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2011年2月12日 (土)

鉄人バンドのインスト on 『僕達ほとんどいいんじゃあない』

Juliewiththewildonesdvd

お正月コンサート『Ballad and Rock'n Roll』も無事終わりました。
しかし僕の気持ちとしては、今回の記事執筆でひと区切り、というのが正直なところです。

素晴らしいセットリスト、新たなステージングの中にあって、ただひとつだけ残念に思ったのは、やはり鉄人バンドのインストが割愛されてしまったこと。
何度も書きますが、僕は多くのJ先輩、J友さんが予想した”DYNAMITEの反応”とは逆の感想を持ち、前半後に休憩をはさむ構成を支持する、という気持ちになりました。

ただ、それとインスト割愛とはワンセットで考えてはいません。ステージ後半1曲目として、是非インストの復活を!と望んでいます。
この件につきましては、『Ballad and Rock'n Roll』名古屋公演のLIVEレポートをご参照ください。

さて今回の記事が第1回目となる新たなカテゴリーでは、これまでのジュリーLIVEで演奏されたバンドのインストゥルメンタル・ナンバーを採り上げていきます。
依知川さん在籍時、或いは井上バンド。注目すべき楽曲は枚挙にいとまがありません。
今回、まずは何と言っても今のジュリーを支える鉄人バンド。
しょあ様からリクエストを頂いております、ジュリーwithザ・ワイルドワンズ『僕達ほとんどいいんじゃあない』のインストについて書かせて頂きます。

で。
本題に入る前に、ちょっと書いておきたいことがあります。
これは僕が昨年春に、ジュリー堕ち以降初めて気持ちの壁にぶつかった時に考えたことで、ブログで書こうとは考えていなかったのですが・・・『Ballad and Rock'n Roll』を体験する過程で色々と考えさせられることもあって・・・「書く日が来たのかな」と思いました。
それは僕が個人的に想像する、”ジュリーの男気”について、なんですけど。

”男気”というフレーズは、ここ数日になって突然ジュリーファンの間でクローズアップされた言葉でしょうね。
そう、一躍時の人となったピーが、ジュリーの男気を語ったのです。
後追いファンの僕も、とても嬉しく思いました。

ピーという人は、自分の意思や考え方を簡潔に、自然に話すのですね。”伝達力”がある人だと感じました。
長い年月が空いていたからこそ、ジュリーとの再会から響くものがあった・・・ピーはそれを”男気”という言葉でジュリーファンに伝えてくれました。

あぁ、話が逸れています。鉄人バンドの話でした。

僕は『ジュリー祭り』以降、ジュリーに関する作品や表現すべてを受け止め、大げさに言うと人生の糧として吸収し続けてきました。共感やリスペクト、思い入れを持ってジュリーに向き合ってきたのです。
ところが昨年春、ジュリーファンとして初めて大きな困惑に駆られることがありました。
それは、NHK『songs』にて、ジュリーwithザ・ワイルドワンズ特集の第1週で放映された「涙がこぼれちゃう」を観た瞬間。
番組の大トリで放映された「涙がこぼれちゃう」は、ヴォーカル、演奏ともに、CD音源がそのまま使用されたものでした・・・。

「渚でシャララ」も同様でしたが、これは微笑ましく観ていられました。
ダンスがメインになることは予想していましたからね。

しかし、「涙がこぼれちゃう」までもがCD音源そのままだったことには、相当ショックを受けました。
それまで、多くの過去のジュリーのTV映像をネットで観ていて「この時代に専属バンドの生演奏!それだけでジュリーがいかにロックしていたかが解る」
というファンとしての誇りを得ていた僕にとって、その日の放映のあり方は到底受け入れられるものではなかったのです。

「何故だ、どうしてなんだ。ジュリー、加瀬さん・・・」
そう思うばかりでした。

「ヤバい、どうしよう」
と言いながら見事なまでにショげこんでいる僕を、カミさんは呆れて見ていましたけどね・・・。「どうしよう」というのはつまり、ジュリーに対して否定的な気持ちを持ってしまった自分に、うろたえていたというわけです。

僕はその頃、アルバム『ジュリーwithザ・ワイルドワンズ』収録曲を順にブログで採り上げて記事更新していて、「僕達ほとんどいいんじゃあない」執筆直後にそんなことがあり、コメントでヤケ気味の発言をしたりして・・・多くの方に心配をおかけしてしまいました。
記事の更新意欲もなくなっていました。

立ち直る直接のきっかけになったのは、吉田Qさまのブログを拝見したことです。
「つまらん事で落ち込んでいないで、早く俺の曲(いつかの”熱視線ギャル”)の記事を書けい!」
というメッセージを間接的に頂いたのです。

単純な僕はたちまち元気になり
「よし、もう一度よく考えてみよう。ジュリーのすることには必ず意味があるはずだ!」
と、気持ちをリセットすることができました。


以下は、僕の個人的な推測になりますが・・・。

まず考えたのは、放映の映像収録時点では、まだワイルドワンズと鉄人バンド合わせてのセッションには至っていなかっただろうし、演奏に関してはCD音源を使用せざるを得ない状況だったのだろう、ということ。

で、ジュリーほどの人なら
「演奏はアリもので止むを得ないにしても、ヴォーカルは生の音声で」
という主張は簡単にできたでしょうし、実現可能だったはず。
でもジュリーは、それをしなかった。
何故か?

そう考えた時、ハッと思い当たりました。

もしも
”ヴォーカルが生、にもかかわらず演奏がCD音源”
という映像がTVで流れたとしたら、心無い世間の中傷にさらされたのは、ワイルドワンズや鉄人バンドのメンバーになっていたのではないか、と・・・。
「エア演奏」とか言われたり・・・。
ジュリーにとって、それは我慢できることではないはずです。

ジュリーは、特に鉄人バンドに対して
「メンバーにそんな思いをさせるくらいなら、俺が全部かぶってやる」
と考えたのではないでしょうか。

そうだ、ジュリーは今までもそうしてきた・・・。
大切な人、大切な仲間を護るために、自らが矢面に立ち、一切の弁解もしない。
人を「護る」ということは、その人のために矢面に立ち、自らを差し出すということ。
ジュリーにはそんな矜持があるのでは、と思います。

『songs』放映後、ファンでない人が少なからずジュリーの「涙がこぼれちゃう」ヴォーカルの放映手段を、非難したと聞いています。
しかしジュリーは、自らがそう言われることで、完璧なまでにバンドを護ったとは言えないでしょうか。
僕はそう思いました。
やっぱりジュリーは男の中の男・・・男の手本だ、と思いました。

僕はすっかり心が晴れ、翌週放映の1曲目で「プロフィール」がやはりCD音源で流れてもまったく動揺しませんでした。
しかも、流れているのは確かにCDの音だけれど、現場ではジュリーが実際に歌い、バンドも音を出している・・・そう確信することもできました。

そんな経緯もあって・・・今年のお正月コンサート『Ballad and Rock'n Roll』で鉄人バンドのインストが割愛されてしまったことも、ジュリーが公にしない大きな理由があるのだと、僕には思えます。
それが何かは解りませんが、ジュリーの決めた事に意味の無い事などないはずだ、と考えるからです。

・・・と、ここまで随分枕が長くなりましたが、これまで数人の先輩方にしか話さず心にしまっていた個人的な思いを、この機に書かせて頂きました。

さぁ、本題です。
今まで生で体験した鉄人バンドのインストの中で、圧倒的に好きになった曲のリクエストを頂いたこと、そしてその曲がDVDという形でいつでもみなさまが鑑賞できること・・・とても嬉しく思っています。
ジュリーwithザ・ワイルドワンズ『僕達ほとんどいいんじゃあない』ツアーから、鉄人バンドの素晴らしいインストゥルメンタル・ナンバー、「情熱の渚」・・・伝授です!

まず断っておかねばなりませんが、「情熱の渚」(続くスローテンポのナンバーは「マーメイド・ドリーム」)というのは、今回リクエストをくださったしょあ様が以前につけた仮題です。
正式なタイトルがついているとの情報もありますが、残念ながらDVDにはクレジットがありませんでした。

しかし「情熱の渚」とは・・・何と素敵で、この楽曲にふさわしい仮題でしょうか。何と言っても、ジュリーwithザ・ワイルドワンズのコンセプトにピタリと合致しています。

インストの作曲構成やアレンジそれ自体が、言ってみれば”ワイルドワンズ仕様”を目指していることは明白ですから、やはりタイトルもそれに見合ったコンセプトであるべき。
そう考えると、「情熱の渚」・・・僕はこの仮題をとても気に入っています。

そうそう、リクエストをくださったしょあ様には、1月23日の渋谷『Ballad and Rock'n Roll』ファイナルでお会いすることができて、有難くもおみやげを頂いていたんだっけ。
どれどれ・・・。

20110123_2

”DYNAMITE CANDLES”

ダイナマイト・キャンドル?
あぁ、ローソクですかぁ。ダイナマイトという名の、10本入りのローソクのケースです。さすが、洒落てますねぇ・・・。

ローソクと言えば、僕が幼少時代に読み漁った作家、江戸川乱歩にこんな逸話があります。
普通に明るい電灯の下で原稿を書くとどうも気が入らず、敢えてローソク1本を灯して作品の雰囲気を盛り上げて執筆した、という・・・。
確か、相原コージさんの漫画でその話を知ったんだったなぁ。
ローソク1本の光によって、あの魑魅魍魎の耽美世界が生まれたのか・・・解るような気もしますねぇ。

この”DYNAMITE CANDLES”にも、そういう力があるのでしょうか。
他ならぬしょあ様が授けてくださったものです。何か、特別な効果があるに違いありません。

よし、試してみよう。
乱歩ばりに、ローソク1本で記事執筆してみるんだ。
電灯を落とし、キャンドルに灯をつけて・・・。

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DYNAMITE-CANDLES (1本目)

☆    ☆    ☆

「爺・・・爺・・・!俺だ。今帰ったぞ!」

時に忘れられたロストワールド。或いは、超五次元のハイパー空間か。
人智遠く及ばぬ大霊界。
その片隅、人間界との唯一の連結空間を擁した小さな執事部屋で、いそいそとアナログDVD機をセットしている老人が一人。その横で今、ゆらゆらと空気がゆらめき、黒ずくめの衣服を身に纏った痩身の男が姿を現した。
一見、50代前半の人間にしか見えないが、彼こそ、この霊界の正統な皇子・・・プリンス・ジュンであった。

彼が高貴な地位を捨て、人間界で生きていくことを決断した一大イベント『ジュリー祭り』から、早くも2年の月日が流れ過ぎていた。

「わっ・・・若!一体どうしたのです、突然のお帰りで・・・。ようやくこの霊界にお戻りなる決心がつきましたか!?」
爺と呼ばれた老人・・・プリンスの教育係として一生を捧げた小柄な老人は、いささか慌てながらも、嬉しさからか顔をクシャクシャにして、かつての「皇子」を出迎えた。

時は、人間界で言うところの2010年12月24日。

「いやいや、霊界の皇子なぞに戻る気はないが・・・クリスマス・イヴに爺の顔が見たくなってな。年が明けたら早速沢田さんのツアーがあるし、しばらく忙しくなるからなぁ」
痩身の”プリンス=若”は、よっこらしょ、と胡坐を組むと、ポンポン、と爺の肩を優しく叩くのであった。

爺はいっそう表情を緩めて
「左様でございますか!しかし大丈夫なのですか・・・。いきなり人間界からいなくなって、騒ぎになりませんかな?」

「平気だよ、今日1日だけだし。人間界には、俺はノロウィルスで隔離された、と触れ回ってもらってあるから」
「またそのような事を言って・・・。若には夏のジュリワン・ツアーで大変な前科がありますからな!人間どもが本気で心配するでしょうに・・・」
爺はそう言ってため息をついた。

「まぁまぁ・・・。その分信憑性もあるだろう?万が一にでも、霊界に行き来していることがバレたら大変だからな」
プリンスは暢気に応えると、ふと爺の手元に目を止めて
「あれ?爺、何かいやらしいDVDでも観るトコだったか?お邪魔したかな・・・」
「な・・・何ということを申されます!」
爺は真っ赤になって大声を出した。

「これはですな・・・今しがた特別に取り寄せた、本日下界で先行発売となったLIVE映像作品ですぞ!これを観ながら、大事な時に病に倒れた若に対する、己の教育不行き届きを反省しようと考えておったところです!
丁度いい、若もこれから爺と一緒に観ようではありませんか?」

今度はプリンスが慌てて
「も、もしやそれは・・・?」
「さよう。若が病で欠席なさったジュリーwithザ・ワイルドワンズのLIVEツアー『僕達ほとんどいいんじゃない』のDVDです!」

「爺、『いいんじゃない』ではなく、『いいんじゃあない』だ」

「細かいことを申されますな!」
遂に爺のカミナリが落ちた。霊界の厳かな空気が、ビリビリと振動する。
「このツアーが開催されている間、若の教育係として、不肖この爺がどれほど苦しんだと思っておられます?沢田殿や加瀬殿、柴山殿たちにもどれほど申し訳なく思ったか・・・」

「す、すまん、爺。もう決してあのような事はない・・・誓って。そうだ、お詫びというつもりではないが、これからそのDVDを一緒に観ながら、俺がもしジュリワン・ツアーに参加していたらどんな風にギターを弾いたか、爺に語ってくれようぞ」
プリンスは珍しくしおらしい表情になる。下界、霊界問わず、彼がこのような表情を見せるのは、他ならぬ、この爺に対してだけだ。

それがよく分かる爺は、感動で涙を浮かべると
「それは・・・この爺などに勿体無きお言葉・・・。爺は嬉しゅうございます。さすれば・・・この曲を」

爺はゆったりとDVDをセットし、チャプターを確認すると、真ん中より少し前の”チャプター15”のところで映像を頭出しにした。

まずドラムスにスポットが当たり、次いでキーボード。
鉄人バンドのインストである。

「うむ、爺ならばそう来ると思っていたぞ」
プリンスは目を細めながらうなずいた。
ギターが絡んでアームの音色を残したイントロが終わり、画面ではAメロが始まった。

Jounagi6

「まずこの1番の部分だが・・・。本来ならばここは俺がリードギターを弾く場面になっていただろうな」
「ええっ?そうなのですか!いかにも柴山殿のパート、といった感じですが・・・」
爺はいきなり驚く。

「いや、ここは俺がリードを弾いて、柴山さんがサポートに回るのが自然だ。何故なら、柴山さんにピッタリのアレンジがあるからだよ」
プリンスは我が意得たり、と解説する。
「俺がリードギターを弾く後ろで、柴山さんはピッキング・スクラッチでフォローする。どうだ、この曲にピッタリのアレンジアイデアだろう?」

「若・・・若。私は良いのですが、なるべく専門用語ではなく、もっと一般の衆にも分かり易い言葉で説明してくださいませぬか?」

爺の言葉に、プリンスは首を捻った。
「何故だ?」
「実は、我々のこのやりとりは、下界の人間が文章化し沢田殿のファンの間に広く発信される予定なのでございます・・・」

プリンスは膝を叩いて
「あぁ・・・聞いたことがある。霊界での俺と爺の会話の様子を下界に伝達する、優秀な女性祐筆がいるらしいな」
「いえ・・・確かにそうなのですが・・・。実はあの優秀な女性祐筆は現在筆を休めておりまして、今回の我々の様子は、残念ながら若輩の男が代わりに書いておりまする」

「男・・・なのか?イヤだなぁ。若いのか?」

「若い、とは言い難いですが・・・40過ぎの、沢田殿のファンの男だと聞いております」
「40過ぎか・・・若造だな。まだまだ沢田さんやワイルドワンズの境地など及びもつかない年齢ではないか」
「♪俺達、老人!」

「じ、爺!いつから人前で歌など歌うキャラになった?」

爺は悲しげに首を振ると
「ですから、今回は祐筆が代わっているのですよ・・・。必然的に我々のキャラも変化しております。私とて、好き好んでこんなキャラになっているわけではありません。今回は仕方無いでしょう・・・若もこの際、存分にハメをお外しなさいませ」

「うぅ・・・大丈夫かなぁ」
「観念なさいませ。ささ、解説の続きを・・・」

「う、うむ・・・え~と、ピッキング・スクラッチだったな。これはまぁ文字通り、ピックでエレキギターの弦を”ひっかく”という奏法だな」
「加瀬殿がこのツアー、「TOKIO」の間奏部にて宇宙遊泳のS.E.で応用されておりましたな」
「そう、アレだ。”きゅっ、きゅっ”という音だな。ベンチャーズに代表されるサーフィン・エレキ・サウンドで、ひいてはワイルドワンズのサウンドにも合致する音だ。このインストでは、3人体制だとそこまで網羅できないが、俺が加わって4人体制なら、曲にふさわしいアレンジだと思う。そうなったら、ピッキング・スクラッチは間違いなく柴山さんのパートになっただろう」
「なるほど・・・実現していれば、”きゅっ、きゅっ”なるフレーズが流行語大賞の上位にランクインしたかも知れませぬな。若の病のせいで惜しいことを・・・」
「言うな・・・爺」

プリンスはしばし頭を抱えていたが、気を取り直して解説を続ける。

「2番は、1番と同じメロディーを高い位置でミュート奏法・・・え~と、ミュートってのは弦に軽く触れて硬い音を出す奏法で・・・」
「ベンチャーズで有名になった、テケテケ・サウンドというヤツですな」
「そうそう、これはやはり柴山さんの出番だな」
「若はどうなさいます?」
「そうだな・・・普通に考えればコード・バッキングだが、キーボードが絶妙の刻みを入れているから、ギターコードは却ってミュート・リードの邪魔になるかもしれない」

Jounagi5

「泰輝殿のオルガン・カッティングは素晴らしいですなぁ・・・」
「俺は2番1回し目は休んで、2回し目からメロディーをハモって単音を弾くのが良いだろうな」
「ほう!若のテケテケが聴けたかもしれないのですな!まったくもって惜しいことを・・・」
「だから・・・言うなって」

画面の演奏は、ドラムソロへと移った。

Jounagi2

「GRACE嬢のドラムも素晴らしいですな・・・若は、この曲のドラムスについてはいかが思われます?」
「楽曲にセンス良く合わせているな・・・。例えばAメロで、弱拍・・・え~と、”うんた、うん、た”という、裏の拍にもアクセントがついてくるだろう?これがサーフィン・エレキ・ナンバーでのドラムノリなんだ。沢田さんの過去の曲だと、「サーモスタットな夏」などもそうだが・・・爺、気がついているか?ジュリーwithザ・ワイルドワンズのアルバム収録曲に、このインストAメロとまったく同じ構成のドラムスが採用されている曲があるんだぞ」

「若・・・。爺の耳をあなどってはなりません。それは、「いつかの”熱視線ギャル”」のBメロでございましょう」
「その通り。♪満員電車で♪から始まる部分だな。テンポもほぼ同じ。このドラムパターンこそ、ジュリーwithザ・ワイルドワンズにピッタリの奏法なんだ」

画面は、オルガン・ソロへ。

Jounagi1

「俺はここでようやくカッティングだな。柴山さんが4~6弦で突き放し気味にバッキングしているから、俺はAメロでの泰輝のオルガンフレーズと同じリズムで、細かいカッティングをやれば完璧だろう」

曲はやがてフィナーレを迎え、「マーメイド・ドリーム」へと移行していく。

Jounagi3

「あと重要なのは、このインストのキーがAmだったということかな。Amのペンタトニック・スケールは、すべてのリードギタリストが完璧に身体で覚えこんでいる。だから、柴山さんもほとんどフレットを見ずに弾いていただろう?」

Jounagi4

「確かに・・・。若の不在をものともせず、よくぞ柴山殿達はたった3人で、ここまで完成度の高い演奏をなさいましたな・・・」
「め、面目ない・・・」

「若が参加なさっていれば、柴山殿がステージ上手におられたはずですからな。やはり下手に柴山殿がおられるのは、違和感がございまする」
「い、いや・・・たぶんジュリワンの場合は、俺が参加していても、ギターの立ち位置は沢田さんのソロツアーとは逆になっていたと思う・・・」
「えっ、そうなのですか・・・一体何故・・・あっ、分かりましたぞ!若はNHKの放送収録で、ベースの島殿に絡まれるのを大層恥ずかしがっておられましたからな!島殿から逃げるおつもりだったのですな!」
「違う違う!俺がステージ下手にいたら、下手に島さんと俺、上手に加瀬さんと柴山さん・・・ステージ全体から見ると、人員配置が凸凹になってしまうから・・・」
「遠近法の問題ですか・・・まぁ、そういうことにしておきましょう」

爺はひとしきり笑い、やがて真剣な面持ちになった。
「若、もう2度とこのような・・・ツアー欠席などという事があってはなりませぬぞ。お正月コンサートのインストにも、爺は期待しております故・・・」
「あ・・・そのことだが、爺。実は今度のツアーでは、バンドのインストはやらないんだ」

「な、なんですと!」
爺は飛び上がらんばかりに驚いた。
「一体どうして・・・?」

「沢田さんは多くは語らないが、何か考えがあるんだろう。俺達は沢田さんについていくだけだ。これまでインストを演っていた前半と後半の間に、10分間の休憩が入るらしい」
「そうですか・・・。今までとは構成が変わって、若も気持ちの切り替えが大変でしょうな。その10分間、心して集中なさいませ」
「いや・・・普通におしっこ行くと思うけど・・・」
「おしっ・・・!こ、これ!何ということを申されます!今は下界に身を置くとは言え、若は高貴な霊界の皇子・・・そのようなはしたないお言葉を発せられるとは!」

「だってぇ・・・」

「おぉ、若の”だってぇ・・・”が出ましたな。今回代役の祐筆男、本家をまんまとパクリましたか・・・ってそういう事じゃなくて!」
「いやいや面目ない。俺はさほど用が近い方でもないんだが・・・『Pleasure Pleasure』ツアーの大阪で、アンコール前の沢田さんのMCの時に、油断してたら最後の最後にしたくなってな・・・。メンバー紹介に間に合わなかったことがあったもんだからさ」
「まったく・・・どれほど大量の用を足しておられたのですか・・・。爺は情けのうございます・・・」

「さて」
プリンスはおもむろに立ち上がった。

「急に訪れてすまなかったな、爺。俺は下界に戻る」
「なんと!」
爺は慌てふためいた。
「1日おられるのではなかったのですか?つもる話はこれからだというのに・・・」
爺の大きな瞳からは、みるみる涙が溢れ出した。
「溢れるなみ~だ~♪」

「・・・爺、その突然歌い出すキャラは、やっぱりどうかと思うぞ」
プリンスは薄く微笑んだ。

「俺はさっき、顔を見に来た、と言ったが・・・どうやら本心は、爺に甘えたかっただけのようだ。爺と一緒にジュリワンのインスト映像を観て、喝が入ったぞ。正月の沢田さんのツアーのセットリストはもう決まっている。かなり渋い選曲だ。俺がリードギターを担当する曲も多いんだ。帰って少しでも練習しておかねばな」

「さようでございますか・・・そういう事でしたら爺も引き止めはいたしませぬ。ただ・・・爺はいつでも、若を待っております。それだけはどうか心にとめておいてくださいませ・・・」
「うむ」

プリンスは目を閉じ、一瞬意識を集中させると
「さらばだ、爺!・・・ハッ!」
と、勢いよく跳躍し、3回転ジャンプを決め・・・上体から順に、その姿をかき消して行った。下界に戻ったのだ。
一陣の風が、爺の頬を撫でる。

「お見事なジャンプですぞ・・・若・・・」

涙で濡れた爺の瞳には、プリンスが姿を完全に消し去る直前の、まさにその瞬間に映った赤い靴の残像が、いつまでも残っているのだった・・・。

-----------------------------

はっ!
今、ローソクが消えたようです。
何を書いていたんだっけ、僕は・・・。

などと、小芝居を打つのはこのくらいにしまして(汗)、舞台裏を明かしますと。
僕は今回のインストの記事を、鉄人バンドのファンのみなさまに捧げよう、と思っていました。
ですから、お題のジュリワンツアーのインスト「情熱の渚」を、普通に従来のスタイルで記事執筆すると、下山さんについて何も書けないというのが引っかかってしまって・・・。
それで、こんな変化球記事のアイデアを思いついたわけです。

まるで図ったように、”DYNAMITE-CANDLES”という格好の小道具を授かったことも、このアイデアに拍車をかけました。

しょあ様には
「しょあ様がブログをお休みしている間、爺とプリンスのキャラを僕に預けていただけませんか?」
とお願いしました。

しょあ様は「なんちゅうことを・・・」と呆れ笑いながらも、快諾して下さいました。同時に「でも、DYさんが爺の話なんか書いて・・・大丈夫?」
と心配もして下さいました。
この「大丈夫?」に色々な意味が込められていることが、僕には分かるような気がするわけです。
でも・・・僕が今回のような爺とプリンスの物語を書くことで、僕のブログの方が矢面に立つのならば、それは本望。

面白く書けたかどうかは、また別の話ですが・・・(汗)。
まぁ、本家祐筆の代理ですからね。至らない点も多々ございましょう。

この記事を読んでしょあ様が
「キャラがなっとらん!やはり自分が書かねば!」
と思ってくださるか、はたまた
「うぅ・・・やっぱり自分も書きたい・・・」
と思ってくださるか。
いずれにしても、僕の思う壺ということで・・・。

でも、慌てずにいましょう。
DYNAMITE-CANDLES・・・このローソクは、あと9本も残されているのですから。
少なくともすべて使い切る前には、戻ってきてくださるかな・・・。

さて。
次回記事からしばらくは、本来の執筆スタイルに戻し、まずは今年のお正月コンサート”『Ballad and Rock'n Roll』セットリストおさらいシリーズ”に取り組む予定です。

この機にブログのお題として採り上げたい、と考えているナンバーは、3曲。
どうぞよろしくお願い申しあげます!

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DYNAMITE CANDLES」カテゴリの記事

コメント

DYさん、お邪魔します。
そうなんですよ!ジュリーのすることに無意味なことはないんですよ。まあ、かく言う私も、ジュリーの1挙手1投足を気にして、ぎゃあぎゃあ騒いでいるのですが。オロオロしたり、文句言ったりするのも、ジュリーファンの醍醐味です。
新カテゴリー、素晴らしい内容です。直球の伝授かと思いきや、爺とプリンスの登場にびっくり!名コンビとDYさんの筆力のおかげで、楽器に疎い私も、楽しく読み進めることができました。CANDLEを使い切るまでに、待ち人が来るといいですね。私も待ってます。

投稿: 74年生まれ | 2011年2月12日 (土) 23時13分

DYさま、はじめまして。
いつも楽しく読ませていただいています。
涙がこぼれちゃう、につきましてはいろいろあって心がくじけちゃう体験を私もいたしました。でも大~好きな曲で、またどこかでジュリーが歌ってくれないかなあ、と思っています。
ところで、音楽的な詳しいことは分からないのですが、最近コンサートでプリンスは元気がよいとおもわれませんか?秋の大運動会の楽日に、あれ?とおもうほど柴山さんに熱き視線をからめておられました。1月8日の大阪でもとてもお元気でした。一瞬、キャラが変わったかと!おもうほどでした・・・赤い靴のプリンスと爺の活躍を楽しみに待っています。!!

投稿: 55 | 2011年2月12日 (土) 23時53分

DY様
ありがとうございます。
「SONGS」では実際に歌い演奏している曲は鉄人バンとワンズは別々にやってたし、セッションがまだ出来ていないのだろうな、と思ってました。
霊界からのプリンスの解説、とてもわかりやすかったです。特に今更聞けない初歩知識が。(それでもまだピンとこない所がある情けなさ・・・)
一瞬休筆中のしょあ様が遠征なされたのかとドキドキしちゃいました。
ジュリワンDVDで一番良く見ているのが実はこのインストだったりして。

投稿: nekomodoki | 2011年2月13日 (日) 00時18分

DYさま こんばんは。

たくさんのジュリーファン、鉄人バンドファンを魅了したインスト伝授の変化球、
とても楽しく読ませていただきました。

気の効いたことは言えませんが、
ジュリーはファンの多くがインストを惜しんでいることを
お見通しのような気がします。
私もきっとインストは復活すると信じています。大切な鉄人バンドが輝く場面ですもの。

これからのライブ構成をジュリーが考えながら、
あっと驚くインストの着地点を見せてくれるかも、、、と期待しています。


投稿: ジュース | 2011年2月13日 (日) 02時38分

DYさま

私たちの想像が及びもしない事情があるのだと思います。
理不尽な事たくさんありました。
トッポが去ったのも事務所の都合だったし
ピーが解散を言い出したのも自分たちの理由もあったと思うけどそれよりももっとどうにもならない大きな理由があったと思います。

サリーが言った。汚い大人になりたくない
と言う言葉をメンバーもファンも忘れてないし心に刻んで生きて来ました。

ジュリーは出来る限りの努力をしてそれでもどうにもならない事があってそれは仕方ないのだと思います。
井上バンドが去ったのも仕方のない事だったと理解しましたしこれからもいろんな事があると思います。

信じているそれでいいと思います。

投稿: キミちゃん | 2011年2月13日 (日) 12時58分

「一本のろうそくから千人の人が炎を取ったとしても、炎がなくなることはない」

さしずめ私もこの千人の一人。
「インスト好きです」と1本灯しておきます。

ジュリーは語らないですね。
言葉にすると、人々は自分の解釈したいように受け取る、という事が身に染みているのか。
ライブを見てくれればいいと。
いつも原点に戻される気がします。

投稿: morie | 2011年2月13日 (日) 19時13分

正式なタイトルは、「恋のブルージーン・ロック~湘南の彼方」で柴山さんの作曲です。

投稿: TBF | 2011年2月14日 (月) 06時08分

今回の記事も とても素晴らしかったのですが
人が人を思う気持ちに心がいきました。素敵なことですね。
キャラ変更で執筆なさってるDYさんのお顔があっぷあっぷなっているのを ちと
想像してしまいました(すみません)

投稿: 通り雨 | 2011年2月14日 (月) 10時29分

DYさま、ありがとうございます。
ただ、お礼を言うより先に、あってはいけないことが
見受けられたので、出て来ました。
今はもう、DYさまの判断で削除されているかもしれませんが
2つ前のコメントで、TBFさんという方が
このインストの正式タイトルを書かれています。

それは、公表されていないものなのではないでしょうか?

TBFさんがどのような経緯でそれをお知りになられたか、
もしくは内部の方かはわかりかねますが、
どちらにしろ、ここには書かれるべき情報ではないはずです。

ネットというものの影響力を考えて、
私は自らの事も顧みて、反省をしました。
どうか、TBFさんも、鉄人バンドファンでいらしたら
ご本人にご迷惑のかかる行為は、謹んでください。

そして、DYさま。
ファンが楽しむのはいいことですが、
確かに、タイトルが決まっている曲に、
仮名が絶賛されていたら、もしかしたら本人は
微妙に思われるかもしれませんね。
有名税といえば、それまでですが・・・

悪気はなくても傷付けていることもある。
私は、そんなことが自信がなくなり、ブログを閉じました。
そんな私の、かつての至らぬ考えでまき散らした行為で、
他のブロガーさんが攻撃されるのを見るのは、
辛くてたまりません。
TBFさんのコメントは、タイトル公表の是非はともかく
やはり、仮名が絶賛されるのが嫌だったのでしょう。
そのお気持ちはくんであげるべきです。

ブログは、誰でも、本当に誰でも見れる場所です。
万人の理解は難しいかもしれません。
でも、ひとつ自分の筋を通して
楽しいブログを続けてください。
筋が通ったものには、ファンがつきます。
私は、DYさまのファンです。ありがとう。

投稿: しょあ | 2011年2月14日 (月) 13時33分

タイトルの情報は、JASRACの作品検索からです。これはどなたでも見れるものですし、むしろDVDに曲名表示が無いのが不思議なくらいです。

投稿: TBF | 2011年2月14日 (月) 15時05分

DYさま、横レス続きですみません。

>TBFさま
それは、私の早とちりで、大変失礼致しました。
普段、JASRACで作品検索などしたことないものですから。
出典がわかって安心しました、ありがとうございます。

DYさま、事を荒立ててすみませんでした。

素敵なタイトルですねえ。
何故DVDにクレジットしなかったのでしょうねえ。
元湘南ガー…じゃなかった、オバサンとしては
湘南、とカズさんが奏でてくれるなんて
幸せの極みです〜^^

投稿: しょあ | 2011年2月14日 (月) 15時46分

遅れました遅れました!
申し訳ございません・・・。

74年生まれ様

ありがとうございます。
昨年春のジュリワン放映時には、74年生まれ様にも心配をおかけしてしまいました。

ジュリーのやる事に無意味なことはない、とすぐに気がつくことができて良かった、と今は思っています。

爺とプリンスは、畏れ多いことながら今しばらく僕が預かりまして、ゆっくりとローソクを使っていこうと思います。
1年1回でもいい、僕は一度待つと決めたら10年でも待てますからね…。

55様

はじめまして!
ありがとうございます~。

下山さんは変わりました。
プレプレツアーの2日目からニコニコ笑うようになって…以前よりもアクションも大きくなってきてはいましたが・・・。
やはり!
ジュリワンを欠席して…その後の『大運動会』で明らかに変わったのではないでしょうか。

「涙がこぼれちゃう」は、ずっと先になっても良いですから、もう一度是非生で聴いてみたい曲ですね・・・。

nekomodoki様

お恥ずかしい・・・。
慣れないことなので何度も書き直しているうち、爺が歌を歌うキャラに変貌してしまいました・・・。

僕もこのDVDではインストを何度も観ます。
ギターのコピーもしてみましたが、今の僕の手持ちのギターにはアーム(柴山さんが、びよ~ん♪と動かしてる細い棒ですね)がついていないのです・・・。
持ち上げるタイプのアームって、今まで触ったこともなくて、買ってみようかと思い立ってから、早3ケ月。
どうしましょ・・・。

ジュース様

ありがとうございます。

> ジュリーはファンの多くがインストを惜しんでいることをお見通しのような気がします

僕もそう思います。
きっと復活してくれるとは思いますけど・・・なるほどジュリーは意外な着地点を用意するかもしれませんね。
お客さん全員が熱心に聴き入る、ということを前提に考えるならば、オープニングですか!
心の準備をしておきましょう・・・。

すみません!一度切らせてください(謝)。

投稿: DYNAMITE | 2011年2月14日 (月) 19時57分

キミちゃん様

ありがとうございます。

僕はその場その場では動揺してしまうことも多いのですが・・・結局よくよく考えて納得する、というパターンが多いです。
その際に決め手となるのはやはり、キミちゃん様の仰る「ジュリーを信じている」という気持ちです。
今まで何度か、そこへ立ち返ったことがありましたね・・・。
『Ballad and Rock'n Roll』もそのひとつです!

morie様

あぁ・・・良い言葉ですねぇ・・・。
「炎が消えない」というのはジュリーを語る時、ファンの側からとても力強いメッセージになり得ます。

ジュリーは、その時は語らず・・・時代が追いかけるというか、ファンがよくやく追いつくというか・・・答がずっと先に用意されていることが多いようですね・・・。

僕もすでにいくつもの「これから知りたいこと」が出来ています!

TBF様

正式タイトルありがとうございます。
僕も最初はソースが解らず驚きました。
音楽業界は、楽曲のタイトルや作者のリリース前のリークに最も厳しいですからね・・・。

JASRAC登録されていながらDVDにクレジットが無いのは、淋しいですね。

通り雨様

はい・・・まったくお察しの通りでございます。
冷や汗と言いますか、はたまた逆にナチュラル・ハイと言いますか・・・何ともお伝えしにくい境地での執筆でございました。

僕は芸術的なセンスが無く、趣のある笑いがとれませんので・・・最終的には爺に歌を歌わせたりして半分言い訳に走りましたが・・・。

どうやら少なくともあと5、6本は確実にローソク使わなければならないようです。
頑張ります・・・。

しょあ様

ありがとうございます。

仰る通りです。
僕には、思い入れの強さのために、後先考えず走ってしまう傾向があります。

お言葉、しかと胸に刻みました。
状況にまかせてブレることの多い僕には至難の道ではありますが、志を強く持ちたいと思います。

ご恩は忘れませんし、僕の方こそしょあ様のファンです。
でも、キャンドルはまだまだお返しできないのですね・・・。
爺にはまだまだ歌のネタが必要のようですが、ゆっくりと頑張ります。

投稿: DYNAMITE | 2011年2月14日 (月) 22時04分

プリンス物語がここで読めるとは・・

DY兄のしょあちゃんに対する尊敬心に

心打たれます。有難う。

じゅりは「男の子」ですから。

これからもじゅりがする事に

色々考えて、ついて行きたいと思います。

プリンス物語もたまには書いてね

投稿: ケンケンジ | 2011年2月15日 (火) 12時58分

ケンケンジ様

ありがとうございます!
その通りです。リクペクトが無かったら・・・爺の物語を書こう、なんて思いつきませんよ~。

ただ、しんどい・・・(汗)。
これでも何度も書き直しました。そうは見えないかもしれませんが・・・。

ジュリーは・・・僕から見ると「偉大な大人の男」なんですけどね~。
遊び心と、真面目な性格と、突っ張った考え方。
そして、これだけは譲れない、という矜持。

ついていくのは大変ですが、それがまた、ファン冥利につきますね!

投稿: DYNAMITE | 2011年2月15日 (火) 20時51分

DY様、はじめまして。

長ーくですが細ーく、でも、切れずにジュリーファンを続けています。
だから、忘れていること知らないことがいっぱいあります。
沢山のファンの方の所に行って楽しんでジュリ勉しています。

今年は鉄人バンド様たちとお会いできないということでがっかりしておりました。
でも、3月のチェイサー神戸公演の翌日になりますが、プリンス様が岡山で演奏してくださるようです。
楽しみにしております。

これからもお邪魔させてくださいね。

投稿: もじもじそわそわ | 2011年2月17日 (木) 11時01分

もじもじそわそわ様

はじめまして~。
ようこそいらして下さいました!

最近、僕が日参しているブログさんのいくつかでお名前を拝見するようになり、僕のとこにもいらっしゃって下さっているのかなぁ、と思っておりました。

細く長く・・・1年に1度、或いは数年に1度、地元のLIVEにジュリーに会いに行く・・・そういう先輩方がたくさんいらっしゃって、今のジュリーがあるのだと思います。
僕のような新しいファンがジュリーの魅力に気がつけたのも、そんな先輩方のおかげですよ!

今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます~。

投稿: DYNAMITE | 2011年2月17日 (木) 19時26分

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