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2009年3月 8日 (日)

沢田研二 「遠い旅」

「JULIE SINGLE COLLECTION BOX ~Polydor Yeas」収録
original released on 1974 シングル「恋は邪魔もの」B面

ちょっと冷静になって考えてみますと。
夏のツアー開始までは、まだ3ケ月もあるのでした。
そう言えば、ちょうど今が、ジュリー祭りから3ケ月経ったくらいかぁ。
これから、この期間と同じ長さの日々を過ごさねば、渋谷の開幕戦はやってまいりません。
まだまだ、長い先の話なんですね。

というのも。
僕も年齢を重ねるに連れて、特にここ数年というのは、時間のたつのがグングン加速していく感じを味わっておったのですが。
いきなり時間の流れが遅くなった。
12月3日から現在までの3ケ月は、とにかく長かったんだよなぁ。
一日に3枚くらい、ジュリーの未聴アルバムをまとめて聴いたりとか、自分にそんな貪欲なパワーが残っていたのか!・・・と我ながら呆れるほどの集中力が出てまいりまして、日々の密度が濃かった・・・それが、時間がゆっくり過ぎるようになった一番の要因ではあります。
でも、それともうひとつ。

いかなネット上でのおつき合いとは言えど、こんな短期間で、それまで全く知らなかった方々と次々に言葉を交わすようになった事。しかもハンパな人数ではありません。
人生においてこんな経験、小中高や大学の入学とか、就職だとか、それくらいなもんでしょう、普通は。
「ゆったりとした時間を生きる=若返り」の良薬は、それまで見知らぬ、気の合う人達との新たな出会い・・・なのかぁ。
道理でジュリーファンの先輩方が若いワケですわ。

で、自分が実年齢として若い頃、何をしてた、何を考えてた、とかいう事を最近リアルに思い出します。
ジュリーの楽曲のせいなのです。
具体的に自分の経験と重なるわけでもないし、どちらかと言えば淡々とした悲しい曲なのに、何故か生き生きと、ここまで歩いてきた自分の道のりを甦らせてくれる曲。
・・・最近購入した「シングルコレクション」(3万円)で初めて聴いたシングルB面のレコーディングテイク数10曲は本当に傑作揃いなのですが、その中で、他を圧倒して、特別に好きになった曲です。
「遠い旅」、伝授!

シチュエーションとしては、生まれ育った町を捨て大きな夢を抱いて旅立った若い男女二人に降りかかる、小さくも切ない挫折を描いた物語。
視点は一応男子側にありますが、非常に客観的な詞で、激しい感情の露出は全く書かれていません。

「小さな肩が震える」
「おまえの顔が曇る」

歌い手(=ジュリー)の目に映る、連れの女子のちょっとした仕草や表情に、夢と現実の違いを見てとった主人公の男子の心は、次第に、捨ててきた故郷の町へと馳せていきます。
彼女と一緒にいて、ただ楽しかった日々。その想い出が望郷の思いとリンクしていくのです。
作詞は安井かずみさん。最後の最後に

「戻る方がいい」

と、言い切ってしまう客観性は、ZUZU最大の持ち味かと思うのです。
ZUZUこと安井さんは、別れの歌を書いてもどこかウキウキとした感じをも出してしまう素晴らしい詩人ですが、この「遠い旅」では、突き放した観点から、特に別れのシーンを描くでもなく、ここまで切ない詞をほんの一瞬の男子の心の動きだけで表現しきってしまうという。
う~ん、語り過ぎ?
余計な言葉がそぎ落とされて成立してる詞を、わざわざ説明するってのも、善し悪しですかねぇ。

作曲は、井上尭之さんです。これも素晴らしい
メロディーの美しさは、僕の大好きな「美しい予感」にも匹敵するほどで、アコギのアルペジオを主体に、ベース音がキレイにクリシェしたり跳ね飛んだりする作りも、2曲に共通する尭之さん独特のセンスです。
サビ部、ニ長調からト長調への移行という、ちょっと普通ではやらない転調があるのですが、流れは全く自然で違和感が無く、しかもアッという間に元調に戻って見事にAメロに着地します。
尭之さんのアルペジオを包むように、歌い出し部分からベース、ドラムス、オルガンが絡んできます。

みなさん職人芸でいて尚且つ愛情あふれる演奏ですが、特にオルガンは隠れた熱演。これまた素晴らしい!

で、ジュリーのヴォーカルが。
高いんだこれが。常々思っている事とは言え、70年代のジュリーの高音の抜け方は、神!
オマケのコード譜、「アルペジオでベースラインが弾きやすいように」と理由をつけて、オリジナルDのところをカポタスト2フレットのCで起こしていますが、実は、これはねぇ。
自分で弾き語る時は、カポタストつけないんです!

だって、高過ぎて声ひっくり返るんだもん、「たぁびの~♪」の「の」が。

さて、伝授したは良いけれど、みなさまに「3万円払ってシングルコレ買いなさい」とまではさすがに言い辛い。
そこで。
DVD「1999年正月コンサート」、コレです!
ちょっと変ですよ、この時のセットリスト。「遠い旅」の他では、「ママとドキドキ」とか、アンコールで「夜の河を渡る前に」とか。

これらの曲が好きな人にはタマらんでしょうが、地味と言えば地味。まぁ、僕は当然タマらん派です。
あと、MCで延々とタイガース(阪神の方)の話をしてます。
ノーカットで収録したDVDスタッフの方々に、惜しみない拍手を送りた~い!

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瀬戸口雅資のジュリー一撃伝授!」カテゴリの記事

コメント

ちょうど3ヶ月前に、ドーム・レポのお礼を書き込ませていただいた者です。
あれ以来コチラ様に日参して楽しませていただいてます。
いつも素敵な記事を有り難うございます。

今回は「遠い旅」の記事でしたので、思わずまた出て来てしまいました。
これは大好きな曲なんです!!!
この曲に注目されるとは・・・さすがですね。
「美しい予感」も大好きですが、ジュリーのみが現すことの出来る、この曲の持つ切なさと気怠さが当時20歳ちょうどだったワタクシめの心を揺さぶり・・・今でもこれを聴く度にちょっと胸キュンになってしまいます。

瀬戸口さまの専門的解説は、いつもながら勉強になります。ありがとうございます。

夏から始まるツアーは例年より数が増えているような気がしますが、今やチケット入手が難しいジュリー人気。
CCレモンのスタートに参加出来ることを願っています。

投稿: obasan | 2009年3月 8日 (日) 14時44分

obasan様、お久しぶりです。コメントどうもありがとうございます!

・・・って、ハンドルネームが非常に呼びかけ辛い・・・。何か、大変失礼のような・・・。
次回からonesanに改名して頂けると助かります~。
最近ようやく、ジュリーファンの先輩方に対しては「お姉さん」と呼ぶのが正しい、という事を学びましたです。

ドームレポにコメント頂いた事は、もちろん覚えております。
コメントで「ほとんどの曲を知っていた」というお話をうかがって、「自分も頑張って少しでも近づかなくては!」と決意したのです。

あの頃はまだアクセスが日に10件有るか無いかという状態で、それでも何人かのジュリーファンの方がこんなブログを見つけてくださった事だけで、すごく感動していましたね・・・。
どうやってこの場所に辿り着いたのでしょう?
当時は「ジュリー祭り」で検索しても、そう簡単には見つからなかった筈なのですが・・・。

「遠い旅」ヴォーカルでのジュリーの表現力は本当に素晴らしいですね。
実は、ブログを通じてお知り合いになった方々の中に、お二人、この曲が大好きという方がいらっしゃるのです。
お二人とも、この曲を聴くと昔の切ない思い出や、懐かしい風景などを思い出されるそうですよ。
僕だけの感覚ではなく、みなさんそうなのですね。
共感できる方々が増え、とても嬉しく思います。

その中のお一人の方の御好意で、無事に近場のチケットがとれそうです。
夏のコンサートも、またしっかりレポートしたいと思っております。
引き続き、よろしくお願いいたします~。

投稿: 瀬戸口雅資 | 2009年3月 8日 (日) 20時33分

DYNAMITEさま~~♪
「遠い旅」の伝授、ありがとうございます。
この歌も(←「も」強調)大好きです 

で、で、今が最高の「モテモテ期」ですか
ジュリーファンの「おね--さん」達のアイドル?
いえいえ、伝授者でいらっしゃいました~♪

顔が見えないネットの世界、恐いこともありますが、お顔も知らない方々との♪素敵な出会い♪も、確かにありますよね。

ジュリーの声は高いんです。音域も広いんです。
女性が唄うのは結構しんどいです。(私だけ?)
伸びやかで、のばした時の母音もぶれないんです。あのお声は最高です!

夏のツアーまで3か月以上、ライブを楽しみに頑張りましょうか~♪

投稿: みゆきママ | 2009年3月 8日 (日) 22時09分

伝授ありがとうございます!

今の時代でも 十分胸きゅん曲ベスト


この曲の色は やっぱり 青かなぁ。

投稿: しゃん | 2009年3月 8日 (日) 22時18分

みなさま、過分なコメントどうもありがとうございます!

みゆきママ様

この曲、先輩方に人気あるんですね!
当たり前ですか~、ここまでジュリーに高音出されたら。

モテているのは、僕ではなくジュリーなのでございます。
「若い」とか「モテモテ」とか、決して自分で勘違いしないよう、日々戒めているのです。

ですので。
「何だ、大した奴じゃないじゃん」という事実を知って頂くため、今夏ツアーでは、できる限り多くの皆様にご挨拶できますよう、頑張ってスケジュール組んでおりますです。
こんな贅沢参戦は、今年限り。
来年からは少し自重しないと…とは思っておりますが果たして・・・。

しゃん様

いてまえ隊から観て、1999正月コンサート、どうですか~!

初っ端のカズさんの神業は!どう?!
シールドに足ひっかけたジュリーを、リードギター弾きながら(!)救い出す、という。

このステージは、下山さんも結構…動きまくってますね。

「遠い旅」がみなさん大好きな曲、という事がわかり、嬉しい限りです。

しかし、ジュリーのシングルB面曲はレベル高い・・・。
Bコレ再発はあるのかなぁ。

投稿: 瀬戸口雅資 | 2009年3月 9日 (月) 00時01分

遠い旅が好まれるのは青春を感じさせるからかしら・・・
今の若者にはわからないかもしれないけれど、若い二人が親元を離れ二人だけで旅立つって憧れでもあり、不安でもあったのよね。
それをジュリーの甘い声がすごく良く現している。
駆け落ちソングですか?
同棲時代とか・・・そんな時代だったんですね。
因みに私どちらも経験済み・・・果てが今の旦那です。
いえ、今も昔も旦那一人ですが・・・

投稿: まめっち | 2009年3月 9日 (月) 06時13分

瀬戸口 様

・・・ではoba・・・という事で。
呼称を付けやすいでしょう??オーバさんみたいですし・・。
多くのジュリーファンの一人・・・という感じでコソッと書き込ませていただいたので「オバサン」ですよ~という主張でした。

あの時は確かGoogle検索で「ジュリー」の5、6ページ目で出会いました。
従来のオバサン・ファンでなく、専門家とか大学の先生とか、そう言う方達のご意見感想を求めて、かなり頑張って検索をしていました。
こちら様のように、熱くって愛があって楽しい、素敵なブログに巡り会えて良かったです~~。
これからもヨロシクお願いいたします。m(_ _)m
(あ・・それから・・「夏が行く」も大好きです!!!)

投稿: oba | 2009年3月 9日 (月) 16時35分

うわ~人気あるなぁ、「遠い旅」。

コメントありがとうございます。

まめっち様

そう、確かに「家を出る」のがそんな簡単な時代ではなかったのでしょうねぇ。
僕の世代でさえも、まだまだその感覚はありましたから、さらに前の世代でしたら余計に。

家を飛び出す=非日常=旅立ち

ですか。
逆に言えば「帰ろう」と言うのもそんな簡単な事ではなかったという…。
なるほど。
この曲のポイントが新たに解ってきました~。
ありがとうございます!

今回のツアーでこの曲は・・・ちょっとナイでしょうねぇ。
「遠い旅」ではなく「遠い夏」を演りそうな気がいたします・・・。
ま、そちらも好きな曲なんですけど。

oba様~

あんまり変わってない~(笑)。
オーバ、と伸ばすのがポイントですか。

google、そんな早いページ数で出ました?
自分で試しに検索かけた時は、あまりにもヒットせずあきらめたりしてましたが・・・。

お名前は忘れてしまいましたが、教授のレポ、ありましたねぇ。
色気のある、愛情のこもった素晴らしいレポでしたが、楽曲知識は当事の僕とドッコイくらいでしたね(爆)。
きっとその後、猛勉強されていますよ~。

「時計/夏がいく」は、今ツアーのセットリストには入っている、と勝手に決めこんでいます。
あと3ケ月・・・その間に、ゴリラダンスと猫パンチに磨きをかけて臨みたいと思います。

またいらしてくださいね~。

投稿: 瀬戸口雅資 | 2009年3月 9日 (月) 21時40分

こんばんは~。

「聴きかえすたびに新しい発見があるだろう」
どの伝授かはわからないんですが
ジュリ勉ノート(!)にメモしてあります、部長!

今回伝授は
すぐ聴いてみました。
ライブの方ですが。

すみません、いきなりスキとは
なってません。
ただ そんな曲も
聴いていくうちに、全然違う気持ちで
聴いてることがあるんですよねぇ。
「ママとドキドキ」と共に
繰り返し聴いていきたいと思います。

投稿: シロップ。 | 2009年3月 9日 (月) 22時13分

シロップ。様~

そんなとこメモらんでも・・・(汗)。

それはズバリ、「クロックマダム」CDを購入して1,2回聴いた段階で東京ドームのレポに加筆した際の文章です。
そんなエラそうな事を書きながら、同時にコソコソと「花束」を「花々」に書きかえていた次第でございます。

「遠い旅」は、LIVE先よりはレコードヴァージョン先の方がイイです。
レコードヴァージョンを覚えてからLIVEで聴くと、それまでとは全く違って聴こえると思いますよ。
とにかく70年代のジュリーの高音の美しさは桁違いなのです。

でも、1999正月コンサートでは、キーを下げたりせず、原曲と同じ調で歌っていますよ。
そこが生涯現役・ジュリーの偉いトコです。

「ママとドキドキ」については、相互リンクさせて頂いているkeinatumeg様のブログに、楽しい記事がありますよ。
是非チェックしてみてください~。

投稿: 瀬戸口雅資 | 2009年3月 9日 (月) 22時51分

【優しい】ということの素晴らしさ
…それこそが、安井かずみ作品群の真髄だと思います。加藤和彦さんと結婚後の共作アルバム,にも感じられる要素です。
御自身の価値観や彼女の好む男性観、がジュリーへの歌詞にも投影されています。この曲も、そのひとつでしょう。
「戻る方がいい」…そう言える若い男の優しさは、[相手を思いやる強さ]を持ちえるが故に、強引なオトコラシサに勝る!。〜僕はそんなふうに読み取ります。阿久悠さんがジュリーを借りて描写した世界観、とは対照的ですネ。

沢田研二初期の曲を、山上路夫さんの詞と安井かずみ作詞とを読み比べてみたことがあるのですが
…山上作品は、1度聴けば誰にも解るような言葉配列。
ZUZUの詞は、倒置法・語の省略・句の並び変え,などを駆使しているので、曲を聴かずに目で読むだけでも味わい深い程に,文学的な度合が高い!〜ということですねぇ。。

投稿: 鉛筆 | 2009年3月10日 (火) 02時50分

鉛筆様、いらっしゃいませ~。

解ります!
ZUZUの武器は、あの倒置法ですよね。
アレにいつもヤラれてしまいます。

同じB面曲ですが、「淋しい想い出」の

とっておいた手紙を、あの海に捨てるなら♪

これを、サビの最後の部分で言うのが・・・
タマらんのです!

「遠い旅」も、主人公の行動や思考の順序と、
歌詞の順序が違うというのが、イイですよね。

一方、山上さんの詞は、整然とした言葉の順序で。
この2大作詞家がガチンコ勝負するのが、アルバム「JULIEⅥ」の見せ場だったりするんですよね。

「朝焼けへの道」VS「夕映えの海」
「悲しき船乗り」VS「気になるお前」
「船はインドへ」VS「ララバイ・フォー・ユー」

何年たっても勝負つきませんて~。

投稿: 瀬戸口雅資 | 2009年3月10日 (火) 22時14分

[御記事あんじょうやりや]投稿欄でのブルーノートについて御教授、ありがとうございましたぁ。

『淋しい想い出』はB面曲で最も我が心にしみている歌です。
ZUZU作詞[♪私の城下町]と通ずる心象を感じますしね、唄うと判ります。
コード進行を耳コピした曲のひとつです。それと,もう1つはアルバム収録曲の
♪『絹の部屋』。
アコギでの弾き語り、若い頃には僕もやっていたんです。バンドを組んで唄ったのは,
♪『気になるお前』…エレキ素人でも演り易いでしょ、あの編曲は。

唄う目的でジュリー作品を選ぶ場合の留意点は二つ。

①:自分の高音域で収まる曲。…僕は[G音]が勢いっぱいで【F#音】なら無難です。大野克夫作品は最高音が「F#」なので嬉しい。

②:詞の内容を吟味すべきである。…己が、ジュリーのような色男,ではない現実を自覚して選曲して唄わないとねぇ、恥ずかしくなっちゃうんですよね自分の気持が,だんだんと。
『絹の部屋』が僕の選ぶ,ジュリーソング・トップワンです。詞も曲も「粋」でしょ、おしゃれ〜。
でも、いっ般人の自分がこの姿で唄って,様に成る世界観の詞じゃないっすからね。

♪『淋しい想い出』が丁度いいかなぁ、ってことですぅ。

では、またの機会に。

投稿: 鉛筆 | 2009年4月 6日 (月) 01時20分

瀬戸口様が『遠い旅』を題材としてお選びになったこと,および感性に敬服と共感を致します。


【安井かずみ】
【及川恒平】

…この二人の文学的才能を,僕の美意識を以って称賛しております。

それらの思いは、下の済み投稿に込められています。。。

投稿: 鉛筆 | 2009年4月 6日 (月) 02時02分

鉛筆様、いらっしゃいませ~。

僕はひょっとしたら、すごい大先輩と話しているのでは…と、そんな気がしてまいりました。

自分はまだ、情熱だけの域を出ていないジュリーファンです。
失礼がありましたらひらにご容赦を…。

今回のコメントですごく共感…それは、及川さんについて。
ジュリーの歴代作詞陣の中で、僕にとって及川さんは、男性作家さんのナンバーワンです。

でも、伝授するのは、非常に難しい。
政治的な話をしなければならないからです。

外は吹雪=山荘
人待ち顔=アジト代わりの部室
U.F.O.=シュプレヒコール

いずれも、僕の勝手なイメージなのですが…。

アルバム「いくつかの場面」は、及川さんの詞以外の楽曲も、なんかそういうイメージで聴いてしまうのです。
おトキさんの2曲は言う間でもないですが、「燃えつきた二人」にもそんなイメージがあります。
本当は、そんな考察はナンセンスだとも思いますけど。

僕は、一応頑張ればAまで声は出ますが、あくまでも一瞬の事です。
ジュリーのヴォーカルは、EからGのあたりを連続でうろつきますからねぇ。

「淋しい想い出」は、僕にとっても大切な曲となりましたが、まだ、キチンと原調でのコードは採譜していないのです。
自分の歌いやすいキーで、勝手に弾き語っておりますです…。

投稿: 瀬戸口雅資 | 2009年4月 6日 (月) 23時39分

DYさんの後追いファン(笑)としては、今頃コメントを入れてます。

DYさんは、僕とツボが似てるのですね。
大好きな曲なのですが、歌うには超がつくほど難しくて、6/7のセトリには入りようがなかったです(^^;

この頃はまだ独身でして、自室でレコードをかけて、ウイスキーロックを飲みながら、一緒に唄ってましたね。

当時の彼女とあてもなく電車に乗って、適当に降りて見物したり、行き当たりばったりで、宿を見つけて、
なんて事をした時に、この曲を口ずさんでいたりしました。

ちなみにこの元カノ、6/7も来てましたよ(笑)。
家内公認の元カノなのです(^O^)。

サビからAメロに戻るところが難しいけど好きで、グラス片手に目をつぶって唄ってました。

この書き込み、はたして読んでいただけるのでしょうか?(^0^))

投稿: YOU | 2014年8月27日 (水) 16時13分

YOU様

ありがとうございます!

「家内公認の元カノ」が問題なく成立するのは、YOUさんご夫妻の人柄でしょうね~。

本格的にジュリー堕ちして数ヶ月後、大枚はたいて購入したポリドールのシングル・コレクション…ジュリー・シングルのB面曲のレベルの高さには本当に驚いたものです。その中でも「遠い旅」は1、2を争うほどに好きな曲です。

仰る通り、ジュリーのようには歌えませんよね。本当に難しい…サビの転調後、急に音域が上がって。僕はこの曲を自分で弾き語る時は1音下げのCで歌っていますが、それでも高い!
でも、YOUさんなら歌えそうな気がしますけどね~。

別記事のコメントで教えてくださったかたがいるのですが、「遠い旅」作曲者の井上堯之さんが先日のLIVEでこの曲を弾き語ってくれたのだそうです。これほどの名曲ですから、堯之さんも特別な思いがあるのでしょうね。

さてYOU様…僕はピー先生のツアーが終わりましたら6・7の記事を書きますので、今から覚悟しておいて下さい(笑)。

投稿: DYNAMITE | 2014年8月28日 (木) 09時29分

DY様

ジュリーの歌はキー的には問題ないのですが、展開が難しくて、特にバラードは音程を保つのに、不安を感じますね(笑)。

堯之さんは僕も好きで、ソロアルバムを出した時は、レコード店を選んで買いに行ったものです。
レコードも丁寧に扱いました。

レポですね。京子さんもとても楽しみにしています。
ご本人曰く、あのライヴは子供を一人出産したと同じくらいの出来事だったそうです(笑)。

このページには、他の方がもう訪れないと思うので、内緒話をします。
週明けに告知しますが、9/6(土)18:00~9/7(日)18:00の24時間限定で、あのトークをYouTubeにアップしますので、乞うご期待!

投稿: YOU | 2014年8月29日 (金) 11時56分

YOU様

> ジュリーの歌はキー的には問題ない

そ、そうなんですか…それは凄い。
恥ずかしながら僕には(特に70-80年代の曲は)キーが高くて高くて。
でも言われてみますとYOU様は6・7で、キーの高い曲を問題なく歌っていらっしゃいましたからね~。

> 24時間限定で、あのトークをYouTubeにアップします

えっ大丈夫なんですか?
僕のブログ、これでも1日1000アクセスくらい頂いているんですよ(汗)。新たにコメントが入った記事は、目を通していらっしゃるかたも多いと思います。
まぁYOU様のことですから、あのお方への許諾含めて、万事とりはからっていらっしゃるのでしょうね。
僕も、再度あの奇跡的な時間を振り返られることは本当に楽しみです!

投稿: DYNAMITE | 2014年8月29日 (金) 13時18分

この年のone step festival のCDが出るんですねぇ!

投稿: クリングル | 2019年2月21日 (木) 21時19分

クリングル様

情報ありがとうございます!
各店舗で予約が始まっているのですね。いやぁ、バタバタしていてまったく知りませんでした。嬉しい情報です。

「沢田研二&井上堯之バンド」名義の単体CDリリース・・・ここはファン一同で売行を伸ばし、なんとかその後のRock'n Tour各タイトルCD化にも繋げたいものです。

投稿: DYNAMITE | 2019年2月22日 (金) 09時07分

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