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2008年8月26日 (火)

バッドフィンガー 「デイ・アフター・デイ」

(2009年10月1日註:若き日のジュリーがこの曲をカバーしていた事を、先日初めて知りました。遅ればせながら、カテゴリーをジュリー系に移行いたします。ジュリー・カテゴリーになると、何が変わるのか・・・文字が大きくなって改行が増え、目に優しくなります~)


昨夜の伝授で少しだけ触れた、バッドフィンガー。今回はこ奴等にご登場願いましょう。アルバム「ストレート・アップ」収録の代表曲「デイ・アフター・デイ」、伝授!

このアルバム、何と言っても特筆すべきは、プロデューサーがジョージ・ハリスンとトッド・ラングレン、の2枚看板であるという事だ。
と言っても2人の共同作業ではなく、ジョージが制作途中で力尽きて投げ出してしまった(多分ね)後、トッドが救いの神よろしくポップ洪水アルバムへと纏め上げた、という状況。

ジョージの仕事は鬼気迫る入魂ぶりで、まぁジョンやポール、ひいては世間に対する見栄とかもあったんだろうが、とにかく妥協せず、自分のプロデュース能力以上の、遥か高みを目指したもの。
弟分のバッドフィンガーは文句を言うワケにもいかず、必死にジョージの描く青写真についていこうとするものの、遂に両者電池切れとなる。その辺りの格闘・苦闘状況は、ボーナストラックであるアルバム収録曲の別テイクを聴けば良く解る。
それだけに、最終的に生き残ったジョージプロデュースの4曲は、いずれも難産の末に産み落とされた名曲であり、中でも、シングルにもなった「デイ・アフター・デイ」は、バッドフィンガーの代表曲のひとつとして世間に認知されるに至った。

アルバムのラストを飾る「イッツ・オーバー」にしてもそうだが、ちょっとサイケの匂いがするのがオイシイ。良質のメロディーとひねったアレンジを擁する、ねじれポップ。

「デイ・アフター・デイ」では、ジョージ渾身のスライドギターも炸裂する。
この人、他人の楽曲に参加した時の方が、自分の楽曲よりも生き生きとした音色を奏でるのは一体どういう事だろうか。
推察するに、要は練習の賜物なのだろうと思う。多分彼、自分のアルバムのリードギターについては、ほとんど練習せずにレコーディングに臨んでいる。が、「あのジョージ・ハリスンが遂にギターを弾く」などという状況を迎えた「デイ・アフター・デイ」リードギター録音の際には、必死でフレーズ組み立てて、ちゃんと前日自宅で何回も練習して、いざ本番のスタジオでは「こんな感じでどうだい?」みたいに適当・余裕のふりをして演奏し、最敬礼とかされてたんだろうなぁ、目に浮かぶわ。
考え過ぎかな?

てな事で、そんなジョージとバッドフィンガーの丁々発止を感じとりたいならば、ボーナス付きのCDを買うのが良いでしょう。
話がジョージに偏りましたが、このアルバムをポップ魂あふれる名盤たらしめたのは、どっちかってぇとトッド・ラングレンの功績です。
そこはお忘れなきよう。

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ジュリーがカバーした洋楽を知ろう!」カテゴリの記事

コメント

「♪every day my mind〜」で始まりだったかなぁ。もう1曲、ポップなヒットした曲があったような。懐かしい曲ですね。私も、年月だけは古参のジュリーファンですが、いつ頃唄ってたんでしょうか。他のカヴァーとは違った感じですよね。聞きたかったなあで、トッド様が関わってたのですか?PCでチェックしてみますわ。昔なら、ミュージックライフや音楽専科でチェックしてたところです。レスは気になさらないでくださいね。大ラス渋谷も待っております。今日はいっぱい読ませていただきました幸せそして、ご結婚おめでとうございます。健康一番、いっぱい喧嘩して、いっぱい笑っていろいろありますが、家族を楽しんでください
(^^)/▽☆▽\(^^)

投稿: コツコツ | 2010年2月 6日 (土) 22時01分

コツコツ様

すすすすみません!

たまたま執筆中のお題でこの曲の記事のリンクを貼ろうとして、頂いていたコメントに気がつきました!
お返事が大変大変遅くなり申し訳ございません・・・。

僕もプレプレでご挨拶させて頂いた黄身様に教わるまでまったく知らなかったのですが、ジュリーは1971年頃に歌っていたそうですよ。
ほぼタイムリーにこの名曲を採り上げていたようですね~。

投稿: DYNAMITE | 2011年5月18日 (水) 12時23分

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