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2010年9月 1日 (水)

沢田研二 「涙色の空」

from 『涙色の空』、2010

Namidairo_2 

1. 涙色の空
2. エメラルド・アイズ
3. まほろばの地球
4. 若者よ

-----------------------------

いよいよ今週末ですね。
待ちに待ったジュリーのソロツアー、『秋の大運動会~涙色の空』。

まず今日は、恒例のお願いからです。
拙ブログでは今回も、ツアー開催に伴ってしばらくの間、セットリストのネタバレ禁止期間に入ります。

ツアー初日渋谷、17日大阪のレポートは、いつも通り
side-Bに執筆させて頂きます。

解禁期日は、他のブロガーさんの様子を伺いながら決めたいと考えていますが、だいたい10月半ばくらいでしょうかね~。

ただし、ニュー・マキシシングル『涙色の空』収録曲については、ツアーで歌われることは必然ですし、これから順次記事を書いて参ります。
他のセットリスト楽曲や、新曲をどんな曲順で歌うか、といったことには一切触れませんが、LIVEでの演奏の見所や、注意すべきキメ事などが判明しましたら明記したいと考えております。
どうぞよろしくお願い申しあげます。

さて。
ニュー・マキシシングル『涙色の空』。
密林さんの予約月がちょうどクレジットカードの更新月と重なり、「カード登録をやり直してください」というメールが届いたのですよ・・・(泣)。
てか、もう少し早めに連絡ちょうだいよ~。
おそらく他の密林予約購入組のみなさまよりもさらに遅い到着・・・ツアー初日には間に合いそうもありません。

ということで今、手元には歌詞カードもジャケットも無く、音源のみをフラゲして聴いているという状況です。
実は、土曜日の吉田QさまのLIVEに向かう電車の中で、この新譜を初めて聴いたのでした。
「おぉぉ~~~~!」
と、完全ジュリーモードになってしまいどうなることかと思いましたが、数時間後にはすっかりQモードへ。これは吉田Qさんの実力を証明するお話の一例ってことで。

それでも僕はこの素晴らしい作品で、またすぐにバリバリのジュリー・モードに切り替わりました。
何故って・・・どうしても、ツアー前に書いておきたい事があるのです。
今回の新譜のタイトルチューン「涙色の空」に込められた、ジュリー&鉄人バンドの確固たる意思表示、決意、果敢な挑戦について。

アレンジについての事ですから、気がついていらっしゃらないみなさまも多いかもしれません。
是非この曲の最大のポイントを、LIVEの前に多くの方にお伝えしたい。
今回は久しぶりに、「伝授してやる!」という気持ちです。お望み通り長文伝授記事をアップしてやろうじゃないの~(何様・・・汗)。

これこそ、還暦を過ぎ一層強い意思を持ったジュリーと、そして鉄人バンドとの強い絆を貫いたバラードです。
「涙色の空」、伝授!

まずは、この曲の録音構成を確認してみましょう。

ジュリーのヴォーカル。
GRACE姉さんのドラムス。
泰輝さんのピアノ。
下山さんのアコースティック・ギター(左サイド)。
柴山さんのエレキギター(右サイド)。

以上です。
この、「以上」というのが、実は凄いことなのです。

「我が窮状」のような「ピアノ1本!」といった楽曲を除き、普通にバンドスタイルでのアレンジ楽曲については、基本的にLIVEヴァージョンよりもCD音源の方が音数は多いんですね。
一見音数がLIVEと同じように聴こえるナンバーでも、実はこれまでのジュリーナンバーには、同一プレイヤーによる第2のトラック、第3のトラックが加えられていたのです。

例えば、昨年の『PLEASURE PLEASURE』収録曲だと、最低でも白井良明さんの担当したギターが1トラック多い。
また、CD音源のキーボードについては、泰輝さんが2種類以上の音色を2回以上に分けてレコーディングしたりしていました。
これはごくごく普通のことです。

今回の『涙色の空』収録曲でも、例えば「エメラルド・アイズ」では、ギターがアコギ1本とエレキ2本。つまり、柴山さんか下山さんのいずれかが、もう1トラック別にレコーディングしていることになります(また、泰輝さんのキーボードも、ピアノとストリングスの2トラックです)。

ところが、「涙色の空」は違います。
鉄人バンドの担当楽器は、それぞれ1回きり、1つの楽器のワントラック
その演奏に、ジュリーただ一人のヴォーカルが載っています。
正に、ジュリー&鉄人バンドの、たったひとつの世界。
他の装飾音は一切廃して、「わたしたち5人」が、生身で、それぞれ1つずつの担当パート構築だけで仕上げた、徹底してストイックなレコーディングなのです。
この曲だけ伊豆田洋之さんのコーラスが入っていない、という意味がお分かりでしょうか・・・。

ベースレスの鉄人バンドスタイルは、やはりレコーディングに際してのハンデはこれまで歴然とついて回ったのだと思います。
アルバム『俺たち最高』から『ROCK' N ROLL MARCH』への流れでは、ベースレスのハンデをシンセサイザー、パーカッションなどの多用や重厚なコーラスで補ってきました。
これはこれで、白井さんの偉大な功績であり、素晴らしいものです。

ところが今回、白井さんが離れたことで導き出された道筋、そして5人の絆と信念。それをまず形にしたナンバーが「涙色の空」なのだと僕は思います。

美しいピアノに載せた静かな立ち上がり。
噛み込んでくるアコギとドラムス。
そして、2番の途中から満を持して仕上げにかかるエレキギター。

たった4つの楽器の音、しかもベース不在のバンドサウンドが、ここまでドラマティックに完成されたアレンジを生み出す、驚異。
ジュリーが鉄人バンドを率いて作り続けてきたスタイルが、今ここに究極の形で、新たに力強い道を切り開きました。

「涙色の空」を聴いていると
・ベースが無いのは寂しい
とか
・もっと売れそうな線を狙った方がいい
という、僕の頭の中にこれまで少しよぎっていた考えが、まったくナンセンスであったことを思い知らされるのです。

ジュリー&鉄人バンドは、これからこの道を行くのでしょう(「まほろばの地球」も、完全ではありませんが同一の狙いを持った楽器構成のナンバーです)。

ジュリーwithザ・ワイルドワンズという楽しく素敵なコラボ、ザ・タイガースの復活という大きな奇蹟・・・それらを間にはさみながらも、ソロ・アーティストとしてのジュリーは、柴山和彦、下山淳、泰輝、GRACEの4人と、ずっと歩き続けていくのでしょう。

嵐の夜は辛抱強く。
険しい山は遠回りして。

「涙色の空」は、そんな強い意志を形にした、ジュリーの歴史において最も重要な楽曲のひとつになったのです。
僕にはこの曲で歌われる「君」が、鉄人バンドのメンバーを指しているように聞こえますよ!
おかしいでしょうか~?
もちろん、ジュリーが詞を書いた段階ではもっと身近なメッセージが込められていたとは思いますけど、こうして、この潔いアレンジで聴いてしまうと・・・。
僕がこの詞から感じるのは、バンドとの絆なのです。

後追いの僕は、『ジュリー祭り』以降散々ジュリーの音楽性を語っておきながら、気がつくのが遅れていました。
ジュリーはずっと長い間、レコーディング音源を出来る限り近い音でLIVE再現する、という点にこだわってきたんですよね。
それは、実はCO-CoLO時代に一度ジュリーが「完璧」を求めたことでもあったのですが、ちょっと時代が早かった。

もちろん世間では、ずっと前から多くのロックバンドが「贅肉をそぎ落とす」コンセプトの元に、そういったアプローチを試み、成功してきました。
でも、ジュリーが敢えてそれをやる、というのが聴き手とマッチしなかったのでしょうか。やっぱりまだまだ80年代のジュリーには、音楽性以外に求められるものも多かったでしょうから。

しかし、ようやく時は来たのです。

『俺たち最高』を聴いた時に
「LIVEは仕方ないけれど、このアルバムの時点で、音源だけはベース入れる、って選択肢は無かったのかなぁ」
なんて思ってしまっていた自分。
何と浅い・・・。恥ずかしいことです。
とうとうジュリーは、「涙色の空」までやって来たのですね。

それにしても、このアレンジアイデアを最初に出したのは、誰だったのかなぁ。
やっぱり泰輝さんでしょうか?

泰輝さんはこれまでにも「そっとくちづけを」「護られているI Love You」といった、美しいジュリー・ナンバーを作曲してきました。
壮大なバラードに贅沢なアレンジを施したくなるのは、必然。これらの曲にはそういったアレンジが採用されています。
しかし泰輝さんは2010年、自身の歩む道をもう一度見直して、「鉄人バンドの一員である」という根幹への思いを強くしたのではないでしょうか。

近い将来、泰輝さんはJ-POPの売れっ子作曲家になるのでは、と僕は思っています。そのうち大ヒットをカッ飛ばして、大物になって、それでもジュリーのLIVEはずっと続けて・・・。
いつまでも、”鉄人バンドの泰輝”なのでしょう。
これから先、柴山さんも還暦を迎え、しばらく後には下山さんも続いていきます。
「若い自分がしっかりと腰を据えて」という思いが、泰輝さんにはあるのではないでしょうか。ある意味、鉄人バンドは自分にかかっている、と。

その思いが泰輝さんをして
「メンバーが円熟した今こそ、このバラードを最小限の楽器構成でアレンジ勝負してみませんか?」
と、提案させたのかもしれません。
生半可な繋がりのプレイヤー集団では出来ないアレンジスタイルなだけに、泰輝さんを突き動かす動機としては充分だったと思うのです。
もちろんそれは、今のジュリーの音楽表現に対する考えとも合致しています。

「涙色の空」とは、僕にそんな想像をかき立てさせる名曲なのです。

それでは、美しいピアノを弾いた泰輝さん以外の、鉄人バンド・メンバーが果たした「涙色の空」の役割へと目を向けてみましょう。

アコギとエレキの両ギターにつきましては、ひょっとしたら下山さんと柴山さんが僕の耳とは逆の担当、って可能性もありますけど、やっぱり右側から聴こえるエレキは柴山さんのプレイだと思います。
サスティンがすごく効いてるんですよ。
で、音がまだ伸びている状態の時に、フレットを撫でるようにして弦に触れて
「きゅっ♪」って言わせる・・・これ、柴山さんの特徴ですよね。カッコイイです。
ジュリーwithザ・ワイルドワンズのプロモーションで放映されたNHK『songs』、2週目に演奏した「危険なふたり」の感想を書いた時に説明した、あの感じ。
それが、2分14秒あたりに登場します。
注意してお聴きになれば、みなさまも分かると思いますよ~。

下山さん(だと思う)のアコギは、半音上がりの転調直前のサビ部に大きな見せ場がありますね。
たった一人でジュリーのヴォーカルをバッキングするこの箇所、LIVEでは下山さんの大きなストロークが見られることと思います。
見どころは、下山さんがこの曲のコードをどういうフォームで弾いているのか、という点です。
泰輝さんのピアノから和音を拾うと、例えばAメロは

♪ こ~んじきの光が~ ♪
    Gm    Fadd9 E♭maj7

になると思いますが、これらはギターで弾くと全てセーハ・コード。どのポジションで押さえるのか、とても興味深いのです。
渋谷初日は2階席後方。さすがにそこまでチェックできないでしょうから、これは大阪の楽しみにとっておきたいと思います。

GRACE姉さんの、このスネアの叩き方・・・ロールみたいな残像音をかすかに鳴らすやり方なんですけど、何て言うテクニックだったっけかな・・・。
過去のジュリーナンバーだと、「届かない花々」のイントロで鮮明に聴こえるヤツね。
昔、バンドのドラマーが「ゴースト」って言ってたような気がするのですが、何冊か教則本を広げてもそんなインデックスは無いのです・・・。こればっかりは、活字だけでなく実際に音を出してみないと分からないですね。

そんな鉄人バンドの演奏に載って、ジュリーのヴォーカルには”確信”が感じられます。
自分は彼等の生み出すこの音でずっと歌っていくんだ、という確信です。
ただ美しく、力強いだけではないですね。

今回の「涙色の空」の記事では、歌詞カード無しという状況で執筆したため、いつもとは少し切り口が変わってしまいました。
(本当にジュリーの作詞は、歌詞カードを読むまでは油断ならないのです。細かい仮名使いとかでも、意表を突かれることがよくあるのです・・・)
歌詞やコード進行について新たな発見があった場合は、LIVEレポートの方に書かせて頂こうと思っております。

この時点で、まだ新譜をお聴きになっていないみなさま。
1曲目収録のこの「涙色の空」に関しては、LIVEで初めて聴く、というのも良いかもしれませんよ。
LIVEで聴いて、「素敵な曲だなぁ」と感動したとします。
お家に帰ってCDを聴けば、LIVEとまったく同じ音作りの音源が耳に甦るのです。
それこそ、僕が今回みなさまにお伝えした、「涙色の空」という楽曲の最も重要な特性であり、ジュリー&鉄人バンドがリスナーに一番気がついてほしいことなのだ、と思います。

ジュリーのヴォーカルも含めて、一人、ひとつの音しか出していないという凄味。

そして。
このようなアレンジ手法は、ロックを突き詰めようとする志ならではの発想なのです。
ジュリーと鉄人バンドはもう、その道に入っているのですね。売れる売れないとかは、最早まったく考えていないものと思われます。

なら・・・。
普通に澤會さん予約で良かったのではなかろうか~!

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『涙色の空』」カテゴリの記事

コメント

DYさま、こんばんはー!

なーるほどぉ、でございます。
1曲め、つまりこの曲のジュリーのヴォーカルに思いっきりハマリました。
すっげぇっ、とね。

ギターは、歪み具合が下山さんの、のように聴こえるんですけど、
アコースティックも淳さんっぽい。
こう、腕を丁寧に振り下ろして、1音ずつ優しい音を出す、あのプリンスの弾き方。

するってぇとぉ、ええーっ、じゃーカズさんは~、と思っていたのですが・・・。
伝授していただくと、あー、カズさんだわー、とも思える。
うーん、初日が楽しみでっす。
どっでもいいでーす、ギター弾きのオトコがだーい好きでーすっ( ´艸`)

投稿: カオリー | 2010年9月 1日 (水) 23時00分

DYさん、お邪魔します。
耳だけで、これだけのレビューを書くDYさんは凄いです!脱帽です。
私も、泰輝さんがブレイクする日は遠くないと思います。つい最近まで、泰輝さんがピアノを担当した連続ドラマを見ていたのですが、実に良い音色でした。泰輝さんはcobaさんと同じようなパターンでブレイクしそうな気がします。

投稿: 74年生まれ | 2010年9月 1日 (水) 23時03分

「他の装飾音は一切廃して、それぞれ1つずつの担当パート構築だけで仕上げた、徹底してストイックなレコーディング」
だからなのでしょうか。
この曲を聴いたとき、すっ~とじゅりーの声が、ココロにしみこんできました。
まるで、生で耳元で歌ってくれているような、、、シアワセな気持ちになりました。

投稿: メル | 2010年9月 1日 (水) 23時05分

こんばんわDY様

昨日から通勤中も含めて20回以上聴いています。「涙色の空」本当にいい歌ですね。
アコギは下山さんだと思いこんで聴いていたのですが、どうなんでしょう?

泰輝さんのライブには何度か行っているのですが、オリジナル曲が素晴らしいのです。
オリジナルでCD出してくださいとお願いしているのですが。

投稿: nekomodoki | 2010年9月 1日 (水) 23時27分

若いミュージシャンが、自分のバンドで自主制作して、段々メジャーに打って出て、
というのと見事なまでの逆コースですね、ジュリーの音楽人生。

この言いたい事を言える自由を、もうジュリーは手放さないんじゃないでしょうか。

「涙色の空」、大好きです。イントロと、最初の「な~」からもう好き。まるで祈りのよう。泰輝さん、グッジョブ!
GRACEさんも、下山さんも、カズさんも、もうジュリーに不可欠。

三度目の花はどういう形で咲くのだろう、と思っていましたが、
ジュリー自身が充足して、音楽活動ができるなら、咲いている事が大衆に知られるかどうかは、もう二の次なんだなあ、と悟りました。

投稿: morie | 2010年9月 1日 (水) 23時37分

DY様

お待ちしてましたー「涙色の空」のご伝授!

え・・・?音を聴いただけでこれだけのことがわかるのですか!?あらためてDY様ってすごいですねー。

私は「涙色の空」を聴いて、これまでのジュリーと違う「ネオ・ジュリー」を感じました。ご伝授から推測すると、それは新たなアレンジ法やジュリーと鉄人バンドの、これまた新たな決意のためなのでしょうか。そして今回ジュリーの声がとても青い!若い!すごく新鮮です。ジュリーは生まれ変わったのか。

私はこのマキシ・シングルには大満足です。ジュリワン活動の反動(決して悪い意味ではなく)か、ジュリーと鉄人バンドが、誰に気がねするでもなく、誰のためでもなく、売れるためでもなく、ただ自分たちの道を突き詰めている、そういう感じが大好きです。

DY様、ジュリーはとっくに「売れる」などという次元を超えていらっしゃるはずですよ。トークショーでも「自分はミニマムの世界で勝負する!」というような事をおっしゃっておりましたし。

それから「若者よ。」はまるでDY様へのメッセージのようですよ。DY様ご自身はどう感じられたか、ご伝授楽しみにしています。

投稿: フェリーチェ | 2010年9月 1日 (水) 23時42分

>普通に澤會さん予約で良かったのではなかろうか~!

まぁDYたま、固いこといわず

自分は、確固たる信念を持って、
大きなウエーブがおしよせ、
ちゃんと売れる日が来ると信じています。

伝授、ありがとうございました。
これは4曲目に位置した方がいいんでないかい
と、思った自分は反省しました。

投稿: ぬこ | 2010年9月 1日 (水) 23時55分

DY様、いよいよ明日ですね。

エレキとアコギ、どっちがどっちなのかと思い、何度も聴いてみました。
でも、私の耳では聴き分けられませんでした。
アコギは下山さんだろうと私も思いましたが、
エレキのあの音が、
ジプシーズの新譜の音にも似ているような気がして、
正直わかりません。

でも、どちらでもいい、
>たった一人でジュリーのヴォーカルをバッキングするこの箇所、
スピーカーから流れてくるこのときのアコギの音を
私は両手で抱きしめたいと思いました。

投稿: azur | 2010年9月 2日 (木) 09時07分

いや~畏れ入りました。
この1曲目、実は大人気ではないですか~!嬉しいです。
早速のコメント、どうもありがとうございます。

カオリー様

そうそう、そうなんです。僕も最初は両方とも下山さんのように思えたのです。
そんなはずはないから色々考えて。
1人1音、という構成ならば、ミックス配置もステージと同じなのではなかろうか!と推測いたしました。
つまり、上手(右サイド)が柴山さんでしょう、と。

まぁ、これだけ堂々と書いておいて、蓋を開けたらギターの担当が逆だった・・・というトホホなオチも覚悟はしておりますが。

そんなことよりカオリー様!
「若者よ」の間奏はどっちだと思われます?
ヴォーカルに絡む単音ではなく、間奏で中央に突然出現する、あのぶっとい音の方。
「ブチブチブチ・・・」って、録音時にレッドゾーン振り切ってる音が聴こえるんですけど!
どんだけデカい音出してるんだろう、というね。

74年生まれ様

いえいえ、たまたま僕はバンドレコーディングを趣味でやっているから気がついたまでで、実はそんなに大したことを書いたわけではありません。
ただ、多くのジュリーファンのみなさまに、一人一音というこのナンバー最大の特徴を知って頂きたく、急いで記事にいたしました。

泰輝さんは、いよいよ作曲家としての風格が出てきましたよね。
そのうちジュリーより有名になっちゃったりして。

cobaさんパターンは、確かに泰輝さんのイメージにピッタリです。
泰輝さんのブレイク、楽しみに待ちましょう!

メル様

そうなんです!
大事なことを書き忘れました。
一人一音という贅肉をそぎ落としたアレンジって、ヴォーカルが並だと、何の意味もないんですよ。
このアレンジは、ジュリーのヴォーカルがあってこそ成立しているのです。

今回はアレンジのことを長々と語りましたが、やっぱり「涙色の空」のヴォーカルの素晴らしさは、圧倒的ですよね。

みなさまが、この曲のジュリーのヴォーカルに強く惹かれる・・・その秘密はね・・・という書き方をすればよかった~!

nekomodoki様

泰輝さんのCDが発売されたら・・・そりゃ買いますよね!
これだけの名曲を書くお方なのですから。

僕はとりあえず今回のセットリストを堪能したら、泰輝さん作曲のジュリー作品を集めた編集CDを作って楽しもうかと思っています。

「奇跡」から「涙色の空」まで。全何曲になるんだろ?
メチャクチャ良さそう!

アコギは下山さんだと思っていますが・・・逆だったらスビバセン。

morie様

いやいやいや、さすがです!
morie様は本当に毎回、僕が言葉にできなかったことを仰ってくださいます。

若いアーティストがメジャーデビューした時、
「メジャーになって音は確かにキレイになったけど、インディーのCDの方が勢いがあってイイな」
と思うことはこれまで多くありました。
何が違うのか・・・それが「自由」なのですね!
ジュリーはそれを逆行して歩んでいると。
本当に、ジュリーはこの自由を手放さないでしょうね・・・。

先週、吉田Qさんがこう仰ったのです。
「メジャーになろうとはあまり考えていませんが、歌が人の心に残るためなら手段を尽くします!」と。

自由を手放さないアーティストは、輝いています。

すみませんお仕事の時間です。
一度切ります~。

投稿: DYNAMITE | 2010年9月 2日 (木) 09時16分

DYさん
さすがでございます。

私はこのCD届いてどらどらどんなんや?

えっ!!ぎゃお!!あか~ん!!わからへんやん!!

なんといっても難解な詩
何度聞いても身につかない 覚えられない

ジュリーが白鷲になって空高く飛翔してて私は地上で手を伸ばしてジャンプしている感じ

見ようとしなければ見えない世界をのぞいてみようと思いましたですよ。
いざ!!進まん!!

投稿: キミちゃん | 2010年9月 2日 (木) 09時29分

素晴らしい伝授、ありがとうございます!
私が漠然と感じていたものを、ハッキリと目の前に突き付けられた思いです。
これより後の伝授、いっそう楽しみにしております!

投稿: OLIVE | 2010年9月 2日 (木) 11時35分

きましたね、きましたね〜長文伝授24分割!
この伝授内容をツバでフラゲしてから
(音源のフラゲじゃなく、伝授内容のフラゲですわよ)
わくわくして、お待ちしてました。
どんなに方向音痴でも、やっぱり尊敬しますわDYさま。

私は、鉄人バンドがCDに参加するようになって
CDとLIVEの音が近くなったと、感じていました。
それの究極版なのですね?この「涙色の空」は。

と、同時に、4人の出す音だけで、
なぜあんなに音が厚くなるのか、不思議でたまりませんでした。
じゅりわんインスト「情熱の渚」に至っては、3人ですからね。
人数楽器の種類あればいいってわけじゃないんですね。

「手数が多い」はずのほかの3曲も
ライブではCDに劣らぬ迫力を
魅せてくれることでしょうね、本当に楽しみです。

「若者よ」は、いいですね。
カズさんって、いいひとですよね。
まっすぐですよね。
なんだかそういう感想を持ちました。
こちらのレビューも、楽しみにしています。

投稿: しょあ | 2010年9月 2日 (木) 12時35分

DYさま

涙色の空♪何度も何度も聴いています
初めて聴いた時、イントロのピアノで涙がポロポロとこぼれ
ジュリーのなーみだ色の♪声でさらに気を緩めたら号泣でした

キレイな曲にキレイなジュリーの声
でも歌詞が…君、二人だけ…微妙^^;
二人の世界もステキですが
もっと広い世界とか架空の世界とかないかなって模索中でした

そう永遠に続く (鉄人バンドと)
だから5人はもろとも
I BELIEVE (インミュージック)

鉄人バンドを思って聴いてみます
『涙色の空』って言うタイトルがつながらないけど
『涙がこぼれちゃう』つながりってコトで(違

ありがとうございました


投稿: 由菜 | 2010年9月 2日 (木) 16時03分

DYさま、たびたびでしゅぅ~


カズさんだと思うの ( ´艸`)

バッキングのジージー、ズーズー、zizi~、弾いているのがプリたん。
あと、ブレイクするトコで、♪ツツツ・・・ツッタカツッタカツッタカター♪
と、ミュートで刻むのもプリたん。
違うっかな、でも、いーの、どっちでも。
だって私は、ギター弾きのオトコがだーい好きなんだものぉ。ハイ。

ってか、話おっきく変わりますが、
ワタクシ、「DEVILS」に思いっきり反応しちゃいましたわ。
コッ、ココでぇぇぇ~ ってね。

投稿: カオリー | 2010年9月 2日 (木) 18時59分

伝授、確かに賜りました。
敬礼(ピシッ!)
鉄人バンド別 ジュリ歌CD、
すんごい、いいです~

投稿: ミキ | 2010年9月 2日 (木) 23時20分

おはようございます。
出社しました。無論夕方には
「ほみたい、早退♪」
でございます。

フェリーチェ様

いよいよでございます。
とにかく初日までに、この「涙色の空」の記事だけは書いておきたかったのです。

フェリーチェ様が絶賛なさるのも必然、この新しいCDはこれまでのジュリー作品から一歩踏み出した内容で、すごくLIVEに近い作りこみになっているのです。
「songs」で「危険なふたり」「TOKIO」を演奏した、あの感じでレコーディングされた、というのが分かり易いでしょうか。

待ちに待った今日の本番。
僕は意外なセットリストも楽しみですが、新曲の演奏にも大いに期待しています!

ぬこ様

はは~っ!
分かり申した!
ジュリー作品については今後も地道にお店経由で購入し、セールスデータに貢献させて頂きます。

今朝、AMAZONさんから発送メールがまいりました。
次回の「エメラルド・アイズ」の記事からは、歌詞考察なども織り交ぜたいつものスタイルに戻ります。

ぬこ様はネタバレオッケ~でしたよね?
レポを書きますので、side-Bにお越しくださいね。

azur様

あのアコギ1本で歌うところは、本当にゾクゾクします。

思えば、「涙がこぼれちゃう」もそうでしたね。
ジュリワンLIVEでは鳥塚さんが頑張ってくれました。
今回は・・・これは下山さんだと信じています。違ってたらズビバゼン。

山形からは長い旅になると思いますが、どうぞ道中お気をつけて・・・。
ひと目でもお会いできれば、と思っております。

キミちゃん様

ありがとうございます~。
まぁ難解と言えば難解なジュリーの作詞・・・それでもひとつのキーワードでスパ~ン!と全体の謎が解けることがあります。

僕が今感動しているのは、よくお邪魔するブログさんで「エメラルド・アイズ」の歌詞解釈が紹介されていて・・・もう、「やっぱり長年のファンの方はスゴイな」・・・と。

キミちゃん様も、きっとLIVE参加なされば色々な謎が解けて、白鷲にジャンプが届きますよ!

OLIVE様

過分なお言葉、ありがとうございます。
みなさまが僕の記事で新たに気がつくことがあるならば、執筆者冥利に尽きます。

残り3曲の新譜収録曲についての記事は、LIVE体験後に執筆することになりますから、どんなテーマで書くかは僕自身まだ予想もできません。

まずは今日の初日、新曲の演奏に注目してみたいと思っています!

すみません時間です。
またお昼休みに!

投稿: DYNAMITE | 2010年9月 3日 (金) 09時19分

しょあ様

ありがとうございます。

Qさまに

「さよならラヴ」のトランペット吹いてるのはどなたですか?

と聞くのを忘れて地団太を踏んでいる、方向音痴の浪人生です。

いよいよですね~。
一見Qモードを引きずっていらっしゃるご様子のしょあ様ですが、僕はな~んも心配しておりませぬ。
LIVE始まったら「カズさぁ~ん!」になるに決まってますからね。

心配なのは、ジュー高さんですよ・・・。

由菜様

ありがとうございます!
やはり「I Believe」と来たら「MUSIC」を連想しますよね!

ジュリーの信じる音楽が、ここへきて確信に変わったような気がします。
この新曲は、「ジュリーwith鉄人バンド」のクレジットでもおかしくないと思うのです。
もはや、ただのバックバンドという感じではなくなってきていますね。
きっかけは二大ドームの成功。徐々に今後のジュリーの歩む道筋が見えてきました。

しっかりついてまいりましょう~。

カオリー様

やはり柴山さんでしょうか。
そうすると、SGなのかな?
とにかくデカい音出してますよね~。

DEVILSについては、僕は何も知らなかったのですが、色々な意味で物凄いバンドだったようですねぇ。

大阪遠征の暁には、この若輩者に、あのいわみ先輩がDEVILSとジェノバを伝授してくださるそうです。
・・・って、冷静に考えますと何かすごいモノを伝授されに行くんですね、僕は。

ミキ様

おぉ~準備万端ですね!

こちらも結局昨日は新譜を激リピでございました。
いつもの僕なら、思いつく限りのマニアックな楽曲を予習していってすべて徒労に終わるパターンなのですが、今回は新曲の演奏がとても楽しみです。

会場でお会いできますように。

それでは、みなさま。
はりきってまいりましょう!

投稿: DYNAMITE | 2010年9月 3日 (金) 13時01分

この伝授を聞いてもう一度じっくり聞きたいと思います。

これまで、CDを買っても何回も聞かないと自分の中に入ってこなかったんです。
でもこの「涙色の空」は一発で身体にしみ込んできました。

DY兄の言うてる事がよく理解出来ました。

じっくり聞いてみます。
有難うでした(*^_^*)

投稿: ケンケンジ | 2010年9月 3日 (金) 15時26分

ケンケンジ様

ありがとうございます~
この曲のアレンジ、なかなか言葉で説明するのが難しく、大長文になってしまいました
なんとかケンケンジ様にも伝わったことが分かりホッとしています

ところで
今日は仕事で埼玉の倉庫に来ていて、先程早退し直行しようとしたら、人身事故でダイヤが乱れ、なかなか電車が動きません!
あ、動き出しました

大丈夫かな…
カミさんから「始まるまでには着くやろ」とメールを貰って少し落ち着きました

初日に参加できないケンケンジ様達の思いも背負い、絶対に遅刻はできません!
行ってまいります!

投稿: DYNAMITE | 2010年9月 3日 (金) 16時53分

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