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2009年8月19日 (水)

沢田研二 「フ・ドゥ・トワ」

from『KENJI SAWADA』、1976

Kenjisawadafrance

1. MON AMOUR JE VIENS DU BOUT DU MONDE
2. JULIANA
3. SEUL AVEC MA MUSIQUE
4. GO!SUZY GO!
5. 追憶
6. 時の過ぎゆくままに
7. FOU DE TOI
8. MA GEISHA DE FRANCE
9. ITSUMI
10. RUN WITH THE DEVIL
11. ATENDS-MOI
12. 白い部屋

---------------------

みなさま、ジュリーの吐息は好きですか~?

聞くまでもありませんでしたか。
本日の「ジュリー・ヴォーカル徹底分析コーナー」は、「はひふへほ」のお話です。

以前、ジュリーの外国語ヴォーカルは、ヘタすると日本語よりも表現力豊かだったりする場合がある、というような事を書きました。
中でも、シャンソンポップス=フランス語。
ここまでジュリー・ヴォーカルの魅力にぴったりの発音言語は他にないんじゃないか、と僕は考えます。
もちろんジュリーは英語ヴォーカルも素敵ですけど、適性として考えるならばフランス語が圧倒的。ダントツではないでしょうか。

理由は、ジュリーの吐息にあります。
おフランスなアルバム「KENJI SAWADA」から、吐息連発で乙女昇天間違いナシ!の素晴らしいヴォーカルで魅了します、名曲「FOU DE TOI」、伝授!

僕は大学で2年間だけフランス語を学びました。
フランス語は文法的に英語と似通っていて、さほどとっつきにくい言語ではありません。
ただ、名詞に女性名詞と男性名詞があって、それぞれ異なった冠詞がくっついてくる、というのが一番の違いでしょうか。英語だと「The」1個で済むところを、「La」「Le」という2つの冠詞を使い分けなければなりません。

で、習い始めはまずアルファベットの発音からやっていくワケですが。
「A(あ~)」「B(べ~)」「C(せ~)」とか言ってね。
「英語とたいして変わらないじゃん」とナメてかかっていたところ、最初の難関がやってまいります。

「R」

これ、どう発音すると思います?
英語読みをカタカナ表記するなら「あ~る」ですよね(って、平仮名じゃん)。
フランス語だと何とコレが

「え~ふ」

です。
さらに言うと「ふ」とハッキリ「発音する」と言うよりは、軽くローソクを吹き消す時の「ふっ」を横に口を広げる感じで「吐息をかける」みたいにして、出すんです。
単語の繋がりによってはこれが「は」に化けたり「ひ」に化けたり。

英語と同じように、「R」というアルファベットはフランス語においても単語綴りの使用頻度が高いワケで。
必然、発音慣れしていない「R」に気を遣って練習していくうち、「R」のみならずすべてのアルファベットについて「吐息感覚」が身につきます。
この「吐息感覚」がフランス語の醍醐味なんですね。
「パリ」と言うより「パヒ」なんですよ。
例えば、「ストリッパー」は英語ですけど、これをフランス人が読むと「ふとひっぱは」みたいな感じに聞こえるはずです。
フランス語が「女性的で優しい言語」と言われるのは、この柔らかな吐息感覚に依る所が大きいのです。

「KENJI SAWADA」というアルバムは、全12曲中7曲がフランス語ヴォーカルで、2曲が英語、残る3曲が「追憶」「時の過ぎゆくままに」「白い部屋」という変則的な作りですが、日本人ヴォーカリスト・沢田研二を異国フランスに知らしめるには、かえってその構成が効を奏したのではないでしょうか。
ご当地日本でのヒット曲(いや、「白い部屋」がヒット曲なのかどうかはこの際置いておく)も聴けるし、さらに英語曲もあって、そして何よりメインはフランス語で頑張って歌ってて。
彼の地のリスナー達の高感度大だったんじゃないかなぁ。

で、我々ご当地の人間がこのアルバムを聴くと、ですね。
彼の地の方々にとっては当たり前な、フランス語での吐息連発ヴォーカル。これがとてもシビレるのですよ。

特に吐息全開で炸裂するのが、お題の楽曲「FOU DE TOI」。

「ふ~♪ふ~♪ふ~♪ふ、でとわ~♪」

イントロわずか1小節を受けて、いきなりこんな調子のヴォーカルでスタート。ジュリーの吐息が耳元にかかってかかって、大変です。
短調へ移行する展開部のメロディーも、これがまた美しく、朗々と高音で謳いあげたかと思うと、直後にはまた「ふ~♪ふ~♪」と吐息がやってきます。
演奏はストリングスが大活躍で他楽器が目立ちませんが、ドラムスが隠れた熱演!
トドメがラストのヴォーカル「とわ~~~♪」、絶唱。
この最高音は背筋に電気走りますよ。

ジュリーは昨夜のラジオで「若い頃は歌が下手だった」と言ってたらしいですけど、とんでもない!
ただ、「巴里にひとり」の日本語ヴァージョンとフランス語ヴァージョンを聴き比べた時、フランス語の方がロングトーンの音程が安定しているのは確かです。よほど適性があったのでしょう。
LIVEで「巴里にひとり」フランス語ヴァージョンの方をジュリーが好んで歌うのは、そちらの方が歌いやすいからなのでしょうね。

「KENJI SAWADA」は、特殊な企画盤という事もあって、聴く機会を少なくしていらっしゃる方が多くはないですか?
これは名盤です。この機に是非聴き直してみて下さい。
収録曲のバランスも良いですし、「FOU DE TOI」以外のフランス語楽曲もすべて名曲ですよ。
CDの歌詞カードには訳詞もついてます。「ATTENDS-MOI」とか、詞がすごくイイんだ~。
お持ちでない方は、今すぐポチッと。

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ジュリー・ヴォーカル徹底分析!」カテゴリの記事

コメント

突然のコメント失礼致します。
失礼ながら、相互リンクしていただきたくて、コメントさせていただきました。
http://sirube-note.com/french/

もしよろしければ、こちらのページから相互リンク登録していただけましたら幸いです。
http://sirube-note.com/french/link/register/
今後ともよろしくお願い致します。
ELwd14ts

投稿: sirube | 2009年8月19日 (水) 01時20分

初めまして!
実はDY様のブログはかなり前からこっそり読ませて頂いていたのですが、
書き込むのは初めてで・・ちょっと恥ずかしい~
今回の「FOU DE TOI」を読んで思わずポチッとしてしまいました!!
昔レコードは持っていた記憶はあるんやけど、
いかんせん、プレイヤーがとうの昔に壊れてしまって聴けないし、引越しを繰り返した事もあって、
何枚かあったLPは数年前に全部売ってしまったのですよ・・・
今はレコードをデジタル化できる物があるらしいですね。
そんな事知らなかったもので・・・
知ってたら置いといたのにぃ~~!って後悔してますが、遅いですね。
Kenji Sawadaに入っている曲もそんなわけで
全部聴いた事はあるんですけど、
やっぱりまた聴きたくなりました!!!!

ジュリーの吐息、いいですね~
フランスがすごく似合いますよね。

今、こつこつとCDを買ったり、DVDを買ったり
しています。
こちらのブログはたくさん参考にさせて頂いてます。
DVD「明日は晴れる」もDY様のブログを読んですぐに購入しました。
今回はKenji Sawadaと一緒についでにジュリー祭のCDも買っちゃいました!
(ついでの方が高いんやけど)
あ、もちろん、ジュリー祭のDVDはすでに購入済みで昨日3回目見たところです。
3回目にして、詩がすごく心に響いてきて
涙涙でした。なんでしょうね、1回目よりも2回目、2回目よりも3回目・・・
どんどん、どんどん心に響いてくるんですね。

これからも楽しみにしています。

投稿: くすくす | 2009年8月19日 (水) 07時33分

DYNAMITEさん、

フランス語の説明ありがとうございます。フランス語に触れたことがなかったので、とっても興味深かったです。
ジュリーのイタリア語もいいですよね^^。カンツォーネ。
是非、「CHI SEI」 もお願いします。


聞く間でも→聞くまでも、ですよね^^。
へへ、突っ込んですいません。

投稿: Rei | 2009年8月19日 (水) 12時02分

こんにちわ。ちょっとお久しぶりです。
いつもながら、ジュリーへの愛有る考察が素晴らしいですね!
私もフランス語を2年だけ第2外国語で習いましたが・・・全く身につきませんでした。でも、このアルバムは大好きです。
「ふぅ~でとわ」は「巴里にひとり」より好きで、当時良く聴いた覚えがあります。
 ↑ 私この春LPレコードをデジタル化してPCに取り込み、CDに録音できるプレーヤーを購入しました!凄く良い感じです。PCからポータブル・オーディオに入れて色々楽しんでいます。
 ↑ 「CHI SEI」は大好きなんですけど、CDの「Julie Song Calendar」に入っているものより、ニーノ・ロータの時の方が迫力が有って好きです。

期待に違わない選曲・・・有り難うございます!!!

投稿: oba | 2009年8月19日 (水) 18時01分

以前、おまパラをリクエストしましたあみです。
同名の方がいらしゃったみたいで、気が付かずにあみを名乗ってしまい、ご迷惑をおかけしました。これからは、「あみあみ」を名乗ろうと思います。初代あみ様、この場をお借りしてお詫び致します。ごめんなさい。
 大人しくしていようと思ったのですが、大好きなアルバムから、これまた大好きな曲を解説頂けたので嬉しくて、出てきちゃいました。
有難うございます。これからも楽しみに拝見させて頂きます。楽しみに拝見しています。

投稿: あみあみ | 2009年8月19日 (水) 22時10分

みなさま、今日もコメントありがとうございます!

意外な曲で大繁盛!
ジュリーファンの先輩方は、僕が「こんな曲、みなさん覚えていらっしゃるんだろうか?」と失礼な事を考えながら書いた時に、必ず好意的に反応してくれます。
ジュリー道は深い…そして僕はまだまだ甘い!
そう思った次第です。

sirube様

お伺いして驚きました~。
フランス語に関する先着情報をみなさまが共有できるHPを主宰していらっしゃるのですね。

アカデミックな記事の中に、僕のような素人のブログが並んでいて、何か申し訳ないような…。
お恥ずかしい次第です。
僕のブログが果たしてお役に立てるかどうか解りませんが、近々にリンクの手配をさせて頂きます。
どうぞよろしくお願い申しあげます~。

くすくす様

はじめまして。
ようこそいらっしゃいました~!

お名前は、日頃tomi様のお家でお見かけしております。コメント頂けて嬉しいです。

今まで、くすくす様のジュリー係数上昇に貢献していたとは露知らず…ありがとうございます。

レコードを手放してから、かなり経っていらっしゃるのでしょうか?
もしそうでしたら、「Kenji Sawada」というアルバムは、新しい発見に満ち満ちていると思いますよ!

今後ともよろしくお願い申しあげます~。

Rei様

あたたかいツッコミ、ありがとうございます。
直しましたよ~。

いやお恥ずかしい。
フランス語は2年間かじっただけですので解説と言えますかどうか…。
とにかくただ、ジュリーのフランス語ヴォーカルの素晴らしさを書きたかったのです~。

「CHI SEI」は、「師走-ROMANTIX」を観て大好きになりました。
ただ、僕はイタリア語がまったく解らないんですよ~。
僕のイメージ的には、「唾を飛ばす」言語。
「たぬきそば」が「ツァヌキソッヴァ」みたいな?

ジュリーの唾は好きですか~?

という、記事を書くことになるのかなぁ…。
機会を見て挑戦させて頂きます~。

oba様

本当に、「この曲はちょっとマニアック過ぎたかな?」と思いながら書いた記事に、必ずいつもコメント頂けるのがoba様です!
ありがとうございます~。

「巴里にひとり」と「FOU DE TOI」を比較なさるお気持ち、わかりますよ~。
この2曲は構成が似てるんですよね。
Aメロの出だしで演奏がストップする箇所の和音進行などが同じなのです。

歌詞を含めた全体の仕上がりは、「巴里にひとり」に軍配があがり、シングルはこちらで大成功だと思いますが、ヴォーカルの魅力を語るなら「FOU DE TOI」でしょう!

一番最後の「ふ~、ふ~♪」だけ、すごくタメて歌っています(だから「ふ~」の回数が1回少ない笑)よね。
あの辺り、特にシビれる箇所のひとつだと思います~。

あみあみ様

「おまパラ」「Whisper」リクエストのあみあみ様ですね!
お久しぶりです~。

このアルバム、この曲がお好きとの事。今回コメントを頂けた他のみなさまもそうですが、自分が先輩方と似た感性でジュリーを聴けているような実感が持てて、嬉しく思います。

このアルバムを聴くと、ジュリーのフランスでの成功は必然のような気がします。
例えば、「de」は「どぅ」と発音するのが正しいんですけど、ジュリーのヴォーカルはどちらかと言うと「で」に聴こえます。
想像ですが、これ、フランスの方々からすると「ヤンチャな子供っぽい」感じに聴こえると思うんですよ。
当時のジュリーのキャラに合っていたのではないでしょうか。

アルバムは今、僕の部屋のBGMで流れています。
「いづみ」のメロも、イイですね~♪


投稿: DYNAMITE | 2009年8月19日 (水) 23時20分

こんばんは。来ちゃいました
何故、夜中に書き込むのか…ナチュラルハイか?陽のあるときに書けるように頑張ります。
なるほど、経験者はこう聴くのかと、興味深く読ませていただきました。
沢田さんは、フランスレコーディングを回想して、発音がダメ出しの連続で、涙が出た。って話してますから、かなり苦労したんでしょうね…ジュリーのフランス語ボーカルは、涙の滲む?超人的努力と天性のセンスの結晶なのです!
ジュリーの世界は、深い…。
PSなぜ相模太郎かというと、沢田さんのお父上が沢田さんの幼少時代によく聴いていたと自叙伝で読んで、影響受けてるかも、と思って聴いたら、自分的にはビンゴ!でした。お試しあれ。

投稿: 74年生まれ | 2009年8月20日 (木) 01時27分

あらら、tomi様の所に書き込んでたのを見られましたか!
あぁ、そうですよね、ジュリー関係の主だったサイトはみなさんご存知ですもんね。

ほんま、ジュリー係数うなぎのぼりです!
貝塚だけで終わりのつもりだった今回のツアーも
厚生年金にも行く事にしちゃって、チケット買っちゃいましたから・・

でも、まだまだ持ってないCDやDVDいっぱいです~~

LPは手放してから8年~9年ですけど、
もうずいぶん長い事聴けない状態だったので
何十年も聴いてないと思います。

これからも伝授よろしくお願いします!!

投稿: くすくす | 2009年8月20日 (木) 07時25分

DYNAMITEさん お久しぶりです。
九州のお盆は忙しく やっと一息ついたと思ったら、神戸が明後日に迫っています。

KENJI SAWADAから、ありがとうございます。

私の一押しは ♪ATTENDS-MOIです。
「1998 ROCKAN TOUR 」オープニングはこの曲です。
50歳のジュリーが登場した途端
会場からため息が・・

白い衣装が素敵で
DVDでも充分感じられると思ってますが
生で観たくれトモさんは 客席から
「うわぁ~」と凄かったと話していました。

日本語のジュリーの詞なので
'76 とまた違った♪ATTENDS-MOIを聴くことができます。

ジュリーのフランス語 とてもここちよいですね。

♪巴里にひとり スペイン語
♪勝手にしやがれ 英語

「KENJI SAWADA」の中のいくつか
ドイツ語 なんてのも存在するんですよ。

投稿: くれーぷ | 2009年8月20日 (木) 20時55分

みなさま、今日もコメントありがとうございます!

東京はどうにか朝晩の涼しさを感じられるようにはなって参りました。
おフランスジュリーを聴くには、いい季節ですよ~。

74年生まれ様

あの当時は、レコーディング指導はキッチリやっていたでしょうから、いきなりフランス語を歌ったジュリーも大変だったでしょうねぇ。
でも僕は、外国語のヴォーカルは多少ひっかかって歌う方が、母国の方々に受け入れられやすいと思います。
完璧だったら逆に気持ち悪いんじゃないかなぁ。
その点も含めて、ジュリーは上手いと思います。
トークではなく、歌ですからね~。

相模太郎さん…そんなお話がありましたか!
僕はどうも、ジュリー関連の知識が楽曲作品に偏っておりまして、それ以外の事は、ほとんどこのブログのみなさまからのコメントに頼るトコロ大!の状態です。
ありがたや~。

くすくす様

復活組でいらっしゃったのですね!
僕はこのツアー、復活組の方々と多くお話させて頂いていますけど、みなさま一様に、特殊な温度をお持ちなんですよ。
恋の再燃、おそるべしです。

お持ちでないアルバムやDVDが多いというのは、うらやましい限りですよ。

僕の記事が少しでもその助けになっているのであれば、こんな光栄なことはありません。
今後も頑張ってまいりますよ~。

くれーぷ様

確かに、九州のお盆は忙しい!
母がバッタバッタしていた事を思い出します。
「亡くなったおばあちゃんの魂が家にちゃんと帰ってこれるように」
と、玄関に提灯ぶらさげたりとか。
東京では、見ないですねぇ、そういう光景…。

「ATTENDS-MOI」も名曲ですよね。
記事にも書きましたが、詞がイイんですよ。もちろんヴォーカルも無敵ですが。
フランスでセカンドシングルを出すなら、この曲だったでしょうね。

それにしても。
くれーぷ様の盟友・くれトモ様って、ホントに過去全ツアーを生で観ていらっしゃるのではないですか?
なんだかもう、そう確信してしまってますよ…。

投稿: DYNAMITE | 2009年8月20日 (木) 23時26分

DYNAMITEさん

♪ATTENDS-MOIはまさしくフランスでのセカンドシングルですよ。
フランスでは4枚シングル出してて、その他の国もウィキで確認できます。

♪ATTENDS-MOIの日本語の詞も素敵です。

そうそう 玄関に提灯、お墓にも。。
こちらは精霊流しは爆竹が凄く
子供の頃は耳栓して見に行きました。
さださんの♪精霊流しのイメージで来られた方はびっくり!!です。

投稿: くれーぷ | 2009年8月20日 (木) 23時43分

くれーぷ様

毎度、御教授ありがとうございます!
Wiki覗いてきました。

知らなかった…。
更に、「FOU DE TOI」はフランスのサード・シングルですか~。
大名曲なんですけど、「MON AMOUR~」とちょっとイメージがかぶるんじゃないかなぁ。
僕だったらサードは「いづみ」にしますね。
短調の美しいメロで、なおかつオリエンタルな感じで。

そして。
4枚目の「ELLE」って…。
どんな曲だ~?(泣)。

まだまだ僕の知らない楽曲や知らないヴァージョンがたくさんあるのですね。

果てしないジュリー道。

投稿: DYNAMITE | 2009年8月21日 (金) 22時41分

JULIEは、アメリカよりヨーロッパが似合いますね。

吐息と言えば『巴里にひとり』の
♪何を見てもあなた感じる~ の「かん~」と
♪孤独な心にはまぶしい~ の「まぶ~」の
部分(お解りになります?)の吐息まじりの歌い方にゾクゾクします。

フランス語はてんで解らないのですが
JULIEの歌は耳から入る音をカタカナで頭に刷り込んで覚えました。
(余談ながら、ルネ・シマールの「ミドリ色の屋根」も好きでした)

投稿: やっこ | 2009年8月22日 (土) 22時54分

DYNAMITE 様

いつも懐かしい曲の伝授、ありがとうございます。
フランスで発売のシングルとLP、久しぶりに引っ張り出して聴いてみようと思います^^
「ELLE」お聴きになった事がないですか?
you tubeでkenji sawada 「ELLE」で検索すると見つかると思いますので是非聴いてみて下さいね。
私はこの曲を聴いた時、ミッシェル・ポルナレフの「忘れじのグローリア」を思い出しました。
ジュリーも日本語で歌った事がありますね。
レコードも持っています。
思えば、私が持っている洋楽のレコードはほとんどジュリーがカバーした曲の元歌ばかりです^^;
ジョニー・アリディやミッシェル・サルドゥーのアルバムもあります^^
「絆」「悪い予感」「ロックオペラ・ハムレット」どれも名曲ですね。

投稿: hayami | 2009年8月22日 (土) 23時24分

おぉ、まだまだ盛り上がるおフランスジュリー。
コメントどうもありがとうございます!

やっこ様

いやぁ、わかります!わかりますよ!

あの発声はジュリー最大の武器ですものね。
「この胸つつむ♪」の「この♪」とか。
ああいう歌い方はマネできません。

で、あの発声が、フランス語発音にすごく生きるんですよ~。

ヨーロッパが似合うのは、やっぱり容姿も関係しているんでしょうかねぇ。
今のジュリーでしたらアメリカもイケそうですが。

hayami様

ご伝授ありがとうございます!
早速探して聴いてみました。いい曲ですね~。

確かに「忘れじのグローリア」に似ていますね。
「忘れじ~」は、以前にJ先輩(いや、「J友」という呼称があるなら「J先輩」という呼称もあって良いだろうと笑)に教えて頂き、動画を観たことがあったのです。

2曲ともに、短調で始まり、サビが近親移調で長調に変わる、という構成の共通点があります。
「魅せられた夜」「追憶」「愛に死す」も同じ構成なんですよ。

先輩方はジュリーを通じた洋楽に詳しい方が多くて、最初はびっくりしましたが、みなさまにとってはごく自然な事なのですね。

僕もこれから頑張りますよ~。

投稿: DYNAMITE | 2009年8月23日 (日) 02時20分

ジュリー、英語は下手ですがフランス語はなかなかですね。フランスのスタッフに相当しごかれたようです。
亡き父はジュリーを嫌っていましたが、私の部屋から聞こえてくるジュリーのフランス語の発音の良さに感心し、「沢田は語学のセンスがある」と、少しだけ心証をよくしたようでした。
あの、吐息交じりというべきか、喘ぎ声というべきかよくわからない艶めかしい発声において、日本歌謡界でジュリーにかなう人はいないと思います。
"Ne Me Quitte Pas"や”Maladie d'amour"もカバーしているジュリー、"Tous Les Visages de l'amour"なども(20代の声で)歌ってほしかったです。

投稿: akatsuki | 2018年7月15日 (日) 00時36分

akatsuki様

ありがとうございます!

この記事を書いた頃、現地スタッフの厳しい指導があったなどと僕は知らなかったわけですが、ジュリーはフランス語の適性ありますよね~。
やはり「R」だと思います。フランス語のRってすごく独特で、「H」に近い感覚があって・・・つまり吐息っぽいんですよね。ジュリーはその点、持って生まれた吐息のセンスがありますから。

70年代前半、日本でもフレンチ・ポップスが流行したのだそうですね。僕はそうしたことも(ジュリーを通して)後から知りました。
これからさらに勉強していきたいと思います。

投稿: DYNAMITE | 2018年7月17日 (火) 17時40分

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