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2010年8月27日 (金)

沢田研二 「月の刃」

from『パノラマ』、1991

 

Panorama

1. 失われた楽園
2. 涙が満月を曇らせる
3. SPLEEN~六月の風にゆれて
4. 2人はランデブー
5. BACK DOORから
6. 夜明け前のセレナーデ
7. STOIC HEAVY~盗まれた記憶
8. テキーラ・サンセット
9. 君の憂鬱さえも愛してる
10. 月の刃
11. Don't be afraid to LOVE

---------------------------

ぐすん・・・。
世間では、ニュー・マキシ・シングル『涙色の空』が澤會さんの先行発送で届いているそうじゃないですか~!
僕がネット上であちらこちら拝見した範囲だと、到着情報が一番早かったのはazurお姉さんのお家でした。都心・地方関係なく、全国一斉先行リリース。
澤會さん、やりますね!

それぞれの曲について、みなさまのちょっとした感想を拝読するだけでもどんどん期待が高まります。
特に評判が良いのは「まほろばの地球」。
タイトル判明直後に何かと話題になった「若者よ」は

助さん格さん、私が直接言います!

って曲なんですって~?
くぅ~。
聴きたい。説教されたい(自分、若者のつもりか?)

でも、密林さん予約組の僕は、もうしばらくお預けです。
それにしても澤會さん、早いですね~。一般販売とさほどタイムラグは無い、と予想していたのですが・・・。

拙ブログで只今執筆中の、”恒例・全然当たらないセットリスト予想”シリーズ・『秋の大運動会~涙色の空』篇ですが、どうやらマキシ・シングル全曲の先行解説はスケジュール的に厳しそうです。
でも、新しいCDの収録曲記事はネタバレには当たらないと思いますので、ツアーが始まったらまずそれらのナンバーについて書きたいと考えているところです。
もちろん、記事中で他のセットリスト楽曲には絶対に触れないようにしますし、新曲がどんな曲順で歌われたかについても書かないようにします。
ただ、LIVEを体感して、演奏の見所などには言及したいと思っておりますので、その点だけ何卒ご了解くださいませ~。

さて、セットリスト予想です。
下山さん復活ということもあり、僕が最も好きな鉄人バンドの演奏スタイルである

エレキ=柴山さん アコギ=下山さん

のアンサンブルが聴けそうなナンバーを1曲書きたい、と考えておりましたところ、ちょうどぴょんた様よりキリ番ニアピン・リクエストを頂きました。
不思議なタイミングでアコギが噛むアレンジだなぁ、と以前から思っていた楽曲。
またこのナンバーについては、以前執筆した「BACK DOORから」の記事のコメントにて、morie様からも「いつか書いてください」とのお言葉を賜っておりました。
今日のセットリスト予想は、この肉感的なバラード大名曲のリクエストにお応えしたいと思います。

アルバム『PANORAMA』から。
「月の刃」、伝授!

この曲の記事を書くにあたってまず考えたのは、作詞・作曲のPANTAさんについて何処まで書いたものか・・・ということです。

後追いの僕にとっては、PANTAさんのようなロックパーソン(しかも、かなりラジカルな)がジュリーに楽曲提供していたという事実だけで、驚愕なんですよ・・・。
しかもどうやら「裏ジュリー」とまで言われるほど、PANTAさんはジュリーとの関係が深いようです。
全然知らなかったなぁ。

結局、PANTAさんについてはいずれ”ジュリーをとりまくプロフェッショナル”のカテゴリーで、主に頭脳警察というバンドの楽曲を中心に別途記事を書かせて頂くことにしました。
僕が大学に入って様々な音楽仲間と知り合っていく中、あちらこちらで「伝説」と言われていたのが頭脳警察のファーストアルバムです。
「日本語とロックは相性が悪い」という風潮が当たり前のように音楽業界に蔓延していた時代、逆手をとって、日本語独自の強力な語感でもって、過激なロックを構築したPANTAさん。
とりあえず今回は、ジュリーとPANTAさんの関係を初めて僕に教えてくれた、1冊の資料を紹介させて頂くに留めます。

この本は、お持ちの先輩方も多いと思うのですが・・・。

Tukinoyaiba1

「深夜放送ファン」(ヒヨッコの身ではまったく知らない雑誌です)、別冊の「沢田研二のすばらしい世界」という本です。
先輩からの預かり物で、タイガース、PYGの代表曲に加え、ジュリー作詞作曲自選集のスコアが掲載されているという、僕にとっては超・ヨダレなお宝でございます。
「15の時」の譜面なんて、この世に存在したんですね。

あ、表紙に「付録・大型ポスター」と書いてありますが、さすがに僕の手元の状態ですとそれらしきモノは既に影も形もございません・・・。

で、この本の巻頭に「沢田研二論」なるコーナーがあり、ジュリーと縁の深い人達がコメントを寄せているのです。
ZUZU、ムッシュかまやつ・・・矢沢永吉さんや吉田拓郎さんも。
その中に、PANTAさんもいらっしゃるんですよ~!

Tukinoyaiba2
Tukinoyaiba3

「極」のイメージで活動し、突出した詩人として評価されていたPANTAさんらしいコメントなのです。

そんなPANTAさんが書いた「月の刃」は、官能的なメロディーに載せて、明らかに”格が違う”極上の詞が展開する大名曲です。
まさに詩人。
フレーズ選択、語感の構成が傑出しています。

まずこの詞は、エロいのです。
しかしそれは恍惚のエロではありません。ギリギリと歯ぎしりするような、尖った官能。突き刺すように、吐き出すように畳みかけるフレーズ。
暴力の衝動すら伝わってくる歌詞だと思います。

細かい部分部分のフレーズも、凡人たる僕には一生かかってもひねり出せない、スケールの違い、天賦の才を感じるのです。

「指先にこぼれる未来を眺めているだけ」
とか
「幾千年の年月 それはただの瞬きひとつ」

壮大と言いますか圧巻と言いますか。
天才というのは、時間と宇宙にまで触感が及ぶものなんでしょうかねぇ・・・。

 

それでは気を取り直して(便利な言葉だ、これ)、楽曲の考察に移ります。
「月の刃」には、実に不思議なアレンジが施されている箇所があって、そこで忽然と登場するのがアコギなのです。
おそらく吉田建さんのアイデアでしょう。

2番の歌メロ

♪ 眠りつづけた記憶が ♪
    C              Em7(onB)

の冒頭から、それまで鳴っていたベース、ドラムスがササ~ッと後方に退き、突然登場するアコースティック・ギターが耳を襲います。
そう、「襲う」という表現がピタリだと僕は思うのです。
いわゆる、”泣き”のアコギでは全然なくて。
美しいメロディーの波にもがくかのように、ガシャンガシャンと主張します。何かに縛られている身体を振り乱している・・・そんなシュールな弾き方に聴こえませんか?

Aメロの繰り返し部に辿り着くと、リズム隊が普通に舞い戻ってくるのですが・・・あれ?何処行った~?
そうなんです、アコギはかき消えてしまっています。
何という斬新なアレンジ。建さん、冴えまくり!

一方、エレキギターは左サイドと中央、計2トラック演奏されています。
中央がリードギターで、間奏では敢えてサスティンを極力抑えた細い音で(設定はもちろんのこと、さらに徹底してギターの根元の方で弾いていると思います)、「刃」の刺す感じを表現しています。

凄いのは左サイドのギターです。
イントロから、まるで生き物のように動き回ります。Aメロに入っても、引き続きず~っと細かく単音を弾いていますよね。
僕などは当初、曲が間奏に到達するまでは、こちらをリードギターだと思って聴いてしまったくらいです。

ピッキング・ハーモニックスという技を時折微妙に炸裂させているのが、もう渾身・入魂の演奏と言いますか。
決してその技を派手には目立たせていないんですけど、ピックを当てたコンマ数秒のうちに、親指でギター弦にそっと触れているんですね。
そうすると
「カキ~ン♪」
というような音になるんですよ。
まさに「月の刃」です。

で、ですよ。
これがLIVEだと、どういうギターの配置になるのか。

2本のエレキギターは柴山さんが立ち代り演奏するのではないでしょうか。実際、JAZZ MASTERの時はそうだったのでしょうから。
リクエストをくださったぴょんた様は、生で観ていらっしゃったのでしょうか。とすれば、さぞかし柴山さん入魂の表情に酔われたことでしょう。

そして、下山さんはアコギを弾くと思うんです。
さすがに、CD通りに2番Aメロ一瞬参加で後はお休み、というワケには行きませんから、楽曲全体を通じてストロークを弾いてくれるのでは。
ベースレスをカバーする役目もありますからね。
今の鉄人バンドが「月の刃」を演奏したら、「届かない花々」ばりのギター・アンサンブルが聴けそうですよ~。

このように。
「月の刃」は、詞曲もアレンジも、演奏も素晴らしい。
しかしながら、他の多くの楽曲例にもれず、一番の魅力はやはりジュリーのヴォーカル!ということになってしまうのが凄いワケで。

アルバム『PANORAMA』でのジュリーのヴォーカルは、良い意味で余裕もありつつ、匂い立つような色気を感じます。40代の、選ばれし男が放つ色気です。
「月の刃」では、ジュリーの真骨頂である”吐息”が炸裂する箇所がありまして

♪ ほら、この手 離さない       で ♪
        F                  C C(onB) Am7

の「で♪」。
ここに注目なさっている方は多いと思います。

しかし僕はこの吐息以上に、1番の同進行部である

♪ 遠い夢のよう          な ♪
       F         C C(onB) Am7

の「な~♪」にヤラれてしまうのですよ~。
男らしい艶があって、喉の震動が伝わってきそうな肉感的なヴォーカル。脳に突き刺さってくるような感覚に加え、「歌」を聴いているにも関わらず、視覚に訴えてくるような迫力すら感じるのです。
「こぼれる♪」の「る♪」の部分も、そう。
それがLIVEでは一体どのような歌唱になるのか、一度体験してみたいです・・・。

僕は以前から自選のオムニバスCDをよく作るのですが、ジュリー堕ち以降その作業に拍車がかかりました。
で、ジュリーCD編集の場合、歌詞の中のワンフレーズを採り上げ、そのフレーズが登場する楽曲を集めて作成することが多いです。
一番ベタなのは「あなた」とか。「涙」とかね。
最近作成した「雨」セレクト集CDは、我が選曲ながら聴き応えがありましたね~。

そんな何枚かの自選編集CDの中で、昨年の夏、たまたま「月の刃」を大トリに配置したものを作って、よく聴いていた時期がありました。
そのせいでしょうか、『PANORAMA』を聴いていて「月の刃」が流れると、頭の中にLIVEのジュリーの映像が浮かんできて、しかもそれは、セットリストの大トリで「月の刃」を歌うシーンなんです。
つまり今回の記事は只の選曲予想ではなく、セットリストの最後の曲が「月の刃」であろう、という、正に”全然当たらない・・・”シリーズにふさわしい身勝手な思いの元に執筆しているワケです~。

まぁ、いきなり『秋の大運動会~涙色の空』での実現は無理にしても、いつかそんなシーンを観てみたい・・・。
「月の刃」はジュリーも気に入っているような気がしますから、可能性はあるかな、と自分に言い聞かせております。

さてさて。
ジュリー新譜のお預けを食らったのが、ちょうど良かった、と言うべきかどうなのか。
狼中年DYNAMITE、毎度のことで最早何の申し開きも致しませんが、明日はちょっと千葉方面へ出かけてきます。
もうね、あれだけ投票を煽った責務だと開き直って、有志と共に必死の形相で、
若きアーティスト・吉田Qさま応援に行ってこようと思っています。

近々にも執筆いたしますが・・・。
灼熱の千葉・ASAHI SUPER DRY THE LIVEレポートを、お暇でしたら読んでやってくださいね。


追記
千葉へお越しのみなさま。
たった今、情報が入りました。KREVAさんが急病で出演できず、タイムテーブルが変更になり、Qさま出演時間もずれてしまうかもしれません。
詳しい開演時間はまだ確認できていません。

再び追記
吉田Qさまの出番は14時半頃に変更になった模様です。
主催のASAHIさんは、開場時刻はそのままに、全体の開演時間を遅らせることで対応なさったようです。何も知らずに早めに来場してしまった方は時間を余らせてはしまいますが、お目当てのアーティストを見逃す、という事態はこれで避けられそうです。
たくさんの人波から同志の皆高さんを見分けて、「奇遇だね」って言いたいわけさ♪

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みなさまからのリクエスト伝授!」カテゴリの記事

コメント

DYさま

え~、まだジュリーのニューシングル聴いていらっしゃらないのですか!?早くー!私の感想は「ジュリーってやっぱ最高♪」です。

『月の刃』って、この美しく壮大なラブソングがPANTAの作品なのですか!?『頭脳警察のPANTA』といえば「超ラジカル・超カリスマ・超こわい」ジュリーと対極な存在と認識していましたが。

ジュリーとPANTAの関係を知り、以前、業界にいる友人が「ロックやってる人間は、口には出さなくても、みんなジュリーに憧れて、意識してて、認めてるの。」と言っていたのを思い出しました。あながち大袈裟でもないのかもと・・・。

この曲、ジュリーに歌ってほしいですね。

DY様、今回も素晴らしいご伝授ありがとうございました。ココを見る度に自分では気づけなかったジュリーの魅力を再確認できるので嬉しいです。

Qサマの応援にいらっしゃるのですね。さすがは「はずれても行く!」男ですね(笑)。レポ楽しみに待ってます。

投稿: フェリーチェ | 2010年8月27日 (金) 10時25分

おぉ、相良氏の話題に続き、PANTAさんのことが来るとは・・・!

PANTAさんが歌う『月の刃』もジュリーとは違うけど、ワイルドセクシーですよ!

昔、PANTAさんと間違われたことがあるオジサンでした(笑)

投稿: いわみ | 2010年8月27日 (金) 10時47分

フェリーチェ様

過分なお言葉・・・ありがとうございます!

新譜、まだ聴いてないんですよ~(泣)。
先輩方から伺ったお話の中で、
「ジュリワンを間に挟んだせいか、ジュリー主役の音源という感じがする」
・・・この感想が、僕の期待を駆り立てているところです。

PANTAさんはステージから離れたらメチャクチャ良い人、と、昔の音楽仲間の先輩から聞いたことがありますが・・・やっぱり僕も「怖そうな人」というイメージがあります。
ジュリーの事はすごく認めていらっしゃるようですよ~。

いわみ先輩

> 昔、PANTAさんと間違われたことがある

ちょ・・・。
マジですか~!!

なんだか、いわみ先輩とお会いするのが少し怖くなってまいりました(笑)。

しかし、PANTAさんと間違われるなんて、ある意味うらやましいですよ。
僕なんて・・・。
ポール・マッカートニーの東京ドーム公演に張り切って帽子をかぶってキメていったつもりだったのですが、通路をウロウロしてたら栗本慎一郎さんに間違われました・・・。

投稿: DYNAMITE | 2010年8月27日 (金) 16時12分

DYさん、お邪魔します。
この楽曲も、今のジュリーが歌ったら、素晴らしい歌唱になるでしょうね~。で、私がこの楽曲のジュリーのボーカルで好きなところは、“突~き刺されてもいい~”のところです。個人的には、このフレーズにPANTAさんとジュリーが組んだ成果が出ていると思います。
ちなみに、「PANORAMA」がリリースされたとき、私はPANTAさんのことを知っていました。なぜならば、私は、高校1年生のときに平岡正明氏の「歌謡曲見えたっ!」で平岡氏のPANTA論を読んでいたからです。平岡氏の作風は、15、6の女の子が読むようなものではないのですが(汗)。神保町で出会ってしまいました。ジュリーに関しては、当たっているところあり、当たっていないところあり…でしたが、他の音楽家の方々に関しては、とても勉強になりました。

投稿: 74年生まれ | 2010年8月27日 (金) 17時16分

DY様
大好きな曲が続いて、うれしいです。
昨年「ジュリーマニア」のDVDで初めて聴き、感動した曲です。
その後、大枚はたいて「パノラマ」を手に入れ聴いています。
サビのメロディーが、とてつもなく美しくて、スケールが大きくて好きです。
ジュリーのヴォーカルは、この歌い方(どういう歌い方か うまくいえませんが....)がいいな~と思います。
一番のお気に入りは、「お前の月の刃になら 例え もう Oh」の ”おおお おっお~ お~~”です。
シビレます! 背中がゾクゾクします。ジュリーじゃなきゃ 歌えません!

投稿: keikoj | 2010年8月27日 (金) 20時27分

DY様こんばんわ。

ロック界の事情には疎いんですが、「頭脳警察」「PANTA]の名前くらいは知ってました。
この曲ホントに大好きなんです。聴きたいなぁ・・・。

「深夜放送ファン」も確か買ったはずなんですが。

でも「恋なんて呼ばない」で話題だった「プリンツ21」を発掘しました。

まだ発掘しきれないモノもあるんですが、忘れた頃に思わぬ所からいろいろ出てくるかも。

新CD、私も直接買おうと思って「もう聴いた!」という皆さまの声をヨダレたらして聞いているひとりです。トホホ・・・。

投稿: nekomodoki | 2010年8月27日 (金) 21時37分

DYさんにはまだニューシングルが届いてなかったんですね。
そうとは知らず、一昨日から何回こちらにお邪魔したことか(涙)
いやいや、気を取り直して(笑)
メイさんとこ同様、一週間後の感想を楽しみにお待ちしています。
「若者よ」は、正確に言うと、
「DY君、あとは君にまかせた!見てるからな~」
という歌でございますわ。


大好きな「月の刃」の伝授もありがとうございました。

>匂い立つような色気を感じます

そうなんです~!
ただの色気じゃなくて匂い立つ色気なんですよね。
「PANORAMA」は好きなアルバムです。
収められた曲のタイトルからして、どれも素敵。センスいいですよね。
吉田建さんプロデュースのアルバム3作品は好きな曲満載で、どれもお気に入りです。

投稿: saba | 2010年8月27日 (金) 21時53分

DYさま、こんばんは。

大大大好きな曲、ありがとうございます。
これはもう、大トリ含め“当たってほしいセトリ予想”です♪
(その他の“当たってほしい曲リスト”は「世界はUp&Fall」と「a long good-bye」)

とはいえ、「ジュリーマニア」DVDでしか聴いたことがないので、
レコーディング音源の演奏&ヴォーカルの伝授はピンときてませんが(泣)。

けれどこの曲、同じ「ジュリーマニア」でも、CDには入ってないんですよね(収録時間の関係でしょうか)。
それを知らずDVDを見て、びっくりしました。
と同時に、この一曲のためだけでも買ってよかった…(涙)と思ったものでした。

明日はやはりいらっしゃるのですね。
蛇の道はへび(笑)…いえいえ、念ずれば通ず、ですね。
くれぐれも熱中症などにはお気をつけて。
家に帰るまでがフェスです!

投稿: だんぼ | 2010年8月27日 (金) 21時56分

オリジナル、あります。
youtube.com/watch?v=VzMUnA8bdoY

投稿: 74年生まれ | 2010年8月27日 (金) 22時14分

DY様 伝授 ありがとうございます。

こんなに早くリクエストに答えてくれるとは思っていなかったので、記事タイトルを見てビックリしました。

PANTAさんの事はあまり詳しくは知らないのですが、
PANTAさん=頭脳警察=恐い というイメージがあったので、
ジュリーの楽曲を作詞・作曲していた事は意外な感じがしたし、
ドーム後、良明さんのブログで「ドームでの打ち上げにPANTAさんも参加していた」と知って、今でもお付き合いがあることにも驚きました。

この曲で印象的なのは 左サイドのギターですよねぇ~
綺麗な澄んだ音ではなく、鑢で削ったような音がたまらないんです。
そして、ジュリーのボーカルが良いのよぉー。
特にギターソロの後の声が凄い!
「もぉー何もとがめぇぇ~」と「何をおびえぇぇ~」の
「ぇぇ~」の震え方にゾクゾクしちゃいます。

極上のジュリーのボーカルに包まれているのに 鑢のようなギターの音が胸にグサグサ突き刺さってくる。そんに感じが大好きなんです。
(↑解かり辛い解釈でゴメンなさい)

私、1990年の「単純な永遠」ライブを最後に 1991年から長く中抜けしていたので、生で「月の刃」は聴いた事がないの。
ぜひライブで聴いてみたいですね。

投稿: ぴょんた | 2010年8月27日 (金) 22時25分

連投&横レス失礼します。

74年生まれさま

オリジナルのご紹介、ありがとうございます!
早速聴いてきました。
ギターも、皆さまが紹介してくださっているヴォーカル各所も胸を打ちます。
今のジュリーの声で聴きたいですね。

いつも、新規ファンを育ててくださるようなコメント、本当にありがとうございます。

投稿: だんぼ | 2010年8月27日 (金) 22時59分

DYさん、今日は。そして、ありがとうございます。
昨日から「月の刃」をリピしています。
やはり何度聴いても飽きない!です。

聴くたびに、解釈を考えてしまう歌詞。
伝授を受けて、演奏にも耳をこらすと、
繰り返される同じパターンの伴奏。
(何だか、ボレロみたい。)
ジュリーのバラードは、甘く濡れた歌声が魅力ですが、
「月の刃」のボーカルは冴え冴えとした印象です。伴奏の空気を歌手も吸い込むんですね。

ああ、これをライブで聴けたらなあ!
ホールをジュリーの宇宙が満たしていくのを体験したいです~(T_T)
今なら、どんな風に歌ってくれるでしょうか?
「ジュリーマニア」のマイムでは、刃は胸に刺さる時は自然におさまり、
抜く時に、こっちが「痛!」と言うほどの反動。
そのあと、しげしげと抜いた刃を見ながら歌っています。
「どう解釈してるんだろう」と見る度に思います。

投稿: morie | 2010年8月28日 (土) 12時25分

74年生まれ様

「突き刺されてもいい~♪」のトコ、いいですよね!
色気があって、語尾のビフラートが力強くて。

平岡さんの評論の話は知りませんでした。
ジュリーについても書いていらっしゃるのですね。
それにしても74年生まれ様お持ちの資料は一体どのくらいあるのでしょうか。
スゴイですね。

keikoj様

ありがとうございます~。

そうそう、僕も「月の刃」を初めて知ったのは「ジュリーマニア」DVDでした。
その時は
「知らない曲やってる・・・」
とポカ~ンとしたものでしたが、今にしてみるとこのステージのセットリストの何と贅沢なことか・・・。

「たとえ、もう~、おっうおぉぉおぉ~♪」
仰る通り、ここも素晴らしい!
この曲も、エンディングへ向けて徐々にテンションが上がっていくスタイルのヴォーカルですよね~。

nekomodoki様

新譜、nekomodoki様もお店組でしたか~。
いやいやそれは売り上げデータに直結する重要なことです。今は辛抱ですよ~。

お目当ての資料がなかなか発掘できない、ということは、つまりそれだけ膨大・莫大な量のお宝の山がまだまだ眠っている、ということですよね?

今後のさらなる発掘を見守っておりますよ~。

saba様

うわ~!畏れ入ります~。
僕はやっぱり、CDについては、売り上げが公式の数字に残るルートで購入しようと考えたものですから・・・。

> DY君、あとは君にまかせた!見てるからな~

そそそっそうなんですか・・・。
こりゃ歌詞カードを熟読する必要がありそうです。
新譜収録曲の記事は、ツアー開始直後になるかと思います。
1曲目だけ直前ギリギリに間に合うかもしれませんが・・・。

初日、もうすぐですね!
本当に楽しみです~。

だんぼ様

ありがとうございます~。
なんとか熱中症にはならず無事に帰還いたしました!
でも、とにかく暑かったですよ~。一番暑かったのはクレーン上にいらっしゃったカメラのお兄さんでしょうが。

> 「世界はUp&Fall」と「a long good-bye」

「世界~」は1曲目に来てもおかしくないですね。
「a long good-bye」は難しいかも。
似ているのはタイトルだけですが、「Long Good By」の方はありそうな気がします。

オリジナル音源、お聴きになれて良かったですね。
74年生まれ様のレスや情報には、僕もいつも助けられております~。

ぴょんた様

こちらこそ、素敵な楽曲のリクエスト、ありがとうございました~。

リクエストを頂いた瞬間に
「あ、ソロでやるかもしれない!」
と、思ったのですよ~。

> 鑢のようなギターの音が胸にグサグサ突き刺さってくる

わかりますわかります!
グサグサ突き刺さってくるギターなのです。
それが、ピッキングハーモニックスという技の効果なのです。

「ぇぇぇ~♪」のジュリーのビフラート、凄まじいですよね。
後半は震えっ放しになるヴォーカル。是非一度LIVEで体感したいです。

morie様

本当に、PANTAさんの詞は奥が深いですよね。
そして、ジュリー自身がどういう解釈で歌っているのか・・・それがやはり一番気になるところです。

「思いをさらす」「時間に身をゆだねる」
ジュリーのヴォーカルから僕はそんな意識を感じます。
しかも、すさまじいまでの客観性を持って。
・・・いかがでしょうか?

今回のツアーかどうかはわかりませんけど、この先のソロLIVEで歌ってくれる曲だということは何故か確信してしまっています。
その日が早く来ますように・・・。

投稿: DYNAMITE | 2010年8月29日 (日) 10時17分

へえ~、「15の時」の楽譜ねえ・・・。

で、思い出しました。似たようなん、うちも持ってるわ・・・ということを。

「深夜放送ファン」という雑誌は持っていませんが、
「沢田研二 ビッグヒット コレクション」というA5サイズの本。
「追憶」が最新曲のころのですね。
ソロシングルA・B面全曲とアルバムから数曲、PYG2曲、タイガース2曲の全37曲。

それから「沢田研二ベスト・コレクション」というB5版のバンドスコア集。
これは「6番目のユ・ウ・ウ・ツ」が最新作で、「TOKIO」以降のシングルA面全曲と、それ以前のヒット曲14曲。

それからアルバム「ストリッパー」収録曲全曲入り豪華写真集・・・

あとはどっから入手したかわからんコピーもの、しかもマニアックな「絆」「悪い予感」「燃えつきた二人」等々・・・。
もちろんコードつきですわ。


意外と楽譜たくさん持ってた・・・。

むむむ・・ぜひDY様に見せてあげたいわ~・・・。どーしましょ・・。

(へんなとこに食いついてスミマセン)

投稿: ちゃちゃ | 2010年8月30日 (月) 12時40分

ちゃちゃ様

ななななんですと~!
お宝ですお宝です!

実は先日カミさんと門前仲町の骨董市にまいりまして、炎天下で平凡&明星の付録歌本を長時間チェックしまくってカミさんに呆れられてきました。
「ロンリーウルフ」の譜面だけのためにパリパリになったブツを購入しました。

はぁ・・・持ってる方はいろいろお持ちなんですねぇ・・・。
ちなみに今僕が最も欲しい譜面は「U・F・O」でございます。

投稿: DYNAMITE | 2010年8月31日 (火) 09時09分

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