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2009年7月20日 (月)

沢田研二 「酔いどれ関係」

from『今度は、華麗な宴にどうぞ』、1978

Konndohakareina

1. ダーリング
2. 酔いどれ関係
3. ハッピー・レディー
4. 女はワルだ
5. 探偵(哀しきチェイサー)
6. ヤマトより愛をこめて
7. お嬢さんお手上げだ
8. グッバイ・マリア
9. スピリット

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大宮終わるまでは、メジャー曲&いかにもLIVEで演りそうな曲については、記事書きませんよ~。
ここ最近、マニアック、というかマイナー曲の伝授ばかりで、ごめんなさいね。

でもね。
すごく楽しいのですよ、本当にアルバムの中の何てことない収録曲で、でもその曲がすごく好きで、みたいな記事を書くというのは。

何が楽しいって、そりゃ先輩方が感想をくださるから。

僕は「伝授」なんて言うエラそうなコンセプトで色々と書いてるワケですけど、本当は、記事を書いた後に、ジュリーファンの先輩方(年下の方だって、僕にとってはほとんど先輩です)に、その楽曲にまつわる様々な事を、逆に伝授して貰ってる・・・この状況が、とてつもなく楽しいのです。

よく、御自身は音楽理論を知らないから、とか、演奏についてはよく解らないから、という理由で、当ブログに過分なお褒めの言葉を頂く事があるんですけれども。
当たり前の事ですが、音楽を聴いて楽しむ際に、理論なんて全然必要ないですよね。
だから僕は、ちょっとマニアックな視点を皆様に紹介することで、本当に僕が知りたい事、知りたかった事を、先輩方から引き出しているんじゃないか。
と、最近ようやく気がつきました。

実は「教えて」系のブログを目指していたのですね、僕は。

何かって言いますと、先日の「バタフライ革命」ですわ。
数人の先輩方から、まぁ色々な事を教わりました。てか、通称「バタレボ」って!
深すぎる、ジュリー道。

あと、「勝手にしやがれ」の演奏メンバーについても教えて頂きましたけど、皆様、何故にノンクレジットのレコード演奏者とかについても知っていらっしゃるのか・・・。
これが、ファン歴の違いというヤツでしょう。
で、今日はもう露骨に調子に乗りまして、

どなたか、知っている方がいらっしゃったら教えて!

という記事を、書きます。
アルバム「今度は、華麗な宴にどうぞ」、2曲目収録のこのナンバー。
「酔いどれ関係」、乞逆伝授!

つまり。
この曲のベーシストは、誰ですか~!

という他愛もない事なのでございます。
せっかくですので、以前から時折触れております、このナンバーでの狂乱ベースプレイについて少し書きましょう。

いや、イントロとかはごくごく普通の、8分音符ベタベタのルート弾きなんですよ。
1番の歌に入ると、サイドギターとユニゾンリズムで弾いていらっしゃいます。しかも基本やっぱりルート弾き。

「なんだかツマんないな」と言う、ベーシスト心の叫びが聞こえてくるくらい、何の変哲もない演奏だったりします。
ところが、2番のサビ導入直後。
演奏タイムで言うと、2分05秒くらいから、約10秒間に渡っての部分。
♪今夜のおまえははなから浮かれて~♪
の「浮かれて♪」辺りからです、スーパー・ベーシストの欲求不満が爆発する箇所は。

何ですか、突然のこの暴れ放題の演奏は!
コレ、楽器の聴き分けが苦手な方でも、注意して聴いて頂けたらすぐにわかります。明らかにココだけ、混沌としたフレーズが耳につくはずです。
普通の技量しか持たない人だと、こんな演奏はできません。あと、ピックでは絶対に弾けません。ベーシストさんの指、怒涛の自己主張部になってるんですね。
しかも、間奏とかでやるならまだ解りますが、ジュリーが普通にサビ歌ってる箇所ですからね。反則とも言える乱入のような演奏ですよ

この「今度は、華麗な宴にどうぞ」というアルバムは、数あるジュリーアルバムの中で、最もヴォーカルテイクを前面に押し出したミックス処理が為されていて、正直ヴォーカル以外のバック演奏は、細かいプレイが良く解らん!という仕上がりなんですけど、ミキサーさんもさすがにこのベース演奏は、見逃せなかったのでしょう。

明らかに「酔いどれ関係」のこの部分だけ、ベースのミックスレベルが上がってます!

そのくらい、周囲が「おおっ!」というプレイだったのでしょう。
おそらく、数テイク録ったトラックの内の1つ。

打ち合わせ無しで、アドリブでカマしたものと思います。根拠は、2番の10秒間しかそのフレーズが出現しないこと(じっくり練りこんだプレイだったとしたら、絶対3番でも演ってたはず)。そしてその10秒間のラスト部において、さすがに暴れ過ぎて指が膠着したのか、一瞬のスカがあり、瞬時のスライド奏法で何とか収拾をつけていること、です。

僕にとっての問題は、この絶賛すべきアドリブをカマしたベーシストさんが、一体誰だったのか、という事なんです。
ブンブン言わせる音色から考えると、後藤次利さんのような気もしますが、自信がありません。
どなたか御存知の方~!

さすがにベースだけの話だとナンですから、楽曲について。
阿久悠さんの詞、この曲もスゴイですよね。

♪ネンネのくせして、オイラのことを
  「坊や」と呼ぶなど、行き過ぎだろう♪

って、そりゃ行き過ぎでしょう。

あと、アルバム「今度は、華麗な~」は、壮大なバラードとアップテンポの潔いナンバーの組み合わせが絶妙なのですが、「酔いどれ関係」の潔さはその最たるモノで、3分に満たない演奏時間でリスナーを瞬殺、圧倒します。
「短い演奏時間で」というのは、意識して作曲したものと思います。「スピリット」「探偵」など大作バラードとの対比は、大野さんの頭にきっとあったはずです。

ミックスのレベルが大きい事もあって、ジュリー・ヴォーカルの抜けの良さも抜群。こういうのを、「隠れた名曲・名演(技術スタッフさん含む)」と言うのではないでしょうか。

さて、最後に。
僕はこのアルバムをCDで持っていて、レコードの歌詞カード形態を知らないのですが、歌詞カードの丸々1ページを使って、ジュリー自身の言葉が掲載されています。
曰く、

歌いたい
自分のために歌いたい
声が枯れるまで

死にたい
いつか舞台で死にたい
歌を枕に

今ツアー、各地あちらこちらから聞こえてくるMCの内容と合わせてみると、何とも切ない気持ちになったりもしますが、20代から還暦過ぎの現在に至るまで、「歌いたい」という圧倒的な渇望を自覚し続け、欠かすことなく毎年ツアーを敢行してきたジュリーは、間違いなく有言実行の人。

まだまだ、少しでも長く歌っていたい

という最近のジュリーの言葉を、新規ファンの一人として、改めて胸に刻む次第なのです。

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瀬戸口雅資のジュリー一撃伝授!」カテゴリの記事

コメント

一説によると、酔いどれ関係は百恵さんのプレイバックパート2へのアンサーソングといわれておりますよね。
「勝手にしやがれ」のレビューで、そこらへんをおちょくった記事を書いちゃったような記憶があります・・・(滝汗~
・・・ベースのことは全然判らないのですが曲名につられて出てきてしまいました。

DYNAMITEさまも大宮行かれるようで、お仲間ですね~。
渋谷から一ヶ月半ぶりの生歌、今から楽しみでございます。

投稿: あいら | 2009年7月20日 (月) 20時21分

あいら様

素早いコメント、ありがとうございます!

「酔いどれ関係」が「プレイバックパート2」の返し歌ですと~!

「えぇ~っ?」
と、驚愕しまして、御記事拝見いたしました。
「うわ、プレイバックは勝手の返し歌?」

これって、有名な話なの…ですか?
全然知りませんでした。気がつきませんでした。
一体何を教わってきたの…。

御記事を拝読し、感心と同時に爆笑しました~。
今から、「サムライ」の次を探す旅に出ます。

投稿: DYNAMITE | 2009年7月20日 (月) 20時48分

DYNAMITEさん こんばんは~

「今度は、華麗な宴にどうぞ。」はお気に入りの一枚なので、通勤時に聴く率高しです。
ジュリーの伸びやかな声、最高ですわ

今、レコードで確認しましたが、CDと同じです。
CD挿入のは四つ折りですが、レコードはそのままで入っています。

で、歌詞カードを開いて、左下すみに(CDだと取扱注意ですね)
プロデューサー他、CDと同じ記載です。

ギターが誰かはわかりません

「プレイバックPart2」の話は聞いたことありますよ。


投稿: みゆきママ | 2009年7月20日 (月) 21時11分

>>2分05秒くらいから、約10秒間に渡って..
ありがとうございます!!
今日はよくわかりました!
ついでに先日の伝授「幻の恋」の「転調」もわかりました~(゚▽゚*)
以前の「美しい予感」の転調がサッパリわからず、
恐怖症になってたんですが、それもガン聴きでわかりました。
わかったわかったってそれ以外の感想ないんかい!ですね。。
スミマセン。。。

「勝手に」と「プレイバック」はヒットしてた頃も話題でしたよ~
小学生の頃覚えがあります。

で。
ちらつかせてる「ガードル」というのが非常に気になるんですが、
これもロック、なのでしょうか?

投稿: シロップ。 | 2009年7月20日 (月) 21時44分

みなさま~。

お暑い中、コメントありがとうございます。
僕の文章、暑苦しくないか心配ですが…。

みゆきママ様

「今度は、華麗な~」イイですよね~。
完璧なアルバムだと思います。徹底している、とも思います。

レコードの歌詞カード…あぁ、あのCD四つ折り状態のが、開いた感じでデデ~ンと入っているのですね。
歌詞部がちょっと変わった並びですからね。

そういえば、「思いきり気障な人生」。
アレも、CDの歌詞カード形態が結構謎なのですが…。
何故、曲順があぁなってるんでしょう?

シロップ。様

うぅ…同世代のシロップ。様が御存知だったとは…負けた~(泣)。

いえね、ガードルがロックなのかどうか、以前に、僕は「酔いどれ関係」の聴こえ方が全く変わるほどの説でした、返し歌については。

ガードルチラ見せで挑発してる女性、という、ずっとそんなイメージだったのですが…。
なんですか、ドライブシートにお座りの女性のガードルが見えとる、という映像に切り替わった。
大変なことです。
やはり、幼いうちに知っておかないと、大人になってからでは噛み砕くのに苦労する事柄って、あるんですね。

と言うか。
腿まで割れてるドレスでポルシェ運転してたんか~!
さすがのオイラもタジタジです…。

投稿: DYNAMITE | 2009年7月21日 (火) 00時16分

こんばんは。
覚えていただけてありがとうございます。
忘れてなんかいませんよ~。(笑)
ちゃんと更新の度におじゃまして、熱ーいジュリー考察を読ませて戴いておりました。
もちろん斜め読みではありませんよ。(笑)
今回も、又々大好きな曲ですねぇ。
ベーシストですかぁ?
はっきりした事は言えませんが、この頃は井上バンドがアルバムも演奏する事が多く、そうすると、サリーから代わった『佐々木隆典』さんではないかと。
でも、曲によっては外部の人の場合もあるし。
因みに、「いくつかの場面」では、『外は吹雪』、『人待ち顔』、『流転』、『いくつかの場面』を演奏しています。
聴き比べしてみて下さいね。

当時、サリーはピック専門でしたが、佐々木隆典は指専門でした。

投稿: choco-j | 2009年7月21日 (火) 03時45分

choco-j様、いらっしゃいませ~。

コメントありがとうございます!
そうですね!
佐々木さんの可能性は高いです。

同じ短調のアップテンポという事で、「外は吹雪」をガン聴きしてみました。
やはり、「酔いどれ関係」Aメロ同様、サイドギターと同じリズムでリフっぽく弾いておられます。
あと、井上バンドの「スコッチ刑事のテーマ」を聴きますと、結構似たようなフレーズが…。

「酔いどれ関係」のベース、佐々木さんのような気がしてきました~。

しかしこの曲、意外に皆様の人気が高くて驚きましたよ~。
相当マニアックなお題に行ったつもりだったんですけどねぇ。

負けじとここは、次回もっとマニアックと思われる楽曲をば…(なんか、方向間違ってるかな?)。

投稿: DYNAMITE | 2009年7月21日 (火) 21時28分

DYNAMITEさん
音楽的なことは一切分かりませんが…「酔いどれ関係」はお気に入りの曲です。
「お嬢さんお手上げだ」「キューバな女」
「ママ…」なんてツボなんですが…
ママと言って似合う男の人って…
大宮、安城と続きますが、女性に囲まれたいてまえTシャツを探せばいいのですね…
友人が百恵ちゃんファンで、アルバム曲を歌ってくれます。
ジュリーとの掛け合いソング…楽しいですね。プレイバックパートⅠはアルバム曲なんですね。
ヒットしたのはパートⅡ

投稿: まめっち | 2009年7月21日 (火) 23時24分

まめっち様、いらっしゃいませ。

そうですね、あの曲を「プレイバック」と略してはいけませんでした。
「パート2」ですよね。

いえ、大宮ですが、囲まれてはいませんよ~。
おそらく男2人で徘徊しております。
相方が強そうな奴ですので、中和するために「ロックミージジィ・ヴァージョン」で大胆に参ろうかと思ってます。

2階ですから、ジュリーからは見えません。
ただ、会場の中では目立つかも。
見つけたら、お声をかけてくださいませ~。

投稿: DYNAMITE | 2009年7月22日 (水) 20時15分

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