沢田研二 「ひとりぼっちのバラード」
from『JULIE』、1969
1. 君を許す
2. ビロードの風
3. 誰もとめはしない
4. 愛のプレリュード
5. 光と花の思い出
6. バラを捨てて
7. 君をさがして
8. 未知の友へ
9. ひとりぼっちのバラード
10. 雨の日の出来事
11. マイ・ラブ
12. 愛の世界のために
--------------------
え~、お題に入る前に、まずは12月5日にNHK総合で放映されたジュリーwithザ・ワイルドワンズ『僕たちほとんどいいんじゃあない』CCレモンホールLIVEの感想などを少し・・・。
いくつかのじゅり風呂さんも書いていらっしゃいましたが、何の前振りもなくいきなりメンバーのステージ入場とお客さんの拍手から放映がスタートしましたね。
何の気なしにNHKをつけていた一般家庭のみなさま、「何だ何だ?」とお感じになったのでしょうか。そのまま観てくださいましたかね~。
これは、年末発売のDVDと同じ映像なのでしょうか。
撮影のあったCCレモンホール当日、そしてファイナルの五反田と参加できなかった僕にとって、DVD発売は本当に嬉しいクリスマスプレゼントです。
そんな中、一番気になっていたのはカメラワーク。
その点、この日の映像は最高でした。
ジュリーに偏ることなく、ワイルドワンズのメンバーの表情もよく分かりましたし・・・要所では鉄人バンドにもしっかりとカメラが。
その上で、ジュリーを追いかけるカメラワークも素晴らしかった。やっぱり「Oh Sandy」のLIVEは破壊力抜群ですね。
「懐かしきラブ・ソング」では感動の5分割カット。追っかけコーラスで加瀬さんがメインに・・・泣かせます。
「いつかの”熱視線ギャル”」・・・放映を観た作曲者の吉田Qさんが、ジュリーのアクションに激萌えした、という情報も。
「TOKIO」では、お客さんがエライ状態になっているのが伝わってきましたねぇ。
そして「FRIENDSHIP」での、ジュリーの右頬をつたう汗。
最高です!
あと、「セシリア」などで柴山さんが映りまくっていました~。
「渚でシャララ」のBメロ、「傷つけあうより♪」のトコ、柴山さんのダンスは神ですね。参加したLIVEではそこまで観てなかった・・・(基本、ジュリー観ながら踊ってましたから)。
正規盤もこのくらい贅沢なカメラワークだと良いのですが・・・とても楽しみです!
さて、それでは本題です。
『秋の大運動会~涙色の空』ツアーも11月27日で終わってしまいましたが、もうあと1ケ月もすれば、正月コンサート『BALLAD AND ROCK' N ROLL』(バラード・アンド・ロック・アンド・ロール)が幕を開けます。
昨年と比べ、待つ時間が少ないのがありがたい・・・。まぁその分、セットリストはツアーと重複する曲が多くはなるでしょうが。
拙ブログでは今回から”恒例・全然当たらないセットリスト予想”シリーズに突入いたします。
ジュリーは「バラード多めに・・・」なんてファイナルで言ってましたけど、さてどんな曲が飛び出すのでしょう。
今日は、ツアータイトル『BALLAD AND ROCK' N ROLL』の「バラード」というフレーズに着目し、記念すべきジュリーのファーストアルバム『JULIE』からお題を採り上げたいと思います。
「ひとりぼっちのバラード」、伝授!
最近のジュリーのステージは、1曲目にノリの良い曲を配置することが多いですが、過去にはバラードでスタートさせる構成もあり、今度のお正月はそのパターンで来るのではないか、と僕は予想しています。
前半バラード中心で、後半にロックしてくれるのではないでしょうか。
そこで僕は『BALLAD AND ROCK' N ROLL』の初っ端、オープニング・ナンバー候補にこの「ひとりぼっちのバラード」を指名!(「DYNAMITEが予想すると外れるんだから、余計なこと言わんといて~!」というブーイングが聞こえてきそうです汗)
「ひとりぼっちのバラード」・・・これはなかなかLIVEでは歌われていないだろう、と何となく考えていましたが、2006年のお正月コンサート『勇気凛々』で採り上げられていたのですね!
生で観た先輩方は、感動なさったでしょうね。メチャクチャうらやましいですよ~。
ベースレスの編成となったバンドでは、ピアノ或いはキーボードが重要なパートとして大きな役割を果たします。ジュリーの頭の中で、新たなバンドスタイル対策として「ひとりぼっちのバラード」のような曲がクローズアップされてのセットリストだったのかもしれません。
『勇気凛々』の時は着替えタイムの直前でしたか~。そして後半1曲目が「PEARL HARBOR LOVE STORY」って・・・。
よだれが出ます(いや、下品な表現で大変失礼)~。
タイムリーで観ていた先輩方のお話、是非聞きたいです!
で、今回僕は「ひとりぼっちのバラード」を敢えて1曲目と予想したわけですが・・・。
これは、日頃お世話になっているあるJ先輩の言葉が強く印象に残り、そう考えたのでした。
その先輩も、お正月コンサートのタイトルが判明した時点で、「ひとりぼっちのバラード」を想起したそうです。
そして
「年齢を重ねたジュリーが歌うことを、安井かずみさんが詞に託したような曲」
との感想をお話してくださいました。
僕はそこまで考えなかった・・・ずっとジュリーを見続けてこられた先輩だからこそ、そういったことに気づくのでしょうね。
とすれば、今のジュリーが歌うにふさわしい曲。
『BALLAD AND ROCK' N ROLL』にピッタリの名曲・・・僕はそう考えてしまったのでした。
さて、「光と花の思い出」の記事でも書いたように、元々僕はアルバム『JULIE』の中でも特に「ひとりぼっちのバラード」が好きで。
いつかお題に採り上げたいと思いつつこの日まで延びてしまったのは、ジュリー・ナンバーの中でも採譜が手強そうな1曲、というイメージがあったからです。
ブリッジの転調部のメロディーなどは、一度聴いただけでは覚えられないほどに難解な進行なんですよ~。
僕は音階や和音進行、音楽理論については成人してからの完全な独学です。
色々な楽器を覚えましたが、ストリングスの経験がなく、「ひとりぼっちのバラード」をはじめ、『JULIE』収録曲の多くでアレンジの重要な肝となっているオーケストレーションの解説もできません。
第一、幼少に特に何の教育を受けていないため、絶対音感が無いのです。これは成人してから会得するには相当なハンデで、無理がありました。
ですから僕は、楽器無しで音を探し当てる際、変な方法を使うようになってしまいました。
まずビートルズの「Let It Be」のイントロを脳内再生して「ド」の音を確認した後、順次音階を辿っていく、などという非常に面倒くさいやり方。そうしないと目的の音が探せないのです・・・。
ただ、そのおかげでしょうか。
いつしか、イントロがピアノの和音で始まる長調の曲に限っては、その曲のキーが「C」であるかないか、それだけは初見で判別できるようになりました(ものすごく限定され過ぎですが・・・才能や下地の無い人にとってはそれが精いっぱいなのです汗)。
で、「ひとりぼっちのバラード」は「C」(=ハ長調)ではないワケです。
ところが。
先日先輩にお借りしたお宝本「沢田研二のすべて」掲載の譜面は、バリバリのハ長調で採譜されているんだなぁ。
前々回の記事で書いたように、この楽譜は完全にギター初心者をターゲットにしているようで、多少強引でも弾き易いコードネームだけで歌えるようにアレンジされているのですね。
当然、楽曲によっては移調も施されています。
「ひとりぼっちのバラード」はその一例。
原曲が変ロ長調(=B♭)のところ、ハ長調(=C)に移調されて明記してあるのです。
まずはこいつをオリジナルのキーに戻す作業から!
例えば
♪ 生きて 生きていくこの命~ ♪
C Dm A+
の表記を
♪ 生きて 生きていくこの命~ ♪
B♭ Cm
と直してあげます。
さらに、「A+ねぇ・・・」とツッコミを入れつつ、省略されているアレンジメント・コードを加えて
♪ 生きて 生きていくこの命~ ♪
B♭ Cm Cmmaj7 Cm7
(まぁ「Cmmaj7」のトコをGルートで弾け、ということかな?この場合の「A+」って)
なかなか良い感じになってまいりました。
「mmaj7」→「m7」の移行は、ストリングスの一番目立つ音を拾っているわけです。
1番と2番の間の短い2小節の間奏も、「C」を「B♭」に戻すだけでなく、2小節目に「A♭」を足してあげればグッと雰囲気が出てきます。
で、問題は転調部です。
ここはちょっと自力での採譜はかなり手こずる、と思ってた箇所。
ヒント本に明記してあるコードを原曲のキーに戻していくと・・・こうなります。
♪ たった いち どの 人 生だから
Fm7 B♭7 E♭ Dm7 G7 C
力のかぎり 明日 をさ がそう いつも ♪
F Am Gm7 Gm7onC E♭m7 A♭B♭
途中までは「おお!」って感じ。
なるほど~。
変ロ長調→変ホ長調→ハ長調→ヘ長調とガックンガックン転調してるのね!いやぁ美しい~。
でも、「明日をさがそう♪」のトコ、よく解らないよ~。
これで合ってるような気もするけど・・・うまく歌えない。直後のB♭への戻り方とか、難解ですよねぇ。
みなさま、この曲のこの部分のメロディー、伴奏無しで空で歌えます?
僕、無理かもしれない・・・。
しかも大ラスでは、主メロ部がいきなりD♭までキーが跳ね上がるんですよ、この曲!
半音上げとか1音上げは珍しくないけど、1音半のジャンプアップは、珍しいと言うより、難しい。
そう・・・この曲はやっぱり難しいんです。
ジュリー・ナンバーの中でも、メロディーの難解さではトップクラスでしょう。
実は、「ひとりぼっちのバラード」が突如採り上げられた2006年のお正月コンサート、そのタイトルともなった「勇気凛々」という曲も相当難しいメロディーを擁したナンバーなのですが、この2曲が並び立ったセットリストというのは、偶然でしょうかねぇ・・・。
タイガース期、つまりファーストアルバムリリース時のジュリーは、ヴォーカリストとしてまったく正当な評価を受けていなかったとのことで・・・ちょっと信じ難いのですが。
確かにこのアルバム『JULIE』の段階では、音程にアラも多いかもしれません。
しかしね・・・。例えば「ひとりぼっちのバラード」を、寸分の狂いもない音程で、オペラのように堂々と歌われてしまったら・・・曲の良さは果たして伝わったでしょうか?
ずいぶんデリカシーの無い「ひとりぼっちのバラード」になっていたような気がします。
ファースト・アルバムでの歌唱を一度踏まえて、年齢を重ねた声で、熟成した歌をLIVEで披露する。
そこへ辿り着く長い時間にこそ意味があったのでは、と、2006年お正月コンサートでのお客さんの反応を僕は想像するのです。
安井かずみさん&村井邦彦さんという、ジュリーの身近にあった素晴らしい作家さんがまず良い曲を作り、プロフェッショナル中のプロフェショナルである東海林修さんが仕上げ、ジュリーが歌う・・・そのシンプル過ぎるほど明快な制作手法が、ファーストアルバム『JULIE』の大きな魅力です。
良い意味で特別な装飾の無い、むき出しの原石のような作品。
やはりこれは、その後数十年進化し続けるジュリーのスタート地点としてふさわしい、素晴らしいアルバムだと思います。
「ひとりぼっちのバラード」・・・僕も一度は生で聴いてみたいですよ~。
さてさて。
年内に執筆する楽曲記事は、お正月コンサートのセットリスト予想に邁進する予定になっております。
次回のお題は、おそらく”ABCからエクスタシー”なナンバーになると思いますが・・・ひょっとしたらその前に一件、恐縮な宣伝記事が挟まるやもしれません。
どうぞよろしくお願い申しあげます~。
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コメント
DYさん、お邪魔します。
この作品に限っては“全然当たらない”どころか、新年ライブで歌われる可能性大ですよ!ジュリーの、安井さんの歌詞に対する思い入れの深さを考えると、歌ってもおかしくないと思います。
あと、ジュリーのボーカルの評価に関して、個人的に思っていることなんですが、日本では、どんな楽曲でも1つの色に染め上げる歌手が玄人うけする傾向があって、楽曲に合わせて微妙に歌唱を変えるジュリーは、かなり、損をしている部分があると思います。
投稿: 74年生まれ | 2010年12月 7日 (火) 17時11分
DY様
こんばんは。
バラードと聴いて真っ先に思い浮かぶ曲です。きっと歌ってくれる・・というか歌って欲しい!「JULIE]の中で一番好きな曲なんです。
74年生まれ様がおっしゃるとおりジュリーはひとつの色に決して染まらない、ある意味安心して聴けないところが危うくもあり、魅力でもあるのですが。「エディット・ピアフ」の中で「破滅への衝動」という言葉が出てきましたが、ジュリーには昔から変態(メタモルファ)への衝動があるように感じるのです。自分があるイメージでくくられそうになると「やだ!」と姿を変えてしまうみたいな。
投稿: nekomodoki | 2010年12月 7日 (火) 20時01分
今晩は。
当時は、正確な音程、広い音域、デビューの時から出来上がっている声が、「上手い」歌手だったのでは?
スクエアな歌い方というか。
そもそも若者が夢中になっていた、ロックやアイドルは歌扱いされていなかったのでは。
でも、ロック畑の人にも、いまだに歌謡曲のジュリーとしか思われないのは、多分、歌謡曲時代が華麗すぎた反動ですね。
「ひとりぼっちのバラード」、聞きたいですね、お正月に。
「いつかは終わる」という歌詞を、ジュリーはきっと力強くポジティブに歌ってくれると思います。
これほど声が変容した歌手を他に知りませんが、青い頃も今も、人を惹きつける甘さとフェロモンは変わりませんね。
多分、声を生業とする人全てが、喉から手が出るほど欲しがるものだと思います。
投稿: morie | 2010年12月 7日 (火) 21時49分
DYさま
ひとりぼっちのバラード
お~遥か忘却のかなたでございました。
あの頃はへたっぴーってみんなから言われて
なのでバイトして買ったアルバムは宝物なんだけど堂々と聞けなくて家にひとりになった時にこっそり・・・肩身の狭い事この上なし
ホントに ひとりぼっちのバラード ですよ
お正月のコンサートで聞けると嬉しいな
今度こそ堂々ととびっきり上手なジュリーですもんね
投稿: キミちゃん | 2010年12月 7日 (火) 22時46分
DY様
このアルバム、私は持っていなかったように思うんですけど、
なぜかこの曲は記憶にあるんですよね。
やっぱり持ってたんかなぁ・・・
それとも、昔聴いた名残なのか・・・
ほんまにお正月に聴けたら嬉しいですね~
投稿: くすくす | 2010年12月 8日 (水) 08時40分
DY様
大好きな、大好きな曲です。
私も BALLAD AND ROCK'N ROLL と聞いて、真っ先に思い浮かべました。
昨年 過去のセットリストを某サイトで見て、DVDを調べたら、このコンサートは、ない! ない! そんな~~~(泣) 歯ぎしりしました。
何としても、生で聴きたいですっ!!!!
このアルバム 発売当時、すぐには買えませんでした。
1,750円は子供にとって、高価だし、親に「買って」とはいえず.......結局、手に入れたのは、1年後でした。
うれしくて、うれしくて 毎日聴きました。
あの頃は、「いつも 傷付きながら~」「愛を 失いながら~」に、ガラスのジュリーを思い浮かべていました。
今は 「たった一度の人生だから 力の限り明日を探そう」に ジュリーの人生を重ねて聴いています。
この歳になって聴く方が、いっそう心に染みる様な気がします。
投稿: keikoj | 2010年12月 8日 (水) 10時43分
>デリカシー
ここで膝を打ちました。
個人的に、ジュリーのヴォーカルで魅力を感じる要素の一つは、確かにこれです。
言い当ててくださって、ありがとうございます。
「JULIE VII THE 3rd 沢田研二リサイタル」での、曲前のモノローグが好きです。
台本かもしれませんが、自身の言葉のようにも思います。
この曲といい「君をのせて」といい、ジュリーはソロの出発点から、時間を超えた贈り物をもらっているんですね。
そして、それを宝物にしたのはジュリーですね。
この予想は当たってほしいです〜。
投稿: だんぼ | 2010年12月 8日 (水) 10時48分
いきなり寒くなってまいりました。
久しぶりにアルバム「単純な永遠」BGMであちこち移動中でございます~。
☆
74年生まれ様
ご賛同ありがとうございます。
本文に書いたように、「ジュリーが年齢を重ねて歌うことを託したような安井さんの詞」というJ先輩の感想がありましたから…74年生まれ様が、ジュリーの思い入れを感じていらっしゃるとお聞きし、少しだけ予想が当たるような気がしてまいりました。
ジュリーのヴォーカルは変幻自在。それは天性のものです。
ファーストアルバムリリースのこの頃も、ファン以外でも気がついている人は気がついていたでしょうね。
☆
nekomodoki様
ファーストアルバムでは僕も「ひとりぼっちのバラード」が一番好きです!
あとは「光と花の思い出」「雨の日の出来事」といった、悲しい詞を軽やかな曲調で歌うジュリーの、真っ白なヴォーカルに惹かれます。
そして
> ジュリーには昔から変態(メタモルファ)への衝動があるように感じる
これは素晴らしいヒントを頂きました!
僕の中でこのnekomodoki様の考察は、次回お題予定の「a,b,c…I Love You」執筆にも繋がります!
ありがとうございます~。
☆
morie様
いわゆる、「譜面通り」という「上手さ」ですね…。
それはそれでもちろん凄いですが、やっぱり日本はその点ジャーナリズムが遅れていたのかな、と考えざるを得ません。
その頃ジュリーを否定した評論家さんは、今の音楽業界ではなかなか通用しないでしょう。
でも、自らの歴史でジュリーは多くの人達の考え方を変えたと思います。
大切なものをずっと根幹に残したままヴォーカルを進化させてきたジュリー。
「ひとりぼっちのバラード」が生で聴けたら…僕にも少しだけそんな実感を先輩方と共有できそうです。
☆
キミちゃん様
> ホントに ひとりぼっちのバラード ですよ
思わずクスッとしてしまいました~。
いじらしいと言うと大変失礼ですが…多くの先輩方がそんな道を辿ってこられたんですねぇ。
アルバイトで貯めたお金でアルバム買って…ひとりで聴きこんで…。
今はネットがありますけど、当時はジュリーの事を話し合える友人に出会うことすらままならなかった、とお話してくださった先輩もいらっしゃいますが…みなさまそうだったんでしょうね…。
☆
くすくす様
LPお持ちだったのではないですか~?
以前、どの記事でしたか、何かのきっかけでお手持ちのレコードをいくつか処分してしまって後悔なさっている、というコメントを頂いたことを記憶しております。
或いは、2006年お正月LIVEに参加なさって、その時の印象が強く残っておられるとか…。
僕にとってこの曲をLIVEで聴けるとなると相当なお年玉です。
さて、どうなりますか…。
☆
keikoj様
僕も同じです!
何故このLIVEのDVDが無いんだ~!
と、絶叫したい気持ちですよ。あと「前夜祭」も。
素晴らしいセットリストですよね~。
でも、これから新しくファンになってじゅり勉した方々は、「歌門来福」のセットリストとか調べて、同じように感じるのでしょうね。
僕も中学生の頃は小遣いを2ケ月分耐えて貯めて貯めて、やっとLPを1枚購入というペースでした。僕の時は大体1枚2500円でした。
「ひとりぼっちのバラード」は、今のジュリーだったらどのような表現をしてくれるのか…。
楽しみです!
(って、歌ってくれるとは全然決まってないのに…)
☆
だんぼ様
いや~、一般に歌の上手いと言われている人の中には、どうにもデリカシーを感じることができず、共感できない、というパターンが僕には多いものですから…。
その点、ジュリーのデリカシーは抜きん出ています。
そうなんですよね…昔の曲を宝物にしてきたのは、ジュリー自身。
「心をこめて作ったのに、1度しか歌ってない曲がたくさんあります」
とは、プレプレの時のジュリーのMC。
「ひとりぼっちのバラード」以外にも、宝物のような曲がたくさんありますね。
セットリストが分かるまでのワクワク感は、何にも変え難いファンの宝物のような時間です。
投稿: DYNAMITE | 2010年12月 8日 (水) 17時01分
こんばんは、お久しぶりです。
2006年「俺たち最高!」からコンサート参加です。私の情けない記憶によりますと、確かその時にも「ひとりぼっちのバラード」が聴けました。半年間のジュリ勉の後で、この曲だけわからなかった。
帰りの駅で知らない方に「あの曲はなんですか?」と聞きました。声をかけるのにすごくドキドキしたのを覚えています。
その方のお返事は「曲名はなんだったかしらね。確かお正月にもやったわよね」でした。私の記憶違いでしたら、ごめんなさいです。
投稿: 遊 | 2010年12月 8日 (水) 22時11分
遊様
ありがとうございます。
えっ?と思い調べました。
本当だ!
アンコールで・・・大ラスで歌ってる・・・凄い!
うらやましいです・・・。
今ツアーが2007年を想起させるセットリストだとすれば・・・2006年を想起させるセットリストがお正月にあってもおかしくないかも・・・。
アルバム「俺たち最高」、再度チェックの必要アリかもしれませんね!
投稿: DYNAMITE | 2010年12月 8日 (水) 22時28分
dynamite様、
今日12月8日は大平洋戦争の開戦日です。
僕の子供時代には必ず、この日にはTVでその解説がありました。
僕はもう57歳なので、何かあっても戦争に出陣する事はないでしょう。
でも僕の長男は22歳なので、もしかしたらそういう事も現実になるかもしれません。
沢田さんの最近の歌曲の中にも、そういう思いがあるのでは、と思ってしまいます。
沢田さんと僕の次兄は同じ年に生まれています。
戦争が終わって生まれた僕達ですが、今でも外国の地で戦陣に散り、遺骨も回収されないまま、多くの人たちがいらっしゃいます。
僕は沢田さんのあの歌はあまり好きではありませんが、沢田さんの思いは十分に理解出来ます。
バラッドとロックンロール、お正月のライブのタイトルですね。
僕の切ない希望ですが、本当に沢田さんを理解して、こういった歌曲を歌わせたい、と思う優れたプロデューサー、ディレクターが現れて十分に練られたライブパフォーマンスを期待したいものです。
まずは、選曲。
投稿: 船越誠 | 2010年12月 8日 (水) 23時27分
そうなんですよ、LPはもう1枚も持ってません。
ただ、このファーストアルバムを持っていたかどうか・・・記憶にないんですよね。
曲のタイトルで覚えがあるのは
「君をゆるす」と、「ひとりぼっちのバラード」だけ。
他の曲は判らないんですよ~~。
でも、歌を聴けば知ってる可能性はありますけどね。
2006年のコンサートに行ったって事はありえないですね。
その頃は兵庫県でペンションしてましたし
コンサートどころか、音楽そのものに無縁な生活してましたから。
私のジュリー復活は2009年の3月なんですよ。だから、数ヶ月の差でジュリー祭りがあった事すら知らなかった・・・・
行けなかった事はホンマに残念ですわ~~
投稿: くすくす | 2010年12月 8日 (水) 23時44分
船越様
井上バンド解散以降も、船越様はジュリーの音源をほぼ聴いていらっしゃると思います。
アルバム「サーモスタットな夏」の中に「PEARL HARBOR LOVE STORY」というジュリー作詞のバラードがありますよね。
素晴らしい詞です。ジュリーの詞だとクレジットで確認した時、新規ファンの僕はとても驚いたものです。
今の世の中、12月8日に何が起こったかを戦後世代の僕に思わせてくれる数少ない機会が、このナンバーを聴く時です。
僕は、この詞の物語に登場する若い男性の名前の響きに、憧れましたよ。
ジュリーファンの中に、同じ名前の男性は果たしていらっしゃるのか、いらっしゃるとしたらとてもうらやましい、とも。
自分の名前…「ジャパニーズ・マサシ」じゃ、「ま」しか合ってないよ!とくだらない事も考えました。
そんな中、船越様が初めて僕のブログにコメントをくださいました。
お正月、この「PEARL HABOR~」が歌われるような気がしてならないのです。
井上バンドへの強い思い入れがあり、今のジュリーLIVEに臨むことが、船越様にとって広大な海原から一粒のダイヤを探すようなものだとしても。
来年のジュリーのお正月コンサートを体感してみてはいかがでしょうか。
あ、でも僕のセットリスト予想はこれまでまるで当たっておりませんが…。
☆
くすくす様
え~っ?
くすくす様、ドーム以降の復活組でいらっしゃいましたっけ…?
そういえばそんなお話を伺っていましたね。
大変失礼いたしました…。
とすると、2006年の記憶ではありえませんね。
ファーストアルバムのLPをお持ちでなかったのなら、「君を許す」はタイガースの記憶だとしても、「ひとりぼっちのバラード」は…何でしょうかねぇ。
73年のサンプラザリサイタルの記憶、という可能性はいかがでしょう?
投稿: DYNAMITE | 2010年12月 9日 (木) 09時23分
ジュリーの曲、どれも素敵ですよね。
私は、バラードが好きです。
来年も期待していますよ!沢田さん!!
投稿: hiromi | 2010年12月 9日 (木) 10時52分
DYさま
私も『PEARL HARBOR LOVE STORY』の詞がジュリーだと知った時は驚きました。
ふーん…。私の知らない間に、このようにドラマチックな世界を描く言葉を紡ぎだす詩人でもあったのか…と。
でも 真珠の真が、マコト…珠が、たま→タウマ…
ジュリーらしい言葉遊びには くすっとしました。
この歌は 聴くもののに、青い空、海…などの情景と相まって哀しく胸を突き刺しますね。創作のモデルになることがあったのでしょうか、気になります。
お題の曲とは違うところに 反応してすみません。
『ひとりぼっちのバラード』は 歌詞がすらすら出て口ずさめるほどで 自分でもちょっとびっくりです。刷り込みですね~
投稿: りんだ | 2010年12月 9日 (木) 14時21分
DY様、こんばんは~、
このLPは、発売1年後、小遣いをためて、買ったけど、ひとりぼっちのバラード、忘れましたー、CDないし、私も歌を聴けばわかるかもー??。
DY様をみならわなければ、お話についていけません。記憶は、どんどんわすれてます。ジュリーのバラードも大好きだから、お正月も楽しみにしています。
投稿: マルコ | 2010年12月 9日 (木) 18時57分
hiromi様
バラードがお好きとあれば、「バラード・アンド・ロック・アンド・ロール」なお正月コンサート…でも、hiromi様は確か福岡以外の会場へはなかなか参加できないんですよね…?
遠方のファンの方々にも臨場感が伝わるようなレポが書ければ…。
頑張ります!
☆
りんだ様
「PEARL HARBOR~」のジュリーの作詞には本当に驚いた新規ファンの自分…。
ドーム直後に記事を書きましたが、あの頃の記事は短いですね
今書いたらとてつもない大長文になることは間違いないです。
是非お正月コンサートのレポで改めて語りたいですが果たして…。
☆
マルコ様
忘れていても、LIVEで聴けばメロディーも歌詞も鮮やかに蘇る…。
それが、ジュリーファンの先輩方の特権ですね。
ジュリー祭りで帰ってきた先輩方の多くが、その感覚を味わったとおっしゃっています。
新規ファンの僕には、その感覚が分かりません…。
うらやましいです~。
お正月にマルコ様が「ひとりぼっちのバラード」だけでなく、色々な曲を思い出すようなセットリストだと良いですね!
投稿: DYNAMITE | 2010年12月10日 (金) 09時51分
こんにちわ!ブログに書き込みをしたら、
お返事があって恐縮しています。
沢田さんのブログをよみはじめてもうすぐ
1年がたちます。新しい楽しみをありがとう!また、楽しいブログをお願いします。
投稿: hiromi | 2010年12月12日 (日) 13時38分
hiromi様
本当にありがとうございます!
ブログは続けますし・・・いつか僕も福岡のジュリーLIVEに行きたいなぁと思っています。
お言葉、身にしみます…。ありがとうございます。
投稿: DYNAMITE | 2010年12月12日 (日) 15時52分