ザ・タイガース 「銀河旅行」
from『ザ・タイガース ゴールデン☆ベスト』
original released on single、1983
1. 僕のマリー
2. シーサイド・バウンド
3. モナリザの微笑
4. 君だけに愛を
5. 銀河のロマンス
6. 花の首飾り
7. シー・シー・シー
8. 廃虚の鳩
9. 青い鳥
10. 美しき愛の掟
11. 嘆き
12. スマイル・フォー・ミー
13. 君を許す
14. 都会
15. 素晴しい旅行
16. 誓いの明日
17. 十年ロマンス
18. 色つきの女でいてくれよ
19. 銀河旅行
20. ラヴ・ラヴ・ラヴ
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あの震災の直後、何をどう発信してよいか分からずに悩み続けた10日間。
みなさまに逆に励まされるようにして、拙ブログは「無事でありますよう」の記事で再スタートしました。
執筆にあたっての心構えは、以前とは大きく変わりました。
まずは、こうして無事に日常を送れることへの感謝・・・それがあります。
そして
「こちらは元気です。相変わらずでやっています。いつもより少しだけ頑張ってます」
”微力”と言うことすらおこがましいような局地的なブログですが、そういう気持ちで書いていこうと思いました。
こんな内容ですけど・・・「自分はこれをするべきだ」というものを見出すことができた僕は幸運だったと思います。
周囲には、「こんな時に、自分が何をすれば良いのかが分からない」と悩んでいる人が多いものですから・・・。
いつしか、”3日に1曲”のペースを定着させました。
そのペースを守りたい、と強く思うようになりました。
1ケ月半ほどでしょうか、そんな感じで更新してまいりましたが・・・本当に申し訳ありません。大型連休の間、少し記事執筆から離れます。
いや、何か事情があるというわけではなく・・・友人に会ったり、カミさんの実家に出かけがてら、関西を散策したりして過ごします。
執筆から遠ざかるとは言っても、連休が終わったらすぐに戻ってきますし(その頃じゅり風呂界はトークショーの話題で持ちきりかな?)、頂いたコメントには随時お返事できますから、大げさに言うほどのことでもないのですが、このところの”3日に1曲”のペースが定着してきて「今日は更新の日」なんて待ち構えていらしゃる読者の方々が、万が一にもいらしゃらないとも限りませんから・・・。
要は、連休中はあちこちで遊んでいます!ということです(滝汗)。
しばしのお別れ・・・その節目となる今日のお題は、タイガース!
と言っても同窓会タイガースですが。
問答無用の80年代ポップチューン。素晴らしい完成度を誇るシングルナンバーですが・・・僕はこの名曲の存在をつい昨年までまったく知らなかったという(汗)。
「銀河旅行」、伝授です!
・・・いや、今回は「伝授」ではないなぁ(恥)。
みなさまにどうしても教えて頂きたいことがひとつありますから・・・でも、それは最後にしましょう。
まずは、少し前に執筆した「青い鳥」の記事で書きそこねていたことなのですが。
記事中で僕は、「青い鳥」は「花の首飾り」と共に一般認知度の非常に高いタイガース・ナンバーだと書きました。幼い頃の僕が普通に知っていたくらいですからね。
つまり、”タイガース=青い鳥”というのは、ある程度普遍的なイメージだと思うのです。
「銀河旅行」の作詞を担った大御所・湯川れい子さん。
タイガースの詞、それもシングル曲ということで大いに張り切っていらしゃったのかなぁと思いますが、しっかり歌詞中に「青い鳥」というフレーズを組み込んできていますね。
♪ 銀河目指し飛ぶ青い鳥の ♪
G#7 C#m
このセンスはさすが!と思うと同時に、湯川さんにとってもやっぱりタイガースって特別な存在なのかなぁ、とも考えてしまいます。
単にお仕事の作詞だったら、「青い鳥」という表現は出てこなかったんじゃないかなぁ・・・。
みなさまはどう思われますか?
さて。
僕はこの「銀河旅行」・・・J先輩がレコードから落としてくださった音源のみをかろうじて所有しているという状況。
タイガース同窓会リリースの楽曲で、僕が一番好きなナンバーは実はこの「銀河旅行」。そして「朝焼けのカンタータ」、「色つきの女でいてくれよ」、「生きてることは素敵さ」と続くわけですが、お気づきのように好きな曲の上位をシングル曲が占めています。
しばらく前まで、これらシングル曲はタイガース単位でのCD音源は無いものと思いこんでいました。
入手するなら『歌謡ヒットパレード』的なオムニバスの企画盤しかないのかなぁ、と。
でも、『ゴールデン・ベスト』なんてのがあったんですね。
まだ買ってないけど(汗)。
てなことで僕は、同窓会タイガースのシングルについては現時点で”音源のみ所有、歌詞カード無し”という状態です。
「色つきの女でいてくれよ」は古い譜面の資料を発掘したから歌詞も判明していて、問題なのは「銀河旅行」なんですけど・・・。
これが、なかなか詞の聴き取りが難儀なのよ。
いえいえ、みなさまに教えて頂きたい、というのは歌詞のことではありません。キチンとしたCD音源が出ているのですから、いずれそちらを購入して自力で解決します。
ただここでは、僕のあまりのセンスの無さ・・・つまり、現時点でとても滑稽に聴きとってしまっている歌詞部を紹介いたしまして、みなさまに「バッカだなぁ~」と笑って頂こうかな、とそういう趣旨でございますれば。
まず、いきなりの冒頭部分から、正しく聴き取れていないことは明白。
僕にはこう聴こえます。
♪ ジャスト・ワン・ミニッツ!
E
恋せよ乙女ごよ~ ♪
G#7
絶対違うよね・・・。
「乙女ご」って、一体何だよ・・・?
「乙女子」で「若き女性のみなさま!」という呼びかけ?
いや、「乙女児」か?
まぁ発音それ自体は、なんとなくもぜ感じでイカしてますけどね。
あ、「もぜ」って分からないですか・・・。これは鹿児島弁で「かわいらしい」という意味です。
ちなみにちょっと年齢が上がってキレイな女性を指す場合は「みごて」。イケメン男性については「よかにせ」と言います。
日本は、狭いようで広いのです。
続いてAメロ
♪ イヤな星降る 今宵は世界が手にとれる ♪
E G#7 F#m7 B7
「今宵は世界が手にとれる」とは湯川さん、さすがの素晴らしい導入部でございます。この素敵な気持ちの躍動、そこに「イヤな」なんて枕は・・・これまた100パーセント聴き取り間違いなのでしょうが。
本当に見当もつかない、まったく分からないです、ココ。
さらに曲は進み、Bメロ。
(ちなみに、それではこの曲のサビはどれなのかというと、冒頭の「ジャスト・ザ・ミニッツ♪」から始まる一節です。いきなりサビ押し!というタイアップ向きの作りですね)
♪ 100 万 年 お前となら 100 万 年
C#m B A A B7 E C#m B A
血迷ってみたくなるよ Still I Love~♪
A B7
ここも・・・たぶん違うと思う(汗)。
ジュリーなら「LOVE」のロングトーンはきっと
「ら~~~~~ぶ♪」
って感じで、「ぶ」の発音を最後に足すと思うんですよね。
日本語ではなく英語なのは確かだと思うのですが、僕の英語の聴き取りって・・・ほら、「FRIENDSHIP」の時にボロが出てるでしょ~?
でも、これ以外に思いつかないんですよね・・・。
そうそう、Bメロは2番の詞もずっと勘違いしておりまして、
♪ しなる身体 泣けばギャラクティカ~ ♪
A F#m7 G#7
何で泣かにゃイカンのだろう・・・という。
ここは記事を書いていくうちにハタと正解が分かりました。
「抱けば」ですね。
つまり、僕はジュリーの発音する「だ」を「な」と聴き違えていたと・・・?
情けない話です。
こんな調子では、「ダーリング」や「酒場でDABADA」でのジュリーの素晴らしい速射砲ヴォーカルに、顔向けができないではないですか!
とまぁ、ここまで述べてまいりました、あまりにセンスに欠けた歌詞の聴き取り間違いについてはですね、自力でCD音源を購入し歌詞カードにて確認したいと思っております。
みなさま、この点はDYNAMITEを甘やかしてはダメですよ!
え~と、こんな恥をさらしてばかりで記事を終えては面目が立ちませんので、少しばかり楽曲構成にまつわる一考を。
「銀河旅行」ではサビにもAメロにも、一般に「日本人がグッときやすい」とされる和音進行が採用されています。
先程も書きましたがもう一度。
♪ ジャスト・ワン・ミニッツ 恋せよ乙女ごよ ♪
E G#7
いや、絶対に「乙女ご」ではないのですがここではちょっとソレは置いといて。
この「E→G#7」という進行ね。これが、日本人泣かせで知られる必殺の胸キュンパターンなんですよ。
音階で言うと「ミ・ソ#・シ」→「ソ#・ド・レ#・ファ#」となります。
ハ長調に移調して表記しますと「ド・ミ・ソ」→「ミ・ソ#・シ・レ」の「C→E7」。
もちろん洋楽にもこのパターンはありますが、日本のロックやポピュラー・ミュージックは、もう「伝家の宝刀」的な使われ方をする曲が本当に多い。
ちょっとジュリー・ナンバーで例を挙げてみましょうか。
分かりやすいように、すべて「銀河旅行」と同じホ長調に移調して表記してみましょう。
きっと多くのみなさまが
「そう、その曲のソコの部分が何故かグッとくる、って思ってた~!」
と、納得してくださるはず。
一番有名なのはまず、大野さんのこれでしょう。
♪ 時の過ぎゆくままに ♪
E G#7
(「時の過ぎゆくままに」より)
でも、渋いトコでまだまだありますからね。
例えば・・・加瀬さんですと
♪ 今黙って そばにいる ♪
E G#7
(「明日では遅すぎる」より)
白井良明さんだと
♪ この天空駆けて また出逢う魂 ♪
E G#7
(「不死鳥の調べ」より)
樋口了一さんは
♪ 逢いたくて 触れたくて ♪
E G#7
(「愛は痛い」より)
最近だと、吉田Qさんも
♪ Ah~ 柔肌を ♪
E G#7
(「いつかの”熱視線ギャル”」より)
そしてジュリー自身だって
♪ ZOKKON なんだよね~ ♪
E G#7
(「ZOKKON」より)
これらすべて同じ理屈のコード進行。
あまりに使い過ぎると飽きられてしまいますから、アルバムに1、2曲放り込んでおくとメチャクチャ光りますし、本当に良い詞やヴォーカルと合体した時はスーパーヒット・シングルにもなります。
・・・って、あれ~おかしいなぁ。
「銀河旅行」はさほどヒットしなかったんでしたっけ・・・?
さてさてそれでは、僕に課せられた「正規音源のCD購入」ということについてなのですが・・・。
最後にいよいよ、「教えてください」事項へと筆を進めてまいります。
今回「銀河旅行」の記事執筆にあたり音源収録作品を検索していて、「確かkeinatumeg様が以前この曲について書いていらっしゃったはず」と思い出し、早速おじゃまいたしますと。
おぉ~、詳しい!
で、これまでまったくノーマークだったベスト盤の存在に気がついたのですよ~。
これです。
さらにあちこち調べてみますと、このベスト盤、タイガースのメンバーが選曲をしたという記述も見つかりました。
う~む、興味深い。
当然82年のアルバムからも多く収録されていますが、僕にとっては結構意外な選曲があったりして・・・。
keinatumeg様が書いていらっしゃった
「僕と1分しない?」
というフレーズがまた、ちょっと大人になった同窓会時のタイガースにピッタリですねぇ~。
そう、「銀河旅行」というナンバーは”1分でできあがるカップラーメン”のCMタイアップ曲だったようですね。
僕、まったく記憶に残っていませんよ・・・情けない。
なるほどそれで「ジャスト・ワン・ミニッツ♪」かぁ・・・。湯川さんの詞も、まずはタイアップありき、で作られたということですか。
後追いの僕にとっては、こんなことすらとてつもなく深い。
で、このレコードなんですけどね。
調べても出てこなかったので、ナイとは思うのですが・・・CD化とかされてたりはしないのでしょうか?
僕が今回先輩方に逆伝授して頂きたいのは、まさにこの1点なのです。
もしもCDがあるのなら、僕はそちらを何とか探し求めて購入したい。
CD化されていないのであればスッパリあきらめ、「ゴールデン・ベスト」の方を購入いたします。
迷えるヒヨッコに、どうか正しい指南を。
よろしくお願い申しあげます~!
☆
追伸にて、お知らせがございます。
拙ブログでもリンクさせて頂いております「石海ブギウギ」の管理人・いわみ先輩ですが、この度、地元の町会議員に立候補し、見事当選を果たされました。
さすがに詳しい町名などまでお伝えするわけにはいかないのですが・・・。
長い間ブログの更新が途絶え、おそらく議員さんでいる間は再開なさることもないでしょうが、いわみ先輩がお元気でいらっしゃるのか心配なさっている方も多いようですので・・・僭越ながら不肖DYNAMITEより、ジュリーファンのみなさまにこの快挙をご報告申しあげます。
ただ、いわみ先輩のブログの方にお祝いのコメントを頂いてもお返事はできない状況のようですので(ま、ヤバいってのもあるんでしょうな笑)、その旨御了承くださいますよう・・・とのことでございます。
「議員になってもジュリーは聴き続けます!」
今朝、御本人から頂いたメッセージです。
本当に、おめでとうございます!
この半年間、大変だったことでしょう。
でも、きっとそのおかげでかなりスマートになられたのではないでしょうかね~。
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