるような気がしている今日この頃です。

鉄人バンドは、ずっとジュリーを支えて来た仲間。
今回のツアーは、もともとジュリーのツアーに
元タイガースのメンバーの一部が「ゲスト」で来るわけで、
鉄人バンドもいつも通りサポートに入るのですが。

何回目にしたことでしょう。
鉄人バンドは要らない、4人の音が聞きたかった、
目立たないで欲しい、etc、etc・・・

確かに、タイガースのファンの方の気持ちもよくわかるのです。
待ちわびた、夢なのでしょう。
でも、自分の思い出のためなら、プロのミュージシャンに
要らないとか、そのポジションまで、言ってもよいのでしょうか?

それに、鉄人バンドを否定されることは、
ファンである私も否定されているように、感じるのです。
アンさんも、そうではないですか?

でも、私は気づいたのです。
多勢の意見なんて、関係ない。
本人が、納得していればいいのだと。
その選択を応援することが、ファンの役目だと。

批判なんか、誰にでも出来ます。
アンさんは、アンさんの信じるかつみさんを
応援して差しあげてくださいね。

アンさんのような方がいて、トッポも幸せだと思います。


* * * * *
DYさま、重い話をしてごめんなさい。
でも、アンさんがあやまることなんか、いっこもない。
むしろ、その逆じゃないですか。

時は流れているんです。
昔と全く同じでいれるわけがない。
同じじゃないひとたちが、その年月や事情を抱えて
それでもやるから、いいんですよね!
昔のまんまを望むなんて、夢見る夢子さん。
わたしたちは、ありのままの彼らを受け止めなくちゃ。
だって、ファンだもの。
批評家じゃないんだから。

投稿: しょあ | 2011年7月24日 (日) 18時30分

船越様

僕も「君を許す」は大好きな曲ですが・・・どうしても『ジュリー』の1曲目というイメージが強くて、タイガースの曲として馴染んでいないんですよね・・・。

それにしてもこのタイミングでジュリーの2000年代のソロアルバムをお聴きになるとは~!
今はタイガースモードになられる時では・・・と一瞬思いましたが、そうですよね、船越様がLIVEに行くのは12月・・・まだまだ先のことでした。
これからゆっくりエンジンをかけていってくださいませ~!

hiromi様

楽しみですね!
hiromi様は今回も福岡だけのご参加でしょうか。
それでしたら来年まで待たないといけませんね・・・。
それまで、僕のところにもLIVEレポートを読みにいらしてくださいね!

マルコ様

「道」は素晴らしい曲ですね!
タローの優しげなアレンジに包まれ、メロディーと歌詞が胸を打ちます。
「再び会えて良かった」という詩ではなく、「今思うと、一人の頃は淋しかったのかなぁ」ということを訥々と歌うのが逆に今は仲間といる、というピーの気持ちを表していると思います。
曲の中で僕が好きな箇所は記事に書きましたが、DVDで好きな箇所はと言いますと、1番と2番の間。
ピーに関心なく普通に通り過ぎる街の人々を目で追うピーの表情・・・「道」という曲にすごくマッチしていると思います!

すみませんまた一度切ります~。

投稿: DYNAMITE | 2011年7月24日 (日) 20時18分

27年ロマンス様

「嘆き」は、もし採り上げられたら「意外な目玉曲」って感じでお客さんをエキサイトさせるような演奏になると期待しています。
ジュリーのヴォーカルは間違いありませんよ!今のジュリーの3連符曲のヴォーカルは本当に凄いですから。

サリーのエンディングのベースプレイは、ほとんどベースソロのような勢いになることを期待しています。
もちろん、ピーやタロー、鉄人バンド一体となっての演奏にも。

みーた様

ありがとうございます。
僕も、トッポが参加したタイガースが見たくて見たくて・・・。

でも、トッポがミュージシャンとして、あれだけのキャリアを持つアーティストとして不参加を決断したことについては、リスペクトしています。
ピーが同窓会に参加しなかった時、先輩方はその決断をリスペクトしたのですからね・・・。

でも、トッポのスケジュールや信念の邪魔にならない日程・・・それが1・24であればどれほど素晴らしいだろう、と考えています。
僕は楽しいことは目一杯良い方向に広げて考える性格ですので、トッポのいるステージというものを、来年まで大いに期待していたいと思っています~。

細切れ申し訳ありません・・・。

投稿: DYNAMITE | 2011年7月24日 (日) 21時43分

DY様、はじめまして。
ピーのファンです。
みーたさんに教えてもらってこちらへお邪魔した。

ピーの初ソロCDのコメント、全く同感です!
「道」は聞けば聞くほど胸にしみてきて、
聞くたびに味わいが深まってきます。
この曲はやっぱりピーじゃなきゃダメだと思います。

この2曲は私もライブで歌うだろうと思います、
一緒に歌えるように頑張って覚えています。
新曲のはずが、客席からも合唱する声が聞こえたら、
メンバーも喜んでくれるだろうなって思って。(*^_^*)

DY様の長文、これから後半読ませてもらいますね。
また遊びにきま~す。(^-^)

投稿: 奈良の虎っ子 | 2011年7月25日 (月) 07時33分

DY様

嘆き なんか歌謡曲っぽくて当時はあまり好きではなかったけど2~3日みなさんのコメント読みながら嘆きってどんなだったっけと頭を叩いてたんです。笑

このレコードは持ってないです。
買わなかったみたい 

でも思い出しましたよ ジュリーの声が聞こえて来ました。

今だったら好きじゃないなんて思わないでじっくりしんみりジュリーの迫力ある歌声を聴けそう
歌って欲しい曲いっぱいありすぎ~
きっと選曲はもめたんじゃあと思ったんだけど 何食べるかでもめたとか
エエ~~~!!!!笑

投稿: キミちゃん | 2011年7月25日 (月) 08時43分

アン様
しょあ様

どのようにお返事しようか、ずっと考えていました。
今回、トッポファン、鉄人バンドファンの方々が複雑な思いでいらっしゃることは容易に想像できます…。

まずトッポについては…。
これまで何度か記事中でも書いてきました通り、僕はもちろんトッポの不参加は残念に思っている一方、大切な仲間を率いるアーティストとしてのトッポの決断をリスペクトしています。
そして、まだ武道館への希望は捨てていません。
例え叶わなくても、それを期待することは僕の大きな楽しみのひとつです。
ただ、叶えられなくても、トッポの行動はリスペクトし続けるつもりです。

鉄人バンドについては…実際にツアーが始まれば、ステージで答が出ると思います…。
これは確信しています!

またまた一度切ります、すみません

投稿: DYNAMITE | 2011年7月25日 (月) 11時34分

奈良の虎っ子様

ようこそいらしてくださいました!
新規ファンの拙ブログを、タイムリーなピーファンの方々にも読んで頂く日が来ようとは…。
トッポファンの方もいらしてくださいますし…本当に嬉しく、光栄に思います。

奈良の虎っ子様のブログは、しばらく前から毎日拝見していますよ~。
タイガースやピー、ジュリーへの愛情…素敵です!

「道」は本当に素晴らしい曲です。それも、ピーが歌うからこそ沁みるんですね…。

これからもどうぞよろしくお願い申しあげます!

キミちゃん様

「嘆き」はやはりタイガースのタイムリーなファンのみなさまにとっても今ひとつ印象が薄い曲なのでしょうか…。

でも、最近のジュリーライヴを体験していると、「嘆き」を今のジュリーが迫力満点で歌う姿も想像しやすいのでは…。

今回のツアーでとりあげられれば、予想以上に盛り上がる曲になる、と予想しています!

投稿: DYNAMITE | 2011年7月25日 (月) 12時48分

DYさま
私も便乗でピーのセピアの写真頂けますか?

道 は歌詞も曲もアレンジも
そして何よりピーの丁寧な魂のこもった歌唱。
全てがいうことなしです。
老虎再来 は大いに盛り上がれる事間違いなしの
これまた必須の曲ではないでしょうか。

私はトッポファンだった為、トッポ不在のタイガース
から段々距離を置くようになってしまいました。
同窓会コンサートは行きましたがその時ピーは不在。
全員タイガースは今回初めてだったので
トッポの不参加は非常に残念です。
すっかりタイガース再結成だと思っていたから。
ジュリーのコンサートのゲストとして出る事
そしてメンバーにトッポは入っていない事
最初は正直ショックでした。
ネットではトッポがまるで諸悪の根源であるかのような
書き込みも少なからず見ました。再来月からのツアーが
始まったらそういう声もなくなるかしら。

投稿: シグナル | 2011年7月26日 (火) 22時50分

シグナル様

どうぞそうぞ~、保存なさってください!
ピーの歌は、自身の「持てる力を尽くす」という言葉通り・・・魂がこもっていますね。
タイプの違う2曲・・・やっぱりDVDと一緒に聴くのが最高に感動します。

確かにツアーが始まれば・・・トッポのことだけでなく、色々と落ち着くのではないか、と思います。
大きな楽しみ、お祭りの前にはやっぱりネットでも色々とありますけど・・・みなさまツアーを楽しみに待っていらっしゃるし、トッポのことも忘れはしないでしょうし・・・とにかくメンバー全員無事にこの大変なスケジュールを乗り越えて欲しいと思っています・・・。

投稿: DYNAMITE | 2011年7月27日 (水) 20時09分

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