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2011年2月24日 (木)

沢田研二 「耒タルベキ素敵」

from『耒タルベキ素敵』、2000

Kitarubeki


disc-1
1. A・C・B
2. ねじれた祈り
3. 世紀の片恋
4. アルシオネ
5. ベンチャー・サーフ
6. ブルーバード・ブルーバード
7. 月からの秋波
8. 遠い夜明け
9. 猛毒の蜜
10. 確信
11. マッサラ
12. 無事でありますよう
disc-2
1. 君のキレイのために
2. everyday Joe
3. キューバな女
4. 凡庸がいいな
5. あなたでよかった
6. ゼロになれ
7. 孤高のピアニスト
8. 生きてる実感
9. この空を見てたら
10. 海に還るべき・だろう
11. 耒タルベキ素敵

-----------------------------

会社の決算期で、なかなか忙しい月末。
更新が遅れがちになってますが、毎回入魂で書かせて頂いていますからね!

本題の前に、まずは時事ネタからです。
多くのみなさまが既に話題に採り上げていらっしゃるので、今さら感も否めませんが・・・ジュリーのトークショーのタイトルが

「ザ・タイガース君だけに愛をとはとわに、ああ花の首飾りとは
(最後の「とは」はごく最近つけ加えられたようですね)

後追いファンの僕ですらちょっとソワソワしてしまうような、意味深なフレーズが並んでいます。
いや、意味深と言うよりは「ズバッときた!」感じ・・・なのでしょうか。

僕は「トークショーに行きたい」と思ったことは一度も無いんですけど、今回ばかりは「一体何を話してくれるのか」と気になって仕方がないですね~。
「タイガース」という直球もそうなんですが、ジュリーが「花の首飾り」を自身の語る言葉として大々的にアピールしている意味。僕が最も気になるのは、その点です。

参加なさる予定のみなさまのご報告、楽しみにお待ちしていますよ!

さてそれでは。
『Balla and Rock'n Roll』セットリストおさらいシリーズ、今回はその2曲目です。
前回記事に書きましたように、このシリーズでは

① 「おおっ、この曲やってくれるとは!」
② 「うわ~、こんなにイイ曲だったのか!」
③ 「くぅ~、何度聴いても盛り上がる曲だ!」

という3つの観点からそれぞれ1曲ずつ採り上げます。
今日は②ですね。
ジュリーのLIVEに参加する度に、②の衝撃を受けるナンバーが必ずあります。今回の『Ballad and Rock'n Roll』で僕は「耒タルベキ素敵」「1989」の2曲に打ちのめされました。

遊びにいらしてくださる方のリクエストも全くの互角・・・どちらを記事にしたものか迷いましたが、結局「耒タルベキ素敵」を選ばせて頂きます。
君にだけの感情」「PEARL HARBOR LOVE STORY」と合わせ、セットリストの中で僕が個人的に”バラッド”を感じた曲ということもありますし、ステージ構成に何年ぶりかの変化が見られた今回のツアー、「耒タルベキ素敵」というナンバーが何か暗示するところがあるように思うのです。
『Ballad and Rock'n Roll』に込めたジュリーの意図が、この曲に象徴されているような。

「1989」はね・・・演奏やアレンジで語りたい事がたくさんあるんですけど、肝心の歌詞解釈が全然・・・。
そもそも「1989」という年号は何ぞ?
と、ヒヨッコの僕はそこから考えなければならないわけで・・・。
今のところ「昭和最後の年」くらいしか思いついていません。この状態で執筆しますと

僕は大喪の礼の日に、塾講師のアルバイト先から呼び出しを食らって、生徒の受験後のケアーについてミーティングを受けていましてね・・・。

などと、個人的な思い出話を長々と書く事態になりかねません。
内容の薄い記事になってしまいますよね・・・。

『秋の大運動会~涙色の空』セットリストの「太陽」のように、「う~ん、分からん!」と執筆を先送りにしていたら、ある日突然ポ~ンと解釈が天から降りてくるパターンもあります。
「1989」については、そんな日を待ちつつ、良い機会を選ばせて頂きたいと思います。

ということで今日は

照明とワンセットでさらに不穏さUP、立てないもどかしさで焦燥感もUP!

まさに仰る通り!というwine様のお言葉。
『Ballad and Rock'n Roll』で、僕もその圧倒的な迫力、楽曲の存在感に気圧されました。
アルバム『耒タルベキ素敵』から、タイトルチューンの変態バラード・「耒タルベキ素敵」、伝授です!

と決めまして、いつものように執筆準備(ネタ探しとも言う)の採譜をはじめてみたのですが・・・。
手こずりました!

僕の引き出しには無い進行なのです。
コードそのものが複雑と言うより、組み合わせや進行順序が変わっていて、手クセで起こしていると「あれ、何か微妙に違うぞ」と立ち止まってしまう・・・そんな作業の繰り返し。
首が痛くなりました~。

90年代から2000年代のジュリー、名だたる作曲家さんがそれぞれ多くの名曲を残していますが、中でも、主にパワー・ポップ系を代表するのが八島順一さん、そしてセメント・ハード系を代表するのが吉田光さんと言えるのではないでしょうか。
僕の大好きな「
Shangri-la」、或いは『歌門来福』で体感し素晴らしい大名曲だと気づかされた「光線」。
これらの楽曲を考察してみますと、作曲者の吉田光さんは単にハードロックに留まらず、プログレッシブ・ロックの要素を多く取り入れた作曲手法を得意とされているようです。

僕は、プログレの楽曲を採譜したり市販の譜面を購入したりしたことがほとんど無いのですよ・・・。
”弾き語る”よりは”聴いて味わう”パターンでしたね。
仕方ないのです。僕は楽器の超絶テクニックとは無縁ですから(泣)。
一番好きなプログレバンドがピンク・フロイドで、キング・クリムゾンで一番好きな曲は「サーカス」だ、とか言っていたら、熱狂的なプログレファンの仲間から「待て待てい!」とたしなめられたりしたものです。
吉田光さんは、僕の知らない、さらにマニアックなプログレ・ナンバーに見られる作曲センスを多く会得しているような気がします。

「耒タルベキ素敵」のキーは、変ホ短調。
従ってトニックはミ♭ということになるのですが、イントロやAメロの3つの和音進行繰り返し部からして、なんだか様子がおかしい。

E♭m→G♭→A♭7

怪しい雰囲気を醸し出しているのは、最後のA♭7の効果でしょう。宙に突き放したような印象になります。
常にどこかしらで「ソ♭」の音が鳴り続けているのがポイントです。
和音進行を音階表記すると「シ♭・ミ♭・ソ♭」→「シ♭・レ♭・ソ♭」→「ラ♭・ド・ミ♭・ソ♭」という事になります。
ギター・カッティングがメインですから、「ソ♭」の音は和音の中間位置あたりで鳴っていますけどね。

そして、何と言ってもこの曲の最大の見せ場は、クールに抑えられてきた歌詞、メロディー、アレンジ、ヴォーカルすべてが爆裂するサビ部です。
このコード進行がまた、ヒヨッコ不勉強な僕の意表を衝くのです。

♪ 夜      に 注げよ 星     屑の シャワー
  E♭m D♭ A♭7    E♭m D♭  A♭7

  輝くものが 弾け合うのが
  E    E♭m   A♭7 G♭

  耒タルベキ素敵だろう ♪
  E          B♭7 A♭7

ハードです。
よくこんな順序で組み合わせられるなぁ・・・。
サビで大活躍するのがE(ミ・ソ#・シ)の和音。これがとてつもなくハードなのです。
移調して考えると、キーがAm(=イ短調)の楽曲でB♭(シ♭・レ・ファの和音)がたびたび登場する、という理屈になります。
ポップな楽曲だと、なかなか無いパターンです。

そしてサビ部でもAメロ同様、着地和音はA♭7。
変ホ短調の着地点として有力なE♭m、G♭、或いはD♭、Bなどは、変態的な(褒めてます)着地点へ到達するための経過でしかありません。

また多くの方は、サビで突然暴れ出すハードな各演奏楽器に耳を奪われることでしょう。
普通は、「全体の音量が上がった」とか「エレキギターがガツ~ン!ときた」というイメージでしょうね。
もちろん、その聴き方で合っています。

しかし僕が『Ballad and Rock'n Roll』で「耒タルベキ素敵」を体感し、その勢いで後日歌詞カードを熟読しながらCD音源を改めてじっくり聴いて初めて
「おおっ!」
と感じたのは、サビ部突入のタイミングでドカ~ン!と炸裂するドラムスのチューニングの唐突な変化なんですよね~。
2トラックに分けて別録りされているのでは!と考えてしまったほどです。

サビ以外の部分は、ユルユル。
サビはガチガチ。

ガチガチの硬いドラムス・チューニングは、同じアルバム『耒タルベキ素敵』収録曲「君のキレイのために」や「ゼロになれ」などで、ほぼ同じような音色が聴かれますが、それらの楽曲はいずれも、当然楽曲通じて一定に硬いチューニングになっているのです。
しかし「耒タルベキ素敵」は、サビ部とそれ以外でそれぞれ違う曲を演奏するような感じで設定されているんですよね。

それまで渋~く影のように叩かれていたのが、サビ部では一転、ガッチガチのチューニングで暴れまくる、というアレンジ。

ということで、ふと演奏クレジットに目をやりますと

Tum Take/白井良明

これ、何でしょう?
「Tum」・・・ドラムスのタムなら「Tom」ですから、何を意味するのか謎なんですけどね・・・。とにかく、白井さんがギター以外に何か特別なトラックを加えていることが示されています。

もしそれがタムの追加トラックだとしたら・・・白井さん、素晴らし過ぎる!!
その仮定ですと、全ての楽器がレコーディングされ、ひょっとしたらヴォーカルやコーラスすら録られた後の最終段階で、変態アレンジャー(え~と褒めてます)白井さんが
「何かが足りない!サビ突入部でもっと迫力が必要だ!」
と思い立ち、タムを自ら叩いたテイクを追加した、としか考えられないではありませんか~!
それは、あの「
U・F・O」の

跳べ!(どか~ん!)

の「どか~ん!」なアレンジと全く同じ作業ですよ!
そりゃあ、白井さんとしては是非ともクレジットが必要です。「ワタシがこれを発案して、ワタシが叩いてます」とね。
まぁ、それはさすがにナイですか・・・。
ともかく、イントロ→Aメロ→Bメロのドラムスと、サビのそれとでは、表情が全く違うのです。

しかし・・・LIVEであれほどの感動を味わえなかったら、こうして集中してCD音源を聴き返すことも無かった・・・。
当然、この白井さんの渾身のアレンジ&ニクいクレジットに気がつくのもずっと先になっていたはず。
まったくジュリーナンバーは油断がなりません。僕が気づいていない魅力が、他の楽曲にもまだどれだけ隠されていることやら・・・。

そうそう、クレジットでもうひとつ目を引くのは、コーラスパートですね。
伊豆田さんと並んで、依知川さんの表記があります。「ベース&コーラス」だと見逃してしまいそうですが、コーラスのみのクレジット。
LIVEツアーを通じて、ジュリーが依知川さんのコーラスに大きな信頼を寄せてきているのがこのクレジットから見てとれます。何故そう言えるかというと、ジュリー自身が素晴らしいコーラスの使い手ですから(主旋律をハモる抑え気味の歌い方など、ソロ初期からその才能は様々な楽曲で堪能できます)、センスのある人がセンスのある人を認めた、ということではないでしょうか。

「麗しき裏切り」の頃は肩に力が入っているようにも感じますが、依知川さんのコーラスは2000年代に入って以降、年々洗練されていきますね。
それはDVD作品を年代ごとに比較して観れば、よく分かることなのです。

さて、先程はサビの豪快に暴れまわるガチンコ・ドラムスについて書きましたが・・・。
それ以外の箇所での渋く跳ねる(1小節に2つの16分音符裏拍打ちがあります)柔らかいチューニングのドラムスもまた素晴らしい。
スネアのロール残響音を採り入れた、なかなか素人では叩けないプレイです。バンドのドラマーに聞くところによれば、「ゴースト」というテクニックなのだそうです。
影で不穏な響き鳴らす・・・「ゴースト」とは言いえて妙ですね。

そう、「耒タルベキ素敵」は不穏な楽曲です。
何か重大なことが起こる予兆・・・そんな雰囲気を感じさせる、どちらかと言うと「美しい」より「おどろおどろしい」ナンバーのはずです。
曲構成やアレンジ、演奏だけを考えれば・・・。

しかし「耒タルベキ素敵」を「美しい」と考える人は多いでしょう。
そこでいよいよ、歌詞、そしてジュリーのヴォーカルに着目しなければなりません。

♪ 何もいらない
  僕たちの夢が この世の平和と告白したら
  みんな笑うだろうな

歌詞の肝は明らかに、2番以降のサビ(先程コード進行表記した部分)のリフレインで登場するこのメッセージでしょう。
覚さんが志したのは、歌詞の流れを追って考えれば「孤高の潔さ」のような気がします。
ただ、ジュリーはそれを「個人の覚悟」として歌っているように思われるのですがいかがでしょうか。

「耒タルベキ素敵」リリースから10年ちょっと。
「みんな笑うだろうな」
と歌ったタイムリーな2000年から月日が流れ、今、「笑えない」時代がやって来ようとしているのでしょう。
だからこそ、『Ballad and Rock'n Roll』セットリストの鍵は「耒タルベキ素敵」が握っているように僕は思います。
ジュリーは決して後ろ向きにこの曲を歌っていない・・・そこが凄いと思うわけです。


これまで幾多の曲で何度も同じことを書いていますが・・・「耒タルベキ素敵」についてもやはり断トツで素晴らしいのはヴォーカル。
以前、「誰れかがいるはず」の記事でジュリーのヴォーカルを、「叫ぶように囁く」と表現したことがあります。『Ballad and Rock'n Roll』でのこのナンバーでの歌唱は、まさにそんな感じでした。


そんな「耒タルベキ素敵」・・・『Ballad and Rock'n Roll』では素晴らしい照明の効果で、不穏さも美しさも倍増状態でしたね。
とにかくイントロからずっと、まったくの闇。2階席で参加した渋谷ファイナルでは、ステージの人影すら見えませんでした。
それがサビのコーラスで「バ~ン!」と白光のライトが、ステージも客席も突然に覆い尽くすのですから、鳥肌モノです。


そしてエンディング。
まずジュリーに当てられていらライトが、ヴォーカル部が終わると同時に消え、ジュリーは闇の中へ。
その後はCD音源と同じように、ベース、ギターの順にかき消え、最後はただひとつ残ったドラムスのGRACE姉さんにライトが当たり、演奏が終わると再びステージは完全な闇に包まれました。
照明、完璧。

そして、泰輝さんがこの曲でどうしてもシンセベースを弾かなければならなかった意味も解りました。「弾く」演奏シーンよりもむしろ、「消える」瞬間が重要だったのです。
それでもBメロではしっかり怪しげなキーボードの音色も網羅していた泰輝さん・・・この曲でもやはり”神の両手”は健在でした。

先輩方は、『Ballad and Rock'n Roll』以外にも、数回この「耒タルベキ素敵」を生で体感なさっているのですね・・・羨ましい。
幸い、2000年代のLIVEは多くのDVD作品として残されています。「耒タルベキ素敵」が演奏されたものも数点ありますが、「観てない」と仰る方々がいらっしゃいましたら、僕が強烈にお勧めしたい「耒タルベキ素敵」収録の作品は

CROQUEMADAME AND HOTCAKES

です!
「耒タルベキ素敵」は後半2曲目。
後半1曲目が「君のキレイのために」なんですよ。当然ジュリーはいつものようにステージを走り回り、旋回します。
「君のキレイのために」が終わり、ヘロヘロ状態になりながらジュリーは

ハァハァ・・・

と息を整えるわけです。
これを、わざとマイクを通して、会場全員に聞こえるようにやるんですね~。
で、ジュリーの激しい息遣いが続いているうちに、重なるようにして「耒タルベキ素敵」のあのクールなイントロが始まるのです。
観ていらっしゃる方々なら賛同して下さると思いますが、あれは絶対計算ずくですよね~。
色っぽい喘ぎ声が、「耒タルベキ素敵」のイントロと完璧にマッチしています!

え?
「走り回ったとは言え、そんなにハァハァするほど疲れてるの、ジュリー?」ですって?

それはね・・・。
衣装が・・・いやいや、そこは実際に観てみてくださいね!

あぁ、今回もまた大長文になってしまいました。
毎度申し訳ないです・・・。
次回「彼女はデリケート」のお題にて、またお会いいたしましょう!

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瀬戸口雅資のジュリー一撃伝授!」カテゴリの記事

コメント

1989,ベルリンの壁崩壊。ですよね?

投稿: かずぴ | 2011年2月24日 (木) 23時06分

DYさん、お邪魔します。
今回の伝授については、言うことなしです!♪何もいらない 僕たちの夢が この世の平和と 告白したら みんな笑うだろうな♪を「個人の覚悟」として歌っている、とするDYさんの解釈は見事です。同感です!
吉田 光さんと初めて組んだのが、アルバム「単純な永遠」。それ以降も、ジュリーは、さまざまな若手アーティストと組んできましたが、その中で残った何人かに、吉田 光さんが含まれていることは、ジュリーのロックに対する造詣の深さを表していると思います。
それにしても、正月ライブ落日のこの楽曲は、本当に凄かった…ジュリーのボーカルは、もちろん、鉄人バンドも。聴いているときに、私の心に浮かんだ言葉は『宇宙』の二文字です。上手く説明できませんが、宇宙を感じました。

投稿: 74年生まれ | 2011年2月24日 (木) 23時23分

DYさま こんばんは。
不穏な曲、大好きです。
今回のライブでは、サビ一発目で爆裂するジュリーの♪ララララ♪に圧倒されました。

以前はよくあったことなのでしょうが、この曲もアルバムリリース前にお正月ライブで歌われていますよね。
その年発表されることになる新曲をライブで先に聴く…スリリングな体験でしょうね。
経験された先輩方が羨ましいです。

ところで“1989年”。
当時高三〜大学一年のヒヨッコの記憶では、
元号が変わったことに始まり、天安門事件、東欧諸国の体制の変化、ベルリンの壁崩壊…
現在の状況につながる出来事が立て続けに起こった、節目の年だと思います。
いつの日か閃きましたら、「1989」も伝授をお願いします。

ちなみに大喪の礼の日の私は、学校が休みになったにもかかわらず「二次試験のため」と称して登校し、友人と自習しておりました。
薄っぺらいコメント(笑)失礼いたしました。

投稿: だんぼ | 2011年2月24日 (木) 23時37分

DY様こんばんわ。

音とライトワーク圧巻でしたね!

2000年の正月ライブで初めて聴いた時はただ圧倒されてポカーンでした。

ジュリーはもともと無趣味で欲しいものもあまりないんだと思うんですよね。

唯一の趣味は歌。出来ることも歌うこと。

長く色んな歌うを歌ううちに歌に込められた思いに寄り添うようになっていたんじゃないかと。

1989でいろんなものが崩れて新世紀が目前になっても世界はエゴを正義と言い換える者たちにひっかきまわされている。

もっと皆が穏やかに他人の立場になって考えられるようになればいいのに、というジュリーの願いがこの曲につながっているように感じます。

「彼女はデリケート」
これはこれで大好きな曲です。
楽しみにしています。

投稿: nekomodoki | 2011年2月25日 (金) 00時28分

DY様ありがとうございます!
お正月ライブで、本当にこの曲の素晴らしさを体感したので、
今回の伝授は殊更に嬉しかったです!!
演奏に関しては、何度呼んでも???ですが、
楽曲の解釈、ジュリーのヴォーカルの事
もう、うまく言えなくて、頭の中がもやもやしてたのが
一気に晴れたような気がします。

この曲って、獅子奮迅とかのNHKソングスで歌ってたんですよね。
その時はあまり印象に残らなかったんですよ・・・
でも、さすがですね~
ライブは全然違う!!なんでしょうね、これって。
鳥肌がたつってまさにこれですよね!!

あ、そうそう、私も1989聴いた時に
真っ先に浮かんだのがベルリンの壁崩壊でした。
こちらも楽しみに待ってます。

投稿: くすくす | 2011年2月25日 (金) 00時49分

DYさま

不穏な響きがゴースト そうですか
おどろおどろしい何かを思わせる仕掛けがあったんですね  凄いな~
音楽は聞く事しか出来ない私でも感じます。

覚悟として歌っている そうですよ 同感です。

この曲からもう11年目この世の平和とは程遠いアフリカは大変です どうなるのでしょうか

気候 地震 石油の利権 食糧高騰 エイズ 癌 ノルマ不足のワクチン 不景気 上場企業の実質外資系化 戦争 真実を報道しないマスコミすべてが点ではなく線でつながってると思うんです

ジュリーの曲の意味深な単語もそれ自体がそれぞれ独立してるのではなく一本の線でつながれていると思うんです

1989年は西洋諸国にとって新しい時代の幕開けですね  その前にチェルノブイリ原発事故がありました。広島、長崎に落とされた原爆と同じ○○○で起こった事で事故では・・
と思います。謎とき始めましょう

さあ 目を覚まそう うつつ じゃなく
目覚めろ!!若者!!です。

投稿: キミちゃん | 2011年2月25日 (金) 09時05分

おおっと…名前が挙がっててびっくり、ドキドキw(゚o゚)w

この1曲、あのステージでこーーんなに語れる、その深い知識と語彙とセンス!しかもクロマダDVDまでさらに見返しをさせる高度なテク(笑)

そして先輩方からの当時のお話で、じゅりのことも、現代史までも振り返れてしまう…。
硬軟あわせ、すべてが勉強になります。

私がドーム以降も続けてファンでいるのは、勿論じゅりとその楽曲の素晴らしさもありますが、こうして愛をこめて語って下さるDY様や先輩方の導きのお陰なのです。
(なんか宗教みたいですね…じゅりキリストが発した言葉を集めた聖書=曲を、解読してるカンジ?)
深ぁーーいじゅりワールドに比べたら、今の音楽、ほんま薄いし、自分の身の回りのコトしか関心ないん?って思ってしまいます。

次回は一転、「デリケート」のハジけた伝授、楽しみにしてます!

投稿: wine | 2011年2月25日 (金) 11時49分

ライブでは背筋がざわざわしました。この快感が病みつきになる…。
言葉で発表はなかったけれど、来るべきものを暗示して余りある歌唱でしたね。

100万人の嗜好に合わせようとしていては絶対にできない歌。
ジュリーとこの曲は一心同体。作詞作曲は別人なのにね?
DVDでなくてもいいから、乞、ライブ盤!です。

1989年、新婚旅行から帰ってきたら、ベルリンの壁が壊されていて、
松田Y作氏の訃報が待っていました。
冷戦が終わって、いい世界になると一瞬信じた頃です。

芸能界に魅力がなくなり、全然TVも見なくなっていたので、
ジュリーの一身上の変化がこの年だったんだ、と気がついたのは後年でした…。

投稿: morie | 2011年2月25日 (金) 18時55分

こんばんは。

表現者ジュリー。
なのですね。

投稿: もじもじそわそわ | 2011年2月25日 (金) 21時26分

かずぴ様

そそそそうか!
何という・・・日本のことしか考えてなかったです・・・情けない。
ありがとうございます。

そういえば当時、ピンク・フロイドの「ウォール」がいきなり平積みで売られているのをしばしば見かけたものでした・・・。

74年生まれ様

ありがとうございます!

「耒タルベキ素敵」はLIVEでのあのライティングや演奏、そしてヴォーカルの醍醐味などもあり、それはまさに宇宙・・・別格かもしれませんが。
吉田光さんのナンバーそれ自体に「宇宙」を想起するものが多いように思います。

「光線」などは特にそうですね。
僕は「恋がしたいな」という曲が相当好きなのですが、あの曲も何か地上離れした雰囲気があります。

だんぼ様

あぁ、だんぼ様はあの年が大学受験でいらっしゃいましたか!
88年末から何かワ~ッと時代が動く感じはしてました。
ニック・ロウという僕の好きなアーティストが初来日して、厳戒態勢にビックリしていたようです。

「1989」で描かれているのはそんな「昭和が終わる・・・」という雰囲気かなと思ったのですが・・・。
いやいや情けない。

みなさまのお言葉、勉強になります・・・。

nekomodoki様

なるほど!
「耒タルベキ素敵」を歌ううちに、ジュリーの方から歌に溶けていった、と。
morie様も「一心同体」と仰っていますし、やはり特別な曲なのでしょう。
僕はこれまでこの曲を軽視し過ぎていましたね・・・。

集大成的要素もあった重厚な2枚組のタイトルチューンに「耒タルベキ素敵」を選んだジュリーの意思が、今回の『Ballad and Rock'n Roll』に参加してようやく僕にも解りかけたような気がしています。

すみません一度切ります~。

投稿: DYNAMITE | 2011年2月26日 (土) 12時42分

くすくす様

ありがとうございます!

獅子奮迅は知っていましたが・・・当時「songs」でも歌われていましたか。

どうなのでしょうね。やっぱり後からLIVEで体感した方が圧倒的に印象は強いでしょうが、テレビで1回でも聴いたことがある、というおぼろげな印象があってこそ、という効果もありそうですね・・・。

今年はテレビには出ないのでしょうか・・・。

キミちゃん様

「みんな笑うだろうな」
と歌った「みんな」が聴き手のことで、その「みんな」が、自分の日常を考えるよりもまず「この世の平和」を希望せざるを得ない・・・。
そんな状況を今回のお正月コンサートでジュリーは考えていたのでしょうか。

「素敵」=「未来」は待ち受けるものでもなく作り上げるもの、というジュリーの意思を感じたセットリストでした。

wine様

クロマダ復習、ありがとうございます~(←それかい~)。
僕はこれまで、CD大トリ収録としてのこの楽曲を軽視していまして(恥)、どちらかと言うとDVD作品での印象の方が強かったのです。

今はCD盤のdisc-2を激リピ中です。
これまで、disc-1の方を圧倒的に聴いていたのですが、2も素晴らしいですね!
ホント、今さらでお恥ずかしい・・・。

morie様

ありがとうございます!
そうです!ジュリーは確かに「素敵」を描いてくれましたよね!
この時代に、この楽曲を前向きに歌うのがジュリーなのですね。
すべてがうまくいって欲しいです・・・。

そうか、優作さんも1989でしたっけ・・・。
当時僕はまだ20歳そこそこですが・・・バンド関係でお世話になっていた人がすごいファンで、お葬式に行って、力也さんに肩を叩かれ励まされたそうです・・・。

もじもじそわそわ様

表現者ジュリーです。

心ごと身体ごと歌に入りこむ能力がジュリー最大の魅力、と僕は思っていますが、きっとこのナンバーはその度合が高いのでしょうね・・・。

投稿: DYNAMITE | 2011年2月27日 (日) 11時42分

ジュリーが長く歌えるように応援したいし、そのためには、私たちファンが健康でいなきゃねです。

投稿: hiromi | 2011年2月27日 (日) 13時07分

「耒タルベキ素敵」の分析考察、
興味深く読ませていただきました。ありがとうございます。
この曲、および今年のお正月セットリストに関して、
私なりにいろいろ感ずるところがありましたが、
それはまた別の機会に。

一点、千秋楽レポの記事でも気になったのですが…

>ベース、ギターの順にかき消え、最後はただひとつ残ったドラムスのGRACE姉さんにライトが当たり、演奏が終わると再びステージは完全な闇に包まれました。

GRACEにライトが当たって、演奏後に闇に包まれた後、
一番最後に、パッとジュリーにピンスポットが当たって終わり、
じゃなかったですか?
私はこのラストのピンスポットが非常に印象的だったので、
鮮やかに記憶しているつもりでいるのですが…
私の記憶違いだったらすみません。

投稿: ちこ | 2011年2月27日 (日) 17時44分

hiromi様

仰る通りです!

が、しかし…。
昨日と今日の激しい気温差のせいでしょうか…何だか風邪をひいたような…。
情けない~sweat01

ちこ様

ありがとうございます。
確かに最後にジュリーにスポットが当たっていたように思います。
僕は、曲が終わってからの演出と考えてしまいましたが、ちこ様がそう仰るなら、最後にライトがジュリーに当たるところまでが曲だ、と考えて間違いないでしょう!

千葉で『涙色の空~秋の大運動会』をお隣の席でご一緒した際に、しっかりと各曲を最後まで見届けるちこ様のスタンスを見習わなければ、と思いましたからね~。

まだまだ僕は修行が足りませぬ…。

投稿: DYNAMITE | 2011年2月28日 (月) 18時54分

吉田光さんの楽曲がプログレッシブロックと聞いてああやっぱり!と思いました
わかりやすいのは「風に吹かれ僕は」ですよね
私はゲーム音楽でそういうのを聞いてて結構ジャンル自体好きだったりするのですが(苦笑)
どうりで歌いづらいはずです

不穏というのも納得しました、アレンジはあまり似てないのですが個人的にはミスキャスト(曲名)で感じる怖さと同じのを感じましたし…

歌詞あまり触れられなくてすみません、曲のが印象的でなかなか歌詞は読み取れないです。この曲は…

投稿: せーさん | 2011年3月 4日 (金) 19時40分

せーさん様

そうそう、『Ballad and Rock'n Roll』では「風に押され僕は」も歌ってくれましたね!

プログレ好きの作曲家はリズムに凝った作品が多くて、「光線」の変拍子もそうですが、吉田光さんは「風に押され僕は」で3拍子を採用し、美しいバラード部、激しい展開部、いずれも同じリズムなのに聴こえ方をガラリと変えてきました。
この曲などは、せーさん様の仰るようにプログレ流の佳曲と言えると思います。

そう言えば、アルバム『ミスキャスト』からはまだ1曲も書いてないなぁ汗。

投稿: DYNAMITE | 2011年3月 5日 (土) 13時03分

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