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2011年6月11日 (土)

沢田研二 「ふたりの橋」

from『greenboy』、2005

Greenboy


1. greenboy
2. atom power
3. Snow Blind
4. 永遠系
5. 笑う動物
6. ふたりの橋
7. GO-READY-GO
8. リアリズム
9. MENOPAUSE
10. 君の笑顔が最高

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明日。
会社の同僚であり、同い年の友人でもあるM君の結婚式に出席します。

実は僕の勤務する会社、何故だか僕と同学年の社員がやたらと多いのです。
しかも、そのほとんどが40歳を超えても独身のままでした。
・・・数年前までは。

「まさか!」と言われた僕の結婚を皮切りに、皆次々に片付いていきました。
何なんでしょうね・・・こういうのって、伝染するもの?

そして、最後まで残っていたM君も遂に身を固めます。
明日は、「粛々と日常を」とか「どんな君も受け止め」とか「占いは吉さ」とか、色々と講釈かましてこようと思います。

ということで・・・。
申し訳ありませんが、今日はちょっといつもとは違う感じの記事になります。
まぁ、それでも一応・・・決めゼリフくらいは言っておきますね。

アルバム『greenboy』から。

「ふたりの橋」、伝授~!
(伝授と呼べる内容の記事ではありませんが汗)

☆    ☆    ☆

M君、結婚おめでとう。
一緒に働き出してもう20年。初めて会った頃には2人ともバンドマンで、バリバリにライヴもやってて、脱色の金髪ロン毛で・・・まともな社会人には見えなかったよな、お互い。

いやぁまさかM君が結婚するとは・・・2年前に俺が言われた言葉を、そっくりそのまま返しておくよ。

それにしても、嫁さんになる人は18コ下だって?
で、いきなり「新しいパパ」だって?
ロックだな。
そこはM君らしい・・・と、かえって納得。
俺もそうしてるけど、自分の矜持さえ理解してくれる嫁さんなら、すべて相手の言いなりになっていればいい。ガンガン折れればいい。

しかし、俺等ももう40過ぎてて、しばらくすると、気がついたらあっという間に爺さんに、ってことになるだろう。
若い嫁さんもらって、その分不安もあるだろうな。
年齢を重ねてきて、これから先シンドイことも増えてくる。老いを身にしみながら、どうすればいいのか分からなくなることにも、たくさん出食わしていくだろう。

そこで、お祝いにこんなCDの贈り物を持ってきた。
今年63歳になる沢田研二=ジュリーが、50代後半の頃にリリースしたアルバム『greenboy』だ。
いやいや、恐縮しなくていい。ちょうどこのCDが、家に2枚あったんだ。俺のカミさんが結婚前に買っていて、そのまま俺のとダブって今まで持っていたんだ。キレイに保管されている方を選んで、1枚この機会に贈るだけだから。

これから歳をとって、何か壁にブチ当たることがあったら、このCD『greenboy』を聴いて欲しい。
家庭を持って老いていく男、その過程でぶつかる様々な悩みの答えが、きっとこのアルバムの何処かに見つかるはずなんだ。

例えば、この記事のタイトルにした「ふたりの橋」というナンバー。
M君と嫁さんになる人は、同じハードロック、ヘヴィメタル好きということで出逢って、ゴールインするんだよな?
好きな音楽が一緒でも、歳も離れているし、同じものを聴いていても感じ方はずいぶん違ったりするだろう。
「ふたりの橋」には、夫婦が同じものを見ているのに、感じ方が違う・・・その違いがいとおしく、その違いこそが仲良くする秘訣だ、というメッセージも入ってる。
これは実は俺の場合でもドンピシャに当てはまることで・・・まぁ言ってみれば縁起の良い曲だ。

その他の曲にも、これから襲ってくるたくさんの問題を解決してくれそうなメッセージがいたるところに散りばめられている。
嫁さんを怒らせた時どうすればよいか、
更年期障害にどう立ち向かうか。

それに、このアルバムはジュリーの作品の中でも1、2を争うくらいにアレンジ、演奏がハードなんだ。
きっと、ハードロック好きのM君夫婦も気に入ってくれる。
音的には、M君だったら「リアリズム」という曲が一番気に入るだろうな。

ただ、たったひとつだけジュリーが教えてくれないことがある。
「ハゲたらどうしよう」
という深刻な問題についてだ。
このことについては、『greenboy』をいくら聴いても答えは用意されていない。
仕方ない・・・だってジュリーは63歳にしてまだ全然フサフサなんだよ。
でもこれは、お互い今一番直面している問題だよな。
俺は元々髪の量が多いせいで周囲にあまり気づかれずにいるけど・・・M君は数年前からかなりヤバくなってきていたよな。
いつからか、常に帽子をかぶって出社して、そのまま働くようになって。

ところが、そんなM君が去年の秋くらいに突然サッパリと短髪にして、帽子をかぶらなくなったのには、ちょっと驚いていたんだ。
今考えると、M君はちょうどその頃に、嫁さんになる人と生きていくことを決めていたんだな。
カッコいいとか悪いとか、そんなこと、もうどうでもよくなったんだね。あ、これはジュリーの別のアルバムに入っている「確信」という曲の歌詞からの引用なんだけど。

今度、嫁さんも誘ってジュリーのLIVEに一緒に行こう。
今年はちょっと特殊なツアーになるから、来年の夏かな。

明日は、元ヘヴィメタ兄ちゃんと、現役パンク姉ちゃんの、豪快な子連れ結婚式を期待しているよ!
お偉い連中のド肝抜いたれ~!

☆    ☆    ☆

そんなわけで、行ってまいります。

Futarinohashi

ただひとつ心配なのは。
式場が、JR宇都宮線の「土呂」って・・・何処それ?
駅から徒歩9分か・・・一番迷うパターンですね。

大宮ソニックシティ-すら、駅前からJ友さんに電話で助けを求めてしまったという、超・方向音痴のDYNAMITE、果たして無事に辿り着くことができるのか~。

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コメント

DYさん、お邪魔します。「土呂」から式場まで、無事にたどり着けたでしょうか…。
結婚祝いに「greenboy」は、ピッタリですね(^_^)来年の夏のツアーが、Mさん夫妻のご期待に沿える熱いライブになることを願っています。

投稿: 74年生まれ | 2011年6月11日 (土) 20時05分

DY様
こんばんは。

はい、結婚は伝染します。ウチの職場なんか出来ちゃった婚が伝染中です。

誠実に積み重ねる日常こそが大切で愛おしい。
今になってそれに気がつく人が私を含めて増えているようですが、ジュリーはずっとそれを歌ってきたんですね。

方向オンチなら私、DY様に負けません!
日曜の泰輝さんのライブ、駅から1分のビルの住所を間違ってメモり、反対側を30分もさ迷ったあげく電話で聞きながら行きました。
方向オンチは先天性で伝染はしないと思います。
ともあれ無事にたどりつけますよう。

投稿: nekomodoki | 2011年6月11日 (土) 21時44分

74年生まれ様
nekomodoki様

ありがとうございます~。

今、まさに向かっているところです。
もうすぐ大宮に着きますが…問題はその後です

乗り換えで待たされ、結構ギリギリな感じになってしまいました…。

それでは行ってまいります!
無事に着きますように

投稿: DYNAMITE | 2011年6月12日 (日) 11時09分

職場で大変な人事異動に巻き込まれてしまって困っています。とにかく、ジュリーの
曲をきいて、血圧をあげないように。

投稿: hiromi | 2011年6月12日 (日) 12時06分

hiromi様

ジュリーの曲があれば…きっと大丈夫です!

そんな時にこそ、『greenboy』は最適かもしれません!

投稿: DYNAMITE | 2011年6月12日 (日) 20時22分

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