沢田研二 「書きかけのメロディー」
from『JEWEL JULIE -追憶-』、1974
1. お前は魔法使い
2. 書きかけのメロディー
3. 親父のように
4. ママとドキドキ
5. 四月の雪
6. ジュリアン
7. 衣裳
8. ヘイ・デイヴ
9. 悲しい戦い
10. バイ・バイ・バイ
11. 追憶
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僕は実際観る事ができませんでしたが、先日、覚和歌子さんが母校の子供たちに作詞のレクチャーをする、という内容の番組が放映されたこと、御存知の方も多いでしょう。
親切な先輩がこのブログのコメント欄にレビューを書いて下さったので、僕も僅かながら放映の雰囲気を味わうことができました。
どうもありがとうございます。
ハッ、と思ったのは、番組内での覚さんのスタンスが、「詞と曲が一体となって歌が完成」というものだったという事です。
「歌ありき」「メロディーありき」・・・それはもちろん「演奏ありき」でもあるでしょう。
ただカッコイイ詞を書けば良い、という事ではなく、歌として、メロディーとして人の口から発声されて初めて、心の奥から拾い集めた言葉たちに光が当たる・・・その至福、楽しさ。覚さんが子供たちに伝えたのは、そういう事だったようです。
ジュリーが覚さんの詞を高く評価しているのも必然だったんだなぁ、と思いました。
何故なら、曲作りという作業に関して、ジュリー自身が覚さんと似た感性を20代の頃から持ち続けていたからです。
自分独りで作詞・作曲をする場合ももちろんそうですが、どちらかが詞を書き、どちらかが曲を書く、という共同作業の魅力。詞と曲の相互作用による魔法・・・これをジュリーは、驚くほど早い段階で、音楽人として自覚していたと思うんですよね、僕は。
今日は、そんな魔法を存分に感じることのできる井上バンド期、幾多の初期ジュリーナンバーの中から、正にそのものズバリ!のテーマでジュリーが詞を書いたと推察される名曲、「書きかけのメロディー」を採り上げてみたいと思います。
アルバム「JEWEL JULIE」から、伝授!
この曲では、詞・曲という崇高な共同作業を、そのまま若い男女の立場に置き換えて歌っています。
歌の中で、ジュリーはメロディーを書き、「君」が詞を書く(ややこしいけれど、実際にはジュリーが詞を書いて、大野さんが作曲)という形で、若い恋人たちの結びつきを表現。
「僕」(ジュリー)が奏でるメロディーが、「愛の言葉とたわむれて♪」やがて歌となってゆく至福の時間。
しかしいつしか二人の愛に亀裂が生じると
♪ 君が散りばめた言葉の続きを書こうとして
君のように上手く書けはしないと
ひとりごとをいっている♪
という事態に陥ってしまうのです。
♪ 二人の未来に光をそそぐのは
互いの暖かい愛だけがすべてと
信じていたけれども 今ではもう♪
このサビ部、決して大ゲサに嘆くのではなく、淡々と語るように描かれるのがジュリー作詞の真骨頂。大野さんの作曲も相乗効果となって、切ないながらも美しい名曲に仕上がっています。
メロディーと詞が一体化する事によって導かれる、シンプルながらもキラキラと光る詞の中の言葉。
その意味で、この曲での作詞家・ジュリーは、師である安井かずみさんの域に肉迫したと言えるのではないでしょうか。
特に「信じていたけれども、今ではもう♪」という倒置法の1行が、美しい旋律も相まって、ZUZUの作詞作品を聴いているかのようです。
またこの詞作は、覚さんの言う「心の奥底から言葉を引き上げる」という手法とも合致します。本当に、うわべではなく、ジュリー自身の体内から生まれ出た言葉である事は、詞を読めば誰でも分かります。
2009年、覚和歌子さんが子供達にレクチャーした奥義を、若きジュリーが30年以上前に早々と実践した「書きかけのメロディー」というナンバーは、もっともっと高く評価されるべき名曲です。
大野さんの作曲も、阿久さんとのコンビ時代とは趣が異なり、非常にみずみずしい繊細なものです。
井上さんの「遠い旅」に対して、大野さんの「書きかけのメロディー」。
お二人の若い感性が純粋に剥き出しとなったこの2曲は、井上バンド期のジュリーナンバーにあって貴重なトラックだと言えますね。
「JEWEL JULIE」は、セルフプロデュース初の作品「JULIEⅣ~今僕は倖せです」と同じく、井上バンドという仲間と楽しく角突き合わせながら制作されたアルバムで、良い意味で荒削りな演奏・ミックスが魅力ですが、そんな中この「書きかけのメロディー」の演奏が突出した真面目モードである事も、非常に興味深い点です。
70年代アメリカンロック屈指の実力派であるザ・バンドの音作りを彷彿させる名演。
将来作曲家として大成する大野さんの根幹にあった何かが、バンドのメンバーをしてそうさせたのでしょうか。
特にベースは、サリーのプレイヤーとしてのキャリア中最高の出来映えと言ってよいでしょう。
無論、ジュリーのヴォーカルの素晴らしさは言うまでもなく・・・サビで「愛だけが」と歌う部分で必殺のかすれ声が炸裂し、誰もが心をわし摑みされますよね。
しかし・・・。
ジュリー渾身の作詞であるだけに、歌詞カードの誤植は許し難いものがあります!
1番の初っ端の歌詞が
♪ 僕がピアノとたわむれて 弾き出すメロディーに
僕がピアノとたわむれて 弾き出すメロディーに ♪
全く同じフレーズがそのまま2行続けて表記されているんですよ。
本当の歌詞は
♪ 僕がピアノとたわむれて 弾き出すメロディーに
君が言葉を散りばめていた 夢見るような毎日 ♪
という、とても重要な導入部なのです~。
この誤植はCDのみなのでしょうか?もしかして、レコードの時代からこういう誤表記だったのかなぁ?
もしもCDのみの誤植だとしたら、完全なコピペミスでしょうからねぇ。
今後の再プレスの際には、キチンと直して頂きたいところですね・・・。
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コメント
DYさん、お邪魔します。
私がこの作品を初めて聴いたときの感想は『くい足りない…』その理由は阿久さんとの作品とは趣が異なるのが、主な理由でしょうが、それだけでは説明できない部分を自分なりに考えてみました。
この作品が、私のように、くい足りないと思わせるほどに淡々と歌われているように聞こえるのは、ジュリーのボーカルのクセを付けずに色を付ける、という特性が大野さんの曲によって引き出されたのだと思います。つまり、詞と曲が一体になることによってボーカルも変わる、そのようなことを示している作品だと、個人的には思います。
投稿: 74年生まれ | 2009年10月13日 (火) 12時48分
あわてて レコード 引っ張り出しました。
レコードの方の歌詞カードも 同じフレーズがならんでいます。
ずっと 気がつかなかった というか この曲 あまり記憶に残っていなかった。
じっくり聴き直してみたいと思います
投稿: youko | 2009年10月13日 (火) 18時36分
私も、youkoさんに釣られて(?)LPレコード持って来ました。
歌詞カード…読めない…小さい文字列。。
よくよく見てみると…確かに。
初っ端から間違ってるじゃん!!!!
どーなのよ??
私気付いてなかったの??自問自答してる。。。。。
でも、歌詞見ながら聴いてたし
ジュリーと一緒に歌ってたしな。。。
そんな誤植なんて気にならない
アナログ時代だったのかもね。
大好きな・大好きなアルバム「jewel julie」
しっとりとした曲大スキです。
女子高生がひっそりと、一人部屋で…
ジュリーの歌に耳をかたむけ…うっとり…
と、思いきや…「ママとドキドキ」や
「悲しい戦い」でノリノリ!!!
楽しい楽しい…乙女時代でした。
井上バンドが有っての、ロックン・ジュリーだったと
改めて思い出しました。
>井上さんの「遠い旅」に対して、
大野さんの「書きかけのメロディー」
こういう解説・伝授は大発見です。
「遠い旅」も、今晩聴いてみよ~っと。
私の大好きな時期の御伝授有難うございます。
投稿: のん | 2009年10月13日 (火) 19時42分
みなさま~。
今回も早速のコメント、どうもありがとうございます!
☆
74年生まれ様
う~ん、お気持ち分かるような気もいたします。
特に74年生まれ様は、最も多感な青春の時期に、CO-CoLO期・大野さんナンバーを聴いていらっしゃるわけですからね。
僕は今日たまたま「架空のオペラLIVE」を聴いておりましたので、その点察する事ができます。素晴らしい楽曲ばかりですしね。
あと、これは僕の個人的な思いかもしれないですけど、「Jewel Julie」は収録曲の曲順がもうひと工夫あれば…と考えています。
「書きかけのメロディー」は「JULIEⅣ」で言えば「不良時代」の位置に配置すればもっと光ったような気がするんですよ…。
☆
youko様
早速レコードを確認して頂き、恐縮です!
そうですか…ずっと以前から歌詞カード誤植の状態だったのですね…。
CD化の際の校正が入らなかったという事ですか…それならまぁ仕方ないかなぁ、と思います。
みなさまのご記憶の薄い楽曲、というのは想像しておりましたよ~。
この機会に是非、聴き直してみて頂きたくて。
youko様のように「じっくり聴き直してみます」と仰って頂ける事が、僕にとって何よりの執筆エネルギーになるんですよ!
ありがとうございます~。
☆
のん様
確かにあの時代は、洋楽レコードも誤植が多かったですけど、購買層が大らかでしたね~。
洋楽の場合だと、曲順さえもが間違って明記してある、なんて事がよくありましたよ。
ビートルズ「アビー・ロード」の裏ジャケ表記とか、有名です。
「Jewel Julie」をお好きなお姉さま方は多いですね!
激しい曲と物悲しい曲がちょうど半分ずつの収録。これは正に井上バンドあっての作品・名盤です。
>井上さんの「遠い旅」に対して、
大野さんの「書きかけのメロディー」
こういう解説・伝授は大発見です。
「遠い旅」も、今晩聴いてみよ~っと。
ありがとうございます!
のん様、「遠い旅」を聴くのは久しぶりなのでしょうか?
ハンカチのご用意を~!
投稿: DYNAMITE | 2009年10月13日 (火) 21時46分
あの、ちょっと思い出したんですが
タイガースの「淋しい雨」の歌詞カードには
まるまる1コーラス歌ってない歌詞が書いてあるんです
当時も「??」と思いながら、ま、ええかと流してたんですが
先日買ったCDBOXの解説によると
デモテープ段階での歌詞が、レコーディングでカットされたにも関わらず
そのまま掲載されたそうです
何につけ大らかだったんですねー
なので、この歌詞も誤植ではなく確信犯では?と思ったりしてるんですが
このアルバムはみんなの記憶に薄くないと思いますよ。
「4月の雪」の1フレーズを使ってもすぐに反応を返してくださる方もいたし^^
タイガース時代はともかく
ジュリーの歌詞間違いにはファンは慣れていたので
歌詞カードもあまり気にしてなかったとか(^^ゞ
投稿: メイ | 2009年10月13日 (火) 23時19分
メイ様、いらっしゃいませ~!
たった今、ライブスケジュールを強引に文章化したところでございます…。
確か以前にメイ様が「転載禁止なので」と、巧みに文章の中で説明していらっしゃったなぁ、という事を思い出しまして(汗)。
「淋しい雨」の件、そんな事があったのですか~!
まさかと思い手持ちのシングルコレクションを確認しましたが、そちらはさすがに校正されているのですね。
「Jewel Julie」はズバリ、メイ様のブログアドレスですから、きっとお言葉以上に思い入れのある作品なのだなぁ、と想像しております。
中でも「四月の雪」は、お好きな先輩方が多いようですね!
僕は「ジュリアン」が一番好きなのですが、今回は「埋もれてしまっている名曲なのかなぁ」と推測しまして、「書きかけのメロディー」を採り上げました。
このアルバム、最低でもあと3曲くらいは記事にしたいと思っていますよ~!
投稿: DYNAMITE | 2009年10月14日 (水) 00時52分
ウェブマスター様の今回記事
にみる分析には全て同感いた
します。と同時に、
ことばの
選び方にかなり気をお使い
ですね(笑)。否定的な要素を
あえて肯定的な言い回しで
表現なさってるデショ?、
本心を申すなら拙は…この
アルバムのミキシングは
ちょっと不出来だなぁ,と
感じています。(『追憶』は
シングル盤と異なる味で工夫
されていて面白いので可)
その年に発売されていた他の
レコード(日本のフォーク勢
の録音盤)に比べると、雑で
音の厚みを欠いているので
ライヴ演奏のほうが迫力あった
のではないかなぁ,と推察します。
まぁ、それは置きまして,
このアルバムはアナログ盤で
鑑賞するのとCDで聴くのと
では印象がかなり違います。
LPジャケの紙質が郵便葉書
みたいな感触で「紙です!」
とゆう趣きです。つまり、
このジャケットは雑誌の表紙
なんです。「第8号発行!
ジュリーアルバム宝石特集」
というようなイメージ。。
好きですょ、いちばん。
完璧に仕上らなかったフリー
ペーパーへの愛着に似た感。
1974年といえば…、
CARPENTERS来日,太陽にほえ
ろ!ジーパン刑事,愛と誠,
かぐや姫,ジョンデンバー,
桃井かおり,秋吉久美子,
etc.…。
時勢は優しさを求めていた?
のかなぁ、よく判りませんが
中学1年生だったから。。
☆
投稿: 鉛筆 | 2009年10月14日 (水) 01時38分
ウェブマスター様、
♪『ジュリアン』
お待ちします。
ジュリアン,は本来、男子の
名。ところが女優が出現で
くつがえった!
そこんとこ,よろしく。
シェケナベイベ
投稿: 鉛筆 | 2009年10月14日 (水) 01時48分
薄れゆく記憶を蘇らせて下さり、ありがとうございます!
ロックンツアー'74は、まさしく、この「Jewel Julie」を
ひっさげてのツアーだったと思います。
「書きかけのメロディー」ももちろん歌ってくれました。
タイトルを見ただけでジュリーの声が聴こえてきます(涙)
当時まだ高校生でしたが、このコンサート見たさに、
北海道~東京と追っかけをしてしまいました(^_^;)
「ジュリアン」はその時は、詩&曲を作った
速水清司さんが歌ったのではなかったかと記憶しているのですが、
間違っていたらごめんなさい(^^ゞ
レコードの歌詞のことが出てましたので、
私もレコードを色々見てみたのですが、
「レオ・セイヤー」のLPが出てきまして…ん??
ジュリーが何かをカヴァーしたのだろうとは思いましたが、
「はるかなる想い」という曲でした。
久しぶりに針を落としてみて、ジュリーの声ではありませんが、
懐かしさでまたまた涙です。
歳を取ると涙もろくて・・・(笑)
また次なる曲のご伝授、楽しみにしております。
いじけている可愛いアルバム達に光を~
投稿: ウモン | 2009年10月14日 (水) 20時05分
みなさま~!
そぼ降る雨の中(東京だけ?)、今日もコメントありがとうございます~。
☆
鉛筆様
LPのお話、そうだったんですか~!
>「第8号発行!
ジュリーアルバム宝石特集」
とは、なかなか鋭いキャッチコピーだと思いましたよ~。雰囲気が伝わります!
今の僕は基本、ジュリーに関してはどの時代・どのアルバム・どのミックスも、全肯定の域に達しておりますです…。
熱病のようなものですかねぇ。
「Jewel~」については1点、「追憶」が浮いているような気はしています。
この曲は強力なシングルとして独立させ、同時期の「遠い旅」の収録とか…ダメだったでしょうか…。
できればすべての楽曲を井上バンドのアレンジで固めてほしかったなぁ…。
「ジュリアン」
鉛筆様はリクエスト初めてですね!これは書かねば!
でもその前に、速水さんの事を勉強しないと…。
しばらくご猶予くださいませ~。
☆
ウモン様
くぅ~「ロックンツアー'74」!
うらやましいですよ~。
しかも高校生で北海道まで!
このアルバムの楽曲達は、ウモン様にとってはまさに青春と直結しているわけですね!
「書きかけのメロディー」は、おそらくアルバムの中では目立たない方だと思うんです。
でもきっと多くの先輩方が、今改めて聴くと泣いちゃう曲…そんな気がします。
ジュリーは今、作詞家としても、作曲家としても、そしてプロデューサーとしても、大きな結実の時期ですよね。
その血となり肉となっているのが、ウモン様の仰る
「いじけている可愛いアルバム達」
なのではないでしょうか?
僕にできることなら、これからもそんなアルバム、そんな楽曲の数々を、どんどん記事にしていく所存です!
どうか変わらぬ叱咤・激励の程を~!
よろしくお願いいたします。
投稿: DYNAMITE | 2009年10月14日 (水) 21時46分
JEWEL JULIE
ジャケットを手にした時のこと
1974年と言えば ROCK'N TOURが始まった年で 初遠征したので よく覚えています。
全国ツアーを始めたのもジュリーが最初で、当時は昼夜2回公演で、熱いコンサートでしたよ。
覚さん
NHK再放送私も見ました。
覚さんが手がけたCDが15枚映り
ジュリーのは
「A SAINT IN THE NIGHT」
「Beautiful World」
のジャケットがありました。
全曲覚さんですから ご自身思い入れもあるのではないでしょうか
著書『青天白日』の中で
「ジュリーとのご縁」というのがあります。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4794966040.html
以前覚さんのHPでこのエッセイが読めました。
確かこんな内容だったと思います。
*******************
大学卒業後 富士山へUFOを見に行くのに誘われ車で出かけたけど
車で聞く音楽を持っていってなかったので
途中のお店(ドライブイン?)に寄ったら
演歌ばかりのカセットの中に
沢田研二全集 と山口百恵全集があったので迷わず沢田研二全集を購入
道中BGMにしていたら
「この曲も知っている この曲も歌える」
とジュリーの歌の素晴らしさに感動し
「絶対私はこのジュリーの作詞陣の中に名前を連ねる」とまだ作詞家として名も売れていなかったのに強く思い
UFOには遭遇できなかったけど
帰り道も ずっとジュリーを聴いて行った。
それからまもなく吉田建さんからTELがあり
「荻野目洋子の曲を書いて欲しい」と
私は嬉しくて とうとうチャンスがやってきたと思った。
なぜなら 吉田建はその当時ジュリーのプロデューサーでありバックバンドをやっていたからである。
それから10年私は沢田研二の作詞陣の中に名前を連ねているのである。
強く願うと宇宙の流れがその方向に向かい
実現すると私は思うのです。
*******************
エッセイを元に'04出版された「青天白日」は読んでいないので 加筆された部分もあるかと思います。
'05 「greenboy」の♪永遠系以降はありませんが
還暦過ぎたジュリーの歌う覚さんの詞聴いてみたいです。
投稿: くれーぷ | 2009年10月14日 (水) 22時56分
くれーぷ様、いらっしゃいませ~。
またしても興味深い御伝授、ありがとうございます!
まったく知らないお話でした。
覚さんは、吉田建さん繋がりだったのですね。
「ビューティフル・ワールド」のジャケットが映った、というのも嬉しいお話ですが
> 強く願うと宇宙の流れがその方向に向かい
実現すると私は思うのです。
この覚さんの言葉は正に詩人的発想とも言えると思いますが、ジュリーを好きになって、ジュリーの楽曲を通じて覚さんの詞に初めて出逢った身としましては、圧倒的な説得力を感じずにはいられませんよ~。
覚さんの新しい詞を今のジュリーならどのように歌うのか…。
僕ならずとも、みなさま胸躍るシチュエーションだと想像いたします。
僕は凡人ですが、それでも宇宙の流れを引き寄せるべく「強く願う」努力をしてみます!
渋谷初日とファイナルの抽選、当たれ~当たれ~。
投稿: DYNAMITE | 2009年10月15日 (木) 00時36分
こんばんは。
「JEWEL JULIE」は前から欲しいと思っていたアルバムでしたから、この記事を読ませてもらいすぐに購入しました(^^)v
「書きかけのメロディー」…こんなに素敵な曲があったのですね〜☆
哀愁漂うメロディーライン、さらにジュリーの優しくて切ないボーカル。。ライブで聞いてみたいです(゚-゚)♪
「追憶」は個人的にちょっと想い出がありまして。
中学生の時、小学生の時の担任の先生(女性)の家へ友達と遊びに行ったのですが、その先生の部屋に「追憶」のレコードが!‥レコードでも掛けようか?‥と、先生と一緒に聴いたという懐かしい想い出があります。先生もジュリーのファンだったんでしょうね(^^)たぶん‥。
投稿: Nami | 2009年10月26日 (月) 22時48分
Nami様、いらっしゃいませ~。
嬉しいです~。
僕がこの「書きかけのメロディー」の記事を思いたったのは、Nami様が以前コメントに書いてくださった覚さんの番組レポがきっかけです。
その記事を今度はNami様が読んでくださり、「JEWEL JULIE」を購入…。
これこそ、ブログ執筆者冥利に尽きますし、読者のみなさまとのジュリー繋がりを実感できるお話ですよ~。
ありがとうございます!
その先生は、ドームに行かれたでしょうかねぇ…。
気になりますのは、その時先生とNami様達が鑑賞したのが「追憶」だけだったのか、はたまたレコードをひっくり返して、B面屈指の名曲「甘いたわむれ」までどっぷりとジュリー漬けなさったのか、ということです~。
投稿: DYNAMITE | 2009年10月26日 (月) 23時39分