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2010年2月27日 (土)

恐縮です!(幕間)

言葉が過ぎてもいけないし、足りなくてもいけない・・・。
曲がりなりにも、多くの読者の方々を持つ発信者として、僕にはまだまだ至らぬ点が多いようです。
努力しなければ、と気合を入れ直すのも、もう4度目のことです。

色々と考えているうちに、言葉が足らない方の事柄でひとつ気になる件が出てきましたので、御報告申しあげます。

先日の記事にて、GSの楽譜の発売についてみなさまに御案内さしあげたのですが、実はこの本には、書式の点でハンデがございます。
絶版商品の復刻として、以前から版下のあった60年代の収載曲と、今回新たに採譜・追加収録することになった「渚でシャララ」では、譜面の書式が統一されていないのです

復刻の譜面は、いわゆる「フリーハンド」というスタイルの版下を流用しています。
簡単に言いますと、手書きです。
昔の楽譜業界には、このフリーハンド専門の職人さんが多く活躍していました。安定した読みやすい文字、味のある音符の表記など、特殊な手作業の技術を持った職人さんの書式は、おもにギター譜、メロディー譜で重宝されておりました。
ギターを嗜む先輩方の中には、そういう書式の楽譜を御覧になった方も多いのではないでしょうか。

ところが、コンピューターの導入によって、楽譜は別に特殊な技術を持たない人でも、簡単にレイアウトできるようになり、フリーハンドは急速に需要が減り、職人さん達もいなくなってしまったのです。
ですから、今度発売となる「グループ・サウンズ・コレクション」では、60年代の名曲群がフリーハンドスタイルでズラリと収載された、その一番最後に、「渚でシャララ」の譜面が、コンピューターでレイアウトされた書式で掲載される、という統一感に欠ける作りになっております。

フリーハンドの衰退による書式不統一については各社、数多く例があり、僕も無意識のうちにそれを常識的に捉えてしまっていたようで、先日の記事には触れていませんでしたが、そういった事情を御存知ないみなさまからすれば、「何故こんな書式の状態になっているのか」と、購入後に疑問に思われるほうが自然のような気がしてまいりました。
言葉が足りなかったように思います。

楽譜業界のそういった事情を何卒踏まえて頂き、書式不統一の件についてはどうかご了承頂きたく思います。
もう予約なさって下さった方々もいらっしゃるのに、説明が遅れましたこと、大変申し訳ございませんでした。

重ねまして、どうぞよろしくお願い申しあげます。

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コメント

こんにちは。
DYNAMITEさんが常々謙虚だからこそ、多くの方がツッコミという名の助け舟を出されるんだと思います。
日常の暮らしの中でも仕事でも、指摘してくださるうちが花ですよね…。

ところで今回のご本、いろんなめぐりあわせと情熱によって、生まれるべくして生み出されたんですね。
こうやって一人ひとりが自分の持ち場で力を尽くすことで、あちこちで小さな流れが始まり、それが集まって再び大河になることを確信します。
地下水脈はまだまだ豊富なはずですから!
楽譜は嫌々ピアノを習っていた中学生時代(レッスン中、あまりにイヤで泣いたことも;恥)からご無沙汰ですが…
書式の違い、店頭に並んだらチェックしてみます。

投稿: だんぼ | 2010年2月28日 (日) 19時19分

だんぼ様

ありがとうございます~。
ジュリーファンのみなさまは、僕より先輩の方々が圧倒的に多いので、若輩者が一生懸命にやっていれば、いざ間違いを起こした時に、指導してくださいます。
ありがたいことです…。

僕の楽譜企画もそうですが、今は日本全国各地で、色々な人が色々な方法で「渚でシャララ」やジュリーへの思いを行動に移しておられるのだと思っています。
そんな方々と、いつか思いをひとつに共有できる日を目指し、頑張りたいですね。

僕も、中学まで書道をやっていましたが、だんぼ様と同じく、イヤイヤでしたよ~。

投稿: DYNAMITE | 2010年2月28日 (日) 23時07分

DYNAMITEさま

手書きの楽譜、心惹かれます。
昨日、戦前に上海に渡ったジャズミュージシャンたちを
描いたお芝居を見てまいりました。
その昔それこそ台詞を覚えるくらい、繰り返し見た大好きな、
「上海バンスキング」というお芝居なのですが、その中で海の向こうから届く新しい譜面に
心躍らせるジャズメンの姿がとても印象的な場面があります。
あの譜面はどんなに美しい手書きの楽譜だったのでしょうか。
DYさまのこの記事を読ませていただきそんなことに思いをめぐらせてしまいました。

投稿: りい | 2010年3月 1日 (月) 22時19分

りい様

おぉ~よく御存知ですね!
ジャズの楽譜は、明らかにフリーハンドのニーズが高いのです。
特殊なジャンルなのだなぁ、といつも思います。
いつか、ジャズ・ランニングベースの教則本がコンピューターのレイアウトになったら、おそらく売れなくなるでしょう。

パート譜がズラッと連続で書かれているのがジャズ譜の醍醐味。
まず優れた「個」であれ、という信念が、他のジャンルの音楽よりも強いような気がしますね。

しかし…りい様。
22時19分のカキコですか!
TVを前に…冷静でいらっしゃる~。

投稿: DYNAMITE | 2010年3月 1日 (月) 23時53分

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