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2011年3月 7日 (月)

ザ・タイガース 「美しき愛の掟」

from 『THE TIGERS SINGLE COLLECTION』
original released on 1969、single

Tigerssingle


disc-1
1. 僕のマリー
2. こっちを向いて
3. シーサイド・バウンド
4. 星のプリンス
5. モナリザの微笑
6. 真赤なジャケット
7. 君だけに愛を
8. 落葉の物語
9. 銀河のロマンス
10. 花の首飾り
11. シー・シー・シー
12. 白夜の騎士
13. 廃虚の鳩
14. 光ある世界
15. 青い鳥
16. ジンジン・バンバン
disc-2
1. 美しき愛の掟
2. 風は知らない
3. 嘆き
4. はだしで
5. スマイル・フォー・ミー
6. 淋しい雨
7. ラヴ・ラヴ・ラヴ
8. 君を許す
9. 都会
10. 怒りの鐘を鳴らせ
11. 素晴しい旅行
12. 散りゆく青春
13. 誓いの明日
14. 出発のほかに何がある

-----------------------------

今回はタイガースがお題です。
最近にしては素早い更新でしょ~。
実は「彼女はデリケート」と下書きがほぼ同時進行だったんですよ。

それにやっぱりね、ピーの復活→露出というのは後追いの僕のようなファンにとっても、大きなインパクトがありました。

『奇跡元年』の年の春くらいまでは、ジュリー以外のタイガース・メンバーの顔と名前、ニックネームが一致していなかったDYNAMITE。
その頃に執筆した「あのままだよ&Long Good-by」の記事では”岸部兄さん””森本さん”、そして”瞳さん”なんて風にメンバーのことを書いています。

その後猛勉強しまして、タイガースの現役時代および今の風貌と、ニックネームがピタリと一致するまでになりました。
ただ、今の風貌が、僕ならずとも先輩方でさえまったく分からないメンバーが一人だけ残っていました。
それがピーなんですよね。

ピーは突然ファンの前に姿を現し、今の姿、過去の出来事、将来の展望、すべてをさらけだしています。
メイ様が仰っておられたように、40年の歳月を一気に詰めてしまうようなそのバイタリティーに、タイムリーなタイガースファンの先輩方をしてもなかなかついていけない、という嬉しい悲鳴をあげているような状況ですね。

今回は、そんなピーの復活について、後追いファンである僕なりに思うことや、話題沸騰・品切続出となっている『ロング・グッバイのあとで』のちょっとした感想なども交えつつ、タイガースの楽曲を採り上げさせて頂きます。

お題に選んだのは、「美しき愛の掟」。
理由は、まずピーのドラムスについて語るにふさわしいナンバーということ。
そしてこれは、春のジュリーのトークショーのタイトル

ザ・タイガース君だけに愛をとはとわに、ああ花の首飾りとは

に組み込まれているタイガース・ナンバー3曲の中から選んだ、ということでもあります。
最初の「君だけに愛を」はね、この目で見て、ジュリーの指差しと会場の「キャ~!」を体感してから書くんだ~♪
それはきっと実現する、と信じています。
「花の首飾り」は・・・どうだろう。いつか書く日が来たりするのかなぁ、という感じ。
名曲ですけどね。有名過ぎるナンバーって、改めての考察が難しい・・・何か強烈なきっかけが無いと、書けないかもしれません。

で、残るのは「とはとわに」。
これは明らかに「永遠に君だけを~♪」とエンディングで繰り返されるナンバー「美しき愛の掟」からの引用でしょう。
ジュリーはこの3曲について、「美しき愛の掟」について、トークショーで何か語るのでしょうか・・・そんな期待、みなさまからのご報告を楽しみにお待ちする、というメッセージも込めて。
最もハードなタイガース・ナンバー「美しき愛の掟」、伝授です!

まずはいつものように、記事執筆にあたり、自分で一度は楽器を鳴らして音源と一緒に歌ってみる、という作業を始めてみました。
そういやこの曲は譜面があったっけ・・・と手にしましたるは

Tukinoyaiba1

↑ 深夜放送ファン・別冊、『沢田研二のすばらしい世界』。

貴重な一冊に深く感謝しつつ、「美しき愛の掟」のページを開き、ギターを構えますというと・・・。

は?
いきなり1コ目のコードから、誤植しとる~!

20110306

フラット2つのト短調。これで最初のコードがGなんてそんなトリッキーな明るい曲じゃあないでしょう、これは・・・。
ここは、「G」ではなく「Gm」ですね~。
お手持ちのみなさま、この機に修正しておいてくださいね。他箇所にも相当怪しい表記がありましたが、これほど明白な「誤植」ではなかったです・・・。

さて、僕がタイガースのオリジナル・レパートリーの中で「ハードな曲」と言えば、思い浮かべるのは「美しき愛の掟」「怒りの鐘を鳴らせ」の2曲。
ただ、「怒りの鐘を鳴らせ」はどちらかと言うとサイケデリック・ロックやプログレに近い。60年代終盤に急速にのし上がってきた、いわゆる”ハードな洋楽ロック”のエッセンスをハッキリとタイガースが主張したのは「美しき愛の掟」の方だと言ってよいでしょう。
クリームなどのハードな洋楽を彷彿とさせる曲調、アレンジです。

かと言って超絶テクなギタープレイがあるワケではありません。キメのギター・リフレイン
「ソレドレ、ソレドレ・・・♪」
の繰り返しはとても効果的で、歪んだ音も強く印象に残りますが、さほど忙しい演奏をしていないのです。

対して大変なのはドラムスとベース。
ギターリフが同じ音階を繰り返す中、ベースは2拍ごとに音程を「ソ→ファ→ミ→ファ」と移動させており、ゆったりと歌メロに入って・・・と1番の段階だと何だかとても楽そうなのですが、2番からいきなりブイブイ言わせて動き回ります。この部分のフレージングは、いかにも洋楽的です。

そしてドラムス。これは忙しい!
ピーのドラムスです。
タイガースについては色々と黒子の噂もあり、後追い、しかも僕などの耳では演奏者の特定はなかなか難しい。
でも、これはピーのドラムスです。

新たにジュリーファンとなり、タイガースを知った僕が最も驚いたこと。
それは、ジュリーについて、ピーについて、ファンの先輩方が歌を、ドラムスの技量を、「下手だ」と長年思わされてきたというとんでもない事実。
当時、どんな人がジュリーの歌を下手だと言ったか僕は知りません。しかしその人は激しい自責の念に駆られることになったのでしょうね。
ではドラムスは?
ピーのドラムスはどうなのかと言うと。

ピーのドラムスに、超絶テクニックはありません。機械のような正確さもありません。
あるのは、歌心と、独特のタッチ。
僕がピーのドラムスを「上手い」と表現するのは、その2つの要素が、僕の音楽的好みとピッタリ一致するからです。

ピーにはハッキリとした個性的なタッチがあります。

僕がピーのドラムスで最も好きなナンバーは「はだしで」と「怒りの鐘を鳴らせ」ですが、とにかく勢いがついてくると、ひっきりなしにスネアのロールが入ります。スタジオミュージシャンならば上品に3連符で纏め上げるであろう部分が、ピーの手にかかると、流麗なロールに覆われます。

そしてもうひとつの特徴は、ハイハットの鳴らし方。
時折「パシ~ン!」と振り下ろすようにして叩く際(これもすごく個性的)、ちょっと左足を緩めているのか、シンバルがオープン気味になるんですね。
僕は、曲中しばしば現れるそんなスネアロールやハイハットの、ピー独特のタッチが好きなのです。

ジャジーな捌きが持ち味として知られるチャーリー・ワッツと、カントリーのノリを常に持つリンゴ・スターを合わせたような味。
考えてみれば、ビートルズもストーンズも、タイムリーな演奏評価というのは、特にドラムスについてはロクなものではなかったらしい。今ではほとんど掌が返されているのですから、タイガースファンの先輩方、その点は全然気にすることはないですよ。

で、そのピーのタッチは、ロールについて言うと、「美しき愛の掟」にもたびたび登場します。
最初の登場シーンは、2番直前の0:48秒くらいですね。
「ドゥルルルルッ♪」という音です。注意して聴けばみなさまお分かりになるはずですよ。
そして、これがあるから「ピーのドラムスだ」と僕のような才の無い者でも判別できるのです。

ただそれ故に、「これはピーの演奏ではないのでは・・・」というタイガース・ナンバーにも敏感になるわけで。
あくまで推測でしかありませんが、「淋しい雨」のいかにも英国マージー・ビート直系のプレイなどは、耳慣れたピーの音とはかけ離れているような・・・。

まぁタイガースの場合、すべての楽器について”極上のテクニック”という表現はあてはまらず、だからこそ「この演奏は?」などと余計に色々と考えてしまうことも多くあります。
例えば「美しき愛の掟」のリードギター。
これも不器用な感じが逆に素晴らしいながら、同音チョーキング連発で攻め立てる間奏及びエンディングは、間違いなくタローのプレイでしょう。
しかし、間奏直後の「僕が死んだときは♪」から始まる3番歌メロで絡んでくるハードなファズ・ギターの演奏は・・・タローかもしれないし、ゲストプレイヤーかもしれない。僕に判別はつきません。

(後註:メイ様の御記事を拝見して気がつきました。この曲のレコーディング時にはまだトッポが在籍していたんですね。とすればリードギターは、タイガースメンバーの演奏とすれば、トッポということになるでしょう。
それにしても・・・CDの解説、コーラスパートはシローのテイクと入れ替えた、と書かれてあるのに、ギタートラックについてはスルーですかそうですかそうなんですね涙)

そして、ベースはギター以上に分からない。
「嘆き」のレコーディング音源のベースが、ジュリーのファーストシングル「君をのせて」のB面曲「恋から愛へ」のベースと同じ人の演奏かなぁ、というのが何となく想像できるくらいです。これはサリーではないように思えます。
あとは・・・本当に分からない~。
もっと聴き込み、勉強しなければいけませんね。

ですから、ギターやベースに比べ、ピーの音には強烈な個性があって、タイガースナンバーの多くで「これはピーだ!」と確信できるのがまた嬉しいんです。

いやぁ、それにしても。
僕もすっかりこのところの露出で、現在のピーの顔や立ち姿を覚えてしまいました。
たぶんこれで、現時点で僕が
”ひょっとしたら、すれ違っても気づかない”
そんな可能性があるタイガースのメンバーは、トッポだけでしょうか
(←早く豪快に露出して~、という願いを込めて書いています)

僕は、若い頃のピーの姿は写真や映画で見ていますが、さほど印象に残っていません。どちらかというと「音=ドラムス」の個性の方が頭に植えつけられています。
しかし、今のピーは・・・”今の音”がまだ届いていないせいもあるでしょうけど、まずルックスを強烈にインプットしてしまったのです。

と言いますか、何というカッコイイ還暦越えのおじさまでしょうか!

ピーのサイトに、『ロング・グッバイのあとで』出版記念パーティーの様子が写真でアップされていましたよね。
もちろんジュリー、サリー、タローと4人で映っているショットも素晴らしい。
しかし僕が好きなのは、加瀬さんに寄り添われて「気をつけ!」姿勢になっているピーの写真・・・とんでもなくカッコイイ!
憧れます。あんな”イケ還”になれたら素敵でしょうねぇ・・・。
決して”元アイドル”的なカッコ良さではなく、普通に道を行き来している普通のおじさんが、ふと気づくと途方もないオーラを放っているという、僕は今のピーにそういった印象を受けます。

そして、そんなイケ還・ピーが執筆した『ロング・グッバイのあとで』。
僕も読みました。
タイガースファンとしての年月が浅い僕は、後追いの同世代の男性ファン・・・例えばkeinatumeg様のような素晴らしいレビューを書くには予備知識が全然足りませんし、27年ロマンス様のように、思いが溢れてしまってなかなか簡単に記事で採り上げられない、というようなこともありません。

ただただ、タイガースに対して、そしてピーに対して深い思いを持つ方々が感動なさっているのが、我が事のように嬉しい・・・そんな状況です。

僕が、頼りないタイガースファンながら、この本を通して思ったこと・・・それを簡単に書かせて頂きますと。
ジュリーが、先の具体的な目標を定め、それに向かって努力していく過程でいくつものひらめきを加味していくタイプとすれば、一方ピーは、まずひらめきがあり、それを具現化するべく努力していくタイプ。
そんなふうに思いました。

言えることは、ジュリーもピーも類稀なる努力家ということです。
才能と努力の両立・・・長い時が経った今だからこそ、この二人がお互いをリスペクトしないはずはありません。

無事に再会を果たし、メンバー同士の気持ちは今、ひと段落といったところなのかもしれません。
この先は、別の道のりを歩んできた、例えばジュリーとピーの長年の努力・・・それを互いに確認し合える場として、自然とタイガース復活へと繋がっていけばいいなぁ、と僕は思っているところです。

あとね、細か~いことですけど。
『ロング・グッバイのあとで』に頻繁に登場する食べ物ネタで、蕎麦の話がありましたよね。
僕は関西人ではなく九州人ですが、上京して初めて蕎麦の美味しさに気づきハマってしまった、というのはピーとまったく同じです。
何だかそんな些細なことが嬉しかったりして。

・・・と、ここまで演奏や、ピーのことを中心に長々と語ってきましたけれど、僕などが言うまでもなく、「美しき愛の掟」はジュリーのヴォーカルやキャラクターを前面に押し出したナンバーです。
”騎士”のイメージを残しつつも、それが現実世界からかけ離れたキャラではなく、もっと人間臭く、肌や吐息が直に聴き手に伝わるようなコンセプトになっていますよね。

僕が最も惹かれる箇所は、2番のAメロです。

♪ ぼくはきみのために 人のそしり受けて
        Gm         F            E♭        Dm

  牢屋で死んでも かまいは  しな  い ♪
      Gm       Dm            Am7  Dm   Gm


(註: 表記コードは『沢田研二のすばらしい世界』とは結構違えて採譜していますよん。こっちの方が弾き語っていて気持ちいいと思います~。楽器弾く方は是非試してみて!

激情、捨身、自己犠牲。
「牢屋で~♪」のトコなどは、ジュリーのヴォーカルに若さ故のある意味向こう見ずな、鬼気迫る迫力を感じます。

「美しき愛の掟」でビタッとジュリーに当てはまったそんなキャラクターは、後に「許されない愛」「あなただけでいい」「死んでもいい」等のソロの楽曲へと引き継がれていきます。
その意味でも「美しき愛の掟」は、ジュリーの歴史において重要なタイガースナンバーのひとつと言えるのではないでしょうか。

そして、そんなコンセプトをジュリー自身がどのように受け止めていたのかはさておき、僕が考えるジュリー最大の魅力である

”歌に心ごと身体ごと入り込む能力”

それがジュリーの歴史において、洋楽カバー以外で初めて発揮されたナンバーが「美しき愛の掟」なのではなかったか、と、後追いファンながら僕はそんなふうに思っているのです。

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タイガース復活祈願草の根伝授!」カテゴリの記事

コメント

初めてコメントさせていただきます。
この頃、タイガースをめぐってざわざわしているので、情報を探すうちにこちらにお邪魔しました。
再結成の時に、ジュリーしか知らないファンがいっぱい来たらやだなあと思ってたのですが、こんなに思い入れのある素敵な若いファンの方がおられて嬉しくなりました。
私はタイガースデビューの時、小学1年でした。ジュリーしかテレビに映らないのでジュリージュリーと言ってましたが、トッポが好きでした。
トッポは脱退した後、いろんな痛い目に遭いながらがんばってきました。
ひとつ見ていただきたいのが、昨年行われたミュージカルHAIRの40周年コンサートです。脱退直後に主演したものの麻薬事件に巻き込まれて公演中止になった伝説の?ミュージカルです。
トッポは、けっこう太ってセルジオ越後みたいになってますが、Let the Sunshineを感動的に歌っています。YouTubeでHAIR1969Tokyoで検索すれば見られます。Aquariusの方は風邪ひきで声が出てないので、Let the Sunshineを見てあげてね。
このとき出会ったガロのメンバーをバックに従えて小さなライブハウスで再起しますが、「ニルス」を歌う頃までは不遇でしたね。
同窓会以後はタイガース時代の曲も歌うようになりました。「廃墟の鳩」が、本人お気に入りみたいです。
トッポには、タイガースのトッポではない加橋かつみという生き方があって、それをとても大切にしている事実があります。そして、タイガースのメンバーはそのことを理解してると思うから、だから、だからどうなるのか、私にもわからないんですが、やっぱりみんなで寄ってほしいですね。
もちろん、シローちゃんも。
ちなみに、トッポがタイガースで歌った歌で私がいちばん好きなのは、「ニューヨーク炭鉱の悲劇」。ライブ音源をYouTubeで聞くしかできませんが、こんな歌を19歳のトッポが歌う奇跡のような感性に涙が出ます。
もちろん、これは後でみつけたもの。小学1年の私は、「廃墟の鳩」が大好きでした。
長々とすみませんでした。
また、お邪魔させていただけたら幸せです。

投稿: アン | 2011年3月 8日 (火) 11時45分

DYさん、お邪魔します。
私も2番のAメロ部分が大好きです(*^_^*)で、♪牢屋で死んでも かまいはしない♪のところを脳内再生して、気づいたことなのですが、作詞のなかにし礼さんは、シャンソンの楽曲である「王様の牢屋(つべでACTの歌唱が聴けます)」を換骨奪胎して、この作品を書いたと思います。なかにしさんは、シャンソンの訳詞からキャリアをスタートさせているので、可能性は十分あります。ジュリーの歌手としての本能が、橋本さんの疑似ヨーロッパより、このような歌詞に反応したのは、個人的には、とても興味深いです。そういう意味でも、ソロの楽曲につながる作品だと思います。

投稿: 74年生まれ | 2011年3月 8日 (火) 12時27分

すごく好きな歌です。
ザ・タイガースの曲で 1番かもしれない。
歌っていたジュリーの姿を思い出すと もう今でも とろけそうです。
ところで トッポですが 5月に 新神戸オリエンタル劇場で ライブがありますよ。
GSビッグスリーには ちょっと 異議がありますが…
素敵なロマンスグレーの写真が 載っていました。

投稿: youko | 2011年3月 8日 (火) 18時47分

ちゃはっ。DYさまのコメント返しに気が付くのに9日もかかってしまいましたヨ。ワタシとしたことが!(照)。たった今、この前のDYさまのリコメを読み返して感動。DYさまって、お優しくってらっしゃるのネ。好感度UPっぷ。ありがとうございました。実は明日退院します。ご心配をお掛け致しました。さて、タイガースの「美しき愛の掟」は秀和、あらゆる歌のすべての中でも最高峰に愛してる1曲です。これは凄い。本気で私を励ましてくれてるみたいで。熱が上がりそうですヨ(笑)。こちらもジックリ読ませて頂きます。DYさん、なんだか、すごい!。

投稿: 秀和 | 2011年3月 8日 (火) 20時31分

DYさん、補足です。美輪明宏さんが訳した、シャンソン「王様の牢屋」の歌詞です。

http://j-lyric.net/artist/a000469/l01da2d.html

投稿: 74年生まれ | 2011年3月 8日 (火) 20時32分

お久デス。

「美しき愛の掟」!!
ザ・タイガースに関してはワタシもDY兄さん同様後追いでございますの~。
なのでこの歌の歌詞を始めて歌本で見た&レコード聴いた時既にタイガースは解散後・・・。
でもってその時ワタシはイタイケなしょーがくせいでしたが・・・

この歌初見・初聴きの瞬間は今で言う「萌えっ~~~!!!!」でしたねwww
しょーがくせいのくせにwwww

「牢屋で死んでもかまいはしない」・・・うわあ・・・・って感じで。
相当衝撃だったことはいまだに覚えています。
幼いからこそかもしれませんが、凄いって思いましたね。

投稿: ちゃちゃ | 2011年3月 8日 (火) 20時49分

DY様 こんばんは。

この歌は衝撃でしたね。
こんな歌、普通に歌っちゃえる人がいていいのか?と。
宝塚のミュージカルでもないのに、それに近い情景がいやでも浮かんできます。ただ、ジュリ&タイガースの方がずっと自然に感じますが。
「王様の牢屋」はこの歌の返歌みたいですね。
私も「タイガースは下手」と有識者と称する方々に刷り込まれてきたせいでどういう音楽を上手いというのかわからなくなってしまってたイタい一人です。
ライブに行けなかったので音源は「どーせ黒子」と言われても反論できなかったし。
タイガースはあれだけのメンバーがよくぞ自然に集まったものだと今更ながら感心します。

投稿: nekomodoki | 2011年3月 8日 (火) 21時35分

アン様

はじめまして!
ようこそいらしてくださいました。
まだまだファン歴は浅いですが、タイムリーでタイガースを知っていらっしゃる先輩が丁寧に読んでくださるのは本当に嬉しいです!

Let the Sunshine、見ました!
びっくりです。トッポ、高音健在!同窓会の時より声が良く出ているように僕には思われます。
「僕は!」とシャウト気味に歌う箇所が素晴らしいですね。

後追いの僕から見ると、トッポというのは「常に気になる存在」です。
姿を、声を知らず知らずに探してしまう・・・そんな感じなのです。

これからも是非遊びにいらしてくださいね。
よろしくお願い申し上げます。

74年生まれ様

ありがとうございます。

実は今日、自分の携帯から自分のブログが見れない状態が続いていました。
僕だけなのか、それともココログさんで何か不具合が起きていたのか・・・。
74年生まれ様は携帯でネット巡りをされていらっしゃると聞いていましたから、ひょっとしてご不便をおかけしたのでは・・・と思ってしまいました。

色々教えて頂きありがとうございます。
確かにジュリーは、この歌詞に「反応」していますよね。
この曲の歌唱経験があればこそ、「許されない愛」のヒットが実現したのでは、と僕は思っています。

youko様

ありがとうございます。
調べました。トッポも素敵なおじさまですねぇ。
ちょっととっつきにくそうな感じだけど・・・それがいい!

「美しき愛の掟」はそのトッポがいなくなって初のシングルということで、タイガースファンの先輩方にとってどんなふうにとらえられているのだろうか、と思っていましたが、みなさまのコメントで「この曲が大好き」と仰る方が多いことが分かり、記事を書いて良かったなぁ、と今思っています!

すみません一度切りますよ~。

投稿: DYNAMITE | 2011年3月 8日 (火) 22時00分

秀和様

退院おめでとうございます!

いやぁ、何という偶然でしょう。
ピーの本を読んで、「次(「彼女はデリケート」)の次には「美しい愛の掟」の記事にしよう、とは前々から決めていたのですが、upがこのタイミングになり、しかもこの曲が秀和様の最愛のナンバーのひとつだったとは・・・!
自分でも、なんだかスゴイ、と思ってしまいますよ(笑)。

僕の文章は非常に暑苦しいので、秀和様の熱が上がらないことを祈っております~。

74年生まれ様

拝見しました~。
いつもありがとうございます。

僕は「美輪さん、訳詞とかやってらっしゃったんだ・・・」という情けないレベルでございます・・・(泣)。

ちゃちゃ様

ちゃちゃ様も萌え曲でいらっしゃいましたか!

いやぁ、後追いとは言え、ちゃちゃ様は小学生でこの曲をお聴きになっているわけですから僕とはやはり全然違いますよ。

うらやましい・・・僕も、ひょっとしたらですが、母がタイガースを聴いていた可能性があるんですよ。息子に教えてくれりゃいいのに~。
レコードは家に無かったのですが、タイガース同窓会の時のテレビの前の母の様子を思い出しますとね・・・。どうもトッポが好きだったんじゃないかと。
僕がジュリー堕ちする前に亡くなってしまったので、その辺りは謎のままなのですが・・・。

nekomodoki様

そうです、まさにその通りです!
こういう歌を普通に歌ってしまえる日本人初の歌手、それがジュリーなんですよ!
普通に感情移入しているように聴こえますし、わざとらしくない。聴き手は引き込まれるばかり。
贔屓目抜きに考察しても、それは揺るぎないと思います。

ですから、ジュリーの歌を下手だと言っていた「有識者」は、まったくの石頭か、そうでなければ人気に嫉妬していたと考えるのが自然でしょうねぇ。

黒子については僕も分かりませんが、ことさらこだわってもいません。
ただ、生でタイガースの演奏を聴くことができたら、何か劇的な、新たな考察が降りてくるかもしれないのです。
じっとその日が実現するのを待ちたいと思っています。

投稿: DYNAMITE | 2011年3月 8日 (火) 22時37分

CDのことは知りませんが
シングルレコードは演奏もコーラスもトッポ参加のまま
とどこかで読みましたよ(ジュリーが言ってたかも?)
発売当時は、急遽録音しなおしたとか言ってトッポの写真も削られて
公的にはトッポは入ってないことになっていますが
B面コーラスはどう聞いてもトッポの声だし~

投稿: メイ | 2011年3月 8日 (火) 23時35分

メイ様

ありがとうございます~。

そうでした!
確かロンドン帰国後に映画用に差し替えたんでしたね。
シングルレコードでは、「きのうなる~」がトッポの声でしたね!

と、いうことは・・・。

ハッ!と気がついて『ハーイ・ロンドン』の「美しき愛の掟」の音源と、CDのそれとを、たった今聴き比べてみました。

耳をかっぽじって聴きましたが・・・ギタートラック、フレーズは全く入れ替わっていないようで。
嗚呼・・・。

いや、明日もう一度音色やアタックまで聴き直してみます。
タローがトッポのプレイを完全コピーしているのかもしれませんから!

投稿: DYNAMITE | 2011年3月 8日 (火) 23時56分

オフィシャル様で発表のあった日は、あの頃の音や声そのままを必死で思い出しながら「とわに~♪とわに~♪」がリフレインしていました。
今年聴けるか知らねえ。

投稿: もじもじそわそわ | 2011年3月 9日 (水) 09時00分

今晩は。ジュリーがドラマティコなボーカリストだというのは、
既にタイガース時代に、楽曲提供者には見抜かれていたんですね。

欧米人があっさりやってのけるこの感情表現ですが、
日本人の場合、文化の違いか、どうしても気負いや含羞を感じてしまいます。
でも、ジュリーだけは例外中の例外なんですよね~。

京都で普通に育った男の子だったのに、どこで身についたんでしょう。
でも、普段shyな人ほど、ここぞというシーンでは、はじけるんでした。
Pの本の中の、ジュリーがケンカに強いというくだりに通じるものが…(汗)
よくぞ無事にタイガースに行きついてくれました。

投稿: morie | 2011年3月 9日 (水) 21時45分

DYさま
タイガースジュリーで1番!くらい大好きな曲です。
「美しき愛の掟」という衝撃的なタイトルにガァァーーーん!
そしてちゃちゃさま同様「牢屋で死んでもかまいはしない」に激萌えでした。
だって、ジュリーが愛のために牢屋に入っちゃうんですよ~

>”歌に心ごと身体ごと入り込む能力”
DYさま、いつもながら表現が素晴らしい♪それこそジュリーなんですよね!
本当にジュリーは万華鏡のようにあらゆるドラマチックを見せてくれます。
ソロジュリーだけでも追いかけきれない魅力があるのに、まだタイガースジュリーがいるぜ!!って。
このことに、幸せ&感動しちゃう自分がいます♪

投稿: チャコ | 2011年3月 9日 (水) 22時53分

DYさま

この曲は衝撃もありましたが恥ずかしさもありましたよ。家族と一緒にテレビ見てるんですよ
中学生だったし瞳をハートにしてドキドキが父にも伝わるわけですよ。
大人は全員が敵だったわけですから
それでもチャンネルは断固死守してテレビの真ん前に正座してチャンネルを回されないようにガードをしながら孫の手とか持ってました。
父がチャンネルに手を伸ばしてきたらピシって叩くんです。

ジュリーが死んでもいいって歌いながら手を差し伸べて憂いに満ちた瞳で私を見つめてたんです。
少女たちは皆自分の為だけに歌ってくれてると思ってました。

投稿: キミちゃん | 2011年3月10日 (木) 08時50分

もじもじそわそわ様

今年聴けると良いですねぇ~。
タイガースが復活するてして、やはりステージでは外せない曲だと思います。

「とわにとわに♪」のリフレインはジュリー自身も身にしみついているのでしょうね。
トークショーに参加される方々のご報告が楽しみです♪

morie様

本当に、こと歌の感情表現についてジュリーは日本人離れしてますよね。
タイガース時代は欧米を彷彿とさせますし、今はもう独自のものを確立しています。

みなさま、P本のジュリーのケンカ話に萌えていらっしゃいますね!
でも、ジュリーがその状況でケンカが強いのは当たり前ですよ~。
ああいうのは、「誰かを護る」という気持ちがある方…要は本気度の高さが重要です。
先手で本気の一発を繰り出す人が強いのです。

逆に言えば、もしもピーとケンカになったらジュリーは本気を出せないでしょうから、勝てません。
先手の一撃を決めるのは、ピーの方でしょう

すみません一度切ります~。

投稿: DYNAMITE | 2011年3月10日 (木) 15時58分

チャコ様

ありがとうございます。

おぉ~、チャコ様もタイガースの中で1、2を争う好きな曲でしたか~!

今僕はちょっと考えが甘かったな、と思っています。
「美しき愛の掟」はトッポが抜けて最初のシングルリリースということで、当時のファンの方々は「どよ~ん」と沈んだ気持ちで聴いていらっしゃったのかなぁ、なんて考えていたんですよ。
とんでもないことでした。

僕もドーム以降しばらくは、ソロの作品を追いかけるのに必死で、タイガースを真剣に聴き出すのが遅れました。
そして、チャコ様に同じく
「ソロをあらかた聴き終えてしまったけど、まだタイガースのジュリーもいる!」
と、嬉しくなったものでした~。

キミちゃん様

チャンネル死守・・・いやぁリアリティーありますよ~。
大人達が敵ということは、お父様もこの時ばかりは敵というわけですね。

しかし「美しき愛の掟」は人気が高いですね。
まぁ、カミさんに言わせると「当たり前やん」と。
「この詞曲を、タイガースのあのジュリーが歌う」
・・・それだけで、世の乙女達はジュリーを鎖でつなぎたくなっただろう、と・・・。

なるほど・・・。
男の僕にはそこまで想像が回らない~。
やはり男性ジュリーファンは、ちょっと損してますね・・・。

投稿: DYNAMITE | 2011年3月10日 (木) 21時08分

瀬戸口様

この歌が出た時、いよいよね!と思いました。
TVではまだまだ可愛いジュリーでしたが、ステージではいろいろな歌を歌っていて、セクシーな雰囲気が濃厚に出始めていたジュリーにさぁ、テレビの前でもやっちゃえ!と思いましたよ(笑)
でも、それ程でもなくて・・

DY様が思ってらしたのは正解と感じます。
この時はこの歌のセンセーショナルよもトッポ脱退の方にセンセーショナル度は大きかったのです。
今になるとこの歌と歌うジュリーを真っ直ぐに評価する人たちが圧倒的なのですが、42年の時が流れているのす。
当時の少女たちは心の中での興奮をそのまま出してはいませんでした。
きっとすごい反応が来るだろうと思っていたわたしは肩透かしを食ったの覚えていますよ。
またジュリーもその後のパフォのようではなかったと思います。
もし、この歌でのパフォがショキングであったなら、ソロでうたった「許されない愛」の彼の歌い方に世間はあれほど驚かなかったでしょう。
「美しき愛の掟」がタイガース期のジュリーの歌として大きな支持を受けるのはずいぶん後になったと感じています。

「酒場でダバダ」が今程の受け方をしなかったのと双璧だとわたしは感じているのですが。

投稿: momo | 2011年3月10日 (木) 21時48分

momo様

ありがとうございます。

分かりやすいご説明で、なるほど、と納得!
つまり少女たちは、トッポが抜けたショックを引きずりながらも、ジュリーの開眼した新たな歌唱スタイルに興奮していた・・・しかし素直に衆目での反応にはそれぞれストップをかけている状況だったと・・・そんな感じなのでしょうか。

何事も「初めてやった!」というのは・・・偉大ではあってもタイムリーな評価はされなかったりするものですからねぇ。特にジュリーはその繰り返しで。

それは少女達だけに限ったことではなかったのでしょう。
「許されない愛」で世間がようやく「美しき愛の掟」に追いついたのでしょうね。
その時になってもまだ、ジュリーの歌唱を熱く語る批評家が少なかったというのは、後追いの僕からしますと信じがたいことなのですが・・・。

投稿: DYNAMITE | 2011年3月10日 (木) 22時44分

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