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2011年3月25日 (金)

沢田研二 「ナイフをとれよ」

from『思いきり気障な人生』、1977

Omoikirikiza


1. 思いきり気障な人生
2. あなたに今夜はワインをふりかけ
3. 再会
4. さよならをいう気もない
5. ラム酒入りのオレンジ
6. 勝手にしやがれ
7. サムライ
8. ナイフをとれよ
9. 憎みきれないろくでなし
10. ママ・・・・・・

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前回は、多くのみなさまの後押しもあって、「無事でありますよう」の記事を執筆することができました。
なんとか「いつも通りの記事」を書こうとして苦しんでいた際に、特にmomo様より頂いた
「再スタートの最初の記事が、いつもと違う特殊な更新になってしまうのは当然。敢えてプレッシャーをかけます。勇気を出して書いてください」
というお言葉には本当に力を頂きました。ありがとうございました。

それから、「いつものスタイルの記事」(待ってくださっている方々が多くいらっしゃることに驚くばかりの日々でした。感謝しかありません)に向かうにあたって、色々と考えました。
やっぱりこんな時だから、楽しい記事を届けたい・・・でも、それが空回りしてしまったら、かえって多くの方々に不愉快な思いをさせてしまうかもしれません。
被災地から遠く離れ、何もできない自分に対する負い目。
その、言わば卑屈な感情が文章から伝わってしまったらと思うと・・・。

余震があるたびに、現地ではどのくらいの揺れなのだろうか、水戸にいる弟一家は無事なのだろうか、そして、幼少時代からまだ見ぬ土地として憧れ、上京してすぐに新幹線の売り子のアルバイトをしてまで毎日のように眺めた東北の山並・・・あの自然の中で暮らしていた人達の生活は今、どうなっているのだろう、と考えます。

そんな不安や逡巡を抱えたまま、「楽しく楽しく」と無理に書いた文章は、どう考えても良くはならない。
どうすればよいのだろう・・・。

そんなことを自問しながら過ごした1週間。
74年生まれ様に頂いたコメントとまったく同じことに、僕も思い至っていました。
ジュリーの最新CD『涙色の空』収録の1曲「若者よ」の楽曲解釈が大きく変わったのです。
特に
「生きてる人を生き生きとさせるのは
  すごく難しいけど」
から始まる、2番の詞が胸に響きます。
今、リリース後に執筆した「若者よ」の記事を読むと、その自らの考察の浅さに恥ずかしくなります。

僕はこの数日で、春の高校野球で選手宣誓の大役を担った創志学園の野山慎介主将、自らの危険を省みず、津波から母子を救った仙台ジュニアユースのDF・藤沢恭史朗選手という二人の若者のニュースに、心を洗われました。
決意に漲る表情、闘志宿る体力。
そして、言葉や行動の底にあるのは、若者らしいピュアな心・・・正にそこなのだと思いました。

それなら・・・僕も「楽しい」記事を書くにあたって、「心」を持てば良いのかもしれない。
でも僕の場合それは、「被災地を悼む」という心では通用しそうもありません。
そうしてしまったら、遠い土地から、しかも何の力も持たない、特別なこともしていない、まして若者のような純粋さを持たない僕の発信にはやはり無理が生じ、「現場も知らずに何を言ってるんだ!」と思われてしまうかもしれないのです。

では、どういう心を持てば良いのか。
考えました。

「ジュリーの楽曲を掘り下げる」
という、このようなスタイルでやっているなら、楽曲に対する真の愛情を吐露したとすれば、どうだろう・・・。

本当に好きで好きでたまらない曲を、「好き」という心に身を委ねて書いたなら、そこに嘘や無理は絶対にないですから、少なくとも愛情は伝えられるかもしれません。
愛情が伝われば、自然とみなさまが楽しめる記事になるんじゃないだろうか・・・。

できるかどうか分かりませんが、そんな思いを持って執筆することにしました。

そこで、これからしばらくの間は、数あるジュリーの名盤について、「僕がアルバムの中で一番好きなナンバー」をお題に採り上げていきたいと思っています。
途方もなく好きなジュリー・ナンバー、まだまだ記事にしていないものがたくさんあります。「一番好き」な曲が複数になってしまっているアルバムもありますしね。
「好き」という、単純だけど大きなプラスの心が、どうか読んでくださる方々に伝わりますように・・・。

それでは今回は、『思いきり気障な人生』から。
僕がこのアルバムの中でダントツに好きなナンバーであり、カラオケでJOY SOUNDに行くと必ず歌ってしまう名曲です。
「ナイフをとれよ」、伝授!

『思いきり気障な人生』・・・阿久=大野=ジュリーのトライアングル三部作の第1弾アルバムです。
タイガース時代の「王子」を凌ぐとも思われる、良い意味での虚像としてのジュリーを確立させた作品かと考えますが、それにしてもこの3人の組み合わせによるマジックは本当に凄まじい。
阿久さんがどんどん進化し挑戦的な詞作をする。大野さんがそれに応える。ジュリーはその壁を軽々と越えていく、という目眩めく図式。
後追いの僕ですら、信じられないほどの奇跡、エネルギーを感じます。

次作『今度は、華麗な宴にどうぞ』になると、阿久さんの使うフレーズや世界観がある意味とんでもないことになってきますが、この作品ではまださほどブッ飛んではいません。突飛なフレーズ乱舞が目立つのは、オープニングのタイトルチューン「思いきり気障な人生」と、大トリ収録の「ママ・・・・・・」くらいでしょうか。

さて、お題の「ナイフをとれよ」はどうでしょう。
この曲は、次作、次々作のアルバム収録曲に比べると、割と直球的と言うのか、一見普通の詞です。
それでも、当時の歌謡曲の中にあっては相当異端なのでしょうけどね・・・。

で、これはまぁ、男同士の歌なわけです。

ジュリーって、間違いなく「男を好きな男」です
いや、身をのりださないでくださいよ~。変な意味ではないのです。

男というのは、大げさに言えば「身命を賭して」という気持ちになれる友人がいるかどうかによって、随分雰囲気が違ってくると思います。ジュリーには、そんな友が何人もいるような気がするのです。そういう雰囲気があります。
ただ、そのジュリーのノン気な純粋さが逆に、本物を本気にさせる危険性はあるように思いますが(爆)。

そういった雰囲気に鈍感な方の僕がこれほど強烈に感じるくらいですから、ジュリーは相当濃い「男臭さ」を持っていると言えます。
ちなみに『ジュリー祭り』参加の相方であるYOKO君はソッチには敏感な方で、最近では、ジュリーwithザ・ワイルドワンズの加瀬さん作詞・作曲のナンバー「僕達ほとんどいいんじゃあない」を”男同士の歌”と即座に見切った眼力には畏れ入りました。
あんまり、その眼力自体が羨ましくはないですけどね・・・。

阿久さんが相当敏感なのは確かで、そんな雰囲気を持つジュリーという歌い手を得て、どんどんソレ系の詞に加速度をつけていくことになるのですが、『LOVE~愛とは不幸をおそれないこと』収録の「薔薇の門」や、シングル「カサブランカ・ダンディ」のB面曲「バタフライ革命」まで行くと、あまりに僕の想像する範疇、日常からかけ離れているせいなのか、歌詞の内容が実感を伴わないという(汗)。
大好きな楽曲ながら、架空の世界の出来事のように楽しむしかありません。そこは僕の才の無さでもありますね・・・。

ところが、「ナイフをとれよ」は違います。
実感が沸く・・・と言うより、世の多くの男性が、この歌と同じような体験に覚えがあるのではないでしょうか。
酔ってくだを巻く側なのか、相手をする方か、の違いはあるでしょうけど。
僕の場合は、相手をする方でした。
大学生の頃でしたね・・・。

「女の愛に傷つけられて、暗い目を」した友人のU君が夜中に部屋に転がりこんできまして、「さぁ、酔ってしまえ」とガンガン飲ませ、結果、畳にブチ撒けられたことがあります。あ、食事中の方、ごめんなさい(汗)。
最終的にはやっとのことで寝てくれて、翌朝(ま、世間的には昼でしたが)煙草の煙を残して消えていったという。
まさに、「ナイフをとれよ」そのままの体験です。
(U君というのは、「SCANDAL !!」の記事で少し触れた、寅さんファンの友人ですね。別名「ぶりゅ~君」と言えば、数人の先輩方におかれましては「あぁ、アイツか」と手を打って頂けるかと・・・)

まぁさすがに、シチュエーションはそっくりとは言え、「ナイフをとれよ」そのままの進行で

♪ 裸になれよ シャワーでも浴び
      Gm7     C         F            Dm

  さあ 洗い流せ ♪
     B♭      C    F

ってわけにはいきませんでしたよね。当時の僕の部屋には、風呂とかシャワーなんてものは無かったですから・・・。
でも

♪ 俺に何をしてほしい なぐさめてほしいのかい ♪
        Dm  C           F         Gm    A7           Dm F7

という、この状況は確かにありましたし、「とにかく気の済むまで飲め!」と真剣に思いながらも、当の僕はというと何故だか酔いもせず、友人がズブズブになっていく様をただただ見守ったものです。
自分をフった女には強がって、それからこの場所に来てるんだろうなぁ、というのが分かる・・・。

強がったその反動で、男の友人の前で醜態をさらす・・・これはとてもみっともないように見えるかもしれませんが、男のダンディズムの在り方なのです。
矜持を分かち合える友人がいなければ成立しない話とは言え、「ナイフをとれよ」は、ジュリーのようなカッコいい男だけが歌うことを許される架空の物語ではなく、ごくごく平凡な、しがない一般の男の身にもしばしば起こり得るシチュエーションだということを、ジュリーファンのお姉さま方にはこの機に伝授さしあげたいと考えます。

ただ、阿久さんが作詞してジュリーが歌うのですから、まったく平凡ということにもならない・・・それが「ナイフをとれよ」の二重構造的な魅力でもあります。
まず、詞について。
阿久さんほどの人なら余裕でできるのでしょうけど、詞全体の中に時間の流れがあるという、才気。
2番では夜が明けて朝になっているのはまぁ凡人でも思いつく構成かもしれませんが、ラスト2行で

♪ あれから うわささえ消えたけれど
              B♭     Am          Gm

  お前はどこにいるのか ♪
   C                      F

ポ~ンと、数年或いは数十年の歳月経過をいきなり投げかけるテクニックは、さすが阿久さんと言う他ありません。
この楽曲は文字・行などの秩序がしっかり整っていて、1番の「ごろりと寝ろ♪」が2番同箇所では「ケロリとしろ♪」になったり・・・全体的に王道作詞の作りになっている中でのテクニックですから、余計に光ります。

あとは、「ナイフをとれよ」の意味ですかね。
最後のサビだけに唐突に登場するタイトルフレーズ。

♪ 悲しいのなら ナイフをとれよ
       F          Dm      C        C7

  あぁ 泣き言はいうな ♪
     B♭        Am7      Gm7   C

直後に、主人公は「泣きながら眠る」友人を見て夜を明かしたことを語っていることも合わせて考えると
「お前の弱いトコを見知っているのは俺だけで充分」
という心情が込められているように思います。
今では消息さえ分からなくなってしまった友人への「強がれ!」というエール・・・それは、「傷ついて強がれなくなった時には、また俺のところに戻って来い」というメッセージに直結しているのではないでしょうか。
まさに、男限定の世界なのですよ・・・。

そして、そんな世界をジュリーが歌うと、さらに濃くなります。
「ナイフをとれよ」は、「ママ・・・・・・」などと比べると、過多に感情を入れずに歌うスタイルのヴォーカル。
この曲の場合は、それが良いんですよね。
先述した「あれからうわささえ♪」の「ら~♪」と伸び上がる箇所は、僕のジュリーヴォーカル・大好物パートのひとつです。

この、過度の感情移入が感じられないが故に、逆にジュリーのノン気な男のエロが炸裂してしまう、というヴォーカルスタイルは、10年以上後のリリースである「月の刃」などの楽曲に受け継がれているような気がしています。
「ナイフ」から「刃」を連想するからでしょうか・・・僕の個人的な感覚かもしれません。
また、この曲は長調のバラード。阿久=大野時代は短調のバラードが多いですから、長調という括りだけで簡潔に70年代後半のジュリーの歴史を追っていくこともできます。
王道の長調バラード作品として、「ナイフをとれよ」は楽曲・ヴォーカルともに、次作『今度は、華麗な宴にどうぞ』に収録された「探偵~哀しきチェイサー」や、「スピリット」といった超大作へと受け継がれていくことになります。


王道であればこそのジュリー・ナンバーの魅力。
「ナイフをとれよ」は、アレンジもまた王道中の王道バラードです。
演奏楽器構成は

・中央=ヴォーカル、ピアノ、ベース、ドラムス、そしてマラカス(サビ部に登場)
・右サイド=エレキギター(リードギター)、アコースティック・ギター
・左サイド=エレキギター(カッティング及び、右リードギターに対する裏メロも網羅)、ストリングス

以上9トラック。
他アルバム収録曲の多くで見られる女声コーラスも無く、最小限のパートがきっちりとそれぞれの役割を驚くほど精密にこなし(ストリングスのフレーズ・リズムとドラムスのオカズがピッタリと合っていたり)、ジュリーのヴォーカルにすべての音が収束するようにお膳立てされています。
精密過ぎる演奏は時に興ざめする場合もありますが、「ナイフをとれよ」他、この頃のジュリー・ナンバーには、「ヴォーカルをメインに」という明らかな狙いがある(つまり、良い意味で”歌謡曲”の手法ということです)ので、心地良いのです。
加えて、間奏のリードギターも渋過ぎますね。

最後になりますが、ここまで書いてきた事すべては、何と言っても大野さんの作曲の素晴らしさがもたらしたものでしょう。
澱みや迷いのないストレートなメロディー、突飛な転調もなく最後まで淡々と王道進行しつつ、起伏のある流れ・・・間違いなく70年代後期の阿久さんとのコンビによるナンバーの中で群を抜いて、完璧な詞曲同体を達成した楽曲です。
まぁ僕は(おそらくみなさまも)、お二人のコンビで詞と曲がまったく合ってないパターンも、それはそれで大好きですけど・・・。

今ジュリーはちょうど、音楽劇公演期間、真っ最中。
多くの方がジュリーの歌声に酔いしれていらっしゃるかと思いますが、「探偵~哀しきチェイサー」などのジュリー・ダンディズムに痺れる方々に、是非見直して頂きたい曲・・・それが「ナイフをとれよ」だと僕は思っています。
これは、「ナイフをとれよ」があまりジュリーファンの間でも採り上げられることのないナンバーですので、そう考えているのですが・・・。

みなさまのこの曲への評価は、いかがでしょうか?

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瀬戸口雅資のジュリー一撃伝授!」カテゴリの記事

コメント

DYさん、お邪魔します。
以前、コメレスで、つべで聴くことを薦められた楽曲ですよね(後日、削除されましたが…)。実は「思いきり~」は、まだ買ってません(爆)。個人的に、どうしてもジャケがダメなんです(泣)。いつか克服せねば…。
この楽曲は、大野さんの曲が本当に凄いですよね!もっと評価されてもいい音楽家です。大野さんが、ポップス・ロックを活動の場に選び、ジュリーに数多くの楽曲を提供してくださったことに感謝したくなる作品です。もちろん、ジュリーの歌唱も良いです。クールなまま、ドラマチックに歌う、ということをやってのけるジュリーの表現力は素晴らしいです!

投稿: 74年生まれ | 2011年3月26日 (土) 01時19分

DYさま
久しぶりにこのLPを聴きました。
当時のジュリーの年齢ではかなり背伸びしていたようなアルバムで、小娘(?)にはついていけない曲も多かったしこの中のヒット曲はシングルで持っていたので、このアルバム自体はあまり聴かなかった気がします。
でも、今聴く本当にぐさっときますねぇ。「ナイフをとれよ」もやっと心情がわかった気がします。
「ママ・・・」を何気に聴いて突然「MOTHER」の最終回を思い出しました。
幼い我が子の罪をあの世へ持ち去ってしまいたい母の心、やるせないです。

投稿: nekomodoki | 2011年3月26日 (土) 10時45分

74年生まれ様

ありがとうございます。

以前にも思いましたが・・・74年生まれ様は何故に『思いきり気障な人生』のジャケがダメなのでしょうね・・・。
確かにアートな感じではないし、無防備なショットですけど・・・おそらく個人的に大きく引っかかる部分がおありなのでしょうけど。

大野さんは”シンプルなメロディーの破壊力”を歌謡界のステータスにまで昇華させた最初の人だと思います。
もちろんそれは、阿久さんとジュリーと一緒にやったことですよね~。

nekomodoki様

ありがとうございます~。

確かにこのアルバムは、少女には「?」な作品かもしれませんね。
前作『チャコールグレイの肖像』などそれまでのジュリーにはどこか女性の一人称感性とシンクロする歌詞が多くありますが・・・阿久さんは徹底的に「男」ジュリーで攻めましたからね!
でも、世の乙女達が新たな魅力に堕ちるのも結構早かったものと想像いたします。

『思いきり気障な人生』の場合は、やはりシングル曲が多いというのがアルバムとしては損をしていますね・・・。

「ママ……」も「ナイフをとれよ」と同じくらい大好きな曲です。
いつか執筆します!

投稿: DYNAMITE | 2011年3月26日 (土) 15時42分

神戸の探偵。行ってきました。
気のせいかちょっと元気のないじゅり。
どしたぁ? 気のせいでありますように。
”かおり”の演出は前回でもあったのかなぁ。覚えてないな。。。

たばこを吸うシーンでたばこのにおい。
お風呂上がりのシーンでバスソープ。

会場いっぱいにバスソープの香りひろがったよ。

さて、ナイフをとれよ。。いいですねー
だいすきです~~
ステージで聞きたいなぁ 

こんどぜひ、パフューム・素肌に星をちりばめて 伝授おねがいします。

投稿: ぷるぷる | 2011年3月26日 (土) 22時55分

きましたね!

私もこのジャケットはどうも…
どう見てもおばはんに見えちゃうの…

このアルバムはどの曲も大好き。
私のつぼにはまりすぎ!

いつかママ…を執筆して下さるとか。

私の十八番ソングです。

ママ…と言って許せるのは若ジュリーだけだわ…

あ…ナイフを取れよでしたね。
失礼いたしました…

投稿: まめっち | 2011年3月26日 (土) 23時06分

瀬戸口様

プレッシャーと知ってかけてくる脅迫女の
momoでございます~(笑)

「ナイフをとれよ」
男の人みんな、この歌好きなのです。
なんでかなと思っていたからDYさまの熱いご伝授でその片鱗は感じました・・
やっぱリ、この曲は男性限定のなにか女には分からないツボがあるのだな(笑)との結論に達しました。

阿久さんはジュリーがお好きでしたね。
ジュリーという存在によって生み出される自分の世界を愛しました。
当代の一流のクリエーターだった阿久さん、久世さんのジュリーへの熱中は彼らの教養からくる夢の発露を体現できる存在が実在したことへの凄いエネルギーに満ちていました。
稀有なことなのだとお二人は誰よりも思っていたと思います。
お二人は最後までジュリーを賛美し続けましたね。
ジュリーは時々ふざけた言い方でカッコよすぎるとしか言いません。
多分最後まで沈黙し続ける気がします。

阿久さん、大野さんとの3部作は今ならハッキリと傑作と思います。
あの頃は未熟でした(笑)

投稿: momo | 2011年3月27日 (日) 00時38分

携帯からです。おはようございます。

ぷるぷる様

「探偵~哀しきチェイサー」、僕はまだ、多くのみなさまの感想を拝見するのみという状況ですが、好評ですね!
煙草の匂いがするんですってね~。驚きです。

「パフューム」はジュリワンのセットリスト予想の時に執筆しましたよ~。当然、当たりませんでしたが…。
「沢田研二 パフューム」で検索なされば4、5番手くらいには出てくるかと…。
「素肌~」は、生で聴いた時に意を決して立ち向かうつもりでおります~

切れぎれになってすみません~。
またのちほど!

投稿: DYNAMITE | 2011年3月28日 (月) 09時06分

まめっち様

う~ん、まめっち様もこのジャケが駄目ですか…。
僕には普通に純朴で素敵な笑顔に見えますが…女性の目は厳しいですねぇ…。

「ママ」は先輩方の人気が高いようですね!
僕はまだ、噂のジュリーの傷跡を見たことがなく…いつか神席で見ることができたら…その時には必ず書くと思います~。

momo様

今回は、ブログの方向性を失いかけてしまいそうになっていたところを、本当に助けて頂きました。
ありがとうございます!

タイムリーでこのアルバム、先輩方もやはりなかなかついていくのが大変だったのですね…。

「ナイフをとれよ」は男性ファンに人気と知って、やはり!と思いました。
でも、ジュリーにまだまだ男性ファンが少ない状況は本当にもったいない!
なんとか世の男性にジュリーを知って欲しい…切なる願いです。

投稿: DYNAMITE | 2011年3月28日 (月) 12時44分

ジュリーは、優しいんですね。震災への尽力も何かお考えがあるんでしょうね。
福岡の舞台公演にいってきました!
まだまだ、ジュリーを応援します。

投稿: hiromi | 2011年4月 3日 (日) 18時55分

hiromi様

おかえりなさいませ!
そうでした、『チェイサー』福岡がもう楽日になるんでしたね!
福岡、九州のみなさまが、ようやくジュリーに逢えたのですね~。
僕はhiromi様のように、なかなか地元でしかジュリーに逢えないという先輩方を何人か知っていますから・・・本当に良かったです!

ジュリーも素敵だったようで・・・。
観劇されたみなさま、元気になられたことと思います!

投稿: DYNAMITE | 2011年4月 3日 (日) 20時03分

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