沢田研二 「純白の夜明け」
from『JULIEⅡ』、1971
1. 霧笛
2. 港の日々
3. 俺たちは船乗りだ
4. 男の友情
5. 美しい予感
6. 揺れるこころ
7. 純白の夜明け
8. 二人の生活
9. 愛に死す
10. 許されない愛
11. 嘆きの人生
12. 船出の朝
--------------------
僕が1番好きなジュリーのアルバムは、ダントツで『JULIEⅡ』。
このことは、拙ブログ読者のみなさまの多くが御存知のようで、しかもそれがどうやらみなさまにとっては「結構意外なアルバムが1番好きなのね」という感覚を持たれるらしく・・・。
今までお会いしてきた先輩方に「何で?」と尋ねられた事、実はもう十数回。
未だに、その場でうまく説明できておりません。
初めて聴いた時は、そうでもなかったんですよ。
まぁこの時はね、『いくつかの場面』『チャコールグレイの肖像』『今度は、華麗な宴にどうぞ』『A WONDERFUL TIME』と合わせてアルバム5枚一気買いでしたから。
かわるがわる一気に聴いてたら、そりゃすぐに結論は出ません。
最初の印象は、「演奏のミックスが強めで、歌わされてる&やらされてる感バリバリの作品だな」という、言語道断な感想でした。
大変お恥ずかしい。
しばらく経って、夜中に歌詞カードを熟読しながら通して聴いていた瞬間いきなりヤラれ、大興奮してYOKO君に超推薦のメールを打ったのでした。
すぐに電話がかかってきて
「マルチェロマルチェロって言われても、何のこったかわかんねぇ~よ!」
的なYOKO君の質問を受けるに始まり、平日夜更けまで僕は一方的に散々語り倒したものです。
僕はまず、コンセプトアルバムが好き。これはハッキリしています。
ところが最初に『JULIEⅡ』を聴いた時は、そのコンセプト自体が陳腐、と言うか歌謡曲的、と言うか、どうにもうまく噛みくだけない状態でした。
それが突如掌を返したきっかけは、それまで知らなかったタイプのジュリー・ヴォーカルに気がついたからです。
それは、それまで僕の中に勝手に作られていたジュリーのイメージが一新された瞬間でもありました。
このアルバムのヴォーカルを「神だ!」と気がついて以降は、山上さんのコンセプトも神々しく思えるようになり、どの曲も過剰に好きになり、生き生きとした映像が浮かぶようになり・・・。元々最初に聴いた時から、演奏とアレンジの素晴らしさが突出している事は解っていたので、あっという間に『JULIEⅡ』は、僕のジュリーアルバム・ベストワンの座に踊り出ました。
決して完成形ではない、それ故に言い尽くせぬ大きな魅力のあるヴォーカル。
無垢な高音、何をしでかしても笑って許されるいたずら好きな少年が、歌を歌う瞬間だけは天使へと変貌する・・・『JULIEⅡ』のヴォーカルについて、僕にはそんな印象があります。
また、ヴォーカル・ミックスが小さめなのが逆にソソると言いますか。
ジュリー本人、そして周囲のスタッフ誰一人、この作品の録音時点ではまだ「歌の神」の存在に気がついていないまま制作されているのですよ!
(加瀬さんだけは気がついていた説も有力ですが)
それこそが、『JULIEⅡ』の特異な点であり、いまひとつ世間で軽視されている(ように僕は感じてしまいます)要因なのではないでしょうか。
だって、的確なアレンジ・演奏を推しまくった(いや、それはそれで抜群に素晴らしいのですが)ミックス、つまり、ヴォーカル中心の作りにはまったくなっていないのに、よく聴くと実はジュリーのヴォーカルが最も傑出している、というよくわからない仕上りになっているのですから。
ドーム堕ち以前の話ですが、後追いの僕はまず、「これはいわゆるロックであろう」と予想されるアルバムから順に聴いていきました。
『TOKIO』」→『G. S. I LOVE YOU』→『S/T/R/I/P/P/E/R』と攻め、自分はもう完全にジュリーにハマった、という自覚のもと購入したのが、先に挙げた5枚。
ところがこの時点で、まだ僕には「ジュリー=ド派手・ギンギン」というベストテン世代特有のイメージが強く残ったままでした。
そのせいでしょう、『いくつかの場面』『チャコールグレイの肖像』そして『JULIEⅡ』は当時の僕のジュリー像とかなりかけ離れていて、最初は「おや?」という感じでした(汗)。
タイムリーで追いかけていたみなさまは、タイガースからPYG、ソロとすべてがキチンと繋がって、ギンギンのジュリーへと辿り着いたのでしょうが、僕はいきなり時代を遡ったものですから・・・。
一度好きになってみると、70年代のジュリーの変遷、それぞれ何と素晴らしいアルバム達でしょうか。ヒヨッコは今さらながら深く反省するばかりです。
中でも『JULIEⅡ』は特別で。
楽曲の良さ、演奏のクオリティー、コンセプトの統合性、アレンジの緻密さ、洋楽とのタイムリーな関連事項。
これらについては、各収録曲ごとにいくらでも説明できますが、僕がこのアルバムに抱いている、ヴォーカルへの圧倒的な心酔については、一体どう述べて良いものやら・・・。
おそらく主観の領域であることを僕自身が自覚しているのでしょうね。
「愛に死す」なんて、
ココのアレンジがストーンズの「LOVING CUP」みたいだ、とか、3番が2番までと同じコード進行なのにまったく違う別メロの大サビで・・・
などと、色々書きたいことがあるのに、肝心のヴォーカルが好き過ぎて言葉が足らず、なかなか記事に書けないでいる、という恐ろしい状態なのです。
っておい!
いつまでアルバムの話をしている?!
今日のお題は・・・そう、加瀬邦彦さん。
「指」よりも、「感情ドライブ」よりも、僕がジュリーにエロを感じる作品が、実は加瀬さん作曲のナンバーであり、それがこの『JULIEⅡ』に収録されています。
危うい雰囲気を演出するアレンジ、妖美なるメロディー。
名曲「純白の夜明け」、伝授!
(って、前置きが長過ぎて既に読むのをやめてしまっている方々がいらっしゃる予感)
『JULIEⅡ』のヴォーカルは結果的に神レベルになっている(と僕は思う)とは言え、録音現場で、言葉は悪いですがある意味”歌わされている”状態であった事は確かだと思います。
その受身的な取り組みが”若い少年役”というコンセプトに合致し、無垢なヴォーカルへと昇華、マジックを産むワケですが、収録曲の中にいくつか、ジュリーが敢えて「こう歌いたい!」という主張を見せているナンバーがあるように思います。
タイガース時代の洋楽カバー曲の歌唱スタンスに似せた情熱的な表現により、シングル・ヒットを導いた、「許されない愛」。
過剰なまでの感情露出で、複雑な構成の楽曲を完全に手中に収めた、「嘆きの人生」。
そして、ファルセットと地声ギリギリの境界線で発声、ヨガリ・・・いや失礼、官能の言葉をメロディー表現に託した、「純白の夜明け」。
この3曲です。
『JULIEⅡ』を聴き返すたびに常に考えるのは、このアルバムの収録曲、どういう順序でヴォーカルを録っていったんだろう、ということ。
1曲目から順番に、物語に沿って感情を切り替えながら歌っていったとしか思えない・・・そんな出来映えに聴こえてしまいます。
「美しい予感」→「揺れるこころ」→「純白の夜明け」と続くヴォーカルニュアンスの変化・繋がりは特に素晴らしい。それはこの3曲が、物語の上で最も美しいシーンであり、当時のジュリーの容姿・キャラクターにピッタリ重なることも影響しているのでしょう。
それぞれ堯之さん、大野さん、加瀬さんの作曲ナンバーというのも、偶然とは言え意義深いですしね。
「純白の夜明け」は主人公の少年が初めて船乗り夫人と結ばれるシーンを描いたもので、ズバリの内容ですからエロいのは至極当然ですが、ヴォーカルの入り込み度が高いことにより、耽美な雰囲気が全面に押し出ています。
僕はひょっとしたら、『JULIEⅡ』についてだけは、先輩のお姉さま方と同じ乙女目線で鑑賞しているのかもしれません。
先輩方はジュリーのすべてに対してこのエネルギーで立ち向かっているのかと思うと、凄いことだなぁと思ったり。
さて加瀬さんの作曲ですが、ヴォーカルや歌詞にも負けないくらい、妖しいムードを狙っています。
60年代後半~70年代初頭に、アフター・サイケデリックやプログレッシブ・ロックのバンドが流行させた、”長調のトニック→ドミナントのマイナー”というコード進行の応用がAメロに使われています。
普通にトニック→ドミナントの和音移動だと、これは非常に使用頻度の高い進行で、例えば、今をときめく「渚でシャララ」(おかげさまで楽譜の売れ行きは好調です。わざわざご紹介くださった、とも吉様、ねこママ様、本当にありがとうございます!)の場合は
♪渚でシャララ♪
A E7
このパターンですね。王道です。
しかしトニック→ドミナント・マイナーの理屈ですと、この「E7」の部分が「Em」にとって代わる、ということになります。
楽器を嗜まれるお方は、試しにEmで弾いて歌ってみてください。変な感じでしょう?
この「変な感じ」を敢えて狙う。それが、「純白の夜明け」で加瀬さんがやろうとしたことなのです。
ドミナントをマイナーに転換する進行は、あのビートルズの楽曲に使用例が無かったため、当時ロック界での新鮮度が高く、「ちょっと変」「無気味」というイメージを曲に味付けする役割を果たしました。
その後は色々なパターンの楽曲に使用され、今では「ちょっと変わっている」程度で、かなりポップス寄りの解釈がなされています。
ジュリーナンバーで例を挙げますと、
♪夜霧に頬を濡らして♪ (「愛の嵐」)
F Cm
♪蒼く萌える風♪ (「Beloved」)
A Em
調はそれぞれ違いますが、進行の理屈は同じです。
歌メロ部ではありませんが、「明日は晴れる」のイントロ、エンディングにもD→Amという同様の理屈によるコード進行が登場します。
さて、加瀬さんは「純白の夜明け」で、このパターンにさらにひと工夫加えておられまして、
♪夜明けが窓を~♪
Cmaj7 Gm
単純にC→Gmではなく、4和音のコードに置き換えて、どんよりした気だるい(エロい)空気の表現に一役買っています。
このAメロの気だるさが、サビに切り替わったとき
♪夢では~ないの♪
Fmaj7 Em7
という泣きのコード進行の美しさを際立たせる効果もありますね。
『JULIEⅡ』収録曲の緻密なアレンジにつきましては、僕が箱ラーデビューさせて頂くきっかけとなったあいら様の素晴らしいレビューがございますので、まずはそちらをお読み頂くとしまして。
「純白の夜明け」のみならずアルバム全体を通して言えることですが、東海林先生、意外や鋭いロックテイストをお持ちです。
「純白の夜明け」で間奏にトランペットソロを導入するのは、洋楽サイケバラードの流行と関係がありそうな気もします。
この曲は、ピアノやドラムスもカッコ良いサイケデリック・ロックの味ですね~。
僕の大好きな「シー・エミリー・プレイ」(ピンク・フロイド)のバラード版といった趣の仕上がりです。
先に述べたAメロ部、Cmaj7→Gm7の箇所は音階で言うと「ド・ミ・ソ・シ」→「レ・ファ・ソ・シ♭」という和音移動なのですが、2つの和音構成唯一の共通音である「ソ」の音を、両方のコード演奏部2小節にまたがって歌う女声コーラスも、アレンジの肝かと思います。
あと、重要なのは東海林先生入魂のアレンジに見事に応える演奏陣の高い技量。
『JULIEⅡ』は、邦洋楽問わず、1971年時点でのロック・レコードにおいて最高峰の演奏であることは強調しておきたいです。特にアコースティック・ギターのテクニックには驚かされました。
こんな音源が、あの時代の日本でリリースされていたとは。しかもそれがジュリーのアルバムですからねぇ・・・。
僕は基本的に、普通にCDを持ってさえいれば、お宝のレコード盤アイテムを集めよう、と思う気持ちはさほどありませんが、この『JULIEⅡ』だけは、中古屋でレコード盤を見つけたら買ってしまうかもしれません。
あの歌詞カードを、レコードのライナーサイズで欲しいのよ~。
CD版の歌詞カードには、細かいですがトホホな誤植もありますからね。それについては、いつか「揺れるこころ」の記事にて書かせて頂くとしましょう。
気になるお方は、一足先にCDの歌詞カード、「揺れるこころ」のページをチェックし直してみてみてくださいね。
誤植は歌詞部ではなく、ストーリー部ですよ~。
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コメント
瀬戸口さま。
素晴らしいご伝授、ありがとうございます。
まさに、ど真ん中ですわ。
加瀬さんの曲で・・と言われた時に、
「純白の夜明け」でしょうと思いました。
日生劇場のリサイタルで、JULIEⅡを組曲にして歌った時、「嘆きの人生」にジュリーが凄い歌手なんだと、打ちのめされました。
それ以前、このアルバムを聴いた時に「純白の夜明け」の官能の余韻の気だるさを漂わせた歌声にホントに驚きました。
弱冠23歳のジュリーにこの表現力を引きだしたのは加瀬さんの曲でしょう。
それがあるはずだと、加瀬さんは確信していたと思います。
おっしゃるように、この時ジュリーは歌わされていたと思います。
この曲にこの歌詞が載せられて差し出された時、ジュリーは曲が持つ、官能的な気だるさに誘われてというか導かれて歌ったのではないでしょうか。
その感応力を加瀬さんは知っていたと思います。
ソロアルバム2枚目にして、ジュリーが楽曲との間に濃い関係を結ぶことのできる歌い手であることを自分ではまだ気付かずに歌っていることがなお、このアルバムをきらめかせていますね。
わたしもJULIEⅡは特別なアルバムです。
投稿: | 2010年3月17日 (水) 23時15分
瀬戸口さま、
名無しのコメントはmomoでございます。
興奮して、あせりました~
投稿: momo | 2010年3月17日 (水) 23時18分
Dy様
しょーもない泣き言を聞いてくださいませ。LP版の「JULIE Ⅱ」行方不明なんですぅ。CD版は去年山野楽器で一度見つけたんですが、そのときは「Ⅱ」にするか、「Ⅳ」にするか迷い(手持ち金の関係で)結局「Ⅳ」を買ったんです。その後「Ⅱ」を買いに行ったらもう無い!
大きなショップに行く度に確認するのですが、「Ⅱ」はどこにもありません。「Ⅳ」はあるのに。
アー、あの時なんで「Ⅱ」を先に買わなかったのか。23日にジュリワン買いに行くとき取り寄せ頼んだら手に入るでしょうか。「純白の夜明け」と「美しい予感」が聞きたい。
投稿: nekomodoki | 2010年3月17日 (水) 23時43分
はじめまして~
デビューした時から15年くらいファンでした。タイガース、PYG、ソロになっても数えきれないくらいコンサートに行きました。
ちょっとお聞きしたいことがあります。
「きっと幸せになれる人なのに僕がいるからなれない…」のフレーズの曲目が思い出せずキモチ悪いです。教えていただけないでしょうか?
投稿: モチ | 2010年3月17日 (水) 23時57分
モチ様
「Without You」です。
カバー曲ですが、JULIEが訳詩をしています。’72年の日生劇場のリサイタルで歌ったものがボックスコレクションに収録されていました。その後歌ったことがあるかなー?
投稿: nekomodoki | 2010年3月18日 (木) 00時24分
↑
勝手に答えちゃってすみません。丁度聴いていたもので…。
投稿: nekomodoki | 2010年3月18日 (木) 00時47分
このアルバムは私にとってもベストワンであると共に記念すべき1枚です。
タイガース時代からジュリーのことは大好きでしたが、まだ小学生だったのでレコードを買うまでには至らず。
本格的にジュリーに嵌ってから最初に買ったアルバムがこの「JULIEⅡ」です。
「美しい予感」「純白の夜明け」「霧笛」「嘆きの人生」「揺れるこころ」他の曲も全て・・・
大好きな曲だらけで今聴いても鳥肌物です^^
レコードを持っていながらCDを買ってしまったのもこれが最初でした^^;
一番聴き返す率が高いアルバムですね。
投稿: hayami | 2010年3月18日 (木) 11時03分
DY様
こんにちは
毎日お邪魔していたのですが、読み逃げばかりで、失礼いたしました
私も このアルバム大好きです!!
当時 私が「聴きたい」と思っていたジュリーにドンピシャでした。ですから 初めて聞いた時から、お気に入りでした。
特に好きなのは 「美しい予感」から「嘆きの人生」です。レコードでは 「揺れる心」のあと レコードをひっくり返さなければならないのに、CDでは そのまま続けて聴けるので、うれしい~と思いました。
「純白の夜明け」は 今では 余裕で聞いていますが、当時15歳だったので この歌詞、この曲、このアレンジ、この歌い方.......刺激的でしたわ
発売当時 すぎやまこういちさんが ご自分のラジオ番組で 「嘆きの人生」をかけ ジュリーの表現力をほめてくださって、とてもうれしかったことを覚えています
ストーリーもロマンチックで、この物語で、この歌を全部入れて 映画つくってくれないかな~~ なんて思っていました。(もちろん ジュリー主演でね)
今聴いても、うっとりできるアルバムです。
伝授 ありがとうございました。
投稿: keikoj | 2010年3月18日 (木) 15時12分
お~!このアルバムを評価してくださってありがとうございます!
私もこのアルバム、大好きです。
と言っても発売当時はまだ子供で
なんかピンとこず
このアルバムが大好きになったのは
10年ぐらいたってからです。
特に大好きなのは「美しい予感」です。
ほんとにジュリーの歌の表現力はもう天性のものですよね!!
投稿: ナタリー | 2010年3月18日 (木) 17時21分
こんばんは。
昨夜「SONGS」をつけていたら、どうやら24日は放送がないらしく、31日の予告が流れました!
ジュリーの気配を感じたのに、不意打ちでドライヤーを止めるのが間に合わず、音は聞けなかったのですが、あの口の動きはたぶん「涙がこぼれちゃう」。
お顔のどアップと歌詞そのままの振りに、一瞬固まりました~。
ところで「JULIEⅡ」。
おやすみタイムにかけるアルバムの一つです。
初めて聴いた時は「マルチェロって… ぷぷっ」と思いましたが、今では大好きな一枚です。
リアルタイムでは「勝手にしやがれ」以降しか知らない世代にとって、70年代前半のヴォーカルと楽曲群は、儚くもまばゆい宝石のようです。
加瀬さんが作られる曲の振れ幅は広いですね。
最近「ホタテのロックンロール」が裕也さん作詞・加瀬さん作曲と知り、驚愕しました!
一体どれだけひきだしがあるのでしょうか。
〉nekomodokiさま
はじめまして。いつも貴重なお話をありがとうございます。
「Ⅱ」のCDですが、どうやら現在メーカーに在庫がないみたいです…。
中古のEMI盤は持っているんですけど、「なんか全体的に音が小さい?」「この歌詞カードのきれいなのが欲しい~」とマニア心が頭をもたげ、昨年秋にリマスター盤を地元家電量販店で取り寄せてもらおうとしたんです。
そうしたら、店員さんが危険を察知したのか、その場でメーカーさんに在庫確認をされたところ「在庫がありません」と…。
全国的なチェーン店なら、店舗間で融通が利くかも、とタワレコで注文しても結果は同じでした。
山野楽器のオンラインショップでも注文できない状態ですし…。
差し出口をきいた上に、役に立たない情報で申し訳ありません。
その他のお店で手に入るといいですね!
投稿: だんぼ | 2010年3月18日 (木) 18時44分
もうどうしても手に入らないものなんでしょうか。
聴いた記憶があるから 買ったはずのレコード どうしても 見つけられません。
DY様が 絶賛される度に 何度も家捜しを繰り返しているのですが…
聴きたい気持ちが 日に日に高まって 苦しいこのごろです。
投稿: youko | 2010年3月18日 (木) 19時29分
>nekomodokiさま
JulieⅡ、札幌市内の某shopに今のところ在庫ありまっせ。
なんでしたら代理購入しましょうか?
投稿: 白兎 | 2010年3月18日 (木) 21時27分
みなさま~。
AMAZONのアフィリエイト登録がうまくいかないなぁ~と昨日思ってはいましたが…。
え、え、え?
「JULIEⅡ」のCDが品切れですと~?!
それはイカンでしょ!
この機に歌詞カード誤植も直して、再販を~。
☆
momo様
素晴らしい。
素晴らしいですよ、momo様。
> ソロアルバム2枚目にして、ジュリーが楽曲との間に濃い関係を結ぶことのできる歌い手であることを自分ではまだ気付かずに歌っていることがなお、このアルバムをきらめかせていますね
このお言葉が、「JULIEⅡ」をすべて言い表しています!僕が書きたかったのはまさにこういう事なのです!
さすがリスペクトすべき先輩です。
そして。
> 日生劇場のリサイタルで、JULIEⅡを組曲にして歌った
うがぁ~~~~~!
夢のようなお話…。参りましたぁ!
☆
nekomodoki様
ショックです。
今世の中では、「JULIEⅡ」が品切れなのですね…。
このまま絶版なんて事になったら、僕はこの先どういうスタンスでこのアルバムの収録曲を記事にしていけば良いのやら…。
メーカー切れらしいので、さすがの山野さんでも無理でしょう。
AMAZONさんでの良心的な中古出品が見つかるのが一番良いのですが…。
このまま「幻の名盤」になってしまうのはしのびないです。
☆
モチ様
nekomodoki様がいらっしゃって助かりました!
僕も「ウィズアウト・ユー」のLIVE音源は聴いたことがありますが、訳詞まで把握はしておりませんでしたもので…。
「ウィズアウト・ユー」はわりと最近、マライヤ・キャリーが歌って有名になりましたが、元々バッドフィンガーというイギリスのバンドの作品です。
彼等はビートルズの一番弟子バンドなんですよ!
☆
nekomodoki様
助かりました~!ホッ。
ありがとうございました。
☆
hayami様
おぉぉ~!ひょっとして「JULIEⅡ」、日頃お世話になっている先輩方の評価は高い?
嬉しいですね~。
hayami様にとっては、記念すべきジュリー本格堕ち後の初購入LPというワケですね。
それだけでも特別ですが、中身がまたスゴイですからね!
yoko君は「Ⅵ」の方が全然好きなんですよ。
だからそっちの感想の方が普通なのかな、と思っておりましたが、先輩方のご賛同を頂き、有頂天になっております~。
☆
keikoj様
いえいえ~。
こうして、いつもは控え目なお方が、曲が好き過ぎて我慢できずにコメントしてくださる事こそ、伝授冥利につきるというものですよ~。
ありがとうございます!
そうか!レコードだと「揺れるこころ」までがA面なのですね。
どんな感覚なのでしょう…それはそれで良さそうです。
レコードひっくり返してる間に雷でも鳴ったら完璧じゃないですか~?
「ジュリーⅡ」の映画化、あったらいいですね~。
しかし、それはさすがにあの頃のジュリーでなければ…。
今のジュリーだと、船長の役でしょうか。
☆
ナタリー様
う~ん、確かに幼い子供に「純白の夜明け」の良さはなかなか理解が難しいですかね…。
10年たって(つまり、ストリッパー」の頃、という事ですよね?)大好きになる…それもイイお話じゃありませんか!
仰る通り!
「美しい予感」、もちろん大名曲ですよ~。
カミさんと出会った頃、ジュリーのマイセレクト編集CDをプレゼントした事がありますが、「美しい予感」、入れました…とか余計な話を暴露するくらい、先輩方のご賛同が嬉しいです!
ありがとうございます。
☆
だんぼ様
僕はJ先輩から「涙がこぼれちゃう」で告知、という話は聞いていたんですよ~。
(矢沢永吉さんの回に流れたんだそうです)
放映が本当に楽しみですね!
センセイの鞄が始まり、ジュリワンアルバム発売→SONGS放映と、にぎやかな月末になりそうです。
加瀬さんの引き出しの広さはスゴイです。
「純白の夜明け」のような曲は、ワンズではあり得ませんからね。
ちゃんと、ジュリーのために作曲していますよね。
☆
youko様
僕もみなさまのお話を聞いてビックリしているところです。
かなり前から品切れ状態のようですね。
僕はそれを知らずに毎回絶賛…うぅ、申し訳ありません~。
しらみつぶしにお店を当たるのも、無かった時の虚脱感を考えると…。
「ジュリーのCDが2枚ずつ棚に突き刺さっている率」の高い我が家ですが、「JULIEⅡ」は1枚しかなく、お力にもなれません…。
あれほどの大名盤、何とか再販して頂きたいものです。
☆
白兎様
おぉ、それはnekomodoki様もお歓びでは?
お礼にシーシーシーして貰えますよ~、きっと。
nekomodoki様の了解がとれましたら、僕がアドレスの仲介をいたしますね!
投稿: DYNAMITE | 2010年3月18日 (木) 21時34分
だんぼ 様
「SONGS」 予告があったんですか?
うわー見損ねた。
情報ありがとうございます。「Ⅱ」やっぱりないんですね。再販してくれないかな。もう一度LP、探してみます。youko 様もあきらめずに探しましょう。お互いに。
投稿: nekomodoki | 2010年3月18日 (木) 21時47分
nekomodoki様
レコード発掘の道をお選びに…。
同じ気持ちのJ友さんを思いやっての決断ですね…。
僕が「来タルベキ素敵」CDを発掘した時は半年かかりましたが…あるには違いない場合は、必ずありますからね。
なにとぞご健闘を~。
投稿: DYNAMITE | 2010年3月18日 (木) 21時58分
白兎様
本当ですか?
是非欲しいです。
とりあえず確保しておいてくださーい!
DY様
この場を連絡のために使わせて頂いてよろしいでしょうか?
投稿: nekomodoki | 2010年3月18日 (木) 22時00分
↑
すみません。
前のコメントを書き込んだ時は白兎様のコメントが出ていなかったもので。
あると聞けばやっぱり欲しくなっちゃいます。他にもさがしてらっしゃる方がいるんですものね。2枚はないんでしょうね?
投稿: nekomodoki | 2010年3月18日 (木) 22時05分
nekomodoki様
正規のお店で売り上げに貢献するのですから、何も遠慮することはありませんよ~。
ここは白兎様のご好意におすがりする運命なのでは…。
本当に、多くの先輩方にこのアルバムを聴きなおして頂きたいのです。
僕も普段、CD店に出入りする機会は多いですから、youko様ほか、お求めでお困りの先輩方のために、欠かさず在庫チェックしようと思います!
投稿: DYNAMITE | 2010年3月18日 (木) 22時44分
モチです。nekomodokiさんありがとう。
どうりでネットで歌詞を検索しても出てこなかったのですね~やっと胸のつかえが取れました。ありがとうございます。
投稿: モチ | 2010年3月19日 (金) 00時03分
ええ もちろん 超絶美じゅり でね!
映画作ってほしい と思ったのは、当時です。
今なら 確かに 船長さんですものね.......
投稿: keikoj | 2010年3月19日 (金) 06時54分
JULIEⅡ 気になりながらずっとそのままにしていました。
でも、これを読んで、楽天で探したけど、
どうも、どこにもないみたいで・・・
ほんとはCDで欲しかったけども、iTunesでダウンロードしちゃいました。1800円なり~でしたわ。
後半の方の数曲しか記憶に無くて、
あれ?このアルバムの頃もファンだったのに
これは気付かなかったのかなぁ??
だから純白の夜明けも、まったく聴き覚えがないんですよ。
なんでかな?・・・
とにかく、iPodに入れて散歩時のお楽しみにしますわ~~
投稿: くすくす | 2010年3月19日 (金) 08時14分
モチ様
僕もnekomodoki様には何度もお世話になっております。
今後ともジュリーと共に、拙ブログをどうかごひいきに~。
☆
keikoj様
あ…やはりそうですよね…。
でも僕は船長ジュリーも見てみたいですよ。
年齢を重ね、その時代ごとに違った魅力があるのもジュリーの特性でしょうか。
☆
くすくす様
「JULIEⅡ」、本当に何処にも無いようですね。
あれほどの大名盤が…。
ダウンロードですと、歌詞カードが手に入らないのが痛いですね。
歌詞も重要ですが、「JULIEⅡ」はストーリーと写真も重要ですから。
そんな、歌詞カードを持たないみなさまには、ストーリー付きのこちら。
http://www.youtube.com/user/MONDIEU625#p/f/10/Ze7960bRfng
もう御存知だったでしょうか…。
このup主さまのジュリーへの確かな愛情には、本当に脱帽いたします。
「JULIEⅡ」は全曲ございますよ~。
投稿: DYNAMITE | 2010年3月19日 (金) 21時24分
実家を離れて早30年、このLPも実家に残っているはず。
タイガース後期ソロアルバムを出し、解散してPYGのメンバーとなり2枚のアルバムと数枚のシングル、そして、ソロデビュー。
君をのせてに続いて、たしかロンドンのスタジオで録音したんでしたっけ?
ずいぶん聴いていませんね…。
記載されてあったYouTubeにアクセスして、本当に久しぶりに聴きました。
すると、自然に歌詞が出てくるんですね…。
井上堯之バンドといっしょのコンサートとか、オーケストラとコーラスのついたリサイタルとか、一瞬に思い出してしまいました。
それにしても、沢田さんの声の若い事、なんのてらいもなく、自然にすうーっと出てくるあの声、本当に僕も若かったとあわせて思い起こしてしまいました。
初めての紅白も、あの曲だったよね…。
dynamiteさん、きっかけを作ってくれてありがとうございました。
ほとんどのアルバムも実家に残していますが、たまには、お墓参りをかねて出かけましょうか。
投稿: 船越誠 | 2010年3月19日 (金) 22時31分
ありがとうございます。
「純白の夜明け」「美しい予感」本当に久々に聞けました。感無量です。この映像もストーリーの白い文字も見覚えがあります。どこで放送したものか思い出せないのですが、こんなきれいに残していた方がいらしたなんて。ほかの曲も早く聞きたい。
でもやはりCDも欲しいです。このアルバムを聞きながらの通勤ならいつもの景色も少しは変わりそうですから。もちろんジャケットと歌詞カードも欲しいし。
DY様
そそっかしくてご迷惑ばかりかけているのにいつもお優しい言葉、とてもうれしいです。
ではこれから他の曲を楽しみにいきまーす。
投稿: nekomodoki | 2010年3月19日 (金) 23時05分
nekomodoki様
無事、捕獲しましたよ~
それとですね、どうも支店にもう1枚ありそうな感じなのです!
どなたか欲しい方いらっしゃいますか~~?
31日には病院通所にて井上さんのミニライブがあります。
その時間に会議が入ったりしなければ、また行って来たいと思います。
投稿: 白兎 | 2010年3月20日 (土) 20時23分
白兎様
ありがとうございます。あるところにはあるんですね。しみじみ。
今朝お返事のメール送ったんですが、どうも送信状態が悪くてちゃんと送れたかどうか不安なんです。
着いてないようなら又送り直します。
北海道は大好きでもう5回位結構長期の旅行をしています。又行きたいな。その時はお茶できたらうれしいですね。
投稿: nekomodoki | 2010年3月20日 (土) 20時53分
みなさま。
予定ではこの連休、RRGのLIVEに行ってみるつもりでしたが、バンドの最終ミックス作業のため断念いたしました。
暖かくなり、睡眠時間が増えてまいります予感。
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船越様
大先輩にとっての懐かしい思い出を呼び起こせたなら、こんな執筆者冥利な事はありません。
こちらもすごく嬉しいお言葉です。ありがとうございます。
「JULIEⅡ」のヴォーカルには本当にてらいがなく、自然に言葉とメロディーが出てきています。素晴らしい声ですよね。
桜舞う季節にお墓参りですか~。
そして久しぶりにジュリーのLPに触れていらしてくださいね!
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nekomodoki様
あのUP主様はスゴイですよね。
僕も見つけた時は感動しましたよ~。
CDは無事にゲットできそうですね!
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白兎様
このたびは色々とありがとうございました。
堯之さんのコンサートレポ、もし参加できましたら、また遠慮なくこちらのコメント欄をレポート執筆にご利用くださいね!
楽しみにしております~。
投稿: DYNAMITE | 2010年3月20日 (土) 22時52分
DY様
白兎様から「JULIEⅡ」届きました。
きょうのお墓参りに聴きながらドライブ。
ダンナは最初新しいアルバムかと思ったみたいで「何で許されない愛が入ってんの?」だって。
出かける前ダンナが「JULIEのヒット曲集ある?」と聞くのでA面コレクションもクルマのHDに入れながらずっと聴いてました。「ジュリー祭り」はライブのせいか、曲のデータがでてこなかったそうです。今日はちゃんと出てきて姉ともどもイントロクイズ状態になりました。
取次ぎ、本当にありがとうございました。
白兎様
ありがとうございました。
投稿: nekomodoki | 2010年3月22日 (月) 18時14分
nekomodoki様
わー、よかったですね!
残念な情報だけ書き込んで、私自身は何の力にもなれず、気になっていました。
白兎様、私からもありがとうございます。
DYNAMITE様
先輩方、本当にみなさん優しいですね…。
いつか私もお役に立てるよう、精進します。
投稿: だんぼ | 2010年3月22日 (月) 19時04分
だんぼ 様
いいえ、だんぼ様の情報がなかったら今も都内を幻を求めて彷徨っていたかも(笑)
ありがとうございました
投稿: nekomodoki | 2010年3月22日 (月) 20時15分
nekomodoki様
いや~良かったです!
僕の「純白の夜明け」の記事がきっかけになったのですから…お役に立てました~。
白兎様のご親切と行動力に、僕も感謝です!
ジュリーの輪がどんどん広がりますね。
僕もいつかは札幌でジュリーを~!
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だんぼ様
だんぼ様も、色々とご親切をありがとうございます。
おかげさまで、新しいジュリ友の輪に貢献できました!
今回の件では、在庫僅かのアイテム、品切れから数年しか経たない場合は、地方の大都市が狙い目だという事が解りましたね。
あ、でもそれはやっぱりメジャーリリースの話にはなりますか…。
いずれにせよ、お店で購入するのは大切なことかと思います。
投稿: DYNAMITE | 2010年3月23日 (火) 22時59分