沢田研二 「I' M IN BLUE」
from『G. S. I LOVE YOU』、1980
1. HEY!MR. MONKEY
2. NOISE
3. 彼女はデリケート
4. 午前3時のエレベーター
5. MAYBE TONIGHT
6. CAFE ビアンカ
7. おまえがパラダイス
8. I' M IN BLUE
9. I' LL BE ON MY WAY
10. SHE SAID・・・・・・
11. THE VANITY FACTORY
12. G. S. I LOVE YOU
---------------------------------
それでは今回より、現在絶賛敢行中のジュリー・ソロツアー『秋の大運動会~涙色の空』セットリスト・ネタバレ記事へと突入します。
ジュリーの持ち歌、600曲超。
この2年、必死でジュリ勉に励んできた僕ですが、そのすべての楽曲構成を頭に叩きこめているわけではありません。
さほど積極的に好きになれずに、アルバムを通して聴く際にしか味わう機会の無い曲、さらには、部分的に曖昧な記憶しかない楽曲も、実はかなりあったりするのです。
これまで何度も書いている通り、ジュリーのLIVEに行くと、そんな甘い認識しか持てていなかったナンバーに打ちのめされることが、必ずあります。僕がネタバレ無しのツアー初日にこだわるのは、その感覚を味わいたいがためと言っても過言ではありません。
だって、ネタバレしたら絶対予習してしまうじゃないですか・・・。本気で予習したら、当日までには好きになるに決まってるしねぇ。
一方で、”大好きなジュリーナンバー”という自覚がありつつ、未だLIVEでは未体験・・・そういった曲をいきなりガツン!とぶつけられることもまたネタバレ我慢の醍醐味です。
今日のお題は、どちらかと言うとそのタイプのナンバーってことになるのかな。
シングル・ヒットではない1アルバム収録曲にもかかわらず、僕がずいぶん昔から知っていて、聴き続けてきた楽曲。
アルバム『G. S. I LOVE YOU』から、「I' M IN BLUE」、伝授!
僕がこの曲と出逢ったのは、15の時。
ビートルズから洋楽ロックに入って、「日本語のロックなんて・・・」と大きな勘違いで頭が固まろうかとしていた時期に、突然現れたのが佐野元春さんでした。
アルバム『SOMEDAY』を同級生のM君に貸してもらったのが最初。
「Rock'n Roll Night」「Happy Man」という楽曲のコンセプトに何よりもびっくりしたわけですが、他の曲でも何曲かすごく気に入った曲があって。その中の2曲が、ジュリーへの提供楽曲だったのですね。
今考えると、とても不思議な感覚。
「I' M IN BLUE」や「VANITY FACTORY」を、15歳の僕が繰り返し聴いていた、というのがね・・・。
「日本語でこんなことが出来るんだなぁ」と衝撃を受け、佐野さんの過去のアルバムもすべて聴いて、しばらくの間佐野さんは、邦楽ロックの中で唯一の例外だと位置づけていました。
ちょうど作曲なぞ始めたのがその頃ですから、コード進行など、よく佐野さんのナンバーを手本にしたものです。
例えば「I' M IN BLUE」サビ部の
♪ Maybe I'm a loser、 baby I'm just a dreamer ♪
C Caug C6 C7
という、3つ目の構成和音が半音ずつ上昇していくコード進行の理屈を僕はこの曲で覚え、その進行が巷の多くのポップスに取り入れられていることにも、敏感に気づくようになりました。
また、dimコードの和音構成が(ルート音を別にして)3種類しか存在しない事を理解したのも「I' M IN BLUE」でした。
♪ Everyday Everynight その気持ちはいつまでも ♪
C F#dim Fmaj7 Em7
この「F#dim」。
当時、ギターコード・フォームの習得途上だった僕には非常に押さえ辛いコードでした。
そこで、dimコードの特性を利用し、1フレットをセーハ、2フレットの1弦と3弦を抑える「E♭dim」で代用して弾いたものです。そのせいか、次の「Fmaj7」を普通に「F」で弾いた方がフォーム移動が自然で、今でもこの部分は「E♭maj7」→「F」と弾いています。
楽曲のアレンジ的には「Fmaj7」が正解ですが、一人で弾き語る場合は「F」で弾く方が歌い易く、おススメですよ!
この「F#dim」を果たして下山さんがどのフォームで押さえるのか・・・。
大阪ではその点を見逃してしまったので、月末の渋谷でしっかり確認してこようと思っています。
さて。
僕が佐野さんを聴いていた頃はまだLP盤の時代で、「I' M IN BLUE」はアルバム『SOMEDAY』のB面1曲目に収録されていました。
レコードをひっくり返して1曲目、というのはLP時代の重要な楽曲配置です。佐野さんのリメイクしたヴァージョンは、ジュリーのヴァージョンとは、だいぶ印象が異なり、演奏時間も長く、「ロック」と言うよりは「良質なポップス」といった感じのキラキラした仕上がりになっています。
レコーディングはジュリーの方が先だったようです。と言うよりも、ジュリーに楽曲提供した後に、佐野さんが自身のアルバムでリメイクした、という流れだったらしいですね。
「VANITY FACTORY」などは、その佐野さんのリメイク・ヴァージョンにジュリーがシャウト全開のバックコーラスで参加する、という豪華なテイク。これは是非ジュリーファンのみなさまにも聴いて頂きたいところです。
で、僕は長年親しんだ佐野さんヴァージョンのイメージが強かったせいか、アルバム『G. S. I LOVE YOU』でジュリーの「I' M IN BLUE」を初めて聴いた際、「ずいぶん短く纏めたな・・・」と思ってしまいました。
(註:佐野さんのヴァージョンは、演奏時間が4分以上あります。サビの繰り返し部が加えられていて、エンディングもフェイド・アウトでかなりの時間引っ張ります)
しかし、それぞれのヴァージョンのレコーディング経緯を知った今では、おそらくジュリーヴァージョンの方が、佐野さん作曲段階での楽曲イメージに近いのではないか、と推測できるわけです。
演奏時間の短い、畳み掛けるようなアレンジ。
これはそのまま、アルバム『G. S. I LOVE YOU』の特性にも合致するのです。
『G. S. I LOVE YOU』は、ネオ・モッズやパブ・ロック系ニューウェーヴの洋楽バンド、アーティスト達の間で流行した、いわゆる”ビートルズライク”なアルバム制作手法の影響を受けていることは間違いありません。
短い楽曲が多く収録され、それらが曲間の無音部無しに矢継ぎ早に繰り出される、というものです。
「午前3時のエレベーター」
「CAFE ビアンカ」
「I' LL BE ON MY WAY」
このあたりのアルバム収録曲は、そんな洋楽の流行に敏感だったムッシュかまやつさん、伊藤銀次さんが敢えて短い演奏時間を狙って作曲したのではないでしょうか。そして、「I' M IN BLUE」についても、加瀬さん或いは銀次さんから佐野さんに「短めのビート・ナンバーを」というリクエストがあったのかもしれません。
『G. S. I LOVE YOU』というアルバムは、誤解を恐れずに言えば「おもちゃ箱ロック」とも言うべき、過剰にプロデュース、アレンジ、そしてミキシングされた異色作です。
ジュリーのヴォーカルすら、大量のディレイがかけられたり、残響音に破天荒な後処理があったり、果ては極端な位置にミキシングされたり、とイジられ放題なのですが・・・それがヴォーカルの制約とならず、すべて飲み込んで楽しんでしまっているところに、ジュリーの凄さがかえって際立っている作品とも言えます。
これは、後の建さんプロデュースのEMI期(ロックを「演じる」というスタンス)とは似て非なる点かと考えますが、その辺りの比較はいずれ「噂のモニター」の記事に際して書こうと思っています。
いずれにしても、『G. S. I LOVE YOU』の制作スタッフがいよいよジュリーを「ロック」として推し出そうとはっきり意図した最初のアルバムではあるでしょう。『BAD TUNING』でのオールウェズによるLIVEレコーディングという手法があっという間に進化して、早くもコンセプト・アルバムへと辿り着いた・・・まるで、ビートルズを始めとする洋楽バンドが数年かけて辿った道程を、たった2年足らずでやってのけた、という印象を受けます。
僕にとってオールウェイズ時代のジュリー作品には、そんな意義を見出せたりするのです。
ジュリー版「I' M IN BLIE」は、アレンジもネオ・モッズ系の潔い疾走感が肝で、こっちに慣れてしまうと佐野さんヴァージョンはなんだか・・・遅い(笑)。
で、アレンジについては全く違うこの2つのヴァージョン、それではヴォーカルメロディーを比較した場合、どうでしょうか。
基本的にジュリーも佐野さんも同じメロディーで歌っています。
歌い方はもちろん違いますけどね。ジュリーは伸ばす感じで、佐野さんは斬る感じ。
ただ、1箇所だけ明らかに音階が異なる部分があります。
Aメロの1回し目の最後。
1番で言いますと
♪ 街灯り流れてゆく without your love ♪
Dm7 G7 Gaug Cmaj7
の「without your love♪」だけが、全然違うメロディーなのです。
佐野さんは「ソソ~、ミ、ミッ♪」と叩き斬るのですが。
ジュリーは「ソソ~ラ~、シ~~ドシラ♪」と抑揚をつけて上昇→下降します。
この点については、佐野さんのオリジナルメロディーはご自身のリメイクの方ではないかと思います。
ジュリーの楽曲には、レコーディングの瞬間にバックの演奏を本能的に感じてその場で新たに歌い変えているのではないか、と考えられるヴォーカルが多く見受けられますが、「I' M IN BLUE」のこの箇所もそうなんじゃないかなぁ。
コード進行の理屈で言うと、トニックに戻って着地、というのが「love♪」の部分になるのです。しかしその着地和音は単純に「C(ド・ミ・ソ)」ではなく「Cmaj7(ド・ミ・ソ・シ)」で演奏されているのですね。
ジュリーはきっと、加えられたmaj7の音(=シ)を本能的に強調し、このヴォーカルが生まれたのではないでしょうか。
ス~ッと空へ抜けていくようなメロディーで、曲の雰囲気によく合っていますよね。ジュリーの楽曲解釈の能力が如何なく発揮されたテイクなのだと、僕は思っています。
余談ですが、ジュリーwithザ・ワイルドワンズの大名曲「涙がこぼれちゃう」についても、オリジナルのメロディーとは決定的に異なるヴォーカルニュアンスが登場する箇所があるのだそうですよ。
いつか聴き比べる機会に恵まれたいものです。
ということで、他ならぬオールウェイズ時代の楽曲を今回のツアーで聴けたことに、僕はとても満足しています。
でも、アルバム『BAD TUNING』からはまだ1曲も生で聴けてないんだよなぁ・・・。
ジュリー、そろそろ「どうして朝」とか「アンドロメダ」なんて、どう~?
今の鉄人バンドの演奏がビタッとハマる曲だと思うんだけどな~。
それでは、こんな調子でしばらくの間は『秋の大運動会~涙色の空』セットリストからのお題記事を続けていきますね。
次回はアルバム『生きてたらシアワセ』から!
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コメント
DYNAMITEさま こんばんは
昨日、午後10:55で「599521」、
あっという間に600000越え
おめでとうございます
またもやキリ番ゲットならずでございました。残念
私の「ジュリー、そろそろ唄ってよ」は「甘いたわむれ」ですね。
以前、良くやっていたんですよ。ここの所、とんとご無沙汰です。
今度のお正月ライブでやって欲しいなあ~。
投稿: みゆきママ | 2010年10月13日 (水) 20時07分
DYさん、お邪魔します。
今回の記事を読んで、なぜか自分が中3だった89年を思い出しました。なぜだかは自分でもよくわからないのですが…。ブルーハーツがブレイクして、吉川さんと布袋さんのComplexが活動していて、ホコ天バンド(イカ天ではない)の追っかけをしている同級生の女子がいて…そんな年でした。少なくとも当時の10代にとっては、89年の音楽シーンそのものが「おもちゃ箱ロック」でした。そんな時代の礎を創ったのが、佐野さんなんですよね。現在も、創作活動とライブを続けている佐野さんは素晴らしいアーティストだと思います。
ちなみに“秋の大運動会”でのジュリーの「I'M IN BLUE」はアルバムとは微妙に違う歌い方ですよね。下山さんの演奏と関係あるのでしょうか?
投稿: 74年生まれ | 2010年10月13日 (水) 20時17分
当時のレコーディング風景では、佐野さんからのヴォーカルテイクへのダメ出しが何度もあり、銀次さんもヒヤヒヤ(笑)ものだったとのエピソードがあります。一貫してシャウトにこだわっていたらしく…。そんなエピソードもあり、このアルバムでは他のどのアルバムよりも大きな声とシャウトが聞けるアルバムで大好きです。
投稿: クリングル | 2010年10月13日 (水) 20時24分
「I' M IN BLUE」を伝授していただけるとはー!
でも、その前に、
アンドロメッダ♪
アンドロメッダ♪
絶対、絶対、アンドロメダがイイ!
どうして朝もいいけど、
世紀末ブルーズがイイ! ムリカ…
以前、にこにこ動画で、
この曲とTHE VANITY FACTORYと
彼女はデリケートの3曲、
ジュリーVer元春Verを交互に収録した
のがあったのです。
「どうしてこんなに違うのー」
と思っていたので勉強になりました。
DVD後、
最初に買ったCDがGSILOVEYOUなので、
特に思い入れがあります。
このCDの出来が悪ければ、
きっとずるずる深みにはまり、
ジュリービンボーになることも
なかったかもしれない、と思うと…
今は、キャベツかじる生活でもシアワセです。
投稿: ぬこ | 2010年10月13日 (水) 20時49分
DY様こんばんわ
これはLPでしか持ってないのですが、時々
音がファンファンと波打っているように聴こえたり音があらぬ所から聴こえる気がするのはウチが傾いてるからじゃないということですね。よかったー。
「I'M IN BLUE」と「THE VANITY FACTRY]で「佐野 元春」という人を知りましたが、その当時は自分でも歌っている方だという認識がありませんでした。
それまでになかった種類の感覚が新鮮でした。
「I'M IN BLUE」も好きですが「THE VANITY FACTRY]は私のジュリベスト10に入る曲です。いつか伝授をお待ちしています。
投稿: nekomodoki | 2010年10月13日 (水) 20時49分
DYさま こんばんは
『G. S. I LOVE YOU』ジュリーの中でも一番大好きなアルバムです。
元春さんの『SOMEDAY』も、この『G. S. I LOVE YOU』もリアリタイムで買っていたので、
セルフカバー曲は、先ジュリー、後元春さんの順で知り、聴き比べていました。
発売から30年近く経った今、「I' M IN BLIE」の聴き比べの話が出来るなんて、
この曲が今でも古臭くなく、それだけ素晴らしい楽曲だったという証拠ですよね。
オールウェイズ時代の楽曲は大好きな曲が多いけど、
「世紀末ブルース」「PRETENDER」を生で聴いてみたいな。
投稿: ぴょんた | 2010年10月13日 (水) 22時26分
DY様 こんばんは
ジュリーの流れで元春さんも好きでした。
確か『SOMEDAY』のカセットがあったと、さっき探し出しました。
友達がダビングしてくれたカセットで、
曲名を丁寧に書いたメモ付き。
しかも、「Vanity Factory」(chorus:沢田研二)、とまで書いてくれているのに、
なんて事でしょう、聴いた記憶がない、
おまけにその友達が誰なのか思い出せないんです…。
気を取り直して、さっそく聴きました。
確かにジュリーのシャウトだと確認いたしました。
かっこよかったです!
『G. S. I LOVE YOU』から『NON POLICY』の時代は、
私自身が一番一生懸命生きていた頃なので(今はどうなんでしょう!)、
一曲、一曲が思い出と共にキラキラしています。
でも、今ジュリーも大好きなので(結局、全部好きなんです)、
次の伝授も楽しみにしています。
投稿: 青みかん | 2010年10月14日 (木) 01時53分
DY様おはようございます
昨日読んでたんやけど、眠たかったんで
コメントは朝になっちゃいました。
アルバム「GS I Love You」は
中抜け復活後の早い時期に買ったアルバムで
とても好きな曲が多いアルバムです。
中でも佐野元春さん作の曲は大好きです。
でも、佐野さんバージョンは聴いた事ないんですよね・・
アレンジや声、歌い方が違うと
かなり印象も変わるんですね。
佐野さんバージョンと聴き比べしなくちゃ!
投稿: くすくす | 2010年10月14日 (木) 07時41分
DYさん
待ってました。
このアルバムは当時聞き倒した大好きな曲ばっかりです。
LP擦り切れて二枚目買って大切にしてます。
テレビの番組収録でファンが紙テープ投げる役目があってテレビ局行ってましたよ。
タイガース同窓会もこの頃でした
この時のコンサートのタオルに書いてある
It's good for your health to lesten to music.
ホントにそう思います
ジュリーのお陰で更年期もなんのその
ますます元気で応援しますよ
ところでジュリワンと運動会が重なって
研ちゃん大丈夫かな?心配だな?
土下座二回目はないよね
投稿: キミちゃん | 2010年10月14日 (木) 08時55分
ジュリーの福岡コンサートにいってきました。腰が痛いといってましたし、左目が腫れていたのがとてもきになる。
大丈夫なのかしら?無理しないでほしいなー!
投稿: hiromi | 2010年10月14日 (木) 10時43分
みゆきママ様
ええ~っ!
ホントだ・・・60万超えてる・・・。いつの間に~。
カウンターの位置変えた方がいいかなぁ。肝心の僕自身が何も気がついていないんじゃあ・・・。
いやいやお越しになってくださるみなさま、本当にありがとうございます。
みゆきママ様はまだ1000いくつの頃から・・・うぅ・・・ありがとうございます~。
「甘いたわむれ」は「ZUZU SONGS」で初めて知った曲でした。
是非僕も一度は生で聴きたいですね!
☆
74年生まれ様
それはきっと、僕が15歳の頃のことを書いたからでしょう。
そうか・・・74年生まれ様は僕より全然ジュリー歴が長いけど、僕よりずっとお若いんですよね・・・。
90年代というのもある意味「おもちゃ箱ロック」の隆盛期だったと言えます。
でも、「G.S.~」の頃は主に洋楽がそういう時期で・・・ジュリーはそんな流行に瞬時にシンクロしていたと言えると思うのです。
今ツアーのメロディーは・・・う~ん、渋谷でジュリーがどんな雰囲気で歌っているか確かめてきて、考察したいと思います。
今回は距離がたいそう近いですからね(キャ~)。
☆
クリングル様
うわ!そんな逸話があるのですか!
佐野さん、さすが空気を読まない男(甲斐よしひろさんがサウンドストリートでそんな感じのことを言ってました。)!
おそらく「VANITY FACTORY」のことでしょうねぇ。
クリングル様ご指摘のように、あの曲でのシャウトはそれまでのジュリー音源には見られないものです。
そういったことを踏まえても、やっぱりこれは素晴らしい名盤ですね。
☆
ぬこ様
「アンドロメダ」「どうして朝」は可能性アリと見て挙げていますよ~!
いつかは
♪エ~スはスペ~ド!
で、昇天したいものです。
ちょっと無理カナ・・・と思いながらよく書いているのが、ぬこ様もお好きな「Shangri-la」です。
キャベツかじっての遠征・・・いかがでしたでしょうか?
☆
nekomodoki様
ご安心ください!
このLPほど、あらぬところから音が飛び出す作品はありません。ここまで徹底したミックスは、洋楽にもそうそうありませんよ~。
それをジュリーが1980年にやっていた!というのがまず僕にとって大きな衝撃だったのです。
「VANITY FACTORY」「彼女はデリケート」
この2曲も必ずいつか書きますよ!
どちらも、佐野さんのヴァージョンと比較すると面白い事にたくさん気がつくのです。
☆
すみませんお風呂です。
いったん切りますね。
投稿: DYNAMITE | 2010年10月14日 (木) 21時59分
>「午前3時のエレベーター」
>「CAFE ビアンカ」
>「I' LL BE ON MY WAY」
>
>このあたりのアルバム収録曲は、そんな洋楽の流行に敏感だったムッシュかまやつさん、伊藤銀次さんが敢えて短い演奏時間を狙って作曲したのではないでしょうか。
「午前3時のエレベーター」の原曲はスパイダースの1stアルバム(1966年)に収録されています(「ビター・フォー・マイ・テイスト」)。
投稿: GSM | 2010年10月15日 (金) 04時53分
ぴょんた様
ジュリーと佐野さんのヴァージョンをリリース順にタイムリーにお聴きになったのですね。
僕にも高校時代にそんな友人がいたんです。
僕が佐野さんを聴いているのを知って、彼は「G.S.~」を強く薦めてくれたのですが…その時僕は見向きもしませんでした。
あの時このアルバムを聴いていたらどうだったのかなぁ、と今になってよく思うことがあります。
「プリテンダー」はオールウェイズ時代の中では先輩方に人気の高い曲のようですね。
痺れる曲です。僕もいつか生で聴きたいですが…どうでしょうか。
☆
青みかん様
そうですか~。そのご友人は、青みかん様がジュリーファンと知っている佐野さんのファンで、青みかん様に佐野さんヴァージョンを知って頂きたかったのでしょうか。
佐野さんの「VANITY~」は逆のパターンですが、僕はジュリーナンバーでの佐野さんのコーラスが好きです。
一番痺れるのは「すべてはこの夜に」。
単に3度上とかではなく、別のメロディーを重ねて歌っているような感じになるのが佐野さんらしいと思っています。
☆
くすくす様
佐野さんのアルバムは、オールウェイズやエキゾ時代のジュリーがお好きならきっと気に入ると思いますよ。
アルバム「ストリッパー」がお好きならファーストアルバム「BACK TO THE STREET」、「G.S.~」がお好きなら「SOMEDAY」。
あと、「NO DAMEGE」という企画盤には「彼女はデリケート」「BYE BYE HANDY LOVE」が収録されていますし、この作品は佐野さん初心者には最適の1枚かと思います。
是非!
☆
キミちゃん様
> テレビの番組収録でファンが紙テープ投げる役目があってテレビ局行ってましたよ
そんな時代があったのですね…。
当時ファンでなくとも、あの頃はジュリーがTVに出まくっていることはほとんどの人が知っていると思いますが、ファンにとっても忙しい時期だったのですねぇ。
ジュリワン再開しますね。
ジュリーも大変かと思いますが、鉄人バンドもなかなかに大変そうです。
でも、やってのけると思います!
僕ももう一度だけジュリワン観たかったです…。
☆
hiromi様
待ちに待った福岡でしたね!
さぞ盛り上がったことでしょう。
ジュリー、「好いとうよ~」って連発してくれたみたいですしね~。
もちろん、以前僕がhiromi様へのコメントにお返事した際に「注目してください」と言った3曲目は
「福岡の空から~♪」
と歌ってくれたみたいですし…。
身体のこと、MCで言ってることはほぼ本音かと思います。
だんだんキツくなっているのでしょう。
それでも最高のステージを魅せてくれるジュリーを、これからも信じていきましょう!
☆
GSM様
原曲がありましたか!
教えてくださりありがとうございます。
僕はGSの知識がほとんど無くて…現在ようやくタイガースについてだけ何となく把握し終わって、あとはいわみ先輩のブログなどで勉強の日々です。
最近、「ジャガーズ」のベスト盤を聴きました。
いつもお世話になっているJ先輩から、当時のGSはどのバンドもヴォーカリストの存在感が強烈だった、というお話を伺ったばかりです。
凝縮した歴史、膨大な情報、僕にはまだまだ勉強することがたくさんありそうですね。
投稿: DYNAMITE | 2010年10月15日 (金) 17時31分
こんにちは。
「I’M IN BLUE」、今回のセットリストに入っていてメッチャ嬉しい1曲です。
この曲が、佐野&吉川バージョンと決定的に違うところは、
♪without your love のメロディーはもとよりですが、私にとっては
♪Baybe~(I’m just a dreamer~)
♪Oh~~(かまわないで…)
の発音と歌い方ですね!
他バージョンの「ベィビー」では、どーあっても、ゼッタイに萌えません^^
かつて洋楽ロック一辺倒だった私は、
21世紀に入るまで日本人のライブに行ったことがなかったのですが、
唯一の例外がジュリーでした(しかし1度だけ…泣)
その直後に元春さんのライブに誘われたけど、
それは断って行きませんでした(全く後悔してない)。
けど、『SOMEDAY』のアルバムは買いました。
もちろんVanityでジュリーがバックコーラスやってるから!
Vanityは私もジュリーの曲の中で10指に入る大っ好きな曲ですが、
この曲に関しては
オールウェイズ時代の演奏が一番お気に入りです(商品化された音源としては特に“サヨナラ日劇”バージョン♪)
投稿: ちこ | 2010年10月15日 (金) 21時05分
ちこさま
さよなら日劇ヴァージョンの「VANITY~」は素晴らしいですね!
僕、このヴァージョン初めて聴いたの、ごくごく最近なんですよ~。
良かったです!
そして。
ちこさまのご指摘で初めて気がつきました。
確かに
「かまわないで♪」
の直前のジュリーの
「OH~♪」
は凄いです!
見逃していました!
ありがとうございます~。
投稿: DYNAMITE | 2010年10月15日 (金) 22時07分
DYさま ご無沙汰しています。
G.S.I LOVE YOUはさすがにジュリーファンの間で人気が高いこと!
私もこのLPの数々の曲がやたらにかっこええので、
作詞作曲者として佐野元春さんの名前を先に知った口です。
あとから、たぶんラジオで佐野さんのVANITY FACTORYを聴いて、
独特の声やばおばおした歌い方が新鮮で、とてもひきつけられました。
でも、ピアノがタカ、タッタッタッタッタと鳴る
ジュリーのVANITYを聴いていなったら、気づいたかどうか?
知らないままだったかもしれません。
それにバックコーラスがジュリーだったとは恥ずかしながら昨年知ったというわけでして。
その後、おおいにすみません、、ジュリーとは離れてしまいますが、
佐野さんの「YOUNG BLOODS」が流行りましたよね。
がさごそ探したらありました、私そのLP買っていたんです。
今日見たら、ジャケットに思わず笑っちゃうことが印刷されていました。
http://twitpic.com/2xrsb7
なにか、こういう発言をする姿勢みたいなものが佐野さんはサマになっていました。
でも、時代を感じますね!
私も「THE VANITY~」と「彼女はデリケート」次の伝授を期待しています。
投稿: ジュース | 2010年10月15日 (金) 23時51分
ジュース様
「YOUNG BLOODS」。
この曲のシングルを最後に、僕は一時佐野さんを離れました。
イントロを聴いた瞬間・・・「アカン!」と・・・。
僕はその頃、スタイル・カウンシルとか好きだったものですから・・・。
「シャウト・トゥ・ザ・トップ」はシングル盤買ってましたからね。
その後出たアルバムタイトルもやっぱり・・・。
「カエフェ・ブリュ」はスタカンの大名盤だったもんですから・・・。
ま、今となっては
「そんな狭量な」
とあの頃の自分にツッコミたくなるんですけどね。
「じゃ、バルセロナの夜とかグッドタイムス&バッドタイムスはどうなんだ?」
ってね。
てなことで、後に「Time Out!」を聴いて大復活するまで、僕には長い佐野さんの中抜け期があります。
今もちょっと抜けてます(汗)。
投稿: DYNAMITE | 2010年10月17日 (日) 11時43分
DY様の言う「アカン!」は「インターナショナリスト」と「インディビジュアリスト」にもあるんです…。只、以前にもコメントさせて頂きましたが、当時「G・S I LOVE YOU」のレコーディングにて銀次さんが「ここまでやってもいいんだ」という所が、少なからず「カフェボヘミア」には反映されたのかな?と当時は解釈してました。今でも中抜けせず応援してるので、ちょっとフォローを。
投稿: クリングル | 2010年10月17日 (日) 12時44分
クリングル様
ありがとうございます。
いえいえ、今では全然「アカン!」とは思っていないのです。
当時高校生の僕は、何かと敏感で攻撃的なだけで、佐野さん・・・いや、ロックの真髄には全然たどり着いていないのですよ。
僕がようやく「カフェ・ボヘミア」を聴いたのはもう社会人になってからでした。
各曲の転調に統一のコンセプトがあるのですね。筋の通った優れた作品集だと思います。
僕も佐野さんを応援していることに変わりはありませんが、今はちょっと休んでいます。
でも、おそらく近いうちに関わることが出てくるはずですので、その際にまだ中抜け期のアルバムを聴くことになるんじゃないかと思っていますよ!
投稿: DYNAMITE | 2010年10月17日 (日) 14時13分
私信です~。
oba様
頂いたアドレスにメールさせて頂きましたよ!
くれトモ様
先程はお電話で失礼いたしました~。
投稿: DYNAMITE | 2010年10月19日 (火) 21時48分
DY様
お陰様で件の受け渡しを無事に終えることが出来ました。
素敵なジュリ友をお引き合わせいただき、本当に有難うございました。
コメント欄を使わせていただきました事、重ねてお詫び&御礼させていただきます。
投稿: oba | 2010年10月23日 (土) 11時56分
oba様
お役に立てて本当に良かったです!
29日は僕も素晴らしいお席を授かっておりましたので、逆に落ち着いて対処できました~。
僕の手持ちのチケットが2階席とかでしたら、冷静に対処できたかどうか・・・。「うわ~っ!」と大騒ぎして邪まなことを考えてしまったかもしれません(汗)。
あと1週間ですね~。
ドーム記事からずっと僕のブログにお越し頂けているoba様とご挨拶できるかもしれない、と思うと29日がますます楽しみになってきています。
よろしくお願い申しあげます!
投稿: DYNAMITE | 2010年10月23日 (土) 14時37分