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2010年9月 9日 (木)

沢田研二 「エメラルド・アイズ」

from 『涙色の空』、2010

Namidairo

1. 涙色の空
2. エメラルド・アイズ
3. まほろばの地球
4. 若者よ

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いよいよ、ジュリーのソロツアー『秋の大運動会~涙色の空』が幕を開けました。
真夏のような猛暑の中、渋谷、伊勢原のLIVEが終わり、ジュリー&鉄人バンドは今週末には九州に上陸します。
その頃には、少し涼しくなっているといいですね。

さて、先日「涙色の空」の記事に書きました通り、僕の手元に新譜CD『涙色の空』が届いたのは、みなさまよりずっと遅れて、9月6日のことでした。
密林さんで予約していたんですけど、登録していたクレジットカードの有効期限がちょうど8月末日で切り替わっておりまして、「登録し直しさないと発送できませんぜ~」というメールが、9月1日に届いたのです。

これねぇ、きっと運が悪かったんだよね。
たぶん、発送予約中の注文があった場合、有効期限が切り替わった月の1日に、メールが届くシステムになってるんだと思うのですよ。
『涙色の空』は、たまたま9月1日発売だったから・・・こんなにタイムロスが生じたのですね。
もし音源のみフラゲしていなかったら、新曲の予習、初日には間に合わなかったというわけです。
みなさまも、クレジットカードの有効期限には常に注意を払いましょ~!

ということで。
今日のお題は、そのニュー・マキシ・シングル『涙色の空』の中で、僕が一番好きなナンバーです。
もちろん今回のツアーでも歌われます。ネタバレ禁止体制の拙ブログでは、曲順や他のセットリスト楽曲には触れませんが、LIVEでの見所については少し書かせて頂きたいと思います。

この曲については書きたいことがいっぱいありますから、枕は早々に切り上げて本題に入りますね。
「エメラルド・アイズ」、伝授!

まず、僕が毎日のようにお邪魔している2つのブログさんに、この場を借りましてお礼を申しあげたい、と・・・。
「エメラルド・アイズ」がとてつもなく大好きな曲になったのは、そのお二方の記事のおかげなのです。

まずひとつ目のブログさんでは。
僕が「今ひとつよく分からないなぁ・・・」と考えていたこの曲の歌詞解釈を紹介した御記事を、読ませて頂きました。
それはそのブロガーさんのご友人の御説だそうですが、拝読した時に、ジュリー作詞「エメラルド・アイズ」のすべてのフレーズの謎が解けたような気がしました。

もちろん、それが本当に合っているかどうかなんて、分かりません。
ですからこれから書くことは僕の主観的な受け取り方、ということにはなりますが・・・でも僕は「間違いない!」と思いました。
それほどその方の解釈は、ジュリーの作詞内容を氷解させてくださったのです。
それは

ジュリーの身近に緑内障の方がいらっしゃって、ジュリーはその人に向けてのメッセージを「エメラルド・アイズ」に託したのではないか

というものでした。
僕はその御説を読んだ瞬間、今まで咀嚼し切れなかったいくつものフレーズが、生き生きとした言葉に生まれ変わり、さらには曲の聴こえ方までがまるで違ったものになって、大きな感動に包まれました。

やっぱり、ジュリーの作詞には魂がある。
僕には時々、それが見えないだけなんだ・・・。

僕の身近にも、緑内障に苦しんでいる人がいます。
とにかく「恐怖」の感情と戦うらしいのです。心を強く持って、何とか付き合っていくしかないそうです。
ジュリーはそれを解った上で、優しく、力強く、そして正直に言葉を紡いでいる・・・そう思えてなりません。

♪ 君よ 闇の不気味さに怖れるな
     C     Am  B♭                 F

  哀しみのTEARDROPS いだき
                C                 Am

  強くなるハートを エメラルド・アイズ ♪
     B♭             F                   B♭m

ジュリーの歌詞の大きな根幹として、”涙を流した分だけ強くなる”という信念があることは以前から分かっていましたが・・・拝読した御説を考え合わせると、歌詞のすべてのフレーズの辻褄が合い、無駄な言葉など一切使っていないように思われます。

長い間ジュリーファンを続けてこられた先輩方には、時々僕の予想もしない素晴らしい想像力に驚かされ、自分がいかにヒヨッコであるかを痛切に感じることがこれまでにも多くありましたが、この「エメラルド・アイズ」の解釈には本当に参りました。
いつか自分も、ここまで考えられるようになるのか・・・いや、ちょっと無理かもしれない、そう思うのです。
僕は、歌詞がちょっと「難解だな」と思うとすぐにアレンジや演奏に耳が行き、そうすることで曲を理解したような気分に自分を落とし込む傾向があるのです。
やっぱり、ジュリーを長い間純粋に見続けてきた先輩方には、敵いませんね。

そして、もうひとつのブログさんでは。
この解釈をご自身の気持ちと照らし合わせ、僕に確信を持たせてくれる記事を書いてくださいました。

僕はずっと以前にそのブロガーさんが、ご自身の目の病気について書いていらしゃった記事を拝見していました。
その時、「もし将来このブログさんをリンクさせて頂くことができたら、キャッチフレーズは

”ディライト・ジュリーなサイトさま”

にさせて頂こう・・・と、その時勝手に思いました。
”Delight Julie”・・・「LIGHT」という綴りを含んだ単語をいくつか探した中から決めたのです。

そのブロガーさんとはその後実際にお会いすることができ、仲良くさせて頂けるようになりましたから、リンクのお話はもう、いいんですけどね。
だってそのブログさん、最早”ディライト・ジュリー”じゃなくて”ディライト・ジュンなサイトさま”になっちゃってますからね~。
あ、どなただか分かっちゃいましたね。ズビバゼン。

とにかく、ジュリーがこの歌詞を他ならぬ下山さんの作曲したメロディーに載せた、という小さな奇蹟に、僕も自分の事のように胸を熱くする思いです。

さてそれでは。
この素敵な、下山さん作曲「エメラルド・アイズ」の楽曲分析に入りたいと思います。
僕は、歌詞の謎が解ける前から、この曲のメロディーとアレンジ、ジュリーのヴォーカルについては一発で好きになっていたのです。

初見でアレンジを聴いた時には
「おぉっ!E.L.O.だ!」
と思いました。

E.L.O.・・・ポップス職人として名高いジェフ・リン率いる、”エレクトリック・ライト・オーケストラ”というバンドの通称です。
ロックと生オーケストラの融合というスタイルでブレイクし、「テレフォン・ライン」などのスーパーヒットを生み出したバンドですが、ある時期から生オーケストラではなく、シンセサイザーを巧みに導入したエレクトリック・ポップへと転身します。
僕が「エメラルド・アイズ」から想起したのは、そんなエレクトリック・ポップ時代のE.L.O.なのです。
楽曲で言いますと、「Heaven Only Knows」や「Twilight」といったあたり。

しかしながら、下山さんのハードなキャクターと、思い切りポップ路線時代のE.L.O.って、僕の中では実は全然結びつかなくて。
各楽器の音色や噛み具合などはすごくE.L.O.っぽいんですけど、これはオマージュではなく偶然のような気がするんですけどね。
或いは、泰輝さんと伊豆田さんの色が強く出ている、とか。

ただ、僕が下山さん作曲のジュリーナンバーで「E.L.O.っぽいなぁ」と思ったのは「エメラルド・アイズ」が初めての曲ではないのです。
それは、『新しい想い出2001』収録の「心の宇宙」。
E.L.O.を知っていらしゃる方々は、「あ、確かにそんな雰囲気ある~」と思ってくださるのではないでしょうか。

「エメラルド・アイズ」は、とても風変わりな和音進行と、驚くほどスタンダードな究極のメロディーが合体している、変テコな曲です(褒めてます!)。

例えば、あのキラキラしたアレンジをバッサリと抜いて、アコギ1本で弾き語るとどうなるのか。
先日、歌詞カードを見ながらアコースティック・ギター片手に「ふんふん♪」とこの曲のAメロ

♪ 緑色の瞳は 君の   ユウウツたたえている ♪
     F  G     C       Am  F           G           C

というキャッチーなメロディーを小声で弾き語っておりましたら、隣の部屋からカミさんが

「ダイアナ」?

と聞いてきました。
たたた確かに似てる!
あの超スタンダードな名曲「ダイアナ」に!
そうかぁ、王道進行なんだなぁ・・・と改めて思ったり。

その一方では

♪ エメラルド・ア~イズ ♪
   F             B♭m

と、まるでソッポを向くような、突き放し部分。
ハ長調の曲で、転調部以外に「B♭m」の和音が登場する曲なんて、僕は初めて聴いた!
ほとんど反則に近いですよ、これは。

で、ジュリーの「あ~~~っ!」を合図に(この、間の抜けたようなシャウト、実は大好きなんですズビバゼン)間奏へと雪崩込むのですが。

いきなり1音下がりの転調!

ハ長調から変ロ長調へ。
半音上がりや1音上がりの転調はよくありますが、1音下がりというのは珍しい。
間奏のコード進行は

E♭→F→B♭→Gm→E♭→F→B♭→C

となっています。
最後のCの和音で、ハ長調へと舞い戻るのです。

このコード進行は、実はAメロの進行をそのまま1音下げた、という理屈になります。でも、リードギターが奏でるメロディーは、Aメロとはまったく別の旋律になっていて。
これがまた、何と胸キュンなことよ~!

一番オイシイ旋律を、ギターソロ部に持ってくるとはねぇ。
出だしのメロディーが、ちょっと「光線」の間奏前半部を思わせます。「光線」の記事にも書いたように、刺激的な転調を、ググッと1箇所のみで耐える楽曲構成は、とにかくカッコイイんですよ~。
ゆえに決して速弾きではなく、じっくりとタメを効かせて演奏するリードギター。
圧倒するのではなく、酔わせるのでもなく
「調子はどうだい?」
と気さくに話しかけてくるようなギターなんです。
歌詞にすごく合ってる・・・と、これはこの記事を書き始めてから思ったことですけどね。

LIVEでの「エメラルド・アイズ」、渋谷初日を観る限りは特にお客さん参加の決め事はありませんでしたが、この間奏部分だけは、GRACE姉さんのスネアと同じタイミングで手拍子をして、下山さんのソロを盛り上げたいものです(下山さんはこの曲ではエレキを弾きます)。
大阪のみなさま、僕についてきて!
(←何様)

最後に、情けないお話をさせて頂きます。
この曲、ヴォーカル部が終わって後奏のエンディングに入った瞬間、何やらジュリーが

ヴェッ、ヴェッ、ヴェッ、ヴェッ!

とかなんとか言ってますよね。
いやいや、これは実はいかにもブリティッシュっぽい表現で、僕は好きなんです。ただ、
「何て言ってんだろ?」
とは、思っておりました。

渋谷初日でね、ジュリーはCDと同じタイミングでその部分をシャウトしてくれて、それがまたすごく聴き取りやすくて
「な~んだ!そんな明解なフレーズだったのかぁ!」
と、僕は思わず手を打ったのでした。

ところが現時点でその、ポンと手を打ったフレーズが全く思い出せないという(泣)。
僕もとうとう、「忘却の天才世代」へと突入した模様です・・・。

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『涙色の空』」カテゴリの記事

コメント

DYさん、お邪魔します。
私は、歌詞の解釈に関しては、周囲に緑内障を患っている人がおらず、自分も無縁だったため、“緑内障”のこととは、夢にも思いませんでした。そんな私が、この作品の歌詞から感じるのは“君”へのとてもとても深い愛です。緑内障が眼病であることを考えると、奥様である可能性は限りなく低いのですが、ジュリーにとって、大切な存在の方だと思います…私が言いたいのは「エメラルド・アイズ」の歌詞の中には、とてもとても深い愛が流れているということです。だから、多くの緑内障を患っているリスナーの心を打ったのだと思います。
ボーカルに関しては、♪エメラルド ア~イズ♪のところで、コードが変わると知って、納得!ロックボーカリスト沢田研二の面目躍如ですね!そしてライブでは間奏から、手拍子ですね!わかりました!伝授、ありがとうございます。

投稿: 74年生まれ | 2010年9月 9日 (木) 23時40分

私もDY様がご覧になったのと同じブログでエメラルド・アイズ=緑内障ではないかと読んだ時、難解と思った詞の謎が一瞬で解けたような気がしました。

本当にどうしようもない苦しみや悲しみの中にある人の気持ちに寄り添ってその痛み共有する―とても難しいことですが、それができる深い洞察力がこの歌にはあります。
もちろんとても強く深い愛も。

ジュリーはCDでも歌いながら涙声になることがよくありますが、やっぱり身近の大切な人のことが頭をよぎるのでしょうか。

投稿: nekomodoki | 2010年9月10日 (金) 00時30分

DYさま

さっそくの伝授、ありがとうございます。
楽しみにしていました。
でも、ご無理なさってない?
お仕事もあるし、お身体を大事にしてくださいね。
あらっ、ワタクシったら、よけいなお世話だったかしら?(笑)
奥様がいらっしゃるのにねぇ~。
心配性のネーチャンでズビバゼン。

記事を拝読しながら、曲を聴いてみました。
そうか、ここで、転調してるんだ!とか、
そう思いながら聴きましたよ。

>「調子はどうだい?」
>と気さくに話しかけてくるようなギターなんです。

納得です。
私がこの曲から感じるのは、
背中をドンとたたいてガンバレー!というのではなく、
寄り添うような励ましなんです。
そう、「調子はどうだい?」ですね。

それから、
「・・・でよ」「・・・だよ」という歌詞が何度か出てきますが、
そのときのジュリーの「よ」が、かすかにふるえていて、
限りない優しさを感じます。
涙が出そうになります。

バックに流れる、Don't be afraid(だと思うんですけど)
にも勇気をもらえます。

投稿: azur | 2010年9月10日 (金) 09時37分

DY様

そうでしたか 納得です。
目は大丈夫な時から眼科に行って眼圧検査受けた方がいいんですよ。
私45歳の時に左目だけ若年性白内障になりました。気づくのが遅れたんです。
片目でしたからある日右目を手でふさいでやっと気づいた時はもう手術しかない状態でした。手術してよくなりましたけど
緑内症はもっと深刻なんですね きっと

一年に一回眼科行きましょう。
目薬もらって予防しましょう
なんて言いながらもう10年以上目薬もらってないんですけど あれ!!年バレタネ。

ジュリーって人はなんという感受性の持ち主なんだ
やさしいという一言では片付けられない
なんとも 深い愛です。恐れ入りました。
ホントにね ファンでよかった つくづく

投稿: キミちゃん | 2010年9月10日 (金) 10時15分

涙色の空…すてきな曲ですねー!
ヒットしてくれないかな?と思っているのです。

投稿: hiromi | 2010年9月10日 (金) 10時59分

E.L.Oに反応してよいですかー。
トワイライト、なつかいしなあ。コンフュージョンとか…
何で聴いてたんんだろ?きっとなんかベスト盤を
1枚持ってたんだろうな。年齢バレるな。
確かにあの時期のE.L.Oは,プリンスワールドの透明感に
通じるものがありますわー、なんとなく。
しかし、Hold on Tight やRock'n'Roll Is Kingなんかは
むしろカズさんチックだし(いや、チャックベリーですかね)、
Ticket To The Moonは、泰輝さんっぽくないですか(笑)

投稿: しょあ | 2010年9月10日 (金) 11時50分

74年生まれ様

もちろん、この歌がどういうテーマを持っているかは、ジュリーにしか分かりません。
僕が今回この解釈に大きく惹かれたのはですね・・・。
実は・・・。

自分は、ジュリーの詞をナメていた!

という反省心によるところが大きいのです。
適当にフレーズを組み合わせているのかなぁ、なんて思ってしまっていました。
それを完全払拭できて・・・やっぱり嬉しいのです。

深い愛を持ちながら、自然体である、正直である、というのがジュリーの詞なのですね。

nekomodoki様

深い悲しみを共有しようという時、相当な覚悟も必要ですし、生半可な気持ちではかえって相手を傷つけてしまいます。
ですから、それができる人はとてつもなくハートが優しく強いはずです。

優しいとは強いということ。
強いとは優しいということ。
僕はそんなことが読みとれなかったのか・・・と。

先輩方は、歌詞の解釈は様々であっても、或いは「難解だなぁ」とは思っていらしても、その点には気がついていたと思うのです。

僕は・・・単純にジュリーのフレーズに意味はなさそうだ・・・と軽く考えてしまっていました。
今回は参りました、本当に・・・。

azur様

ありがとうございます。
読みながら聴きました、と仰って頂くのはやはり何より嬉しいですね。

大丈夫ですよ、無理はしていません。
一気に執筆したように思われるかもしれませんが、最近僕は記事を書く前に必ず歌詞カードを読みながら何かの楽器を弾きつつ音源と一緒に歌ってみる、という作業を自分に課しています。
その際に、気がついたことを抜粋して下書き原稿に書きなぐっていきます。
更新の時に、それらを繋ぎ合わせていくのです。
ですから、結構日数をかけて更新しているのですよ~。

今回は、仕上げの段階でazur様の記事を拝見することができて、本当に良かったです。

キミちゃん様

ありがとうございます。
僕は毎年、会社の健康診断がありますので、目の方も検査を受けています。
今のところ異常はありません。
ただ・・・同世代の同僚が何人か引っかかり、「専門医に診てもらうように」と言われていました。
皆、「現段階では大丈夫」と言われてきたらしいのですが、毎年検査を受けていて、去年大丈夫だったものが突然「所見あり」となるわけですから・・・そういう年齢になってきたということでしょう。

今後の人生に起こりくるかもしれない様々な試練を、僕はジュリーの歌で予習しています。
ジュリーや、ジュリーファンの先輩方から学ぶことは、まだまだ多そうです・・・。

hiromi様

素敵な曲です。そして最近のジュリーは、インディーとしては破格のセールスも記録しています。
ただ、ジュリー御本人が「ヒット」という概念を持っていないように感じられます~。

やり続けること、を第一に考えているのでしょうね。

♪つながっていく、重ねることの重さ思う♪

とは、ジュリーだからこそのフレーズですし、誰にもまねはできませんよね・・・。

しょあ様

おぉ!
嬉しいですね~。なかなかシブイ曲を挙げてくださるではないですか~!

僕はELOについては「コーリング・アメリカ」を聴いてから逆行して勉強していったクチですが・・・初期の生オケも良いですけど、やはりエレクトリック・ポップへと華麗に転身したアルバム「タイム」が一番好きですね~。
「Rain Is Falling」から「Lights Go Down」への流れが、タマランのです。
今でも充分、大感動しますよ~。
是非機会がありましたらアルバムをお聴きになってくださいませ。

泰輝さん、伊豆田さんには間違いなくELOのエッセンスはあると思いますが、下山さんって実際どうなんでしょうね・・・。

投稿: DYNAMITE | 2010年9月10日 (金) 21時47分

「ヴェッヴェッヴェッ」って、「baby、baby、baby」かな??
(初日には、全然そこまで気がまわらず…。)

「涙色の空」も、「エメラルド・アイズ」も
、創作の動機は私的なものかもしれないけれど、
それを超えて響いてきます。
身近な関係を大事にするジュリーだから、心に届くんだと思います。

「黒い光線にひるむな」
「闇の不気味さに怖れるな」
これらの言葉が、何て優しい曲調にのせられているんでしょうね!
多分、これからの人生、何度となく、このフレーズをリフレインする事になるだろうと思いつつ。

投稿: morie | 2010年9月10日 (金) 23時03分

morie様

> 「ヴェッヴェッヴェッ」って、「baby、baby、baby」かな??

さ、さすがです・・・!
ありがとうございます。思い出しました!morie様の仰る通りでございました。
CDでは「ヴェッ」と聴こえてしまうのですが、渋谷ではしっかり
「ベイビ~」の「ビ」を聴きとることができました。

僕もこの先、ジュリーの歌を思い出しながら乗り越えることが出てくると思いますが、「エメラルド・アイズ」には何度も力をもらえそうな気がしています。

過去の楽曲で見逃しているメッセージがあるかもしれない・・・と思い、今ちょうどジュリー作詞曲の編集CDを作っているところです~。

投稿: DYNAMITE | 2010年9月11日 (土) 14時48分

DY様
はじめまして。お邪魔いたします。
広島市在住の元ジュリー・マニアです。
『架空のオペラ』のCDはと探すなかで、濃密な貴ブログに出会いました。

「元」というのは、20年近くもジュリーと離れたままいるためです。
…それは、学生時代、8ビートのアタマをガツンガツン打ってゆくロックがどうもピンとこなくなり、
リズムの基本単位さえキープされれば、アタマの位置が変わってもグルーヴ的にはまったく問題のないファンクの16ビートに夢中になったせいでしょうか。
エレクトリック・マイルスや、ロックならソニック・ユースが好みで、4歳になる娘のため意識的にビートルズをかける、という音楽志向です。
それでも時々、妻子のまえで『君をのせて』を口ずさんでみたり。妙なのですが、そんなジュリー・マニアの痕跡を残す自分に感心しているのです。

…能書きが長くなりましたが、貴ブログのライブ・レポートに感銘を受け、蘇った中高・浪人時代の宝物のようなジュリー体験。
こころを決め、慌てて16日の広島公演のチケットを入手しました。そして『涙色の空』。
あぁ、ジュリーはジュリーの歌謡ロックをここまで、しかもベースレスというやり方で進化・深化させていたのですね。ミュージシャンとしての誠実さに敬服し、自然「今僕は倖せです」とジュリーの歌声が降りてくる不思議です。
ひとの心に様々な思いを呼び起こすこの作品『涙色の空』は、DY様、読者のみな様がお感じになっておいでのように、「やたらではない」と思います。

ライブには母親とまいります。年1回の来広を楽しみに、その帰りにはじめて新譜を買って繰り返し聴いている、地味な、地道なファンである母と。
そして私は、大半のはじめて耳にする楽曲たちからなるであろう約2時間を、さまざまな幸運、出会いからもたらされた特権的なひとときだと自覚しつつ、たのしんでこようと思っています。
DY様、みな様、ありがとうございます。

投稿: バルサ・バルサ | 2010年9月12日 (日) 13時07分

あの熱い渋谷初日から大阪まであと少し
一昨日宮崎 今日は鹿児島で走るジュリーでしょうね。

>ジュリー作詞曲の編集CDを作っているところです。

’08 発売のCDブック
『CoColonoto』を是非!!

1995年~2008年
ジュリー全自作詞 69編
イメージ写真とイラストで構成
CD5枚組です。

ttp://www.co-colo.com/goods/goods.htm

企画・装丁はあの森本千絵さん
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E6%9C%AC%E5%8D%83%E7%B5%B5


「ステーション」Julie Rock'n Tour '80 沢田研二全国縦断コンサート・パンフレット
に幼い千絵ちゃん
早川タケジさんの「Paradis,Paradis」にも・・

CD化されてない「NHKスタジオパークからこんにちは」テーマ曲
♪公園へいこう

佐山雅弘さんのCD「A POINT OF THE GLOBE」収録の
♪MOST BEAUTIFUL 
等も聴けます。

この本の中の男の物語を読みながら
なんだか切なく 愛しい想いを抱きながら
5枚通して聴くと
ジュリーの深い想いも胸にズーンと響くような気がします。

この曲の並びもきっと伝えたいなにかがあるのかも・・・
 

投稿: くれーぷ | 2010年9月12日 (日) 13時26分

バルサ・バルサ様

はじめまして~。
とても畏れ多く嬉しいコメントを頂きまして、どうもありがとうございます!

そうですか・・・約20年ぶりにジュリーのコンサートに・・・
それに僕のブログが役立てたのなら、こんなに嬉しいことはありません。

バルサ・バルサ様の「涙色の空」の感想は胸を打ちます。長くジュリーから離れていた先輩がこのCDに
「ミュージシャンとしての誠実さ」
を感じたというのは、素晴らしいことだと思います。

広島のLIVEはもうすぐですね。
お母さまと一緒に、是非楽しい時間をお過ごしくださいませ。
今後ともどうぞよろしくお願い申しあげます。

くれーぷ様

『CoColonoto』ですか~。それは失念していましたね。
95年から・・・ということはセルフプロデュース期の自作詞ナンバーということですか・・・。

ちょっと高・・・あぁいや何でもありません!
僕は曲並びフェチですからねぇ。とても興味はあるのですよ~。

ちなみに自分で編集したCDは
1曲目が「涙色の空」で、大トリがアノ曲。
やっぱりソロコンモードな作りにはなってしまいますね~。

註:「アノ曲」の部分、約5分ほどタイトル晒してしまっていました。
大丈夫だったかな~。
ごめんなさいごめんなさい。

投稿: DYNAMITE | 2010年9月12日 (日) 18時12分

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